JPH06118823A - エンドレスベルト駆動装置 - Google Patents

エンドレスベルト駆動装置

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JPH06118823A
JPH06118823A JP29218392A JP29218392A JPH06118823A JP H06118823 A JPH06118823 A JP H06118823A JP 29218392 A JP29218392 A JP 29218392A JP 29218392 A JP29218392 A JP 29218392A JP H06118823 A JPH06118823 A JP H06118823A
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JP
Japan
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belt
driving
endless
roller
tension
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JP29218392A
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Kazuhiko Ishiwatari
和彦 石渡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンドレスベルト駆動装置について、ベルト
端部のたるみによるベルトのベルト駆動部での巻付角の
不安定化を防止してベルトの安定な回動駆動搬送を図る
こと。 【構成】 エンドレスベルト6を、1本以上のローラ類
によって構成されるベルト駆動部4と、ベルト駆動時に
ベルトにテンションを与えている少なくとも1つのクラ
ウン形状を有するテンション部材1との間にかけ渡して
ベルト駆動部4の駆動により回動駆動搬送させるエンド
レスベルト駆動装置において、上記ベルト駆動部4より
もベルト搬送方向下流側でかつ上記テンション部材1よ
りもベルト搬送方向上流側におけるベルト部分のベルト
幅方向の少なくとも片側端部側のベルト内面に対するベ
ルト裏当て部材16を配設したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は広く工業用部材として用
いられているエンドレスベルトを回動駆動搬送する、エ
ンドレスベルト駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、エンドレスベルト駆動装置
はエンドレスベルトを1本以上のローラ類によって構成
されるベルト駆動部と少なくとも1つのテンション部材
との間にかけ渡してベルト駆動部の駆動により回動駆動
搬送する構成である。
【0003】このようなエンドレスベルト駆動装置にお
いて、例えば特開昭 63-313182号公報等に開示のフィル
ム加熱方式の加熱装置(画像加熱定着装置)のように、
薄膜のエンドレスベルトを回動駆動搬送させて用いるも
のでは、ベルト幅方向(ベルトの回動駆動搬送方向に直
角の方向)のベルト中央部のテンション(張り)が不安
定になり、しわが入りやすい。
【0004】そこでベルトの幅方向中央部にテンション
が特にかかるようにしてしわの発生を防止するべく、ベ
ルト搬送路の少なくとも1つのテンション部材をクラウ
ン形状とするようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではベルト搬送路の少なくとも1つのテンション部
材がクラウン形状であるために、新たな問題点として、
ベルトの幅方向両端部にどうしてもベルトのたるみが発
生する。そしてそれが原因してベルトの回動駆動搬送中
にベルトの蛇行等が発生してベルト搬送が不安定化す
る。
【0006】これを図9に示したエンドレスベルト駆動
装置を例にして説明する。この装置は後述の実施例で詳
述するように薄膜のエンドレスベルトを用いたフィルム
加熱方式の定着装置の概略模型図である。
【0007】R,T,Nはそれぞれ、互いに略並行に配
列したベルト駆動ローラ、テンションローラ、加熱体で
ある。Bはこの3部材R,T,N間にかけ渡したエンド
レスベルトとしての薄膜の定着フィルムである。Pは加
熱体Bとの間に定着ニップ部を形成させる加圧ローラで
