JPH06128125A - 養毛料 - Google Patents

養毛料

Info

Publication number
JPH06128125A
JPH06128125A JP4275977A JP27597792A JPH06128125A JP H06128125 A JPH06128125 A JP H06128125A JP 4275977 A JP4275977 A JP 4275977A JP 27597792 A JP27597792 A JP 27597792A JP H06128125 A JPH06128125 A JP H06128125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
extract
hair nourishing
mixed
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4275977A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Takahashi
稔 高橋
Chiharu Koide
千春 小出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kose Corp filed Critical Kose Corp
Priority to JP4275977A priority Critical patent/JPH06128125A/ja
Publication of JPH06128125A publication Critical patent/JPH06128125A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 次の成分A及びB A.アスパラガス抽出物 B.(a)ホルモン類、(b)ビタミン類、(c)細胞
賦活剤、(d)核酸類、(e)消炎剤、(f)ムコ多糖
類、(g)殺菌剤並びに(h)活性酸素除去剤及び/又
は抗酸化剤から選ばれる一種又は二種以上を必須成分と
して含有することを特徴とする養毛料。 【効果】 本発明の養毛料は、頭髪、頭皮の機能を亢進
し、正常化する作用を有し、優れた脱毛防止、養毛・育
毛効果を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アスパラガス抽出物と
特定の物質を含有し、頭髪・頭皮機能の亢進と正常化を
もたらす、養毛・育毛効果に優れた養毛料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来種々の養毛料が禿頭、薄毛、フケ、
脂漏などの生理学的諸症状の予防や治療に用いられてき
ている。これら養毛料には、頭皮の血行促進、脂質分泌
抑制、毛母細胞の活性化等種々の効果を有する各種薬剤
が配合されているが、今までのところこれら薬剤は十分
な効果を有するとはいえなかった。
【0003】最近、養毛剤の成分として、効果及び安全
性の面から生薬等の植物抽出物が注目されてきており、
その中でもアスパラガス抽出物が養毛剤として提案され
ている(特開平3−86809号公報)。しかし、この
アスパラガス抽出物も従来のものと比べると養毛効果は
優れているものの、未だ満足のいく十分な養毛効果を発
揮するには至っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、安全性が高
く、より養毛・育毛効果に優れた養毛料の開発が望まれ
ていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは斯る実情に
鑑み、鋭意研究を行った結果、アスパラガス抽出物に特
定の物質を組合せると、アスパラガス抽出物の養毛・育
毛効果が著しく増大することを見出し、本発明を完成し
た。
【0006】すなわち、本発明は、次の成分A及びB A.アスパラガス抽出物 B.下記(a)〜(h) (a)ホルモン類、(b)ビタミン類、(c)細胞賦活
剤、(d)核酸類、(e)消炎剤、(f)ムコ多糖類、
(g)殺菌剤、(h)活性酸素除去剤及び/又は抗酸化
剤から選ばれる一種又は二種以上、を必須成分として含
有することを特徴とする養毛料を提供するものである。
【0007】本発明の養毛料に用いるA成分のアスパラ
ガス抽出物とは、アスパラガス(Asparagus
officinalis L.)の茎、根茎、葉、花な
どから抽出して得られるものであり、その調製法は特に
限定されないが、例えば種々の適当な溶媒を用いて室温
〜加温下で抽出される。抽出溶媒としては、例えば水;
メチルアルコール、エチルアルコール等の低級一価アル
コール;グリセリン、プロピレングリコール、1,3−
ブチレングリコール等の液状多価アルコール;酢酸エチ
ル等の低級アルキルエステル;ベンゼン、ヘキサン等の
炭化水素;ジエチルエーテル等のエーテルなどの一種又
は二種以上を用いることができる。特に水、エチルアル
コール、グリセリン、1,3−ブチレングリコールの一
種又は二種以上の混合溶媒が好ましい。また抽出条件と
しては、アスパラガスに対し容量比で1〜1000倍
量、特に5〜100倍量の溶媒を用い、4℃以上、特に
15〜30℃の温度で1時間以上、特に1〜3日間行う
