JPH0610657Y2 - 放電灯安定器用ボビン - Google Patents

放電灯安定器用ボビン

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JPH0610657Y2
JPH0610657Y2 JP1987195509U JP19550987U JPH0610657Y2 JP H0610657 Y2 JPH0610657 Y2 JP H0610657Y2 JP 1987195509 U JP1987195509 U JP 1987195509U JP 19550987 U JP19550987 U JP 19550987U JP H0610657 Y2 JPH0610657 Y2 JP H0610657Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
winding
temperature protector
recess
bobbin
discharge lamp
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987195509U
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English (en)
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JPH01100421U (ja
Inventor
達久 水野
憲作 高田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Insulating Of Coils (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は温度プロテクタを取付けるための放電灯安定
器用ボビンに関するものである。
〔背景技術〕
従来より、放電灯安定器では、巻線の寿命末期等の異常
を保護装置で検出して回路を遮断し、放電灯安定器から
の発煙、発火を防止するために、温度検知式の温度プロ
テクタが内蔵される。このような安定器としては、たと
えば温度プロテクタをコイルの上層面に取付けたもの
(実公昭58-3288号公報)、鉄心上に取付けたもの(実
公昭61-1822号公報)などが提案されている。
これらの放電灯安定器に共通する欠点としては、いずれ
の場合も安定器異常時のプロテクタの熱応答が悪いとい
うことである。すなわち、前者の場合はコイルの上層で
異常が生じた場合には早く応答できる反面、コイルの下
層で異常が発生した場合には異常発生部とプロテクタと
が離れているために熱応答までに時間がかかり、発火し
てしまうおそれがある。
また、後者のように鉄心上にプロテクタを取付けた場合
は、コイルの異常に対する熱応答性がさらに悪くなると
いう欠点がある。
一方、両端にフランジを設けた角筒形の巻芯部からなる
放電灯安定器用ボビンの外周面に温度プロテクタを取付
け、この上から巻線をすることが提案されている。この
方法では、プロテクタがコイルに接しているために熱応
答性がよいが、巻線時にプロテクタが邪魔になって巻線
をスムーズに行えないという問題があった。
〔考案の目的〕
この考案の目的は、コイルの異常に対して温度プロテク
タができる限り早く熱応答することができ、しかも巻線
時に温度プロテクタが邪魔にならずスムーズに巻線を行
える放電灯安定器用ボビンを提供することである。
〔考案の開示〕
この考案の放電灯安定器用ボビンは、両端にフランジを
設けた角筒形の巻芯部からなる放電灯安定器用ボビンに
おいて、巻芯部の巻装面を巻方向に山形に形成し、この
山形の巻装面の頂部に巻装面に開放した温度プロテクタ
埋設用の溝形の凹部を稜線に沿って形成し、凹部の深さ
を温度プロテクタの直径よりやや小さくしたものであ
る。
このため、温度プロテクタを前記凹部部内に収容した状
態で巻線ができるため、プロテクタが巻線の邪魔になら
ず、巻線の巻きみだれも生じなくなる。また、巻線時に
温度プロテクタに機械的ストレスがかからなくなる。
また、凹部の深さを温度プロテクタの直径よりやや小さ
く形成しているため、凹部に埋設する温度プロテクタの
一部が巻線の巻装面から一部突出状態に露出し、巻線を
巻装したときに、巻線が温度プロテクタに密着する状態
となり、巻線の温度上昇を温度プロテクタに効率的に伝
達することができ、異常時の温度プロテクタの熱応答性
を良好にすることができる。
また、巻芯部の巻装面を巻方向に山形に形成し、この山
形の巻装面の頂部に巻装面に開放した温度プロテクタ埋
設用の溝形の凹部を稜線に沿って形成したことにより、
凹部の両側は下り傾斜面となっているため、巻線時に前
記一面の両コーナ部に加わるテンションによって巻芯部
が変形して凹部両側部が浮き上がって温度プロテクタと
巻線との間に隙間ができ密着性が悪くなるのを防止する
ことができる。
実施例 この考案の一実施例を第1図〜第7図に基づいて説明す
る。第1図はこの放電灯安定器用ボビンを示す斜視図、
第2図はその側面図、第3図は第1図のIII−III線断面
図である。
第1図〜第3図に示すように、このボビン1は両端にフ
ランジ2,2を設けた角筒形の巻芯部3からなる。巻芯
部3は、片方の短辺の巻装面を巻方向に山形に形成して
いる。山形に形成した巻芯部3の短辺の巻装面には、頂
部に巻装面に開放した温度プロテクタ埋設用の溝形の凹
部4が稜線に沿って設けられる。この凹部4は、両フラ
ンジ2,2に向かって凹部4より狭幅のプロテクタリー
ド収容用の溝5,5が形成される。また、第3図に示す
