JPH0612114B2 - ロータリー圧縮機 - Google Patents
ロータリー圧縮機Info
- Publication number
- JPH0612114B2 JPH0612114B2 JP59277598A JP27759884A JPH0612114B2 JP H0612114 B2 JPH0612114 B2 JP H0612114B2 JP 59277598 A JP59277598 A JP 59277598A JP 27759884 A JP27759884 A JP 27759884A JP H0612114 B2 JPH0612114 B2 JP H0612114B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- low pressure
- cylinder
- motor
- closed container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C21/00—Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
- F01C21/08—Rotary pistons
- F01C21/0809—Construction of vanes or vane holders
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はロータリー圧縮機に関し、特にその給油機構に
係る。
係る。
従来例の構成とその問題点 一般にロータリー圧縮機においては、その取付性の面か
ら横置き型が有利であるが、各摺動部が油面から離れて
いるため、給油ポンプには工夫が要である。以下、従来
例の構成とその問題点を第５図、第６図に従い説明す
る。第５図，第６図の中で密閉容器ａ内には固定子ｂ及
び回転子ｃを有するモータと、このモータによって駆動
される圧縮装置が収納されている。圧縮装置はシャフト
ｄの偏心部ｅに嵌装されたローラｆが、シャフトｄが回
転することによってシリンダｇ内で回動し、ローラｆに
圧接されるベーンｈによってシリンダ内に区切られるこ
とにより、吸入管ｉより吸入されたガスは連続して圧縮
されるものである。圧縮されたガスは密閉容器ａ内に開
放された後、吐出管ｊより吐出される。前記ベーンｈの
低圧室側側面ｋには、密閉容器内に溜った油ｍの液面下
及びシリンダｇ内の低圧室内にそれぞれ両開口部を持つ
油溝ｌが設けてある。従って吸入室と密閉容器内との圧
力差によって油は吸入行程中に低圧室内に導かれ、摺動
部の潤滑を果す。かかる構成において、低圧室に供給さ
れる給油量は溝の通過断面積を変えるか、低圧室と油中
との連通時間を短かくすることによって変るが、極めて
大きな圧力差によって給油されるため、給油過剰となっ
てしまう。その結果、圧縮機は多量の油を圧縮すること
となり、大巾な消費電力の増加をきたすとともに、吐出
ガスからは多量の油が送り出されるため、密閉容器内の
油量不足が生じる等の欠点を有していた。
ら横置き型が有利であるが、各摺動部が油面から離れて
いるため、給油ポンプには工夫が要である。以下、従来
例の構成とその問題点を第５図、第６図に従い説明す
る。第５図，第６図の中で密閉容器ａ内には固定子ｂ及
び回転子ｃを有するモータと、このモータによって駆動
される圧縮装置が収納されている。圧縮装置はシャフト
ｄの偏心部ｅに嵌装されたローラｆが、シャフトｄが回
転することによってシリンダｇ内で回動し、ローラｆに
圧接されるベーンｈによってシリンダ内に区切られるこ
とにより、吸入管ｉより吸入されたガスは連続して圧縮
されるものである。圧縮されたガスは密閉容器ａ内に開
放された後、吐出管ｊより吐出される。前記ベーンｈの
低圧室側側面ｋには、密閉容器内に溜った油ｍの液面下
及びシリンダｇ内の低圧室内にそれぞれ両開口部を持つ
油溝ｌが設けてある。従って吸入室と密閉容器内との圧
力差によって油は吸入行程中に低圧室内に導かれ、摺動
部の潤滑を果す。かかる構成において、低圧室に供給さ
れる給油量は溝の通過断面積を変えるか、低圧室と油中
との連通時間を短かくすることによって変るが、極めて
大きな圧力差によって給油されるため、給油過剰となっ
てしまう。その結果、圧縮機は多量の油を圧縮すること
