JPH0611098B2 - デイジタルフイルタ - Google Patents

デイジタルフイルタ

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JPH0611098B2
JPH0611098B2 JP22911884A JP22911884A JPH0611098B2 JP H0611098 B2 JPH0611098 B2 JP H0611098B2 JP 22911884 A JP22911884 A JP 22911884A JP 22911884 A JP22911884 A JP 22911884A JP H0611098 B2 JPH0611098 B2 JP H0611098B2
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば高品位テレビジョンの帯域圧縮に用
いて好適なディジタルフィルタに関する。
〔従来の技術〕
走査線の数を増加し、解像度の向上がはかられた高品位
テレビジョンが知られている。この高品位テレビジョン
の信号の帯域は広く、標準テレビジョンの信号帯域の例
えば約4倍である。このため、伝送を行う時には、帯域
圧縮を行い、伝送帯域を狭める必要がある。帯域圧縮の
方法は、一例として、以下に述べる方法が提案されてい
る。
つまり、静止領域の画像は静止画であるから、フレーム
毎にデータは同じである。そこで、静止領域ではフレー
ム毎に標本格子をずらして一部の画素データのみを送出
することにより帯域圧縮を行い、受信機側でこの画素デ
ータをメモリに貯え、メモリから読出された出力により
画像を再現する。動領域では静止領域と同様に画像を伝
送することはできないので、動領域ではフレーム内のデ
ータを帯域制限してデータを間引送出し、受信機側で補
間フィルタを用いることによって画像を再現するように
なされている。
上述の方法を用いて高品位テレビジョンの画像信号を伝
送する場合、まず、画像信号の動きが検出される。画像
信号は静止領域用のプリフィルタ及び動領域用のプリフ
ィルタに供給され、この静止領域用のプリフィルタ及び
動領域用のプリフィルタの出力が検出結果に応じてクロ
スフェードで切換えられ、出力データが例えば1/4に
サブサンプリングされ、帯域1/4に圧縮されて伝送さ
れる。
静止領域用のプリフィルタは、動画の間引後も帯域を広
くしておくために、帯域圧縮後の標本格子を千鳥格子の
構造にするためのものである。この静止領域用のプリフ
ィルタは、3次元ディジタルフィルタの構成のものが必
要である。動領域用のプリフィルタは、帯域圧縮のため
のもので、この動領域用のプリフィルタは、2次元ディ
ジタルフィルタの構成のものが必要である。
ビデオ信号処理に用いられるディジタルフィルタは、フ
ィードバックループのないFIR型のものが用いられ
る。このFIR型ディジタルフィルタの出力は、一般に で表される。但し、X=入力時系列、Y=出力時系
列、h=フィルタ係数、N=タップ数である。上式は
入力信号とインパルス応答の畳込みによって出力信号が
得られることを表しており、これは、第6図に示す構成
によって実現できる。
第6図において、D〜Dn-1が単位遅延回路を示して
おり、これらの単位遅延回路D〜Dn-1が縦続接続さ
れる。入力端子101から入力時系列データが入力さ
れ、これら縦続接続された単位遅延回路D〜Dn-1
両端及び夫々の接続点から標本化時刻の異なった入力時
系列が順次出力される。これらの入力時系列の夫々に乗
算器によりフィルタ係数h〜hが乗じられ、乗算器
の出力が加算器102で加算されることで、上式に示さ
れる演算がなされる。加算器102から出力端子103
が導出され、出力端子103からフィルタ出力が取り出
される。
動領域用プリフィルタ及び静止領域用プリフィルタに用
いられるディジタルフィルタは、第6図に示す構成のF
IRディジタルフィルタを2次元及び3次元に展開して
構成するものである。単位遅延回路D〜Dn-1として
は、入力時系列の標本化周期で動作するレジスタを用い
