JPH06108602A - 木製階段の段板部品とその組付方法 - Google Patents

木製階段の段板部品とその組付方法

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JPH06108602A
JPH06108602A JP4259212A JP25921292A JPH06108602A JP H06108602 A JPH06108602 A JP H06108602A JP 4259212 A JP4259212 A JP 4259212A JP 25921292 A JP25921292 A JP 25921292A JP H06108602 A JPH06108602 A JP H06108602A
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JP
Japan
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plate
riser
wooden
tread
assembling
Prior art date
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Pending
Application number
JP4259212A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Osada
義治 長田
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 木製階段において、1枚の段板に蹴込板を結
合したユニットを、側板に対する前方からの釘打ち作業
のみによって、個々の固定が行えると共に、互いの固定
が確実に行えて、組付作業性の向上を達成できる段板部
品を提供する。 【構成】 左右の側板11間に、複数の段板21および
蹴込板25を組み付けて構成される木製階段における段
板部品20であって、1枚の段板21の後端面に蹴込板
25の下端を結合してユニット化すると共に、段板21
の前端面には、下面に開放して、蹴込板25の上端を結
合するための凹段部23を形成する。そして、段板21
をその上面側から側板11に釘打ちし、蹴込板25をそ
の前面側から側板11に釘打ちして、個々に固定すると
と共に、段板部品25は、蹴込板25の上端をその前面
側から段板21の凹段部23に釘止めして、互いに固定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木製階段における蹴込
板とユニット化した段板部品とその組付方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】1枚の段板の前端側に蹴込板を実留めす
ると共に、その左右両端に側板を組み付けて木製階段ユ
ニットを構成し、その蹴込板と隣接する他の木製階段ユ
ニットの段板とを互いに実留めして組み立てる技術は、
実公平4−24026号公報により公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、1枚の段
板に蹴込板と側板を組み付けた木製階段ユニットでは、
ユニット相互の実留めによる結合の他に、その都度、壁
パネルに結合する作業が必要となり、即ち、組立作業の
面で改善の余地がある。
【0004】また、その木製階段ユニットは、段板の前
端側に蹴込板を結合してなるため、例えば、作業性の改
善を企図して、複数の段板および蹴込板を組み付ける左
右の側板に対し、前方から個々に釘打ちしようとした場
合に以下のような問題が生じる。即ち、段板を上面側か
ら側板に釘打ちして、蹴込板を前面側から側板に釘打ち
した場合、先に固定した蹴込板の下端に対し、後付けの
段板の後端面が前から重なるため、この部分について
は、後方から釘打ちして互いに固定しなければならなく
なり、企図する作業性の改善が得られなくなってしま
う。
【0005】そこで、本発明の目的は、1枚の段板に蹴
込板を結合したユニットを、側板に対する前方からの釘
打ち作業のみによって、個々の固定が行えると共に、互
いの固定が確実に行えて、組付作業性の向上を達成でき
るようにした木製階段の段板部品を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
本発明は、左右の側板間に、複数の段板をほぼ水平に組
み付けると共に、複数の蹴込板をほぼ垂直に組み付けて
構成される木製階段における段板部品であって、1枚の
前記段板の後端面に前記蹴込板の下端を結合してユニッ
ト化すると共に、前記段板の前端面には、下面に開放し
て、前記蹴込板の上端を結合するための凹段部を形成し
てなることを特徴とする。
【0007】そして、本発明は、以上のような木製階段
の段板部品において、前記段板をその上面側から前記側
板に釘打ちし、前記蹴込板をその前面側から前記側板に
釘打ちして、個々に固定するとと共に、前記段板部品
は、前記蹴込板の上端をその前面側から前記段板の前記
凹段部に釘止めして、互いに固定するようにした組付方
法も特徴とする。
【0008】以上において、具体的には、前記側板はさ
さら桁であり、前記段板部品は上段側より順次組み付け
ていく。
【0009】
【作用】本発明に係る木製階段の段板部品は、1枚の段
板の後端面に蹴込板の下端を結合してなり、且つ段板の
前端面に蹴込板の上端を結合する下面開放の凹段部を有
しているので、前方から側板に上段側より順次組み付け
ていく際に、その段板を上面側から釘打ちする一方、蹴
込板を前面側から釘打ちすることによって、側板への固
定が個々に行われる。そして、先に固定した段板の凹段
部に対し、後付けの蹴込板の上端をその前面側から釘止
めして、段板部品相互の固定が確実に行われる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明に係る木製階段の段板部品の
実施例を図1乃至図7に基づいて説明する。先ず、図1
は本発明を適用した一例としての木製階段を示すもの
で、1は直階段ユニット、11は側板であるささら桁、
13はその水平端面、15は垂直端面、20は段板部
品、21はその段板、25は同じく蹴込板、31は他の
段板である。
【0011】直階段ユニット1は、側板をなす左右のさ
さら桁11,11間に、1段目から8段目までに相当す
る段板部品20,20,20,…,20を組み付けると
共に、その上の段板31および下端間の図示せぬ蹴込板
