JPH061209A - 移動作業車の車体リフトアップ装置 - Google Patents
移動作業車の車体リフトアップ装置Info
- Publication number
- JPH061209A JPH061209A JP15900392A JP15900392A JPH061209A JP H061209 A JPH061209 A JP H061209A JP 15900392 A JP15900392 A JP 15900392A JP 15900392 A JP15900392 A JP 15900392A JP H061209 A JPH061209 A JP H061209A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stand
- ground
- vehicle body
- vehicle
- traveling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】フルアップ時点に左右のスタンドが均一に地面
に接するようにして、滑り易い地面であっても安定性よ
く、確実にフルアップすることのできる装置を具現する
ことにある。 【構成】走行クロ−ラ１を具備する車体２と地面との間
に機体進行動作に起因して起立し車体を地面から一定距
離上方にリフトアップする昇降用スタンド１５を車体の
左右両外側方に配設すると共に、該左右の昇降用スタン
ド１５は、運転操縦部９側とは反対側に位置するスタン
ドの対地起立角が運転操縦部９側に位置するスタンドの
それよりも小になるよう位相差を設けてあることを特徴
とする。
に接するようにして、滑り易い地面であっても安定性よ
く、確実にフルアップすることのできる装置を具現する
ことにある。 【構成】走行クロ−ラ１を具備する車体２と地面との間
に機体進行動作に起因して起立し車体を地面から一定距
離上方にリフトアップする昇降用スタンド１５を車体の
左右両外側方に配設すると共に、該左右の昇降用スタン
ド１５は、運転操縦部９側とは反対側に位置するスタン
ドの対地起立角が運転操縦部９側に位置するスタンドの
それよりも小になるよう位相差を設けてあることを特徴
とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車体の下部に走行クロ
−ラを具備する移動作業車の車体リフトアップ装置に関
する。
−ラを具備する移動作業車の車体リフトアップ装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】この種の走行クロ−ラ付移動作業車であ
って、走行クロ−ラの点検整備や、クロ−ラベルトの交
換或は走行クロ−ラの清掃時などにおいては、車体を持
上げて走行クロ−ラを地面から一定距離浮上させてい
る。ところで、この走行クロ−ラを対地浮上させる手段
として従来ではスタンドを用いているが、この種スタン
ドは、運転操縦部近くで、且つ車体の左右両外側方に配
置され、しかも、左右が同位相であった。そのため、車
体をフルアップさせるとき、地面が滑らない所では問題
ないけれども、滑り易い所では運転操縦部側のスタンド
を足で踏んでフルアップさせるが、この時、左右を連動
しているジョイント部分に公差（ガタ）があるため、運
転操縦部側とは反対側のスタンドの起立が遅れてしま
い、確実にフルアップできず、不安定であった。
って、走行クロ−ラの点検整備や、クロ−ラベルトの交
換或は走行クロ−ラの清掃時などにおいては、車体を持
上げて走行クロ−ラを地面から一定距離浮上させてい
る。ところで、この走行クロ−ラを対地浮上させる手段
として従来ではスタンドを用いているが、この種スタン
ドは、運転操縦部近くで、且つ車体の左右両外側方に配
置され、しかも、左右が同位相であった。そのため、車
体をフルアップさせるとき、地面が滑らない所では問題
ないけれども、滑り易い所では運転操縦部側のスタンド
を足で踏んでフルアップさせるが、この時、左右を連動
しているジョイント部分に公差（ガタ）があるため、運
転操縦部側とは反対側のスタンドの起立が遅れてしま
い、確実にフルアップできず、不安定であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の点に
鑑み、問題解決を図らんとするもので、特に、本発明は
左右の昇降用スタンドに位相差を設けることによって従
来の欠陥を解消せんとするもである。この目的達成のた
め、本発明は次ぎのような技術的手段を講じた。
鑑み、問題解決を図らんとするもので、特に、本発明は
左右の昇降用スタンドに位相差を設けることによって従
来の欠陥を解消せんとするもである。この目的達成のた
