JPH06118173A - 距離測定装置 - Google Patents

距離測定装置

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JPH06118173A
JPH06118173A JP26568792A JP26568792A JPH06118173A JP H06118173 A JPH06118173 A JP H06118173A JP 26568792 A JP26568792 A JP 26568792A JP 26568792 A JP26568792 A JP 26568792A JP H06118173 A JPH06118173 A JP H06118173A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】パルスレーザを用いた距離測定装置の受信入力
レベル変動だけでなく、レーザのパルス幅が変動した場
合も、距離測定精度を低下させない。 【構成】パプス幅が一定の場合、常に入力波形のピーク
の位置でトリガ信号を発生させるCFD回路6を送受信
合わせて2つ用いることにより、レーザ発振器1のパル
ス幅が変動した場合に生ずるCFD回路6のトリガ信号
のずれを打ち消し合わせカウンタ回路7の動作時間に影
響が出ないようにする。またCFD回路6を共用して1
台で済ませて同様の効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、距離測定装置に関し、
特にパルスレーザを利用した高精度の距離測定装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、パルスレーザを利用した距離測
定装置は、図5に例を示すように、レーザ発振器1,送
信パルスモニタ回路12,送受信光学系3,光検出器
4,増幅器5,弁別回路9,カウンタ回路7および表示
器8等からなっている。基本的な動作は、レーザ発振器
1から出た光の一部を送信パルスモニタ回路12にて検
出してカウンタ回路7のスタート信号とすると共に、大
部分の光を送受信光学系3を経由して目標物11に当
て、反射光の一部を送受信光学系3にて受光し、光検出
器4にて電気信号に変え増幅器5にて増幅した後、弁別
回路9で所定レベルを超える信号を取り出し、カウンタ
回路7のストップ信号としている。カウンタ回路7がス
タートしてからストップまでの時間から光の伝播距離を
算出して、表示器8等で目標までの距離の表示を行う。
図6に示すように、レーザ波形は立ち上がりに或る程度
の時間を要するので、目標までの距離の差異や目標の反
射率の相違により受光レベルの強さが波形AまたはBの
ように異なると、一定入力Vで弁別回路9が動作するよ
うにした場合、カウンタ回路7がストップする時間T1
とT2が異なり、目標までの距離が異なったように算出
される。この問題を解決する為に、以下に述べる各種の
方策が提案され、実用に供されている。それぞれ限定さ
れた条件のもとでは、相応の効果を発揮しているが、そ
れ以外の条件では問題点を有する場合がある。以下、レ
ーザの波形特に立ち上がり部分に起因する距離測定の誤
差を取り除く方法の概要と、利点、問題点について記
す。
【0003】1)パルス幅測定回路を付加した測定方法
特開平3−81687号参照 図7(a)に示すようにパルス幅測定回路10を付加し
て、図7(b)に示すように送信と受信それぞれのパル
ス立ち上がりと立ち下がりの、スレッショルドレベル間
の時間を計測して、その中間点即ちパルスのピークに相
当する所の間隔を計ることに相当する操作を行う方法で
ある。
【0004】この方法は、図7(b)に示すように、発
射レーザ光信号の光検出信号のパルス幅T1と、受光系
への入力レーザ光信号の受光系出力信号T2と、これら
の検出信号と出力信号との時間間隔TDとをTD−1/
2*T1+1/2*T2の演算をして、発射レーザ光と
受信レーザ光とのピーク間隔Tを測定する。この方法の
利点は他の方法に比べて比較的簡便なことであるが、送
信パルスの立ち上がりと立ち下がりが非対象であった
り、照射した光が目標物11以外にも当たって、受信す
るパルスの立ち下がりが緩やかになる場合は、スレッシ
ョルドレベルで切った時間の中央とパルスのピークが一
致せず、これが原因で入力レベルの強弱により計測時間
が変化する等の問題点がある。これと類似の方法として
特開昭51−22465に述べられているような、カウ
ンタを2組用意して立ち上がり、立ち下がり同士の間隔
を計測する方法もあるが、同様な利点と問題点を有して
いる。
【0005】2)遅延回路と減衰回路を併用して、受光
したパルスの強弱に拘わらず、常にパルス波形の一定位
置でカウンタ回路を動作させる方法。
