JPH06121965A - 塗膜の製法およびそれに用いる塗膜形成用薬剤 - Google Patents

塗膜の製法およびそれに用いる塗膜形成用薬剤

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JPH06121965A
JPH06121965A JP17835592A JP17835592A JPH06121965A JP H06121965 A JPH06121965 A JP H06121965A JP 17835592 A JP17835592 A JP 17835592A JP 17835592 A JP17835592 A JP 17835592A JP H06121965 A JPH06121965 A JP H06121965A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 湿潤下地および高湿度雰囲気下での硬化性に
優れ、しかも硬化収縮および柔軟性の阻害されない塗膜
の製法およびそれに用いる塗膜形成用薬剤を提供する。 【構成】 塗膜形成材料を用いて基材表面に塗膜を形成
する方法であって、下記の(A)成分および(B)成分
を混合して、この混合物を基材表面に塗工するに際し
て、予め混合物にセメント成分を添加する。 (A)重合性膜形成剤。 (B)重合開始剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗膜防水材,塗床材等
として用い塗膜を形成する塗膜の製法およびそれに用い
る塗膜形成用薬剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート,アスファルト,金属等の
床面,屋上あるいは外壁のコーティング材として、メチ
ルメタクリレート(以下「MMA」と略す)系シロップ
組成物が、優れた耐候性,耐薬品性および速硬化性を有
するものとして賞用されている。上記MMA系シロップ
組成物は、MMA単独重合体をMMA単量体に溶解する
か、あるいはMMA単量体単独または上記単量体と他の
ビニル重合性単量体とを部分重合して得られるMMA系
モノマー、あるいはプレポリマーを反応成分として含有
し、空気遮断としてパラフィンワックスを含有するもの
である。上記組成物を、単独あるいは、珪石末,炭酸カ
ルシウム,石英粉等の増量剤,べんがら,フタロシアニ
ンブルー等の着色剤と混合して塗工すると、上記パラフ
ィンワックスが塗膜表面に浮いて薄膜を作り、空気が遮
断された状態でラジカル重合反応が進行するため、非常
に耐候性および耐薬品性に優れた硬化皮膜が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記M
MA系シロップ組成物を用いて、湿潤下地あるいは湿度
の高い雰囲気下で塗膜を形成すると、重合反応層が湿気
との接触により硬化が不充分となるという問題が生じ
る。また、硬化時の収縮率が大きいため、下地の種類に
よっては塗膜の反りや歪みが生じるという問題も生じ
る。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、湿潤下地および高湿度雰囲気下での硬化性に優
れ、しかも硬化収縮および柔軟性の阻害されない塗膜の
製法およびそれに用いる塗膜形成用薬剤の提供をその目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、塗膜形成材料を用いて基材表面に塗膜を
形成する方法であって、下記の(A)成分および(B)
成分の混合物を基材表面に塗工するに際して、予め混合
物にセメント成分を添加する塗膜の製法を第1の要旨と
する。 (A)重合性膜形成剤。 (B)重合開始剤。
【0006】また、下記の(A)成分および(C)成分
を備えた塗膜形成用薬剤を第2の要旨とし、 (A)液状重合性膜形成剤。 (C)下記の(x)および(y)成分からなる粉末状
物。 (x)セメント粉体。 (y)重合開始剤。 下記の(A),(D)および(E)成分を備えた塗膜形
成用薬剤を第3の要旨とする。 (A)液状重合性膜形成剤。 (D)セメント粉体。 (E)液状重合開始剤。
【0007】
【作用】すなわち、この発明者は、塗膜の形成をラジカ
ル重合系で行う塗膜形成において、湿潤下地および多湿
雰囲気下での硬化性に優れ、硬化収縮がなく、しかも柔