め、本発明は次ぎのような技術的手段を講じた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明にかか
る技術的手段は、走行クロ−ラ１を具備する車体２と地
面との間に機体進行動作に起因して起立し車体を地面か
ら一定距離上方にリフトアップする昇降用スタンド１５
を車体の左右両外側方に配設すると共に、該左右の昇降
用スタンド１５は、運転操縦部９側とは反対側に位置す
るスタンドの対地起立角が運転操縦部９側に位置するス
タンドのそれよりも小になるよう位相差を設けてあるこ
とを特徴とする。
る技術的手段は、走行クロ−ラ１を具備する車体２と地
面との間に機体進行動作に起因して起立し車体を地面か
ら一定距離上方にリフトアップする昇降用スタンド１５
を車体の左右両外側方に配設すると共に、該左右の昇降
用スタンド１５は、運転操縦部９側とは反対側に位置す
るスタンドの対地起立角が運転操縦部９側に位置するス
タンドのそれよりも小になるよう位相差を設けてあるこ
とを特徴とする。
【０００５】
【作用】車体持ち上げに際しては、スタンド１５の下端
を傾斜姿勢の状態にして地面に接地させる。そこで、作
業者は、該スタンド下端の接地点が移動しないようにそ
の下端に設けた接地安定保持部材１４の上面に足を載せ
て踏み込み固定した状態におき、そして、運転操縦部９
の走行操作レバ−８を操作することにより、走行クロ−
ラ２を駆動して機体を進行させると、左右のスタンド１
５は地面を突張って起立すると共に、この接地安定保持
部材１４全体が接地することで起立安定姿勢を保持し、
これにより車体が持上げられ、走行クロ−ラ１は浮上す
る。
を傾斜姿勢の状態にして地面に接地させる。そこで、作
業者は、該スタンド下端の接地点が移動しないようにそ
の下端に設けた接地安定保持部材１４の上面に足を載せ
て踏み込み固定した状態におき、そして、運転操縦部９
の走行操作レバ−８を操作することにより、走行クロ−
ラ２を駆動して機体を進行させると、左右のスタンド１
５は地面を突張って起立すると共に、この接地安定保持
部材１４全体が接地することで起立安定姿勢を保持し、
これにより車体が持上げられ、走行クロ−ラ１は浮上す
る。
【０００６】
【発明の効果】従って、本発明によれば、左右のスタン
ドのうち、特に、左側（運転操縦部側とは反対側）のス
タンドの位相が進んでいるため、フルアップした時点に
おいては左右のスタンドが均一に地面に接することにな
り、滑り易い地面であっても安定性がよく、確実にフル
アップすることができる。
ドのうち、特に、左側（運転操縦部側とは反対側）のス
タンドの位相が進んでいるため、フルアップした時点に
おいては左右のスタンドが均一に地面に接することにな
り、滑り易い地面であっても安定性がよく、確実にフル
アップすることができる。
【０００７】
【実施例】以下本発明の１実施例を図面に基づいて説明
する。図１は移動作業車の一例としてコンバインを示
し、走行クロ−ラ１を備えた車体２の前方に、刈取部３
を横軸４周りに昇降可能に設け、該車体２上に脱穀部５
を搭載してコンバインを構成している。
する。図１は移動作業車の一例としてコンバインを示
し、走行クロ−ラ１を備えた車体２の前方に、刈取部３
を横軸４周りに昇降可能に設け、該車体２上に脱穀部５
を搭載してコンバインを構成している。
【０００８】前記刈取部３の一側部にはエンジン６が搭
載され、エンジン６の上方に運転席７が、また、この運
転席近くには機体の前後進走行を司どる操作レバ−（油
圧無段変速装置のＨＳＴレバ−）８等を有した操縦ボッ
クス９が設置されている。脱穀部５の横側部にはホッパ
−１０などからなる穀粒袋詰処理装置が配置されてい
る。
載され、エンジン６の上方に運転席７が、また、この運
転席近くには機体の前後進走行を司どる操作レバ−（油
圧無段変速装置のＨＳＴレバ−）８等を有した操縦ボッ
クス９が設置されている。脱穀部５の横側部にはホッパ
−１０などからなる穀粒袋詰処理装置が配置されてい
る。
【０００９】走行クロ−ラ１は、駆動輪１ａ，従動輪１
ｂ，転輪１ｃとこれらに巻回するクロ−ラベルト１ｄな
どからなる。車体２の前部には支軸１１を横方向に架設
すると共に、この軸芯周りに回動自在に軸受構成してい
る。スタンドア−ム１２の先端には側面視でＬ字型とな
るよう接地安定保持部材１４を設けて昇降用スタンド１
５を構成し、そして、このスタンド１５はア−ム１２の
基部を前記支軸１１に嵌合固着することにより、機体進
行前後方向に揺動可能な状態に設けてる。支軸１１は、
中間部で二つに分割し、互いに連動して回動するよう接
合分離自在に嵌合せしめてジョイント部１３を設け、左
右のスタンドア−ム１２，１２が一体的に揺動するよう
構成している。接地安定保持部材１４は車体持上げ時に
足を載せて地面側に踏み込み固定できるよう幅広く構成