あり、ベルトBを挟ませて加熱体Nに圧接させてある。
加熱体Nはベルトテンション部材としても機能し、これ
をクラウン形状にしてベルトBの中央部にテンションが
特にかかるようにしてしわの発生を防止させている。
【0008】ベルトBはベルト駆動ローラRが矢示の時
計方向に回転駆動されることで該ローラRとの摩擦力で
該ローラR・テンションローラT・加熱体Nの3部材間
を時計方向に回動駆動搬送される。
【0009】このエンドレスベルト駆動装置において
は、ベルト回動駆動搬送状態において、ベルト駆動ロー
ラRよりもベルト搬送方向下流側である駆動ローラRと
テンションローラTとの間のベルト部分のテンションが
他のベルト部分のテンションよりも低くなり、このベル
ト部分の幅方向両端部がたるみやすい。図10はベルト
回動駆動搬送状態における、加熱体Nと駆動ローラR
間、駆動ローラRとテンションローラT間、テンション
ローラTと加熱体N間における各ベルト部分に作用する
テンションを示す。
【0010】たるんだベルト端部は図11のように、駆
動ローラ4からテンションローラ5へ至るベルトの最短
(直線)の搬送軌道Zに対してそれよりも上側の軌道X
や下側の軌道Yを取るが、ベルト中央部の駆動ローラR
に対する巻付角θ0 に比べて、たるんだベルト端部の駆
動ローラRに対する巻付角はベルト端部が上記の上側の
軌道Xを取った場合は巻付角θ1 であり、ベルト中央部
の駆動ローラRに対する巻付角θ0 とほとんど変わらな
いが、下側の軌道Yを取った場合は巻付角θ2となり、
大きく変化する。よって、ベルトBの駆動ローラRへの
巻付角が不安定になり、ベルトの蛇行等が発生してベル
ト搬送が不安定化する。
【0011】そこで本発明はこの種のエンドレスベルト
駆動装置について、上述のようなベルト端部のたるみに
よるエンドレスベルトのベルト駆動部での巻付角の不安
定化を防止してエンドレスベルトの安定な回動駆動搬送
を図ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とするエンドレスベルト駆動装置である。
【0013】(1)エンドレスベルトを、1本以上のロ
ーラ類によって構成されるベルト駆動部と、ベルト駆動
時にベルトにテンションを与えている少なくとも1つの
クラウン形状を有するテンション部材との間にかけ渡し
てベルト駆動部の駆動により回動駆動搬送させるエンド
レスベルト駆動装置において、上記ベルト駆動部よりも
ベルト搬送方向下流側でかつ上記テンション部材よりも
ベルト搬送方向上流側におけるベルト部分のベルト幅方
向の少なくとも片側端部側のベルト内面に対するベルト
裏当て部材を配設したことを特徴とするエンドレスベル
ト駆動装置。
【0014】(2)ベルト裏当て部材をベルト駆動部の
ベルト搬送方向下流側直後に配設したことを特徴とする
(1)に記載のエンドレスベルト駆動装置。
【0015】(3)エンドレスベルトが耐熱性定着ベル
トであり、該ベルトの内側に加熱体が配設され、該加熱
体との間に該ベルトを挟んで定着ニップ部を形成する加
圧部材を有し、該定着ニップ部の回動駆動搬送されるベ
ルトと加圧部材との間に未定着画像を形成担持させた記
録シートを導入して画像を加熱定着する定着装置である
ことを特徴とする(1)又は(2)に記載のエンドレス
ベルト駆動装置。
【0016】
【作用】上記のベルト裏当て部材の存在により、ベルト
駆動部よりもベルト搬送方向下流側のベルト部分につい
てその幅方向端部のたるみの軌道変動範囲が狭められる
から、回動駆動搬送中におけるエンドレスベルトのベル
ト駆動部での巻付角の不安定化が防止され、ベルトの蛇
行等がなくエンドレスベルトの安定な回動駆動搬送が確
保される。
【0017】
【実施例】
〈実施例1〉(図1〜図3) 本実施例のエンドレスベルト駆動装置は特開昭 63-3131
82号公報等に開示の、エンドレスベルトとして耐熱性の
薄膜の定着フィルムを用いたフィルム加熱方式の画像加
熱定着装置である。
【0018】図1は装置の側面図、図2は部分的拡大
図、図3は装置の平面図である。
【0019】図1において、1は横長(図面に垂直な方
向)の低熱容量の線状加熱体であり、耐熱性樹脂より成
る断熱部材2を介して剛性を有する保持スティ3の下面
に対して固定して取付け支持させてある。
【0020】4及び5は、それぞれこの固定の加熱体1
に略平行に配設したベルト駆動ローラとベルトテンショ
ンローラである。
【0021】6は上記の加熱体1・駆動ローラ4・テン
