JPH06123813A - 希土類イオン・窒素添加酸化膜の製造方法及び光導波路の製造方法 - Google Patents

希土類イオン・窒素添加酸化膜の製造方法及び光導波路の製造方法

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JPH06123813A
JPH06123813A JP4272939A JP27293992A JPH06123813A JP H06123813 A JPH06123813 A JP H06123813A JP 4272939 A JP4272939 A JP 4272939A JP 27293992 A JP27293992 A JP 27293992A JP H06123813 A JPH06123813 A JP H06123813A
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porous film
rare earth
film
nitrogen
refractive index
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Masataka Nakazawa
正隆 中沢
Katsuyuki Imoto
克之 井本
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Hitachi Cable Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B19/00Other methods of shaping glass
    • C03B19/14Other methods of shaping glass by gas- or vapour- phase reaction processes
    • C03B19/1415Reactant delivery systems
    • C03B19/1438Reactant delivery systems for delivering and depositing additional reactants as liquids or solutions, e.g. solution doping of the article or deposit
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
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    • C03B2201/00Type of glass produced
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    • C03B2201/20Doped silica-based glasses doped with non-metals other than boron or fluorine
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高屈折率で透明度が良く、反りが少なく低損
失で、高寸法精度且つ超小型で、低コストで製造でき、
コア側面の荒れが少なく低損失な希土類イオン・窒素添
加酸化膜の製造方法及び光導波路の製造方法を提供す
る。 【構成】 基板1上にSiO2 の多孔質膜3を形成する
工程と、この多孔質膜を希土類元素を含む溶液中に液浸
してこの元素を上記多孔質膜中に所定濃度添加した後乾
燥させる工程と、この多孔質膜をNH3 ガスを含む雰囲
気下で加熱透明化する工程を有するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光導波路の製造方法に
係り、高屈折率で透明度が良く、反りが少なく低損失
で、高寸法精度且つ超小型で、低コストで製造でき、コ
ア側面の荒れが少なく低損失な希土類イオン・窒素添加
酸化膜の製造方法及び光導波路の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、ガラス導波路やファイバのコア内
に希土類イオンを添加することにより、レーザや光増幅
器を実現しようとする研究開発が注目されている。
