JPH06105456A - インバータ過電圧保護装置 - Google Patents
インバータ過電圧保護装置Info
- Publication number
- JPH06105456A JPH06105456A JP4255175A JP25517592A JPH06105456A JP H06105456 A JPH06105456 A JP H06105456A JP 4255175 A JP4255175 A JP 4255175A JP 25517592 A JP25517592 A JP 25517592A JP H06105456 A JPH06105456 A JP H06105456A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- voltage
- inverter device
- overvoltage
- discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Protection Of Static Devices (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明は、電圧検出器で検出した直流電圧が
予め定めた電圧設定値以下であることを判別する零電圧
判別器と、直流主回路部に重過電圧が発生し遮断回路が
動作してから、零電圧判別器が動作するまでの間、イン
バータ装置を継続して運転制御する制御継続回路と、イ
ンバータ装置によって駆動される交流電動機の実回転数
を上回る周波数基準値を演算して出力する周波数基準回
路と、制御継続回路が動作したときに周波数基準回路を
接続し、インバータ回路の点弧基準信号として出力する
投入回路とを備えたインバータ過電圧保護装置である。 【効果】 本発明により、インバータ装置の経年劣化を
遅延させることが可能である。
予め定めた電圧設定値以下であることを判別する零電圧
判別器と、直流主回路部に重過電圧が発生し遮断回路が
動作してから、零電圧判別器が動作するまでの間、イン
バータ装置を継続して運転制御する制御継続回路と、イ
ンバータ装置によって駆動される交流電動機の実回転数
を上回る周波数基準値を演算して出力する周波数基準回
路と、制御継続回路が動作したときに周波数基準回路を
接続し、インバータ回路の点弧基準信号として出力する
投入回路とを備えたインバータ過電圧保護装置である。 【効果】 本発明により、インバータ装置の経年劣化を
遅延させることが可能である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータの過電圧保
護装置に関する。
護装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】電圧制御機能ならびに電源回生機能がな
い整流器とインバータ装置で構成される電動機の可変速
駆動装置において、インバータ装置の過電圧保護は、直
流主回路部の過電圧を検出すると直流主回路部のコンデ
ンサ装置に蓄えられた電荷（エネルギー）を直流放電回
路の抵抗器で放電し直流主回路部の過電圧を抑制するこ
とで行なわれていた。
い整流器とインバータ装置で構成される電動機の可変速
駆動装置において、インバータ装置の過電圧保護は、直
流主回路部の過電圧を検出すると直流主回路部のコンデ
ンサ装置に蓄えられた電荷（エネルギー）を直流放電回
路の抵抗器で放電し直流主回路部の過電圧を抑制するこ
とで行なわれていた。
【０００３】上記の過電圧検出値よりも高い過電圧が発
生した場合は、インバータ装置の破損を防止するために
交流入力電源（回路）をしゃ断し、インバータ装置の制
御を停止するとともに直流放電回路の抵抗器で直流主回
路部のコンデンサ装置に蓄えられたエネルギーを放電し
ていた。
生した場合は、インバータ装置の破損を防止するために
交流入力電源（回路）をしゃ断し、インバータ装置の制
御を停止するとともに直流放電回路の抵抗器で直流主回
路部のコンデンサ装置に蓄えられたエネルギーを放電し
ていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】交流入力回路をしゃ断
し、インバータ装置の制御を停止することで直流主回路
部のコンデンサと直流放電回路の抵抗器とによる放電回
路が出来てこのコンデンサのエネルギーを放出する。
し、インバータ装置の制御を停止することで直流主回路
部のコンデンサと直流放電回路の抵抗器とによる放電回
路が出来てこのコンデンサのエネルギーを放出する。
