JPH06118725A - 電子写真用磁性キャリア - Google Patents

電子写真用磁性キャリア

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JPH06118725A
JPH06118725A JP4289531A JP28953192A JPH06118725A JP H06118725 A JPH06118725 A JP H06118725A JP 4289531 A JP4289531 A JP 4289531A JP 28953192 A JP28953192 A JP 28953192A JP H06118725 A JPH06118725 A JP H06118725A
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文浩 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高耐久性でかつ高画質であり、又、高速機へ
の対応性及び環境安定性を備え、色汚れがなく、更に種
々なトナーに対して帯電調整が可能な電子写真用磁性キ
ャリアを得る。 【構成】 (1)核体粒子表面に導電性物質を含有した
シリコーン樹脂をコーティングしたキャリアにおいて、
該核体粒子を強磁性体微粒子と樹脂からなる複合体粒子
とする。(2)核体粒子表面にカップリング剤を含有し
たシリコーン樹脂をコーティングしたキャリアにおい
て、該核体粒子を強磁性体微粒子と樹脂からなる複合体
粒子とする。(3)シリコーン樹脂コーティング中に導
電性物質とカップリング剤を併有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真法や静電印刷法
などに用いられる磁性キャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トナーを用いて静電潜像を現像す
る方法としては、カスケード現像法(米国特許第261855
2号明細書参照)や磁気ブラシ現像法(米国特許第28740
63号明細書参照)が知られている。このいずれの方法に
おいても2成分系乾式現像剤が用いられている。
【0003】この2成分系乾式現像剤は、比較的大きな
キャリア粒子表面上に微小なトナー粒子が、両粒子の摩
擦により発生した電気力により保持されており、静電潜
像に接近すると、静電潜像が形成する電界によるトナー
粒子に対する該潜像方向への吸引力が、トナー粒子とキ
ャリア粒子間の結合力に打ち勝ってトナー粒子は静電潜
像上に吸引付着されて、静電潜像が可視化されるもので
ある。そして、現像剤は現像によって消費されたトナー
を補充しながら反復使用される。
【0004】この場合、トナー粒子は必ず光導電体上の
所望の像領域へ優先的に引きつけられるような正確な帯
電性および電荷の大きさを有していなければならない。
又、キャリアは長期間の使用中、常にトナー粒子を所望
とする極性で、かつ、充分な帯電量に摩擦帯電していな
ければならない。特にキャリアを磁気ブラシ現像法で用
いる場合には、キャリアは適切な磁性も帯びなければな
らない。
【0005】そこで、磁気ブラシ現像法で用いるキャリ
アとして、鉄粉キャリア、フェライトキャリアあるいは
バインダー型キャリア(磁性体微粒子を分散させた樹脂
粒子)等が開発され、実用化されている。
【0006】鉄粉キャリアには、形状がフレーク状、ス
ポンジ状、球状のものがあるが、真比重が7から8であ
って、嵩密度も3g/cm3から4g/cm3と大きいために、現
像機中で撹拌するためには大きな駆動力を必要とし、機
械的な損耗が多く、トナーのいわゆるスペント化、キャ
リア自体の帯電性劣化や感光体の損傷を招きやすい。
【0007】又、フェライトキャリアは球状であって、
真比重は4.5から5.5ぐらいであり、嵩密度は2g/cm
3から3g/cm3ぐらいであるため、鉄粉キャリアの欠点で
ある重さをある程度解消し得るが、現像スリーブ又はス
リーブ内の磁石の回転数が大きい高速複写機や汎用コン
ピュータの高速レーザビームプリンタ等に対応するため
にはまだ十分ではない。
【0008】このようなスペント化を防止するため、従
来よりキャリア表面に種々の樹脂を被覆する方法が提案
されているが、いまだ満足の行くものは得られていな
い。例えば、スチレン−メタクリレート共重合体、スチ
レン重合体などの樹脂で被覆されたキャリアは、帯電特
性は優れているが、表面の臨界表面張力が比較的高く、
繰り返し複写するうちに、やはりスペント化が起きるた
め、現像剤としての寿命がそれほど長くない。
【0009】又、四フッ化エチレン重合体を被覆したキ
ャリアは表面張力が低いため、トナーのスペント化は起
き難いが、四フッ化エチレン重合体が摩擦帯電系列にお
いて、最も負側に位置していることから、トナーを負極
性に帯電しようとする場合には用いることができない。
【0010】又、低表面張力を持つものとして、シリコ
ーン樹脂含有の被覆層でコートしたキャリアが提案され
ている。例えば、不飽和シリコーン樹脂とオルガノシリ
コーン、シラノールなどをスチレン〜アクリル樹脂と混
合してキャリア表面を被覆したもの(米国特許第356253
3号明細書参照)、ポリフェニレン樹脂とオルガノシリ
コーンターポリマー樹脂とで表面を被覆されたキャリア
(米国特許第3847127号明細書参照);スチレン〜アク
リレート〜メタクリレート樹脂と、オルガノシラン、シ
ラノール、シロキサンなどで表面を被覆されたキャリア
(米国特許第3627522号明細書参照);シリコーン樹脂
と正帯電特性を有する窒素含有樹脂とを含有するコート
層で被覆されたキャリア(特開昭55−127567号公報参
照);及び樹脂変性シリコーン樹脂で表面を被覆された
キャリア(特開昭55−157751号公報参照)などが挙げら
れる。
【0011】シリコーン樹脂被覆キャリアにすることに
よって、耐スペント性は向上するが、キャリアの見かけ
比抵抗が高くなるので、周辺効果を生じやすく、広い黒
領域、中間調領域の再現性が悪くなる欠点がある。又、
トナー離脱時のカウンターチャージも過大となるので、
静電現像による非画像部へのキャリア付着が発生しやす
くなる。特にこの現象は高バイアス時に顕著に発生す
る。