る必要がある。乗算器としては、入力時系列の標本化周
期で動作が可能な高速の乗算器を用いる必要がある。
高品位テレビジョンのように信号帯域の広いテレビジョ
ン信号をサンプリングする場合、そのサンプリング周波
数fsは非常に高く、例えば64MHzである。このように
高速のディジタル信号の処理、標準テレビジョンシステ
ムに用いられるロジックIC、例えばTTLロジックや
C−MOSロジックでは行うことができない。従来で
は、高速のディジタル信号を低速のロジックICで処理
を行う1つの方法として、並列化処理が行われている。
しかし、ディジタルフィルタ104及び105を、第7
図に示すように並列に配置し、端子108から供給され
る切換信号によりスイッチ回路106及び107を交互
に切換え、入力端子110からの入力信号に対してディ
ジタルフィルタ104及び105の出力を交互に切換え
ることによって並列処理を行っても、2倍のデータレー
トの信号処理がなされたフィルタ出力を出力端子111
から取り出することはできない。
高速処理を行うことができるロジック、例えばECLロ
ジックを用いてフィルタを構成することも考えられる
が、このようなロジックは、高集積化が難しく、高価
で、消費電力が大きい。更に、このようなロジックを使
う場合、インピーダンスのマッチング、配置などを十分
に考慮して使用しなければならない。従って、結果的に
はハードウェアの増大につながる。
そこで入力時系列の全サンプルについてフィルタ演算を
行わず、数サンプル毎に間引いてフィルタ演算を行うこ
とが考えられる。前述のように、伝送される高品位テレ
ビジョンの画像信号は、帯域制限した後、サブサンプリ
ングされて伝送されるものであるから、フィルタ演算を
全標本化時刻について行わず、数サンプル毎に間引いて
行っても、等価な処理を行うことができる。このよう
に、間引いてフィルタ演算を行う構成とすれば、1/k
に間引いたとすると、演算すべきデータは入力時系列の
1/kの周期でしか変化しないため、乗算器として低速
度の乗算器を用いることができ、ハードウェア規模を縮
小できる。
第8図は、1/4レートに時系列データを間引いてフィ
ルタ演算を行うディジタルフィルタの一例である。
第8図において、121〜128がレジスタを示し、レ
ジスタ121〜128が縦続接続される。レジスタ12
1〜128は、高速動作が可能なレジスタである。レジ
スタ121〜128には、入力時系列データの標本化周
期に等しい、例えば周波数64MHzのクロックが供給され
ている。縦続接続されたレジスタ121〜128の一端
から入力端子120が導出され、入力端子120から例
えば64MHzのサンプリングクロックでディジタル化され
た高品位テレビジョン信号のデータが供給される。
縦続接続されたレジスタ121〜128の両端及び夫々
の接続点から、1サンプルづつの標本化時刻の異なった
時系列データが夫々順次出力される。レジスタ121〜
128の出力がレジスタ132〜139に夫々供給さ
れ、入力端子120からのデータがレジスタ131に供
給される。
レジスタ131〜139には、入力時系列データの標本
化周期の4倍の例えば周波数16MHzのクロックが供給さ
れている。従って、レジスタ131〜139からは、入
力時系列データが4サンプル毎に3サンプル間引かれて
得られる1/4レートの時系列データが順次出力され
る。つまり、入力時系列データ(x,x,x,x
,・・・・・)に対して、レジスタ139からは1/4レ
ートの時系列データ(x,x,x,x13,・・・・
・)が順次出力される。レジスタ138からは1/4レ
ートの時系列データ(x,x,x10,x14,・・・・
・)が順次出力される。レジスタ137からは1/4レ
ートの時系列データ(x,x,x11,x15,・・・・
・)が順次出力される。レジスタ136からは1/4レ
ートの時系列データ(x,x,x12,x16,・・・・
・)が順次出力される。レジスタ135からは1/4レ
ートの時系列データ(x,x,x13,x17,・・・・
・)が順次出力される。レジスタ134からは1/4レ
