JP2000280435A - 入校データチェックシステム - Google Patents

入校データチェックシステム

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JP2000280435A
JP2000280435A JP11090838A JP9083899A JP2000280435A JP 2000280435 A JP2000280435 A JP 2000280435A JP 11090838 A JP11090838 A JP 11090838A JP 9083899 A JP9083899 A JP 9083899A JP 2000280435 A JP2000280435 A JP 2000280435A
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Takashi Sekiguchi
隆 関口
Hiroharu Kawahara
弘治 川原
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入校されたDTPデータのデータチェックを編
集ソフトの操作を覚えることなく極めて簡単に行う手
段、および個々の印刷・製版業者の保有設備や運用ワー
クフロールールに応じたチェック基準を設定してそれに
よってデータチェックを行う手段を提供すること 【解決手段】入校データから文書情報を抽出する文書情
報抽出手段、抽出された情報をチェック項目ごとに記憶
する文書情報記憶手段、ユーザー毎に所望の条件でチェ
ックできるよう必要な情報を設定するユーザー情報設定
手段、該ユーザー情報を記憶するユーザー情報記憶手
段、文書情報記憶手段の情報とユーザー情報記憶手段の
情報を読み出し両者を比較してチェックレポートを表示
・印刷するレポート作成手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷物の版を作成
するためにイラスト、画像、テキスト等をデジタルデー
タの形で編集したデータファイルを扱う、いわゆるデス
クトップパブリシング(Desk Top Publishing以下DT
Pと表す)技術に関係し、特に印刷製版業者において、
デザイナーもしくは印刷発注者の作成したDTPデータ
を入校時に能率良く調べる入校データチェック技術に関
係する。(以後、印刷製版データまたは印刷製版のため
に準備されたデザインデータの意味でDTPデータまた
はDTP編集データという言葉を用いる)
【0002】
【従来の技術】印刷物のデザインを行う分野、および印
刷物の版を作成する産業分野では、コンピュータの普及
とともに、紙の版下や素材を使わず全てをデジタルで処
理するDTP技術が広まっている。通常印刷物のデザイ
ンを行うのは、印刷発注者自身かまたは発注者の使用す
るデザイナーであり、これらの担当者が市販のDTPソ
フトを用いてデータを作成する。それが印刷会社へ入校
データとして入ってくる。DTPが普及する以前におい
ては、入校データは、紙に描かれた素材(イラストや
絵)や紙に描かれたデザインラフ(カンプ)であり、入
校されたものが何であり、製版処理迄の製作上の課題や
注意すべき点が何であるか、極めてわかりやすかった。
【0003】しかしながら、入校データがデジタルにな
ると多くの場合、光磁気ディスク等のメディアに記録さ
れ入校されるため、印刷発注者の作成したデータが何で
あり、どんな問題があるかは、編集ソフトを使って一度
データを開いてみないと分からなくなった。しかもただ
開くだけでは不十分となった。これには2つの理由があ
る。ひとつは、DTPをどのように運用するかの考え方
そのものに由来する問題である。即ちDTP技術は、デ
ザイナがより最終印刷物に近い形まで自分で作り込むこ
とを可能にしたが、これがかえって印刷・製版業者を戸
惑わせることがある。例えば、デザインデータに大きさ
やトリミングがデザイナの意図通りに、見た目はそのま
ま印刷物にできると思われる程のデザイン完成度で画像
がレイアウトされたデータであっても、その画像がRGB
形式の画像ではそのままでは製版処理ができない。もう
一つは、DTPの技術自体に由来する純粋に技術的な問
題である。デザイナが使用した編集ソフトは何か、その
バージョンは何か、印刷には使えないグラデーションが
使用されていないか、製版会社で用意していないフォン
トが使用されていないか、これらの事柄が不明確なまま
製版作業が始まると、途中で作業が進行できなくなる
