JPH06118118A - Opgwを利用する送電線の故障点標定方法 - Google Patents

Opgwを利用する送電線の故障点標定方法

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JPH06118118A
JPH06118118A JP26728092A JP26728092A JPH06118118A JP H06118118 A JPH06118118 A JP H06118118A JP 26728092 A JP26728092 A JP 26728092A JP 26728092 A JP26728092 A JP 26728092A JP H06118118 A JPH06118118 A JP H06118118A
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JP
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current
opgw
light
optical
fault
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JP26728092A
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Inventor
Osamu Ogawa
理 小川
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Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保守点検が不要で、リアルタイムでの測定が
可能な故障点標定方法の提供。 【構成】 標定方法では、鉄塔10に架設されているOPGW
12に複数の電流センサ14 1 〜14n が設置される。センサ
は、OPGWの内部に収納されている2本の光ファイバ16間
に並列接続され、ファイバには、変電所側の標定装置18
が接続され、装置は、鋸歯状波を発生させる発振器20
と、FM変調光を発する挟スペクトルLD22と、光カプラ24
と光アンプ26とを有し、アンプで増幅されたFM変調光が
ファイバの一端側に供給される。装置の受信側は、光フ
ァイバの端部と、カプラから分岐された光路とが接続さ
れ、FM変調光と高周波電流で強度変調されたFM変調光と
が合成される光合成器28と、合成された変調光を電気信
号に変換するPD30とを有している。PDの出力側には、変
換後の信号から所定の周波数帯のみを通過させるフィル
タと、2乗回路と、除算回路と、A/D 変換回路とを直列
接続したものが複数個並列接続され、A/D 変換回路は、
cpuに入力されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、送電線の故障点標定
方法に関し、特に、送電鉄塔に架設されたOPGWを利
用する故障点の標定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】送電線における短絡,地絡および雷害な
どの故障点の標定方法としては、従来から各種の方法が
提案されている。この種の故障点標定方法においては、
近時、送電鉄塔間に架設されているOPGWを利用する
方法が注目されている。このOPGWを利用する標定方
法では、中空状のグランドワイヤと、その内部に収納さ
れた複数本の光ファイバから構成されているOPGWに
おいて、光ファイバを利用して信号の伝送を行うので、
伝送信号が電磁雑音の影響を受けないことや、遠方への
信号伝送が可能になるなどの利点がある。
【0003】ところで、このようなOPGWを利用する
送電線の故障点標定方法としては、例えば、技術資料
「OHM」(1987年10月号, pp4 〜6)に2つの異なった
構成例が示されている。この技術資料に示されている2
つの標定方法では、架空地線には電力線からの誘導によ
り常時電流が流れているが、電力線に地絡や短絡故障が
発生すると、故障電流の分流や誘導電流が架空地線に流
れ、定常状態と異なった電流分布になるので、この電流
分布の変化をセンサで検知することにより故障点を標定
する。
【0004】この技術資料に示されている具体的な構成