【0003】図5は、ガラス導波路のコア内に希土類イ
オンを添加する方法の従来例を示したものである。すな
わち、光が伝搬するコア55とコア55の周りにクラッ
ド層56を有するガラス光導波路膜を基板上に形成させ
る際に、基板51上にバッファ層52、コア用ガラス多
孔質膜53を形成し、このコア用ガラス多孔質膜53に
希土類元素と遷移金属元素から選ばれた1種類以上の元
素を含む溶液中に液浸して、この元素をコア用ガラス多
孔質膜53に所定濃度に添加させ、乾燥、焼結後、フォ
トリソグラフィ,ドライエッチングプロセスによりコア
55を形成し、コア55表面上にクラッド層56を堆積
させてレーザ用、あるいは光増幅器用希土類イオン添加
ガラス導波路を得る方法である(特開平2−25083
号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5に示した従来の希
土類イオン添加ガラス導波路の製造方法には以下のよう
な難しい問題点がある。
【0005】(1)コアとクラッドとの屈折率差の大き
いガラス導波路を製造するために、屈折率制御用添加物
を含んだ屈折率の高いコアガラス膜をバッファ層の上に
形成すると、基板全体が熱膨張係数の違いによって反り
を生じ、その反り量が10μmをはるかに超える大きな
値となるので、高寸法精度の光回路をパターニングする
ことがむずかしい。この点で屈折率差を大きくするには
限界があった。
【0006】(2)また、上記(1)の理由以外に、コ
アとクラッドとの屈折率差に限界があることがわかっ
た。すなわち、屈折率の高いコア用多孔質膜を堆積させ
ても、加熱透明化の焼結プロセスで屈折率制御用添加物
が揮散してしまい、屈折率の高いコア層を実現すること
がむずかしく、最大でも1.47を超えることはなかっ
た。そのため、比屈折率差はたかだか1%程度が限界で
あった。
【0007】(3)屈折率制御用添加物を多く含んだコ
ア層を矩形状にドライエッチングすると、コア層を構成
するSiO2 と上記添加物とのエッチング速度の違いに
よってエッチング側面が凹凸状に荒れ、それが原因で散
乱損失を増大させる。
【0008】(4)また、屈折率制御用添加物を増大さ
せていくと、吸収及び散乱損失が増え、低損失な光導波
路を実現することがむずかしい。
【0009】本発明の目的は前記した従来技術の欠点を
解消し、高屈折率で透明度が良く、反りが少なく低損失
で、高寸法精度且つ超小型で、低コストで製造でき、コ
ア側面の荒れが少なく低損失な希土類イオン・窒素添加
酸化膜の製造方法及び光導波路の製造方法を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、基板上にSiO2 の多孔質膜を形成する工
程と、この多孔質膜を希土類元素を含む溶液中に液浸し
てこの元素を上記多孔質膜中に所定濃度添加した後乾燥
させる工程と、この多孔質膜をNH3 ガスを含む雰囲気
下で加熱透明化する工程を有するものである。
【0011】SiO2 多孔質膜としてGe,P,Al,
B,Ti,Ta,Zn,Zrなどの屈折率制御用添加物
を少なくとも1種含んだSiO2 多孔質膜を用いること
もできる。
【0012】多孔質膜をNH3 ガスを含む雰囲気下で加
熱透明化する際に、He,Cl2 などのガスを少なくと
も1種添加してもよい。
【0013】基板と多孔質膜との間に、希土類イオン・
窒素添加酸化膜の屈折率よりも低屈折率のクラッド層を
設ける工程を有してもよい。
【0014】また、希土類イオン・窒素添加光導波路の
製造方法は、基板上にSiO2 の多孔質膜を形成する工
程と、この多孔質膜を希土類元素を含む溶液中に液浸し
てこの元素を上記多孔質膜中に所定濃度添加した後乾燥
させる工程と、この多孔質膜をNH3 ガスを含む雰囲気
下で加熱透明化する工程と、この透明な酸化膜をフォト
リソグラフィ、ドライエッチングプロセスを用いて略矩
形状のパターンに形成する工程と、このパターン表面に
低屈折率のクラッド膜を被覆する工程とを有する。
【0015】
【作用】上記構成により、基板上に屈折率が1.46〜
1.90の範囲の高屈折率で且つ透明度が高い希土類イ
オン・窒素添加酸化膜(SixOyNz:x,y,zは
実数)を、基板に反りを発生させずに形成することがで
きる。上記屈折率の値は、NH3 ガス濃度、加熱透明化