ートの時系列データ(x,x10,x14,x18,・・・・
・)が順次出力される。レジスタ133からは1/4レ
ートの時系列データ(x,x11,x15,x19,・・・・
・)が順次出力される。レジスタ132からは1/4レ
ートの時系列データ(x,x12,x16,x20,・・・・
・)が順次出力される。レジスタ131からは1/4レ
ートの時系列データ(x,x13,x17,x21,・・・・
・)が順次出力される。
レジスタ131〜139の出力が乗算器141〜149
の夫々に供給される。乗算器131〜139は、所定の
フィルタ係数を乗じる乗算器である。乗算器131〜1
39の出力が加算器150に供給される。加算器150
から出力端子151が導出され、出力端子151からフ
ィルタ出力が取り出される。
レジスタ139,138,137,136,135,1
34,133,132,131からは、まず時系列デー
タx〜xが取り出され、この時系列データからのフ
ィルタ出力が出力端子151から取り出される。次に、
時系列データx〜x13が取り出され、この時系列デー
タからフィルタ出力が出力端子151から取り出され
る。以下、4サンプル毎に間引かれた時系列データから
のフィルタ出力が出力端子151から取り出される。入
力標本化周波数の1/4レートで動作しているため、乗
算器141から149としては、高速動作のものを用い
る必要はない。
入力時系列データを例えば1/4レートに間引いて処理
を行うフィルタを構成する場合、その間引方には4通り
ある。つまり、入力時系列データに対して1/4のレー
トの時系列は、4種類の位相の異なる場合がある。
間引の位相を任意に選択するには、第9図に示す位相シ
フト回路を設けることが考えられる。第9図に示す位相
シフト回路は、入力時系列データの標本化周期に等しい
クロックで動作するレジスタ161,162,163を
縦続接続し、レジスタ161の一端から導出された入力
端子160から入力時系列データを供給し、これらのレ
ジスタ161の入出力,162,163の出力から夫々
位相の異なった時系列データを得るものである。レジス
タ161の入出力,162,163の出力はセレクタ1
64に供給され、端子165から供給されるセレクト信
号により位相が選択され、選択された位相の時系列デー
タが出力端子166から第8図に示すディジタルフィル
タの入力端子120に供給される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
入力時系列を1/kに間引いてフィルタ出力を得るよう
にしたディジタルフィルタを、第8図に示すように構成
した場合、フィルタの次数に応じた個数の入力時系列デ
ータのサンプリング周波数で動作するレジスタ121〜
128が必要である。このレジスタ121〜128は、
高速動作が可能な素子を用いなければならない。高速動
作が可能な素子は、高密度の集積化が難しく、高価で、
消費電力が大きく、高速動作が可能な素子を数多く使用
することは、ハードウェアの増大につながる。
従ってこの発明の目的は、入力時系列を1/kに間引い
てフィルタ出力を得るようにしたディジタルフィルタ
で、高速動作が可能な素子が削減されたディジタルフィ
ルタを提供することにある。
また、間引の位相を任意に設定するのに、第9図に示す
位相シフト回路を用いると、高速動作が可能なレジスタ
161,162,163を少なくとも(k−1)個付加
する必要がある。
従ってこの発明の他の目的は、高速動作が可能なレジス
タを付加することなく間引の位相が任意に選択できるデ
ィジタルフィルタを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、入力時系列データの標本化周波数で動作す
る第1の遅延回路1〜3を少なくとも(k−1)段縦続
接続し、(k−1)段縦続接続された第1の遅延回路1
〜3からk個のタップを導出し、タップの各々に第1の
遅延回路1〜3の1/kの周波数で動作する第2の遅延
回路5〜16をフィルタの次数に応じた個数縦続接続
