JPH06106255A - 円管壁に透孔を押し抜き加工する方法及びその方法により透孔をあけた円管 - Google Patents

円管壁に透孔を押し抜き加工する方法及びその方法により透孔をあけた円管

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JPH06106255A
JPH06106255A JP4272528A JP27252892A JPH06106255A JP H06106255 A JPH06106255 A JP H06106255A JP 4272528 A JP4272528 A JP 4272528A JP 27252892 A JP27252892 A JP 27252892A JP H06106255 A JPH06106255 A JP H06106255A
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ル ゴイエ フィリップ
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    • F28F9/0243—Header boxes having a circular cross-section
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
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    • B21D28/24—Perforating, i.e. punching holes
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押し抜き加工用工具を用いて、熱交換器の多
岐管の円管壁に、液循環管を挿入する透孔を形成する際
に、透孔の周縁を拡開させて、挿入を容易にするととも
に、透孔内壁と円管壁とを鈍角で交差させて挿入される
液循環管の傷を防止する。 【構成】 押し抜き加工用の工具２の半円形断面の縁部
３の基端側に、外方に拡開する傾斜面８を連接すること
により、工具２の移動ストロークの終端において、傾斜
面８により、形成された透孔５の半円形端部の周面側６
ａを外方に拡開変形させて、液循環管１２を挿入しやす
くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特に自動車の空調装置
のコンデンサに使用される熱交換器の多岐管用の円管を
製造する方法に係り、より詳細には、熱交換器の多岐管
用の円管壁に、熱交換器の循環管の末端を挿入する透孔
をあける方法、及びその方法により透孔をあけた円管に
関する。
【０００２】
【従来の技術】上記のような透孔をあける公知の方法で
は、半円形の縁部を有し、その下端に切刃を設けた押し
抜き用の工具を使用しており、工具を、円管の側壁に向
けて半円形縁部の母線の方向に移動させ、切刃を、円管
壁に当接させるとともに、壁へ貫通させて、透孔をあけ
ている。
【０００３】工具が移動ストロークの終端に達したと
き、透孔の周面は、工具の半円形縁部に完全に密着して
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法であけられ
た透孔は、工具の半円形縁部の母線に平行な円管の中心
面から最も離間した位置では、半円部の周面と円管の外
周面とが接合され、透孔の半円部の壁面と円管の外周面
とが、鋭角で交差している。
【０００５】この鋭角の交差部が切刃を形成するため、
冷却液循環管を挿入する際に、正確に位置決めされてい
ないと、循環管の端部を傷つけるおそれがある。
【０００６】この危険性は、複数の循環管を同時に挿入
する場合に、循環管の個数が多くなるほど増加する。
【０００７】本発明は、この不都合を解消することを目
的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、次のように構成されている。
【０００９】熱交換器の多岐管の円管壁(１)に透孔(６)
をあけるために、半円形縁部(３)を備え、かつその下端
に切刃(４)を設けた押し抜き加工用の工具(２)を使用
し、この工具を、円管壁へ向け、半円形縁部の母線方向
に移動させて、切刃を円管壁の面に当接させ、次いで、
円管壁へ貫通させて、透孔をあける方法において、工具
の半円形縁部における切刃と逆側の端部に、少なくとも
その周縁部を超えて、半円形縁部から外方に拡開する傾
斜面(８)を設け、工具の移動ストロークの終端におい
て、傾斜面により円管壁を変形させて、透孔を拡開する
ことを特徴とする円管壁に透孔を押し抜き加工する方
法。
【００１０】工具が移動ストロークの終端に達した状態
において、傾斜面を、円管壁の外周面(７)に隣接する透
孔の拡開部(6a)に当接させ、かつ工具の半円形縁部を、
円管壁の内周面(９)に隣接する透孔周面の半円部(6b)に
当接させることが望ましい。
【００１１】透孔と工具の半円形縁部の断面とを、円管
