JPH10177055A - 架空送電線の事故検出位置標定システム - Google Patents

架空送電線の事故検出位置標定システム

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JPH10177055A
JPH10177055A JP8337273A JP33727396A JPH10177055A JP H10177055 A JPH10177055 A JP H10177055A JP 8337273 A JP8337273 A JP 8337273A JP 33727396 A JP33727396 A JP 33727396A JP H10177055 A JPH10177055 A JP H10177055A
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正明 村松
Takayasu Morishita
能康 森下
Yasuyuki Otani
康幸 大谷
Taiji Ota
泰司 太田
Kuniyuki Araki
邦行 荒木
Eiichiro Takase
英一郎 高瀬
Shigeo Nakada
滋男 中田
Satoru Yamamoto
哲 山本
Teruyuki Nakamura
晃之 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡単で事故発生位置標定のための労力
や時間を大幅に削減することができる架空送電線の事故
検出位置標定システムを提供する。 【解決手段】 事故を検知した鉄塔5でOPGW4の外
部から印加した機械的衝撃により発生したOPGW4に
複合された光ファイバ心線8の伝搬光の2組の状態変化
をOPGW4の端部の主標定装置1で検出でき、信号処
理により衝撃が印加された鉄塔5を特定できるため、O
PGW4から光ファイバ心線8を引き出すことなく簡単
なシステムを構成することができる。また受光・信号処
理部で一括して事故情報の管理ができるため、事故検出
位置確認に労力や時間がかからない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架空送電線の事故
発生位置を標定する事故検出位置標定システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】高電圧を送電するための高圧線や鉄塔に
落雷事故や断線事故などが発生した場合にはその発生箇
所を発見して修復する必要がある。この種の事故の発見
には種々の方法がある。
【0003】例えば、鉄塔に事故検知センサを予め設置
しておき、事故が発生したときに事故検知結果を鉄塔下
から観察できるように旗などの目印を出すようにし、巡
回員が地上からこの目印を確認して事故電流の発生した
鉄塔を特定する方法がある。
【0004】また、OPGW(光ファイバ複合架空地
線)に複合された光ファイバ心線をOPGWから引き出
しておき、その引き出した部分に事故検知センサの出力
を受けて曲げを印加するようにし、この曲げにより光フ
ァイバ心線に発生する損失をOPGWの末端に接続した
OTDRにより検知して事故検出鉄塔の特定を行う方法
もある。
【0005】さらに、鉄塔部に情報伝送装置を設置して
おき、電流センサ等の信号を監視所に伝送し、監視所で
これらの情報に基づいて事故発生位置を特定することに
より送電線ルートでの事故発生区間を標定する方法もあ
る。
【0006】一方、センサとして1本、あるいは、一端
を互いに接続した1組の光ファイバを用いて光ファイバ
の任意の場所に印加された物理現象の発生位置を求める
分布型導波路センサが特開平6−307896号公報に
開示されており、OPGWに複合された光ファイバをこ
の分布型導波路センサの導波路として使用することによ
り、落雷によってOPGWに流れる電流による光ファイ
バ伝搬光の偏波変動の時間変化を測定し、OPGWへの
落雷位置を標定することが考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術には以下のような問題点があった。
【0008】鉄塔に事故検知センサを設置し、事故検知
結果を鉄塔下から観察できる旗などの目印を出し、巡回
員が地上からこの目印を確認して事故電流の発生した鉄