し、第2の遅延回路5〜16のk個の縦続接続の夫々の
タップから得られる出力を所定のフィルタ係数を乗じる
乗算回路17〜25に夫々供給し、乗算回路17〜25
の出力を加算することにより、入力時系列データを1/
kに間引いてフィルタ出力を得るようにしたディジタル
フィルタである。
〔作用〕
入力時系列データの標本化周波数で動作する(k−1)
段縦続接続された第1の遅延回路1〜3のタップから、
kサンプル毎に(k−1)サンプル間引かれて得られる
1/4レートの時系列データが得られる。第1の遅延回
路1〜3の1/kの周波数で動作する遅延回路5〜16
から、1/kに間引かれた時系列データが得られ、これ
らの出力から乗算回路17〜25及び加算回路26によ
り、フィルタ出力が求められる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例について、図面を参照して説
明する。第1図において、1,2,3がレジスタを示
し、レジスタ1,2,3が縦続接続される。レジスタ
1,2,3は高速動作が可能なレジスタで、レジスタ
1,2,3には、入力時系列データの標本化周期に等し
いクロック、例えば周波数64MHzのクロックが供給され
ている。縦続接続されたレジスタ1,2,3の一端から
入力端子4が導出され、入力端子4から入力時系列デー
タ、例えば周波数64MHzのサンプリングクロックでディ
ジタル化された高品位テレビジョン信号が供給される。
縦続接続されたレジスタ1〜3の両端及び接続点から
は、1サンプルづつ標本化時刻の異なる時系列データが
夫々順に取り出される。レジスタ1の一端がレジスタ5
に接続され、レジスタ1とレジスタ2の接続点がレジス
タ6に接続され、レジスタ2とレジスタ3の接続点がレ
ジスタ7に接続され、レジスタ3の他端がレジスタ8に
接続される。
レジスタ5〜8には、入力時系列データの標本化周期の
4倍のクロック例えば周波数16MHzのクロックが供給さ
れる。従って、レジスタ5〜8からは、第2図に示すよ
うに、入力時系列データが4サンプル毎に3サンプル間
引かれて得られる1/4レートの4種類の時系列データ
が出される。つまり、入力時系列データ(x,x
,x,・・・・・・)に対して、レジスタ8からは、1
/4レートと時系列データ(x,x,x,x13
・・・・・・)が順次出力され、レジスタ7からは1/4レー
トの時系列データ(x,x,x10,x14,・・・・・・)
が順次出力され、レジスタ6からは1/4レートの時系
列データ(x,x,x11,x15,・・・・・・)が順次出
力され、レジスタ5からは1/4レートの時系列データ
(x,x,x12,x16,・・・・・・)が順次出力され
る。
レジスタ5とレジスタ9とレジスタ10とが縦続接続さ
れる。レジスタ6とレジスタ11とレジスタ12とが縦
続接続される。レジスタ7とレジスタ13とレジスタ1
4とが縦続接続される。レジスタ8とレジスタ15とレ
ジスタ16とが縦続接続される。これらのレジスタ9〜
16には、入力時系列データの標本化周期の4倍のクロ
ック、例えば周波数16MHzのクロックが供給される。従
って、第3図に示すように、レジスタ10,12,1
4,16からデータx,x,x,xが夫々出力
される時、レジスタ9,11,13,15からはデータ
,x,x,xが夫々出力される。この時、レ
ジツタ8からは、データxが出力される。
レジスタ16の出力が乗算器17に供給され、レジスタ
15とレジスタ16の接続点の出力が乗算器21に供給
され、レジスタ8とレジスタ15の接続点の出力が乗算
器25に供給される。レジスタ14の出力が乗算器18
に供給され、レジスタ13とレジスタ14の接続点の出
力が乗算器22に供給される。レジスタ12の出力が乗
算器19に供給され、レジスタ11とレジスタ12の接
続点の出力が乗算器23に供給される。レジスタ10の
出力が乗算器20に供給され、レジスタ9とレジスタ1
0の接続点の出力が乗算器24に供給される。
乗算器17〜25は、所定のフィルタ係数hからh
を乗じる乗算器である。乗算器17〜25の出力が加算