は、いずれも捲線形CTと発光ダイオードとを組み合わ
せたセンサを各送電鉄塔に設置する方法であって、第1
の構成例では、センサの発光ダイオードで発生した光信
号が、OPGWを経由して複数の鉄塔に対して1つ設置
されている光伝送装置に送られ、この光伝送装置で故障
点を判断して、その情報がOPGWを経由して変電所に
設置されている中央処理部に送くられ、中央処理部でそ
の内容を表示記録する。
【0005】また、第2の構成例では、故障点の評定を
鉄塔に設置した光伝送装置では行わず、各鉄塔に設置し
たセンサからの電流情報を伝送装置でディジタル信号に
変換した後に、その信号をOPGWを経由して変電所の
中央処理部に送り、中央処理部で故障点の評定を行う。
このような標定方法では、送電鉄塔に設置する伝送装置
に電源を必要とするので、太陽電池パネルおよび蓄電池
を鉄塔に設置して、この太陽電池パネルおよび蓄電池か
ら必要な電源が供給される。
【0006】しかしながら、このような従来のOPGW
を利用する故障点の標定方法には、以下に説明する技術
的課題が指摘されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上記技術資
料に示されている標定方法では、鉄塔数基毎に伝送装置
と電源とを設置しているが、送電鉄塔が殆ど交通手段の
ない不便な山間に設置されていることもあって、これら
の装置類の保守点検が極めて困難な状況になってしま
う。また、太陽電池パネルおよび蓄電池から電源を供給
する構成では、これらの荷重についての対策として、鉄
塔部材の補強などが必要になる。さらに、伝送装置に
は、高い信頼性が要求されることから、高価なものとな
ってしまうことも問題がある。つまり、伝送装置が高価
になると、経済的な面から多数の伝送装置を設置するこ
とができなくなり、その結果、センサの設置間隔が長く
なって、測定精度が低下することになる。
【0008】この発明は、以上のような従来の問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
鉄塔に設置するセンサが小型,軽量で、かつ、電源を必
要としないことから、保守点検が殆ど必要でなく、簡易
に設置可能であるから、センサ設置間隔を短縮でき、標
定精度が向上し、しかも、リアルタイムでの連続的な測
定が可能なOPGWを利用する送電線の故障点標定方法
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、送電鉄塔間に架設されたOPGWに所定
の間隔をおいて複数の電流センサを設置し、前記OPG
Wの一端から周波数変調したコヒーレント光を供給し、
前記電流センサで検知される雷サージなどの高周波電
流、または、送電線故障によりグランドワイヤに流れる
商用周波数の故障電流で前記コヒーレント光を強度変調
し、この強度変調されたコヒーレント光から前記高周波
電流・故障電流を検波して、この検波された前記高周波
電流・故障電流の前記各電流センサでの発生時間差,波
高値,位相,電流分布などの各電流センサ情報から故障
点,故障種別を判定することを特徴とする。
【0010】前記検波は、前記電流センサからの強度変
調されたコヒーレント光を局部発振光と合成することに
より行うことができる。また、前記検波は、前記電流セ
ンサからの強度変調されたコヒーレント光を局部発振光
と合成する第一の光路と、前記局部発振光の一部を増幅
して、所定の時間間隔だけ遅延させたのちに前記電流セ
ンサからの強度変調されたコヒーレント光と合成する第
二の光路とにより行うことができる。
【0011】さらに、前記電流センサは、前記OPGW
の一対の光ファイバ間に並列接続され、グランドワイヤ
に流れる電流の磁界により偏光面が回転するファラデー
回転子と、このファラデー回転子の一端側に配置され、
入射する光を直交する2方向の成分に分離して、前記フ
ァラデー回転子に供給する第1偏光ビームスプリッタユ
ニットと、前記ファラデー回転子を通過した後に前記2
方向の成分を合成する第2偏光ビームスプリッタユニッ
トとを有し、前記第2偏光ビームスプリッタの偏光軸を
前記第1ビームスプリッタの偏光軸に対してπ/4変移
させる構成を採用することができる。
【0012】またさらに、前記電流センサは、前記OP