【０００５】しかし、直流放電回路の抵抗器は、大電力
を扱うことや可変速駆動装置に係わるさまざまな制約か
ら抵抗器が制限される。この為、抵抗器で消費される単
時間当りのエネルギーが少なく放電時間は、極めて長く
なる。
を扱うことや可変速駆動装置に係わるさまざまな制約か
ら抵抗器が制限される。この為、抵抗器で消費される単
時間当りのエネルギーが少なく放電時間は、極めて長く
なる。
【０００６】この長時間の放電では、インバータ装置の
過電圧状態も長くなり、インバータ装置を構成する電力
用半導体素子（トランジスタ、サイリスタなど）に長時
間の電圧ストレスが印加されることになる。
過電圧状態も長くなり、インバータ装置を構成する電力
用半導体素子（トランジスタ、サイリスタなど）に長時
間の電圧ストレスが印加されることになる。
【０００７】長時間の電圧ストレスは、インバータ装置
の劣化を早めるといった問題があった。
の劣化を早めるといった問題があった。
【０００８】また、直流放電回路の放電能力だけでは抑
制しきれない過電圧が発生した場合、過電圧が電力用半
導体素子の破壊レベルを超えて、突発的にインバータ装
置が破損するといった問題があった。
制しきれない過電圧が発生した場合、過電圧が電力用半
導体素子の破壊レベルを超えて、突発的にインバータ装
置が破損するといった問題があった。
【０００９】本発明は、上記の問題点を除去するための
ものであり、その目的とするところは、交流入力回路を
しゃ断し、かつインバータ装置を停止しなければならな
い過電圧が発生した時に、従来の直流放電回路によらな
い放電の方法で、過電圧の抑制能力を高め電力用半導体
素子の電圧ストレス時間を短縮させることで、従来と比
較してインバータ装置の劣化時間の遅延と突発的なイン
バータ装置の破損を防止するためのインバータ過電圧保
護装置を提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、交流入力回路を
しゃ断し、かつインバータ装置を停止しなければならな
い過電圧が発生した時に、従来の直流放電回路によらな
い放電の方法で、過電圧の抑制能力を高め電力用半導体
素子の電圧ストレス時間を短縮させることで、従来と比
較してインバータ装置の劣化時間の遅延と突発的なイン
バータ装置の破損を防止するためのインバータ過電圧保
護装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、交流入力電源
を整流して直流電源とする整流器と、整流して得られた
直流電源を再び交流電源に逆変換するインバータ装置
と、直流電源の主回路両極間に接続されて過電圧を放電
する直流放電回路と、この直流放電回路と並列に、主回
路両極間に接続されて直流電圧を保持するコンデンサ装
置と、主回路両極間に接続された直流主回路部の直流電
圧を検出する電圧検出器と、この電圧検出器で検出した
過電圧信号によって直流放電回路の放電を制御する放電
制御回路と、電圧検出器の重過電圧信号によって交流入
力電源を遮断する遮断回路と、電圧検出器で検出した直
流電圧が予め定めた電圧設定値以下であることを判別す
る零電圧判別器と、直流主回路部に重過電圧が発生し遮
断回路が動作してから、零電圧判別器が動作するまでの
間、インバータ装置を継続して運転制御する制御継続回
路と、インバータ装置によって駆動される交流電動機の
実回転数を上回る周波数基準値を演算して出力する周波
数基準回路と、制御継続回路が動作したときに周波数基
準回路を接続し、インバータ装置の点弧基準信号として
出力する投入回路とを具備してなるインバータ過電圧保
護装置である。
を整流して直流電源とする整流器と、整流して得られた
直流電源を再び交流電源に逆変換するインバータ装置
と、直流電源の主回路両極間に接続されて過電圧を放電
する直流放電回路と、この直流放電回路と並列に、主回
路両極間に接続されて直流電圧を保持するコンデンサ装
置と、主回路両極間に接続された直流主回路部の直流電
圧を検出する電圧検出器と、この電圧検出器で検出した
過電圧信号によって直流放電回路の放電を制御する放電
制御回路と、電圧検出器の重過電圧信号によって交流入
力電源を遮断する遮断回路と、電圧検出器で検出した直
流電圧が予め定めた電圧設定値以下であることを判別す
る零電圧判別器と、直流主回路部に重過電圧が発生し遮
断回路が動作してから、零電圧判別器が動作するまでの
間、インバータ装置を継続して運転制御する制御継続回
路と、インバータ装置によって駆動される交流電動機の
実回転数を上回る周波数基準値を演算して出力する周波