器26に供給される。加算器26から出力端子27が導
出され、出力端子27からフィルタ出力が取り出され
る。
乗算器17〜25には、まず、時系列データx〜x
が供給され、この時系列データからのフィルタ出力が出
力端子27から取り出される。次に時系列データx
13が供給され、この時系列データからのフィルタ出力
が出力端子27から取り出される。以下、4サンプルお
きの時系列データからのフィルタ出力が出力端子27か
ら取り出される。
このようにして得られるフィルタ出力は、入力時系列の
全サンプルについてフィルタ演算を行わず、3サンプル
間引いてフィルタ演算を行うものである。このように、
時系列データを間引いてフィルタ演算を行うものである
ため、データは入力時系列の1/4の周期でしか変化せ
ず、乗算器17〜25として低速度のものを用いること
ができる。高速動作が必要なレジスタは、レジスタ1,
2,3であり、他のレジスタは、低速度のもので十分動
作する。
第4図は、この発明の他の実施例である。入力時系列デ
ータを例えば1/4レートに間引いて処理を行う場合、
その間引方には4通りある。この他の実施例は、間引の
位相を任意にシフトすることができるようになされたも
のである。この他の実施例では、第1図において破線で
囲んで示すレジスタ1,2,3の縦続接続の代わりに、
第4図に示す位相シフト可能な遅延回路が用いられ、入
力信号は、入力端子40から供給され、セレクタ51〜
54の出力は、第1図におけるレジスタ8,レジスタ
7,レジスタ6,レジスタ5に夫々供給される。他の構
成は、第1図に示す一実施例と同様であるため、説明を
省略する。
第4図において41,42,43が高速動作が可能なレ
ジスタである。レジスタ41,42,43が縦続接続さ
れる。レジスタ41,42,43には、入力時系列の標
本化周期と等しいクロック、例えば64MHzのクロックが
供給される。レジスタ41の一端から入力端子40が導
出され、入力端子40から入力時系列データが供給され
る。縦続接続されたレジスタ41,42,43の両端及
び接続点から、1サンプルつづ位相の異なる時系列デー
タが出力される。
レジスタ41の一端がレジスタ44に接続される。レジ
スタ41とレジスタ42の接続点がレジスタ45に接続
される。レジスタ42とレジスタ43の接続点がレジス
タ46に接続される。レジスタ43の他端がレジスタ4
7に接続される。レジスタ44〜47には、入力時系列
の標本化周期の4倍のクロック、例えば周波数16MHzの
クロックが供給される。従って、レジスタ44〜47か
らは、入力時系列が4サンプル毎に3サンプル間引かれ
て得られる1/4レートの4種類の時系列が出力され
る。つまり、入力時系列データ(x,x,x,x
,・・・・・・)に対してレジスタ47から1/4レートの
時系列データ(x,x,x,x13,・・・・・・)が順
次出力され、レジスタ46からは1/4レートの時系列
データ(x,x,x10,x14,・・・・・・)が順次出力
され、レジスタ45からは1/4レートの時系列データ
(x,x,x11,x15,・・・・・・)が順次出力され、
レジスタ44からは1/4レートの時系列データ
(x,x,x12,x16,・・・・・・)が順次出力され
る。
レジスタ44とレジスタ48とが縦続接続される。レジ
スタ45とレジスタ49とが縦続接続される。レジスタ
46とレジスタ50とが縦続接続される。レジスタ48
〜50には、入力時系列データのクロックの周期の4倍
のクロック例えば周波数16MHz、つまりレジスタ44〜
47と同じクロックが供給される。従って、レジスタ4
8,49,50からデータx,x,xが夫々得ら
れる時、レジスタ44,45,46からデータx,x
,xが夫々得られる。この時、レジスタ47からは
データxが得られる。
51,52,53,54がセレクタを示し、セレクタ5
1〜54は4つの入力A,B,C,Dの中から1つの出
力を選択するものである。セレクタ51〜54には、端
子55からセレクト信号が供給され、このセレクト信号
により4つの入力A,B,C,Dの中の1つが選択され