している。
ｂ，転輪１ｃとこれらに巻回するクロ−ラベルト１ｄな
どからなる。車体２の前部には支軸１１を横方向に架設
すると共に、この軸芯周りに回動自在に軸受構成してい
る。スタンドア−ム１２の先端には側面視でＬ字型とな
るよう接地安定保持部材１４を設けて昇降用スタンド１
５を構成し、そして、このスタンド１５はア−ム１２の
基部を前記支軸１１に嵌合固着することにより、機体進
行前後方向に揺動可能な状態に設けてる。支軸１１は、
中間部で二つに分割し、互いに連動して回動するよう接
合分離自在に嵌合せしめてジョイント部１３を設け、左
右のスタンドア−ム１２，１２が一体的に揺動するよう
構成している。接地安定保持部材１４は車体持上げ時に
足を載せて地面側に踏み込み固定できるよう幅広く構成
している。
【００１０】昇降用スタンド１５の設定位置は、作業者
がスタンドの接地部を移動しないように固定操作できる
機体外方側位置及び機体の走行操作が直接できる運転操
縦部９近くに設置している。そして、この左右のスタン
ド１５は、運転操縦部９側とは反対側に位置するスタン
ド１５Ｌの対地起立角Ａが運転操縦部９側に位置するス
タンド１５Ｒの対地起立角Ｂよりも小（Ａ＜Ｂ）になる
よう適宜位相差を設けた構成としている。
がスタンドの接地部を移動しないように固定操作できる
機体外方側位置及び機体の走行操作が直接できる運転操
縦部９近くに設置している。そして、この左右のスタン
ド１５は、運転操縦部９側とは反対側に位置するスタン
ド１５Ｌの対地起立角Ａが運転操縦部９側に位置するス
タンド１５Ｒの対地起立角Ｂよりも小（Ａ＜Ｂ）になる
よう適宜位相差を設けた構成としている。
【００１１】なお、かかる昇降用スタンド１５は機体の
左右両外側方に配置するものであるが、車体後部には昇
降可能な油圧ジャッキ１６を車体横幅方向中央部に設置
している。従って、車体前部における左右両側のスタン
ド１５と後部のジャッキ１６との３点支持でもって移動
作業車全体を持上げすることができるものである。
左右両外側方に配置するものであるが、車体後部には昇
降可能な油圧ジャッキ１６を車体横幅方向中央部に設置
している。従って、車体前部における左右両側のスタン
ド１５と後部のジャッキ１６との３点支持でもって移動
作業車全体を持上げすることができるものである。
【００１２】１７は油圧ジャッキ１６の支点軸で、この
支点軸１７を延長させてその端面を走行フレ−ム１８に
セットし、油圧ジャッキ１６を図５の格納状態から図６
の地面に対する垂直状態に回動させたとき、ジャッキセ
ットレバ−１９がクロ−ラ１より離れる方向に向くよう
構成している。２０は油圧レバである。図９及び図１０
に示すスタンド１５の構成について説明すると、該スタ
ンドは、特に図１０に示す如く支軸１１近くから外側方
に大きく曲がった背面視逆Ｌ字型に構成することにより
クロ−ラ１との間隔を広くとっている。従って、スタン
ドを外側へ引き出さなくてもクロ−ラベルトの交換が可
能となる。
支点軸１７を延長させてその端面を走行フレ−ム１８に
セットし、油圧ジャッキ１６を図５の格納状態から図６
の地面に対する垂直状態に回動させたとき、ジャッキセ
ットレバ−１９がクロ−ラ１より離れる方向に向くよう
構成している。２０は油圧レバである。図９及び図１０
に示すスタンド１５の構成について説明すると、該スタ
ンドは、特に図１０に示す如く支軸１１近くから外側方
に大きく曲がった背面視逆Ｌ字型に構成することにより
クロ−ラ１との間隔を広くとっている。従って、スタン
ドを外側へ引き出さなくてもクロ−ラベルトの交換が可
能となる。
【００１３】図１１〜図１２に示す実施例は、スタンド
１５の接地安定保持部材１４を、縦部材１４ａと横部材
１４ｂとからなる平面視Ｔ型形状とし、フルアップ時の
接地安定化を図るように構成している。図１３〜図１４
に示す実施例は、収納時におけるスタンド１５の側面に
穴２１を設け、この穴２１部分にナロ−ガイド２２の後
端を挿入して穀稈の入り込みを防止するように構成して
いる。ナロ−ガイド２２は先端を支点ピン２３周りに揺
動可能に枢着してあり、巻きスプリング２４を会して常
時機体側に付勢している。支点ピン２３は分草体２５の
背部にセットしている。
１５の接地安定保持部材１４を、縦部材１４ａと横部材
１４ｂとからなる平面視Ｔ型形状とし、フルアップ時の
接地安定化を図るように構成している。図１３〜図１４
に示す実施例は、収納時におけるスタンド１５の側面に
穴２１を設け、この穴２１部分にナロ−ガイド２２の後
端を挿入して穀稈の入り込みを防止するように構成して
いる。ナロ−ガイド２２は先端を支点ピン２３周りに揺
動可能に枢着してあり、巻きスプリング２４を会して常
時機体側に付勢している。支点ピン２３は分草体２５の
