JPH06119328A - 文書編集処理システム - Google Patents

文書編集処理システム

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Publication number
JPH06119328A
JPH06119328A JP4271311A JP27131192A JPH06119328A JP H06119328 A JPH06119328 A JP H06119328A JP 4271311 A JP4271311 A JP 4271311A JP 27131192 A JP27131192 A JP 27131192A JP H06119328 A JPH06119328 A JP H06119328A
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JP
Japan
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data portion
editing
processing system
sign
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Application number
JP4271311A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Hori
外志数 堀
Mieko Kinoshita
美恵子 木下
Chie Suzuki
ちえ 鈴木
Yoshiyuki Kamisaka
美幸 上坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、作成文書の編集処理を実行する文書
編集処理システムに関し、作成文書の編集処理を効率的
かつ効果的に実行できるようにすることを目的とする。 【構成】作成文書のテキストデータ部分に、テキストデ
ータ部分の持つ編集属性を表示する標識を対応付ける構
成を採り、かつ、この標識と、この標識の示す編集制御
コードとの対応関係を管理するスタイル変換テーブル1
3と、端末と対話することで、スタイル変換テーブル1
3の管理データの登録処理を実行する登録手段14と、
作成文書中に標識が記述されているときに、この標識を
スタイル変換テーブル13の管理する対応の編集制御コ
ードに置き換えるとともに、この標識を削除する置換手
段19とを備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワープロ等で作成され
る作成文書の編集処理を実行する文書編集処理システム
に関し、特に、作成文書の編集処理を効率的かつ効果的
に実行できるようにする文書編集処理システムに関す
る。
【0002】近年の技術の進歩は目覚ましいものがあ
る。このようなことを背景にして、電子機器関連企業等
の各企業で作成されるマニュアルや各種の文書は、各企
業が扱う技術の急激な高度化や顧客へのサービスの多様
化に伴って、その量が増大してきており、それに対応し
て、内容品質の確保や制作費のコストダウンの要求が重
要な課題となってきている。
【0003】これから、多種・多量のマニュアルや各種
文書の編集処理を、コンピュータ処理を用いることで人
手を介さずに自動的に実現できるようにする構成の構築
が叫ばれている。
【0004】
【従来の技術】従来、ワープロ等で作成された文書の文
字種類や文字大きさ等を変更していくという編集処理を
実行していく方法として、文書中に含まれる「章」や
「節」といったような特定の編集対象文字に対して、固
定的な編集制御コードを割り付ける構成を採って、編集
処理時に、文書を検索することでその編集対象文字を検
索すると、対となる編集制御コードを対応付けていくこ
とで編集処理を実行していくという方法がある。
【0005】また、別の従来技術として、WYSIWY
G(What You See Is What You Get)機能を持つワープ
ロ等を用いて、ディスプレイ画面上に印刷時と同等の文
書編集構成を表示する構成を採って、ユーザと対話しな
がら、編集制御コードを対応付けていくことで編集処理
を実行していくという方法を採ることもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来技術に従っていると、内部的に固定的な変換ロジッ
クを組み込んでいるために、編集内容を変更したいとい
う場合に簡単に対処することができないという問題点が
あった。また、同じ編集対象文字に対して、異なる編集
内容を適用することができないという問題点があった。