る。
セレクタ51〜54の夫々の入力Aには、レジスタ50
の出力、レジスタ49の出力、レジスタ48の出力、レ
ジスタ47の出力が夫々供給される。従って入力Aが選
択されると、入力時系列データ(x,x,x,x
,・・・・・・)に対して、セレクタ51からは1/4レー
トの時系列データ(x,x,x10,x14,・・・・・・)
が順次出力され、セレクタ52からは1/4レートの時
系列データ(x,x,x11,x15,・・・・・・)が順次
出力され、セレクタ53からは1/4レートの時系列デ
ータ(x,x,x12,x16,・・・・・・)が順次出力さ
れ、セレクタ54からは1/4レートの時系列データ
(x,x,x13,x17,・・・・・・)が順次出力され
る。
セレクタ51〜54の夫々の入力Bには、レジスタ49
の出力、レジスタ48の出力、レジスタ47の出力、レ
ジスタ46の出力が夫々供給される。従って入力Bが選
択されると、入力時系列データ(x,x,x,x
,・・・・・・)に対して、セレクタ51からは1/4レー
トの時系列データ(x,x,x11,x15,・・・・・・)
が順次出力され、セレクタ52からは1/4レートの時
系列データ(x,x,x12,x16,・・・・・・)が順次
出力され、セレクタ53からは1/4レートの時系列デ
ータ(x,x,x13,x17,・・・・・・)が順次出力さ
れ、セレクタ54からは1/4レートの時系列データ
(x,x10,x14,x18,・・・・・・)が順次出力され
る。
セレクタ51〜54の夫々の入力Cには、レジスタ48
の出力、レジスタ47の出力、レジスタ46の出力、レ
ジスタ45の出力が夫々供給される。従って入力Cが選
択されると、入力時系列データ(x,x,x,x
,・・・・・・)に対して、セレクタ51からは1/4レー
トの時系列データ(x,x,x12,x16,・・・・・・)
が順次出力され、セレクタ52からは1/4レートの時
系列データ(x,x,x13,x17,・・・・・・)が順次
出力され、セレクタ53からは1/4レートの時系列デ
ータ(x,x10,x14,x18,・・・・・・)が順次出力さ
れ、セレクタ54からは1/4レートの時系列データ
(x,x11,x15,x19,・・・・・・)が順次出力され
る。
セレクタ51〜54の夫々の入力Dには、レジスタ47
の出力、レジスタ46の出力、レジスタ45の出力、レ
ジスタ44の出力が夫々供給される。従って入力Dが選
択されると、入力時系列データ(x,x,x,x
,・・・・・・)に対して、セレクタ51からは1/4レー
トの時系列データx,x,x,x13,・・・・・・)が
順次出力され、セレクタ52からは1/4レートの時系
列データ(x,x,x10,x14,・・・・・・)が順次出
力され、セレクタ53からは1/4レートの時系列デー
タ(x,x,x11,x15,・・・・・・)が順次出力さ
れ、セレクタ54からは1/4レートの時系列データ
(x,x,x12,x16,・・・・・・)が順次出力され
る。
このように、セレクタ51〜54の夫々からは、入力時
系列データが4サンプル毎に3サンプル間引かれて得ら
れる1/4レートの4種類の時系列データが出力され、
これらの位相は、端子55から供給されるセレクト信号
により適宜に選択され、レジスタ8,レジスタ7,レジ
スタ6,レジスタ5に夫々供給される。
このように、入力時系列データが4サンプル毎に3サン
プル間引かれて得られる1/4レートの4種類の時系列
データの位相を変えることにより、間引の位相を選択す
る構成とされているので、高速動作が可能なレジスタを
付加する必要はない。
第5図は、高品位テレビジョン信号のプリフィルタに、
この発明が適用された一例を示すものである。第5図に
おいて、61が入力端子を示し、入力端子61から高品
位テレビジョンのディジタル信号が静止領域用プリフィ
ルタ62及び動領域用プリフィルタ63に供給されると
共に、動き検出回路64に供給される。
静止領域用プリフィルタ62は、この発明が適用された
3次元(水平,垂直,時間)トランスバーサル型フィル