のが好ましい。
【0008】以上のような条件で得られるアスパラガス
抽出物は、抽出された溶液のまま用いても良いが、更に
必要により濃縮、ろ過等の処理をしたものを用いること
ができる。
【0009】本発明の養毛料におけるアスパラガス抽出
物の配合量は、乾燥固形分に換算して0.0001〜1
0.0重量%(以下、単に「%」で示す)が好ましく、
特に0.01〜5.0%の範囲が好ましい。含有量が
0.0001%未満であると効果が十分発揮されず、1
0.0%を超えても、それ以上の効果の増大は見られな
い。
【0010】また、B成分の一つのホルモン類(a)と
しては、エチニルエストラジオール、17β−エストラ
ジオール、エストリオール、エストロン、酢酸シプロテ
ロン、プロゲステロン、コルチコステロン、ハイドロコ
ーチゾン、アンドロステンジオン、4−アンドロステン
−3−オン−17β−カルボン酸などが挙げられ、その
うち、特にエチニルエストラジオール及び17β−エス
トラジオールが好ましい。これらホルモン類(a)は、
単独で、又は二種以上組合わせて使用することができ
る。
【0011】ホルモン類(a)の本発明養毛料中の含有
量は、一般には0.00001〜0.1%、好ましくは
0.0001〜0.01%である。ホルモン類の含有量
が0.00001%より少ない場合は、十分な効果が得
られないことがあり、また、0.1%を超えて配合して
もそれ以上の効果の増大は見られない。
【0012】また、ビタミン類(b)としては、レチノ
ール、レチナール、ビタミンA1 酸などのビタミンA類
及びそれらの誘導体;チアミンなどのビタミンB1 類及
びそれらの誘導体;リボフラビン、フラビンモノヌクレ
オチド、フラビンアデニンジヌクレオチドなどのビタミ
ンB2 類及びそれらの誘導体;ピリドキシン、ピリドキ
サール、ピリドキサミンなどのビタミンB6 類及びそれ
らの誘導体;シアノコバラミン、メチルコバラミンなど
のビタミンB12類及びそれらの誘導体;パントテニルア
ルコール、パントテン酸、パンテチンなどのパントテン
酸及びそれらの誘導体;ビオチンなどのビオチン類及び
それらの誘導体;アスコルビン酸などのビタミンC類及
びそれらの誘導体;エルゴカルシフェロール、コレカル
シフェロール、ジヒドロタキステロールなどのビタミン
D類及びそれらの誘導体;トコフェロールなどのビタミ
ンE類及びそれらの誘導体;ニコチン酸及びそれらの誘
導体;ユビキノン類及びそれらの誘導体;プテロイルグ
ルタミン酸などの葉酸及びそれらの誘導体等が挙げられ
る。このうち好ましいものとしては、ビタミンA類及び
それらの誘導体、パントテン酸及びそれらの誘導体、ビ
タミンE類及びそれらの誘導体、ニコチン酸及びそれら
の誘導体等が挙げられる。これらビタミン類(b)は、
単独で、又は二種以上組合わせて使用することができ
る。
【0013】これらビタミン類(b)の本発明養毛料中
の含有量は、一般には0.0001〜5%、好ましくは
0.001〜3%である。ビタミン類の含有量が0.0
001%より少ない場合は、十分な効果が得られないこ
とがあり、また5%を超えて配合してもそれ以上の効果
の増大は見られない。
【0014】細胞賦活剤(c)としては、牛血清除蛋白
抽出物、牛及び豚由来の脾臓抽出物、牛及び人由来の胎
盤抽出物、鶏冠抽出物、ローヤルゼリー、カンタリスチ
ンキなどの動物由来の抽出物;酵母抽出物、乳酸菌発酵
代謝物、ビフィズス菌発酵代謝物、霊芝抽出物などの微
生物由来の抽出物;アロエ抽出物、紫根抽出物、人参抽
出物、センブリ抽出物、当帰抽出物、ローズマリー抽出
物、黄柏抽出物、ニンニク抽出物、黄岑抽出物、トウガ
ラシ抽出物、セファランチン、ショウキョウエキスなど
の植物由来の抽出物;塩化カルプロニウム、アラントイ
ン及びその誘導体、塩化リゾチーム、ヒノキチオール、
γ−リノレン酸、リノール酸、グアイアズレン及びその
誘導体、コハク酸及びその誘導体などが挙げられる。こ
のうち好ましいものとしては、牛血清除蛋白抽出物、牛
及び人由来の胎盤抽出物、ヒノキチオール、γ−リノレ
ン酸、コハク酸及びその誘導体等が挙げられる。これら
細胞賦活剤(c)は、単独で又は二種以上組合せて使用
することができる。
【0015】細胞賦活剤(c)の本発明養毛料中の含有
量は、一般には0.0001〜5%、好ましくは0.0
01〜3%である。細胞賦活剤(c)の含有量が0.0
001%より少ない場合は、十分な効果が得られないこ
とがあり、また、5%を超えて配合してもそれ以上の効
果の増大は見られない。
【0016】核酸類(d)としては、デオキシリボ核酸
及びその塩、アデノシン三リン酸、アデノシン二リン
酸、アデノシン一リン酸、アデノシン、サイクリックア
デノシン一リン酸等のアデニル酸誘導体及びそれらの塩
類、リボ核酸及びその塩、アデニン、グアニン、シトシ
ン、チミン、キサンチン及びそれらの誘導体、グアノシ
ン及びその誘導体、塩等が挙げられる。このうち、好ま
しいものとしては、アデニル酸誘導体及びそれらの塩
類、アデニン、グアニン及びそれらの誘導体が挙げられ
る。これら核酸類(d)は単独でもまたその二種以上を
組合せて使用することもできる。
【0017】これら核酸類(d)の本発明養毛料中の含
有量は、一般には0.0001〜5%、好ましくは0.