背部にセットしている。
【図１】コンバインの左側面図である。
【図２】同コンバインの左側面図である。
【図３】同要部の斜視図である。
【図４】同要部の背面図である。
【図５】コンバインの右側面図である。
【図６】同コンバインの右側面図である。
【図７】同要部の平面図である。
【図８】同要部の背面図である。
【図９】コンバイン要部の側面図である。
【図１０】同要部の背面図である。
【図１１】スタンドの斜視図である。
【図１２】コンバイン要部の背面図である。
【図１３】コンバインの側面図である。
【図１４】同要部の正面図である。
１ 走行クロ−ラ ２ 車体 ３ 刈取部 ４ 横軸 ５ 脱穀部 ６ エンジン ７ 運転席 ８ 操作レバ− ９ 操縦ボックス １０ ホッパ− １１ 支軸 １２ スタンドア−ム １３ ジョイント部 １４ 接地安定保持部材 １５ 昇降用スタンド １６ 油圧ジャッキ
Claims (1)
- 【請求項１】 走行クロ−ラ１を具備する車体２と地面
との間に機体進行動作に起因して起立し車体を地面から
一定距離上方にリフトアップする昇降用スタンド１５を
車体の左右両外側方に配設すると共に、該左右の昇降用
スタンド１５は、運転操縦部９側とは反対側に位置する
スタンドの対地起立角が運転操縦部９側に位置するスタ
ンドのそれよりも小になるよう位相差を設けてあること
を特徴とする移動作業車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15900392A JPH061209A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 移動作業車の車体リフトアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15900392A JPH061209A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 移動作業車の車体リフトアップ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH061209A true JPH061209A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15684114
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15900392A Pending JPH061209A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 移動作業車の車体リフトアップ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH061209A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007121055A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Nissan Motor Co Ltd | シャシダイナモメータにおける車両飛び出し防止装置 |
| US8997581B2 (en) | 2009-11-30 | 2015-04-07 | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology Atsuden Co., Ltd. | Flow rate measuring device |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP15900392A patent/JPH061209A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007121055A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Nissan Motor Co Ltd | シャシダイナモメータにおける車両飛び出し防止装置 |
| JP4650209B2 (ja) * | 2005-10-27 | 2011-03-16 | 日産自動車株式会社 | シャシダイナモメータにおける車両飛び出し防止装置 |
| US8997581B2 (en) | 2009-11-30 | 2015-04-07 | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology Atsuden Co., Ltd. | Flow rate measuring device |
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