JPH06106221A - 粗列圧延機の材料転回装置 - Google Patents
粗列圧延機の材料転回装置Info
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- JPH06106221A JPH06106221A JP25653292A JP25653292A JPH06106221A JP H06106221 A JPH06106221 A JP H06106221A JP 25653292 A JP25653292 A JP 25653292A JP 25653292 A JP25653292 A JP 25653292A JP H06106221 A JPH06106221 A JP H06106221A
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- Japan
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- rolling
- traveling
- turning
- rolling mill
- feed rollers
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B39/00—Arrangements for moving, supporting, or positioning work, or controlling its movement, combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B39/20—Revolving, turning-over, or like manipulation of work, e.g. revolving in trio stands
- B21B39/30—Revolving, turning-over, or like manipulation of work, e.g. revolving in trio stands by lodging it in a rotating ring manipulator or ring segment manipulator
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 粗列圧延機の材料転回装置であって、該転回
装置を各スタンドの圧延ロールの任意のカリバー位置に
シフト可能とすること。 【構成】 粗列圧延機の前面に設けられた走行レール
５，６上を圧延ロール７，８，９の軸方向に走行自在に
設けられた走行部材10を具えている。走行部材10には材
料通過路を有し、走行部材に固定された支持部材17，18
に材料の軸回りに転回可能に支持された転回部材25と、
転回部材を転回させるエアシリンダ41と、転回部材に材
料通過路を開閉するように接離可能に設けられ、接近時
に材料通過路を通過する材料をグリップし、離間時にグ
リップを解放する上下１対のフィードローラ26，27と、
フィードローラを接離させる油圧シリンダ31と、支持部
材に設けられ、圧延ロールをリターンして通ってくる材
料を受けるリターンガイド43とが設けられている。
装置を各スタンドの圧延ロールの任意のカリバー位置に
シフト可能とすること。 【構成】 粗列圧延機の前面に設けられた走行レール
５，６上を圧延ロール７，８，９の軸方向に走行自在に
設けられた走行部材10を具えている。走行部材10には材
料通過路を有し、走行部材に固定された支持部材17，18
に材料の軸回りに転回可能に支持された転回部材25と、
転回部材を転回させるエアシリンダ41と、転回部材に材
料通過路を開閉するように接離可能に設けられ、接近時
に材料通過路を通過する材料をグリップし、離間時にグ
リップを解放する上下１対のフィードローラ26，27と、
フィードローラを接離させる油圧シリンダ31と、支持部
材に設けられ、圧延ロールをリターンして通ってくる材
料を受けるリターンガイド43とが設けられている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、粗列圧延機の前面に
設けられる材料転回装置に関するものである。
設けられる材料転回装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の粗列圧延機には例えば図10に示す
ような材料誘導落下装置71が第１スタンドの前面に固定
され、図11に示すような材料転回装置81が第２、第３ス
タンドの前面に固定されている。このような装置におい
ては例えば第１スタンドの１パスカリバーを通った材料
が次に２パスカリバーを通って材料誘導落下装置71の回
転ローラ72上に送られ、該ローラ上にあるときシリンダ
73の作動により矢視のように横移動される落下部材74に
より斜状の板部材75に沿って落下される。落下された材
料は、次に図示しない搬送部材で第２スタンドの前面へ
運ばれ、材料転回装置81のローラ82，83間に通され、シ
リンダ84の作動により略45°転回され、第２スタンドの