【0006】コンスタント フラクション ディスクリ
ミネータ(Constant Fraction Di
scriminator)と呼ばれ、一般にCFDと略
して使用されている(以下本発明でもCFDと略す)回
路を利用して、送信パルスの非対称や受信パルスの立ち
下がりが緩やかになっても関係なくパルスのピーク位置
を検出出来る方法がある。例えば「1977年1月、ア
プライド・オプティックス、第16巻、第1号16頁〜
18頁(Applied Optics,Vol.1
6,No.1.January,1977)」参照。図
8(a)に示すように、単なる弁別回路9の代わりにC
FD回路6を使用する。CFD回路とは、図8(b)に
示すように、受信したパルスを二つに分割して、一方は
減衰回路6aにより1/2に減衰し、他方は遅延回路6
bにより、一般にパルス幅の1/2の時間、即ちピーク
の1/2の点からパルスのピークまでの時間だけ遅延さ
せた後に、両者を弁別回路(ディスクリミネータ)6c
に入れて、両者が等しい強度になった瞬時即ち受信パル
スのピークの位置に相当する時間にカウンタ回路7をス
トップさせる信号を送出する。実際には僅かなノイズに
よってもCFDが動作することが考えられるので、図8
(c)に示すように弁別回路を二つ用い、弁別回路6d
により基準電圧を超えるレベルの信号が得られた場合の
みAND回路6eが動作してカウンタ回路7をストップ
させる信号が得られている等の配慮をした方法がとられ
ている。この方法の利点は送信パルスが非対称であって
も、目標物11の後方からの反射により受信パルスの立
ち下がりが緩やかになっても、常にパルスのピーク位置
で弁別回路6cを動作させることが出来ることである。
但し、この条件が成立する為には、遅延回路6bの遅延
時間が、正確にパルスの1/2の点とパルスのピークま
での時間に一致していなければならない。半導体レーザ
等のように、ドライブする波形にほぼ等しいレーザ波形
が得られるものについては、パルス波形の変動は事実上
問題にしなくともよいが、フラッシュランプで励起され
る固体レーザ、特に温度により上の準位の状態が変化
し、発振波形が異なる3準位レーザでは、パルス幅或は
ピークの1/2からパルスのピークまでの時間が温度に
よって変化してしまう。またレーザ物質の温度が外気温
により変化するのみであれば、外気温に応じて遅延時間
が変化する遅延回路等を用いて、遅延時間を調節するこ
とも可能であるかも知れないが、実際はレーザを発射す
るにつれてレーザ物質の上がり、パルス波形が変化する
ので補正は容易ではない。更に、レーザ波形は温度によ
り上の準位の状態が変化する問題だけでなく、熱分布の
不均一による歪みの影響をも受けるので、仮に温度を正
確にモニタしてもパルス波形を推定することは困難であ
る。
【0007】3)その他の方法 既知のパルス波形の場
合に、受信したパルスの強度をピークホルド回路等を用
いて測定し、パルス波形と受信強度からカウンタ回路7
がどの程度早めに動作するかを計算して、その時間相当
分を補正する方法特開平3−38898号参照。サンプ
ルレートの早いディジタルオシロスコープでパルス波形
を伝播距離相当の遅延時間を含めて記憶し、受信波形の
ピークまでの時間から距離を算出する等の方法も考えら
れるが、詳細は略す。
【0008】パルス波形が変動すると言う問題について
考えた場合、受信側で時間変動が生ずるだけでなく、以
下に示すように送信側即ちスタートパルス信号の発生に
対しても時間変動が生ずる。一般にフラッシュランプで
励起された固体レーザの場合、同じエネルギで励起され
たとしても、レーザ物質の温度が上がるにつれて、パル
ス幅が広がりピーク出力が減少する。同じピーク出力で
パルス幅が広がれば、トリガ点即ち出力スレッショルド
レベルを超える時は、前方に移動するが、ピーク出力は
減少するので、パルス幅が広がってもトリガ点が常に前
方に移動するとは限らない。例えば図9(a)または
(b)に示すように、パルス波形とスレッショルドレベ
ルの相対関係により、同じようにパルス幅が広がった場
合でも、トリガする時間ΔT2がもとのΔT1に対して
早くなったり遅くなったりする。従って、パルス幅が変
動するレーザでは、送信するパルスのピーク位置とカウ
ンタ回路7へのスタートパルスを発生させるために、送
信パルスモニタ回路12をトリガする時間の関係は、変
動し距離測定の誤差の原因となる。
【0009】ここでCFD回路6について、より詳細に
述べる。各種文献、市販のCFD回路のデータで示され
ているように、数ns〜十数nsのパルス幅のレーザを
用いた場合、入力信号のレベルが2桁以上異なっても、
パルス幅が一定である限り、トリガ位置の移動(タイム
ウォークと呼んでいる)はns以下(100ps程