か、あるいは品質が不十分な印刷物が出来てしまう。よ
ってこれらの事項は製版入稿時点でクリアにしておく必
要がある。
【0004】これらの事項は、DTP技術以前では全く
存在しなかった問題である。従って印刷・製版業者は、
入校されたデータから発注者の意図する印刷物を製作す
るために、製版処理迄の製作上の課題や注意すべき点が
何であるかを把握するだけでなく、DTPのデータとし
て先に挙げたような問題があるか否かチェックしなけれ
ばならない。具体的には例えば、どのようなフォントを
使用しているか(自社にないフォントが使われていない
か)、画像データはCMYK画像か(印刷では使われな
いRGB画像でないか)、画像データの解像度は十分か
・・・等である。
【0005】図10は、入校データに対してこれらの検
査を行うための従来の方法を示している。すなわち前記
のようなチェックは、DTP編集ソフトの操作で、編集
データの文書情報を調べることにより確認することが出
来る。この時、データを作成したのと同じDTP編集ソ
フトで実際にデータを開き、そのソフトのメニューコマ
ンドを使い手作業で調べる必要がある。また類似の技術
としてDTP作業が完了後、イメージセッタにより原版
フィルムを得る際に、イメージセッタで誤り無くフィル
ム出力できるかどうかを事前に調べる、いわゆるプリフ
ライトチェック用のソフトウエアが最近市販されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】作業の効率を考えると
データチェックはDTP作業者が行うよりは印刷物の受
注を受けてくる営業担当者が行うのが望ましいが、ここ
幾つか問題がある。1点はDTP編集ソフトの操作を覚
えなければならず操作そのものが面倒であること。もう
1点はDTP編集ソフトで表示される文書情報はどんな
フォントを使っているか、リンクされている画像の解像
度はいくらか等一般的な属性が表示されるだけで、それ
らが当該印刷・製版業者の保有製造設備や運用ワークフ
ローからみて問題があるのかどうかは別に判断しなけれ
ばならないことである。またチェックもれの生じる可能
性もある。
【0007】これらの問題を解決するために、前述のプ
リフライトチェックソフトを利用すれば上記第1の問題
点はクリアできる可能性はある。しかしながら、この種
のソフトウエアは、もともと印刷版を形成するための作
業が全て終わってからイメージセッタで正しく出力がで
きるかどうかのみを調べるための手段として設計されて
いるため、本来データ入稿時にチェックしたい事項がチ
ェックできなかったり、そのプリフライトチェックプロ
グラムに入力可能なデータ形式に整えるための手間が増
えるなど、別の問題点が生じるため現実的ではない。
【0008】本発明が解決しようとする課題は、入校さ
れたデジタルデータのデータチェックを編集ソフトの操
作を覚えることなく極めて簡単に行う手段、および個々
の印刷・製版業者の保有設備や運用ワークフロールール
に応じたチェック基準を設定して、それによってデータ
チェックを行う手段を提供することである。図11に本
発明によるシステムを利用した場合のチェック作業の流
れを示す。この図では図10の従来技術の問題点が全て
解決される。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、入校データチェックシステムにおいて、入校された
DTPデータから文書情報を抽出する文書情報抽出手段
と、抽出された情報をチェック項目ごとに記憶する文書
情報記憶手段と、ユーザー毎に所望の条件でチェックで
きるよう必要な情報を設定するユーザー情報設定手段
と、該ユーザー情報を記憶するユーザー情報記憶手段
と、文書情報記憶手段に記憶された文書情報とユーザー
情報記憶手段に記憶されたユーザー情報を読み出し両者
を比較してチェックレポートを出力するレポート作成手
段と、を設けたものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、入校データチェ
ックシステムにおいて、入校されたDTPデータから文
書情報を抽出する文書情報抽出手段と、抽出された情報
をチェック項目ごとに記憶する文書情報記憶手段と、ユ
ーザー毎に所望の条件でチェックできるよう必要なユー
ザー情報を記憶するユーザー情報記憶手段と、文書情報
記憶手段に記憶された文書情報とユーザー情報記憶手段
に記憶されたユーザー情報を読み出し両者を比較してチ
ェックレポートを出力するレポート作成手段と、を設け
