JPH06126577A - 変位発生装置 - Google Patents

変位発生装置

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JPH06126577A
JPH06126577A JP30167592A JP30167592A JPH06126577A JP H06126577 A JPH06126577 A JP H06126577A JP 30167592 A JP30167592 A JP 30167592A JP 30167592 A JP30167592 A JP 30167592A JP H06126577 A JPH06126577 A JP H06126577A
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JP
Japan
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displacement
movable block
piezoelectric element
movable
block
Prior art date
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Application number
JP30167592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutarou Miyatani
保太朗 宮谷
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変位発生装置の構造を簡単化して加工コスト
を安価にすると共に、出力される変位のばらつきを小さ
くする。 【構成】 枠状をしたガイドブロック3内に圧電素子4
及び第1及び第2の可動ブロック2a,2bを納め、第
1の可動ブロック2aが圧電素子4の伸縮方向に移動す
るようにする。第1及び第2の可動ブロック2a,bは
傾斜面6a,6bを滑動板5bを介して接触させ、第2
の可動ブロック2bが第1の可動ブロック2aによって
第1の可動ブロック2aの移動方向と直交する方向へ移
動させられるようにする。ガイドブロック3には、第2
の可動ブロック2bの前端面及び後端面と対向させてス
トッパー10,11を設けてあり、第2の可動ブロック
2bを最大変位時もしくは最小変位時にストッパー1
0,11に当接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変位発生装置に関す
る。具体的にいうと、本発明は、圧電素子等のアクチュ
エータで発生した変位を変位拡大縮小機構で拡大もしく
は縮小して出力する変位発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の変位発生装置31を示す正
面図である。従来の変位発生装置31にあっては、変位
を出力させるためのレバー32の基端部近傍を、薄肉ヒ
ンジバネ33を介して略L型をしたベース34と一体に
構成してあり、レバー32の基端部とベース34の端部
との間に圧電素子35を挿入してある。
【0003】しかして、圧電素子35に電圧を印加して
圧電素子35を伸張させると、レバー32の基端部とベ
ース34の端部間が押し広げられて薄肉ヒンジバネ33
が弾性変形し、レバー32の先端が変位する。このと
き、薄肉ヒンジバネ33がレバー32の基端部近傍に設
けられているので、圧電素子35の伸縮量はレバー32
の先端で拡大されて大きな変位となって出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7の
ように薄肉ヒンジバネ及びてこの原理を利用した変位発
生装置にあっては、ベース、薄肉ヒンジバネ及びレバー
からなる金属ブロックの形状が複雑となり、金属板から
切削加工等によって製作しようとすると、加工コストが
高くつくという問題があった。
【0005】また、圧電素子でレバーの基端部を駆動
し、レバーの先端で所要の変位を得るため薄肉ヒンジバ
ネの厚みを薄くすると、薄肉ヒンジバネのバネ剛性が弱
くなり、レバーの作用点(先端)に外力が加わると、レ
バーの作用点が容易に動いてしまい、変位の出力部(レ
バーの先端)に加わる外力によってレバー先端の変位量
が変動するという問題があった。
【0006】本発明は、叙上の従来例の欠点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、変位発生
装置の構造を簡単化して加工コストを安価にすると共
に、変位の出力部に外力が加わっても出力部の変位量が