となり、大巾な消費電力の増加をきたすとともに、吐出
ガスからは多量の油が送り出されるため、密閉容器内の
油量不足が生じる等の欠点を有していた。
発明の目的 そこで本発明は密閉容器内と低圧室の差圧によって低圧
室に供給される油の、供給量をコントロールする機構の
実現を目的とする。
室に供給される油の、供給量をコントロールする機構の
実現を目的とする。
発明の構成 この目的を達成するために本発明はベーンに、上死点近
傍でシリンダの低圧室内と連通し、下死点近傍で密閉容
器内にたまった油の液面下に連通し、どの行程において
もシリンダの低圧室内と密閉容器内にたまった油の液面
下の両方に同時に連通しない油だめを設けることによ
り、密閉容器内にたまった油の液面下の圧力と油だめ内
の圧力の圧力差で密閉容器内にたまった液状の油を油だ
めに取り入れ、油だめ内の圧力とシリンダの低圧室内の
圧力の圧力差で油だめ内の油をシリンダの低圧室へ供給
するようにしたものであり、密閉容器内にたまった油の
液面下とシリンダの低圧室内とが連通しないように油だ
めを構成して給油過剰とならないようにしたものであ
る。
傍でシリンダの低圧室内と連通し、下死点近傍で密閉容
器内にたまった油の液面下に連通し、どの行程において
もシリンダの低圧室内と密閉容器内にたまった油の液面
下の両方に同時に連通しない油だめを設けることによ
り、密閉容器内にたまった油の液面下の圧力と油だめ内
の圧力の圧力差で密閉容器内にたまった液状の油を油だ
めに取り入れ、油だめ内の圧力とシリンダの低圧室内の
圧力の圧力差で油だめ内の油をシリンダの低圧室へ供給
するようにしたものであり、密閉容器内にたまった油の
液面下とシリンダの低圧室内とが連通しないように油だ
めを構成して給油過剰とならないようにしたものであ
る。
実施例の説明 以下、本発明の一実施例を添付図面に従って説明する。
第１図、第２図において、１−１，１−２，１−３は密
閉容器で、固定子２及び回転子３からなるモータ及び、
このモータによって駆動される圧縮装置が収納されてい
る。４は油で密閉容器１−１，１−２，１−３内にたま
っている。５はシリンダ、６，７はそれぞれモータ側プ
レート、反モータ側プレートでシリンダ５の両側に密着
され、圧縮室８を形成する。９はシャフトで偏心部１０
を有する。１３はローラで圧縮室８に内接している。１
４はベーンでローラ１３に圧接されることにより、圧縮
室８を高，低圧側に仕切る。このベーン１４には低圧室
側側面２０に、上死点近傍で低圧室内部２２と、下死点
近傍で密閉容器内の油４の液面下とに連通する油だめ２
１が設けてある。なお油だめ２１はどの行程においても
シリンダ５の低圧室内部２２と密閉容器内の油４の液面
下の両方に同時に連通しないように構成している。１５
は吸入管で一端が反モータ側プレート７に嵌挿され、他
端は密閉容器１−２の外に開放されている。１６は吐出
管で密閉容器１−２に溶着されている。１７は反モータ
側プレート７に設けられた吐出弁、１８は吐出マフラー
室１９を形成するカバーである。
第１図、第２図において、１−１，１−２，１−３は密
閉容器で、固定子２及び回転子３からなるモータ及び、
このモータによって駆動される圧縮装置が収納されてい
る。４は油で密閉容器１−１，１−２，１−３内にたま
っている。５はシリンダ、６，７はそれぞれモータ側プ
レート、反モータ側プレートでシリンダ５の両側に密着
され、圧縮室８を形成する。９はシャフトで偏心部１０
を有する。１３はローラで圧縮室８に内接している。１
４はベーンでローラ１３に圧接されることにより、圧縮
室８を高，低圧側に仕切る。このベーン１４には低圧室
側側面２０に、上死点近傍で低圧室内部２２と、下死点
近傍で密閉容器内の油４の液面下とに連通する油だめ２
１が設けてある。なお油だめ２１はどの行程においても
シリンダ５の低圧室内部２２と密閉容器内の油４の液面
下の両方に同時に連通しないように構成している。１５
は吸入管で一端が反モータ側プレート７に嵌挿され、他
端は密閉容器１−２の外に開放されている。１６は吐出
管で密閉容器１−２に溶着されている。１７は反モータ
側プレート７に設けられた吐出弁、１８は吐出マフラー
室１９を形成するカバーである。
上記構成においてロータ３の回転はシャフト９に伝わ