GWの1つの光ファイバに接続され、グランドワイヤに
流れる電流の磁界により偏光面が回転する主ファラデー
回転子と、この主ファラデー回転子の一端側に配置さ
れ、入射する光を直交する2方向の成分に分離して、前
記主ファラデー回転子に供給する偏光ビームスプリッタ
および反射プリズムと、前記主ファラデー回転子の他端
側に配置され、分離された2方向の成分に常時所定のフ
ァラテー回転角を与える一対の副ファラデー回転子と、
これらの各副ファラデー回転子の後端に蒸着された反射
ミラーとで構成することができる。
【0013】
【作用】上記構成のOPGWを利用する送電線の故障点
標定方法によれば、送電鉄塔間に架設されたOPGWに
所定の間隔をおいて複数の電流センサを設置し、このO
PGWの一端から周波数変調したコヒーレント光を供給
することにより、強度変調されたコヒーレント光から故
障点の判定が行われるので、送電鉄塔に電源装置を設け
る必要がなくなる。
【0014】また、請求項2の構成によれば、この構成
がいわゆる自己光ホモダイン検波方法なので、S/N比
が大きくなり、測定感度が向上する。さらに、請求項3
の構成によれば、高周波電流を検波する際の周波数差が
低減されるので、ホモダイン検波方法で測定困難な状態
を除去することができる。また、請求項4の構成によれ
ば、OPGWを伝送する光の偏波面を保存しなくても、
入力光の偏光状態に依らずに電流測定が可能になる。ま
た、請求項5の構成によれば、OPGW中の1本の光フ
ァイバを用いることにより測定が可能になる。
【0015】
【実施例】以下本発明の好適な実施例について添附図面
を参照にして詳細に説明する。図1から図10は、本発
明にかかるOPGWを利用する送電線の故障点標定方法
の第1実施例を示している。同図に示す標定方法は、図
1にその全体構成を示すように、送電鉄塔10の上端に
架設されているOPGW12に所定の間隔をおいて複数
の電流センサ141 〜14n が設置される。
【0016】電流センサ141 〜14n は、OPGW1
2の内部に収納されている2本の光ファイバ16間に光
カプラを介して並列接続されており、光ファイバ16の
両端には、変電所側に設置されている標定装置18が接
続される。本実施例の標定装置18は、光ファイバ16
に光信号を供給する側と、光ファイバ16から光信号を
受信する側とから構成されている。
【0017】標定装置18の光信号供給側は、鋸歯状波
ないしは三角波を発生させる発振器20と、この発振器
20の出力側に接続され、発振器20で直接的に周波数
変調されたコヒーレント光(以下、FM変調光と称す
る)を発射する挟スペクトルレーザダイオード(LD)
22と、このLD22の出力側に接続された光カプラ2
4と、光カプラ24で分岐された一方のFM変調光が入
力される光アンプ26とを有しており、光アンプ26で
増幅されたFM変調光が光ファイバ16の一端側に供給
される。
【0018】一方、標定装置18の光信号受信側は、光
ファイバ16の端部と、供給側の光カプラ24から分岐
された光路とが接続され、FM変調光と電流センサ14
1 〜14n で検知されるサージ電流などの高周波電流で
強度変調されたFM変調光とが合成される光合成器28
と、光合成器28で合成されたFM変調光を電気信号に
変換するホトダイオード(PD)30とを有している。
【0019】PD30の出力側には、PD30で変換さ
れた電気信号から所定の周波数帯のみを通過させるバン
ドパスフィルタBPF1 〜BPFn と、2乗回路I2 1
2 n と、除算回路D1 〜Dn と、アナログデジタル変
換回路A/D1 〜A/Dn とを直列接続したものが複数
個並列接続されている。そして、アナログデジタル変換
回路A/D1 〜A/Dn の各出力側は、集中制御部cp
uに入力されている。
【0020】上記電流センサ141 〜14n の詳細を図
2から図6に示している。同図に示す電流センサ141
〜14n は、光ファイバ16の端部に接続される一対の
入射および出射レンズ32,33と、入射レンズ32が
取り付けられた第1偏光ビームスプリッターユニット3
4と、出射レンズ33が取り付けられた第2偏光ビーム
スプリッタユニット35と、これらの偏光ビームスプリ