度)である。一方、パルス幅が変動するとトリガ位置が
移動する例を図10に示す。(a)のように遅延させる
信号100の遅延時間がピークの1/2の点からピーク
迄の時間と等しい時はCFDが動作する点は、遅延させ
ないパルス101のピークと一致するが、(b)のよう
に遅延時間が不変のままパルス幅が広がるとCFDが動
作する点は、遅延させないパルス101のピークよりも
手前に来る。即ち計測時間が短くなったようになり、距
離は短めに算出される。一方、(c)のように遅延時間
が不変のままパルス幅が狭くなると、CFDが動作する
点は後ろに、即ち計測時間が長くなったようになり、距
離は長めに算出される。具体的計算例として、図11に
パルス幅30nsの場合に最適になるよう、遅延時間を
15nsとした場合、パルス幅が40nsに広がった
り、20nsに狭まった場合のCFD動作点の移動量を
求める表を示す。パルス波形はガウス分布即ち正規分布
と仮定し、 y=exp(−(2.3548×t/W)2 /2)
《t;ピークからの時間(ns) W;パルス半値全幅
(ns) y;ピークからtだけ離れた点でのパルス強
度》として求めたものである。図11の40nsの欄を
見ると、遅れ時間0で1/2に減衰させたものの強度
と、15ns遅らせたものの強度が等しくなるのは、
0.472前後の強度のところ即ち、−5nsと−6n
sの間にある。詳しくはパルス幅30nsの時に比べて
約5.7ns早くカウンタ回路がストップしてしまう。
図11の20nsの欄を見ると、遅れ時間0で1/2に
減衰させたものの強度と、15ns遅らせたものの強度
が等しくなるのは、0.444前後の強度のところ即
ち、4nsと5nsの間にある。詳しくはパルス幅30
nsの時に比べて約4.2ns遅くカウンタ回路がスト
ップするようになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
CFD回路は目標物11までの距離や目標物11の反射
率に起因する入力レベルの変動に対しては、トリガ位置
が変動しない効果を発揮するが、自己が発振するレーザ
のパルスの幅の変動に適応することが出来ない。実際に
は上記計算例のようにパルス幅が±10nsも変動する
ことは少ないが、カウンタ回路7のストップ時間が1m
sずれても15cmの距離測定誤差を生ずるのであるか
ら、高精度の距離測定に際してパルス幅の変動は無視出
来ない。またパルス幅の変動はカウンタ回路7のスター
トパルスの発生時間にも影響を及ぼし、距離測定誤差は
2つの複合した要因が複雑に組み合わさったものとなる
等の問題点があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明として、レー
ザ発振器と、このレーザ発振器からのレーザ光を目標物
に照射し、その反射光を受光する送受信光学系と、前記
レーザ発振器からのレーザ光の一部を受光し、パルス信
号のピーク値を検出する第1のCFD回路を内蔵した送
信パルスモニタ回路と、前記送受信光学系からの目標物
反射光を電気信号に変換する光検出器と、この光検出器
からの信号を受け、受信信号のピーク値を検出する第2
のCFD回路と、前記モニタ回路からの出力を受けてカ
ウントを開始し、前記第2のCFD回路からの出力を受
けてこのカウントを停止するカウンタ回路と、このカウ
ンタ回路のカウント値より算出した目標物までの距離を
表示する表示回路とを備えたことを特徴とする距離測定
装置を提供する。
【0012】第2の発明として、上記第1の発明の距離
測定装置において、前記レーザ発振器からのレーザ光の
一部を前記光検出器に直接入力する導入器を備え、前記
カウンタ回路は前記第2のCFD回路からの第1回目の
入力によってカウントを開始し、次の入力によってカウ
ントを停止することを特徴とする距離測定装置を提供す
る。
【0013】第3の発明として、レーザ発振器と、この
レーザ発振器からのレーザ光を目標物に照射し、その反
射光を受光する送受信光学系と、前記レーザ発振器から
のレーザ光の一部を受光する送信パルスモニタ回路と、
このモニタ回路からの信号を整合する整合回路と、前記
送受信光学系からの目標物反射光を電気信号に変換する
光検出器と、この光検出器からの信号及び前記整合回路
からの出力を受け、受信信号のピーク値を検出するCF
D回路と、このCFD回路からの第1回目の入力によっ
てカウントを開始し、次の入力によってカウントを停止
するカウンタ回路と、このカウンタ回路のカウント値よ
り算出した目標物までの距離を表示する表示回路とを備
えたことを特徴とする距離測定装置を提供する。
【0014】第4の発明は、上記第1から第3までの発
明の距離測定装置において、前記光検出器を増幅作用の