たものである。
【0011】請求項1に記載の発明によると、文書情報
抽出手段は、DTPデータの文書情報を自動的に読み出
し、これに引き続いて動作するレポート作成手段との一
体の処理により、ユーザーがDTP編集ソフトの操作を
覚える必要がなく、DTPデータを指定するだけの極め
て簡単な操作で入校データのチェックをもれなく行うこ
とを可能になる。さらにユーザー情報設定手段により設
定されたユーザー情報を、レポート作成手段がユーザー
情報記憶手段から読み出し、これを参照することによ
り、ユーザー毎に所望の条件でチェックレポートを作成
することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施形態
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
わる、デジタル入校データのデータチェックシステムの
基本構成を示すブロック図である。このシステムの主た
る構成要素は、文書情報抽出手段31、 文書情報記憶
手段40、ユーザー情報設定手段32、ユーザー情報記
憶手段50、レポート作成手段33である。これらの各
手段は実際には、汎用のコンピュータおよびその周辺機
器に専用のアプリケーションソフトを搭載することによ
り実現される。すなわち、文書情報抽出手段31及びレ
ポート作成手段33は、DTP編集データの記録された
記録メディア10を読みとる記録メディア入出力機能を
備え、ディスプレイ装置60、カラープリンター70を
接続した汎用のコンピュータ本体30に専用ソフトウエ
アを搭載することにより実現できる。ユーザー情報設定
手段32は、専用ソフトウエアを搭載した汎用のコンピ
ュータ本体30がキーボード・マウス20等の入力機器
からの入力信号を処理することにより実現される。また
文書情報記憶手段40、ユーザー情報記憶手段50は、
半導体メモリ、磁気記録装置などにより実現できる。
【0013】次に、本発明のチェックシステムの動作に
ついて詳細に説明する。図12は本発明に係わるシステ
ムの全体の動作フローを示したものである。図12で、
S111とS112はユーザー情報を設定する準備段階
の動作を示している。ユーザー情報設定は一度行えば、
DTP製版作業ラインの運用ルールが変更される、等の
理由で入校データのチェック基準が変わるまで行わなく
て良い。図12のS113とS114は実際に入校デー
タの検査を行いチェックレポートを作成し、表示・印刷
する流れを示している。尚S113の詳細は図2に、S
114の詳細は図4および図5に示されている。以後図
12に示したシステム全体の動作フローに従って詳述す
る。
【0014】まず、S111においてユーザー情報の設
定が行われる。ユーザは自らのDTP作業ラインに装備
されたフォントの種類や、DTP作業ラインの設備構成
から決まる最適なワークフローに基づいた運用ルールに
従って、日常の業務をこなしている。ユーザー情報設定
手段は、この運用ルールに照らして前記抽出された文書
情報に警告すべき内容が含まれているかどうかを、本チ
ェックシステムが判断できるよう、ユーザー毎の前記運
用ルールに対応した情報を設定する。
【0015】このステップS111ではユーザー情報設
定手段32の動作によりユーザー情報の設定テーブル
(図8)とフォントのリストテーブル(図9)を作成す
る。ユーザー情報設定手段32は、具体的にはキーボー
ドないしマウスからの入力を受け付ける機能(これはコ
ンピュータのオペレーティングシステムの機能の一部で
ある)、およびテキストエディタないしは情報設定のた
めの専用のアプリケーションプログラムにより実現され
る。
【0016】次に図8、図9について詳しく説明する。
図8の第1列はチェック項目であり、ユーザーはまずこ
の項目を決定し設定しなければならない。図8の例では
8つのチェック項目(各行に対応)が例示されている。
第2列は警告メッセージである。各チェック項目毎に警
告が必要と判断された場合は(この判断は後述するレポ
ート作成手段が行う)、第2列に設定された警告メッセ
ージがチェックレポートに表示される。第3列はアドバ
イスメッセージである。アドバイスメッセージは、警告
が出た場合にチェックレポートがユーザー(この例では
印刷・製版業者の営業担当者を想定している)に教示す
るメッセージを設定する。
【0017】図8に例示されたチェック項目の2番目か
ら4番目はフォントに関連した項目である。ユーザーの
フォントに関連した情報は図9のフォントテーブルに設