ように、凹部4の両側からコーナ部3a、3aに向かっ
ては下り傾斜面6,6となっている。
第4図は温度プロテクタ7を凹部4内に収容して巻芯部
3に巻線9を巻付けた状態を示す断面図であり、第5図
はその側面図である。フランジ2には端子8が圧入固定
される。また、第5図に示すように、温度プロテクタ7
のリード10,10は溝5,5内に収容されてフランジ
2,2に引き出されるため、端子8への接続が容易にな
る。
ここで、第6図に示すように、凹部4の深さlを温度プ
ロテクタ7の直径dよりやや小さく形成して、巻線9と
温度プロテクタ7との密着性を高め、かつ温度プロテク
タ7に加わる巻線時の機械的ストレスから解放する。
なお、温度プロテクタ7が充電部に相当する場合、温度
プロテクタ7およびリード10,10と巻線9との間の絶縁
を保つために、その間に絶縁紙(図示せず)等を介在さ
せるのが好ましい。
次に凹部4の両側からコーナ部3aに向かって下り傾斜
面6とした理由を説明する。第7図に示すように、凹部
4′の両側が傾斜面となっていない場合は、巻線9のテ
ンションが巻芯部3′のコーナ部3′a、3′aに加わ
り、その力で凹部4′の両側が上方に浮き上がるように
なり、巻線9と温度プロテクタ7との間に隙間ができ密
着性がわるくなる。これに対して、第3図および第4図
に示すように、凹部4の両側からコーナ部3a,3aに
向かって下り傾斜面6,6を設けるときは、コーナ部3
a,3aに加わるテンションが緩和され、温度プロテク
タ7と巻線9との密着性が損なわれることがない。
〔考案の効果〕
この考案によれば、以下の効果がある。
(a)温度プロテクタが凹部内に収容されるため、巻線時
の邪魔にならず、したがって巻線の巻きみだれも生じ
ず、巻線作業の効率が改善される。
(b)凹部の深さを温度プロテクタの直径よりやや小さく
形成しているため、凹部に埋設する温度プロテクタの一
部が巻線の巻装面から一部突出状態に露出し、巻線を巻
装したときに、巻線が温度プロテクタに密着する状態と
なり、巻線の温度上昇を温度プロテクタに効率的に伝達
することができ、異常時の温度プロテクタの熱応答性を
良好にすることができる。このため、巻線の異常温度に
対して温度プロテクタの温度追従性が改善される。ま
た、巻線時に温度プロテクタに機械的ストレスが加わら
ない。
(c)巻芯部の巻装面を巻方向に山形に形成し、この山形
の巻装面の頂部に巻装面に開放した温度プロテクタ埋設
用の溝形の凹部を稜線に沿って形成したことにより、凹
部の両側が下り傾斜面となり、巻線時にコーナ部に加わ
るテンションによって凹部両側が浮き上がるのが抑制さ
れ、その結果温度プロテクタと巻線との密着性が損なわ
れるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の斜視図、第2図はその側
面図、第3図は第1図のIII−III線断面図、第4図は巻
芯部に巻線を巻付けた状態を示す断面図であり、第5図
はその側面図、第6図は凹部の深さと温度プロテクタの
直径との関係を示す説明図、第7図は凹部両側に傾斜面
を形成しない場合の問題点を説明するための断面図であ
る。 1……ボビン、2……フランジ、3……巻芯部、3a…
…コーナ部、4……凹部、6……下り傾斜面、7……温
度プロテクタ、9……巻線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端にフランジを設けた角筒形の巻芯部か
    らなる放電灯安定器用ボビンにおいて、 前記巻芯部の巻装面を巻方向に山形に形成し、この山形
    の巻装面の頂部に前記巻装面に開放した温度プロテクタ
    埋設用の溝形の凹部を稜線に沿って形成し、前記凹部の
    深さを温度プロテクタの直径よりやや小さくした放電灯
    安定器用ボビン。
JP1987195509U 1987-12-22 1987-12-22 放電灯安定器用ボビン Expired - Lifetime JPH0610657Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
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Publication Number Publication Date
JPH01100421U JPH01100421U (ja) 1989-07-05
JPH0610657Y2 true JPH0610657Y2 (ja) 1994-03-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5916298B2 (ja) * 2011-03-30 2016-05-11 株式会社タムラ製作所 コイル装置
JP6084407B2 (ja) * 2012-09-04 2017-02-22 株式会社タムラ製作所 リアクトル
JP6343142B2 (ja) * 2013-11-22 2018-06-13 株式会社タムラ製作所 電子部品付きコイル
JP6149750B2 (ja) * 2014-02-07 2017-06-21 トヨタ自動車株式会社 リアクトルの固定方法

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JPS5616272Y2 (ja) * 1976-09-20 1981-04-16
JPS61106018U (ja) * 1984-12-19 1986-07-05

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