更に、図データや表データ等のようなベクトル情報を編
集対象とすることができないために、メリハリに乏しい
デザインとなるという問題点もあった。
【0007】また、後者の従来技術に従っていると、ユ
ーザが人手に従って編集処理を実行していくことから、
非効率的であり、多量の文書の編集処理には向かないと
いう問題点があった。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、作成文書の編集処理を効率的かつ効果的に実
行できるようにする新たな文書編集処理システムの提供
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理構成
を図示する。図中、1は本発明を具備する文書作成編集
処理システム、2はマンマシン・インタフェース装置と
して機能する端末である。
【0010】この文書作成編集処理システム1は、文書
作成処理と文書編集処理を実行するものであって、この
処理を実行するために、入出力制御手段10と、文書作
成手段11と、作成文書展開手段12と、スタイル変換
テーブル13と、登録手段14と、収納枠サイズ設定手
段15と、配置形態設定手段16と、行間設定手段17
と、編集手段18とを備える。
【0011】入出力制御手段10は、端末2との間のイ
ンタフェース処理を実行する。文書作成手段11は、端
末2と対話することで文書を作成する。このとき、この
文書作成手段11は、作成文書のテキストデータ部分
(コードデータ部分)に、テキストデータ部分の持つ編
集属性を表示する標識を対応付け、また、作成文書に図
データと表データのいずれか一方又は双方が含まれてい
る場合には、その図表データ部分に、図データと表デー
タとを識別しつつ表示する標識を対応付ける。
【0012】作成文書展開手段12は、文書作成手段1
1の作成した作成文書を格納する。スタイル変換テーブ
ル13は、文書作成手段11がテキストデータ部分に対
応付ける標識と、この標識の示す編集制御コードとの対
応関係を管理する。登録手段14は、端末2と対話する
ことで、スタイル変換テーブル13の管理データの登録
処理を実行する。
【0013】収納枠サイズ設定手段15は、端末2と対
話することで、図表データ部分の収納枠サイズを個別的
又は統一的に設定する。配置形態設定手段16は、端末
2と対話することで、収納枠サイズ内における図表デー
タ部分の配置形態を設定する。行間設定手段17は、端
末2と対話することで、図表データ部分の行送り値を設
定する。
【0014】編集手段18は、作成文書展開手段12か
ら読み出す作成文書に各種の編集情報を対応付けるもの
であって、この処理を実行するために、置換手段19
と、図表サイズ決定手段20と、配置位置決定手段21
と、行間決定手段22とを備える。
【0015】
【作用】本発明では、文書作成手段11が、作成文書の
テキストデータ部分に、テキストデータ部分の持つ編集
属性を表示する標識を対応付けつつ文書を作成し、ま
た、作成文書の図表データ部分に、図表データ部分を表
示する標識を対応付けつつ文書を作成して、その作成文
書を作成文書展開手段12に格納し、この格納を受け
て、編集手段18は、作成文書展開手段12から順次編
集対象となる文書を読み出していく。
【0016】このとき、編集手段18の置換手段19
は、読み出した文書にテキストデータ部分に対応付けら
れる標識が記述されているときには、その標識をスタイ
ル変換テーブル13の管理する対応の編集制御コードに
置き換えていくことで、作成文書のテキストデータ部分
に対して、登録手段14により登録されたユーザ所望の
編集情報を対応付ける。そして、置換手段19は、その
不要となった標識を削除していく。
【0017】また、編集手段18の図表サイズ決定手段
20は、読み出した文書に図表データ部分に対応付けら
れる標識が記述されているときには、収納枠サイズ設定
手段15により設定されたその標識の指す収納枠サイズ
と、文書作成手段11により設定されたその図表データ
部分の持つ初期サイズとを比較して、初期サイズの方が
小さいときには、その初期サイズを最終的なサイズとし
て決定して図表データ部分に対応付け、逆に、収納枠サ
イズの方が小さいときには、その収納枠サイズを最終的
なサイズとして決定して図表データ部分に対応付けてい
くことで、作成文書の図表データ部分に対して、その図
表データ部分が収納枠サイズ設定手段15の設定する収
納枠サイズに収まるものとなるユーザ所望の編集情報を
対応付ける。そして、図表サイズ決定手段20は、その
不要となった標識を削除していく。なお、初期サイズの
方が小さいときに、図表データ部分を拡大していく構成