変動しないようにし、加えて、出力される変位のばらつ
きを小さくすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の変位発生装置
は、伸縮可能なアクチュエータと、くさび状をした複数
個の可動ブロックによって構成された変位拡大縮小機構
とを備え、アクチュエータによって発生させられた変位
を前記変位拡大縮小機構によって拡大もしくは縮小して
出力するようにされ、前記変位拡大縮小機構を構成する
可動ブロックのうち出力端に位置する可動ブロックを最
小変位位置もしくは最大変位位置のうち少なくとも一方
の位置に位置決めするための位置決め部を備えたことを
特徴としている。
【0008】また、この変位発生装置においては、前記
位置決め部による位置決め位置を圧電素子によって調整
可能としてもよい。
【0009】また、前記可動ブロックの動きを滑らかに
するための滑動板を屈曲させておき、この滑動板を可動
ブロックに接して設けてもよい。
【0010】
【作用】本発明の変位発生装置にあっては、アクチュエ
ータの伸縮によってくさび状をした可動ブロックを順次
移動させるものであり、各可動ブロック同志の移動量の
比(つまり、可動ブロックの傾斜面の傾斜角)を調整す
ることによって変位を順次拡大もしくは縮小させるもの
である。
【0011】しかも、本発明の変位発生装置にあって
は、変位拡大縮小機構を構成する可動ブロックのうち出
力端に位置する可動ブロックを最小変位位置もしくは最
大変位位置のうち少なくとも一方の位置に位置決めする
ための位置決め部を備えているので、最小変位出力時も
しくは最大変位出力時には出力端の可動ブロックが位置
決め部に例えば当接して位置決めされ、原点出しされ
る。このため、変位発生装置を駆動しているうちに可動
ブロックに徐々に位置ずれが生じても、アクチュエータ
に最大出力信号や最小出力信号等を入力される度に位置
決め部によって最大変位位置や最小変位位置などの原点
位置(基準位置)に位置補正され、次回の変位出力時か
らは補正された原点位置を基準として変位を出力するこ
とができ、出力のバラツキを低減して出力される変位の
精度を向上させることができる。
【0012】また、位置決め部による位置決め位置を圧
電素子によって調整可能とすれば、位置決め部による位
置決め位置(原点位置)を調整することもできる。
【0013】また、可動ブロックの動きを滑らかにする
ための滑動板を屈曲させておけば、振動やショック等の
外乱を受けた時や可動ブロックのパルス的な応答があっ
た時などでも、可動ブロック同志にずれが発生するのを
防止することができる。さらに、可動ブロック同志等の
接触面積を大きくすることができるので、出力端に外力
が加わった場合にも可動ブロックが喰い込むことによっ
て出力変位が変化することを防止することができる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例による変位発生装置
1の正面図であって、2個の可動ブロック2a,2bを
用いた実施例を示している。枠状もしくは箱状をしたガ
イドブロック3内には、圧電素子4と、2個の可動ブロ
ック2a,2bからなる変位拡大縮小機構2と、可動ブ
ロック2a,2b間の摩擦係数を低減させるための滑動
板5a,5b,5cが収納されている。
【0015】変位拡大縮小機構2は、一般的にいうと、
複数個のくさび状をした可動ブロックに順次変位を伝え
るものであり、隣り合った可動ブロックは互いにほぼ直
角方向に変位するようにガイドもしくは位置規制されて
いる。また、隣接する可動ブロックは、直接または摩擦
軽減手段を介して各傾斜面同志を接触させており、この
傾斜面を介して互いに変位を伝達し合うものである。そ
して、隣り合った可動ブロックの変位量の比は、傾斜面
の傾斜角度によって決まるので、この傾斜角度を適当に
設計することにより、初めの変位を拡大もしくは縮小さ
せて出力させることができる。
【0016】実施例に即して説明すると、第1の可動ブ
ロック2aは、図1のX1/X2方向にスムーズに変位
するようガイドブロック3内に納められており、そのた
め可動ブロック2aの側面とガイドブロック3の内面と
の間には滑動板5aが挟み込まれている。第1の可動ブ
ロック2aの端面とガイドブロック3の内面との間には
アクチュエータとして圧電素子4が挿入されており、圧
電素子4の伸縮によって可動ブロック2aがX1/X2
方向に移動するよう構成されている。また、第2の可動
ブロック2bは、図1のY1/Y2方向にスムーズに変
位するようガイドブロック3内に納められており、その
ため可動ブロック2bの端面とガイドブロック3の内面