ッターユニット34,35間に挟持されたファラデー回
転子36とを有し、各偏光ビームスプリッターユニット
34,35は、偏光ビームスプリッター34a,35a
と反射ミラー34b,35bとから構成されている。
【0021】このように構成された本実施例の電流セン
サ141 〜14n では、図3に示すような光学的構成と
なり、光ファイバ16から入射した光は、ビームスプリ
ッタ34aで直交する2方向の成分x1,1 に分離さ
れ、この2方向の成分は、それぞれフアラデー回転子3
6によりファラデー回転θを受け、ビームスプリッタ3
5aで再び合成されて光ファイバ16から出射される。
【0022】このとき、ビームスプリッタ35aは、ビ
ームスプリッタ34aに対して、π/4の光学的バイア
スが与えられている。このような構成の電流センサ14
1 〜14n では、入射光を2つの直交する成分に分離
し、ファラデー回転を与えたのちに再び合成するため、
入射光がどのような偏光状態にあっても、出射光強度は
影響を受けずθのみの関数となる。
【0023】このような電流センサ141 〜14n を本
実施例で用いる理由について説明する。図15は、従来
からよく知られているファラデー回転子を用いた電流セ
ンサであり、フアラデー回転子Fの前後に一対の偏光子
A,Bが設けられている。この電流センサに楕円偏光の
光が入射したとすると、この楕円偏光の光は、光の周波
数をω0 とすると、直交する2方向の電界成分x1 ,y
1 として、以下の式で表される。 光電界:ex1=Ex cos(ω0 t) ey1=Ey cos(ω0 t−Δ) … 光強度は、合成電界の二乗平均値なので、 となり、この光が偏光子Aを通過した後の電界をex2
ると、ex2は以下の式で表される。なお、この場合、偏
光子Aの軸と楕円偏光軸とのなす角度をαとする。
【0024】 ex2(t)=ex1cosα+ey1sinα … そして、その後ファラデー回転子Fにより角θ回転した
後、偏光子Bに入射する。このとき、偏光子Bは偏光子
Aに対して、45°(π/4)だけ偏光軸をズラしてお
く。偏光子Bを通過した後の光電界ex4は、以下の式で
表される。 ex4(t)=ex2cos(45°−θ) =1/√2(cosθ+sinθ)ex2 … この光強度I4 は、,, 式より、 となる。
【0025】ここで、α,Δは、センサが遠隔点に有る
場合は、途中の光ファイバで不定に変動し、I4 もこれ
に伴って変動して、θに関する信号が正確に検出できな
い。そこで、この種の電流センサでは、直線偏光が常に
入射するように制御している。即ち、式において、α
=0,Ey =0の条件になるようにしているので、 出射光強度/入射光強度=I4 /I1 =1/4Ex 2 (1+sin2θ)/1/ 2Ex =1/2(1+sin2θ) … となり、θが正確に検出される。
【0026】ところが、本発明の故障点標定方法では、
光源とセンサ141 〜14n との間が離れていること
と、OPGW12に偏波面保存形の光ファイバを用いる
ことができないので、上述した電流センサ141 〜14
n を採用している。上記構成の電流センサ141 〜14
n によれば、ビームスプリッタユニット34に、入射光
を2成分に分離する機能と、偏光子としての機能を兼ね
させている。
【0027】電流センサ141 〜14n では、入射光電
界ex1,ey1を式と同様にすると、式〜と同様の
手順でビームスプリッタユニット35を通過した後の光
電界強度が求まり、以下の式で示される。 ex4(t)=1/√2(cosθ+sinθ)(ex1cosα+ey1sinα) eY4(t)=1/√2(cosθ+sinθ)(−ex1cosα+ey1sinα ) … この式から、出射光強度は、 となり、直交成分を再び合成することにより、α,Δの
変動に無関係にθを正確に検出できる。
【0028】図5および図6は、上記電流センサ141
〜14n の送電鉄塔10への取り付け状態の詳細を示し
ている。電流センサ141 〜14n は、光カプラを介し
てOPGW12内に収納されている一対の光ファイバ1
6間に並列接続されるが、OPGW12は、通常、送電
鉄塔10に設けられている接続箱38でグランドワイヤ
から分離された光ファイバ16が接続されている。そこ
で、接続箱38から一対の光ファイバ16を取り出し、