任意のカリバーに通される。このようにして第２スタン
ド、第３スタンドと材料を通して、材料を所定の形状に
圧延する。
ような材料誘導落下装置71が第１スタンドの前面に固定
され、図11に示すような材料転回装置81が第２、第３ス
タンドの前面に固定されている。このような装置におい
ては例えば第１スタンドの１パスカリバーを通った材料
が次に２パスカリバーを通って材料誘導落下装置71の回
転ローラ72上に送られ、該ローラ上にあるときシリンダ
73の作動により矢視のように横移動される落下部材74に
より斜状の板部材75に沿って落下される。落下された材
料は、次に図示しない搬送部材で第２スタンドの前面へ
運ばれ、材料転回装置81のローラ82，83間に通され、シ
リンダ84の作動により略45°転回され、第２スタンドの
任意のカリバーに通される。このようにして第２スタン
ド、第３スタンドと材料を通して、材料を所定の形状に
圧延する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
装置の材料誘導落下装置71では、パススケジュールが固
定されているため、第１スタンドの圧延ロール76，77，
78に対するカリバー形成の自由度がない。装置スペース
によりカリバーピッチが制約される。材料にねじれが生
じた場合、材料誘導落下装置71内で材料が詰まるという
問題があった。また材料転回装置81では、装置スペース
によりカリバーピッチが制約される。転回装置内のロー
ラ82，83間の隙間調整が自由にできない。パススケジュ
ールが変わる毎に転回装置、出口トイの移動が必要とい
う問題があった。さらに全体としてもテーブルローラ以
外に材料を各スタンドの圧延ロールのカリバーへ押し込
む押し込み力がないために、ハイス、チタン合金等の材
料を押し込む際、咬え込みトラブルが発生するという問
題があった。
装置の材料誘導落下装置71では、パススケジュールが固
定されているため、第１スタンドの圧延ロール76，77，
78に対するカリバー形成の自由度がない。装置スペース
によりカリバーピッチが制約される。材料にねじれが生
じた場合、材料誘導落下装置71内で材料が詰まるという
問題があった。また材料転回装置81では、装置スペース
によりカリバーピッチが制約される。転回装置内のロー
ラ82，83間の隙間調整が自由にできない。パススケジュ
ールが変わる毎に転回装置、出口トイの移動が必要とい
う問題があった。さらに全体としてもテーブルローラ以
外に材料を各スタンドの圧延ロールのカリバーへ押し込
む押し込み力がないために、ハイス、チタン合金等の材
料を押し込む際、咬え込みトラブルが発生するという問
題があった。
【０００４】そこでこの発明は、転回装置を各スタンド
の圧延ロールの任意のカリバー位置にシフト可能とし
て、前記従来の問題点を解決することができる装置を提
供することを目的とする。
の圧延ロールの任意のカリバー位置にシフト可能とし
て、前記従来の問題点を解決することができる装置を提
供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項１の発明は、粗列圧延機の前面に設けられた
走行レール上を圧延ロールの軸方向に走行自在に設けら
れた走行部材を具え、この走行部材には材料通過路を有
し、走行部材に固定された支持部材に材料の軸回りに転
回可能に支持された転回部材と、この転回部材を転回さ
せる第１作動部材と、前記転回部材に材料通過路を開閉
するように接離可能に設けられ、接近時に材料通過路を
通過する材料をグリップし、離間時にグリップを解放す
る上下１対のフィードローラと、このフィードローラを
接離させる第２作動部材と、前記支持部材に設けられ、
圧延ロールをリターンして通ってくる材料を受けるリタ
ーンガイドとが設けられている。請求項２の発明は、請
求項１の発明において、１対のフィードローラのうち、
下方のフィードローラを回転する駆動部材が転回部材に
設けられている。
め、請求項１の発明は、粗列圧延機の前面に設けられた
走行レール上を圧延ロールの軸方向に走行自在に設けら
れた走行部材を具え、この走行部材には材料通過路を有
し、走行部材に固定された支持部材に材料の軸回りに転
回可能に支持された転回部材と、この転回部材を転回さ
せる第１作動部材と、前記転回部材に材料通過路を開閉
するように接離可能に設けられ、接近時に材料通過路を
通過する材料をグリップし、離間時にグリップを解放す
る上下１対のフィードローラと、このフィードローラを
接離させる第２作動部材と、前記支持部材に設けられ、
圧延ロールをリターンして通ってくる材料を受けるリタ
ーンガイドとが設けられている。請求項２の発明は、請
求項１の発明において、１対のフィードローラのうち、
下方のフィードローラを回転する駆動部材が転回部材に
設けられている。
【０００６】
【作用】走行部材が走行レール上を走行して所定の粗列
圧延機の前に位置する一方、材料がこの走行部材の転回
部材内へ送り込まれると、第２作動部材が作動されて材
料が両フィードローラ間でグリップされる。グリップ後