【0012】そこで、シリコーン樹脂からなる被覆層に
カーボンブラックなどの導電性を有する物質を混在させ
ることが提案されている。例えば、特開昭56-126843号
公報には、カーボンブラックと樹脂とを主成分とする材
料で被覆したキャリアが開示され、特開昭62-45984号公
報には、多孔性カーボンブラックを被覆層中に含有させ
たキャリアが開示されている。
【0013】又、カラー現像剤用のキャリアについて
は、色汚れが問題とならない白色系金属酸化物を混在さ
せることが提案されている。例えば、特開昭64-35561号
公報には、酸化チタン系、酸化亜鉛系及び酸化スズ系粒
子を1種あるいは2種以上、シリコーン樹脂被覆層中に
含有させたキャリアが開示されている。
【0014】この様にフェライトキャリア表面に導電性
物質を含有するシリコーン樹脂を被覆すると耐スペント
性は著しく向上し、かつキャリアの抵抗も容易に調整で
きるが、その画質については、現在市場で求められてい
る更なる写真原稿再現性や更なる細線再現性等の高画質
化の水準には至っていない。
【0015】この様な高画質化の波に対応する為、鉄粉
キャリアやフェライトキャリアより、真比重や嵩密度が
小さいバインダー型キャリアの開発が進められている。
【0016】バインダー型キャリアについては、特開昭
59-31967、特開昭59-24416、特開昭58-136052号公報等
に記載される様に各種の製法によるキャリアが提案され
ており、いずれも真比重と嵩密度はフェライトキャリア
より小さくなっている。バインダー型キャリアはこれら
の特徴を生かして、磁気ブラシの穂を繊細を軟らかくし
ているため、ベタムラがなくソフトで細線再現性が優れ
た鮮鋭な画像が形成される。
【0017】しかしながら、バインダー型キャリアを反
復使用すると、表面近くに存在する磁性体微粒子が経時
でバインダーキャリアから離脱し、キャリア表面に帯電
阻害粒子として浮遊する。これら帯電阻害粒子はキャリ
アが本来保持しうる帯電能力を一時的に低下させてい
る。キャリアの帯電能力が見掛け上低下していると、現
像が開始してから比較的早い時期に帯電阻害粒子の消費
に伴うキャリア帯電能力の上昇現象が生じる。この結
果、現像部内のトナー濃度が上昇し、画像上には地汚れ
が発生する。
【0018】又、バインダーとして開示されている樹脂
は、スチレン−アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、フ
ェノール樹脂、フッ素化アルキルアクリル系樹脂、含フ
ッ素ビニル系樹脂等があり、これらの樹脂は各種の製法
によって限定されている。スチレン−アクリル系樹脂、
ポリエステル樹脂及びフェノール樹脂はトナーに使用し
ている樹脂とSP値が近い為、耐スペント性としては適
切ではない。そこで、表面張力を低下させるフッ素を含
有した上記の樹脂が使用されている。しかし、フッ素系
の樹脂は摩擦帯電系列において、最も負側に位置してい
るため、トナーを負極性に帯電しようとする場合には用
いることができない。
【0019】更に、バインダー型キャリアは高速機にお
いては、キャリア付着し易い為、使用するのが困難とな
っている。一般的に高速機で使用されるキャリアはフェ
ライトキャリアも含めて、飽和磁化の高いものを使用し
ている。しかし、バインダー型キャリアにこれと同等の
飽和磁化を持たせるには、磁性体微粒子を高濃度で含有
させなければならず、バインダー型キャリアの強度を考
えると実現不可能となっている。
【0020】又、電気抵抗についても、磁性体微粒子の
含有量によってほぼ決定されてしまうので、バインダー
型キャリアは電気抵抗の調整に対する幅が著しく狭い。
この様な理由により、バインダー型キャリアは高画質で
ありながら、市販機への普及が遅れており、わずかに、
耐久性やキャリア付着に対して余裕のある低速機で使用
されているだけであった。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記の
点を解決しようとするもので、殊に (1)高耐久性でかつ高画質な電子写真用磁性キャリア
を提供することにある。 (2)高速機においてもキャリア付着がなく、かつ強度
にも優れた電子写真用磁性キャリアを提供することにあ
る。 (3)環境安定性が更に向上する電子写真用磁性キャリ
アを提供することにある。 (4)色汚れが問題とならない電子写真用磁性キャリア
を提供することにある。 (5)種々のトナーに対して帯電量の調整が可能な電子
写真用磁性キャリアを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明によれば核体粒子
表面に、導電性物質を含有したシリコーン樹脂をコーテ
ィングしたキャリアにおいて、該核体粒子を強磁性体微
粒子と樹脂からなる複合体粒子とすることを特徴とする
電子写真用磁性キャリアが提供される。
【0023】又、核体粒子表面に、カップリング剤を含
有したシリコーン樹脂をコーティングしたキャリアにお
いて、前記と同じく該核体粒子を強磁性体微粒子と樹脂
からなる複合体粒子とすることを特徴とする電子写真用
磁性キャリアが提供される。
【0024】更に核体粒子表面に、導電性物質とカップ
リング剤を併有するシリコーン樹脂をコーティングした
キャリアにおいて、前記と同様、核体粒子を強磁性体微
粒子と樹脂からなる複合体粒子とすることを特徴とする
電子写真用磁性キャリアが提供される。
【0025】上記本発明の構成によれば、バインダー型
キャリアの有する低比重・高画質を損なうことなく、シ
リコーン樹脂の耐スペント性を確保でき、表面が被覆さ
れていることによりキャリア自体の強度が増し、磁性体
の脱離やキャリアの破壊が生じない。更に磁性体含有量
を80wt%以上、あるいはそれと磁性体の飽和磁化を
70emu/g以上とすることによりキャリアの飽和磁化を
高くすることが可能なため、高速機におけるキャリア付
着を防止することができる。又、導電性物質を被覆層に
含有することにより、核体粒子中の磁性体量に関係なく
抵抗を容易に調整することができる。
【0026】更に導電性物質を次のように特定すること
により種々の性能を向上させることができる。 導電性物質をBET800m2/g以上でかつDBP吸油
量200ml/100g以上のカーボンブラックにすること