ある光検出器とし、この光検出器からの検出信号を直接
CFD回路に入力することを特徴とする距離測定装置を
提供する。
【0015】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例のブロック図である。レー
ザ発振器1から出た光の一部を第1のCFD回路内蔵送
信パルスモニタ回路2にて検出してカウンタ回路7のス
タート信号とすると共に、大部分の光を送受信光学系3
を経由して目標物11に当て、反射光の一部を送受信光
学系3にて受光し、光検出器4にて電気信号に変え増幅
器5にて増幅した後、第2のCFD回路6で受信パルス
のピークに等しい位置に出る信号を取り出し、カウンタ
回路7のストップ信号としている。カウンタ回路7がス
タートしてからストップまでの時間から光の伝播距離を
算出して、表示器8等で目標までの距離の表示を行う。
第2のCFD回路6の遅延回路6bの遅延時間がレーザ
パルスのピークの1/2からピークまでの時間に等しい
場合は、図2(a)に示すようにスタート信号もストッ
プ信号もパルスのピークに一致した位置から出るので、
回路固有の遅延時間等を無視して考えれば、距離Rを伝
播した光を検出した信号は2R÷C《C;光速》だけ遅
れて発生することになる。従って、このスタート信号と
ストップ信号の時間差を測定することにより、距離Rを
算出出来る。一方、パルス幅が広がったことにより、第
2のCFD回路6の遅延回路6bの遅延時間がレーザパ
ルスのピークの1/2からピークまでの時間と異なる
と、第2のCFD回路6の動作点はパルスのピークと一
致しなくなって、受信側ではΔTだけ早めにストップ信
号が出来ることになる。しかしながら、送信パルスモニ
タ回路にもCFDを用いているので、遅延回路6bも遅
延時間と送信パルスモニタ回路に内蔵された第1のCF
D回路2cの遅延時間が正確に一致しているならば、ス
タート信号も同じΔTだけ早めに出ることになる。従っ
て、ΔT+(2R÷C−ΔT)=2R÷Cとなり、それ
ぞれパルス幅変動に応じて生ずる動作時間変動を有して
いても、カウンタ回路7が動作している時間は距離Rに
対応した時間となる。このように本発明の特徴は、単独
ではパルス幅の変動には対応出来ないCFD回路を2つ
用いることにより、パルス幅の変動に関係なく、正確に
距離を測定出来ることにある。又送信側にもCFD回路
を用いることにより、レーザ出力変動や偏光成分が変化
することに伴うビームスプリッタ2a(図3に示す)の
反射率の変化に対しても、スタート信号の発生時間が変
化しないという効果も付加される。図3に第1のCFD
回路内蔵送信パルスモニタ回路2の詳細ブロック図を示
す。レーザ発振器1から出た光の一部をビームスプリッ
タ2aにより分割し、光検出器2bにて電気信号に変換
する。分割された光は、目標物11により反射された光
に比べて極めて強いので、光検出器2bは感度の低いも
ので差し支えない。むしろ必要に応じて検出器の前に減
衰器等を入れることも有り得る。光検出器2bからの出
力は、第1のCFD回路2cに入り、スタート信号を発
生する。第1のCFD回路2cは図8に示す第2のCF
D回路6と同様のものであるので動作説明は省略する。
本発明の特徴を如何す為には、第1のCFD回路2cの
遅延時間と第2のCFD回路6の遅延時間が、所要精度
の範囲内で正確に一致している必要があるので、図4に
示す他の実施例のように、送受信のCFD回路を一つの
もので兼ねることも考えられる。図4(a)は光ファイ
バ13等により、レーザ発振器1からの光の一部を直接
光検出器4に入れる方法である。装置構成は簡単になり
価格低減をはかる可能性も有るが、レーザ発振器1から
の光は極めて強いので、光検出器4が飽和したり、焼損
したりすることも考えられるので、光の減衰に十分注意
する必要がある。図4(b)は図3の光検出器2bから
の出力を直接CFD回路16に入れる方法である。第1
のCFD回路2cを省略したものは、図5の送信パルス
モニタ回路12と同じものになるので、表示を統一して
ある。CFD回路を共通にするとカウンタ回路7へ行く
経路が一つになるので、実際には別途リセットパルス等
を与えて、その後最初に入った信号でスタートし、次に
来る信号でストップするなどの配慮も必要となるが、本
発明の説明とは直接関係がないので詳細説明は略す。目
標物11からの受信信号は極めて弱いので、これを増幅
した後であっても分割することは得策ではない。図4
(b)のように送信パルスモニタ回路12からの信号を
直接CFD16に接続すると、増幅器5からの信号の一
部が送信パルスモニタ回路12に分割されたり、そこか
らの反射により信号自体が歪んだりすることが考えられ
るので、実際には図4(c)のように整合回路14を経