に第１作動部材が作動され、転回部材が支持部材に対し
て転回される。転回完了後、前記フィードローラにより
材料が圧延ロール側へ送り込まれ、圧延される。圧延
後、走行部材が走行レール上を次の粗列圧延機の前まで
走行され、該走行部材に設けられて同時に走行されるリ
ターンガイドに圧延ロールの後面から前面側に搬送され
る材料が受けられる。
圧延機の前に位置する一方、材料がこの走行部材の転回
部材内へ送り込まれると、第２作動部材が作動されて材
料が両フィードローラ間でグリップされる。グリップ後
に第１作動部材が作動され、転回部材が支持部材に対し
て転回される。転回完了後、前記フィードローラにより
材料が圧延ロール側へ送り込まれ、圧延される。圧延
後、走行部材が走行レール上を次の粗列圧延機の前まで
走行され、該走行部材に設けられて同時に走行されるリ
ターンガイドに圧延ロールの後面から前面側に搬送され
る材料が受けられる。
【０００７】
【実施例】図１はこの発明の一実施例の一部破断の正面
図、図２は図１の左側面図である。図１で１は三段の粗
列圧延機の第１スタンドで、この第１スタンド１の前面
には転回装置用機枠２が前面テーブルローラ３，３間に
位置するように設けられている。機枠２には上下に段差
をおいて走行レール５，６が粗列圧延機の第１〜第３ス
タンドの各圧延ロール７，８，９の軸方向に沿って配設
され、該レール５，６上には走行部材10が走行自在に設
けられている。走行部材10は走行レール５，６上に載る
走行部11，12を有する本体13を具え、該本体13にはＡＣ
サーボモータ14が搭載されており、該モータ14の駆動に
よりモータ軸に装着のピニオン15が走行レール６の近く
の機枠２に配設されたラック16上を回転することによ
り、走行部材10を走行自在となしている。
図、図２は図１の左側面図である。図１で１は三段の粗
列圧延機の第１スタンドで、この第１スタンド１の前面
には転回装置用機枠２が前面テーブルローラ３，３間に
位置するように設けられている。機枠２には上下に段差
をおいて走行レール５，６が粗列圧延機の第１〜第３ス
タンドの各圧延ロール７，８，９の軸方向に沿って配設
され、該レール５，６上には走行部材10が走行自在に設
けられている。走行部材10は走行レール５，６上に載る
走行部11，12を有する本体13を具え、該本体13にはＡＣ
サーボモータ14が搭載されており、該モータ14の駆動に
よりモータ軸に装着のピニオン15が走行レール６の近く
の機枠２に配設されたラック16上を回転することによ
り、走行部材10を走行自在となしている。
【０００８】本体13の上面には図３，４にも示すように
１対のリング状支持部材17，18が材料の通過方向に所定
の間隔をおいてボルト19，20で固定され、該支持部材1
7，18間には図５に示すように４本の支柱と頂板、底板
からなる方形立体形の枠形部材21と、その両側に固定さ
れ、内周側に材料通過路が形成された中空円筒部22，23
からなる転回部材25が、一方の円筒部22を支持部材17
に、他方の円筒部23を支持部材18にそれぞれ回転自在に
嵌挿して支持されている。転回部材25の枠形部材21内に
は図６〜９に示すように接近時に前記材料通過路を通過
する材料をグリップし、離間時にグリップを解放する上
下１対のフィードローラ26，27がそれぞれ両端部を軸受
で支持されて配置されている。28，29はその軸受と一体
となった軸受押えで、両側に張出した部分を枠形部材21
の縦溝30に係合させ、下フィードローラ27は移動不能
に、上フィードローラ26は枠形部材21の上部に設けた油
圧シリンダ31により下フィードローラ27に対して前記材
料通過路を開閉するように接離可能になっている。32は
下フィードローラ27の軸とカップリング33を介して連結
された駆動モータで、このモータ32の駆動により下フィ
ードローラ27を回転駆動させ、両ローラ26，27でグリッ
プした材料を圧延ロール８，９のカリバーへ向けて押し
込めるようになっている。
１対のリング状支持部材17，18が材料の通過方向に所定
の間隔をおいてボルト19，20で固定され、該支持部材1
7，18間には図５に示すように４本の支柱と頂板、底板
からなる方形立体形の枠形部材21と、その両側に固定さ
れ、内周側に材料通過路が形成された中空円筒部22，23
からなる転回部材25が、一方の円筒部22を支持部材17
に、他方の円筒部23を支持部材18にそれぞれ回転自在に
嵌挿して支持されている。転回部材25の枠形部材21内に
は図６〜９に示すように接近時に前記材料通過路を通過
する材料をグリップし、離間時にグリップを解放する上
下１対のフィードローラ26，27がそれぞれ両端部を軸受
で支持されて配置されている。28，29はその軸受と一体
となった軸受押えで、両側に張出した部分を枠形部材21
の縦溝30に係合させ、下フィードローラ27は移動不能
に、上フィードローラ26は枠形部材21の上部に設けた油
圧シリンダ31により下フィードローラ27に対して前記材
料通過路を開閉するように接離可能になっている。32は
下フィードローラ27の軸とカップリング33を介して連結