軟性の低下の少ない塗膜形成用薬剤を得るために一連の
研究を重ねた。その結果、重合性膜形成剤と重合開始剤
に加えて、吸湿硬化性および収縮低下機能を有するセメ
ント成分を添加し、これを用いて塗膜を形成すると、高
い湿気を有する場合においても、セメント成分が湿気を
吸収して充分な硬化が行われ塗膜が形成され、かつ硬化
収縮による反りや歪みの生じないことを見出し本発明に
到達した。
【0008】つぎに、本発明について詳しく説明する。
【0009】本発明の塗膜形成用薬剤は、液状重合性膜
形成剤(A成分)と、これに、セメント粉体(x成
分)および重合開始剤(y成分)とを用いて得られる、
またはセメント粉体(D成分)および液状重合開始剤
(E成分)とを用いて得られる。
【0010】上記液状重合性膜形成剤(A成分)は、下
記の(a)〜(e)成分から構成される。
【0011】(a)アクリル酸アルキルエステル,メタ
クリル酸アルキルエステルの少なくとも一つ。 (b)上記(a)成分に可溶なアクリル系重合体。 (c)上記(a)成分に可溶な可塑剤。 (d)1分子中に少なくとも2個の重合性二重結合を有
する化合物。 (e)40℃以上の融点を有するパラフィンワックスの
少なくとも一つを配合した組成物。
【0012】上記(a)成分は、重合して塗膜の骨格を
構成するものであって、アクリル酸アルキルエステルと
しては、例えばアクリル酸メチル,アクリル酸エチル,
アクリル酸n−ブチル,アクリル酸i−ブチル,アクリ
ル酸t−ブチル,アクリル酸2−エチルヘキシル等があ
げられる。また、メタクリル酸エステルとしては、メタ
クリル酸ラウリル等があげられる。これらは単独でもし
くは併せて用いられる。なかでも、ホモポリマーのガラ
ス転移温度が80℃以上のモノマー(例えばメタクリル
酸エチル,メタクリル酸t−ブチル等)と、同じくホモ
ポリマーのガラス転移温度が0℃以上のモノマー(例え
ばアクリル酸ブチル,アクリル酸2−エチルヘキシル,
メタクリル酸ラウリル等)とを組み合わせた混合物が、
得られる塗膜に適度な強度と柔軟性を付与することがで
き好適である。そして、ガラス転移温度が80℃以上の
モノマー(M)とガラス転移温度が0℃以上のモノマー
(N)の混合割合は、重量比で、M/N=30/70〜
85/15の割合に設定することが好適である。
【0013】なお、上記(a)成分の含有量は、適宜に
設定することができるが、特に液状重合性膜形成剤(A
成分)中、51〜85重量%(以下「%」と略す)に設
定することが好ましく、より好ましくは60〜75%に
設定することである。すなわち、(a)成分が51%未
満では、得られる塗膜形成用薬剤の粘度が高くなって塗
工作業性,セルフレベリング性(均一厚みの膜を形成す
る能力)が低下する傾向がみられ、逆に85%を超える
と硬化性が悪くなる傾向がみられるからである。
【0014】上記(b)成分であるアクリル重合体は、
組成物の粘度調節,ポリマー分の存在による硬化時間の
短縮および塗膜の強度と柔軟性のバランスによる耐久性
の向上として添加されるものであって、上記(a)成分
に可溶でなければならない。このようなアクリル重合体
としては、メタクリル酸メチル,メタクリル酸n−ブチ
ル,メタクリル酸i−ブチル,メタクリル酸t−ブチ
ル,メタクリル酸2−エチルヘキシル,メタクリル酸ラ
ウリル,アクリル酸メチル,アクリル酸エチル,アクリ
ル酸n−ブチル,アクリル酸i−ブチル,アクリル酸t
−ブチル,アクリル酸2−エチルヘキシル等のモノマー
を重合してなる重合体、あるいはこれらの2種以上を組
み合わせてなる共重合体があげられる。なかでも、メタ
クリル酸メチル重合体,メタクリル酸メチルとホモポリ
マーのガラス転移温度の低いモノマー(例えばアクリル
酸メチル,アクリル酸エチル,アクリル酸n−ブチル,
アクリル酸i−ブチル,アクリル酸2−エチルヘキシ
ル,メタクリル酸ラウリル等)との共重合体を用いるこ
とが好適である。そして、これらの重合体の分子量は2
00〜8000であることが好適である。
【0015】なお、上記(b)成分の含有量も適宜に設
定することができるが、特に液状重合性膜形成剤(A成
分)中、10〜24%に設定することが好ましく、より
好ましくは60〜75%に設定することである。すなわ
ち、(b)成分が10%未満では、得られる塗膜形成用
薬剤の硬化性が悪くなる傾向がみられ、逆に24%を超
えると塗膜形成用薬剤の粘度が上昇して塗工作業性とセ