001〜3%である。
【0018】核酸類(d)の含有量が0.0001%よ
り少ない場合は、十分な効果が得られないことがあり、
また、5%を超えて配合してもそれ以上の効果の増大は
見られない。
【0019】消炎剤(e)としては、グリチルリチン
酸、グリチルレチン酸、メフェナム酸、フェニルブタゾ
ン、インドメタシン、イブプロフェン、ケトプロフェン
及びそれらの誘導体並びにそれらの塩;イプシロンアミ
ノカプロン酸、ジクロフェナクナトリウム、酸化亜鉛、
カンゾウ抽出物、カミツレ抽出物、シラカバ抽出物、サ
ルビア抽出物、ムクロジ抽出物、アルニカ抽出物、ユー
カリ抽出物、キナ抽出物、クララ抽出物等が挙げられ、
このうち特にグリチルリチン酸、グリチルレチン酸及び
それらの誘導体並びにそれらの塩、キナ抽出物、クララ
抽出物が好ましい。これら消炎剤(e)は単独で又は二
種以上組合せて使用することができる。
【0020】これら消炎剤(e)の本発明養毛料中の含
有量は、一般に0.0001〜5%、好ましくは0.0
1〜1%である。消炎剤(e)の含有量が0.0001
%より少ない場合は、十分な効果が得られないことがあ
り、また、5%を超えて配合してもそれ以上の効果の増
大は見られない。
【0021】ムコ多糖類(f)は、その起源や取得方法
等で特に限定されるものではなく、微生物、鶏冠、臍
帯、皮膚などから得られるムコ多糖類の何れをも利用す
ることができる。また、これらムコ多糖類は、単に抽出
しただけのものでも精製したものであっても良く、市販
されているものを利用することもできる。ムコ多糖類
(f)の具体例としては、ヒアルロン酸、コンドロイチ
ン硫酸、デルマタン硫酸、ヘパラン硫酸、ヘパリン、ケ
ラタン硫酸及びそれらの塩類が挙げられ、このうち特に
ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸及びそれらの塩類が
好ましい。これらムコ多糖類(f)は単独で又は二種以
上組合せて使用することができる。ムコ多糖類(f)の
本発明養毛料中の含有量は、一般には0.0001〜5
%、好ましくは0.001〜3%である。ムコ多糖類
(f)の含有量が0.0001%より少ない場合は、十
分な効果が得られないことがあり、また、5%を超えて
配合してもそれ以上の効果の増大は見られない。
【0022】殺菌剤(g)としては、イソプロピルメチ
ルフェノール、レゾルシン、トリクロサン、トリクロロ
カルバニリド、イオウ、感光素201号、塩化ベンザル
コニウム、塩化ベンゼトニウム、ジンクピリチオン、塩
酸アルキルジアミノエチルグリシン、サリチル酸、ピロ
クトンオラミン等が挙げられ、このうち特に塩酸アルキ
ルジアミノエチルグリシン、トリクロサン、ジンクピリ
チオン、サリチル酸、ピロクトンオラミンが好ましい。
これら殺菌剤(g)は、単独で又は二種以上組合せて使
用することができる。殺菌剤(g)の本発明養毛料中の
含有量は、一般には0.0001〜5%、好ましくは
0.01〜1%である。殺菌剤(g)の含有量が0.0
001%より少ない場合は、十分な効果が得られないこ
とがあり、また、5%を超えて配合してもそれ以上の効
果の増大は見られない。
【0023】活性酸素除去剤(h)としては、SOD、
マンニトール、β−カロチン、ハイドロキノン、ビリル
ビン、コレステロール、トリプトファン、ヒスチジン、
クエルセチン、クエルシトリン、カテキン、カテキン誘
導体、没食子酸、没食子酸誘導体、イチョウ抽出物、オ
ウゴン抽出物などのフラボノイドを成分中に含む植物抽
出物等が挙げられ、抗酸化剤(h)としては、グルタチ
オン及びその誘導体並びにその塩、システイン及びその
誘導体並びにその塩、コウジ酸及びその誘導体並びにそ
の塩、BHT、及びBHAが挙げられる。
【0024】これら活性酸素除去剤及び抗酸化剤(h)
は単独でも混合して用いてもよい。また、これらの本発
明養毛料中の含有量は0.0001〜5%、好ましくは
0.01〜1%である。これらの含有量が0.0001
%より少ない場合は、十分な効果が得られないことがあ
り、また5%を超えて配合してもそれ以上の効果の増大
は見られない。
【0025】本発明の養毛料は、常法に従い、必須成分
であるA成分のアスパラガス抽出物とB成分の一種又は
二種以上とを通常頭髪用製品として知られる種々の形態
の基剤に配合して調製することができる。
【0026】養毛料の形態の例としては、例えば、乳
液、クリーム、ローション等が挙げられ、剤型として
は、ヘアトニック、ヘアリキッド、ヘアローション、ヘ
アクリーム、ヘアリンス、シャンプー、ヘアセットロー
ション、ヘアスプレー、ヘアパック等が挙げられる。
【0027】養毛料基剤を構成する成分としては、精製
水、低級アルコール類、多価アルコール類、油脂類、界
面活性剤、美容成分、紫外線吸収剤、増粘剤、色素、防
腐剤、香料等の通常の化粧料に用いられるものを例示す
ることができ、これらは適宜選択して使用することがで
きる。
【0028】
【実施例】次に製造例及び実施例を挙げ本発明を更に説
明する。しかし、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
【0029】実施例1 表1に示す処方の試料を調製し、下記の試験法によって
養毛効果を評価した。なお、表中の配合量は重量%であ
る。
【0030】養毛効果試験法:被験者(パネル)10名
を1群とし、試料(1)〜(5)を頭髪に塗布する使用
テストを行った。使用期間は8週間で、その間被験者に
毎日洗髪させ、その後試料(1)〜(5)をそれぞれ、
適量頭皮に塗布させた。使用実験を始める2週間前から
毎日洗髪させ、1日置きに洗髪時の抜け毛の本数を数
え、合計5回の測定の平均値を塗布前の抜け毛の数とし
た。塗布開始後8週目から、洗髪時の抜け毛の本数を数
え、合計5回の測定の平均値を塗布後の抜け毛の数とし
た。この塗布前抜け毛数と塗布後抜け毛数を比較し、養
毛効果を判定した。その結果を表2に示す。
【0031】
【表1】
【0032】*1:アスパラガスの茎を乾燥したもの1
0重量部に60v/v%エタノール50重量部を加え、
室温で3日間抽出した後、ろ過して得たもの(乾燥固形
分9.8%) *2:シグマ社製 *3:シグマ社製
【0033】
【表2】
【0034】表2から明らかなように、アスパラガス抽
出物とホルモン類を組合せた養毛料(1)、(2)はア
スパラガス抽出物又はホルモン類単独を配合した養毛料
(3)〜(5)と比べて抜け毛数の減少割合が明らかに
大きく、顕著な養毛効果が認められた。
【0035】実施例2 下記処方により、ヘアローションタイプの養毛料を調製
し、その養毛効果を実施例1と同様の養毛効果試験によ
り調べた。その結果、実施例2の養毛料は非常に優れた
養毛効果を示すことが認められた。なお、ヘアローショ
ンタイプの養毛料は、処方中の成分(3)〜(8)の混
合溶解物中に、(1)、(2)及び(9)の混合溶解物
を加え、十分に混合攪拌することにより製造した。
【0036】
【表3】 (成分) (重量%) (1)乳酸 0.01 (2)乳酸ナトリウム 0.05 (3)エチルアルコール 70.0 (4)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 0.2 (5)ハイドロコーチゾン 0.002 (6)香料 0.05 (7)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (8)ビタミンEアセテート 0.1 (9)精製水 残量
