JP3539163B2 - 駆動装置 - Google Patents

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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H02N2/02Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors
    • H02N2/021Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors using intermittent driving, e.g. step motors, piezoleg motors
    • H02N2/025Inertial sliding motors

Landscapes

  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駆動装置に関し、詳しくは、圧電素子等の電気機械変換素子を用いた駆動装置に関し、例えば、XY駆動テーブル、カメラの撮影レンズや走査型トンネル電子顕微鏡のプローブの精密駆動に好適な駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ステッピングモータの代わりに圧電リニアアクチュエータを用いて、サブμmオーダの高分解能を達成した駆動装置を本出願人は提案している。
【0003】
たとえば、その一例として、図1の斜視図に示した駆動装置1は、ベース2の上面2sに固定された一対の固定摩擦部材4,6の間の空間9に駆動ユニット20を挟持して摩擦結合するようにしたものである。一方の固定摩擦部材6は、支持ばね8を介してベース2に支持され、他方の固定摩擦部材4側に付勢されるようになっている。
【0004】
詳しくは、駆動ユニット20は、不図示の被駆動部材、たとえばレンズやステージ等に結合され質量が相対的に大きい移動体24と、圧電素子22と、質量が相対的に小さい駆動摩擦部材26とからなる。圧電素子22の伸縮方向の一方の端面は、移動体24に固着結合され、他方の端面は、駆動摩擦部材26の一方の軸端面に固着結合されている。駆動摩擦部材26は、圧電素子24の伸縮方向に移動自在に、移動体24に支持されている。
【0005】
さらに詳しくは、圧電素子22は、電気機械変換素子の一種であって、電圧を印加すると体積が変化する複数の圧電板が積層されてなり、印加される電圧の変化によって積層方向に伸縮するようになっている。移動体24は、大略柱状の形状を有し、その上面に、不図示の被駆動部材を取り付けるためのねじ穴24a,24bを有する。また、移動体24はその上面から切り欠かれ、2つの凹部24s,24tが形成されていて、それぞれに圧電素子22と駆動摩擦部材26とが配置されるようになっている。駆動摩擦部材26は、円筒形状の本体部26sの両端に軸部26tが突設されてなり、各軸部26tが軸方向移動自在に移動体24に支持されて、一方の軸部26tは圧電素子22に固着結合している。駆動摩擦部材26の本体部26sは、圧電素子22および移動体24より幅が大きく、図1(II)に示すように、本体部26sの外周面は、一対の固定摩擦部材4,6の対向する面4s,6sに当接するようになっている。
【0006】
圧電素子22の各電極には、不図示の駆動パルス発生回路が接続され、鋸歯状、全波整流波状等の適宜波形のパルス電圧が圧電素子22に加えられる。たとえば、圧電素子22が伸びるときと縮むときとで速度が異なり、駆動摩擦部材26と固定摩擦部材4,6との間に逆向きで大きさの異なる滑りが生じるようにして、あるいは、圧電素子22が伸びるときまたは縮むときのいずれか一方でのみ滑りが生じ、他方では滑りが生じないようにして、駆動摩擦部材26、したがって移動体24および被駆動部材を固定摩擦部材4,6に沿って移動させる。
【0007】