ションローラ5の3部材間に懸回張設したエンドレスベ
ルトとしての耐熱性の定着フィルムである。
【0022】駆動ローラ4はその両端軸部41・41を
不図示の定置の軸受部材間に回転自由に軸受保持させて
あり、不図示の駆動機構により図1上時計方向に所定の
周速度で回転駆動される。この駆動ローラ4はエンドレ
スベルト6を摩擦力で滑りなく確実・安定に回転駆動さ
せるために、鉄等の芯金部42の表面にシリコン等のゴ
ム層もしくはコーティング層43を設けたものである。
【0023】テンションローラ5はその両端軸部51・
51をそれぞれ可動の軸受7・8間に回転自由に軸受保
持させ、この可動の軸受7・8をそれぞれ付勢手段とし
ての引張りバネ9・10により駆動ローラ4から離間さ
せる方向に常時移動付勢させてあり、これによりエンド
レスベルト6が加熱体1・駆動ローラ4・テンションロ
ーラ5の3部材間に張設された状態に保持される。
【0024】11は加熱体1の下側においてベルト6を
挾ませて定着に必要な力で加熱体1に圧接させて配設し
た、シリコンゴム等の離型性の良いゴム弾性層を有する
加圧ローラであり、その両端軸部11aをそれぞれ不図
示の軸受部材に回転自由に軸受保持させてある。
【0025】駆動ローラ4が回転駆動されることによ
り、エンドレスベルト6が駆動ローラ4の外面とベルト
内面との摩擦力で加熱体1・駆動ローラ4・テンション
ローラ5の3部材間を所定の周速度をもって回転駆動さ
れる。テンションローラ5と加圧ローラ11はこのエン
ドレスベルト6の回転駆動に伴い従動して回転する。
【0026】ベルト6は、ポリイミド、ポリエーテルイ
ミド、PES等の耐熱性樹脂の厚さ20〜40μm程度
のエンドレスフィルムであり、その外周面にPTFE等
の離型層をコートしたものである。ベルト6の総厚は一
般的に60μm以下が好ましい。
【0027】加熱体1は、例えば厚み1mm・巾6mm
・長さ240mmのアルミナ基板の面に長手に沿って、
Ag/Pd(銀パラジウム)、RuO2 、Ta2 N、ニ
ッケル等の通電発熱体層を厚み約10μm、巾1〜3m
mの線状又は細帯状にスクリーン印刷等でパターン形成
してなる低熱容量のセラミックヒータであり、通電発熱
体層の両端間に電圧が印加されることにより迅速に発熱
し、温調手段で所定の定着温度に制御される。
【0028】而して、不図示の作像部から未定着トナー
像Tを担持した記録材Pが入口ガイド13に案内され
て、回転駆動されているベルト6と加圧ローラ11との
間の定着ニップ部に送り込まれ、ベルト6の外面に密着
して回転ベルト6と一緒に定着ニップ部を搬送通過して
いく。
【0029】この定着ニップ部搬送通過過程で加熱体1
の熱がベルト6を介して記録材に付与されて、この熱と
加圧力によりトナー像Tが加熱溶融して記録材P上に定
着される。定着ニップ部を通過した記録材Pは回転ベル
ト6の外面から曲率分離して分離ガイド14を経て排紙
ローラ15により装置外へ排出される。
【0030】加熱体1はベルト搬送路のテンション部材
としても機能し、本実施例ではこれをクラウン形状にし
てベルト6の幅方向中央部にテンションが特にかかるよ
うにしてしわの発生を防止させている。
【0031】16はベルト裏当て部材である。本実施例
はスティ3の右側の上方折り曲げ片を更に上方へ延長し
てその上端部を駆動ローラ4とテンションローラ5との
間のベルト部分の内面近傍に位置させることでベルト裏
当て部材としてある。
【0032】このベルト裏当て部材16は図3のように
ベルト6の幅方向寸法よりも長いものとしてある。また
このベルト裏当て部材16の上縁はR形湾曲部16aと
して曲げてあり、そのR形湾曲部16を図2のように駆
動ローラ4からテンションローラ5へ至るベルトの最短
(直線)の搬送軌道Zより適度な微小間隔αをあけてベ
ルト内側に位置させてある。
【0033】而して、ベルト6の通常の安定搬送時は駆
動ローラ4とテンションローラ5との間のベルト部分の
内面はベルト裏当て部材16の上縁のR形湾曲部16a
に接触しないが、加熱体1のクラウン形状によりこのベ
ルト部分の幅方向両端部にベルト搬送時にたるみが発生
したとき、前述図11のようにベルトの最短搬送軌道Z
よりも下方の軌道Yを取ろうとするベルト端部たるみは
ベルト裏当て部材16の上縁のR形湾曲部16aにぶつ
かり戻されてそのベルト端部の駆動ローラ4に対する巻
付角がベルト中央部の駆動ローラ4に対する巻付角とほ