【0037】
【表4】 実施例3 ヘアクリームタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)ミツロウ 1.0 (2)流動パラフィン 50.0 (3)ステアリン酸 3.0 (4)セスキオレイン酸ソルビタン 2.0 (5)モノラウリン酸ポリオキシエチレン ソルビタン(20E.O) 1.5 (6)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 1.0 (7)エチニルエストラジオール 0.0005 (8)香料 0.2 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 残量 (製法) A.(6)、(9)及び(10)を混合攪拌する。 B.(1)〜(5)及び(7)を混合加熱、溶解する。 C.AにBを添加して乳化させ、冷却後、(8)を添加
してヘアクリームタイプの養毛料を得た。
【0038】
【表5】 実施例4 ヘアリキッドタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)ポリオキシプロピレンブチルエーテル リン酸(35P.O) 9.0 (2)ポリオキシプロピレンモノブチルエーテル (60P.O) 10.0 (3)トリエタノールアミン 1.0 (4)ヒアルロン酸ナトリウム 0.05 (5)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 0.1 (6)酢酸シプロテロン 0.01 (7)エチルアルコール 30.0 (8)香料 0.2 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 残量 (製法) A.(3)、(4)を(10)に混合溶解する。 B.(1)、(2)、(5)〜(9)を混合溶解する。 C.AにBを加えて混合攪拌し、ヘアリキッドタイプの
養毛料を得た。
【0039】実施例5 表6に示す処方の試料を調製し、下記の試験法によって
養毛効果を評価した。なお、表中の配合量は重量%であ
る。
【0040】養毛効果試験法:雄のC3H/HeNCr
j系マウス(8週令)を10匹1群とし、小川らの方法
(日皮会誌:96(3)、195−197、1986)
に従い、試験を行った。すなわち、マウスの背部約2×
4cmを剃毛し、翌日より1日1回ずつ試料(6)〜(1
1)の塗布を連日行い、皮膚の色がピンクからグレーに
変わり始めた部分(毛再生が始まった部分)の面積比の
変化を求めた。面積比を次式に従い算出し、毛再生率と
した。
【0041】
【数1】
【0042】試料塗布開始後、9日目、12日目、15
日目及び19日目の各群における毛再生率の平均値を求
めた結果を表7に示す。
【0043】
【表6】
【0044】*1:実施例1と同じ *4:和光純薬工業社製 *5:和光純薬工業社製
【0045】
【表7】
【0046】表7から明らかなように、アスパラガス抽
出物とビタミン類を組合せた養毛料(6)、(7)は対
照(11)と比較した場合はもとより、アスパラガス抽
出物又はビタミン類単独を配合した養毛料(8)〜(1
0)と比べても毛再生が速く、顕著な毛再生促進効果が
認められた。
【0047】
【表8】 実施例6 ヘアクリームタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)ミツロウ (2)流動パラフィン 50.0 (3)ステアリン酸 3.0 (4)セスキオレイン酸ソルビタン 2.0 (5)モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン (20E.O) 1.5 (6)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 1.0 (7)パントテン酸カルシウム 0.2 (8)香料 0.2 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 残量 (製法) A.(6)、(9)及び(10)を混合攪拌する。 B.(1)〜(5)及び(7)を混合加熱、溶解する。 C.AにBを添加して乳化させ、冷却後、(8)を添加
してヘアクリームタイプの養毛料を得た。
【0048】
【表9】 実施例7 ヘアローションタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)サリチル酸 0.1 (2)乳酸 0.01 (3)乳酸ナトリウム 0.05 (4)エチルアルコール 10.0 (5)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 0.2 (6)リン酸−L−アスコルビン酸マグネシウム 3.0 (7)香料 0.05 (8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (9)精製水 残量 (製法) A.(1)〜(3)、(4)の一部(5.0%)及び
(7)を混合溶解する。 B.(4)の残り(5.0%)に(5)、(6)、
(8)及び(9)を混合溶解する。 C.AにBを加えて混合攪拌し、ヘアローションタイプ
の養毛料を得た。
【0049】
【表10】 実施例8 ヘアリキッドタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)ポリオキシプロピレンブチルエーテル リン酸(35P.O) 9.0 (2)ポリオキシプロピレンモノブチル エーテル(60P.O) 10.0 (3)トリエタノールアミン 1.0 (4)ヒアルロン酸ナトリウム 0.05 (5)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 0.1 (6)ビタミンB6 0.05 (7)エチルアルコール 30.0 (8)香料 0.2 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 残量 (製法) A.(4)、(5)、(6)及び(9)を(10)に混
合溶解する。 B.(1)〜(3)及び(7)〜(8)を混合溶解す
る。 C.AにBを加えて混合溶解し、ヘアリキッドタイプの
養毛料を得た。
【0050】実施例9 表11に示す処方の試料を調製し、実施例5と同様の試
験法によって養毛効果を評価した。なお、表中の配合量
は重量%である。結果を表12に示す。
【0051】
【表11】
【0052】*1:実施例1と同じ *6:胎盤抽出液(三省製薬社製) *7:酵母抽出物(朝日麦酒社製) *8:センブリ抽出液(一丸ファルコス社製)
【0053】
【表12】
【0054】表12から明らかなように、アスパラガス
抽出物と細胞賦活剤を組合せた養毛料(12)〜(1
4)は対照(19)と比較した場合はもとより、アスパ
ラガス抽出物又は細胞賦活剤単独を配合した養毛料(1
5)〜(18)と比べても毛再生が速く、顕著な毛再生
促進効果が認められた。
【0055】