の温度、加熱時間によって制御することができる。例え
ば、NH3 ガス濃度を濃くすれば屈折率を高くすること
ができる。また、加熱透明化の温度或いは加熱時間の増
大によっても屈折率を高くすることができる。
【0016】多孔質膜は、火炎加水分解法、火炎堆積
法、CVD法、コーティング法などによって成膜するの
で不純物の混入も少なく、且つNH3 ガス雰囲気下で加
熱透明化しても不純物混入による光透過率の低下、即ち
光損失の増大を招くことがなく、低損失な膜を形成する
ことができる。
【0017】SiO2 多孔質膜に屈折率制御用添加物を
添加することで、さらに高屈折率の膜を形成することが
できる。また、屈折率制御用添加物は、基板と膜との熱
膨張係数の整合用添加物として使うことができるので、
種々の材質の基板を用いることができる。さらに、G
e,P,Al等の添加は増幅度を高めたり増幅帯域幅の
拡大効果を期待することができる。
【0018】加熱透明化する際にHeガスを添加するこ
とにより多孔質膜中にNを容易に混入させることができ
る。また、多孔質膜の透明化を促進させることができ
る。さらに、Clガスを添加すれば多孔質膜中のOH基
の含有量を最小限にすることができる。
【0019】基板と多孔質膜との間に低屈折率のクラッ
ド層を設けることにより基板にはガラス、半導体、磁性
体、強誘電体など広い範囲に亘って用いることができ
る。
【0020】また、上記構成により、コアとクラッドと
の屈折率差の大きい希土類イオン・窒素添加光導波路を
実現することができる。この時、コアとクラッドとの比
屈折率差は0.5〜10数%である。また、基板の反り
がほとんど生じないので偏光依存性の少ない光回路を実
現することができる。フォトリソグラフィの際に設計し
たマスク寸法に近い高寸法精度のパターンをパターンニ
ングすることができるので、所望設計値通りの光回路を
実現することができる。また、高比屈折率差の実現によ
り、従来の導波路型光回路に比し、1/3から1/50
程度の超小型光回路を実現することができる。また、超
小型化により低損失な光回路を実現することができ、低
コスト化を達成することができる。さらに、一度に多量
の数を量産することができ、これによる低コスト化も期
待できる。また、P,Ge,Al,Cl等は熱膨脹係数
の整合用、増幅効率の増大、増幅帯域幅の拡大などを目
的として添加するために、従来のように多量に添加する
必要はなく結果的にドライエッチングの際のSiO2と
上記添加物とのエッチング速度の違いによるコア側面の
エッチング荒れを軽減することができ、散乱損失の低減
を図ることができる。さらに、基板上に長尺のコアパタ
ーンを形成することができるので増幅度の高い光導波路
が期待できる。
【0021】
【実施例】図1に本発明の希土類イオンとNを含有した
酸化膜を基板上に形成する方法の第1の実施例を示す。
まず、図1(a)は基板1上の第1クラッド2(屈折率
Ne)上にコア用多孔質膜3を形成する工程である。な
お、同図は側断面図を示したものである。基板1には、
ガラス(石英系ガラス,多成分系ガラス等)、半導体
(Si,GaAs,InP,酸化膜付きSi等)、磁性
体,強誘電体(LiNbO3 ,LiTaO3 等)等を用
いる。コア用多孔質膜3としては、SiO2 ,あるいは
SiO2 にGe,P,Al,Nb,Ti,Zn,Zr,
Ce,Na,K,B等の屈折率制御用添加物を少なくと
も1種含んだものを用いる。第1クラッド2もSiO2
あるいはSiO2 にB,F,P,Ge等の上記添加物を
少なくとも1種含んだものを用いる。この第1クラッド
2はCVD法,電子ビーム蒸着法,スパッタリング法等
によって形成する。コア用多孔質膜3は火炎加水分解
法,火炎堆積法,熱CVD法,ゾル・ゲル法,コーティ
ング法等によって形成するが、その膜厚は数μmから百
数十μmの範囲から選ばれる。
【0022】次に、図1(b)に示すように、数百℃か
ら1000℃の範囲の温度で加熱してコア用多孔質膜3のか
さ密度を上げる。その後、図1(c)に示すように、基
板1を希土類元素(あるいは希土類元素と遷移金属元素
から選ばれた1種類以上元素)を含む溶液中(たとえ
ば、アルコール液に溶けたErCl3の溶液中)に液浸
し、この元素を上記コア用多孔質膜3内に添加させ、そ
の後、乾燥させる。