により、環境安定性を更に向上することができる。 導電性物質を少なくとも白色系金属酸化物を含む白色
系導電性物質にすることにより、カラーキャリアとして
使用しても、色汚れがまったく問題とならない。 導電性物質を白色系金属酸化物で表面処理された繊維
にすることにより、耐色汚れ性を損ねることなく、環境
安定性を更に向上することができる。 導電性物質を白色系磁性体微粒子にすることにより、
耐色汚れ性を損ねることなく、キャリア自体の飽和磁化
を高めることができる。
【0027】又、カップリング剤にシランカップリング
剤を用い、更にその化学構造を特定することにより、次
のように性能を付与あるいは向上させることができる。 カップリング剤がシランカップリング剤であることに
より、核体粒子とシリコーン被覆層の接着性が向上し、
被覆層の剥がれがない高耐久のキャリアとなる。 シランカップリング剤をアミノ基を含有するシランカ
ップリング剤とすることによりキャリア自体の帯電性を
正極性にすることができるため負極性トナーに対して均
一な帯電を付与することが可能である。 シランカップリング剤をクロロ基あるいはグリシドキ
シ基を含有するシランカップリング剤とすることにより
キャリア自体の帯電性を負極性にすることができるため
正極性トナーに対して均一な帯電を付与することが可能
となる。 これらシランカップリング剤の量を変えることにより
帯電量のレベルをコントロールすることができる。 シリコーン樹脂中に有機スズ化合物を含有することに
より該有機スズ化合物の量に応じて帯電量をコントロー
ルすることが可能となる。
【0028】以下に本発明を具体的に説明する。本発明
に用いられる核体粒子の製造方法には、以下のようよな
方法が挙げられる。 (1)熱可塑性樹脂と強磁性体微粉末とを混練粉砕後、
適度な粒度に分級する。更に熱風処理することにより球
状化することもできる。 (2)熱硬化性樹脂と磁性体微粉末を溶融混練後、硬化
剤を加えて熱硬化させ、その結果、得られた硬化物を粉
砕分級する。 (3)結着樹脂と磁性体微粉末を熱溶融混練後、その混
練物を固化させない状態で比較的低温の空気流により冷
却固化する。 (4)熱硬化樹脂をトルエン等の溶剤に溶解し、更に、
磁性体微粉末を分散した後、噴霧造粒乾燥し、更に、加
熱硬化後、分級する。 (5)磁性体微粒子と懸濁安定剤及び塩基性触媒の存在
下で、フェノール類とアルデヒド類とを、水性媒体中で
反応、硬化させて得る等の、いわゆる反応法による。 なお、これらに限られるものではない。
【0029】又、核体粒子の平均粒子径として、20〜
300μmであることが製造上、更に実使用での品質上
好ましい。特に20μmより小さい場合には、トナーと
同時に現像時に現像される場合があり、又300μmよ
り大きい場合には、現像スリーブ上での現像剤の穂が粗
になり、現像ムラが発生すると同時に、細線の再現性に
劣る画像の得られる場合がある。
【0030】本発明で用いられるシリコーン樹脂として
は、従来知られている、いずれのシリコーン樹脂であっ
てもよく、下記式で示されるオルガノシロキサン結合の
みからなるストレートシリコーン樹脂及びアルキッド、
ポリエステル、エポキシ、ウレタンなどで変性したシリ
コーン樹脂が挙げられる。
【0031】
【化1】
【0032】上記式中R1は水素原子、炭素原子数1〜
4のアルキル基又はフェニル基、R2およびR3は水素
基、炭素原子1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜4の
アルコキシ基、フェニル基、フェノキシ基、炭素原子数
2〜4のアルケニル基、炭素原子数2〜4のアルケニル
オキシ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、エチレンオ
キシド基、グリシジル基又は下記式で示される基であ
る。
【0033】
【化2】
【0034】(上記式中R4,R5はヒドロキシ基、カル
ボキシル基、炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子
数1〜4のアルコキシ基、炭素原子数2〜4のアルケニ
ル基、炭素原子数2〜4のアルケニルオキシ基、フェニ
ル基、フェノキシ基、k,l,m,n,o,pは1以上
の整数を示す。)上記各置換基は未置換のもののほか、
例えばアミノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、メル
カプト基、アルキル基、フェニル基、エチレンオキシド
基、グリシジル基、ハロゲン原子のような置換基を有し
ていてもよい。
【0035】例えば、市販品としてストレートシリコー
ン樹脂は、信越化学社製のKR271,KR255,K
R152、東レダウコーニングシリコーン社製のSR2
400,SR2405等があり、変性シリコーン樹脂
は、信越化学社製のKR206アルキッド変性)、KR
5208(アクリル変性)、ES1001N(エポキシ
変性)、KR305(ウレタン変性)、東レダウコーニ
ングシリコーン社製のSR2115(エポキシ変性)、
SR2110(アルキッド変性)などがある。
【0036】本発明でキャリアの抵抗調節剤として用い
られる導電性物質は従来知られているものであれば、い
ずれを用いても構わないが、安価な導電性物質という点
からはカーボンブラックを用いることが好ましい。しか
も、カーボンブラックとしてはBETが800m2/g、好
ましくは1000m2/g以上、DBP吸油量が200ml/
100g、好ましくは250ml/100g以上のカーボン
ブラックを用いることが最も好ましい。
【0037】上記のカーボンブラックは通常のカーボン
ブラックの数倍の表面積を有しているため、キャリア
被覆層に含有せしめた時、少量で所望の抵抗値にするこ
とが可能である。一般的に導電性物質は環境の影響を受
け易いので、その含有量は少ない方が望ましい。従っ
て、この様なカーボンブラックは含有量を減ずることが
できるため、キャリアの環境安定性を通常の導電性物質
に比べて、更に向上させることが可能である。このよう
なカーボンブラックの市販品としては、キャボット社製
の Black Pearls 2000、デグサ社製の Printex XE2、三
菱化成社製の#3600B、ライオンアグゾ社製のケッチェ