ルフレベリング性が低下する傾向がみられるからであ
る。
【0016】上記(c)成分である可塑剤は、塗膜形成
用薬剤の粘度調節および硬化物の可塑化による下地面へ
の追従性の向上を目的として添加されるものであって、
上記(b)成分と同様、(a)成分に可溶でなければな
らない。このような可塑剤としては、例えばジブチルフ
タレート,ジブチルフタレート−ジ−n−オクチルフタ
レート,ジ−2−エチルヘキシルフタレート,オクチル
デシルフタレート,ジ−n−デシルフタレート,ジイソ
デシルフタレート,ブチルベンジルフタレート等のフタ
ル酸エステル酸,ジ−2−エチルヘキシルアジペート,
オクチルデシルアジペート,ジ−2−エチルヘキシルセ
バケート,ジブチルセバケート,ジ−2−エチルヘキシ
ルアゼレート,ポリプロピレングリコール,塩素化パラ
フィン,アジピン酸系,アゼライン酸系,セバチン酸
系,フタル酸系のポリエステル系高分子可塑剤やエポキ
シ化油,エポキシ化脂肪酸エステル等のエポキシ系高分
子可塑剤等があげられる。これらは単独でもしくは併せ
て用いられる。
【0017】なお、上記(c)成分の含有量も適宜に設
定されるが、特に液状重合性膜形成剤(A成分)中、5
〜25%に設定することが好ましく、より好ましくは5
〜20%に設定することである。すなわち、5%未満で
は、硬化物の下地への追従性が不充分となる傾向がみら
れるからである。
【0018】このように、本発明の塗膜形成用薬剤で
は、上記(a)〜(c)成分の相互の含有比率を変える
ことによって、塗工作業性,セルフレベリング性および
硬化性に影響を付与する粘度を好ましい範囲に調節する
ことができ、かつ硬化物の強度と柔軟性のバランスを同
じく好ましい範囲に調節することができる。
【0019】また、前記(d)成分である1分子中に少
なくとも2個の重合性二重結合を有する化合物は、上記
(a)成分を架橋させ、硬化物の耐久性を向上させる目
的で添加されるものであって、この架橋により塗膜表面
の耐薬品性,耐汚れ性も向上する。このような化合物と
しては、エチレングリコールジメタクリレート、1,2
−プロピレングリコールジメタクリレート、1,3−ブ
チレングリコールメタクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールジメタクリレート、ジプロピレングリコールジメ
タクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレー
ト、テトラエチレングリコールジメタクリレート、ポリ
エチレングリコールジメタクリレート等のポリオキシア
ルキレングリコールジメタクリレート、ジビニルベンゼ
ンジアリルフタレート、トリアリルフタレート、トリア
レルシアスレート、トリアリルイソシアヌレート、アリ
ルメタクリレート、ジアリルフマレート等があげられ
る。これらは単独でもしくは併せて用いられる。
【0020】なお、上記(d)成分の含有量も適宜に設
定することができるが、含有量が多過ぎると硬化物の柔
軟性を損なうため、上記(a)〜(c)成分の合計量1
00重量部(以下「部」と略す)に対して0.1〜10
部に設定することが好ましく、より好ましくは1〜5部
である。すなわち、0.1部未満では硬化性,耐久性が
悪くなり、逆に10部を超えると柔軟性が悪化する傾向
がみられるからである。
【0021】前記セメント粉体としては、塗膜形成用薬
液内部および下地水分,大気中水分と反応し、水分によ
る重合反応阻害を減少する作用を有する。しかも、硬化
時の収縮を減少する効果も有する。このようなセメント
粉体としては、例えば、ボルトラントセメント,ジェッ
トセメント,アルミナセメント,急結セメント等があげ
られる。好ましくは水との反応性が高い急結セメント,
ジェットセメント,アルミナセメント,特殊セメントが
硬化性の改良には有効である。なお、このようなセメン
ト粉体には、多少の不純物が含まれていても差し支えな
い。
【0022】なお、上記セメント粉体の配合量は、配合
量が多過ぎると流動性が悪く、形成される塗膜も固くな
るために、上記(a)〜(e)成分の合計量100部に
対して10〜200部に設定することが好ましく、特に
好ましくは50〜150部である。すなわち、10部未
満では、セメント粉体を配合した効果である水分を吸収
し重合反応の阻害を減少させることが困難となり、逆に
200部を超えると、得られる塗膜形成用薬液の流動性