ところで、この駆動装置1では、固定摩擦部材4,6に対する駆動ユニット20の位置が相対的に変化すると、固定摩擦部材6の弾性変形や傾きの変化等によって、駆動摩擦部材26が固定摩擦部材4,6から受ける押圧力の大きさが変化し、駆動摩擦部材26と固定摩擦部材4,6との間の摩擦力が変化して駆動条件が変化する。その結果、駆動摩擦部材26と固定摩擦部材4,6との相対的な位置によって、駆動速度や駆動力が変化する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、駆動摩擦部材と固定摩擦部材との相対的な位置に関係なく、駆動摩擦部材と固定摩擦部材との間に略一定の摩擦力が付与される駆動装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために、本発明は、駆動パルス発生手段に接続されて伸縮する電気機械変換素子と、上記電気機械変換素子の伸縮方向一端に固着結合された移動体と、上記電気機械変換素子の伸縮方向他端に固着結合された駆動摩擦部材と、上記駆動摩擦部材に摩擦結合し、上記移動体の移動方向に動かぬように固定された固定摩擦部材とを備え、上記駆動パルス発生手段により上記電気機械変換素子に伸縮変位を発生させて上記駆動摩擦部材を駆動し、上記移動体を所定方向に移動させる駆動装置において、上記固定摩擦部材は、上記駆動摩擦部材に当接する微少部分およびその近傍部分が上記駆動摩擦部材により部分的に待避させられ、その反力でその微少部分およびその近傍部分が略一定の大きさの付勢力で上記駆動摩擦部材を付勢するように構成されたことを本質的特徴とする。具体的には、以下のように種々の態様で構成される。
【0010】
すなわち、駆動パルス発生手段に接続されて伸縮する電気機械変換素子と、上記電気機械変換素子の伸縮方向一端に固着結合された移動体と、上記電気機械変換素子の伸縮方向他端に固着結合された駆動摩擦部材と、上記駆動摩擦部材の移動経路に沿って延在しかつ上記移動体の移動方向に動かぬように固定されかつ上記駆動摩擦部材を挟持して上記駆動摩擦部材に摩擦結合する2列の固定摩擦部材とを備え、上記駆動パルス発生手段により上記電気機械変換素子に伸縮変位を発生させて上記駆動摩擦部材を駆動し、上記移動体を所定方向に移動させるタイプの駆動装置においては、上記固定摩擦部材の少なくとも一方は、上記駆動摩擦部材の移動経路内にわずかに入り込むようにして上記駆動摩擦部材の移動経路に沿って配列された複数の分割当接部を有する。そして、上記固定摩擦部材の上記各分割当接部が上記駆動摩擦部材に当接して上記駆動摩擦部材の移動経路内から後退するときに、この分割当接部を上記駆動摩擦部材に付勢する付勢手段を備える。
【0011】
上記構成によれば、付勢手段は、分割当接部を駆動摩擦部材に付勢する。この付勢力は、各分割当接部について略一定とすることができる。駆動摩擦部材と固定摩擦部材との間の摩擦力は、分割当接部が駆動摩擦部材を付勢する付勢力に比例する。
【0012】
したがって、駆動摩擦部材と固定摩擦部材との相対的な位置に関係なく、駆動摩擦部材と固定摩擦部材との間に略一定の摩擦力が付与されるようにすることができる。
【0013】
好ましくは、上記固定摩擦部材は、上記駆動摩擦部材の移動経路に沿ってその一部に適宜間隔で複数の切り欠きが設けられ、この切り欠きによって分割された複数の分割当接片がそれぞれ上記駆動摩擦部材の移動経路内にわずかに入り込むようにして上記駆動摩擦部材の移動経路に沿って配列される。そして、上記各分割当接片は、上記駆動摩擦部材に当接すると弾性変形して上記駆動摩擦部材の移動経路内から後退し、その反力で上記駆動摩擦部材を付勢する。
【0014】
上記構成によれば、固定摩擦部材の分割当接片は弾力的に変形し、付勢手段としても機能する。各分割片は、固定摩擦部材の基部に共通して結合しており、この基部を固定すれば、各分割当接片を所定位置に配列することできる。したがって、部材の点数が少なく、構成が簡単であり、組み立てが容易である。
【0015】
好ましくは、上記固定摩擦部材の上記分割当接部は、上記駆動摩擦部材の移動経路内にわずかに入り込むようにして上記駆動摩擦部材の移動経路に沿ってそれぞれ配列された複数の分割固定摩擦部材である。上記付勢手段は、上記各分割固定摩擦部材をそれぞれ上記駆動摩擦部材の移動経路内に付勢する複数のばね部材である。
【0016】
上記構成によれば、各分割固定摩擦部材はばね部材でそれぞれ付勢されるので、各分割固定摩擦部材毎に、駆動摩擦部材を付勢する付勢力を調整することが容易である。
【0017】