とんど変わらない状態に規制される。
【0034】即ちベルト6の駆動ローラ4に対する巻付
角を安定化できる。従ってベルト6の幅方向端部のたる
みに起因するベルト端部の駆動ローラ4に対する巻付角
変動によるベルトの蛇行等がなく安定したベルト搬送が
続行される。
【0035】ベルト裏当て部材16のベルト内面と当接
する上縁R形湾曲部16aの面は摺動性の良い、フッ素
コーティング等されていることが望ましい。
【0036】〈実施例2〉(図4) 本実施例は前記実施例1の装置において、ベルト裏当て
部材を図4のようにスティ3の右側の上方折り曲げ片に
基部を固定支持させた、ある程度の可撓性を持つ薄板1
7で構成したものである。
【0037】このベルト裏当て部材17はベルト内面の
クリーニング部材も兼ねさせてあり、その上縁は駆動ロ
ーラ4と従動ローラ5との間のベルト部分の内面に適度
な圧力で常にカウンターに当接させてある。このベルト
裏当て部材も前記実施例1の装置のベルト裏当て部材1
6と同様にベルト6の幅方向寸法よりも長いものとして
ある。またベルト内面と当接する少なくとも先端部は摺
動性の良い、PTFE,PFA等の材料であることが望
ましい。
【0038】本実施例装置の場合もベルト搬送時におけ
るベルト6の幅方向両端部の下方へのたるみはベルト裏
当て部材17にぶつかり、部材17の適度な可撓性によ
る圧力で戻されてベルト端部の駆動ローラ4に対する巻
付角はベルト中央部の駆動ローラ4に対する巻付角とほ
とんど変わらない状態に規制される。従ってベルト蛇行
等がなく安定したベルト搬送が続行される。
【0039】また、ベルト搬送中はベルト内面が固定物
である加熱体1と摺擦するため、摩耗粉が発生してベル
ト内面に付着するが、クリーニング手段でもあるベルト
裏当て部材17がベルト内面に適度な圧力で常に当接し
滑らかにクリーニングすることができるので、摩耗粉は
完全にクリーニングされ、集積部も兼ねたスティ3の内
部にかき落とされる。
【0040】よって、ベルト耐久による摩耗粉の付着に
よる駆動ローラ4の摩擦係数低下によるベルトのスリッ
プや、摩耗粉の加熱体1への付着による画像スジ発生等
の不具合を防止することができる。また、ベルト6自体
の耐久性も向上させることができる。
【0041】〈実施例3〉(図5・図6) 本実施例は、図5・図6のようにベルト裏当て部材18
・18を、実施例1の装置の断熱部材2の手前側と奥側
の端部をそれぞれ上方へ延長突出させその上端部を駆動
ローラ4のベルト搬送方向下流側直後のベルト手前側と
奥側のベルト内面に接近させて構成したものである。
【0042】この手前側と奥側のベルト裏当て部材18
・18の先端部は半球面としてあり、少なくともベルト
内面と当接する部分は摺動性の良い材料であることが望
ましい。この手前側と奥側のベルト裏当て部材の先端部
はそれぞれ装置に対する最大通紙領域から外れたベルト
手前側と奥側のベルト端部内面に対応している。
【0043】本実施例装置の場合もベルト搬送時におけ
るベルト幅方向両端部の下方へのたるみはベルト裏当て
部材18・18にぶつかり、戻されてベルト端部の駆動
ローラ4に対する巻付角はベルト中央部の駆動ローラ4
に対する巻付角とほとんど変わらない状態に規制され
る。従ってベルト蛇行等がなく安定したベルト搬送が続
行される。
【0044】また本実施例装置ではベルト裏当て部材1
8・18を装置に対する最大通紙領域から外れたベルト
手前側と奥側のベルト端部内面に対応位置させてあるか
ら、ベルト内面にベルト裏当て部材18・18との接触
摺動による削れスジ(ベルト内面スジ)が発生したとし
ても、その発生部分はベルトの通紙領域外であるので、
ベルト内面スジによる画像上の問題が発生することはな
い。
【0045】またベルト裏当て部材18・18が駆動ロ
ーラ4のベルト搬送方向下流側直後に設けられているの
で、ベルト6の駆動ローラ4に対する巻付角を安定させ
る効果が拡大する。
【0046】〈実施例4〉(図7) 本実施例は、図7のようにベルト裏当て部材19を支軸
19aを中心に回転自在のコロにしたものである。他の
装置構成は前述図1の装置と同じである。
【0047】ベルト端部にたるみが発生して、ベルト内
面がこのコロ19に接触すると該コロ19がベルト6の
搬送方向に順方向に回転し、ベルト内面に負荷を掛ける
ことなくベルト6のたるみ分をおさえ、安定搬送させる
ことができる。
【0048】よって、耐久によりベルト6の内面が削れ