された駆動モータで、このモータ32の駆動により下フィ
ードローラ27を回転駆動させ、両ローラ26，27でグリッ
プした材料を圧延ロール８，９のカリバーへ向けて押し
込めるようになっている。
【０００９】図９で35，36は転回部材25の円筒部22，23
の材料通過路にそれぞれ嵌挿して配設された材料誘導ガ
イド、37，38は軸受メタルである。図７，８で40は円筒
部23の大径部に突設された二又の取付部で、この取付部
40には本体13に取付けられたエアシリンダ41のロッド先
端部が取付けられ、エアシリンダ41の作動により転回部
材25を支持部材17，18の軸心を中心として所定角度、こ
の例では略90°転回させられるようになっている。ま
た、図１，２で43はリターンして圧延ロール７，８のカ
リバーを通ってくる材料を受ける上方開口のトイ状のリ
ターンガイドで、下部ブラケット44，45を介して支持部
材18，19の上部平坦面18ａ，19ａ（図３，４参照）にボ
ルト等で取付けられている。下部ブラケット44には入口
ガイド46が、下部ブラケット45には出口ガイド47が取付
けられ、それぞれ転回部材25内へ送り込まれる材料を誘
導するようになっている。48は入口ガイド46と支持部材
17間に本体13の前面に固定して立設された方形の枠形部
材で、この枠形部材48には上下に１対の材料誘導ガイド
50，51が設けられている。
の材料通過路にそれぞれ嵌挿して配設された材料誘導ガ
イド、37，38は軸受メタルである。図７，８で40は円筒
部23の大径部に突設された二又の取付部で、この取付部
40には本体13に取付けられたエアシリンダ41のロッド先
端部が取付けられ、エアシリンダ41の作動により転回部
材25を支持部材17，18の軸心を中心として所定角度、こ
の例では略90°転回させられるようになっている。ま
た、図１，２で43はリターンして圧延ロール７，８のカ
リバーを通ってくる材料を受ける上方開口のトイ状のリ
ターンガイドで、下部ブラケット44，45を介して支持部
材18，19の上部平坦面18ａ，19ａ（図３，４参照）にボ
ルト等で取付けられている。下部ブラケット44には入口
ガイド46が、下部ブラケット45には出口ガイド47が取付
けられ、それぞれ転回部材25内へ送り込まれる材料を誘
導するようになっている。48は入口ガイド46と支持部材
17間に本体13の前面に固定して立設された方形の枠形部
材で、この枠形部材48には上下に１対の材料誘導ガイド
50，51が設けられている。
【００１０】次に前記実施例の作用を説明する。ＡＣサ
ーボモータ14の駆動により走行部材10が走行レール５，
６上を走行し、第１スタンド１の前に位置すると、第１
スタンド１の前面テーブルローラ３及び図示しない後面
テーブルローラが正転する。この両テーブルローラの正
転により材料がテーブルローラ３で搬送され、入口ガイ
ド46、誘導ガイド50，51を経て転回部材25内へ送り込ま
れる。転回部材25内へ送り込まれる材料に対しては、図
示しない制御回路により転回すべき材料なのか、転回し
なくともよい材料なのかの指令が出され、転回すべき材
料である場合、転回部材25に設けた図示しない入口セン
サで材料が検知され、タイマによる所定時間後に油圧シ
リンダ31が作動され、上フィードローラ26が下動して、
下フィードローラ27との間で材料をグリップする。これ
とほぼ同時にエアシリンダ41が作動され、転回部材25が
支持部材17，18に対して略90°転回される。転回完了
後、モータ32が駆動され、下フイードローラ27が正転す
る。またこれと同時に、前面テーブルローラ３及び後面
テーブルローラが正転し、これにより材料出口ガイド47
を経て第１スタンド１の圧延ロール８，９側へ送り込ま
れ、該圧延ロールのカリバーにかんで圧延される。圧延
後、材料は図示しない搬送部材により第２スタンドの後
面側まで搬送される。
ーボモータ14の駆動により走行部材10が走行レール５，
６上を走行し、第１スタンド１の前に位置すると、第１
スタンド１の前面テーブルローラ３及び図示しない後面
テーブルローラが正転する。この両テーブルローラの正
転により材料がテーブルローラ３で搬送され、入口ガイ
ド46、誘導ガイド50，51を経て転回部材25内へ送り込ま
れる。転回部材25内へ送り込まれる材料に対しては、図
示しない制御回路により転回すべき材料なのか、転回し
なくともよい材料なのかの指令が出され、転回すべき材
料である場合、転回部材25に設けた図示しない入口セン
サで材料が検知され、タイマによる所定時間後に油圧シ
リンダ31が作動され、上フィードローラ26が下動して、
下フィードローラ27との間で材料をグリップする。これ
とほぼ同時にエアシリンダ41が作動され、転回部材25が
支持部材17，18に対して略90°転回される。転回完了
後、モータ32が駆動され、下フイードローラ27が正転す
る。またこれと同時に、前面テーブルローラ３及び後面
テーブルローラが正転し、これにより材料出口ガイド47
を経て第１スタンド１の圧延ロール８，９側へ送り込ま
れ、該圧延ロールのカリバーにかんで圧延される。圧延