【表13】 実施例10 ヘアクリームタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)ミツロウ 1.0 (2)流動パラフィン 50.0 (3)ステアリン酸 3.0 (4)セスキオレイン酸ソルビタン 2.0 (5)モノラウリン酸ポリオキシエチレン ソルビタン(20E.O) 1.5 (6)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 1.0 (7)人参抽出液(一丸ファルコス社製) 0.5 (8)香料 0.2 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 残量 (製法) A.(6)、(7)、(9)及び(10)を混合攪拌す
る。 B.(1)〜(5)を混合加熱溶解する。 C.AにBを添加して乳化させ、冷却後、(8)を添加
してヘアクリームタイプの養毛料を得た。
【0056】
【表14】 実施例11 ヘアローションタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)サリチル酸 0.1 (2)乳酸 0.01 (3)乳酸ナトリウム 0.05 (4)エチルアルコール 70.0 (5)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 0.2 (6)ヒノキチオール 0.01 (7)香料 0.05 (8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (9)精製水 残量 (製法) A.(1)及び(4)〜(8)を混合溶解する。 B.(2)、(3)及び(9)を混合溶解する。 C.AにBを加えて混合攪拌し、ヘアローションタイプ
の養毛料を得た。
【0057】
【表15】 実施例12 ヘアリキッドタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)ポリオキシプロピレンブチルエーテル リン酸(35P.O) 9.0 (2)ポリオキシプロピレンモノブチル エーテル(60P.O) 10.0 (3)トリエタノールアミン 1.0 (4)ヒアルロン酸ナトリウム 0.05 (5)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 0.1 (6)アラントイン 0.1 (7)エチルアルコール 30.0 (8)香料 0.2 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 残量 (製法) A.(3)、(4)、(6)を(10)に混合溶解す
る。 B.(1)、(2)、(5)及び(7)〜(9)を混合
溶解する。 C.AにBを加えて混合攪拌し、ヘアリキッドタイプの
養毛料を得た。
【0058】実施例13 表16に示す処方の試料を調製し、実施例5と同様の試
験法によって養毛効果を評価した。なお、表中の配合量
は重量%である。結果を表17に示す。
【0059】
【表16】
【0060】*1:実施例1と同じ *9:和光純薬工業社製 *10:和光純薬工業社製
【0061】
【表17】
【0062】表17から明らかなように、アスパラガス
抽出物と核酸類を組合せた養毛料(20)、(21)は
対照(25)と比較した場合はもとより、アスパラガス
抽出物又は核酸類単独を配合した養毛料(22)〜(2
4)と比べても毛再生が速く、顕著な毛再生促進効果が
認められた。
【0063】
【表18】 実施例14 ヘアクリームタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)ミツロウ 1.0 (2)流動パラフィン 50.0 (3)ステアリン酸 3.0 (4)セスキオレイン酸ソルビタン 2.0 (5)モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン (20E.O) 1.5 (6)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 1.0 (7)デオキシリボ核酸ナトリウム 0.02 (8)香料 0.2 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 残量 (製法) A.(1)〜(5)及び(9)を混合加熱、溶解する。 B.(6)、(7)及び(10)を混合攪拌する。 C.AにBを添加して乳化させ、冷却後、(8)を添加
してヘアクリームタイプの養毛料を得た。
【0064】
【表19】 実施例15 ヘアローションタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)サリチル酸 0.1 (2)乳酸 0.01 (3)乳酸ナトリウム 0.05 (4)エチルアルコール 40.0 (5)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 0.2 (6)アデノシン三リン酸 0.1 (7)香料 0.05 (8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (9)精製水 残量 (製法) A.(1)、(4)、(5)、(7)及び(8)を混合
溶解する。 B.(2)、(3)、(6)及び(9)を混合溶解す
る。 C.AにBを加えて混合攪拌し、ヘアローションタイプ
の養毛料を得た。
【0065】
【表20】 実施例16 ヘアリキッドタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)ポリオキシプロピレンブチルエーテル リン酸(35P.O) 9.0 (2)ポリオキシプロピレンモノブチル エーテル(60P.O) 10.0 (3)トリエタノールアミン 1.0 (4)ヒアルロン酸ナトリウム 0.05 (5)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 0.1 (6)アデニン 0.01 (7)エチルアルコール 30.0 (8)香料 0.2 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 残量 (製法) A.(3)、(4)及び(6)を(10)に混合溶解す
る。 B.(1)、(2)、(5)及び(7)〜(9)を混合
溶解する。 C.AにBを加えて混合溶解し、ヘアリキッドタイプの
養毛料を得た。
【0066】実施例17 表21に示す処方の試料を調製し、実施例1と同様の試
験法によって養毛効果を評価した。なお、表中の配合量
は重量%である。結果を表22に示す。
【0067】
【表21】
【0068】*1:実施例1と同じ *11:丸善製薬社製 *12:丸善製薬社製
【0069】
【表22】
【0070】表22から明らかなように、アスパラガス
抽出物と消炎剤を組合せた養毛料(26)、(27)
は、アスパラガス抽出物又は消炎剤単独を配合した養毛
料(28)〜(30)と比べて抜け毛数の減少割合が明
らかに大きく、顕著な養毛効果が認められた。
【0071】実施例18 下記処方により、ヘアローションタイプの養毛料を調製
し、その養毛効果を実施例17と同様の養毛効果試験に
より調べた。その結果、実施例18の養毛料は非常に優
れた養毛効果を有することが認められた。なお、ヘアロ
ーションタイプの養毛料は、処方中の成分(3)〜
(7)の混合溶解物中に、(1)、(2)及び(8)の
混合溶解物を加え、十分に混合攪拌することにより製造
した。
【0072】