塔を特定する方法では、事故発生鉄塔を確認するため、
架空送電線ルートに沿って巡回しなければならず、多大
な労力と時間を必要としていた。
【0009】また、OPGWに複合された光ファイバ心
線をOPGWから引き出した部分に事故検知センサの出
力を受けて曲げを印加し、この曲げにより光ファイバ心
線に損失を発生させる方法では、光ファイバ心線に曲げ
を印加するために、鉄塔毎にOPGWから光ファイバ心
線を引き出さなくてはならず面倒である。
【0010】さらに鉄塔に情報伝送装置を設置する方式
は、情報伝送装置に使用する電源を確保しなければなら
ず、また、システムが複雑になってしまう。
【0011】さらにまた、センサとして1本、あるい
は、一端を互いに接続した1組の光ファイバを用いて光
ファイバの任意の場所に印加された物理現象の発生位置
を求める分布型導波路センサを適用する場合には、落雷
位置の標定は行えるが、OPGWに流れる落雷電流が小
さかったり、落雷以外のOPGWに電流が流れない事故
については検出ができないという問題があった。
【0012】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、構成が簡単で事故発生位置標定のための労力や時間
を大幅に削減することができる架空送電線の事故検出位
置標定システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、OPGWを有する架空送電線に発生した事
故の位置を標定する事故検出位置標定システムにおい
て、OPGWの光ファイバに予め光信号を伝搬させると
共に、架空送電線を支持する鉄塔に設けられた事故検出
器が事故を検出すると衝撃/振動印加装置でOPGWに
機械的衝撃や振動を印加し、光ファイバの伝搬光の状態
変化を検出することにより事故検出を行い、OPGWに
衝撃や振動を印加した位置を標定して事故検出位置を求
めるものである。
【0014】上記構成に加え本発明は、事故検出器が、
事故を検出してからOPGWに衝撃や振動を印加するま
でに所定の時間間隔をおくようにしてもよい。
【0015】上記構成に加え本発明は、事故検出器が事
故を検出してからOPGWに衝撃や振動を印加するまで
の所定の時間間隔が、事故検出器毎に異なる値に設定し
てもよい。
【0016】上記構成に加え本発明は、OPGWに流れ
る落雷電流によりOPGWに複合された光ファイバの伝
搬光の偏波状態の時間変化を検出することにより落雷位
置の標定を行うようにしてもよい。
【0017】上記構成に加え本発明は、衝撃/振動印加
位置を標定するために用いる波形判定部が、OPGWに
流れる落雷電流により変化するOPGW複合光ファイバ
の伝搬光の偏波状態の時間変化を検出することにより落
雷位置の標定を行うのに使用する波形判定部であっても
よい。
【0018】上記構成に加え本発明は、OPGW複合光
ファイバの伝搬光の状態の時間変化を検出することによ
り、事故あるいは落雷の発生位置の標定を行うようにし
てもよい。
【0019】すなわち、本発明は、鉄塔部に設置された
センサ部で事故電流等を検知し、そのセンサ部の出力を
受け、OPGWに衝撃や振動を印加することにより、O
PGWに複合された光ファイバの伝搬光の状態に時間変
化を発生させ、光ファイバの一端に接続した光源と、光
ファイバの他端に接続した受光・信号処理部とを用い、
光ファイバを伝搬してきた光の状態の時間変化を測定
し、この情報に基づいてOPGWに衝撃や振動を加えた
位置を特定するものである。
【0020】また、本発明は、使用する光ファイバや受
光・信号処理部を、OPGWに流れる落雷電流によりO
PGWに複合された光ファイバの偏波状態の時間変化を
検出することにより、落雷位置の標定を行うのに使用さ
れる光ファイバや受光・信号処理部と同一のものにする
ことにより、1つのシステムで事故検出位置標定と落雷
位置標定の2つの機能を持たせるようにしたものであ
る。
【0021】上記構成によって、事故を検知した鉄塔で
OPGWの外部から印加した衝撃や振動により発生した
OPGW複合光ファイバの伝搬光の2組の状態変化をO
PGWの端部で検出でき、信号処理により衝撃や振動が
印加された鉄塔を特定できる。このため、OPGWから