が悪化して塗膜も固くなってしまう傾向がみられるから
である。
【0023】前記重合開始剤としては、粉体状および液
状のいずれであってもよい。そして、本発明の塗膜形成
用薬剤の硬化は、通常、硬化剤と硬化促進剤との組み合
わせからなるレドックス系触媒を用いて、−30〜50
℃の温度範囲で2時間以内に硬化させることによって行
われる。このようなレドックス系触媒としては、各種の
ものを用いることができるが、上記硬化促進剤として三
級アミン、硬化剤として有機過酸化物の組み合わせを用
いるのが好適である。上記三級アミンとしては、窒素原
子に直接少なくとも1個の芳香族残基が結合しているも
のを用いるのが好ましく、特にN,N′−ジメチルアニ
リン、N,N′−ジメチル−p−トルイジン、N,N′
−ジヒドロキシエチル−p−トルイジン、N,N′−ジ
−2−ヒドロキシプロピル−p−トルイジン等があげら
れ、単独でもしくは併せて用いられる。また、上記有機
過酸化物としては、過酸化ベンゾイルを用いるのが好ま
しい。さらに、上記過酸化ベンゾイルを用いる際には、
取り扱い上の危険を回避するために、不活性の液体また
は固体によって濃度50%に希釈されたペースト状また
は粉末状のものを用いることがより好ましい。そして、
結晶水を有する無機粉体で表面処理された過酸化ベンゾ
イルを用いることが特に好ましい。上記無機粉体として
は、リン酸カルシウム,硫酸カルシウム,炭酸マグネシ
ウム,水酸化アルミニウム等があげられる。
【0024】そして、本発明の塗膜形成用薬剤は、施工
生産性を考慮すると硬化時間が短いことが好ましい。し
かし、屋上床や外壁面をコーティングする場合には、塗
工後、薬剤の硬化前に塗膜表面を平滑に整える余裕時間
が必要なために、可使時間および硬化時間があまりに短
過ぎると、塗工作業性が困難になり良好な塗膜も得られ
ない。したがって、作業に応じた可使時間が得られ、し
かも施工効率が低下しない程度の短い時間で硬化するよ
うに、使用する硬化剤および硬化促進剤の配合量を調整
して、可使時間が5〜30分、硬化時間が10〜90分
になるように設定することが好適である。
【0025】このような可使時間および硬化時間を達成
するために、薬剤の温度あるいは塗工時の気温に応じ
て、使用する硬化剤および硬化促進剤量の少なくとも一
方を適宜に調整する必要がある。このため、本発明にお
いては、硬化剤として有機過酸化物(50%濃度)を使
用する場合には、本発明の塗膜形成用薬剤中、0.5〜
10%に設定するのが好ましく、より好ましくは1〜5
%である。また、硬化促進剤として、三級アミンを使用
する場合は、上記と同様、0.1〜6%に設定するのが
好ましく、より好ましくは0.3〜4%である。
【0026】本発明の塗膜形成用薬液には、上記(a)
〜(e)成分,セメント粉体および重合開始剤以外に、
必要に応じて、耐候性の向上のために紫外線吸収剤を添
加することができる。
【0027】上記紫外線吸収剤としては、2−ヒドロキ
シ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキ
シ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロ
キシ−4,4′−ジブトキシベンゾフェノン等の2−ヒ
ドロキシベンゾフェノンおよびこれらの誘導体、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾト
リアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ
−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2〔2′
−ヒドロキシ−3′,5′−ビス(2,2′−ジメチル
プロピル)フェニル〕ベンゾトリアゾールあるいはこれ
らのハロゲン誘導体等のベンゾトリアゾール誘導体、あ
るいはフェニルサリシレート、p−t−ブチルフェニル
サリシレート等のサリシル酸のエステル類等をあげるこ
とができる。これら紫外線吸収剤は、上記(a)〜
(c)成分の合計量100部に対して0.01〜5部の
範囲で添加することが好ましい。
【0028】本発明の塗膜形成用薬液の硬化性を安定化
させる目的で、トリブチルホスファイト,トリ(2−エ
チルヘキシル)ホスファイト,トリデシルホスファイ
ト,トリステアリルホスファイト,トリス(ノニルフェ