ンブラック ECDJ-600 等が挙げられる。
【0038】又、カラーキャリア等で色汚れが問題とな
る場合には、白色系金属酸化物を用いることが好まし
い。白色系金属酸化物としては、酸化チタン系、酸化亜
鉛系及び酸化スズ系粒子が挙げられる。市販品として
は、次のような物が挙げられる。 ECT−52 (Tio2系) チタン工業社製 KV400 (Tio2系) チタン工業社製 ECR−72 (Tio2系) チタン工業社製 ECTR−82 (Tio2系) チタン工業社製 500W (Tio2系) 石原産業社製 300W (Tio2系) 石原産業社製 S−1 (Tio2系) 石原産業社製 W−1 (SnO2系) 三菱金属社製 23K (ZnO) 白水化学社製 導電性亜鉛華No.1 (ZnO) 本荘ケミカル社
製 導電性亜鉛華No.2 (ZnO) 本荘ケミカル社
製 W−10 (TiO2系) 三菱金属社製 MEC300 (SnO2系) 帝国化工社製 MEC500 (SnO2系) 帝国化工社製
【0039】更に、環境安定性を向上させたい場合に
は、白色系金属酸化物で表面処理された繊維を用いるこ
とが最も好ましい。この様に導電性物質を繊維状にして
用いると、粉体状とは異なって被覆層中に網目状に広が
るため、抵抗は粉体を用いた時より低くなる。従って、
少量で所望の抵抗値を得ることができるため、環境安定
性に対して有利となる。市販品としては、次の様な物が
挙げられる。 デントールWK−100(導電性繊維) 大塚化学社製 デントールWK−200(導電性繊維) 大塚化学社製 デントールWK−300(導電性繊維) 大塚化学社製
【0040】又、色汚れが問題となる場合で、かつ核体
粒子の飽和磁化が小さい場合には白色系磁性体微粒子を
導電性物質として用いることが最も好ましい。白色系磁
性微粒子を用いることよって、耐色汚れ性を損ねること
なくキャリヤ自体の飽和磁化を高めることができ、キャ
リアも付着しにくくなる。白色系磁性体微粒子としては
カルボニル鉄粉を用いことが好ましい。
【0041】カップリング剤としては、シランカップリ
ング剤のほかチタンカップリング剤、アルミニウムカッ
プリング剤等も挙げられる。
【0042】本発明において好ましく用いられるシラン
カップリング剤としては、例えば、γ−(2−アミノエ
チル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−(2−
アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、
N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン塩酸塩、γ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロ
ピルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、
メチルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラ
ン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、ヘキサメ
チルジシラザン、γ−アニリノプロピルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリメトキシシラン、オクタデシルジメチ
ル[3−(トリメトキシシリル)プロピル]アンモニウ
ムクロライド、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシ
ラン、メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラ
ン、トリメチルクロロシラン(以上、トーレ・シリコン
社製)、アリルトリエトキシシラン、3−アミノプロピ
ルメチルジエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、1.3−ジ
ビニルテトラメチルジシラザン、メタクリルオキシエチ
ルジメチル(3−トリメトキシシリルプロピル)アンモ
ニウムクロライド(以上チッソ社製)等が挙げられる。
【0043】又、アルミニウム系カップリング剤として
はアセトアルコキシアルミニウムジイソプロピレートが
挙げられる。
【0044】チタン系カップリング剤としては、例え
ば、イソプロピル−トリステアロイルチタネート、イソ
プロピル−トリドデシル−ベンゼンスルホニルチタネー
ト、イソプロピル−トリス(ジオクチルパイロホスフェ
ート)チタネート、テトライソプロピルービス(ジオク
チルホスファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジア
リルオキシメチル−1−プチル)ビス(ジートリデシ
ル)ホスファイト、ビス(ジオクチルパイロホスフェー
ト)オキシアセテートチタネート、トリス(ジオクチル
パイロホスフェート)エチレンチタネート、イソプロピ
ルジステアロイルメタクリルチタネート、イソプロピル
−4−アミノベンゼンスルホニルージ(ドデシルベンゼ
ンスルホニル)チタネート、イソプロピルトリクミルフ
ェニルチタネート、イソプロピルトリ(N−エチルアミ
ノ−エチルアミノ)チタネート、イソプロピルトリアン
トラニルチタネート、テトライソプロピルージ(ジラウ
リルホスファイト)チタネート、ジイソステアロイルー
オキシアセテートチタネート、ジクミルフェノレートオ
キシアセテートチタネート、ジイソステアロイル−エチ
レンチタネート(以上、味の素社製)等が挙げられる。
【0045】本発明に用いられるシランカップリング剤
の量としては、シリコーン樹脂固形分に対し、1〜25
wt%が好ましい。シランカップリング剤の含有量が1
wt%より少ないとその効果が発揮されず、核体粒子と
シリコーン被覆層の接着に劣るため長期間の使用で被覆
層の剥れが生じる。又、含有量が25wt%を超えると
シリコーンの耐スペント性が悪化し、やはり長期間の使
用でトナーのスペント化が発生する。
【0046】又本発明に用いられる有機スズ化合物とし
ては以下の如き構造を有するものである。
【0047】
【化3】 有機スズ化合物の添加量を変化させることにより、容易