由して接続することになる。この整合回路14はCFD
回路16から見ると高インピーダンスであると共に送信
パルスモニタ回路12から見ると高速パルスの応答を考
え低インピーダンスでなければならない。送信パルスモ
ニタ回路12の出力は大きなものが得られるので、整合
回路14による減衰は大きな問題ではない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、CFD回
路を実質的に2つ用いる構成としたので、受信入力信号
の大小に拘らず距離算出のためのカウンタ回路の動作し
ている時間が変わらない、レーザのパルス幅が変動して
も距離算出のためのカウンタ回路の動作している時間が
変わらないことにより、距離を正確に測定出来る効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図。
【図2】CFD回路を2つ用いたことがパルス幅変動を
打ち消すことの説明図。
【図3】CFD回路内蔵送信パルスモニタ回路の詳細ブ
ロック図。
【図4】本発明の他の実施例のブロック図。
【図5】一般の距離測定装置ブロック図。
【図6】受信入力の大小によりカウンタ回路ストップ時
間が変動することの説明図。
【図7】パルス幅測定回路を有する方法の説明図。
【図8】CFD回路を用いる方法ならびにCFD回路の
説明図。
【図9】パルス幅の広がりによりスタートパルス発生時
間が前または後にずれることに対する説明図。
【図10】遅延時間とパルスの1/2からピークまでの
時間が異なる場合のCFD回路の動作位置のずれの説明
図。
【図11】遅延時間とパルスの1/2からピークまでの
時間が異なる場合のCFD回路の動作位置ずれを求める
ために用いた表。
【符号の説明】
1 レーザ発振器 2 第1のCFD回路内蔵送信パルスモニタ回路 2a ビームスプリッタ 2b 光検出器 2c 第1のCFD回路 3 送受信光学系 4 光検出器 5 増幅器 6 第2のCFD回路 6a 減衰回路 6b 遅延回路 6c 弁別回路 6d 弁別回路 6e AND回路 7 カウンタ回路 8 表示回路 9 弁別回路 10 パルス幅測定回路 11 目標物 12 送信パルスモニタ回路 13 光ファイバ 14 整合回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器と、 このレーザ発振器からのレーザ光を目標物に照射し、そ
    の反射光を受光する送受信光学系と、 前記レーザ発振器からのレーザ光の一部を受光し、パル
    ス信号のピーク値を検出する第1のCFD回路を内蔵し
    た送信パルスモニタ回路と、 前記送受信光学系からの目標物反射光を電気信号に変換
    する光検出器と、 この光検出器からの信号を受け、受信信号のピーク値を
    検出する第2のCFD回路と、 前記モニタ回路からの出力を受けてカウントを開始し、
    前記第2のCFD回路からの出力を受けてこのカウント
    を停止するカウンタ回路と、 このカウンタ回路のカウント値より算出した目標物まで
    の距離を表示する表示回路とを備えたことを特徴とする
    距離測定装置。
  2. 【請求項2】 前記距離測定装置において、 前記レーザ発振器からのレーザ光の一部を前記光検出器
    に直接入力する導入器を備え、 前記カウンタ回路は前記第2のCFD回路からの第1回
    目の入力によってカウントを開始し、次の入力によって
    カウントを停止することを特徴とする請求項1記載の距
    離測定装置。
  3. 【請求項3】 レーザ発振器と、 このレーザ発振器からのレーザ光を目標物に照射し、そ
    の反射光を受光する送受信光学系と、 前記レーザ発振器からのレーザ光の一部を受光する送信
    パルスモニタ回路と、 このモニタ回路からの信号を整合する整合回路と、 前記送受信光学系からの目標物反射光を電気信号に変換
    する光検出器と、 この光検出器からの信号及び前記整合回路からの出力を
    受け、受信信号のピーク値を検出するCFD回路と、 このCFD回路からの第1回目の入力によってカウント
    を開始し、次の入力によってカウントを停止するカウン
    タ回路と、 このカウンタ回路のカウント値より算出した目標物まで
    の距離を表示する表示回路とを備えたことを特徴とする
    距離測定装置。
  4. 【請求項4】 前記距離測定装置において、 前記光検出器を増幅作用のある光検出器とし、この光検
    出器からの検出信号を直接CFD回路に入力することを
    特徴とする請求項1から3記載の距離測定装置。
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