OPGW12の外周において、OPGW12の磁力が及
ぶ範囲内に設置されている電流センサ141 〜14n
両端に取り出した光ファイバ16の端部を接続すればよ
い。
【0029】上記挟スペクトルレーザダイオード(L
D)22は、例えば、波長が1.55μm帯の光を発射
するものであつて、この波長の光を使用すると光アンプ
26で光の状態で直接増幅することができ、各センサで
光を分岐する光カプラの損失を補償し、より多くのセン
サを接続することができる。なお、光アンプ26の設置
位置は、図1に示した個所以外に、例えば、送電鉄塔1
0に架設されているOPGW12の途中に1つないしは
複数個設けることも可能である。
【0030】以上のように構成された標定装置18で
は、OPGW12内の光ファイバ16の一端からFM変
調光をLD22を介して供給し、電流センサ141 〜1
n で検知される雷サージなどの高周波電流で光ファイ
バ16内を伝播するFM変調光を強度変調し、この強度
変調されたFM変調光から前記高周波電流を、光合成器
28とPD30とで構成された自己ホモダインにより検
波して、この検波された高周波電流の各電流センサ14
1 〜14n での発生時間差,波高値,位相,電流分布な
どの各電流センサ情報からcpuで演算を行い、故障
点,故障種別を判定することになる。
【0031】この場合の標定原理について説明すると、
図7は、図1に示したシステムの要部を模式的に示した
ものであり、いま、光源(LD22)を以下の式で示さ
れるように周波数変調する。 g(t)=cos{2πf(t)・t} …(1) f(t)=f0 +ΔfFM/T・t …(2) ΔfFM:FM変調光の偏移幅、T:FM変調光の偏移周
期 このときの送信光電界e0 (t)は以下の式で示され
る。
【0032】 e0 (t)=√P0 ・g(t) …(3) ここで、P0 は平均光パワーである。一方、k番目の電
流センサ14k で強度変調を受け、受信端に到達した光
電界は、往復の光伝搬遅延差をτk とすると、以下の式
で示される。
【0033】
【数1】
【0034】そして、受信端でこの光電界ek (t)と
送信光電界e0 (t)とを光合成器28で合成して、P
D30で電気信号に変換すると、その検波電流は、
【0035】
【数2】
【0036】となり、(5)式において、第1項は直流
分であり、第2項はセンサ信号成分であるが、両者とも
標定には不要な情報であって、これらは、ハイパスフィ
ルターで除去可能である。なお、式(5)においては、
1 (t−τ1 /2 )をs1 と略している。また、式
(5)においては、第3項がe0 (t)と各センサ14
1 〜14n 信号とのビートであり、また、第4項が各セ
ンサ141 〜14n 間で発生するビートである。P
0 は、センサ141 〜14n の信号パワーP1 …Pk
よりも十分に大きいので、第4項は第3項に比べて十
分に小さい値となるのでこれを無視すると、第3項の成
分のみが残り、この結果、ビート信号(高周波信号)
は、以下の式で示されることになる。
【0037】
【数3】
【0038】 fBk=2ΔfFM・τk /T=4nΔfFM/CT・Lk …(7) φBk:位相、R0 =(eη/hν):光電変換係数、L
k :FM変調光の入射端から各センサ141 〜14n
での距離 式(7)において、fBkは、Lk によって異なるから、
ビート信号r(t)は、(6)式から各センサ信号が周
波数多重されていることを示している(図8参照)。こ
のように周波数多重されたPD30の出力信号からバン
ドパスフィルタBPFk でf=fBK付近を取り出すと、
【0039】
【数4】
【0040】となり、これを2乗回路Ik で検波する
と、その出力は、 となり、センサ信号sk を得ることができる。
【0041】この場合のS/N比は、Sk (t)=1+
k cosωk t(mk :グランドワイヤ電流によるセ
ンサ変調度)とおくことにより計算できる。上記標定方
法では、ホモダイン検波が採用されているので、ノイズ
はP0 によるショット雑音が支配的であり、 SNRk =1/4R0 20 k ・mk /2eR00 s =η/8hν・mk k /Bs s :センサ信号帯域 ここで、η=0.8、Bs =200kHz、mk =0.