たり、スジが出ることがないのでベルトの耐久性が向上
する。
【0049】〈実施例5〉(図8) 本実施例の装置はベルト6の片寄り移動制御手段を有し
ている。
【0050】30は駆動ローラ4の手前側の中心軸41
を回転自由に軸受支持させた偏心軸受であり、支軸31
を中心に上下方向に振動自由であり、ステッピングモー
タ32・雄ねじ杆33・雌ねじ34・長穴35・係合ピ
ン36等からなる駆動機構により上下振動制御される。
【0051】ベルト6の搬送中に生じる片寄り移動(ベ
ルト6の駆動ローラ4・テンションローラ5・加熱体1
の長手に沿う手前側方向又は奥側方向への片寄り移動)
を不図示のセンサにより検知させ、その信号によりステ
ッピングモータ32を正転又は逆転制御させて偏心軸受
30を上方又は下方へ振動移動させる。これにより駆動
ローラ4の手前側が上方E又は下方Fに振動されてベル
ト6の片寄り移動が逆方向の戻り移動方向に変更され
て、ベルトの片寄り調整がなされる。
【0052】20は偏心軸受30に一体に設けたベルト
裏当て部材である。偏心軸受30の上下振動によるベル
ト片寄り調整によりこの偏心軸受30側であるベルト手
前側のベルト搬送路が変化するが、駆動ローラ4の偏心
軸受30にベルトのたるみ分をおさえるベルト裏当て部
材20が一体的に設けられているので、ベルト搬送路に
追従してこのベルト裏当て部材20が動く。またベルト
奥側に図示しない固定の裏当て部材が設けられているの
で、やはり安定したベルト搬送が行なえる。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明は、エンドレスベル
ト駆動装置において、前記ベルト裏当て部材の存在によ
り、ベルト駆動部よりもベルト搬送方向下流側のベルト
部分についてその幅方向端部のたるみの軌道変動範囲が
狭められるから、回転駆動搬送中におけるエンドレスベ
ルトのベルト駆動部での巻付角の不安定化が防止され、
ベルトの蛇行等がなくエンドレスベルトの安定な回動駆
動搬送が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の装置の側面図
【図2】 部分的拡大図
【図3】 装置の平面図
【図4】 実施例2の装置の要部の図
【図5】 実施例3の装置の側面図
【図6】 一部切り欠き平面図
【図7】 実施例4の装置の側面図
【図8】 実施例5の装置の側面図
【図9】 エンドレスベルト駆動装置の一例の概略図
【図10】 エンドレスベルトにかかるテンションの説
明図
【図11】 エンドレスベルトの幅方向端部のたるみ
と、ベルトの駆動ローラに対する巻付角の説明図
【符号の説明】
1 加熱体(クラウン形状にしたテンション部材) 4 駆動ローラ 5 テンション 6 エンドレスベルト(定着フィルム) 11 加圧ローラ 16〜20 ベルト裏当て部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンドレスベルトを、1本以上のローラ
    類によって構成されるベルト駆動部と、ベルト駆動時に
    ベルトにテンションを与えている少なくとも1つのクラ
    ウン形状を有するテンション部材との間にかけ渡してベ
    ルト駆動部の駆動により回動駆動搬送させるエンドレス
    ベルト駆動装置において、 上記ベルト駆動部よりもベルト搬送方向下流側でかつ上
    記テンション部材よりもベルト搬送方向上流側における
    ベルト部分のベルト幅方向の少なくとも片側端部側のベ
    ルト内面に対するベルト裏当て部材を配設したことを特
    徴とするエンドレスベルト駆動装置。
  2. 【請求項2】 ベルト裏当て部材をベルト駆動部のベル
    ト搬送方向下流側直後に配設したことを特徴とする請求
    項1に記載のエンドレスベルト駆動装置。
  3. 【請求項3】 エンドレスベルトが耐熱性定着ベルトで
    あり、該ベルトの内側に加熱体が配設され、該加熱体と
    の間に該ベルトを挟んで定着ニップ部を形成する加圧部
    材を有し、該定着ニップ部の回動駆動搬送されるベルト
    と加圧部材との間に未定着画像を形成担持させた記録シ
    ートを導入して画像を加熱定着する定着装置であること
    を特徴とする請求項1又は同2に記載のエンドレスベル
    ト駆動装置。
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