壁の円周方向に整合させ、２つの傾斜面(８)を、両側の
半円形縁部の端部にそれぞれ隣接させて設けることが望
ましい。
【００１２】押し抜き加工用の工具を用いて透孔をあけ
た熱交換器の多岐管の円管壁(１)であって、円管壁に円
周方向を向く透孔をあけ、この透孔の両端部における円
管壁の周面に、円管壁の肉厚の少なくとも一部にわたっ
て、円管壁の外周面(７)から外方へ拡開する部分(6a)を
設けた押し抜き加工により透孔を設けてなる円管。
【００１３】この円管の、透孔の両端拡開部(6a)に、円
管壁の肉厚の残りの部分に形成した半円部(6b)を連設し
てあることが望ましい。
【００１４】
【作用】押し抜き加工用の工具における半円形縁部の基
端側に、外方に拡開する傾斜面を連設することにより、
工具が移動ストロークの終端に達したとき、加工された
透孔の半円形端部の円管壁外周側を、外方へ斜めに拡開
するように変形させて、透孔に液循環管を挿入する際の
案内面を形成する。
【００１５】
【実施例】図１は、本発明の方法によって、熱交換器の
多岐管の円管壁(１)に透孔を設ける２段階の工程を示す
横断面図である。
【００１６】透孔は、半円形断面の縁部(３)を備え、下
端に切刃(４)を形成する凹入部を設けた押し抜き用の工
具(２)によって加工される。
【００１７】工具(２)は、半円形縁部(３)の母線と平行
な矢印Ｆの方向に、円管壁(１)に向けて移動され、それ
を貫通する。
【００１８】図１の左半部は、切刃(４)が円管壁(１)を
厚さ方向に貫通して、透孔(５)を形成した状態を示す。
円管壁(１)の外周面(７)に隣接した透孔(５)の壁面(６)
の領域では、壁面(６)は半円形をなし、工具(２)の半円
形縁部(３)に密着している。
【００１９】半円形壁面(６)は、矢印Ｆに平行な円管壁
(１)の中心面Ｐから最も離れた領域で、外周面(７)に接
合されている。壁面(６)と外周面(７)とは、互いに小角
度の鋭角で交差している。
【００２０】従来の方法のように、工具(２)をこの段階
で停止させると、この鋭角に形成された縁によって、挿
入される液循環管を傷つけるおそれがある。そのため、
少なくとも挿入時には、管を保護しなければならない。
【００２１】本発明では、図示のように、工具(２)の半
円形縁部(３)における切刃(４)の逆側の基端側に、半円
形縁部(３)から外方へ傾斜する傾斜面(８)を連設してあ
る。図１の右半部に示すように、工具の移動経路の終端
において、傾斜面(８)は、円管壁(１)を変形させて、透
孔の両端の円管壁を、円周方向に拡開させる。
【００２２】このとき、傾斜面(８)は、円管壁の外周面
(７)に隣接した透孔(５)の半円形面の拡開部(6a)に当接
する。同時に、工具の半円形縁部(３)は、透孔の端部の
近くで、円管壁(１)の内周面(９)に隣接する透孔の半円
形周面の円筒部(6b)に当接する。
【００２３】一方、図２に示すように、工具の切刃(４)
が圧入された面Ｐの領域では、管壁(１)に、半円形周面
(３)のみが透孔(５)の周面に当接する凹入部(10)が形成
され、凹入部(10)における外周面(７)は、円管壁(１)の
中心軸(11)に対して傾斜している。
【００２４】この方法で、透孔(５)に２つの面(6c)が形
成される。これらの面(6c)は、円管壁(１)の軸線に直角
な面に沿って、円管壁(１)の肉厚全体にわたって延びて
いる。これらの面(6c)は、外周面(７)に対して鈍角で交
差し、円管の軸線(11)方向の中心に位置決めされてい
る。
【００２５】工具の傾斜面(８)は、円管の全周にわたっ
ては作用しない。したがつて、この傾斜面(８)の作用
は、中心面Ｐから最も離間した領域の部分にのみ限定さ
れる。
【００２６】拡開部(6a)の大きさは、図１に示すように
管壁(１)の肉厚方向、及び図２と図３に示すように、透
孔(５)の円周方向に限定されている。これらの拡開部(6
a)は、液循環管(12)の末端を透孔(５)内の中心に位置決
めし、かつ、液循環管(12)を透孔(５)に容易に挿入でき
るようにする。半円形周面(6b)と面(6c)とは、液循環管
(12)を最終的な装着位置に保持する。
【００２７】
【発明の効果】
(ａ) 熱交換器の多岐管の円管壁(１)に、液循環管(12)
を挿入するための透孔(５)を押し抜き加工によりあける
に際して、透孔の両端の半円形部分(6b)の円管外周面に
隣接する部分(6a)を外方に拡開させることにより、液循
環管(12)を容易に挿入することができる。
【００２８】(ｂ) 透孔(５)の内面と円管壁の外周面
(７)とが鈍角で交差するため、液循環管を挿入する際
に、その端部を傷つけるおそれはない。
【００２９】(ｃ) 従来の押し抜き加工用の工具(２)の
半円形縁部(３)の基端側に、外方に拡開する傾斜面(８)
を追加するだけで、容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の方法により、熱交換器の多岐管の円管
壁に透孔を押し抜き加工する２段階の工程を示す横断面
図である。