ニル)ホスファイト,トリフェニルホスファイト等のホ
スファイト類を添加することができる。
【0029】さらに、形成される塗膜を整える目的で、
各種の消泡剤およびレベリング剤を添加することがで
き、また塗膜形成用薬液の貯蔵安定性を向上させる目的
で、ヒドロキノン、ヒドロキノンメチルエーテル、2,
4−ジメチル−6−t−ブチルフェノールのような重合
抑制剤を添加することができる。
【0030】また、前記セメント成分の吸湿硬化を高め
る目的で、合成ゼオライト,酸化カルシウムのような脱
水剤を混合使用することができる。
【0031】そして、本発明の塗膜形成用薬剤には、前
記セメント成分以外に、増量剤,顔料を適宜に配合する
ことができる。また、上記増量剤としては、炭酸カルシ
ウム,硅砂粉,水酸化アルミニウム等があげられる。ま
た、上記顔料としては、酸化チタン,硫酸バリウム,カ
ーボンブラック,クロムバーミリオン,べんがら等があ
げられる。ただし、これら増量剤および顔料の配合の合
計量は、本発明の塗膜形成用薬剤100部に対して0〜
100部の割合で配合するのが好適である。
【0032】本発明の塗膜形成用薬剤は、例えばつぎの
ようにして製造される。すなわち、前記(a)〜(e)
成分を配合し混合して液状重合性膜形成剤(A成分)を
作製する。ついで、この液状重合性膜形成剤(A成分)
と、セメント成分と、重合開始剤と、必要に応じて適宜
に配合される他の成分とを配合し混合することにより塗
膜形成用薬剤が製造される。
【0033】また、本発明の塗膜形成用薬剤として、レ
ドックス触媒の硬化剤と硬化促進剤の両成分を混合する
と、速やかに前記(a)成分と(d)成分との重合反応
が開始され、空気中および下地との接触面および薬剤中
の水分とセメント成分との水和反応が同時に進行する。
あるいは、本発明の薬剤と硬化剤を混合するだけでも、
常温で緩やかであるが硬化が進行する。したがって、前
記(a)〜(e)成分からなる重合性膜形成剤(A成
分)と硬化促進剤を第1成分として予め混合する。一
方、前記セメント成分と重合開始剤中の硬化剤を予め混
合する。そして、上記両者を別々に貯蔵し、使用前に2
成分を混合して使用することができる。この方法は、塗
工に際しての作業を単純化することができ好ましい。
【0034】本発明の塗膜形成用薬剤を用いての塗膜の
製造は、例えばつぎのようにして行われる。すなわち、
上記塗膜形成用薬剤として、別々に混合作製した2成分
を塗工直前に混合して塗膜形成用薬剤を準備する。そし
て、これを用いて、基材表面に塗工する。上記塗工方法
としては、スプレー,金ごて,刷毛塗り等の方法があげ
られる。また、塗工に際しては、必要に応じて下地とな
る基材にプライマー処理を施した後、この上に上記塗膜
形成用薬液を塗工することが好ましい。
【0035】このような塗膜形成用薬液の塗工対象とな
る基材としては、例えばコンクリート,アスファルト,
鋼板等の床,屋上,壁面等があげられ、薬剤はこれらの
トップコート材料等として用いられる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明は、基材表面に塗
膜を形成する塗膜形成材料として、重合性膜形成剤およ
び重合開始剤を用い、これを混合するに際してセメント
成分を添加したものを用いる。したがって、セメント成
分が吸湿硬化性および収縮低下機能を有するため、これ
を用いて塗膜を形成すると、高湿潤雰囲気下であっても
上記セメント成分が湿気を吸収して充分な硬化がなされ
る。そして、このような充分な硬化により形成された塗
膜は、硬化収縮による反りや歪みの発生が抑制される。
【0037】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0038】
【実施例1】下記に示す各成分を下記に示す割合で攪拌
機と加熱ジャケットとを備えた溶解槽に仕込み、攪拌し
ながらメタクリル酸メチル(MMA)とアクリル酸ブチ
ル(BA)の共重合体〔MMA/BA=90/10(重
量比)〕20部を少量ずつ添加した。
【0039】 (a)成分:メタクリル酸メチル 40部 (a)成分:アクリル酸2−エチルヘキシル 20部 (c)成分:塩素化パラフィン(塩素含有量50%) 10部 :オクチルデシルフタレート 10部 (d)成分:エチレングリコールジメタクリレート 2部 :N,N′−ジ(2−ヒドロキシプロピル)−p−トルイジン 0.5部 :ヒドロキノン 0.0025部