にトナーを所望の帯電量に調整することができる。
【0048】本発明で用いられるキャリアは上記シリコ
ーン樹脂と導電性物質、又はカップリング剤を1種又は
2種以上含有するか、あるいは導電性物質とカップリン
グ剤を夫々1種以上併有してなる被覆層をもつものであ
る。
【0049】その製造方法はまず、シリコーン樹脂と導
電性物質を適宜にミキサーで分散し、又はシリコーン樹
脂溶液中にカップリング剤を添加して適宜のミキサーで
分散して調整し、この被覆層組成物を上記核体粒子表面
に噴霧法などの従来公知の手段で塗布する。又、本発明
において被覆層の膜厚はあまり薄くても、又、あまり厚
くても不都合を生じやすく、0.1〜20μmが好まし
い。
【0050】
【実施例】次に本発明を実施例と比較例を挙げて更に具
体的に説明するが、本発明はこれらの具体的構成に限定
されるものではない。なお、実施例、比較例及び製造例
に記載の各成分の量(部)はすべて重量部である。以下
にまず核体粒子の製造例を示す。
【0051】〔製造例1〕 ・スチレン−アクリル酸−nブチル共重合体(Mw=100000、Tg:65℃) 28部 ・マグネタイト微粒子(平均粒子径=0.5μm σs=75emu/g) 72部 を混合し、溶融混練後、粉砕、分級し、平均粒径51μ
mの核体粒子を得た。この核体粒子を核体粒子1とす
る。この核体粒子の磁性体含有率を燃焼法により測定し
たところ70wt%であった。
【0052】〔製造例2〕 ・ポリエステル 25部 (エチレンオキサイド付加型ビスフェノールAとテレフタル酸からなる縮合物) ・マグネタイト微粒子(平均粒子径=0.8μm、σs=77emu/g) 75部 を混合し、その後溶融混練後、粘度調整槽で約650C
Pに粘度調整し、円板式の噴霧装置により噴霧、冷却、
固化し、平均粒径65μmの核体粒子を得た。この核体
粒子を核体粒子2とする。この核体粒子の磁性体含有率
は72wt%であった。
【0053】〔製造例3〕 ・フェノール 50部 ・37%ホルマリン 6.5部 ・マグネタイト微粒子(平均粒子径0.25μm、σs=75emu/g) 150部 ・28%アンモニア水 7.8部 ・フッ化カルシウム 1部 ・水 50部 を撹拌しながら投入し、40分間で85℃に上昇させ、
同温度で3時間反応硬化させ、マグネタイトと硬化した
フェノール樹脂から成る複合体粒子を生成した。次に、
本物質を30℃に冷却し、水添後、上澄み液を除去し、
更に粒子を水洗、風乾した。次いで、これを減圧下で乾
燥し、平均粒径75μmの核体粒子を得た。この核体粒
子を核体粒子3とする。この核体粒子の磁性体含有率は
75wt%であった。
【0054】〔製造例4〕製造例1で用いた磁性体と樹
脂の処方量をそれぞれ83部と17部に変更した以外は
すべて製造例1と同じ方法を用いて核体粒子4を得た。
この核体粒子の磁体含有率は80wt%であった。
【0055】〔製造例5〕製造例2で用いた磁性体と樹
脂の処方量をそれぞれ85部と15部に変更した以外は
すべて製造例2と同じ方法を用いて核体粒子5を得た。
この核体粒子の磁体含有率は84wt%であった。
【0056】〔製造例6〕製造例3で用いた磁性体の添
加量を400重量部に変更した以外はすべて製造例3と
同じ方法を用いて核体粒子6を得た。この核体粒子の磁
体含有率は88wt%であった。
【0057】〔製造例7〕製造例6で用いた磁性体をσ
s=87emu/gのものに変更した以外は、すベて製
造例6と同じ方法を用いて核体粒子7を得た。この核体
粒子の磁体含有率は88wt%であった。
【0058】〔製造例8〕製造例3で用いた磁性体をσ
s=87emu/gのものに変更した以外は、すベて製
造例3と同じ方法を用いて核体粒子8を得た。この核体
粒子の磁体含有率は75wt%であった。
【0059】次にトナーの製造例を示す。
【0060】〔製造例1〕 ・ポリエステル樹脂(Mn=5000、Mw=55000、Tg=61℃) 80部 ・スチレン−アクリル樹脂(ハイマー75:三洋化成社製) 20部 ・カーボンブラック(#44:三菱化成社製) 10部 ・脱遊離脂肪酸型カルナウバワックス 10部 ・含金属アゾ染料(ボントロンs−34:オリエント化学社製) 上記組成の混合物を120℃の熱ロールで溶融混練後、
冷却・固化せしめジェットミルで粉砕後分級して平均粒
径10μmのトナーを得た。このトナー100部にコロ
イダルシリカ3部を混合し、トナーaとした。
【0061】〔製造例2〕 ・ポリエステル樹脂(Mn=5000、Mw=55000、Tg
=61℃) ・スチレン−アクリル樹脂(ハイマーSBM−75:三
洋化成社製) ・カーボンブラック(#44:三菱化成社製) ・脱遊離脂肪酸型カルナウバワックス ・下記4級アンモニウム塩
【0062】
【化4】 上記組成の混合物を製造例1と同様の方法でトナーと
し、正極性のトナーbとした。
【0063】〔製造例3〕 ・ポリエステル樹脂(重量平均分子量250,000) 84部 ・脱遊離脂肪酸型カルナウバワックス(酸価2) 5部 ・カーボンブラック(#44:三菱カーボン社製) 10部 ・含クロムアゾ染料(ボントロンS34、オリエント化学製) 1部 上記トナー原料を混合し、熱ロールミルで混練後、冷却
固化し、更に粉砕分級して平均粒径10μmのトナーを
得た。このトナー100部にコロイダルシリカ3部を混
合し、トナーcとする。
【0064】〔製造例4〕 ・ポリスチレン樹脂(エッソ社製D−125) 95部 ・Symuler Fast Yellow(大日本インキ社製) 4部 ・ボントロンE84(オリエント化学社製) 1部 上記トナー原料を混合し、熱ロールミルで混練後、冷却
固化し、更に粉砕分級して平均粒径10μmのイエロー
トナーを得た。このトナー100部に0.009μmの
ZnOを1部混合し、トナーdとする。
【0065】以下、実施例及び比較例を示す 〔実施例1〕 ・シリコーン樹脂溶液(SR2411:東レダウコーニング社製) 100部 ・カーボンブラック 8部 (Printex3 デグサ社製 BET300m2/g、DBP吸油量92ml/100g) ・トルエン 100部 上記混合物をホモミキサーで20分間分散し、被覆層形
成液を調整した。次に流動床型塗布装置を用いて、この
被覆層形成液を核体粒子1 1000部の表面に塗布し