【表23】 (成分) (重量%) (1)乳酸 0.01 (2)乳酸ナトリウム 0.05 (3)エチルアルコール 70.0 (4)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 0.2 (5)キナ抽出物* (固形分として) 0.01 (6)香料 0.05 (7)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (8)精製水 残量 *キナ抽出物:キナ末(日局)10gに70v/v%エ
タノール100mlを加え、室温で3日間抽出した後、ろ
過、乾固して得る。
【0073】
【表24】 実施例19 ヘアクリームタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)ミツロウ 1.0 (2)流動パラフィン 50.0 (3)ステアリン酸 3.0 (4)セスキオレイン酸ソルビタン 2.0 (5)モノラウリン酸ポリオキシエチレンソ ルビタン(20E.O) 1.5 (6)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 1.0 (7)グリチルレチン酸ステアリル 0.5 (8)香料 0.2 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 残量 (製法) A.(6)、(9)及び(10)を混合攪拌する。 B.(1)〜(5)及び(7)を混合加熱溶解する。 C.AにBを添加して乳化させ、冷却後、(8)を添加
してヘアクリームタイプの養毛料を得た。
【0074】
【表25】 実施例20 ヘアリキッドタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)ポリオキシプロピレンブチルエーテル リン酸(35P.O) 9.0 (2)ポリオキシプロピレンモノブチルエー テル(60P.O) 10.0 (3)トリエタノールアミン 1.0 (4)ヒアルロン酸ナトリウム 0.05 (5)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 0.1 (6)シラカバ抽出物* (固形分として) 0.1 (7)エチルアルコール 30.0 (8)香料 0.2 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 残量 *シラカバ抽出物:一丸ファルコス社製 (製法) A.(3)及び(4)を(10)に混合溶解する。 B.(1)、(2)、(5)〜(9)を混合溶解する。 C.AにBを加えて混合攪拌し、ヘアリキッドタイプの
養毛料を得た。
【0075】実施例21 表26に示す処方の試料を調製し、実施例1と同様の試
験法によって養毛効果を評価した。なお、表中の配合量
は重量%である。結果を表27に示す。
【0076】
【表26】
【0077】*1:実施例1と同じ *13:東洋醸造社製 *14:生化学工業社製
【0078】
【表27】
【0079】表27から明らかなように、アスパラガス
抽出物とムコ多糖類を組合せた養毛料(31)、(3
2)は、アスパラガス抽出物又はムコ多糖類単独を配合
した養毛料(33)〜(35)と比べて抜け毛数の減少
割合が明らかに大きく、顕著な養毛効果が認められた。
【0080】実施例22 下記処方により、ヘアローションタイプの養毛料を調製
し、その養毛効果を実施例21と同様の養毛効果試験に
より調べた。その結果、実施例22の養毛料は非常に優
れた養毛効果を示すことが認められた。なお、ヘアロー
ションタイプの養毛料は、処方中の成分(3)〜(8)
の混合溶解物中に、(1)、(2)及び(9)の混合溶
解物を加え、十分に混合攪拌することにより製造した。
【0081】
【表28】 (成分) (重量%) (1)乳酸 0.01 (2)乳酸ナトリウム 0.05 (3)エチルアルコール 30.0 (4)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 0.2 (5)ヒアルロン酸ナトリウム 0.01 (6)香料 0.05 (7)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (8)精製水 残量
【0082】
【表29】 実施例23 ヘアクリームタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)ミツロウ 1.0 (2)流動パラフィン 50.0 (3)ステアリン酸 3.0 (4)セスキオレイン酸ソルビタン 2.0 (5)モノラウリン酸ポリオキシエチレン ソルビタン(20E.O) 1.5 (6)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 1.0 (7)鶏冠抽出液* (ムコ多糖として0.05%含有) 3.0 (8)香料 0.2 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 残量 *鶏冠抽出液:三省製薬社製 (製法) A.(6)、(7)、(9)及び(10)を混合攪拌す
る。 B.(1)〜(5)を混合加熱溶解する。 C.AにBを添加して乳化させ、冷却後、(8)を添加
してヘアクリームタイプの養毛料を得た。
【0083】
【表30】 実施例24 ヘアリキッドタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)ポリオキシプロピレンブチルエー テルリン酸(35P.O) 9.0 (2)ポリオキシプロピレンモノブチル エーテル(60P.O) 10.0 (3)トリエタノールアミン 1.0 (4)ヒアルロン酸ナトリウム 0.05 (5)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 0.1 (6)コンドロイチン硫酸ナトリウム 0.05 (7)エチルアルコール 30.0 (8)香料 0.2 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 残量 (製法) A.(3)、(4)及び(6)を(10)に混合溶解す
る。 B.(1)、(2)、(5)及び(7)〜(9)を混合
溶解する。 C.AにBを加えて混合攪拌し、ヘアリキッドタイプの
養毛料を得た。
【0084】実施例25 表31に示す処方の試料を調製し、実施例1と同様の試
験法によって養毛効果を評価した。なお、表中の配合量
は重量%である。結果を表32に示す。
【0085】
【表31】
【0086】*1:実施例1と同じ *15:ヘキストジャパン社製 *16:ゴールドシュミット社製
【0087】
【表32】
【0088】表32から明らかなように、アスパラガス
抽出物と殺菌剤を組合せた養毛料(36)、(37)
は、アスパラガス抽出物又は殺菌剤単独を配合した養毛
料(38)〜(40)と比べて抜け毛数の減少割合が明
らかに大きく、顕著な養毛効果が認められた。
【0089】実施例26 下記処方により、ヘアローションタイプの養毛料を調製
し、その養毛効果を実施例25と同様の養毛効果試験に
より調べた。その結果、実施例26の養毛料は非常に優
れた養毛効果を示すことが認められた。なお、ヘアロー
ションタイプの養毛料は、処方中の成分(3)〜(8)
の混合溶解物中に、(1)、(2)及び(9)の混合溶