との間にも滑動板5cが挟み込まれている。さらに、2
つの可動ブロック2a,2bは、互いの傾斜面6a,6
bを対向させるようにして隣接し、両傾斜面6a,6b
の間には滑動板5bが介在させられている。
【0017】図示されている滑動板5a,5b,5c
は、例えば図2に示す滑動板5aのように、平形保持器
7の孔8内に針状ころ9を転動自在にはめ込み、複数個
の針状ころ9が一体となって転動するようにしたもので
ある。但し、滑動板は、これに限るものでなく、可動ブ
ロックを滑らかに動かすことができるものであれば良
く、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等
の摩擦係数の小さな樹脂シートなどであっても良い。
【0018】また、ガイドブロック3には、第2の可動
ブロック2bの前端面及び後端面(Y1/Y2方向の端
面)に対向する位置においてそれぞれピン状をしたスト
ッパー10,11が挿通固定されており、ストッパー1
0,11の先端は可動ブロック2bの端面と対向してい
る。前方のストッパー10は、圧電素子4に一定の最大
駆動電圧を印加して第2の可動ブロック2bを最大変位
させたとき、先端が可動ブロック2bの前端面に当接す
る位置に設けてあり、可動ブロック2bがストッパー1
0に当接することにより可動ブロック2bが前側の原点
位置に位置決めされる。反対に、後方のストッパー11
は、圧電素子4に一定の最低駆動電圧を印加して第2の
可動ブロック2bを最小変位させたとき、先端が可動ブ
ロック2bの後端面に当接する位置に設けてあり、可動
ブロック2bがストッパー11に当接することにより可
動ブロック2bが後側の原点位置に位置決めされる。さ
らに、前方のストッパー10の外周部に外挿されたスプ
リング12は、ガイドブロック3の内面と第2の可動ブ
ロック2bの前端面とに圧縮状態で弾接しており、可動
ブロック2bはスプリング12によって弾性的に押し戻
され、可動ブロック2a,2bのガタツキが除去されて
いる。
【0019】しかして、例えば圧電素子4に電圧を印加
して電圧の大きさに応じて圧電素子4を伸張させると、
第1の可動ブロック2aが圧電素子4に押されてX1方
向へ移動し(図1に2点鎖線で示す。)、第2の可動ブ
ロック2bは第1の可動ブロック2aの傾斜面6aによ
って押され、スプリング12の弾性力に抗してY1方向
へ抜け出るように移動する(図1に2点鎖線で示
す。)。この時、傾斜面6a,6bの傾斜角をθとする
と、第1の可動ブロック2aの変位量に対する第2の可
動ブロック2bの変位量の比はcotθで表されるから、
傾斜角θを小さくすることによって第2の可動ブロック
2bの変位量を大きくすることができる。また、逆に傾
斜角θを大きくすれば、第2の可動ブロック2bの変位
量を小さくすることも可能である。このとき、ガイドブ
ロック3と第2の可動ブロック2bとの間にはスプリン
グ12を介在させて可動ブロック2bを押しているの
で、可動ブロック2a,2bのガタツキが除去され、可
動ブロック2a,2b間や可動ブロック2aと圧電素子
4との間に隙間が発生するのを防止することができ、出
力位置ないし第2の可動ブロック2bの変位量は圧電素
子4とスプリング12の力の釣合によって決定される。
【0020】また、圧電素子4を収縮させると、スプリ
ング12の弾性力によって第2の可動ブロック2bがY
2方向に後退し、これによって第1の可動ブロック2a
がX2方向に押し戻される。
【0021】したがって、この第2の可動ブロック2b
と一体となった出力軸13を例えばガイドブロック3に
あけた通孔(図示せず)やストッパー10又は11に開
口した貫通孔(図示せず)等を通して外部に突出させれ
ば、第2の可動ブロック2bの変位を出力させることが
でき、圧電素子4によって発生させられた第1の可動ブ
ロック2aの変位を拡大もしくは縮小して出力できる。
【0022】また、圧電素子4に最大駆動電圧を印加
し、第2の可動ブロック2bの変位量を最大としたと
き、可動ブロック2bの前端面がストッパー10の先端
に当接するので、第2の可動ブロック2bが一定の前側
原点位置に位置決めされる。逆に、圧電素子4に最小駆
動電圧を印加し、第2の可動ブロック2bの変位量を最
小としたとき、可動ブロック2bの後端面がストッパー
11の先端に当接するので、第2の可動ブロック2bが
一定の後側原点位置に位置決めされる。このような構造
の変位発生装置にあっては、可動ブロック2a,2b同
士などは機械的に連結されている訳ではないので、圧電
素子4を駆動して可動ブロック2a,2bを変位させて
いると、実際には可動ブロック2a,2b同士やガイド
ブロック3との摩擦力、加工精度や圧電素子4の特性の