光ファイバ心線を引き出すことなく簡単なシステムを構
成することができ、受光・信号処理部で一括して事故情
報の管理ができるので、事故検出位置確認に労力や時間
がかからない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0023】本実施の形態は、OPGWに複合された光
ファイバの伝搬光の状態の時間変化を検出することによ
り、落雷位置の標定や事故検出位置標定を行うことがで
きる送電線の事故区間標定システムである。
【0024】まず、事故検出位置標定を行うシステムに
ついて説明する。
【0025】図1は、本発明の架空送電線の事故検出位
置標定システムの一実施の形態の全体構成図である。
【0026】図1において鉄塔5(5a,5b,…,5
z)を経由して布設されている送電線路(送電線の通電
用本線は図示せず)の頂部に布設されているOPGW4
(光ファイバ複合架空地線)の内部には複数の光ファイ
バが複合されている。このうちの1本の光ファイバ(シ
ングルモード光ファイバ)の一端が主標定装置1に接続
され、光ファイバの他端が副標定装置2に接続されてい
る。
【0027】一方、OPGW4には各鉄塔5a,5b,
…,5zで衝撃/振動印加装置(以下「衝撃印加装置」
という。)(7a,7b,…,7z)が取り付けられて
いる。衝撃印加装置7a,7b,…,7zは、衝撃印加
装置7a,7b,…,7zのある鉄塔5a,5b,…,
5zに設置されている事故検出装置6(6a,6b,
…,6z)で事故を検出した場合に、事故検出装置6
a,6b,…,6zの出力を受けて、OPGW4に衝撃
を印加するようになっている。事故検出装置6a,6
b,…,6zは、従来から用いられている事故電流によ
り動作する事故検知センサと同じ原理で事故を検知し、
事故を検知した場合に衝撃印加装置7(7a,7b,,
7z)に検知出力を送る機構を有したものが用いられ
る。
【0028】衝撃印加装置7a,7b,…,7zは、事
故検出出力を事故検出信号伝送線9を介して受け、例え
ばハンマのような形状物でOPGW4に機械的衝撃振動
を印加する(図2参照)。OPGW4に印加される衝撃
波形の時間変化は速ければ速いほど、後述する測定方法
による位置の標定精度が高くなる。尚、図2は図1に示
した鉄塔に設けられた事故検出装置と衝撃印加装置との
位置関係を示す図である。
【0029】以下、衝撃印加装置7a,7b,…,7z
がOPGW4に衝撃を印加した場合にOPGW4内の光
ファイバの伝搬光を検出することにより、主標定装置1
で衝撃を印加した鉄塔(事故発生鉄塔)を標定する方法
について図3を用いて説明する。尚、図3は図1に示し
た主標定装置及び副標定装置のブロック図である。図4
(a)及び図4(b)は図3に示した主標定装置のO/
E変換器の出力波形であり、図4(c)は両O/E変換
器の合成波形である。図4(d)及び図4(e)は図3
に示した副標定装置のO/E変換器の出力波形であり、
図4(f)は両O/E変換器の合成波形である。図4
(a)〜図4(f)において横軸は時間軸であり、縦軸
は強度軸である。
【0030】図1に示したOPGW4内に複合されてい
る1本の光ファイバ心線8の一端には主標定装置1が接
続され、光ファイバ心線8の他端には副標定装置2が接
続されている。このような図3に示す測定系の構成及び
基本動作を以下に説明する。
【0031】主標定装置1において、光源11は直線偏
波出力で波長λ1の連続発光動作を行うものであり、そ
の出射光は光方向性結合器15、光分波器16を介して
シングルモードの光ファイバ心線8の一端(図では左
側)から入射し、光ファイバ心線8の他端(図では右
側)から副標定装置2に出射するようになっている。副
標定装置2において、主標定装置1からの光は、光分波
器26、光方向性結合器25を経由して、偏光ビームス
プリッタ24に到達する。偏光ビームスプリッタ24で
は、入射光が偏波軸の直交するP偏光とS偏光とに分け
られ、それぞれ、O/E変換器22及びO/E変換器2
3に入射し、電気信号に変換される(図4(d)、
(e))。
【0032】一方、副標定装置2において光源21は、
直線偏波出力で波長λ1の連続発光動作を行うものであ
る。その光源21の出射光は光方向性結合器25及び光
分波器26を介して光ファイバ心線8の他端に入射し、