を採ることも可能である。
【0018】また、編集手段18の配置位置決定手段2
1は、読み出した文書に図表データ部分に対応付けられ
る標識が記述されているときには、図表サイズ決定手段
20の比較結果と、配置形態設定手段16により設定さ
れたその標識の指す配置形態とから、収納枠サイズにお
けるその図表データ部分の配置位置を算出して図表デー
タ部分に対応付けていくことで、作成文書の図表データ
部分に対して、配置形態設定手段16により設定された
ユーザ所望の編集情報を対応付ける。
【0019】また、編集手段18の行間決定手段22
は、読み出した文書に図表データ部分に対応付けられる
標識が記述されているときには、行間設定手段17によ
り設定されたその標識の指す行送り値を図表データ部分
に対応付けていくことで、作成文書の図表データ部分に
対して、行間設定手段17により設定されたユーザ所望
の編集情報を対応付ける。
【0020】このように、本発明によれば、作成文書の
編集処理を自動的に、かつ小さな文書単位対応に自在
に、かつ編集内容を自由に変更できる態様でもって実行
できるようになるとともに、テキストデータ部分のみな
らず、図表データ部分についても編集対象とすることが
できる。
【0021】
【実施例】以下、実施例に従って本発明を詳細に説明す
る。図2に、本発明により構成される文書編集処理シス
テム30の一実施例を図示する。
【0022】図中、図1で説明したものと同じものにつ
いては同一の記号で示してある。31は図示しないワー
プロ等で作成された文書を記憶するフロッピーディス
ク、23は文書作成手段11の代わりに備えられて、フ
ロッピーディスク31に記憶される作成文書を読み込ん
で作成文書展開手段12に展開する文書読込手段、32
は編集手段18により編集情報の対応付けられた文書を
記憶するフロッピーディスクである。
【0023】ここで、フロッピーディスク31には、テ
キストデータや罫線表やグラフィック図からなる文書が
記憶されることになるが、この実施例では、罫線表やグ
ラフィック図については、図表枠関連の属性情報と、図
表内に記述されるテキストデータとを別々に対応関係を
とりつつ管理するもので想定している。
【0024】図1で説明したように、本発明では、文書
の執筆者が、ワープロ等を用いて文書を作成するとき
に、作成文書のテキストデータ部分、図データ部分及び
表データ部分に標識(タグ)を対応付けて記述しておく
と、文書編集処理システム30が、その文書に対して、
自動的に編集者(執筆者のこともある)の意図したデザ
インを実現する編集情報を対応付けていくように処理す
るものである。
【0025】すなわち、本発明を用いることで、執筆者
は、図3に示すように、文書の「章」部分に、「<章
>」と「</章>」というタグを記述しておくと、その
「章」部分が編集者の意図したデザインとなるもので印
刷されるようになり、文書の「段落」部分に、「<段落
>」と「</段落>」というタグを記述しておくと、そ
の「段落」部分が編集者の意図したデザインとなるもの
で印刷されるようになり、文書の「節」部分に、「<節
>」と「</節>」というタグを記述しておくと、その
「節」部分が編集者の意図したデザインとなるもので印
刷されるようになり、文書の「グラフィック図」部分
に、「<図>」と「</図>」というタグを記述してお
くと、その「グラフィック図」部分が編集者の意図した
デザインとなるもので印刷されるようになり、文書の
「罫線表」部分に、「<表>」と「</表>」というタ
グを記述しておくと、その「罫線表」部分が編集者の意
図したデザインとなるもので印刷されるようになるので
ある。
【0026】この構成を実現するために、図1で説明し
たように、編集者は、執筆者の作成した文書を自分の意
図するデザインとするために、登録手段14と対話しつ
つ、スタイル変換テーブル13に対して、図4に示すよ
うな、執筆者の記述するタグと、そのタグの意味する編
集制御コードとの対応関係を登録していく。ここで、こ
の編集制御コードは、編集者の便宜を図るために文書で
入力できる構成を採ることになる。
【0027】図5に、登録手段14が端末2のディスプ
レイ画面に表示する編集制御コードの入力処理のための
登録画面の一実施例を図示する。編集者は、この登録画
面を介して、例えば、文書の節部分に記述される「<節
>」というタグに対して、図中のに示すように、「字
下げ(左端からの文字数)」が0桁等であるといった各
種の編集制御コードを割り付けていき,「</項」とい
うタグに対して,図中のに示す部分のように、「右揃
え」といった各種の編集制御コードを割り付けていくの
である。