なお、分割固定摩擦部材とばね部材とを別部材とすれば、分割固定摩擦部材の摩擦係数とばね部材のばね定数とがそれぞれ最適になるように、容易に構成できる。一方、分割固定摩擦部材とばね部材とを一部材で一体的に構成すれば、部品点数が少なくなり、組み立て作業を簡略化できる。
【0018】
また、本発明は、駆動パルス発生手段に接続されて伸縮する電気機械変換素子と、上記電気機械変換素子の伸縮方向一端に固着結合された移動体と、上記電気機械変換素子の伸縮方向他端に固着結合された駆動摩擦部材と、上記駆動摩擦部材の移動経路に沿って延在しかつ上記移動体の移動方向に動かぬように固定されかつ上記駆動摩擦部材に摩擦結合する固定摩擦部材とを備え、上記駆動パルス発生手段により上記電気機械変換素子に伸縮変位を発生させて上記駆動摩擦部材を駆動し、上記移動体を所定方向に移動させるタイプの駆動装置においては、上記固定摩擦部材は、上記駆動摩擦部材の外径より若干小さい内径を有しかつ長手方向にスリットが形成された管状部材であり、この管状部材の内部に上記駆動摩擦部材が配置される。そして、上記管状部材は、上記駆動摩擦部材に当接して弾性変形し上記スリットが部分的に押し広げられ、その反力で上記駆動摩擦部材を締め付け、上記駆動摩擦部材に摩擦結合する。
【0019】
上記構成によれば、管状部材の肉厚、材質、スリットの間隔などをたとえば略均一にして、管状部材が駆動摩擦部材を締め付ける締め付け力が駆動摩擦部材の位置に拘わらず略一定となるようにすることが容易である。
【0020】
したがって、駆動摩擦部材と固定摩擦部材との相対的な位置に関係なく、駆動摩擦部材と固定摩擦部材との間に略一定の摩擦力が付与されるようにすることができる。
【0021】
また、管状部材を湾曲することによって、3次元的に駆動することも容易である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る駆動装置の各実施形態について、図2〜図5を参照しながら説明する。
【0023】
まず、第1実施形態の駆動装置10について、図2の斜視図を参照しながら説明する。
【0024】
駆動装置10は、概略的には、一対の固定摩擦部材14によって駆動ユニット20を挟持してなる。駆動ユニット20は、図1に示した従来例と略同様に構成され、駆動摩擦部材26の本体部26sが固定摩擦部材14の対向する面の間に挟持されるようになっている。一対の固定摩擦部材14は、互いの間隔が等しくなるように平行に配置され、ベース12の上面12sに固定される。
【0025】
各固定摩擦部材14は、第2片14bの両端から第1片14aおよび第3片14cが伸びており、断面コ字状形状を有する。
【0026】
第1および第2片14a,14bには、第3片14cに対して直角に延在する切り欠き14sが適宜間隔で設けられ、この切り欠き14sによって複数の分割当接片15が櫛状に形成されている。各固定摩擦部材14は、その第1および第3片14a,14cが互いに反対方向に延在するよう配置され、各第2片14bが駆動摩擦部材26の移動経路内にそれぞれわずかに入り込むようにして、各第3片14cがベース12の上面12sに固定される。
【0027】
一方の固定摩擦部材14の分割当接片15は、他方の固定摩擦部材14の分割当接片15に対して接離方向にたわむようになっている。そして、各分割当接片15は、その第2片14bの部分が駆動摩擦部材26の本体部26sに当接すると、たわんで駆動摩擦部材26の移動経路内から後退する。各分割片15の接離方向のばね定数が略一定となるように切り欠き14sを設けている。
【0028】
したがって、駆動摩擦部材と固定摩擦部材との相対的な位置に関係なく、駆動摩擦部材と固定摩擦部材との間に略一定の摩擦力が付与される。
【0029】
次に、第2実施形態の駆動装置10aについて、図3の斜視図を参照しながら説明する。
【0030】
この駆動装置10aは、一対の固定摩擦部材16を一定距離を設けて配置し、その間に、従来例と略同様に構成した駆動ユニット20を配置している。
【0031】