光ファイバ心線8の一端から主標定装置1に出射するよ
うになっている。副標定装置2からの出射光は、光分波
器16、光方向性結合器15を経由して、偏光ビームス
プリッタ14に到達する。偏光ビームスプリッタ14で
は、入射光が偏波軸の直交するP偏光とS偏光とに分け
られ(図4(a)、(b))、それぞれ、O/E変換器
12及びO/E変換器13に入射し、電気信号に変換さ
れる。通常は、光源11及び光源21の出力が一定であ
るので、O/E変換器12,13,22,23の出力は
時間的に一定である。尚、32はO/E変換器であり、
34は事故の発生や位置などを表示する表示装置であ
る。
【0033】光方向性結合器15,25の代わりに光サ
ーキュレータを用いても、本発明の目的を達成すること
ができる。光サーキュレータは、例えばA,B,Cの3
端子を持つ場合、各端子への入射光はA→B、B→C及
びC→Aのように出力される。光サーキュレータは光方
向性結合器よりも高価であるが、挿入損失が小さいとい
う特徴を有する。
【0034】また、光源21の波長を光源11の波長λ
1及び光源31の波長λ2と異なるλ3とし、光方向性
結合器15,25を波長λ1と波長λ3とを分波する光
分波器とし、光分波器16,26を波長λ1とλ3とを
選択的に透過する端子と波長λ2とを選択的に透過する
端子を持つ構成としても、本発明の目的を達成すること
ができる。2種類の波長の光源を信号検出に用いる必要
があるが、光分波器を用いる方が光方向性結合器を用い
るよりも挿入損失が小さい点で有利である。
【0035】以下、事故を検知した鉄塔を標定する方法
について説明する。
【0036】例えば、主標定装置1からLxの距離にあ
る鉄塔5b(主標定装置1から鉄塔5bまでの距離と、
この区間でのOPGW4に複合されている光ファイバの
長さは厳密には異なるが、これらの長さの関係は使用し
ているOPGW4の構造等の設計値が分かれば対応させ
ることができるので、ここでは同一のものとして説明す
る。)の事故検出装置6bが事故を検知し、時刻t0に
衝撃印加装置7bでOPGW4に衝撃を印加した場合、
OPGW4内に複合されている光ファイバ心線8を伝搬
している光源11の出射光の偏波状態が衝撃によって乱
される。
【0037】すなわち、偏波軸が一定の方向を向いてい
たのが、衝撃波形に従い偏波軸が回転したり、位相が変
化する。この偏波状態の変動は副標定装置2に向かい光
ファイバ心線8中を光ファイバ中の光速c(約2×10
8 m/sec)で伝搬する。従って、衝撃印加装置7b
から(L0一Lx)だけ離れた副標定装置2内のO/E
変換器22と、O/E変換器23の出力とはt0から
(1)式で表される時刻t2だけ後の時刻に衝撃印加装
置7bで印加した衝撃に相当する波形で変化する。
【0038】同様に、光源21の出射光の偏波状態も衝
撃により乱される。その結果、主標定装置1内のO/E
変換器12と、O/E変換器13の出力はt0から
(2)式で表される時刻t1だけ後の時刻に衝撃印加装
置7bで印加した衝撃に相当する波形で変化する。
【0039】 t2=(L0−Lx)/c …(1) t1=Lx/c …(2) 副標定装置2内の波形判定部27では、O/E変換器2
2の出力S22(t)と、O/E変換器23の出力S2
3(t)を用いて例えば(3)式を用いて合成した出力
S2(t)を求め(図4(f))、この合成波形S2
(t)があらかじめ設定しておいたしきい値Vthを超
えた時刻をt2として求める。副標定装置2で求めた時
刻情報は、伝送信号処理部30、波長λ2の伝送用光源
31、光分波器26、光ファイバ心線8、主標定装置1
の光分波器16、O/E変換器32を経由して標定部3
3に送られる。
【0040】 S2(t)=√(S22(t)2 +S23(t)2 ) …(3) 一方、主標定装置1内の波形判定部17では、O/E変
換器12の出力S12(t)と、O/E変換器13の出
力S13(t)を用いて例えば(4)式を用いて合成し
た出力S1(t)を求め(図4(c))、この合成波形
S1(t)があらかじめ設定しておいたしきい値Vth
を超えた時刻をt1として求め、標定部33に出力す
る。
【0041】 S1(t)=√(S12(t)2 +S13(t)2 ) …(4) 標定部33では、t1とt2を(1)式と(2)式とを