タである。この静止領域用プリフィルタ62により、入
力データが例えば1/4に間引かれてフィルタリングさ
れる。この静止領域用プリフィルタ62は、間引位相の
シフトが任意に設定可能な構成のものである。動領域用
プリフィルタ63は、この発明が適用された2次元フィ
ルタである。動領域用プリフィルタ63により、入力デ
ータが例えば1/4に間引かれてフィルタリングされ
る。この動領域用プリフィルタ63は、間引位相シフト
が任意に設定可能な構成のものである。静止領域用プリ
フィルタ62の出力及び動領域用プリフィルタ63の出
力がミックス回路65に供給される。
動き検出回路64によりフレーム間差分から画像の動き
が検出される。動き検出回路64の検出出力がミックス
回路65に供給され、この検出出力により、静止領域用
プリフィルタ62の出力と動領域用プリフィルタ63の
出力とがクロスフェードで切換えられる。
静止領域用プリフィルタ62及び動領域用プリフィルタ
63は、入力ディジタル信号を例えば1/4に間引いて
フィルタ出力を得るものであるから、ミックス回路65
の出力は、帯域圧縮後の伝送レートである。従って、ミ
ックス回路65の出力を更にサブサンプリングする必要
はない。ミックス回路65から出力端子66が導出さ
れ、伝送出力が出力端子66から取り出される。
〔発明の効果〕 この発明に依れば、時系列データの標本化周期で動作す
る必要がある高速動作のレジスタは、レジスタ1、2、
3、41、42、43だけであり、このレジスタの数は
フィルタの次数に関係なく(k−1)個である。従っ
て、従来、入力時系列を1/kに間引いてフィルタ出力
を得るディジタルフィルタを構成する場合、フィルタの
次数に応じた高速動作のレジスタが必要であったが、こ
の発明に依れば、同様のディジタルフィルタをフィルタ
の次数に関係なく、(k−1)個の高速動作のレジスタ
で同様のディジタルフィルタが実現できる。
また、この発明に依れば、kサンプル毎に(k−1)サ
ンプル間引かれて得られる1/kレートの時系列をシフ
トすることにより、間引の位相が任意に設定される。従
って、従来、間引の位相を変えるには、少なくとも(k
−1)個の高速動作のレジスタを付加する必要があった
が、この発明に依れば、高速動作が可能なレジスタを付
加することなく、低速動作のレジスタを(2k−1)段
付加することにより、間引の位相を任意に設定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図及び
第3図はこの発明の一実施例の説明に用いるブロック
図、第4図はこの発明の他の実施例の要部のブロック
図、第5図はこの発明を適用できる高品位テレビジョン
方式のブロック図、第6図はFIRディジタルフィルタ
の一例のブロック図、第7図はディジタルフィルタの並
列化処理の説明に用いるブロック図、第8図は従来の間
引フィルタの一例のブロック図、第9図は従来の位相シ
フト回路の一例のブロック図である。 1,2,3:高速動作が可能なレジスタ、4:入力端
子、5〜16:レジスタ、17〜25:乗算器、26:
加算器、27:出力端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力時系列データの標本化周期を単位とす
    る第1の遅延回路が少なくとも(k−1)段縦続接続さ
    れた第1の遅延回路群と、 前記第1の遅延回路群から導出されたk個のタップ出力
    の各々に、前記第1の遅延回路のk倍の遅延時間を単位
    とする第2の遅延回路がフィルタの次数に応じた個数縦
    続接続された第2の遅延回路群と、 前記第2の遅延回路群における各々の縦続接続から得ら
    れたタップ出力のそれぞれに所定のフィルタ係数を乗じ
    る乗算回路群と、 前記乗算回路群のそれぞれの出力を加算する加算回路
    と、からなり、 前記データレートを1/kに間引いたフィルタ出力を得
    るようにしたディジタルフィルタ。
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