てシリコーン樹脂被覆キャリアを得た。このキャリアを
キャリアP2とする。キャリアP2 100部に対し、
トナーa 3部を混合し、現像剤A1を作成した。
【0066】〔実施例2〕実施例1で用いた核体粒子1
を核体粒子2に変更した以外は、すべて実施例1と同じ
方法を用いて、キャリアQ2と現像剤A2を得た。
【0067】〔実施例3〕実施例1で用いた核体粒子1
を核体粒子3に変更した以外は、すべて実施例1と同じ
方法を用いて、キャリアR2と現像剤A3を得た。
【0068】〔比較例1〕実施例1で用いた核体粒子1
を粒径70μmの球状フェライトに変更した以外は、す
べて実施例1と同じ方法を用いて、キャリアS2と現象
剤A4を得た。
【0069】〔実施例4〕実施例1で用いた核体粒子1
を核体粒子6に変更した以外は、すべて実施例1と同じ
方法を用いて、キャリアT2と現像剤A5を得た。
【0070】〔実施例5〕実施例3で用いたカーボンブ
ラックをBET1015m2/g、DBP吸油量325
ml/100gのカーボンブラック(Black Pearls 200
0)に変更し、更に添加量を4部に減じた以外は、すべ
て実施例4と同じ方法を用いて、キャリアU2と現像剤
A6を得た。
【0071】〔実施例6〕実施例5で用いた核体粒子3
を核体粒子6に変更した以外はすべて実施例5と同じ方
法を用いて、キャリアV2と現像剤A7を得た。
【0072】〔実施例7〕実施例5で用いたトナーcを
トナーdに変更した以外は、すべて実施例5と同じ方法
を用いて、現像剤A8を得た。
【0073】〔実施例8〕実施例7で用いた、カーボン
ブラックを酸化チタン系白色粒子(ECT−52チタン
工業社製)に変更し、更に添加量を10部に変更した以
外は、すべて実施例7と同じ方法を用いて、キャリアW
2と現像剤A9を得た。
【0074】〔実施例9〕実施例8で用いた酸化チタン
系白色微粒子を、酸化チタンで表面処理した繊維(デン
トールWK−100、大塚化学社製)に変更し、更に添
加量を5部に減じた以外はすべて実施例8と同じ方法を
用いて、キャリアX2と現像剤A10を得た。
【0075】〔実施例10〕実施例7で用いたカーボン
ブラックを白色系磁性体微粒子であるカルボニル鉄粉に
変更し、更に添加量を10部に変更した以外は、すべて
実施例7と同じ方法を用いて、キャリアY2と現像剤A
11を得た。
【0076】〔実施例11〕 ・シリコーン樹脂溶液:固形分60wt% 100部 (SH804:東レ・ダウコーニングシリコーン社製) ・トルエン 100部 ・イソプロピル−トリステアロイルチタネート 6部 上記混合物をホモミキサーで20分間分散し、被覆層形
成液を調整した。この被覆層形成液を流動床型コーティ
ング装置を用いて核体粒子1:1000重量部の表面に
コーティングして、シリコーン樹脂被覆キャリアAを得
た。このキャリアA:97重量部とトナーa:3重量部
をボールミルで混合し現像剤A12を得た。
【0077】〔実施例12〕実施例11で用いた核体粒
子1を核体粒子4に変えた以外は実施例11と同様にし
てキャリアBを得た。このキャリアB:97重量部とト
ナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A13を
得た。
【0078】〔実施例13〕実施例11で用いた核体粒
子1を核体粒子8に変えた以外は実施例11と同様にし
てキャリアCを得た。このキャリアC:97重量部とト
ナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A14を
得た。
【0079】〔実施例14〕実施例11で用いたチタン
系カップリング剤:イソプロピル−トリステアロイルチ
タネートをシランカップリング剤:メチルトリエトキシ
シランに変えた以外は実施例11と同様にしてキャリア
Dを得た。このキャリアD:97重量部とトナーa:3
重量部をボールミルで混合し現像剤A15を得た。
【0080】〔実施例15〕実施例14で用いた核体粒
子1を核体粒子2に変えた以外は実施例14と同様にし
てキャリアEを得た。このキャリアE:97重量部とト
ナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A16を
得た。
【0081】〔実施例16〕実施例14で用いた核体粒
子1を核体粒子3に変えた以外は実施例14と同様にし
てキャリアFを得た。このキャリアF:97重量部とト
ナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A17を
得た。
【0082】〔比較例2〕実施例14で用いた核体粒子
1を平均粒径70μm銅−亜鉛フェライトに変えた以外
は実施例14と同様にしてキャリアGを得た。このキャ
リアG:97重量部とトナーa:3重量部をボールミル
で混合し現像剤A18を得た。
【0083】〔実施例17〕実施例14で用いた核体粒
子1を核体粒子4に変えた以外は実施例14と同様にし
てキャリアHを得た。このキャリアH:97重量部とト
ナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A19を
得た。
【0084】〔実施例18〕実施例14で用いた核体粒
子1を核体粒子6に変えた以外は実施例14と同様にし
てキャリアIを得た。このキャリアI:97重量部とト
ナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A20を
得た。
【0085】〔実施例19〕実施例14で用いた核体粒
子1を核体粒子7に変えた以外は実施例14と同様にし
てキャリアJを得た。このキャリアJ:97重量部とト
ナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A21を
得た。
【0086】〔実施例20〕 シリコーン樹脂溶液:固形分60wt% 100重量部 (SH804:東レ・ダウコーニングシリコーン社製) トルエン 100重量部 γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン 6重量部 上記混合物をホモミキサーで20分間分散し、被覆層形
成液を調整した。この被覆層形成液を流動床型コーティ
ング装置を用いて核体粒子7:1000重量部の表面に