変形して求められる(5)式に代入することにより、検
出した偏波変動が発生した位置Lxが求まる。
【0042】 Lx=(c×(t1−t2)+L0)/2 …(5) 検出した波形が鉄塔5での事故検出に伴う衝撃印加装置
7がOPGW4に与えた衝撃によるものなのか、OPG
W4への落雷によるものなのか、あるいは、温度変化な
どによる事故以外の要因によるものなのかは、検出波形
の形状から判断することができる。衝撃印加装置7によ
る偏波変動の場合は図5(a)に示すように、ほぼ同じ
周波数で振動し減衰する波形となる。
【0043】一方、落雷による場合は図5(b)に示す
ように、立ち上がり時間が短く、立ち下がり時間が長い
波形となる。尚、図5(a)及び図5(b)はOPGW
に印加される衝撃波形を示す図であり、両図において横
軸は時間軸であり縦軸は強度軸である。
【0044】従って、検出波形から事故検出によるもの
なのか、落雷によるものなのかを判定することができ
る。温度変化によっても、光ファイバ中を伝搬する偏波
状態は変化するが、自然状態では温度は徐々に変化する
が、落雷電流や衝撃波形は瞬間的に変化するため、検出
波形の周波数成分を分析することにより、温度に起因す
るものか否かを判定することができる。これらの判定
は、主標定装置1の波形判定部17で検出される波形に
対し人工知能処理等を行うことにより実現できる。
【0045】以上の動作は他の鉄塔5で事故が発生した
場合についても同様であり、任意の鉄塔5a,5b,
…,5zの事故検出装置6a,6b,…,6zで事故を
検出し、衝撃印加装置7a,7b,…,7zでOPGW
4に衝撃を印加した場合も、事故を検知し衝撃を印加し
た鉄塔5を標定することができる。
【0046】次に、落雷位置の標定を行うシステムにつ
いて、図5(b)、図6、図7(a)及び図7(b)を
用いて説明する。尚、図6はOPGWに落雷が生じた状
態を示す図であり、図7(a)は図6に示した主標定装
置での合成波形を示し、図7(b)は図6に示した副標
定装置での合成波形を示す。尚、図7(a)、(b)に
おいて横軸は時間軸であり、縦軸は強度軸である。ま
た、送電線路、主標定装置1、副標定装置2の構成は図
1及び図3と同じである。
【0047】ここでOPGW4上の主標定装置1からL
xの距離に落雷が生じた場合を考える。OPGW4内に
複合されている光ファイバ心線8を双方向に伝搬する波
長λ1の光の偏波状態は、落雷電流がOPGW4を伝搬
する際にファラデー効果を受けるため偏波面が回転する
(平成7年電気学会全国大会講演論文No.548)。
【0048】従って、衝撃印加装置7a,7b,…,7
zによる偏波変動波形を検出したのと同様にして、主標
定装置1の波形判定部17と副標定装置2の波形判定部
27で、それぞれ2組のO/E変換器の出力波形の合成
波形S1(t)及びS2(t)を得ることができる。こ
れらの検出波形から求めた波形検出時間t1,t2と、
主標定装置1で検出した波形とから、検出した偏波変動
が落雷によるものであることが判明する。落雷位置を標
定するには、事故検出位置標定を行った方法と同様にし
て行う。
【0049】事故検出装置6a,6b,…,6zが動作
するような事故電流が発生する場合、OPGW4にも事
故電流の分流成分や誘導成分が発生する可能性がある。
この場合、OPGW4に流れた電流によって偏波変動が
生じる可能性があり、事故検出装置6が事故を検出して
すぐに衝撃印加装置7a,7b,…,7zを動作させる
と、衝撃印加装置7a,7b,…,7zによる偏波変動
がOPGW4に流れた電流による偏波変動と重なり、波
形の種類の判定や位置標定が難しくなるおそれがある。
このような事態を避けるために、事故検出装置6a,6
b,…,6zが事故を検出してから衝撃印加装置7を動
作させるまでに所定の時間をおき、OPGW4に流れる
事故による分流成分や誘導成分がなくなってから衝撃を
印加するようにするとシステムの信頼性を高めることが
できる。
【0050】また、1回の事故で複数の検出器が事故を
検出する場合も考えられるが、このような場合、複数の
衝撃印加装置でOPGW4の異なる位置でほぼ同時に衝
撃や振動を印加するため、どの衝撃印加装置7でいつ衝
撃を印加したのかを正確に標定することが難しくなる場