【0040】ついで、これらの混合物を、50℃に昇温
し、n−パラフィン(融点54〜56℃)0.5部と、
同じくn−パラフィン(融点64〜66℃)0.5部と
を添加して完全溶解し、20℃での粘度400cpsの
組成物を得た。この組成物100部に、60秒硬化型の
急結セメント100部と、硬化剤として結晶水を有する
無機粉体(炭酸マグネシウム)で処理された50%純分
の過酸化ベンゾイル(以下「B.P.Oパウダー」と略
す)3部を添加し、よく混合した。このようにして塗膜
形成用薬液を作製した。
【0041】そして、水中に5分間浸漬したのち5分間
風乾したスレート板上に、上記塗膜形成用薬液を塗布し
た。そして、これを25℃で湿度80%雰囲気中の硬化
させたが、良好な硬化状態であった。さらに、20℃で
湿度60%の標準状態で硬化させたものの24時間後の
ものの収縮率は3%であった。また、曲げ試験では異常
はみられなかった。
【0042】なお、上記硬化性の評価は、標準状態での
硬化物を基準とし、優位差の有無を官能試験によって行
った。また、収縮率は、離型処理されたガラス板上に1
5cm×30cmの厚み5mmの枠を組み、これに厚み
5mmで薬液を流してシートを作製し、12時間で裏返
し、24時間後に30cmに対する収縮率を求めた。
【0043】
【比較例1】上記セメント粉体に代えて、平均粒子径1
3μmの重質炭酸カルシウムを用いた。そして、実施例
1の組成物100部に、この重質炭酸カルシウム100
部を配合し、硬化剤として結晶水を有する粉体で処理さ
れた50%純分のB.P.Oパウダーを添加した。それ
以外は実施例1と同様にして塗膜形成用薬液を作製し
た。
【0044】この塗膜形成用薬液を用いて実施例1と同
様の試験を行った。その結果、接着界面が未硬化状態で
あって、高湿度雰囲気条件下の硬化では、表面に粘着を
有し充分な硬さが得られなかった。また、標準状態で硬
化せしめた24時間後の収縮率は5%であった。さら
に、曲げ試験においては若干の白化が観察された。
【0045】
【実施例2】下記に示す各成分を下記に示す割合で攪拌
機と加熱ジャケットとを備えた溶解槽に仕込み、攪拌し
ながらメタクリル酸メチル(MMA)とアクリル酸ブチ
ル(BA)の共重合体〔MMA/BA=90/10(重
量比)〕20部を少量ずつ添加した。
【0046】 (a)成分:メタクリル酸メチル 40部 (a)成分:アクリル酸2−エチルヘキシル 20部 (c)成分:塩素化パラフィン(塩素含有量50%) 10部 :オクチルデシルフタレート 10部 (d)成分:エチレングリコールジメタクリレート 2部 :N,N′−ジ(2−ヒドロキシプロピル)−p−トルイジン 0.5部 :ヒドロキノン 0.0025部
【0047】ついで、これらの混合物を、50℃に昇温
し、n−パラフィン(融点54〜56℃)0.5部と、
同じくn−パラフィン(融点64〜66℃)0.5部と
を添加して完全溶解し、20℃での粘度400cpsの
組成物を得た。この組成物100部に、普通セメントを
100部混合した。このようにして、20℃での粘度3
500cpsの配合物を得た。この配合物100部に対
して、硬化剤として結晶水を有する無機粉体(炭酸マグ
ネシウム)で処理された50%純分のB.P.Oパウダ
ー3部を添加し、よく混合した。このようにして塗膜形
成用薬液を作製した。
【0048】そして、実施例1と同様の条件にて硬化試
験を行った。その結果、湿潤面の接着は僅かに反応は遅
くなるが良好な接着が得られ、湿度80%の雰囲気下で
の硬化性は僅かにタックの消えるのは実施例1と比較し
て遅くなるが良好であった。さらに、標準状態での24
時間後のシートの収縮率は2.5%であった。また、曲
げ試験では異常はみられなかった。
【0049】
【実施例3】下記に示す各成分を下記に示す割合で攪拌
機と加熱ジャケットとを備えた溶解槽に仕込み、攪拌し
ながらメタクリル酸メチル(MMA)とアクリル酸ブチ
ル(BA)の共重合体〔MMA/BA=90/10(重
量比)〕20部を少量ずつ添加した。
【0050】 (a)成分:メタクリル酸メチル 40部 (a)成分:アクリル酸2−エチルヘキシル 20部 (c)成分:塩素化パラフィン(塩素含有量50%) 10部 :オクチルデシルフタレート 10部 (d)成分:エチレングリコールジメタクリレート 2部 :N,N′−ジ(2−ヒドロキシプロピル)−p−トルイジン 0.5部 :ヒドロキノン 0.0025部