コーティングして、シリコーン樹脂被覆キャリアKを得
た。このキャリアK:97重量部とトナーa:3重量部
をボールミルで混合し現像剤A22を得た。
【0087】〔実施例21〕実施例20で用いたアミノ
シランカップリング剤:γ−(2−アミノエチル)アミ
ノプロピルトリメトキシシランをクロロ基含有シランカ
ップリング剤γ−クロロプロピルトリメトキシシランに
変えた以外は実施例20と同様にしてキャリアLを得
た。このキャリアL:97重量部とトナーb:3重量部
をボールミルで混合し現像剤A23を得た。
【0088】〔実施例22〕実施例20で用いたアミノ
シランカップリング剤:γ−(2−アミノエチル)アミ
ノプロピルトリメトキシシランをエポキシシランカップ
リング剤:γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ンに変えた以外は実施例20と同様にしてキャリアMを
得た。このキャリアM:97重量部とトナーb:3重量
部をボールミルで混合し現像剤A24を得た。
【0089】〔実施例23〕実施例20で用いたアミノ
シランカップリング剤:γ−(2−アミノエチル)アミ
ノプロピルトリメトキシシランを3重量部とする以外は
実施例20と同様にしてキャリアNを得た。このキャリ
アN:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで
混合し現像剤A25を得た。
【0090】〔実施例24〕実施例20で用いたアミノ
シランカップリング剤:γ−(2−アミノエチル)アミ
ノプロピルトリメトキシシランを12重量部とする以外
は実施例20と同様にしてキャリアOを得た。このキャ
リアO:97重量部とトナーa:3重量部をボールミル
で混合し現像剤A26を得た。
【0091】〔実施例25〕実施例21で用いたクロロ
基含有シランカップリング剤:γ−クロロプロピルトリ
メトキシシランを3重量部とする以外は実施例21と同
様にしてキャリアPを得た。このキヤリアP:97重量
部とトナーb:3重量部をボールミルで混合し現像剤A
27を得た。
【0092】〔実施例26〕実施例21で用いたクロロ
基含有シランカップリング剤:γ−クロロプロピルトメ
トキシシランを12重量部とする以外は実施例21と同
様にしてキャリアQを得た。このキヤリアQ:97重量
部とトナーb:3重量部をボールミルで混合し現像剤A
28を得た。
【0093】〔比較例3〕実施例20で用いたアミノシ
ランカップリング剤:γ−(2−アミノエチル)アミノ
プロピルトリメトキシシランを1重量部とする以外は実
施例20と同様にしてキャリアRを得た。このキャリア
R:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで混
合し現像剤A29を得た。
【0094】〔比較例4〕実施例20で用いたアミノシ
ランカップリング剤:γ−(2−アミノエチル)アミノ
プロピルトリメトキシシランを20重量部とする以外は
実施例20と同様にしてキャリアSを得た。このキャリ
アS:97重量部とトナーa:3重量部をボールミルで
混合し現像剤A30を得た。
【0095】〔実施例27〕 ・シリコーン樹脂溶液:固形分60wt% 100重量部 (SH8041:東レ・ダウコーニングシリコーン社製) ・トルエン 100重量部 ・メチルトリエトキシシラン 6重量部 ・ジブチルスズジアセテート 3重量部 上記混合物をホモミキサーで20分間分散し、被覆層形
成液を調整した。この被覆層形成液を流動床型コーティ
ング装置を用いて核体粒子7:1000重量部の表面に
コーティングして、シリコーン樹脂被覆キャリアTを得
た。このキャリアT:97重量部とトナーa:3重量部
をボールミルで混合し現像剤A31を得た。
【0096】〔実施例28〕実施例27で用いた有機ス
ズ化合物:ジブチルスズジアセテートを1.5重量部と
する以外は実施例27と同様にしてキャリアUを得た。
このキャリアU:97重量部とトナーa:3重量部をボ
ールミルで混合し現像剤A32を得た。
【0097】〔実施例29〕実施例27で用いた有機ス
ズ化合物:ジブチルスズジアセテートを6重量部とする
以外は実施例27と同様にしてキャリアVを得た。この
キャリアV:97重量部とトナーa:3重量部をボール
ミルで混合し現像剤A33を得た。
【0098】〔実施例30〕実施例18で用いたシラン
カップリング剤:メチルトリエトキシシランをアミノシ
ランカップリング剤:γ−(2−アミノエチル)アミノ
プロピルトリメトキシシランに変えた以外は実例18と
同様にしてキャリアWを得た。このキャリアW:97重
量部とトナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤
A34を得た。
【0099】〔実施例31〕実施例30で用いた核体粒
子6を核体粒子7に変えた以外は実施例30と同様にし
てキャリアXを得た。このキャリアX:97重量部とト
ナーa:3重量部をボールミルで混合し現像剤A35を
得た。
【00100】〔実施例32〕 ・シリコーン樹脂溶液:固形分60wt% 100重量部 (SH804:東レ・ダウコーニングシリコーン社製) ・トルエン 100重量部 ・γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン 6重量部 ・ジブチルスズジアセテート 3重量部 上記混合物をホモミキサーで20分間分散し、被覆層形
成液を調整した。この被覆層形成液を流動床型コーティ
ング装置を用いて核体粒子7:1000重量部の表面に
コーティングして、シリコーン樹脂被覆キャリアYを得
た。このキャリアY:97重量部とトナーa:3重量部
をボールミルで混合し現像剤A36を得た。
【0100】〔実施例33〕 ・シリコーン樹脂溶液(SH804:東レダウコーニング社製)100重量部 ・カーボンブラック (Black Pearls 2000 BET1015m2/g 吸油量325ml/100g) 8重量部 ・γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン 6重量部 ・シブチルスズジアセテート 3重量部 ・トルエン 100重量部 上記混合物をホモミキサーで20分間分散し、被覆層形