合もある。
【0051】そこで、事故検出器毎に事故を検出してか
ら衝撃印加装置7を動作させるまでの時間を異なる値に
設定しておく方がシステムの信頼性をさらに高めること
ができる。
【0052】以上の実施の形態では、事故を検出した鉄
塔部でOPGWに衝撃を印加する例について説明した
が、衝撃の代わりに一定周波数や予め定めた規則に従っ
て周波数が変化する振動を印加しても事故を検出した鉄
塔を標定することができる。この場合、衝撃印加装置7
の代わりに振動印加装置を用いる。振動印加装置では事
故検出器の出力を受けて動作する電気的発振回路の出力
をOPGWに取付けた圧電素子等により機械的振動に変
換し、OPGW内蔵光ファイバに印加する。OPGWに
取付けた圧電素子機械振動により、衝撃印加時と同様に
OPGW内蔵光ファイバ中を伝搬する光の偏波面を変調
することができる。
【0053】電気的発振回路の発振周波数は、鉄塔毎に
異なる値にしたり、或いは、鉄塔毎に予め決められた周
波数変化パターンにしたがった周波数で変化させること
により、鉄塔の識別ができるようにしておく。鉄塔毎に
決める周波数変化パターンとしては、例えば、n番目の
鉄塔の周波数fn(t)を周波数変調振幅Anを鉄塔毎
に変えて式(6)のようにしたり、変調角度ωnを鉄塔
毎に変えて式(7)のようにしたりすることで、鉄塔の
区別を行うことができる。
【0054】 fn(t)=f0+An・sin(ω・t) …(6) fn(t)=f0+A・sin(ωn・t) …(7) 式(6)、(7)のように、鉄塔毎の変調周波数を予め
定めたパターンとすると、鉄塔毎に発振周波数を異なる
値f0n(時間毎に一定の周波数)に設定する場合と比
べ、全ての鉄塔で圧電素子等の振動素子の共振周波数が
同じものを使うことができるため、総合コストを低くで
きる点で有利である。また、時間的に一定の周波数f0
nを信号として検知する場合、周囲からたまたま信号と
同じ周波数の雑音が混入して誤判定するおそれがある
が、式(6)、(7)のように、鉄塔毎の変調周波数を
予め定めたパターンとする場合、一定の規則に従って信
号パターンが変化するため誤判定を起こす確率を極めて
低く抑えることが可能となる。
【0055】振動印加時間を制限(例えば、数秒程度)
することにより、振動印加装置の電源容量を小さくする
ことも可能である。
【0056】振動印加装置がOPGWに与えた振動をO
PGW内に複合されている光ファイバ伝搬光から検出す
ることにより、主標定装置で振動を印加した鉄塔を標定
する方法について以下説明する。
【0057】図1に示したOPGW4内に複合されてい
る1本の光ファイバ心線8の片側に、主標定装置1が、
他端に副標定装置2が接続されている点はこれまで述べ
た実施の形態と略同様である。また、主標定装置1及び
副標定装置2内での光学系及び機能もこれまでに述べた
実施の形態と同様である。これまでの実施の形態との相
違点は、波形判定部での処理方法である。
【0058】波形判定部17では、2つのO/E変換出
力を式(4)に従い合成した波形S1(t)が予め設定
しておいたしきい値を超えた場合、その時刻t1を求め
ると同時に、t1以降の波形の周波数分析をFFT(高
速フーリエ変換)処理等により行う。求められた周波数
の値、或いは、その変化パターンを分析することによ
り、どの鉄塔の事故検出器が動作したかを識別すること
ができる。この周波数分析処理と並行して、検出された
波形の特徴を分析し、検出波形が落雷によるものと判定
された場合は、既に述べた実施の形態での落雷検出後の
処理を行うことにより落雷位置の標定も行うことができ
る。
【0059】以上の実施の形態において、事故検出位置
標定とOPGW4への落雷位置標定の両方の機能を兼ね
備えた事故標定システムであったが、コストを下げるた
めに、どちらか一方の機能だけに絞った標定システムを
構築できることは明白である。
【0060】尚、上述した実施の形態では、衝撃や振動
を検知するためのOPGW複合光ファイバの両端に光源
と受光・信号処理部を接続した構成であったが、これに
限定されず図8、図9に示すように、2本のOPGW複
合光ファイバの他端で互いに接続した光ファイバ折り返
し部41を光ファイバ成端箱40内に設置し、標定装置