定する。この表の第1列は、フォント名である。ユーザ
ーがDTPラインに装備しているフォントは全てこのテ
ーブルに設定する。第2列はフラグであり、0か1をと
る。0は運用上全く問題のないフォントであることを示
す。1は何らかの理由により運用上制約のあるフォント
であることを示す。第3列はそのフォントに使用が許さ
れる最小ポイント数である。
【0018】引き続くステップS112ではユーザー情
報の設定テーブル(図8)およびフォントのリストテー
ブル(図9)を、論理的にはそのままの形のテキストフ
ァイルとして、ユーザー情報記憶手段50に記録する。
ユーザー情報記憶手段は、例えばパーソナルコンピュー
タのハードディスク装置にそのコンピュータのファイル
システムに従って図8、図9の内容のテキストファイル
を作成することで実現できる。尚これら図8、図9で表
現されるユーザー情報はフォントを新規に装備した場合
や、DTP作業ラインに新設備が導入された等の理由で
運用ルールが変わるまでは、1度設定しておけばそのま
ま使用できる。以上が準備段階である。
【0019】次に、DTPデータが入校されると、ステ
ップS113にて文書情報抽出手段31により、入校デ
ータの文書情報抽出が行われる。S113において、文
書情報抽出手段31は、市販DTP編集ソフトで作成さ
れたデータファイルの文書情報を抽出し、文書情報記憶
手段に内容をセーヴする。ここでいう文書情報とはデー
タファイルの属性情報の一部であり、作成した編集ソフ
トとそのバージョン、使用されている色数、色名、使用
されているフォントの種類とポイント数、配置されてい
る画像ファイルの数、ファイル名・データ形式・CMY
KかRGBか・解像度、などを全て網羅したテキストデ
ータである。これらの情報はDTP編集ソフトでデータ
を作成すると、データファイルのヘッダー部分に所定の
形式で記録される。
【0020】図3はこの文書情報を説明するために、D
TPデータファイルの内容を模式的に示したものであ
る。この図の3aの部分がヘッダー情報領域であり文書
情報がテキストデータで記録されている。文書情報は定
められたタグ(この例では%%で始まる)とその後に続
く文字列で表現されている。例えば図3にある %%Crea
tor:、%%DocumentFont:、%%DocumentFiles: は、それ
ぞれ作成に用いたDTPソフト名とそのバージョン、使
用フォント名、配置された別ファイル名を表す文字列が
直後に続くことを意味する。
【0021】文書情報抽出手段31は、例えばパーソナ
ルコンピュータ上のハードディスク装置に記憶されたア
プリケーションプログラムを起動することで実現され
る。その詳細な動作は図2の文書情報抽出手段の動作フ
ローで示される。まずチェック対象となるDTPデータ
ファイルの図3の3aのヘッダー領域部分を図示しない
バッファメモリに読み込む(S50)。次にバッファメ
モリの先頭から定義されているタグを検知して、その後
に続く文字列を読み出すことにより、文書情報を抽出し
(S51)、図7の様式に形式を整えて、ファイルシス
テムが識別する適当な名前を付けて文書情報記憶手段に
ストアする(S52)。最後にレポート作成手段を呼び
出す(S53)。
【0022】次にステップS114にて、レポート作成
手段33の動作により、チェックレポートの作成が行わ
れる。図4、図5はレポート作成手段33の動作を示す
フローチャートである。このフローチャートに沿って動
作を説明する。レポート作成手段33は、前述したよう
に文書情報抽出手段が文書情報を抽出し、内容を文書情
報記憶手段に格納した後で起動される。レポート作成手
段が起動されると、まず文書情報記憶手段から文書情報
を文書情報バッファにロードする(S1)。文書情報バ
ッファはコンピュータの実メモリ上の適当な大きさの領
域である。次にそのバッファの中の作成ソフト欄を調
べ、あらかじめ指定された何種類かの正しい編集ソフト
・バージョンであるかをチェックする(S2)。正しい
編集ソフトの種類の指定は、図示していない実メモリ上
のある領域にテキストデータ情報として記憶されてお
り、このテキスト情報をレポート作成手段が読み出し文
書情報バッファの対応する欄の文字情報と比較すること
でS2の処理が成される。尚実施例の一つの形態とし
て、図8のユーザー情報設定テーブルの中にこの正しい
編集ソフト・バージョンの情報を含めてもよい。ここで
もし、文書情報バッファの作成ソフト欄の情報が正しい
編集ソフトとして指定される数種類のうちのどれにも該