【0028】そして、編集者は、収納枠サイズ設定手段
15と対話することで、グラフィック図や罫線表の収納
枠サイズを設定し、配置形態設定手段16と対話するこ
とで、図6に示すように、グラフィック図や罫線表を設
定された収納枠サイズの左側に揃えていくのか、右側に
揃えていくのか、中央に揃えていくのかといったような
配置形態を設定し、行間設定手段17と対話すること
で、罫線表(グラフィック図に適用することも可能であ
る)の行送り値を設定していくのである。ここで、図5
中の“X",“Y”は、収納枠サイズ設定手段15の設定
する収納枠サイズ値(Xについては文字数、Yについて
は行数)を表しており、“x",“y”は、フロッピーデ
ィスク31に記憶される編集前のグラフィック図や罫線
表の初期サイズ値(xについては文字数、yについては
行数)を表している。
【0029】具体的には、これらの収納枠サイズ、配置
形態及び行送り値の設定処理は、文書編集処理装置30
が、例えば、罫線表については、図7(a)に示すよう
な設定画面を端末2のディスプレイ画面に表示して編集
者と対話することで実行し、グラフィック図について
は、図7(b)に示すような設定画面を端末2のディス
プレイ画面に表示して編集者と対話することで実行でき
るものであるが、その他の方法として、表番号毎や図番
号毎に異なる値が設定できるようにするべくタグの属性
として設定する構成を採ったり、罫線表とグラフィック
図とを含めて全体的に共通となるときには、一画面構成
にして一度に設定する構成を採ることも可能である。
【0030】図8に、編集手段18の実行する処理フロ
ーの一実施例を図示する。次に、この処理フローに従っ
て、本発明に係る文書編集処理について説明する。編集
手段18は、図8の処理フローに示すように、先ず最初
に、ステップ1で、作成文書展開手段12から編集対象
文書を一編集単位分読み込む。次に、ステップ2で、こ
の読み込んだ編集対象文書がテキストデータ部分である
か否かを判断して、テキストデータ部分であるときに
は、ステップ3に進み、後述する図9の処理フローに従
ってテキスト編集処理を実行する。
【0031】一方、ステップ2でテキストデータ部分で
ないと判断するときには、ステップ4に進んで、読み込
んだ編集対象文書が「<表>」というタグを持つ罫線表
部分であるか否かを判断して、罫線表部分であると判断
するときには、ステップ5に進み、後述する図10ない
し図13の処理フローに従って表編集処理を実行する。
【0032】一方、ステップ4で罫線表部分でないと判
断するときには、ステップ6に進んで、読み込んだ編集
対象文書が「<図>」というタグを持つグラフィック図
部分であるか否かを判断して、グラフィック図部分であ
ると判断するときには、ステップ7に進み、後述する図
10ないし図13の処理フローに従って図編集処理を実
行する。
【0033】そして、ステップ3/ステップ5/ステッ
プ7の処理を終了し、あるいは、ステップ6でグラフィ
ック図部分でないと判断するときには、ステップ8に進
んで、編集対象文書の全文書についての読込処理が終了
したか否かを判断して、終了したと判断するときには編
集処理を終了し、終了しないと判断するときにはステッ
プ2に戻っていくことで、全文書に対しての編集処理を
実行していく。
【0034】次に、図9の処理フローに従って、編集手
段18の実行するテキスト編集処理について説明する。
編集手段18は、作成文書展開手段12から読み込んだ
編集対象文書がテキストデータ部分であると判断する
と、図9の処理フローに示すように、先ず最初に、ステ
ップ1で、そのテキストデータ部分が「<章>」という
タグを持つか否かを判断して、持つと判断するときに
は、ステップ2に進んで、スタイル変換テーブル13の
参照処理を準備する。そして、続くステップ3で、スタ
イル変換テーブル13の参照処理に入って、ステップ4
で、「<章>」というタグのエントリーの検索を判断す
ると、ステップ5に進んで、「<章>」というタグに対
応付けられる編集制御コードを特定して、その編集制御
コードを読み込んだ編集対象文書のテキストデータ部分
内に複写・挿入してから、続くステップ6で、検索対象
源となった編集対象文書の「<章>」というタグを削除
していく。
【0035】一方、ステップ1で、読み込んだテキスト
データ部分が「<章>」というタグを持たないと判断す
るときには、ステップ7に進んで、そのテキストデータ
部分が「<節>」というタグを持つか否かを判断して、
持つと判断するときには、ステップ2に進んで、スタイ
ル変換テーブル13の参照処理を準備する。そして、続
くステップ3で、スタイル変換テーブル13の参照処理