100内で一方の光ファイバに光源11を、他方の光源
に偏光ビームスプリッタ14、O/E変換器12,13
を接続した構成であっても、事故検知位置標定や落雷位
置標定を行うことができる。このとき、光ファイバ折り
返し部で余長として長さLαの光ファイバを挿入してお
くと、2組の偏波変動波形を分離することが容易とな
り、位置標定を容易に行うことができるようになる。
尚、図8は本発明の架空送電線の事故検出位置標定シス
テムの他の実施の形態を示す図であり、図9は図8に示
した標定装置のブロック図である。
【0061】衝撃印加装置7によって印加された衝撃に
よる光ファイバの偏波変動波形(O/E変換器12とO
/E変換器13との出力の合成結果)は図10のように
なり、振動印加位置Lxは式(8)のように求めること
ができる。尚、図10は図9に示した標定装置100の
両O/E変換器12,13の合成波形を示す図であり、
横軸が時間軸を示し、縦軸が強度軸を示している。
【0062】落雷位置も同様にして求めることができ
る。この構成では、標定装置をOPGWの一方のみに設
置すれば良いという利点を有するが、2組の変動波形を
区別することが難い場合には光ファイバの両端に光源と
受光・信号処理部を用いた方が好ましい。
【0063】 Lx=(c×(t1−t2)+2×L0+Lα)/2 …(8) 尚、図8及び図9に示した実施の形態では、OPGW4
に複合されている2本の光ファイバを用いたが、1本の
光ファイバを用いただけでも、同様の目的を達成するこ
とができる。すなわち、図11に示すように、光ファイ
バ心線8の一端(入射部)に光方向性結合器或いは光サ
ーキュレータを設け光源11からの光が光ファイバ心線
8に入射し、光ファイバ心線8から戻ってきた光が光方
向性結合器42或いは光サーキュレータを介して偏光ビ
ームスプリッタ14で分離するようにし、光ファイバ心
線8の他端に光方向性結合器43或いは光サーキュレー
タを接続し光方向性結合器或いは光サーキュレータを介
して光ファイバ心線8に伝搬光が戻る構成とすることに
より可能である。この構成では、光ファイバを1本しか
使用せず、また、標定装置をOPGW4の一方のみに設
置すれば良いという利点を有する。尚、図11は本発明
の架空送電線の事故検出位置標定システムのさらに他の
実施の形態を示す図である。
【0064】尚、これまでに説明した実施の形態では、
シングルモード光ファイバを用いた例について説明した
が、位置測定精度の多少の低下はあるもののマルチモー
ド光ファイバを用いてもよい。
【0065】以上において本実施の形態によれば、 (1) 事故検出位置の標定(確認)を監視所に居ながらに
して、速やかに行うことができる。
【0066】(2) OPGWの途中から光ファイバ心線を
引き出すことなく事故検出位置の標定ができるため構成
が簡単なシステムを形成することができる。
【0067】(3) 事故検出位置の標定だけでなく、落雷
位置の標定も同じ測定・信号処理系で行うことができ
る。
【0068】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0069】OPGWの光ファイバに予め光信号を伝搬
させると共に、OPGWを支持する鉄塔に設けられた事
故検出器が事故を検出すると衝撃/振動印加装置で架空
送電線に衝撃や振動を印加させ、光ファイバの伝搬光の
状態変化を検出することにより事故検出を行い、OPG
Wに衝撃や振動を印加した位置を標定して事故検出位置
を求めるので、構成が簡単で事故発生位置標定のための
労力や時間を大幅に削減することができる架空送電線の
事故検出位置標定システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の架空送電線の事故検出位置標定システ
ムの一実施の形態の全体構成図である。
【図2】図1に示した鉄塔に設けられた事故検出装置と
衝撃印加装置との位置関係を示す図である。
【図3】図1に示した主標定装置及び副標定装置のブロ
ック図である。
【図4】(a)及び(b)は図3に示した主標定装置の
O/E変換器の出力波形であり、(c)は両O/E変換
器の合成波形である。(d)及び(e)は図3に示した
副標定装置のO/E変換器の出力波形であり、(f)は
両O/E変換器の合成波形である。