り、偏心部１０に嵌装されたローラ１３が圧縮室８の中
で偏心回動し、ローラ１３に圧接されるベーン１４によ
っ圧縮室８内が高圧側、低圧側に仕切られることによ
り、吸入管１５より吸入されたガスは連続して圧縮され
る。圧縮されたガスは吐出弁１７より吐出され、吐出マ
フラー室１９内に開放された後、密閉容書１−１，１−
２，１−３内に開放され、吐出管１６より吐出される。
り、偏心部１０に嵌装されたローラ１３が圧縮室８の中
で偏心回動し、ローラ１３に圧接されるベーン１４によ
っ圧縮室８内が高圧側、低圧側に仕切られることによ
り、吸入管１５より吸入されたガスは連続して圧縮され
る。圧縮されたガスは吐出弁１７より吐出され、吐出マ
フラー室１９内に開放された後、密閉容書１−１，１−
２，１−３内に開放され、吐出管１６より吐出される。
第３図は本考案の圧縮機のシリンダ５内を反モータ側か
ら見たもので、２２は低圧室である。圧縮機の運転中
は、密閉容器１−１，１−２，１−３内は高圧となるた
め、油４中には大量の高圧のガスが溶け込んでいる。第
３図の(a)において、ベーン１４が上死点近傍で油だめ
２１が低圧室２２と連通すると、油だめ２１の中の油の
中に溶け込んだガスが膨張し、みかけ上の油の体積が増
加するため、この増加分の油４′が低圧室２２内に供給
される。次に第３図，第４図の(b)において、ベーン１
４が下死点にきて油だめ２１が油４中と連通すると、圧
力によって油だめ内の油はみかけ上の体積が減少し、油
４中からの油が矢印の如く油だめ２１内に入り込む。こ
のくり返しによって密閉容器１−１，１−２，１−３内
に溜った油は連続して低圧室２２内に供給されるのであ
る。
ら見たもので、２２は低圧室である。圧縮機の運転中
は、密閉容器１−１，１−２，１−３内は高圧となるた
め、油４中には大量の高圧のガスが溶け込んでいる。第
３図の(a)において、ベーン１４が上死点近傍で油だめ
２１が低圧室２２と連通すると、油だめ２１の中の油の
中に溶け込んだガスが膨張し、みかけ上の油の体積が増
加するため、この増加分の油４′が低圧室２２内に供給
される。次に第３図，第４図の(b)において、ベーン１
４が下死点にきて油だめ２１が油４中と連通すると、圧
力によって油だめ内の油はみかけ上の体積が減少し、油
４中からの油が矢印の如く油だめ２１内に入り込む。こ
のくり返しによって密閉容器１−１，１−２，１−３内
に溜った油は連続して低圧室２２内に供給されるのであ
る。
この際、供給される油４′の量は油だめ２１が低圧室２
２と通した時生じるみかけ上の油の膨張分だけであり、
その供給量は油だめ２１の容積によって細かく調節する
ことができ、最適量の選択が可能である。
２と通した時生じるみかけ上の油の膨張分だけであり、
その供給量は油だめ２１の容積によって細かく調節する
ことができ、最適量の選択が可能である。
発明の効果 以上の説明からも明らかなように、本発明はベーンに、
上死点近傍でシリンダの低圧室内と連通し、下死点近傍
で密閉容器内にたまった油の液面下に連通し、どの行程
においてもシリンダの低圧室内と密閉容器内にたまった
油の液面下の両方に同時に連通しない油だめを設けるこ
とにより、シリンダの低圧室内への給油過剰を防止で
き、油だめの容積を変えることによって簡単に細かく給
油量のコントロールが可能となり、その実用的効果は極
めて大きい。
上死点近傍でシリンダの低圧室内と連通し、下死点近傍
で密閉容器内にたまった油の液面下に連通し、どの行程
においてもシリンダの低圧室内と密閉容器内にたまった
油の液面下の両方に同時に連通しない油だめを設けるこ
とにより、シリンダの低圧室内への給油過剰を防止で
き、油だめの容積を変えることによって簡単に細かく給
油量のコントロールが可能となり、その実用的効果は極
めて大きい。
第１図は本発明のロータリー圧縮機の一実施例の縦断面
図、第２図は上記圧縮機におけるベーンの斜視図、第３
図(a)は同圧縮機のシリンダを反モータ側から見た側面
図、第３図(b)は他の動作状態における同様側面図、第
４図(a)，(b)は第３図(a)，(b)の要部拡大図、第５図は
従来のロータリー圧縮機の一実施例の主要部縦断面図、
第６図はそのベーンの斜視図である。 ４……油、５……シリンダ、６……モータ側プレート、
７……反モータ側プレート、８……圧縮室、１３……ロ