バラツキ、振動や衝撃等の外乱などの原因により、第2
の可動ブロック2bの位置にずれやバラツキ等が生じ、
圧電素子4の駆動電圧と第2の可動ブロック2bによる
変位出力値との関係が狂ってくる。ところが、本変位発
生装置1では、圧電素子4に最大もしくは最低駆動電圧
を印加する度に常に第2の可動ブロック2bが一定の原
点位置に位置決めされ、それ以後は当該補正された原点
を基準にして変位が出力されるので、出力される変位を
絶えず補正して高精度の変位値を出力することができ
る。しかも、第2の可動ブロック2bに当接させるスト
ッパー10,11を設けるだけでよいので、構造が簡単
で、コストも安価にでき、装置が大型化することもな
い。さらに、出力値補正のための制御に時間を要するこ
とがなく、直ちに補正することができる。
【0023】図3は、本発明の別な実施例による変位発
生装置14を示す正面図である。この変位発生装置14
にあっては、ストッパー10,11をそれぞれ原点位置
調整用圧電素子によって構成している。スプリング12
を外挿されたストッパー10は基端をガイドブロック3
の内周面に固定されており、先端を第2の可動ブロック
2bの前端面に対向させている。他方のストッパー11
はガイドブロック3の内面の凹部15内に基端を固定さ
れており、先端を第2の可動ブロック2bの後端面に対
向させている。これらのストッパー10,11は原点位
置調整用圧電素子によって構成されているので、印加さ
れる電圧に応じた伸びを生じる。従って、電圧を印加さ
せてストッパー10,11を伸張させることにより各ス
トッパー10,11が第2の可動ブロック2bと当接し
て位置決めする位置、すなわち原点位置を調整すること
ができる。
【0024】なお、図1の実施例では、可動ブロックの
前方と後方にそれぞれ位置決め部となるストッパーを設
けているが、いずれか一方のみでもよいのはもちろんで
ある。また、ボルト状のストッパーをガイドブロックに
螺合させておき、ストッパーを回すことによって原点位
置を調整できるようにしてもよい。また、図3の実施例
では、両ストッパーを圧電素子によって形成している
が、一方のストッパーのみを圧電素子で構成してもよ
い。
【0025】図4は本発明のさらに別な実施例による変
位発生装置16を示す正面図、図5は図4のX−X線断
面図である。この実施例にあっては、図5に示すよう
に、可動ブロック2aの側面を山形に突出させて山形凸
部17aを形成すると共に対応するガイドブロック3の
内面をV溝状に凹設してV溝18aを形成し、この山形
凸部17とV溝18との間にV形に屈曲された滑動板1
9aを挟み込んでいる。また、可動ブロック2bの端面
も山形に突出させて山形凸部17cを形成すると共に対
応するガイドブロック3の内面をV溝状に凹設してV溝
18cを形成し、その間にV形に屈曲された滑動板19
cを挟み込んでいる。さらに、2つの可動ブロック2
a,2bのうち一方の傾斜面を山形に突出させて山形凸
部17bとし、他方の傾斜面をV溝状に凹設してV溝1
8bとし、山形凸部17bとV溝18bの間にV形をし
た滑動板19bを介在させている。
【0026】図示されている滑動板19a,19b,1
9cは、図6に示す滑動板19aのように、V形に折曲
されたV形保持器20の平面部分にそれぞれ孔21を開
口し、各孔21内に針状ころ9を転動自在にはめ込み、
複数個の針状ころ9が一体となって転動するようにした
ものである。
【0027】しかして、このようなV形の滑動板19
a,19b,19cを用いれば、可動ブロック2a,2
b同志や可動ブロック2a,2bとガイドブロック3と
の接触面積を大きくすることができるので、出力端に外
力が加わった場合にも可動ブロック2a,2bが喰い込
むことによって出力変位が変化することを防止すること
ができる。また、振動やショック等の外乱を受けた時や
可動ブロック2a,2bのパルス的な応答があった時な
どでも、滑動板19a,19b,19cは横方向には動
かないので、可動ブロック2a,2bを1方向に拘束す
ることができ、可動ブロック2a,2b同志にずれが発
生するのを防止することができる。
【0028】なお、この実施例では、滑動板をV字状に
折曲しているが、これに限るものでなく、N字状やW字
状、あるいは円弧状などに屈曲させておいてもよい。も
っともその場合には可動ブロックやガイドブロックの内
面も滑動板の屈曲形状に合わせて加工しておく必要があ
る。また、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)等の摩擦係数の小さな樹脂シートなどを屈曲させた
ものであっても良い。
【0029】