【0051】ついで、これらの混合物を、50℃に昇温
し、n−パラフィン(融点54〜56℃)0.5部と、
同じくn−パラフィン(融点64〜66℃)0.5部と
を添加して完全溶解し、20℃での粘度400cpsの
組成物を得た。この組成物100部に、特殊セメント
(フクイケミカル社製,イーグルメントQ−6)100
部と、硬化剤として結晶水を有する無機粉体(炭酸マグ
ネシウム)で処理された50%純分のB.P.Oパウダ
ー3部を添加し、よく混合した。このようにして塗膜形
成用薬液を作製した。
【0052】そして、実施例1と同様の条件にて硬化試
験を行った。その結果、水中に5分間浸漬したのち風乾
5分後のスレート板上、および25℃,湿度80%雰囲
気下での硬化性(湿潤硬化性)は共に良好であり、20
℃,60%の標準状態で24時間後のシートの収縮率は
2%であった。また、曲げ試験では異常はみられなかっ
た。
【0053】
【実施例4,5】(a)成分であるメタクリル酸メチル
とアクリル酸2−エチルヘキシルの配合量を、下記の表
1に示す割合に変えた。それ以外は実施例3と同様にし
て組成物を得た。そして、上記組成物100部に、硬化
剤として結晶水を有する無機粉体(炭酸マグネシウム)
で処理された50%純分のB.P.Oパウダー3部を添
加し、よく混合した。このようにして塗膜形成用薬液を
作製した。
【0054】上記塗膜形成用薬液を、ガラス板およびモ
ルタル板上に、0.5kg/m2 となるようローラー刷
毛で塗布した。この塗膜の硬化時間を測定するととも
に、その塗工作業性,セルフレベリング性,硬化性を評
価した。また、得られた塗膜の柔軟性,耐汚れ性を評価
した。これらの結果を下記の表1に併せて示した。な
お、上記各評価はつぎのようにして行った。
【0055】〔塗工作業性〕作業者の官能評価によっ
た。
【0056】〔セルフレベリング性〕上記液状の塗膜形
成用薬剤100gをポリエチレン板上に注ぎ、直径が2
0cm以上の円板状に広がったものを○、20cm未満
のものを×とした。
【0057】〔硬化性〕上記液状の塗膜形成用薬剤をポ
リエチレン板上に厚み2mmで塗布し、24時間養生
後、表裏の硬度(JIS)差が2以内で硬度が40以上
のものを○、39〜35のものを△、34以下のものを
×とした。
【0058】〔塗膜の柔軟性〕上記液状の塗膜形成用薬
液を用いてポリエチレン板上に厚み2mmのシートを作
製し、24時間後に直径100mmの円弧を描くように
90°折り曲げ、このとき割れが生じるか否かを目視で
観察した。そして、異常無しのものを○、白化したもの
を△、割れが生じたものを×とした。
【0059】〔塗膜の耐汚れ性〕上記液状の塗膜形成用
薬液を用いて塗膜を形成し、24時間硬化養生後、白色
チョークで線引きを行い、拭き取り後の付着度合いを評
価した。そして、線が完全に無くなったものを○、少し
残るものを△、はっきりと線が残るものを×とした。
【0060】
【表1】
【0061】
【実施例6,7】(b)成分であるメタクリル酸メチル
とアクリル酸ブチルの共重合体の配合量を、下記の表2
に示す割合に変えた。それ以外は実施例3と同様にして
組成物を得た。そして、上記組成物100部に、硬化剤
として結晶水を有する無機粉体(炭酸マグネシウム)で
処理された50%純分のB.P.Oパウダー3部を添加
し、よく混合した。このようにして塗膜形成用薬液を作
製した。
【0062】上記塗膜形成用薬液を用いて塗工作業性,
セルフレベリング性,硬化性を評価した。また、得られ
た塗膜の柔軟性,耐汚れ性を評価した。これらの結果を
下記の表2に併せて示した。
【0063】
【表2】
【0064】
【実施例8,9】(c)成分である塩素化パラフィン
(塩素含有量50%)とオクチルデシルフタレートの配
合量を、下記の表3に示す割合に変えた。それ以外は実
施例3と同様にして組成物を得た。そして、上記組成物
100部に、硬化剤として結晶水を有する無機粉体(炭
酸マグネシウム)で処理された50%純分のB.P.O
パウダー3部を添加し、よく混合した。このようにして
塗膜形成用薬液を作製した。
【0065】上記塗膜形成用薬液を用いて塗工作業性,
セルフレベリング性,硬化性を評価した。また、得られ
た塗膜の柔軟性,耐汚れ性を評価した。これらの結果を
下記の表3に併せて示した。
【0066】
【表3】