2とすると、SNR=104 (40dB)を確保するた
めに必要な受光パワーPk は、Pk =8hνBs /ηm
k ・SNRk =8×6.63×10-34 ×200×10
12×200×103 ×104 /0.8×0.2=1.3
×10-8(w)となり、高感度な受信が可能になる。
【0042】図9から図11は、本発明にかかる故障点
の標定方法の第2実施例を示しており、以下のその特徴
点についてのみ説明する。同図に示す実施例では、図1
に示した標定装置18の光カプラ24,光合成器28,
PD30の第1の光路に対して、LD22からのFM変
調光と電流センサ141 〜14n で検知されるサージ電
流などの高周波電流で強度変調されたFM変調光とが合
成される光合成器28aと、光合成器28aで合成され
た光信号を電気信号に変換するPD30aを追加し、光
カプラ24と光合成器28aとの間に光アンプ40と、
遅延光ファイバ42とを介装した第2の光路を設けてい
る。
【0043】このように構成された標定装置18aで
は、上記実施例と同様な方法により標定が行われること
になるが、この場合に以下に説明する利点がある。すな
わち、図1に示した第1実施例の標定方法では、LD2
2から送出される送信信号(FM変調光)と、電流セン
サ電流センサ141 〜14n で強度変調されたFM変調
光(受信信号)との遅延時間差に比例したビート周波数
信号を発生させることを原理としている。
【0044】ところが、この方法では、LD22から送
出される送信信号は、周期がTの鋸歯状に変化する信号
となっているので、特に、送信または受信信号のいずれ
が一方が図12において0になると、送信,受信信号間
の周波数差が非常に大きくなって、測定が困難になる時
間帯が発生する。この時間帯は、標定装置18から最も
遠いい位置にある電流センサ14n で最も長くなる。な
お、この時間帯は、高周波電流の測定の時にのみ問題と
なり、商用周波数電流のような低周波電流の計測にはな
んら問題はない。
【0045】ところが、図9のように構成された標定装
置18aでは、遅延光ファイバ42の遅延時間を、送信
信号と電流センサ14n の受信信号との遅延時間よりも
長く設定しておき、2つのPD30,30aからそれぞ
れビート周波数が発生するようにしておくと、図13に
示すように、電流センサ14n に対しては、送信信号と
して遅延光ファイバ42側の信号(送信B)を使用する
ことにより、電流センサ14n の測定が困難になる時間
帯を除去することができる。
【0046】図12〜図14は、本発明にかかる標定方
法の第3実施例を示している。同図に示す実施例では、
上記第1,2実施例がOPGW12内に収納されている
一対の光ファイバ16間に電流センサを並列接続するの
に対して、1本の光ファイバ16だけを使用するもので
あって、図13に電流センサ14aの詳細な構成を示し
ている。
【0047】同図に示す電流センサ14aは、OPGW
12のグランドワイヤの磁界の影響により所定のファラ
デー回転θが発生する主ファラデー回転子50と、この
回転子50の前面側に設けられる偏光ビームスプリッタ
51,反射プリズム52と、前記回転子50の後面側に
設けられる一対の反射プリズム53,54と、一対の副
ファラデー回転子55,56とから構成されている。
【0048】ビームスプリッタ51には、光ファイバ1
6の端部に接続されたレンズ57を介して光信号が入射
する。また、各副ファラデー回転子55,56の外周に
は、常時一定のファラデー回転角を発生させる永久磁石
58,59が配置されているとともに、各副ファラデー
回転子55,56の後端には、それぞれ蒸着された反射
ミラー60,61が設けられている。
【0049】さらに、一方副ファラデー回転子56と反
射プリズム54との間には、光路調整用のガラスブロッ
ク62が介装されている。図14は、このように構成さ
れた電流センサ14aの光学系の説明図である。この構
成の電流センサ14aでは、光ファイバ16およびレン
ズ57を介して入射した光は、偏光ビームスプリッタ5
1により直交する2方向の成分(P,S偏光)に分離さ
れる。
【0050】分離された成分は、それぞれ別々の光路を
へて主ファラデー回転子50に入射し、OPGW12の
グランドワイヤから発生する磁界により偏光面がθだけ
回転させられる。副ファラデー回転子55,56は、一
定の偏光面回転角を与えるために設けたものであり、往
復で45°の回転を与えるように設定されている。この
場合、永久磁石58,59により偏光面回転角を与えて
いるが、グランドワイヤの磁界の影響を排除するため
に、これらの磁界方向が直交するように配置する。
【0051】主ファラデー回転子50を通過した光は、