を組み付けて構成される木製のものである。ささら桁1
1は、図2に示すように、段板取付用の水平端面13,
13,13,…,13と、蹴込板取付用の垂直端面1
5,15,15,…,15を交互に形成してなる。19
はささら桁11外側面の壁調整材である。
【0012】そして、本発明に係る段板部品20は、図
2および図3に示すように、予め、1枚の段板21の後
端面に、1枚の蹴込板25の下端を釘打ちにより結合し
てユニット化したものである。また、その段板21の前
端面には、他のユニット等の蹴込板上端を結合するため
の下面側に開放した凹段部23を加工しておく。
【0013】以上の段板部品20は、ささら桁11,1
1に対して前方から組み付けるもので、しかも、上段側
のもの(図示例のものでは8段目相当のもの)から順次
組み付けていく。即ち、図2および図3に示す通り、段
板部品20の単体は、その段板21をささら桁11の水
平端面13にその上方側から釘打ちすると共に、蹴込板
25をささら桁11の垂直端面15にその前方側から釘
打ちする。
【0014】次に、その下段側に当たる段板部品20
を、同じく、ささら桁11の水平端面13に段板21を
釘打ちして、ささら桁11の垂直端面15に蹴込板25
を釘打ちすると共に、その後付けの方の蹴込板25の上
端を、先に固定した段板21前端の凹段部23にその前
方側から釘止めする。こうして、段板部品20を個々に
固定すると共に、次々に相互に固定していく。
【0015】なお、図示例の最上段の段板31について
は、本発明に係る段板部品20とは別部品であり、この
段板31は、ささら桁11に別個に釘打ちして、その前
端の凹段部33に、本発明に係る段板部品20の蹴込板
25の上端を釘止めするようになっている。また、図示
しないが、下端間の蹴込板についても、ささら桁11に
別個に釘打ちして、その上端を1段目の段板21前端の
凹段部23に釘止めする。
【0016】次に、以上のような本発明による段板部品
20の組み付けの際に用いる図4乃至図7に示した作業
台と治具および定木について説明する。先ず、作業台4
0は、作業台脚41,41、作業台根太42,42,4
2,…,42、作業台天板43、作業台前面板44、作
業台上の側板当て板45、ガイド定木46、端部位置当
て定木47,48から構成されている。さらに、側板押
え治具51、側板押え板59、側板内間定木61,71
を用意する。
【0017】その側板押え治具51は、底板52、当て
板53、補強板54から構成されている。図7には、こ
れとは別の単品による側板押え板59が示されている。
そして、標準幅タイプ用の側板内間定木61は、底板6
2、当て板63,63、補強板64から構成されてい
る。また、幅広タイプ用の側板内間定木71も、底板7
2、当て板73,73、補強板74から構成されてい
る。
【0018】以上の作業台40において、標準幅タイプ
の階段の場合には、図6に示すように、ささら桁11,
11を作業台天板43上に載せて、その間に複数の側板
内間定木61,61,61(図5参照)を挟んで、ささ
ら桁11,11の一端側を、図5に示すように、端部位
置当て定木47,48に突き当てる。そして、一方のさ
さら桁11を側板当て板45前面のガイド定木46に当
てると共に、他方のささら桁11と作業台前面板44上
端との間に複数の側板押え治具51を挟み込む。この場
合、側板押え治具51の当て板53とささら桁11外側
面の壁調整材19との間に板材55を介装する。
【0019】また、幅広タイプの階段の場合には、図7
に示すように、作業台天板43上に載せたささら桁1
1,11間に複数の側板内間定木71,71,71(図
5参照)を挟んで、前記と同様に、一方のささら桁11
を側板当て板45前面のガイド定木46に当てると共
に、他方のささら桁11の外側面に複数の側板押え板5
9を斜めに当てて、この側板押え板59から作業台前面
板44上端および天板43に釘nを打ち込んで、その側
板押え板59を仮止めする。
【0020】以上のようにして、作業台40、側板押え
治具51、側板押え板59、側板内間定木61,71を
用いることにより、工場での生産工程において、図2お
よび図3に示した通り、ささら桁11に対して前方側か
ら、本発明に係る段板部品20を、その段板21および
蹴込板25の釘打ちにより、上段側のものから順次組み
付けていくことができ、即ち、作業性よく組み付けが行
える。
【0021】なお、以上の実施例においては、直階段部
分としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
回り階段部分やらせん階段部分等であってもよい。ま
た、各部品の寸法やデザイン等も任意であり、その他、
具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であるこ
とは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る木製階段の
段板部品によれば、1枚の段板の後端面に蹴込板の下端
を結合してなり、且つ段板の前端面に蹴込板の上端を結
合する下面開放の凹段部を有しているため、前方から側
板に上段側より順次組み付けていく際に、その段板を上
面側から釘打ちする一方、蹴込板を前面側から釘打ちす
ることによって、側板への固定を個々に行うことができ
ると共に、先に固定した段板の凹段部に対し、後付けの
蹴込板の上端をその前面側から釘止めして、段板部品相
互の固定も確実に行うことができ、従って、組付作業性
の向上を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての木製階段を示す
概略斜視図である。
【図2】本発明に係る段板部品を側板(ささら桁)に対
して組み付ける仕方を示す概略側面図である。
【図3】図2に示した要部の拡大図である。
【図4】本発明による段板部品の組み付けの際に用いる
作業台と治具および定木を示す分解斜視図である。
【図5】作業台の縦断正面図である。
【図6】標準幅タイプの階段用側板をセットした状態の
作業台を示す縦断側面図である。
【図7】幅広タイプの階段用側板をセットした状態の作
業台を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 木製階段(直階段ユニット) 11 側板(ささら桁) 13 水平端面 15 垂直端面 20 段板部品 21 段板 23 凹段面 25 蹴込板 40 作業台 51 側板押え治具 59 側板押え板 61,71 側板内間定木