後、材料は図示しない搬送部材により第２スタンドの後
面側まで搬送される。
【００１１】前記において転回しなくともよい材料の場
合は、エアシリンダ41による転回部材25の略90°転回が
行われないだけであり、そのほかの材料に対するグリッ
プや送りは同様である。
合は、エアシリンダ41による転回部材25の略90°転回が
行われないだけであり、そのほかの材料に対するグリッ
プや送りは同様である。
【００１２】次に、ＡＣサーボモータ14が再び駆動さ
れ、この駆動により走行部材10が走行レール５，６上を
走行し、第２スタンドの前に位置すると、図示しない後
面チルチングテーブルが上昇した後、第２スタンドの前
面テーブルローラ及び後面テーブルローラが逆転し、こ
のテーブルローラの逆転により材料が後面から第２スタ
ンドの圧延ロール７，８側に搬送され、該圧延ロールの
カリバーにかんで圧延される。圧延後、材料はリターン
ガイド43に送られて受けられ、該ガイドに設けられた回
転ローラによりさらに前面側に誘導されて、前面テーブ
ルローラ３上に落下される。このようにしてこの実施例
ではさらに第２スタンドから第３スタンドへと圧延が行
われることとなるが、第３スタンドの圧延はパススケジ
ュールにより行われない場合もある。
れ、この駆動により走行部材10が走行レール５，６上を
走行し、第２スタンドの前に位置すると、図示しない後
面チルチングテーブルが上昇した後、第２スタンドの前
面テーブルローラ及び後面テーブルローラが逆転し、こ
のテーブルローラの逆転により材料が後面から第２スタ
ンドの圧延ロール７，８側に搬送され、該圧延ロールの
カリバーにかんで圧延される。圧延後、材料はリターン
ガイド43に送られて受けられ、該ガイドに設けられた回
転ローラによりさらに前面側に誘導されて、前面テーブ
ルローラ３上に落下される。このようにしてこの実施例
ではさらに第２スタンドから第３スタンドへと圧延が行
われることとなるが、第３スタンドの圧延はパススケジ
ュールにより行われない場合もある。
【００１３】この実施例の走行部材10、支持部材17，1
8、転回部材25等は好ましい形のものを一例として示し
たにすぎず、これ以外の形状、構造のものを排除するも
のではない。
8、転回部材25等は好ましい形のものを一例として示し
たにすぎず、これ以外の形状、構造のものを排除するも
のではない。
【００１４】
【発明の効果】請求項１の発明は前記のような構成から
なるので、転回装置を圧延ロールの任意のカリバー位置
にシフトすることが可能となる。したがって、カリバー
を圧延ロールの任意の位置に形成できて、圧延ロールの
胴長さを最大限に活用することができる。また、両フィ
ードローラの隙間を第２作動部材の作動により任意に調
整することができるとともに、リターンガイドを転回装
置とともに走行部材で走行させることができるので、パ
ススケジュールが変わっても、従来のようにリターンガ
イドをその都度移動させる必要がない。請求項２の発明
はさらに駆動部材により下フィードローラを回転駆動さ
せることにより、グリップした材料を押し込む力が強く
なり、従来生じていた圧延ロールへの咬え込みトラブル
をなくしてハイス、チタン合金等の材料でも確実に押し
込むことができるという優れた効果がある。
なるので、転回装置を圧延ロールの任意のカリバー位置
にシフトすることが可能となる。したがって、カリバー
を圧延ロールの任意の位置に形成できて、圧延ロールの
胴長さを最大限に活用することができる。また、両フィ
ードローラの隙間を第２作動部材の作動により任意に調
整することができるとともに、リターンガイドを転回装
置とともに走行部材で走行させることができるので、パ
ススケジュールが変わっても、従来のようにリターンガ
イドをその都度移動させる必要がない。請求項２の発明
はさらに駆動部材により下フィードローラを回転駆動さ
せることにより、グリップした材料を押し込む力が強く
なり、従来生じていた圧延ロールへの咬え込みトラブル
をなくしてハイス、チタン合金等の材料でも確実に押し
込むことができるという優れた効果がある。
【図１】この発明の一実施例の一部破断の正面図であ
る。
る。
【図２】図１の左側面図である。
【図３】支持部材の正面図である。
【図４】支持部材の正面図である。
【図５】転回部材の縦断正面図である。
【図６】要部の正面図である。
【図７】要部の左側面図である。
【図８】要部の右側面図である。
【図９】図６の線Ａ−Ａに沿う横断平面図である。
【図１０】従来の装置を示す側断面図である。
【図１１】従来の装置を示す正断面図である。
１ 第１スタンド ２ 機枠 ３ 前面テーブルローラ ５，６ 走行レール ７，８，９ 圧延ロール 10 走行部材 17，18 支持部材 25 転回部材 26，27 フィードローラ 31 油圧シリンダ 32 駆動モータ 41 エアシリンダ 43 リターンガイド
Claims (2)
- 【請求項１】 粗列圧延機の前面に設けられた走行レー
ル上を圧延ロールの軸方向に走行自在に設けられた走行
部材を具え、この走行部材には材料通過路を有し、走行
部材に固定された支持部材に材料の軸回りに転回可能に