数基準回路と、制御継続回路が動作したときに周波数基
準回路を接続し、インバータ装置の点弧基準信号として
出力する投入回路とを具備してなるインバータ過電圧保
護装置である。
【００１１】
【作用】本発明のインバータ過電圧保護装置において
は、交流入力電源を整流して直流電源とし、整流して得
られた直流電源を再び交流電源に逆変換し、直流電源の
主回路両極間に直流放電回路を接続して過電圧を放電
し、直流放電回路と並列に、主回路両極間にコンデンサ
装置を接続して直流電圧を保持し、主回路両極間に接続
された直流主回路部の直流電圧を検出し、電圧検出器で
検出した過電圧信号によって直流放電回路の放電を制御
し、電圧検出器の重過電圧信号によって交流入力電源を
遮断し、電圧検出器で検出した直流電圧が予め定めた電
圧設定値以下であることを判別し、直流主回路部に重過
電圧が発生し遮断回路が動作してから、零電圧判別器が
動作するまでの間、インバータ装置を継続して運転制御
し、インバータ装置によって駆動される交流電動機の実
回転数を上回る周波数基準値を演算して出力し、制御継
続回路が動作したときに周波数基準回路を接続し、イン
バータ装置の点弧基準信号として出力する。
は、交流入力電源を整流して直流電源とし、整流して得
られた直流電源を再び交流電源に逆変換し、直流電源の
主回路両極間に直流放電回路を接続して過電圧を放電
し、直流放電回路と並列に、主回路両極間にコンデンサ
装置を接続して直流電圧を保持し、主回路両極間に接続
された直流主回路部の直流電圧を検出し、電圧検出器で
検出した過電圧信号によって直流放電回路の放電を制御
し、電圧検出器の重過電圧信号によって交流入力電源を
遮断し、電圧検出器で検出した直流電圧が予め定めた電
圧設定値以下であることを判別し、直流主回路部に重過
電圧が発生し遮断回路が動作してから、零電圧判別器が
動作するまでの間、インバータ装置を継続して運転制御
し、インバータ装置によって駆動される交流電動機の実
回転数を上回る周波数基準値を演算して出力し、制御継
続回路が動作したときに周波数基準回路を接続し、イン
バータ装置の点弧基準信号として出力する。
【００１２】
【実施例】次に本発明の一実施例を説明する。図１にお
いて、１１は交流入力電源を整流して直流電源とする整
流器、１２は整流して得られた直流電源を再び交流電源
に逆変換するインバータ装置、１３は直流電源の主回路
両極間に接続されて過電圧を放電する直流放電回路、１
４は直流放電回路１３と並列に、主回路両極間に接続さ
れて直流電圧を保持するコンデンサ装置、５は主回路両
極間に接続された直流主回路部の直流電圧を検出する電
圧検出器、６は電圧検出器５で検出した過電圧信号によ
って直流放電回路１３の放電を制御する放電制御回路、
７は電圧検出器５の重過電圧信号によって交流入力電源
を遮断する遮断回路、１は電圧検出器５で検出した直流
電圧が予め定めた電圧設定値以下であることを判別する
零電圧判別器、２は直流主回路部に重過電圧が発生し遮
断回路７が動作してから、零電圧判別器１が動作するま
での間、インバータ装置１２を継続して運転制御する制
御継続回路、３はインバータ装置１２によって駆動され
る交流電動機１６の実回転数を上回る周波数基準値を演
算して出力する周波数基準回路、４は制御継続回路２が
動作したときに周波数基準回路３を接続し、インバータ
装置１２の点弧基準信号として出力する投入回路であ
り、交流入力電源を整流する整流器１１と整流された直
流電源を交流電源に再び交換するインバータ装置１２と
を接続する直流主回路部にあって、スイッチング回路と
抵抗器からなる直流放電回路１３と、直流主回路部の電
圧を検出する電圧検出器５と、電圧検出器５の検出値か
ら過電圧を判別し直流放電回路を制御する放電制御回路
６と、過電圧を判別し交源入力回路のしゃ断器１５で交
流入力電源をしゃ断するしゃ断回路７とからなるインバ
ータ過電圧保護装置において、電圧検出器５の検出値か
ら直流主回路部の零電圧を判定する零電圧判別器１と、
直流主回路部に過電圧が発生ししゃ断回路が動作してか
ら零電圧判別器１が零電圧を検出するまでの間にインバ
ータ装置１２の制御を継続させる制御継続回路２と、制
御継続回路２が動作している時に交流電動機１６の実回
転数を上廻る周波数基準を演算する周波数基準回路３
と、周波数基準回路３を投入する投入回路４とを具備し
てなるインバータ過電圧保護装置である。
いて、１１は交流入力電源を整流して直流電源とする整
流器、１２は整流して得られた直流電源を再び交流電源