【図２】第２工程の状態を示す縦断面図である。
【図３】加工された透孔に液循環管を挿入した状態を示
す平面図である。
【符号の説明】
(１)円管壁 (２)工具 (３)半円形縁部 (４)切刃 (５)透孔 (6a)拡開部 (6b)半円形周面 (6c)周面 (７)円管壁外周面 (８)傾斜面 (９)円管壁内周面 (10)凹入部 (11)円管中心軸 (12)液循環管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 熱交換器の多岐管の円管壁(１)に透孔
    (６)をあけるために、半円形縁部(３)を備え、かつその
    下端に切刃(４)を設けた押し抜き加工用の工具(２)を使
    用し、この工具(２)を、円管壁へ向け、半円形縁部の母
    線方向に移動させて、切刃を円管壁の面に当接させ、次
    いで、円管壁へ厚さ方向に貫通させることにより透孔を
    あける方法において、 工具の半円形縁部における切刃と逆側の端部に、少なく
    ともその周縁部を超えて、半円形縁部から外方に拡開す
    る傾斜面(８)を設け、工具の移動ストロークの終端にお
    いて、傾斜面により円管壁を変形させて、透孔を拡開す
    ることを特徴とする円管壁に透孔を押し抜き加工する方
    法。
  2. 【請求項２】 工具が移動ストロークの終端に達した状
    態において、傾斜面を、円管壁の外周面(７)に隣接する
    透孔の拡開部(6a)に当接させ、かつ工具の半円形縁部
    を、円管壁の内周面(９)に隣接する透孔周面の半円部(6
    b)に当接させることを特徴とする請求項１記載の円管壁
    に透孔を押し抜き加工する方法。
  3. 【請求項３】 透孔と工具の半円形縁部の断面とを、円
    管壁の円周方向に整合させ、２つの傾斜面(８)を、両側
    の半円形縁部の端部にそれぞれ隣接させて設けたことを
    特徴とする請求項１又は２に記載の円管壁に透孔を押し
    抜き加工する方法。
  4. 【請求項４】 押し抜き加工用の工具を用いて透孔をあ
    けた熱交換器の多岐管の円管壁(１)であって、円管壁に
    円周方向を向く透孔をあけ、この透孔の両端部における
    円管壁の周面に、円管壁の肉厚の少なくとも一部にわた
    って、円管壁の外周面(７)から外方へ拡開する部分(6a)
    を設けてなる押し抜き加工により透孔をあけた円管。
  5. 【請求項５】 透孔の両端拡開部(6a)に、円管壁の肉厚
    の残りの部分に形成した半円部(6b)を連設したことを特
    徴とする請求項４記載の押し抜き加工により透孔を形成
    した円管。
JP4272528A 1991-09-19 1992-09-17 円管壁に透孔を押し抜き加工する方法及びその方法により透孔をあけた円管 Pending JPH06106255A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9111571 1991-09-19
FR9111571A FR2681540B1 (fr) 1991-09-19 1991-09-19 Procede de poinconnage d'une ouverture traversante dans une paroi tubulaire, et paroi tubulaire obtenue.

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06106255A true JPH06106255A (ja) 1994-04-19

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ID=9417110

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JP4272528A Pending JPH06106255A (ja) 1991-09-19 1992-09-17 円管壁に透孔を押し抜き加工する方法及びその方法により透孔をあけた円管

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US (1) US5421086A (ja)
EP (1) EP0533574B1 (ja)
JP (1) JPH06106255A (ja)
BR (1) BR9203651A (ja)
DE (1) DE69200822T2 (ja)
ES (1) ES2068015T3 (ja)
FR (1) FR2681540B1 (ja)
MX (1) MX9205343A (ja)

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EP0533574B1 (fr) 1994-12-07
ES2068015T3 (es) 1995-04-01
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