副ファラデー回転子55,56を通過して、反射ミラー
60,61で反射して、それぞれ元の光路を戻って再び
光ファイバ16に戻るが、この過程で偏光面が2θ+4
5°回転しており、この2つの光を偏光ビームスプリッ
タ52で合成すると、光ファイバ16から送出される光
信号は、上記実施例と同様にθに対応して変化すること
になる。
【0052】以上のように構成された電流センサ14a
は、図12に示すように、OPGW12内の1本の光フ
ァイバ16に光カプラを介して所定の間隔をおいて接続
され、光ファイバ16の端部には、光サーキュレータ7
0が接続される。そして、光サーキュレータ70には、
図1に示した標定装置と同様に、LD22に接続された
光カプラ24と、光合成器28がそれぞれ接続される。
このように構成された標定装置18bにおいても、上記
実施例と同様にして故障点の標定が行われ、同じ作用効
果が得られる。
【0053】なお、本発明の故障点標定方法は、センサ
を設置した各鉄塔でのグランドワイヤ電流の波形(波高
値・位相・発生時間)を計測し、この各電流センサ情報
を変電所などの監視所に収集して故障点を判別する方法
である。すなわち、監視所には、各センサ設置地点の電
流波形情報がリアルタイムで集められているので、この
データを利用・分析して故障点の標定以外にも、例え
ば、以下のような用途に利用できる。 雷撃観測システム 上記収集データより、送電系統への雷撃があった場合に
は、その雷撃地点・時間・雷撃電流伝搬特性などを知る
ことができる。これはより複雑、かつ頻繁に発生する多
重雷についても計測可能である。送電線事故の大半は雷
が原因となっている。
【0054】このように常時雷を観測しておくことによ
り、雷襲来状況をリアルタイムで把握することができ、
送電系統の運用上非常に有用である。また、送電系統へ
の雷撃の有様そのものについても実態がつかめておら
ず、各電力会社において、雷撃データの収集によりその
実態を把握しようとする研究が進められている。しかし
ながら、雷撃電流センサに電源を必要とするなどの理由
で、多数の鉄塔にセンサを設置することができず、収集
データも限られた地点のものとなっている。このような
研究目的に対して本発明の方法を適用すれば、多くの地
点の雷撃電流を収集することができ、雷撃の実態をより
明らかにすることができる。 保護リレーシステム 保護リレーシステムは、送電区間の両端の変電所にて、
電力線各相(3相)の電流値を常時監視し、事故時など
大電流が流れた場合にこれを検出して送電系統を遮断す
る装置であり、送電線保護のために欠かせない装置であ
る。本発明の故障点標定方法は、各鉄塔地点のグランド
ワイヤ電流を計測するものであるが、各鉄塔地点におい
て電力線各相に前記電流センサを設置し、各相の電流を
計測することができる。
【0055】本方法発明によれば、これら電流計測値
(波形・波高値・位相)は、全て変電所にリアルタイム
で収集される。すなわち、これら収集データより事故点
・事故相などの検出が可能であり、現行保護リレーと同
じ機能を有していることになる。さらに、現行保護リレ
ーは、送電区間両端で電流計測しているのに対し、本方
法発明では、送電区間内の各地点においても電流計測し
ており、より精度の高い事故点検出、事故解析が可能で
ある。
【0056】電力線に電流センサを取り付ける際には、
電力線と鉄塔間の電気的絶縁を損なわないことが不可欠
である。近年、光ファイバ引出し用の碍子「光がい管」
(例えば、1990年9 月発行「電気協同研究」第46巻第4
号p40 に記載されている)が開発されている。本方法発
明の電流センサは、小型・軽量であり、この主の光がい
管内に充分に納まるから、電力線の電流計測が可能であ
る。
【0057】
【効果】以上、実施例で詳細に説明したように、本発明
にかかるOPGWを利用する送電線の故障点標定方法に
よれば、各電流センサの電流波形を同時に連続的にリア
ルタイムで観測できるとともに、送電鉄塔間に架設され
るOPGWに設置する電流センサに電源が不要になるの
で、保守点検が非常に簡単になる。また、請求項2の構
成によると、センサからの信号光を充分に強い局部発振
光と合成するため、高いS/N比が確保できる。また、
請求項3の構成によれば、測定が困難になる時間帯の除
去が可能になる。
【0058】さらに、請求項4の構成によれば、偏波面
保存型の光ファイバを使用することなく、正確な測定が
OPGWの2本の光ファイバを使用することによって可
能になる。また、請求項5の構成によれば、偏波面保存
型の光ファイバを使用することなく、正確な測定がOP
GWの1本の光ファイバを使用することによって可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるOPGWを利用する送電線の故