支持された転回部材と、この転回部材を転回させる第１
作動部材と、前記転回部材に材料通過路を開閉するよう
に接離可能に設けられ、接近時に材料通過路を通過する
材料をグリップし、離間時にグリップを解放する上下１
対のフィードローラと、このフィードローラを接離させ
る第２作動部材と、前記支持部材に設けられ、圧延ロー
ルをリターンして通ってくる材料を受けるリターンガイ
ドとが設けられていることを特徴とする粗列圧延機の材
料転回装置。 - 【請求項２】 前記１対のフィードローラのうち、下方
のフィードローラを回転する駆動部材が転回部材に設け
られている請求項１記載の粗列圧延機の材料転回装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25653292A JPH06106221A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 粗列圧延機の材料転回装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25653292A JPH06106221A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 粗列圧延機の材料転回装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06106221A true JPH06106221A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=17293935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25653292A Withdrawn JPH06106221A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 粗列圧延機の材料転回装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06106221A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0881005A2 (de) * | 1997-05-31 | 1998-12-02 | Sms Schloemann-Siemag Aktiengesellschaft | Verfahren und Vorrichtung zum Kanten- oder Spiesskanten von Walzprofilen, beispielsweise Knüppeln, um ihre Längsachse |
| EP1137506A1 (en) * | 1998-08-19 | 2001-10-04 | Sullivan & Haddon Group Limited | Elongate body processing |
| CN105990055A (zh) * | 2016-06-28 | 2016-10-05 | 苏州市吴中区胥口健浩五金加工厂 | 行程开关组装机的翻转装置 |
-
1992
- 1992-09-25 JP JP25653292A patent/JPH06106221A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0881005A2 (de) * | 1997-05-31 | 1998-12-02 | Sms Schloemann-Siemag Aktiengesellschaft | Verfahren und Vorrichtung zum Kanten- oder Spiesskanten von Walzprofilen, beispielsweise Knüppeln, um ihre Längsachse |
| EP0881005A3 (de) * | 1997-05-31 | 2001-03-21 | SMS Demag AG | Verfahren und Vorrichtung zum Kanten- oder Spiesskanten von Walzprofilen, beispielsweise Knüppeln, um ihre Längsachse |
| EP1137506A1 (en) * | 1998-08-19 | 2001-10-04 | Sullivan & Haddon Group Limited | Elongate body processing |
| EP1137506A4 (en) * | 1998-08-19 | 2002-11-13 | Sullivan & Haddon Group Ltd | TREATMENT OF ELONGATE BODIES |
| CN105990055A (zh) * | 2016-06-28 | 2016-10-05 | 苏州市吴中区胥口健浩五金加工厂 | 行程开关组装机的翻转装置 |
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