固定摩擦部材16は、複数の分割片16aを支持ばね16cでそれぞれ支持し、付勢力を与えるようにしている。すなわち、各固定摩擦部材16は、一つの基部16bと、基部16bに沿って配置された複数の分割片16aとが、それぞれ支持ばね16cによって、大略、断面L字状に結合してなる。基部16bは、ベース12の上面12sに固定される。各分割片16aは、隣接する分割片16a同士の間に隙間16sが設けられている。各分割片16aは、他方の固定摩擦部材16の分割片16aと所定距離を設けて対向するように、支持ばね16cに支持されている。各分割片16aは、駆動摩擦部材26の移動経路内にわずかに入り込むようになっている。支持ばね16cは、適当なばね定数を有する。すなわち、各分割片16aが駆動ユニット20の駆動摩擦部材26の本体部26sに当接して駆動摩擦部材26の移動経路内から後退するとき、その分割片16aを支持する支持ばね16cの弾性により、駆動摩擦部材26に一定の付勢力を与えるようになっている。
【0032】
したがって、駆動摩擦部材と固定摩擦部材との相対的な位置に関係なく、駆動摩擦部材と固定摩擦部材との間に一定の摩擦力が付与される。
【0033】
次に、第3実施形態の駆動装置10bについて、図4の斜視図を参照しながら説明する。
【0034】
この駆動装置10bは、一対の固定摩擦部材18を一定距離を設けて配置し、その間に、従来例と略同様に構成した駆動ユニット20を配置している。
【0035】
詳しくは、固定摩擦部材18は、それぞれ隙間18sを設けて2列に配列された複数の板ばね片18pからなる。各板ばね片18pは、横片18bと縦片18aとが、大略断面L字状に伸びている。各板ばね片18pは、縦片18aが他方の列の縦片18aと所定距離を設けて対向し、横片18bが他方の列の横片18bとは反対側に延在するようにして、横片18bがベース12の上面12sに固定される。各列の縦片18aは、駆動摩擦部材26の移動経路内にわずかに入り込むように配置され、互いに接離する方向にたわむようになっている。各板ばね片18pは、適当なばね定数を有し、縦片18aが駆動摩擦部材26に当接するとき、略一定の付勢力を駆動摩擦部材26に与えるようになっている。
【0036】
したがって、駆動摩擦部材と固定摩擦部材との相対的な位置に関係なく、駆動摩擦部材と固定摩擦部材との間に一定の摩擦力が付与される。
【0037】
次に、第4実施形態の駆動装置10cについて、図5の斜視図を参照しながら説明する。
【0038】
この駆動装置10cは、C形の断面を持つチューブ状の固定摩擦部材19の中に、従来例と大略同様に構成した駆動ユニット20’を配置してなる。
【0039】
駆動ユニット20’は、チューブ状の固定摩擦部材19内を障害なく移動できるように、移動体24’および駆動摩擦部材26’の外形が丸くなっている。固定摩擦部材19は、軸方向にスリット19sが設けられた金属管である。固定摩擦部材19の内径は、駆動ユニット20’、すなわち駆動摩擦部材26’の外径より若干小さくなっている。そのため、固定摩擦部材19が駆動ユニット20の駆動摩擦部材26’と摩擦結合する位置の近傍部分では、スリット19sの間隔が広げられ、固定摩擦部材19は駆動摩擦部材26’を締め付け、駆動ユニット20’の駆動摩擦部材26’の外周面に固定摩擦部材19の内周面から付勢力が作用する。この付勢力の大きさが、駆動摩擦部材26’と固定摩擦部材19との軸方向相対位置に拘わらず略一定となるように、スリット19sを設けている。
【0040】
したがって、駆動摩擦部材と固定摩擦部材との相対的な位置に関係なく、駆動摩擦部材と固定摩擦部材との間に一定の摩擦力が付与される。
【0041】
次に、第5実施形態の駆動装置10dについて、図6の斜視図を参照しながら説明する。
【0042】
この駆動装置10dは、図2に示す実施形態にさらに改良を加えたものである。すなわち、図2に示す実施形態では各分割当接片15を構成する固定摩擦部材14の第2片14b同士の間に切り欠き14sが形成されており、そのために駆動摩擦部材26はこの切り欠き14sに引っかかることがないような形状に形成されている。本実施形態では、各固定摩擦部材14の第2片14b同士の向かい合う面(すなわち、駆動摩擦部材26が当接する面)にシート状の金属板80を設置している。この金属板80は固定摩擦部材14と駆動摩擦部材26の間に挟まれ、両者の間にスムーズな滑りを生じさせるものである。この金属板80の作用により、駆動摩擦部材26は切り欠き14sに引っかかることがないため、駆動摩擦部材26は任意の形状に形成することができ、設計の自由度が向上する。また、金属板80の材質、表面形状を適宜選択することで、駆動摩擦部材26の移動の特性を決めることもできる。