に逆変換するインバータ装置、１３は直流電源の主回路
両極間に接続されて過電圧を放電する直流放電回路、１
４は直流放電回路１３と並列に、主回路両極間に接続さ
れて直流電圧を保持するコンデンサ装置、５は主回路両
極間に接続された直流主回路部の直流電圧を検出する電
圧検出器、６は電圧検出器５で検出した過電圧信号によ
って直流放電回路１３の放電を制御する放電制御回路、
７は電圧検出器５の重過電圧信号によって交流入力電源
を遮断する遮断回路、１は電圧検出器５で検出した直流
電圧が予め定めた電圧設定値以下であることを判別する
零電圧判別器、２は直流主回路部に重過電圧が発生し遮
断回路７が動作してから、零電圧判別器１が動作するま
での間、インバータ装置１２を継続して運転制御する制
御継続回路、３はインバータ装置１２によって駆動され
る交流電動機１６の実回転数を上回る周波数基準値を演
算して出力する周波数基準回路、４は制御継続回路２が
動作したときに周波数基準回路３を接続し、インバータ
装置１２の点弧基準信号として出力する投入回路であ
り、交流入力電源を整流する整流器１１と整流された直
流電源を交流電源に再び交換するインバータ装置１２と
を接続する直流主回路部にあって、スイッチング回路と
抵抗器からなる直流放電回路１３と、直流主回路部の電
圧を検出する電圧検出器５と、電圧検出器５の検出値か
ら過電圧を判別し直流放電回路を制御する放電制御回路
６と、過電圧を判別し交源入力回路のしゃ断器１５で交
流入力電源をしゃ断するしゃ断回路７とからなるインバ
ータ過電圧保護装置において、電圧検出器５の検出値か
ら直流主回路部の零電圧を判定する零電圧判別器１と、
直流主回路部に過電圧が発生ししゃ断回路が動作してか
ら零電圧判別器１が零電圧を検出するまでの間にインバ
ータ装置１２の制御を継続させる制御継続回路２と、制
御継続回路２が動作している時に交流電動機１６の実回
転数を上廻る周波数基準を演算する周波数基準回路３
と、周波数基準回路３を投入する投入回路４とを具備し
てなるインバータ過電圧保護装置である。
【００１３】交流入力回路をしゃ断する必要がある過電
圧が発生した時に、交流入力回路はしゃ断器１５でしゃ
断するが、インバータ装置１２の制御はそのまま継続さ
せる。
圧が発生した時に、交流入力回路はしゃ断器１５でしゃ
断するが、インバータ装置１２の制御はそのまま継続さ
せる。
【００１４】この場合、交流電動機１６は完全停止に向
って自由減速の状態となるが、その時の交流電動機１６
の実際の回転数（周波数）を上廻る周波数基準をインバ
ータ装置１２に指令し、積極的な力行運転を行う。これ
により直流主回路部のコンデンサ装置１４とインバータ
装置１２と交流電動機１６との間でコンデンサ装置１４
に蓄えられたエネルギーを放電する交流放電回路が成立
し、直流主回路部の過電圧を短時間で抑制することが可
能となる。
って自由減速の状態となるが、その時の交流電動機１６
の実際の回転数（周波数）を上廻る周波数基準をインバ
ータ装置１２に指令し、積極的な力行運転を行う。これ
により直流主回路部のコンデンサ装置１４とインバータ
装置１２と交流電動機１６との間でコンデンサ装置１４
に蓄えられたエネルギーを放電する交流放電回路が成立
し、直流主回路部の過電圧を短時間で抑制することが可
能となる。
【００１５】即ち、図１は直流主回路部の零電圧を判定
する零電圧判別器１と直流主回路部に過電圧が発生しし
ゃ断回路が動作してから零電圧判別器１が零電圧と検出
するまでの間にインバータ装置の制御を継続させる制御
継続回路２と制御継続回路２が動作している時に電動機
の実回転数を上廻る周波数基準を演算する周波数基準回
路３と周波数基準回路３を投入する投入回路４とを具備
してなるインバータ過電圧保護装置を示している。
する零電圧判別器１と直流主回路部に過電圧が発生しし
ゃ断回路が動作してから零電圧判別器１が零電圧と検出
するまでの間にインバータ装置の制御を継続させる制御
継続回路２と制御継続回路２が動作している時に電動機
の実回転数を上廻る周波数基準を演算する周波数基準回
路３と周波数基準回路３を投入する投入回路４とを具備
してなるインバータ過電圧保護装置を示している。
【００１６】整流器１１とインバータ装置１２との間の
直流主回路部の直流電圧は、電圧検出器５で検出され
る。この直流電圧検出値が、直流放電回路１３による放
電を必要とするレベル（放電レベル）に達すると放電制
御回路６が働き、直流放電回路１３が直流主回路部のコ
ンデンサ装置１４に蓄えられたエネルギーを放電し、直
流主回路部の過電圧を抑制する。