当しなかった場合は、図8のチェック項目1.の警告メ
ッセージ「使用ソフトが不正です」、およびアドバイス
メッセージ「正しい編集ソフトへの変換を行います。入
稿時にお知らせ下さい」のテキストを図示していない警
告コメントバッファに書き出した(S3)後、S4へ進
む。警告コメントバッファは、コンピュータの実メモリ
上の適当な大きさの領域である。文書情報バッファの作
成ソフト欄の情報が正しい編集ソフトとして指定される
数種類のうちのどれかと一致する場合は直ちにS4へ進
む。
【0023】S4では、文書情報バッファの使用書体数
欄に記述されている使用書体数を繰り返しループ数に設
定する。S5からS12までの処理は使用書体数の回数
だけ繰り返される。すなわちS5で文書情報バッファの
使用書体欄の最初のものをセットし、次に図9のフォン
トテーブルを参照して該当するフォント名を探す。セッ
トされたフォント名と一致するものが図9のテーブルに
ないときは、図8チェック項目2の警告メッセージ「装
備していないフォントです」およびアドバイスメッセー
ジ「EPSFへの……お知らせ下さい」を、セットされてい
る書体名とともに警告コメントバッファに書き出し(S
7)S12に進む。セットされたフォントが図9のテー
ブルに存在するときは、図9の該当する行の第2列のフ
ラグを調べ(S8)、もしフラグが1ならばS9にて、
図8チェック項目3に対応するメッセージテキストをセ
ットされている書体名とともに警告コメントバッファに
書き出す。また図9の該当する行の第3列を参照し使用
している書体の大きさが許容最小ポイント数より小さい
場合は、S11にて、図8チェック項目4に対応するメ
ッセージテキストをセットされている書体名とともに警
告コメントバッファに書き出す。使用されている書体数
すべてにこれらのチェックが終わればS13に進む。
【0024】S13からS23まではDTPデータに張
り付けられている配置画像の数だけ繰り返される。処理
の内容は各配置画像毎に、図8のチェック項目の5から
8に該当するかどうかを、書体のばあいと同様に調べて
いる。即ち図7の文書情報の配置画像(図7の例ではim
age1とimage2)について、図7の配置画像のファイル
名から後の、作成ソフト、カラーモード、フォーマッ
ト、解像度の項目を参照して、リンクが外れていない
か、配置画像のカラーモードがCMYKになっている
か、配置画像のファイル形式は何か、配置画像の解像度
は十分かなどをチェックする。これらの項目に問題があ
れば、それぞれ、S16、18、20、22で該当する
チェック項目の警告メッセージとアドバイスメッセージ
を、配置画像名とともに警告コメントバッファに書き出
す。最後に警告コメントバッファの内容と文書情報バッ
ファの内容をつなぎ合わせて、チェックレポートが完成
する。図6にその一例を示す。図6に示すチェックレポ
ートは警告情報に加えて、詳細情報として、配置画像
数、使用書体数、色数、使用線幅等、元々の文書情報の
内容を全て表示しているので、入校データの員数確認な
どに利用できる。これをディスプレイに表示し、キーボ
ードまたはマウスからの指示がある場合は、プリントア
ウトを行う(S24)。実施例としては、画面に表示の
み、印刷するのみ、必ず画面に表示して印刷するかどう
かは利用者の選択で行う方式などが可能である。またチ
ェックレポートの警告情報部分は、利用者の注意を喚起
するために、他の部分と文字の色を変えて出力するなど
の工夫も可能である。以上がレポート作成手段50の動
作である。
【0025】以上、本発明の実施形態について説明した
が、この実施の形態で述べたチェックシステムを複数の
コンピュータで稼動して運用する場合は全てのコンピュ
ータがユーザー情報設定手段を持つ必要はなく、どこか
1箇所の本発明システムを搭載したコンピュータでユー
ザー情報を作成すれば、その内容をユーザー情報記憶手
段からフロッピー(登録商標)ディスク等の記録メディ
アにコピーして取り出し、他方のシステムのユーザー情
報記憶手段にコピーして使用すればよい。
【0026】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係わる入校デー
タチェックシステムによれば、DTP編集ソフトの操作
を知る必要なく、しかも極めて簡単な操作でデータチェ
ックを行うことが出来る。またユーザーの個々の事情に
合わせたデータチェックを行うことが可能となる。した
がって図11に示すように、DTPソフトに習熟し、自