ーラ、１４……ベーン、２１……油だめ。
図、第２図は上記圧縮機におけるベーンの斜視図、第３
図(a)は同圧縮機のシリンダを反モータ側から見た側面
図、第３図(b)は他の動作状態における同様側面図、第
４図(a)，(b)は第３図(a)，(b)の要部拡大図、第５図は
従来のロータリー圧縮機の一実施例の主要部縦断面図、
第６図はそのベーンの斜視図である。 ４……油、５……シリンダ、６……モータ側プレート、
７……反モータ側プレート、８……圧縮室、１３……ロ
ーラ、１４……ベーン、２１……油だめ。
Claims (1)
- 【請求項１】密閉容器内に、固定子及び回転子を有する
モータと、このモータにより回転するシャフトと、圧縮
室を形成するシリンダと、このシリンダの両面に密着さ
れるモータ側プレート及び反モータ側プレートと、前記
圧縮室に内接し、偏心回転するローラピストンと、先端
部がローラピストンに圧接して前記圧縮室を高低圧側に
仕切るベーンと、前記ベーンに、上死点近傍でシリンダ
の低圧室内と連通し、下死点近傍で密閉容器内にたまっ
た油の液面下に連通し、どの圧縮行程においてもシリン
ダの低圧室内と密閉容器内にたまった油の液面下の両方
に同時に連通しない油だめとを備えたことを特徴とする
ロータリー圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59277598A JPH0612114B2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | ロータリー圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59277598A JPH0612114B2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | ロータリー圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61155681A JPS61155681A (ja) | 1986-07-15 |
| JPH0612114B2 true JPH0612114B2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=17585671
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59277598A Expired - Lifetime JPH0612114B2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | ロータリー圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0612114B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6290472B2 (en) * | 1998-06-10 | 2001-09-18 | Tecumseh Products Company | Rotary compressor with vane body immersed in lubricating fluid |
| JP6567352B2 (ja) * | 2015-07-28 | 2019-08-28 | 東芝キヤリア株式会社 | 回転式圧縮機及び冷凍サイクル装置 |
| CN106481562B (zh) * | 2015-08-27 | 2018-07-27 | 上海海立电器有限公司 | 一种叶片以及具有该叶片的转子式压缩机 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5346612U (ja) * | 1976-09-27 | 1978-04-20 |
-
1984
- 1984-12-27 JP JP59277598A patent/JPH0612114B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61155681A (ja) | 1986-07-15 |
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