障点標定方法の第1実施例を示す全体図である。
【図2】図1の標定方法で用いる電流センサの詳細図で
ある。
【図3】図2に示した電流センサの光学系の説明図であ
る。
【図4】図2に示した電流センサの偏光面の座標関係の
説明図である。
【図5】図2に示した電流センサの鉄塔への取り付け状
態の説明図である。
【図6】図6に示した取り付け状態の要部拡大図であ
る。
【図7】図1に示した全体図の模式図である。
【図8】図1に示した標定方法で得られる電気信号のス
ペクトルを示す図である。
【図9】本発明の第2実施例の要部説明図である。
【図10】図1に示した標定方法で得られる送信および
受信信号の説明図である。
【図11】図9に示した標定方法で得られる送信および
受信信号の説明図である。
【図12】本発明の第3実施例の要部説明図である。
【図13】図12に示した標定方法で用いる電流センサ
の説明図である。
【図14】図13に示した電流センサの光学系の説明図
である。
【図15】従来の電流センサの説明図である。
【符号の説明】
10 送電鉄塔 12 OPGW 141 〜14n 電流センサ 14a 電流センサ 16 光ファイバ 18,a,b 標定装置 20 W発振器 22 レーザダイオード 30 ホトダイオード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送電鉄塔間に架設されたOPGWに所定
    の間隔をおいて複数の電流センサを設置し、前記OPG
    Wの一端から周波数変調したコヒーレント光を供給し、
    前記電流センサで検知される雷サージなどの高周波電
    流、または、商用周波数の故障電流で前記コヒーレント
    光を強度変調し、この強度変調されたコヒーレント光か
    ら前記高周波電流・故障電流を検波して、この検波され
    た前記高周波電流・故障電流の前記各電流センサでの発
    生時間差,波高値,位相,電流分布などの各電流センサ
    情報から故障点,故障種別を判定することを特徴とする
    OPGWを利用する送電線の故障点標定方法。
  2. 【請求項2】 前記検波は、前記電流センサからの強度
    変調されたコヒーレント光を局部発振光と合成すること
    により行われることを特徴とする請求項1記載のOPG
    Wを利用する送電線の故障点標定方法。
  3. 【請求項3】 前記検波は、前記電流センサからの強度
    変調されたコヒーレント光を局部発振光と合成する第一
    の光路と、前記局部発振光の一部を増幅して、所定の時
    間間隔だけ遅延させたのちに前記電流センサからの強度
    変調されたコヒーレント光と合成する第二の光路とによ
    り行われることを特徴とする請求項2記載のOPGWを
    利用する送電線の故障点標定方法。
  4. 【請求項4】 前記電流センサは、前記OPGWの一対
    の光ファイバ間に並列接続され、グランドワイヤに流れ
    る電流の磁界により偏光面が回転するファラデー回転子
    と、このファラデー回転子の一端側に配置され、入射す
    る光を直交する2方向の成分に分離して、前記ファラデ
    ー回転子に供給する第1偏光ビームスプリッタユニット
    と、前記ファラデー回転子を通過した後に前記2方向の
    成分を合成する第2偏光ビームスプリッタユニットとを
    有し、前記第2偏光ビームスプリッタの偏光軸を前記第
    1ビームスプリッタの偏光軸に対してπ/4変移させた
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    OPGWを利用する送電線の故障点標定方法。
  5. 【請求項5】 前記電流センサは、前記OPGWの1つ
    の光ファイバに接続され、グランドワイヤに流れる電流
    の磁界により偏光面が回転する主ファラデー回転子と、
    この主ファラデー回転子の一端側に配置され、入射する
    光を直交する2方向の成分に分離して、前記主ファラデ
    ー回転子に供給する偏光ビームスプリッタおよび反射プ
    リズムと、前記主ファラデー回転子の他端側に配置さ
    れ、分離された2方向の成分に常時所定のファラテー回
    転角を与える一対の副ファラデー回転子と、これらの各
    副ファラデー回転子の後端に蒸着された反射ミラーとを
    有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に
    記載のOPGWを利用する送電線の故障点標定方法。
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