社のDTP作業ラインの運用ルールを熟知したDTP作
業者だけでなく、印刷製版業の営業担当者も正確な入校
データのチェックを自ら行うことができ、非常に効率よ
くy作業を進めることができる。さらに、印刷発注者・
デザイナー自身が本システムを利用することも可能であ
る。チェック結果に警告が出た場合には自分自身でデザ
インデータに手直しを行うなどの対応が迅速にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータチェックシステムの一例を示し
た全体ブロック図である。
【図2】図1に示す文書情報抽出手段の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図3】文書情報抽出手段の動作に係わるDTPデータ
ファイルの構造を示した図である。
【図4】図1に示すレポート作成手段の動作を説明する
ためのフローチャートの前半部分である。
【図5】図1に示すレポート作成手段の動作を説明する
ためのフローチャートの後半部分である。
【図6】レポート作成手段により作成されるチェックレ
ポートの一例を示した図である。
【図7】文書情報抽出手段の動作により作成される文書
情報を示した図である。
【図8】ユーザー情報の設定テーブルを説明するための
図である。
【図9】ユーザー情報の一部であるフォントテーブルを
説明するための図である。
【図10】従来技術を説明する図である。
【図11】本発明に係わるシステムを利用した場合の流
れを示した図である。
【図12】本発明に係わるシステムの全体の動作を示し
たフローチャートである。
【符号の説明】
10 DTP編集データ記録メディア 20 キーボードまたはマウスなどの入力機器 30 コンピュータ本体 40 文書情報記憶手段 50 ユーザー情報記憶手段 60 ディスプレイ 70 カラープリンターなどの出力装置 31 文書情報抽出手段 32 ユーザー情報設定手段 33 レポート作成手段 3a DTPデータファイルのヘッダー部分 3b DTPデータファイルのデータ部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷製版データまたは印刷製版のために準
    備されたデザインデータをチェックするデータチェック
    システムであって、印刷製版データファイルまたは印刷
    製版のために準備されたデザインデータファイルから文
    書情報を抽出する文書情報抽出手段と、抽出された文書
    情報を記憶する文書情報記憶手段と、ユーザー毎に所定
    のチェック項目を所望の条件でチェックできるよう必要
    な情報を設定するユーザー情報設定手段と、該ユーザー
    情報を記憶するユーザー情報記憶手段と、前記の文書情
    報記憶手段に記憶された文書情報を読み出し、あらかじ
    め定められたチェック項目ごとに前記のユーザー情報記
    憶手段に記憶されたユーザー情報を参照することによ
    り、警告が必要か否かを判断してチェック結果を出力す
    るレポート作成手段とから構成されることを特徴とする
    入校データチェックシステム
  2. 【請求項2】印刷製版データまたは印刷製版のために準
    備されたデザインデータをチェックするデータチェック
    システムであって、印刷製版データファイルまたは印刷
    製版のために準備されたデザインデータファイルから文
    書情報を抽出する文書情報抽出手段と、抽出された文書
    情報を記憶する文書情報記憶手段と、ユーザー毎に所定
    のチェック項目を所望の条件でチェックできるようユー
    ザー情報を記憶するユーザー情報記憶手段と、前記の文
    書情報記憶手段に記憶された文書情報を読み出し、あら
    かじめ定められたチェック項目ごとに前記のユーザー情
    報記憶手段に記憶されたユーザー情報を参照することに
    より、警告が必要か否かを判断してチェック結果を出力
    するレポート作成手段とから構成されることを特徴とす
    る入校データチェックシステム
JP11090838A 1999-03-31 1999-03-31 入校データチェックシステム Withdrawn JP2000280435A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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