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の側板間に、複数の段板をほぼ水平
    に組み付けると共に、複数の蹴込板をほぼ垂直に組み付
    けて構成される木製階段における段板部品であって、 1枚の前記段板の後端面に前記蹴込板の下端を結合して
    ユニット化すると共に、 前記段板の前端面には、下面に開放して、前記蹴込板の
    上端を結合するための凹段部を形成してなることを特徴
    とする木製階段の段板部品。
  2. 【請求項2】 1枚の段板の後端面に蹴込板の下端を結
    合してユニット化すると共に、段板の前端面には、下面
    に開放して、蹴込板の上端を結合するための凹段部を形
    成してなる段板部品を、左右の側板間に組み付ける木製
    階段の段板部品組付方法であって、 前記段板部品は、前記段板をその上面側から前記側板に
    釘打ちし、前記蹴込板をその前面側から前記側板に釘打
    ちして、個々に固定するとと共に、 前記段板部品は、前記蹴込板の上端をその前面側から前
    記段板の前記凹段部に釘止めして、互いに固定すること
    を特徴とする木製階段の段板部品組付方法。
  3. 【請求項3】 前記側板はささら桁であり、前記段板部
    品は上段側より順次組み付けていくことを特徴とする請
    求項2記載の木製階段の段板部品組付方法。
JP4259212A 1992-09-29 1992-09-29 木製階段の段板部品とその組付方法 Pending JPH06108602A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009021321A1 (en) * 2007-08-10 2009-02-19 Case Modular Stair Inc. Modular stairway system and kit therefor

Citations (2)

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JPS505425B1 (ja) * 1970-04-07 1975-03-04
JP3101728B2 (ja) * 1997-06-23 2000-10-23 株式会社サンエンジニアリング 温灸パックおよびその加熱方法

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