直流主回路部の直流電圧は、電圧検出器５で検出され
る。この直流電圧検出値が、直流放電回路１３による放
電を必要とするレベル（放電レベル）に達すると放電制
御回路６が働き、直流放電回路１３が直流主回路部のコ
ンデンサ装置１４に蓄えられたエネルギーを放電し、直
流主回路部の過電圧を抑制する。
【００１７】更に、直流過電圧の検出値が放電レベルを
超過し、インバータ装置１２の保護を必要とするレベル
（しゃ断レベル）に達するとしゃ断回路７が働き、しゃ
断器１５が整流器１１の交流入力回路をしゃ断する。
超過し、インバータ装置１２の保護を必要とするレベル
（しゃ断レベル）に達するとしゃ断回路７が働き、しゃ
断器１５が整流器１１の交流入力回路をしゃ断する。
【００１８】しゃ断レベルに達したと同時に、制御継続
回路２が働きインバータ装置１２は制御を継続するとと
もに、しゃ断レベル以前に動作していた交流電動機１６
の回転数制御用の回転数基準回路２４が投入回路４によ
り切りはなされる。そのかわりに周波数基準回路３が投
入回路４により投入される。
回路２が働きインバータ装置１２は制御を継続するとと
もに、しゃ断レベル以前に動作していた交流電動機１６
の回転数制御用の回転数基準回路２４が投入回路４によ
り切りはなされる。そのかわりに周波数基準回路３が投
入回路４により投入される。
【００１９】周波数基準回路３は、交流電動機１６に取
り付けられた速度検出器１７の速度検出値を上廻る速度
基準を演算し、速度制御回路２１へ速度基準の演算値を
入力する。交流電源回路のしゃ断により交流電動機１６
は、完全停止に向って自由減速の状態となるが、周波数
基準回路３の演算値にもとづき速度制御回路２１、電流
制御回路２２とインバータ駆動装置２３が働くので、イ
ンバータ装置１２は常に交換電動機１６の実際の回転数
（実周波数）を上廻る周波数で交流電動機１６を運転す
るように動作する。
り付けられた速度検出器１７の速度検出値を上廻る速度
基準を演算し、速度制御回路２１へ速度基準の演算値を
入力する。交流電源回路のしゃ断により交流電動機１６
は、完全停止に向って自由減速の状態となるが、周波数
基準回路３の演算値にもとづき速度制御回路２１、電流
制御回路２２とインバータ駆動装置２３が働くので、イ
ンバータ装置１２は常に交換電動機１６の実際の回転数
（実周波数）を上廻る周波数で交流電動機１６を運転す
るように動作する。
【００２０】但し、交流入力回路のしゃ断による交流電
動機１６の停止を前提としているので、厳密に速度制御
の精度を保つ必要は無い。
動機１６の停止を前提としているので、厳密に速度制御
の精度を保つ必要は無い。
【００２１】これにより、インバータ装置１２が積極的
に交流電動機１６を力行運転させるので、直流主回路部
のコンデンサ装置１４とインバータ装置１２と交流電動
機１６との間で交流放電回路が成り立つ。この結果とし
てコンデンサ装置１４に蓄えられたエネルギーは、交流
電動機１６の力行運転によって消費される。
に交流電動機１６を力行運転させるので、直流主回路部
のコンデンサ装置１４とインバータ装置１２と交流電動
機１６との間で交流放電回路が成り立つ。この結果とし
てコンデンサ装置１４に蓄えられたエネルギーは、交流
電動機１６の力行運転によって消費される。
【００２２】交流電動機１６の力行運転によるコンデン
サ装置１４のエネルギーが放電され、直流主回路部の電
圧が零になると、零電圧判別器１が働き、制御継続回路
２の動作を停止させ、周波数基準回路３が投入回路４に
より切りはなされるとともに、回転数基準回路２４が投
入されて通常の速度制御系へ復帰する。
サ装置１４のエネルギーが放電され、直流主回路部の電
圧が零になると、零電圧判別器１が働き、制御継続回路
２の動作を停止させ、周波数基準回路３が投入回路４に
より切りはなされるとともに、回転数基準回路２４が投
入されて通常の速度制御系へ復帰する。
【００２３】以上のように、従来、インバータ装置１２
の過電圧保護は、整流器１１の交流入力回路をしゃ断
し、インバータの制御を停止することで、直流放電回路
１３により直流主回路部のコンデンサ装置１４のエネル
ギーを放電する方式としていた。
の過電圧保護は、整流器１１の交流入力回路をしゃ断
し、インバータの制御を停止することで、直流放電回路
１３により直流主回路部のコンデンサ装置１４のエネル
ギーを放電する方式としていた。
【００２４】これに対し、本発明は、整流器１１の交流
入力回路をしゃ断するとともに、むしろインバータ装置
１２により交流電動機１６を積極的に力行運転させて、