解物を加え、十分に混合攪拌することにより製造した。
【0090】
【表33】 (成分) (重量%) (1)乳酸 0.01 (2)乳酸ナトリウム 0.05 (3)エチルアルコール 70.0 (4)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 0.2 (5)トリクロロカルバニリド 0.5 (6)香料 0.05 (7)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (8)ビタミンEアセテート 0.1 (9)精製水 残量
【0091】
【表34】 実施例27 ヘアクリームタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)ミツロウ 1.0 (2)流動パラフィン 50.0 (3)ステアリン酸 3.0 (4)セスキオレイン酸ソルビタン 2.0 (5)モノラウリン酸ポリオキシエチレンソ ルビタン(20E.O) 1.5 (6)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 1.0 (7)塩酸アルキルジアミノエチルグリシン液 1.0 (8)香料 0.2 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 残量 (製法) A.(6)、(7)、(9)及び(10)を混合攪拌す
る。 B.(1)〜(5)を混合加熱溶解する。 C.AにBを添加して乳化させ、冷却後、(8)を添加
してヘアクリームタイプの養毛料を得た。
【0092】
【表35】 実施例28 ヘアリキッドタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)ポリオキシプロピレンブチルエーテル リン酸(35P.O) 9.0 (2)ポリオキシプロピレンモノブチル エーテル(60P.O) 10.0 (3)トリエタノールアミン 1.0 (4)ヒアルロン酸ナトリウム 0.05 (5)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 0.1 (6)イソプロピルメチルフェノール 0.5 (7)エチルアルコール 30.0 (8)香料 0.2 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 残量 (製法) A.(3)、(4)及び(6)を(10)に混合溶解す
る。 B.(1)、(2)、(5)及び(7)〜(9)を混合
溶解する。 C.AにBを加えて混合攪拌し、ヘアリキッドタイプの
養毛料を得た。
【0093】実施例29 表36に示す処方の試料を調製し、実施例1と同様の試
験法によって養毛効果を評価した。なお、表中の配合量
は重量%である。結果を表37に示す。
【0094】
【表36】
【0095】*1:実施例1と同じ *17:シグマ社製 *18:シグマ社製
【0096】
【表37】
【0097】表37から明らかなように、アスパラガス
抽出物と活性酸素除去剤又は抗酸化剤を組合せた養毛料
(41)、(42)は、アスパラガス抽出物、活性酸素
除去剤又は抗酸化剤単独を配合した養毛料(43)〜
(45)と比べて抜け毛数の減少割合が明らかに大き
く、顕著な養毛効果が認められた。
【0098】実施例30 下記処方にり、ヘアローションタイプの養毛料を調製
し、その養毛効果を実施例29と同様の養毛効果試験に
より調べた。その結果、実施例30の養毛料は非常に優
れた養毛効果を示すことが認められた。なお、ヘアロー
ションタイプの養毛料は、処方中の成分(3)〜(8)
の混合溶解物中に、(1)、(2)及び(9)の混合溶
解物を加え、十分に混合攪拌することにより製造した。
【0099】
【表38】 (成分) (重量%) (1)乳酸 0.01 (2)乳酸ナトリウム 0.05 (3)エチルアルコール 30.0 (4)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 0.2 (5)コウジ酸 0.1 (6)香料 0.05 (7)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (8)精製水 残量
【0100】
【表39】 実施例31 ヘアクリームタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)ミツロウ 1.0 (2)流動パラフィン 50.0 (3)ステアリン酸 3.0 (4)セスキオレイン酸ソルビタン 2.0 (5)モノラウリン酸ポリオキシエチレン ソルビタン(20E.O) 1.5 (6)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 1.0 (7)コレステロール 3.0 (8)香料 0.2 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (10)精製水 残量 (製法) A.(6)、(7)、(9)及び(10)を混合攪拌す
る。 B.(1)〜(5)を混合加熱溶解する。 C.AにBを添加して乳化させ、冷却後、(8)を添加
してヘアクリームタイプの養毛料を得た。
【0101】
【表40】 実施例32 ヘアリキッドタイプ養毛料: (成分) (重量%) (1)ポリオキシプロピレンブチルエーテル リン酸(35P.O) 9.0 (2)ポリオキシプロピレンモノブチル エーテル(60P.O) 10.0 (3)トリエタノールアミン 1.0 (4)SOD 0.05 (5)アスパラガス抽出物(実施例1と同じ) 0.1 (6)エチルアルコール 30.0 (7)香料 0.2 (8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (9)精製水 残量 (製法) A.(3)及び(4)を(9)に混合溶解する。 B.(1)、(2)、(5)及び(6)〜(8)を混合
溶解する。 C.AにBを加えて混合攪拌し、ヘアリキッドタイプの
養毛料を得た。
【0102】
【発明の効果】本発明の養毛料は、頭髪、頭皮の機能を
亢進し、正常化する作用を有し、優れた脱毛防止、養毛
・育毛効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31:355) 9360−4C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分A及びB A.アスパラガス抽出物 B.下記(a)〜(h) (a)ホルモン類、 (b)ビタミン類、 (c)細胞賦活剤、 (d)核酸類、 (e)消炎剤、 (f)ムコ多糖類、 (g)殺菌剤、 (h)活性酸素除去剤及び/又は抗酸化剤 から選ばれる一種又は二種以上、を必須成分として含有
    することを特徴とする養毛料。
JP4275977A 1992-10-14 1992-10-14 養毛料 Pending JPH06128125A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4275977A JPH06128125A (ja) 1992-10-14 1992-10-14 養毛料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4275977A JPH06128125A (ja) 1992-10-14 1992-10-14 養毛料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06128125A true JPH06128125A (ja) 1994-05-10