成液を調整した。次に流動床型塗布装置を用いて、この
被覆層形成液を核体粒子7:1000重量部の表面に塗
布してシリコーン樹脂被覆キャリアZを得た。このキャ
リアZ:97部とトナーa:3部を混合し現像剤A37
を得た。
【0101】表1及び表2に実施例及び比較例の内容を
示す。
【0102】
【表1】
【0103】
【表2】
【0104】
【表3】
【0105】次に試験方法を示す。 (1)現像剤A1〜A11は高速複写機としてリコー製
FT−8200を用いて20万枚画像出しを行い、画像
濃度均一性、中間調再現性、解像力、スペント化率、キ
ャリア付着を評価した。現像剤A8〜A11は色汚れに
ついても評価した。又、キャリアP2〜Y2は環境安定
性を評価した。 (2)現像剤A12〜A21、A24、A25、A28
〜A37は高速複写機としてFT−8200を用いて、
又現像剤A22、A23、A26、A27は高速複写機
としてFT−9100を用いて30万枚の画像出しを行
い、画像濃度均一性、中間調再現性、解像力、キャリア
付着、スペント化率、膜剥がれ、帯電量を評価した。
【0106】(画像濃度均一性)画像の上部・中部・下
部からそれぞれ3ヶ所、計9ヶ所の位置の画像濃度をマ
クベス反射濃度計で測定し、濃度の最高値と最低値の差
を次のようにを評価した。 ◎:0.00〜0.05 ○:0.06〜0.10 △:0.11〜0.15 ×:0.16以上
【0107】(中間調再現性)コダック社製グレイスケ
ール(No.Q−13)を複写して、その階調可能な数
を次のように評価した。 ◎:13≦ ○:10〜12 △: 6〜 9 ×: 5≧
【0108】(解像力)タケノコ型テストチャートを複
写して、解像可能な線数を次のように評価した。 ◎:6.3本/mm ≦ ○:5.0〜5.6 本/mm △:4.5〜5.0 本/mm ×:4.5 本/mm ≧
【0109】(キャリア付着) (1)現像剤A1〜A11は中速機としてリコー製FT
5510、高速機としてリコー製FT8200を用いて
画像出しを行い、キャリア付着の有無を評価した。 (2)現像剤A12〜A37は中速機としてリコー製F
T5510・FT4820、高速機としてFT8200
・FT−9100を用いて画像出しを行い、キャリア付
着の有無を評価した。
【0110】(スペント化率)20万枚又は30万枚複
写機試験後の現像剤をブローオフしてキャリアのみにし
てその重量を測定しW1とする。次のこのキャリアをト
ルエン中に入れて融着物を溶解し、洗浄、乾燥後重量を
測定しW2とする。そして下記式よりスペント化率を求
めた。
【0111】
【数1】
【0112】◎:0 〜0.01 ○:0.01〜0.02 △:0.02〜0.05 ×:0.05<
【0113】(膜剥がれ)30万枚複写試験後の現像剤
をブローオフしてキャリアのみにしてSEMにより表面
状態を観察した。
【0114】(色汚れ評価)現像剤A8〜A11をリコ
ー製FT8200にて画像出しを行い、マクベス反射濃
度計の青フィルター(コダックラッテンフィルター#4
7)でベタ画像部の最高濃度Hを赤フィルター(コダッ
クラッテンフィルター#25)で最低濃度Lを測定し
た。これらの測定値を下記の式に代入して、グレイネス
G(色純度)を得た。通常グレイネスGが20%未満で
あれば人間の目には黒色の混入はさほど気にならない
が、それ以上になると明らかに汚れとして気になる。 ◎:10%≧ ○:10〜15% △:15〜20% ×:20%≦
【0115】(環境安定性)環境安定性は低温低湿と高
温高湿との帯電量の変動率を評価した。 (i)低温低湿帯電量 10℃、20%相対湿度(RH)の低温低湿室にトナー
3部とキャリア100部を3時間調湿する。その後12
0mlステンレスポットにトナーとキャリアを入れ、1
0分間撹拌し、ブローオフ法により帯電量を求める。 (ii)高温高湿帯電量 30℃、85%RH高温高湿室にトナー3部とキャリア
100部を3時間調湿する。その後、120mlステン
レスポットにトナーとキャリアを入れ、10分間調温す
る。その後120mlステンレスポットにトナーとキャ
リアを入れ、10分間撹拌し、ブローオフ法により帯電
量を求める。
【0116】
【数2】
【0117】◎:0〜5 ○:5〜10 △:10〜30 ×:30<
【0118】
【表4】
【0119】
【表5】
【0120】
【発明の効果】上記表3及び表4の評価結果から明らか
なように、本発明の電子写真用磁性キャリアによれば高
耐久性で高画質の磁性キャリアが実現される。又、高速
機においてもキャリア付着がなく、かつ強度に優れる。
更に導電性物質を含有させたコーティングキャリアは環
境安定性や色汚れにも優れる。更にカップリング剤を含
有させたコーティングキャリアは種々なトナーに対して
帯電量の調整が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 文浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 望月 千春 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 核体粒子の表面に導電性物質を含有する
    シリコーン樹脂をコーティングしたキャリアにおいて、
    該核体粒子が強磁性体微粒子と樹脂からなる複合体粒子
    であることを特徴とする電子写真用磁性キャリア。
  2. 【請求項2】 核体粒子の表面にカップリング剤を含有
    するシリコーン樹脂をコーティングしたキャリアにおい
    て、該核体粒子が強磁性体微粒子と樹脂からなる複合体
    粒子であることを特徴とする電子写真用磁性キャリア。
  3. 【請求項3】 核体粒子の表面に導電性物質とカップリ
    ング剤を含有するシリコーン樹脂をコーティングしたキ
    ャリアにおいて、該核体粒子が強磁性体微粒子と樹脂か
    らなる複合体粒子であることを特徴とする電子写真用磁
    性キャリア。
  4. 【請求項4】 前記強磁性体微粒子の含有率が核体粒子
    の80wt%以上であることを特徴とする請求項1、2
    又は3記載の電子写真用磁性キャリア。
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