【発明の効果】本発明によると、アクチュエータで発生
した変位を拡大もしくは縮小させて出力する変位発生装
置の構造を簡単にすることができ、加工及び製造コスト
を安価にすることができる。また、くさび機構を用いて
変位拡大機構を構成しているので、従来例のようにバネ
要素を用いた変位発生装置のように外力による影響を受
けることがなく、アクチュエータの一定の伸縮量に対し
て一定の変位量を出力させることができ、変位発生装置
の信頼性を高めることができる。
【0030】しかも、出力端の可動ブロックを位置決め
するための位置決め部を設けているので、可動ブロック
が位置決め部に当接する度に可動ブロックが原点位置に
強制的に位置決めされ、その後、位置決めされた原点位
置を基準にして可動ブロックが変位することになり、出
力される変位値の精度を向上させることができる。従っ
て、構造が簡略で、コストが安価な手段によって変位値
のバラツキを小さくすることができ、変位発生装置を大
型化することがなく、原点出し速度も速いという利点が
ある。また、位置決め部を圧電素子によって形成すれ
ば、位置決め部を伸張させることによって位置決め位置
を変化させることができるので、原点位置を調整するこ
とができる。
【0031】また、可動ブロックの動きを滑らかにする
ための滑動板を屈曲させておけば、振動やショック等の
外乱を受けた時や可動ブロックのパルス的な応答があっ
た時などでも、可動ブロック同志にずれが発生するのを
防止することができる。さらに、可動ブロック同志等の
接触面積を大きくすることができるので、出力端に外力
が加わった場合にも可動ブロックが喰い込むことによっ
て出力変位が変化することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による変位発生装置を示す正
面図である。
【図2】同上の実施例で用いられている平形保持器付き
の針状ころを示す平面図である。
【図3】本発明の別な実施例による変位発生装置を示す
正面図である。
【図4】本発明のさらに別な実施例による変位発生装置
を示す正面図である。
【図5】図4のX−X線断面図である。
【図6】(a)(b)は同上の滑動板を示す正面図及び
平面図である。
【図7】従来例の変位発生装置を示す正面図である。
【符号の説明】
2 変位拡大縮小機構 2a,2b 可動ブロック 3 ガイドブロック 4 圧電素子 5a,5b,5c 滑動板 10,11 ストッパー 12 スプリング 19a,19b,19c 滑動板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B41F 31/04 7119−2C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮可能なアクチュエータと、くさび状
    をした複数個の可動ブロックによって構成された変位拡
    大縮小機構とを備え、アクチュエータによって発生させ
    られた変位を前記変位拡大縮小機構によって拡大もしく
    は縮小して出力するようにされ、前記変位拡大縮小機構
    を構成する可動ブロックのうち出力端に位置する可動ブ
    ロックを最小変位位置もしくは最大変位位置のうち少な
    くとも一方の位置に位置決めするための位置決め部を備
    えた変位発生装置。
  2. 【請求項2】 圧電素子を用いて前記位置決め部を構成
    することにより、前記位置決め部による位置決め位置を
    調整可能とした請求項1に記載の変位発生装置。
  3. 【請求項3】 前記可動ブロックの動きを滑らかにする
    ための滑動板を屈曲させ、この滑動板を可動ブロックに
    接して設けたことを特徴とする請求項1に記載の変位発
    生装置。
JP30167592A 1992-10-13 1992-10-13 変位発生装置 Pending JPH06126577A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6590991B1 (en) 1998-07-06 2003-07-08 Sanyo Electric Co., Ltd. Sound-vibration generator

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6590991B1 (en) 1998-07-06 2003-07-08 Sanyo Electric Co., Ltd. Sound-vibration generator

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