【0023】次に、図1(d)に示すように、基板1を
ガラス管6内に挿入し、電気炉4で加熱して透明な膜と
なるように焼結する。この加熱はHeとNH3 ガス雰囲
気中で行ない、膜3中にNを添加させる。この膜3中へ
のNの添加量は、NH3 ガスの濃度、加熱時間(通常、
1〜5時間)、加熱温度(1300〜1450℃) によって調節
することができる。希土類元素としては、Er,Nd,
Pr,Yb,Ho,Tm,Sm,Ce,等を少なくとも
1種含んだものを用いる。またこの加熱は上記ガス雰囲
気下で加圧した状態で行なうと、より効率的にNを膜中
に添加することができる。
【0024】図1(e)は焼結し終えた基板を示してお
り、第1クラッド2上に希土類イオンとNの添加された
酸化膜7が形成されている。
【0025】図2に本発明の希土類イオンとNを含有し
た酸化膜を基板上に形成する方法の第2の実施例を示
す。図2(a)〜図2(c)までは、図1(a)〜図1
(c)までと同じであるが、図1(d)と図2(d)と
では加熱透明化プロセスが異なる。すなわち、焼結の際
に、NH3 ガスとHeとCl2 を含む雰囲気下で行な
う。このCl2 ガスの導入は、コア用多孔質膜3中に含
まれている水分を取除くことを目的に行なう。
【0026】図3に本発明の希土類イオンとNを含有し
たコアを用いた光導波路の製造方法の実施例を示す。図
3(a)は図1あるいは図2の方法によって得た希土類
イオンとNを含有したコア用酸化膜7付きの基板1の側
断面図を示したものである。図3(b)は酸化膜7の上
にマスク用メタル膜(たとえば、WSi膜)8をスパッ
タリング法により形成したものである。このメタル膜8
の膜厚は数百nmから1μmの範囲が好ましい。
【0027】次に、図3(c)に示すように、上記メタ
ル膜8の上にフォトレジスト膜9を塗布し、マスクを介
して紫外線露光,ベーキング,現象,定着のいわゆるフ
ォトリソグラフィ工程により、フォトレジスト膜9を形
成する。
【0028】次に、このフォトレジスト膜9をマスクに
して、図3(d)に示すように、ドライエッチングによ
りメタル膜8をエッチングする。このドライエッチング
は、たとえば、NF3ガスを用いてプラズマ雰囲気下で
行なう。
【0029】その後、図3(e)に示すように、図3
(d)で形成したメタル膜8をマスクにしてドライエッ
チングを行ない、希土類イオンとNとを含有したコア用
酸化膜7をエッチングする。このエッチングガスは、た
とえば、CHF3 ガスを用いて行なう。
【0030】次に、図3(f)に示すように、コア用酸
化膜7上のメタル膜8をドライエッチングにより剥離す
る。そして最後に、図3(g)に示すように、コア用酸
化膜7の屈折率よりも低い材質のクラッド膜10を形成
し、コア用酸化膜7を埋め込んだ構造のいわゆる埋込み
型光導波路を得ることができる。
【0031】図4も本発明の希土類イオンとNを含有し
た光導波路の製造方法の実施例を示したものである。図
3と異なる点は、図4(a)の希土類イオンとN含有コ
ア用酸化膜7付きの基板として、基板1上に予め第1ク
ラッド膜2が形成され、その上に希土類イオンとN含有
コア用酸化膜7が形成されたものを用いた点である。後
の図4(b)から図4(g)の工程は図3(b)から図
3(g)までと同様の工程からなる。
【0032】次に、図1の具体的実施例について述べ
る。基板1にSiO2 ガラス(直径3インチ,厚さ1m
m)を用い、この基板1に、第1クラッド2としてSi
2 膜(膜厚5μm)をプラズマCVD法により形成し
た。その上に火炎堆積法によりSiO2 −P2 5 系の
多孔質膜3を20μm形成した。この後、800℃の温
度で2時間仮焼結を行なった(図1(b))。次に図1
(c)に示すように、ErCl3 をアルコール液に溶か
した溶液を用意し、この溶液中に基板を液浸した。十分
に液浸後、乾燥させた。その後、図1(d)に示すよう
に、石英のガラス管6内に入れ、矢印5−1方向からH
eとNH3 ガスを流しながら1350℃の温度で加熱した。
NH3 ガス流量(100cc/minから3 l/min)、加熱時
間(2時間から4時間)を変えて2種作成した結果、希
土類イオンとNを添加した酸化膜の屈折率を1.765
から1.90の範囲のものを得ることができた。また希
土類イオンの含有量は数百ppmから2%まで変えるこ