短時間のうちに直流主回路部のコンデンサ装置１４のエ
ネルギーを交流電動機１６で消費させるものである。
入力回路をしゃ断するとともに、むしろインバータ装置
１２により交流電動機１６を積極的に力行運転させて、
短時間のうちに直流主回路部のコンデンサ装置１４のエ
ネルギーを交流電動機１６で消費させるものである。
【００２５】これにより、直流主回路部の過電圧が短時
間で抑制され、インバータ装置１２を構成する電力半導
体素子（トランジスタ、サイリスタなど）に印加される
電圧ストレスの時間も十分に短縮できる。
間で抑制され、インバータ装置１２を構成する電力半導
体素子（トランジスタ、サイリスタなど）に印加される
電圧ストレスの時間も十分に短縮できる。
【００２６】
【発明の効果】本発明により、インバータ装置の経年劣
化を遅延させることが可能である。
化を遅延させることが可能である。
【００２７】また、従来の直流放電回路の放電能力では
抑制しきれず、直流過電圧が電力用半導体素子の破壊レ
ベルを超えて、突発的にインバータ装置を破損するとい
った不具合も、本発明では防止することが可能である。
抑制しきれず、直流過電圧が電力用半導体素子の破壊レ
ベルを超えて、突発的にインバータ装置を破損するとい
った不具合も、本発明では防止することが可能である。
【図１】本発明の一実施例を示すインバータ過電圧保護
装置の構成図である。
装置の構成図である。
１ 零電圧判別器 ２ 制御継続回路 ３ 周波数基準回路 ４ 投入回路 ５ 電圧検出回路 ６ 放電制御回路 ７ しゃ断回路
Claims (1)
- 【請求項１】 交流入力電源を整流して直流電源とする
整流器と、整流して得られた前記直流電源を再び交流電
源に逆変換するインバータ装置と、前記直流電源の主回
路両極間に接続されて過電圧を放電する直流放電回路
と、この直流放電回路と並列に、前記主回路両極間に接
続されて直流電圧を保持するコンデンサ装置と、前記主
回路両極間に接続された直流主回路部の直流電圧を検出
する電圧検出器と、この電圧検出器で検出した過電圧信
号によって前記直流放電回路の放電を制御する放電制御
回路と、前記電圧検出器の重過電圧信号によって前記交
流入力電源を遮断する遮断回路と、前記電圧検出器で検
出した直流電圧が予め定めた電圧設定値以下であること
を判別する零電圧判別器と、前記直流主回路部に重過電
圧が発生し前記遮断回路が動作してから、前記零電圧判
別器が動作するまでの間、前記インバータ装置を継続し
て運転制御する制御継続回路と、前記インバータ装置に
よって駆動される交流電動機の実回転数を上回る周波数
基準値を演算して出力する周波数基準回路と、前記制御
継続回路が動作したときに前記周波数基準回路を接続
し、前記インバータ装置の点弧基準信号として出力する
投入回路とを具備してなるインバータ過電圧保護装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4255175A JPH06105456A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | インバータ過電圧保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4255175A JPH06105456A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | インバータ過電圧保護装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06105456A true JPH06105456A (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=17275088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4255175A Pending JPH06105456A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | インバータ過電圧保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06105456A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6628134B1 (en) | 1999-06-30 | 2003-09-30 | Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. | DC stress supply circuit |