【図5】(a)及び(b)はOPGWに印加される衝撃
波形を示す図である。
【図6】OPGWに落雷が生じた状態を示す図である。
【図7】(a)は図6に示した主標定装置での合成波形
を示し、(b)は図6に示した副標定装置での合成波形
を示す図である。
【図8】本発明の架空送電線の事故検出位置標定システ
ムの他の実施の形態を示す図である。
【図9】図8に示した標定装置のブロック図である。
【図10】図9に示した標定装置の両O/E変換器の合
成波形を示す図である。
【図11】本発明の架空送電線の事故検出位置標定シス
テムのさらに他の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
1 主標定装置 2 副標定装置 4 OPGW 5,5a,5b,…,5z 鉄塔 6,6a,6b,…,6z 事故検出装置 7,7a,7b,…,7z 衝撃/振動印加装置(衝撃
印加装置、振動印加装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森下 能康 静岡県掛川市岡津55番2号 中部電力株式 会社掛川電力センター内 (72)発明者 大谷 康幸 静岡県掛川市岡津55番2号 中部電力株式 会社掛川電力センター内 (72)発明者 太田 泰司 静岡県掛川市岡津55番2号 中部電力株式 会社掛川電力センター内 (72)発明者 荒木 邦行 静岡県掛川市岡津55番2号 中部電力株式 会社掛川電力センター内 (72)発明者 高瀬 英一郎 静岡県掛川市岡津55番2号 中部電力株式 会社掛川電力センター内 (72)発明者 中田 滋男 静岡県掛川市岡津55番2号 中部電力株式 会社掛川電力センター内 (72)発明者 山本 哲 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内 (72)発明者 中村 晃之 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OPGWを有する架空送電線に発生した
    事故の位置を標定する事故検出位置標定システムにおい
    て、上記OPGWの光ファイバに予め光信号を伝搬させ
    ると共に、上記架空送電線を支持する鉄塔に設けられた
    事故検出器が事故を検出すると衝撃/振動印加装置でO
    PGWに機械的衝撃や振動を印加し、上記光ファイバの
    伝搬光の状態変化を検出することにより事故検出を行
    い、上記OPGWに衝撃や振動を印加した位置を標定し
    て事故検出位置を求めることを特徴とする架空送電線の
    事故検出位置標定システム。
  2. 【請求項2】 上記事故検出器が、事故を検出してから
    OPGWに衝撃や振動を印加するまでに所定の時間間隔
    をおく請求項1記載の架空送電線の事故検出位置標定シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 上記事故検出器が事故を検出してからO
    PGWに衝撃や振動を印加するまでの所定の時間間隔
    が、事故検出器毎に異なる値に設定されている請求項2
    記載の架空送電線の事故検出位置標定システム。
  4. 【請求項4】 上記OPGWに流れる落雷電流によりO
    PGWに複合された光ファイバの伝搬光の偏波状態の時
    間変化を検出することにより落雷位置の標定を行う請求
    項1から3のいずれかに記載の架空送電線の事故検出位
    置標定システム。
  5. 【請求項5】 衝撃や振動の印加位置を標定するために
    用いる波形判定部が、OPGWに流れる落雷電流により
    変化するOPGW複合光ファイバの伝搬光の偏波状態の
    時間変化を検出することにより落雷位置の標定を行うの
    に使用する波形判定部である請求項1から3のいずれか
    に記載の架空送電線の事故検出位置標定システム。
  6. 【請求項6】 OPGW複合光ファイバの伝搬光の状態
    の時間変化を検出することにより、事故あるいは落雷の
    発生位置の標定を行う請求項1から3のいずれかに記載
    の架空送電線の事故検出位置標定システム。
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