とができた。これらの基板の反り量は35μmであっ
た。
【0033】
【発明の効果】本発明は次のような効果を有している。
【0034】(1)屈折率が1.46〜1.90の範囲
の高屈折率で、かつ透明度が良いので、レーザや光増幅
器の用途に好適である。
【0035】(2)SixOyNzの膜を形成するさい
に基板に反りを発生させないので光回路のパターンニン
グが容易になる。
【0036】(3)光信号の増幅度が増大し、増幅帯域
幅が拡大するので、レーザや光増幅器の用途に好適であ
る。
【0037】(4)基板にガラス,半導体,磁性体,強
誘電体など多様な材料が使用できるので簡便である。
【0038】(5)エッチング側面があれないので散乱
損失が少なくなり、光導波路の性能が向上する。
【0039】(6)偏光依存性の少ない光回路を実現す
ることができることと、フォトリソグラフィの際に設計
したマスク寸法に近い高寸法精度のパターンをパターニ
ングすることができるので、所望設計値通りの光回路を
実現することができる。
【0040】(7)超小型化を実現することができ、こ
れにより低コスト化を図ることができる。
【0041】(8)高比屈折率化により、基板上に長尺
のコアパターンを形成することができるので、増幅度の
高い光導波路型増幅回路を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の希土類イオンとNを含有した酸化膜を
基板上に形成する方法を示す工程図である。
【図2】本発明の希土類イオンとNを含有した酸化膜を
基板上に形成する方法を示す別の工程図である。
【図3】本発明の希土類イオンとNを含有したコアを用
いた光導波路の製造方法を示す工程図である。
【図4】本発明の希土類イオンとNを含有した光導波路
の製造方法を示す別の工程図である。
【図5】従来の希土類イオン添加ガラス導波路の製造方
法を示す工程図である。
【符号の説明】
1 基板 3 コア用多孔質膜 7 希土類イオンとNの添加された酸化膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にSiO2 の多孔質膜を形成する
    工程と、該多孔質膜を希土類元素を含む溶液中に液浸し
    て該元素を該多孔質膜中に所定濃度添加した後乾燥させ
    る工程と、該多孔質膜をNH3 ガスを含む雰囲気下で加
    熱透明化する工程とを有することを特徴とする希土類イ
    オン・窒素添加酸化膜の製造方法。
  2. 【請求項2】 SiO2 多孔質膜としてGe,P,A
    l,B,Ti,Ta,Zn,Zrなどの屈折率制御用添
    加物を少なくとも1種含んだSiO2 多孔質膜を用いる
    ことを特徴とする請求項1記載の希土類イオン・窒素添
    加酸化膜の製造方法。
  3. 【請求項3】 多孔質膜をNH3 ガスを含む雰囲気下で
    加熱透明化する際に、He,Cl2 などのガスを少なく
    とも1種添加したことを特徴とする請求項1又は2記載
    の希土類イオン・窒素添加酸化膜の製造方法。
  4. 【請求項4】 基板と多孔質膜との間に、希土類イオン
    ・窒素添加酸化膜の屈折率よりも低屈折率のクラッド層
    を設ける工程を有することを特徴とする請求項1記載の
    希土類イオン・窒素添加酸化膜の製造方法。
  5. 【請求項5】 基板上にSiO2 の多孔質膜を形成する
    工程と、該多孔質膜を希土類元素を含む溶液中に液浸し
    て該元素を該多孔質膜中に所定濃度添加した後乾燥させ
    る工程と、該多孔質膜をNH3 ガスを含む雰囲気下で加
    熱透明化する工程と、該透明な酸化膜をフォトリソグラ
    フィ、ドライエッチングプロセスを用いて略矩形状のパ
    ターンに形成する工程と、該パターン表面に低屈折率の
    クラッド膜を被覆する工程とを有することを特徴とする
    希土類イオン・窒素添加光導波路の製造方法。
JP4272939A 1992-10-12 1992-10-12 希土類イオン・窒素添加酸化膜の製造方法及び光導波路の製造方法 Pending JPH06123813A (ja)

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