| JP2008099361A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Toyota Motor Corp | 電力システムおよびこれを備える駆動装置並びにこれを搭載する車両、電力システムの制御方法 |
| CN105075045A (zh) * | 2013-01-17 | 2015-11-18 | 特灵国际有限公司 | 变频驱动过电压保护 |
| JP2017005903A (ja) * | 2015-06-12 | 2017-01-05 | 株式会社 日立パワーデバイス | インバータ制御回路 |
-
1992
- 1992-09-25 JP JP4255175A patent/JPH06105456A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6628134B1 (en) | 1999-06-30 | 2003-09-30 | Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. | DC stress supply circuit |
| JP2008099361A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Toyota Motor Corp | 電力システムおよびこれを備える駆動装置並びにこれを搭載する車両、電力システムの制御方法 |
| CN105075045A (zh) * | 2013-01-17 | 2015-11-18 | 特灵国际有限公司 | 变频驱动过电压保护 |
| US10141733B2 (en) | 2013-01-17 | 2018-11-27 | Trane International Inc. | Variable frequency drive overvoltage protection |
| JP2017005903A (ja) * | 2015-06-12 | 2017-01-05 | 株式会社 日立パワーデバイス | インバータ制御回路 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0348754B2 (ja) | ||
| JPH0132760B2 (ja) | ||
| EP3641125B1 (en) | Control device for power tool | |
| US4806839A (en) | Device for energizing a hermetic motor using inverter | |
| US4967133A (en) | Motor control apparatus | |
| JPH0731001A (ja) | 交流電気車の電力変換装置およびその保護動作方法 | |
| JPH06105456A (ja) | インバータ過電圧保護装置 | |
| KR102485408B1 (ko) | 인버터 제어방법 | |
| JP2868925B2 (ja) | 電気車制御装置 | |
| JP3453718B2 (ja) | 電流の遮断装置 | |
| JP2000358384A (ja) | 電力制御装置 | |
| JP2974268B2 (ja) | 電圧形インバータ | |
| JP2002171792A (ja) | 可変速装置 | |
| JP3126534B2 (ja) | 電圧形インバータ装置の回生制御装置 | |
| JPH0670593A (ja) | 誘導電動機の運転制御方法 | |
| JPH11275872A (ja) | 電力変換回路のコンデンサ過電圧保護装置 | |
| JPH0731135A (ja) | 補助電源装置 | |
| JPS639228Y2 (ja) | ||
| JPH11341883A (ja) | インバータ装置 | |
| JP2634692B2 (ja) | 交流励磁形同期機の２次過電圧保護装置 | |
| JPH06153570A (ja) | インバータ過電圧保護装置 | |
| JPS62272876A (ja) | インバ−タ装置 | |
| KR20160044655A (ko) | 전기차의 이상전원 차단장치 및 방법 | |
| JPS639279Y2 (ja) | ||
| JP2917405B2 (ja) | 電動機の商用運転・インバータ運転切換制御方法 |