に入って、ステップ8で、「<節>」というタグのエン
トリーの検索を判断すると、ステップ9に進んで、「<
節>」というタグに対応付けられる編集制御コードを特
定して、その編集制御コードを読み込んだ編集対象文書
のテキスト内に複写・挿入してから、続くステップ10
で、検索対象源となった編集対象文書の「<節>」とい
うタグを削除していく。
【0036】以下、この処理をスタイル変換テーブル1
3に登録されているタグについて繰り返していくこと
で、編集手段18は、作成文書展開手段12から読み込
んだ編集対象文書に、テキストデータ部分に対応付けら
れるタグが記述されているときには、そのタグをスタイ
ル変換テーブル13の管理する対応の編集制御コードに
置き換えていくことで、編集対象文書に対して編集者の
希望する編集情報を対応付けていくことになる。これに
より、文書の印刷処理が実行されるときには、その編集
情報の指すデザインに従って印刷されることになるので
ある。
【0037】次に、図10ないし図13の処理フローに
従って、編集手段18の実行する表編集処理について説
明する。編集手段18は、作成文書展開手段12から読
み込んだ編集対象文書が「<表>」というタグを持つこ
とで罫線表部分であると判断すると、図10の処理フロ
ーに示すように、先ず最初に、ステップ1で、罫線表部
分の縦横サイズを更新する。この更新処理は、具体的に
は、読み込んだ罫線表部分の持つ初期サイズ値x,y
(図6に示したもの)と、収納枠サイズ設定手段15の
設定した罫線表の収納枠サイズ値X,Y(図6に示した
もの)との大小を比較して、収納枠サイズ値の方が初期
サイズ値よりも小さいときには、収納枠サイズ値の中に
収まるようにするために初期値サイズ値を収納枠サイズ
値に更新し、一方、収納枠サイズ値の方が初期サイズ値
よりも大きいときには、初期値サイズ値のままでも収納
枠サイズ値に収まることから初期値サイズ値を更新せず
にそのままにすることで実行する。この更新処理によ
り、初期サイズ値の方が大きい場合でも、印刷時には、
罫線表部分が収納枠サイズの中に収まるようにと縮小さ
れて印刷される。
【0038】次に、ステップ2で、読み込んだ罫線表部
分の持つ行送り値を行間設定手段17の設定した行送り
値に更新してから、続くステップ3で、配置形態設定手
段16により設定された配置形態が「左揃え」であるか
否かを判断して、「左揃え」であると判断するときに
は、ステップ4に進んで、後述する図11の処理フロー
に従って左揃え処理を実行することで、印刷時に、読み
込んだ罫線表部分が収納枠サイズの左端部分に配置され
るようにと字下げ値(図6に示したもの)を設定してい
く。
【0039】一方、ステップ3で「左揃え」でないと判
断するときには、ステップ5に進んで、設定された配置
形態が「中央揃え」であるか否かを判断して、「中央揃
え」であると判断するときには、ステップ6に進んで、
後述する図12の処理フローに従って中央揃え処理を実
行することで、印刷時に、読み込んだ罫線表部分が収納
枠サイズの中央部分に配置されるようにと字下げ値を設
定していく。
【0040】一方、ステップ5で「中央揃え」でないと
判断するときには、ステップ7に進んで、設定された配
置形態が「右揃え」であるか否かを判断して、「右揃
え」であると判断するときには、ステップ8に進んで、
後述する図13の処理フローに従って右揃え処理を実行
することで、印刷時に、読み込んだ罫線表部分が収納枠
サイズの右端部分に配置されるようにと字下げ値を設定
していく。
【0041】そして、ステップ7で「右揃え」でないと
判断するとき、すなわち、配置形態設定手段16が配置
形態を設定しないときには、作成文書展開手段12から
読み込んだ罫線表部分の持つ字下げ値に従って、収納枠
サイズ内での配置位置が決定されていくことになる。
【0042】次に、図11ないし図13の処理フローに
従って、編集手段18の実行する左揃え処理/中央揃え
処理/右揃え処理について説明する。編集手段18は、
配置形態設定手段16の設定する配置形態が「左揃え」
であると判断すると、図11の処理フローに示すよう
に、“X≧x,Y≧y”、“X≧x,Y<y”、
“X<x,Y≧y”、“X<x,Y<y”のいずれの
場合にも、字下げ値として“0”を設定してから、タグ
「<表>」を削除して処理を終了する。
【0043】一方、編集手段18は、配置形態設定手段
16の設定する配置形態が「中央揃え」であると判断す
ると、図12の処理フローに示すように、“X≧x,
Y≧y”の場合には、字下げ値として、
【0044】
【数1】
【0045】を設定し、“X≧x,Y<y”の場合に
は、字下げ値として、
【0046】
【数2】