【0043】
以上の各駆動装置10,10a,10b,10c,10dは、駆動摩擦部材26,26’と固定摩擦部材14,16,18,19との相対的な位置に関係なく一定の摩擦力を付与するので、駆動速度や駆動力が一定となり、安定した駆動が可能となる。また、直線駆動に限らず、曲線に沿って駆動するように構成することも容易である。上記各実施形態では固定摩擦部材が曲線状の移動路を形成しているが、図1に示す従来例と同様に直線状の移動路を形成するようにしてもよい。
【0044】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の駆動装置の斜視図および平面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る駆動装置の斜視図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る駆動装置の斜視図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る駆動装置の斜視図である。
【図5】本発明の第4実施形態に係る駆動装置の斜視図である。
【図6】本発明の第5実施形態に係る駆動装置の斜視図である。
【符号の説明】
10,10a,10b,10c,10d 駆動装置
12 ベース
12s 上面
14 固定摩擦部材
14a 第1片
14b 第2片
14c 第3片
14s 切り欠き
15 分割当接片(分割当接部、付勢手段)
16 固定摩擦部材
16a 分割片(分割当接部、分割固定摩擦部材)
16b 基部
16c 支持ばね(付勢手段、ばね部材)
16s 隙間
18 固定摩擦部材
18a 縦片
18b 横片
18p 板ばね片(分割当接部、付勢手段、分割固定摩擦部材、ばね部材)
18s 隙間
19 固定摩擦部材(管状部材)
19s スリット
20,20’ 駆動ユニット
22 圧電素子
24,24’ 移動体
26,26’ 駆動摩擦部材
80 金属板

Claims (3)

  1. 駆動パルス発生手段に接続されて伸縮する電気機械変換素子と、上記電気機械変換素子の伸縮方向一端に固着結合された移動体と、上記電気機械変換素子の伸縮方向他端に固着結合された駆動摩擦部材と、上記駆動摩擦部材の移動経路に沿って延在しかつ上記移動体の移動方向に動かぬように固定されかつ上記駆動摩擦部材を挟持して上記駆動摩擦部材に摩擦結合する2列の固定摩擦部材とを備え、上記駆動パルス発生手段により上記電気機械変換素子に伸縮変位を発生させて上記駆動摩擦部材を駆動し、上記移動体を所定方向に移動させる駆動装置において、上記固定摩擦部材の少なくとも一方は、上記駆動摩擦部材の移動経路内にわずかに入り込むようにして上記駆動摩擦部材の移動経路に沿って配列された複数の分割当接部を有し、上記固定摩擦部材の上記各分割当接部が上記駆動摩擦部材に当接して上記駆動摩擦部材の移動経路内から後退するときに、該分割当接部を上記駆動摩擦部材に付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする、駆動装置。
  2. 上記固定摩擦部材は、上記駆動摩擦部材の移動経路に沿ってその一部に適宜間隔で複数の切り欠きが設けられ、該切り欠きによって分割された複数の分割当接片がそれぞれ上記駆動摩擦部材の移動経路内にわずかに入り込むようにして上記駆動摩擦部材の移動経路に沿って配列され、上記各分割当接片は、上記駆動摩擦部材に当接すると弾性変形して上記駆動摩擦部材の移動経路内から後退し、その反力で上記駆動摩擦部材を付勢することを特徴とする、請求項1記載の駆動装置。
  3. 上記固定摩擦部材の上記分割当接部は、上記駆動摩擦部材の移動経路内にわずかに入り込むようにして上記駆動摩擦部材の移動経路に沿ってそれぞれ配列された複数の分割固定摩擦部材であり、上記付勢手段は、上記各分割固定摩擦部材をそれぞれ上記駆動摩擦部材の移動経路内に付勢する複数のばね部材であることを特徴とする、請求項1記載の駆動装置。
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