Family

ID=17563062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4275977A Pending JPH06128125A (ja) 1992-10-14 1992-10-14 養毛料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06128125A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0853327A (ja) * 1994-06-10 1996-02-27 Toshihiro Matsumoto アラントインまたはその誘導体による養毛・育毛剤
JPH0873324A (ja) * 1994-09-06 1996-03-19 Kao Corp 養毛・育毛料
JPH09216827A (ja) * 1996-02-09 1997-08-19 Sunstar Inc 毛母細胞賦活剤およびそれを配合してなる養毛剤組成物
JPH10265349A (ja) * 1997-03-26 1998-10-06 Shiseido Co Ltd 育毛剤
JP2000297015A (ja) * 1999-02-10 2000-10-24 Taisho Pharmaceut Co Ltd 育毛剤及び育毛作用を有する物質のスクリーニング方法
JP2002510610A (ja) * 1998-04-06 2002-04-09 コグニス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング リボ核酸またはデオキシリボ核酸を含有する化粧または医薬製剤
JP2005082500A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Yutaka Miyauchi 育毛剤
JP2005187354A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Lion Corp 水性外用剤組成物
JP2013540135A (ja) * 2010-11-22 2013-10-31 陳翰民 毛髪成長促進剤
WO2016111310A1 (ja) * 2015-01-06 2016-07-14 国立研究開発法人理化学研究所 新規アンジオテンシン変換酵素阻害剤
WO2018173917A1 (ja) * 2017-03-22 2018-09-27 株式会社大阪製薬 消毒用組成物

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0853327A (ja) * 1994-06-10 1996-02-27 Toshihiro Matsumoto アラントインまたはその誘導体による養毛・育毛剤
JPH0873324A (ja) * 1994-09-06 1996-03-19 Kao Corp 養毛・育毛料
JPH09216827A (ja) * 1996-02-09 1997-08-19 Sunstar Inc 毛母細胞賦活剤およびそれを配合してなる養毛剤組成物
JPH10265349A (ja) * 1997-03-26 1998-10-06 Shiseido Co Ltd 育毛剤
JP2002510610A (ja) * 1998-04-06 2002-04-09 コグニス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング リボ核酸またはデオキシリボ核酸を含有する化粧または医薬製剤
JP2000297015A (ja) * 1999-02-10 2000-10-24 Taisho Pharmaceut Co Ltd 育毛剤及び育毛作用を有する物質のスクリーニング方法
JP2005082500A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Yutaka Miyauchi 育毛剤
JP2005187354A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Lion Corp 水性外用剤組成物
JP2013540135A (ja) * 2010-11-22 2013-10-31 陳翰民 毛髪成長促進剤
KR20150136544A (ko) * 2010-11-22 2015-12-07 에너지네시스 바이오메디컬 컴퍼니 리미티드 모발 성장 촉진제
WO2016111310A1 (ja) * 2015-01-06 2016-07-14 国立研究開発法人理化学研究所 新規アンジオテンシン変換酵素阻害剤
WO2018173917A1 (ja) * 2017-03-22 2018-09-27 株式会社大阪製薬 消毒用組成物
CN110545825A (zh) * 2017-03-22 2019-12-06 株式会社大阪制药 消毒用组合物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5663160A (en) Cosmetic or dermatological composition containing at least one saponin of the ginsenoside type, and its applications, especially for treating the hair
JP2002332217A (ja) 毛髪頭皮用組成物
JPH06128125A (ja) 養毛料
JP2007204426A (ja) 育毛料
JPH05155738A (ja) 養毛料
JP2891727B2 (ja) 養毛料
JPH0899860A (ja) 皮膚外用剤
JP2001288048A (ja) 頭皮頭髪用組成物
JP2003137742A (ja) アサガオカラクサ属植物のエキス及びその他の生薬エキスからなる育毛料
JP2855274B2 (ja) 養毛料
JPH03167113A (ja) 養毛剤
JPH09241137A (ja) 養毛・育毛剤
JP3382148B2 (ja) 頭部用外用剤
WO2008041608A1 (fr) Préparation externe cutanée et produit de soin capillaire
JPH02311411A (ja) 養毛料
JP2811479B2 (ja) 養毛料
JP3542700B2 (ja) 頭部用組成物
JP2835970B2 (ja) 養毛料
JP2811481B2 (ja) 養毛料
JP2891728B2 (ja) 養毛料
JPH11302131A (ja) 頭皮頭髪用化粧料
JP2005330228A (ja) 毛成長抑制剤、並びにその毛成長抑制剤を配合した皮膚外用剤及び化粧料
JP4113518B2 (ja) 体毛の毛成長抑制のためのTGF−β産生促進剤
JPH10287531A (ja) 毛髪用化粧料
JPH0248512A (ja) 養毛料