【0047】を設定し、“X<x,Y≧y”の場合に
は、字下げ値として“0”を設定し、“X<x,Y<
y”の場合にあって、
【0048】
【数3】
【0049】の条件が成立するときには、字下げ値とし
て“0”を設定するとともに、
【0050】
【数4】
【0051】の条件が成立するときには、字下げ値とし
て上述の〔数2〕式を設定してから、タグ「<表>」を
削除して処理を終了する。ここで、〔数1〕式ないし
〔数4〕式中に記述する「〔・・・〕」は、例えば切り
上げを意味する。
【0052】一方、編集手段18は、配置形態設定手段
16の設定する配置形態が「右揃え」であると判断する
と、図13の処理フローに示すように、“X≧x,Y
≧y”の場合には、字下げ値として“X−x”を設定
し、“X≧x,Y<y”の場合には、字下げ値とし
て、
【0053】
【数5】
【0054】を設定し、“X<x,Y≧y”の場合に
は、字下げ値として“0”を設定し、“X<x,Y<
y”の場合にあって、上述の〔数3〕式の条件が成立す
るときには、字下げ値として“0”を設定するととも
に、上述の〔数4〕式の条件が成立するときには、字下
げ値として上述の〔数5〕式を設定してから、タグ「<
表>」を削除して処理を終了する。
【0055】このようにして、編集手段18は、作成文
書展開手段12から読み込んだ編集対象文書に罫線表部
分に対応付けられるタグが記述されているときには、そ
の罫線表部分が収納枠サイズ設定手段15の設定する収
納サイズに収まることを保証しつつ、配置形態設定手段
16の設定する配置形態を実現するようにと罫線表部分
に対して字下げ値を設定していくとともに、行間設定手
段17の設定する行送り値を罫線表部分に対して設定し
ていくことになる。これにより、文書の印刷処理が実行
されるときには、文書中の罫線表部分は、編集者の希望
するデザインに従って印刷されることになるのである。
【0056】図8の処理フローで説明したように、編集
手段18は、作成文書展開手段12から読み込んだ編集
対象文書が「<図>」というタグを持つときには、図編
集処理を実行することになる。この図編集処理は、表編
集処理と同様に、図10ないし図13の処理フローに従
って実行される。但し、図編集処理では、行送り値の変
更を認めることは好ましくないので、図10の処理フロ
ーのステップ2の処理は省略される。
【0057】すなわち、作成文書展開手段12から読み
込んだ編集対象文書にグラフィック図部分に対応付けら
れるタグが記述されているときには、編集手段18は、
図10ないし図13の処理フローを実行することで、そ
のグラフィック図部分が収納枠サイズ設定手段15の設
定する収納枠サイズに収まることを保証しつつ、配置形
態設定手段16の設定する配置形態を実現するようにと
グラフィック図部分に対して字下げ値を設定していくこ
とになる。これにより、文書の印刷処理が実行されると
きには、文書中のグラフィック図部分は、編集者の希望
するデザインに従って印刷されることになるのである。
【0058】このようにして、本発明では、執筆者が、
タグを記述しつつ図14及び図15に示すような文書を
作成すると、文書編集処理装置30は、この作成された
文書に対して、図16及び図17に示すように、テキス
トデータ部分については、編集者の希望する編集制御コ
ードを自動的に対応付け、罫線表部分については、編集
者の希望する収納枠サイズに収まるようにと縦横サイズ
を自動的に設定するとともに、編集者の希望する配置形
態を実現する字下がり値を自動的に設定し、更に、編集
者の希望する行送り値を自動的に設定し、グラフィック
図部分については、編集者の希望する収納枠サイズに収
まるようにと縦横サイズを自動的に設定するとともに、
編集者の希望する配置形態を実現する字下がり値を設定
して、フロッピーディスク32に記録していくのであ
る。
【0059】そして、印刷処理を実行するワープロ等
は、このフロッピーディスク32を受け取ると、フロッ
ピーディスク32の記憶する文書を対応付けられる編集
情報の指定するデザインに従って印刷していくことで、
執筆者が作成した図14及び図15に示す文書を図18
及び図19に示すように印刷していくことになる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
作成文書の編集処理を自動的に、かつ小さな文書単位対
応に自在に、かつ編集内容を自由に変更できる態様でも
って実行できるようになるとともに、テキストデータ部
分のみならず、図表データ部分についても編集対象とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例である。