【0067】
【実施例10,11】(d)成分であるエチレングリコ
ールの配合量を、下記の表4に示す割合に変えた。それ
以外は実施例3と同様にして組成物を得た。そして、上
記組成物100部に、硬化剤として結晶水を有する無機
粉体(炭酸マグネシウム)で処理された50%純分の
B.P.Oパウダー3部を添加し、よく混合した。この
ようにして塗膜形成用薬液を作製した。
【0068】上記塗膜形成用薬液を用いて塗工作業性,
セルフレベリング性,硬化性を評価した。また、得られ
た塗膜の柔軟性,耐汚れ性を評価した。これらの結果を
下記の表4に併せて示した。
【0069】
【表4】
【0070】
【実施例12,13】(e)成分であるパラフィンワッ
クスの配合量を、下記の表5に示す割合に変えた。それ
以外は実施例3と同様にして組成物を得た。そして、上
記組成物100部に、硬化剤として結晶水を有する無機
粉体(炭酸マグネシウム)で処理された50%純分の
B.P.Oパウダー3部を添加し、よく混合した。この
ようにして塗膜形成用薬液を作製した。なお、上記パラ
フィンワックスは、融点54〜56℃のn−パラフィン
と、融点64〜66℃のn−パラフィンを、重量比で
1:1の割合で混合したものである。
【0071】上記塗膜形成用薬液を用いて塗工作業性,
セルフレベリング性,硬化性を評価した。また、得られ
た塗膜の柔軟性,耐汚れ性を評価した。これらの結果を
下記の表5に併せて示した。
【0072】
【表5】
【0073】
【実施例14,15】セメント粉体(フクイケミカル社
製,イーグルメントQ−6)の配合量を、下記の表6に
示す割合に変えた。それ以外は実施例3と同様にして組
成物を得た。そして、上記組成物100部に、硬化剤と
して結晶水を有する無機粉体(炭酸マグネシウム)で処
理された50%純分のB.P.Oパウダー3部を添加
し、よく混合した。このようにして塗膜形成用薬液を作
製した。
【0074】上記塗膜形成用薬液を用いて塗工作業性,
セルフレベリング性,硬化性を評価した。また、得られ
た塗膜の柔軟性,耐汚れ性を評価した。さらに、前記実
施例1と同様にして収縮率,湿潤硬化性および多湿雰囲
気硬化性について測定し評価した。これらの結果を下記
の表6に併せて示した。
【0075】
【表6】
【0076】上記表1〜6の結果から、実施例品は全て
塗工作業性,セルフレベリング性,硬化性,塗膜の柔軟
性,塗膜の耐汚れ性に優れている。しかも、上記評価に
加えて収縮率が低く、湿潤硬化性および多湿雰囲気硬化
性にも優れた評価が得られた。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗膜形成材料を用いて基材表面に塗膜を
    形成する方法であって、下記の(A)成分および(B)
    成分の混合物を基材表面に塗工するに際して、予め混合
    物にセメント成分を添加することを特徴とする塗膜の製
    法。 (A)重合性膜形成剤。 (B)重合開始剤。
  2. 【請求項2】 セメント成分の添加量が、(A)成分で
    ある重合性膜形成剤100重量部に対して10〜200
    重量部に設定されている請求項1記載の塗膜の製法。
  3. 【請求項3】 (B)成分である重合開始剤が、粉末状
    である請求項1または2記載の塗膜の製法。
  4. 【請求項4】 下記の(A)成分および(C)成分を備
    えたことを特徴とする塗膜形成用薬剤。 (A)液状重合性膜形成剤。 (C)下記の(x)および(y)成分からなる粉末状
    物。 (x)セメント粉体。 (y)重合開始剤。
  5. 【請求項5】 (x)成分であるセメント成分の添加量
    が、(A)成分である液状重合性膜形成剤100重量部
    に対して10〜200重量部に設定されている請求項4
    記載の塗膜形成用薬剤。
  6. 【請求項6】 下記の(A),(D)および(E)成分
    を備えたことを特徴とする塗膜形成用薬剤。 (A)液状重合性膜形成剤。 (D)セメント粉体。 (E)液状重合開始剤。
  7. 【請求項7】 (D)成分であるセメント成分の添加量
    が、(A)成分である液状重合性膜形成剤100重量部
    に対して10〜200重量部に設定されている請求項6
    記載の塗膜形成用薬剤。
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