【図3】文書に記述されるタグの説明図である。
【図4】スタイル変換テーブルの説明図である。
【図5】編集制御コードの登録画面の一実施例である。
【図6】配置形態の説明図である。
【図7】罫線表/グラフィック図の編集情報の設定画面
の一実施例である。
【図8】編集手段の実行する処理フローの一実施例であ
る。
【図9】編集手段の実行する処理フローの一実施例であ
る。
【図10】編集手段の実行する処理フローの一実施例で
ある。
【図11】編集手段の実行する処理フローの一実施例で
ある。
【図12】編集手段の実行する処理フローの一実施例で
ある。
【図13】編集手段の実行する処理フローの一実施例で
ある。
【図14】作成文書の一例である。
【図15】作成文書の一例である。
【図16】編集情報の対応付けられた作成文書の説明図
である。
【図17】編集情報の対応付けられた作成文書の説明図
である。
【図18】印刷された作成文書の説明図である。
【図19】印刷された作成文書の説明図である。
【符号の説明】
1 文書作成編集処理システム 2 端末 10 入出力制御手段 11 文書作成手段 12 作成文書展開手段 13 スタイル変換テーブル 14 登録手段 15 収納枠サイズ設定手段 16 配置形態設定手段 17 行間設定手段 18 編集手段 19 置換手段 20 図表サイズ決定手段 21 配置位置決定手段 22 行間決定手段
フロントページの続き (72)発明者 上坂 美幸 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作成文書の編集処理を実行する文書編集
    処理システムにおいて、 作成文書のテキストデータ部分に、当該テキストデータ
    部分の持つ編集属性を表示する標識を対応付ける構成を
    採り、 かつ、上記標識と、当該標識の示す編集制御コードとの
    対応関係を管理するスタイル変換テーブル(13)と、 端末と対話することで、上記スタイル変換テーブル(13)
    の管理データの登録処理を実行する登録手段(14)と、 作成文書中に上記標識が記述されているときに、当該標
    識を上記スタイル変換テーブル(13)の管理する対応の編
    集制御コードに置き換えるとともに、当該標識を削除す
    る置換手段(19)とを備えることを、 特徴とする文書編集処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の文書編集処理システムに
    おいて、 作成文書に図データと表データのいずれか一方又は双方
    が含まれている場合には、当該図表データ部分に、当該
    図表データ部分を識別しつつ表示する標識を対応付ける
    構成を採り、 かつ、端末と対話することで、上記図表データ部分の収
    納枠サイズを個別的又は統一的に設定する収納枠サイズ
    設定手段(15)と、 作成文書中に図表データ部分を表示する上記標識が記述
    されているときに、当該標識の指す上記収納枠サイズ
    と、当該図表データ部分のサイズとを比較することで、
    当該図表データ部分の最終的なサイズを決定して当該図
    表データ部分に対応付けるとともに、当該標識を削除す
    る図表サイズ決定手段(20)とを備えることを、 特徴とする文書編集処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の文書編集処理システムに
    おいて、 端末と対話することで、図表データ部分の配置形態を設
    定する配置形態設定手段(16)と、 作成文書中に図表データ部分を表示する標識が記述され
    ているときに、図表サイズ決定手段(20)の比較結果と、
    当該標識の指す上記配置形態とから、収納枠サイズ内に
    おける当該図表データ部分の配置位置を算出して当該図
    表データ部分に対応付ける配置位置決定手段(21)とを備
    えることを、 特徴とする文書編集処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の文書編集処理シス
    テムにおいて、 端末と対話することで、図表データ部分の行送り値を設
    定する行間設定手段(17)と、 作成文書中に図表データ部分を表示する標識が記述され
    ているときに、当該標識の指す上記行送り値を当該図表
    データ部分に対応付ける行間決定手段(22)とを備えるこ
    とを、 特徴とする文書編集処理システム。
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