JPH06104086A - 集合形加熱装置 - Google Patents

集合形加熱装置

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JPH06104086A
JPH06104086A JP24911992A JP24911992A JPH06104086A JP H06104086 A JPH06104086 A JP H06104086A JP 24911992 A JP24911992 A JP 24911992A JP 24911992 A JP24911992 A JP 24911992A JP H06104086 A JPH06104086 A JP H06104086A
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JP
Japan
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heating
power supply
heating device
current
microwave oven
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JP24911992A
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English (en)
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Yoshio Okamura
嘉夫 岡村
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の加熱機器を備えた集合形加熱装置にお
いて、住宅に設けられる通常の電源コンセントの定格電
流を越えるような加熱機器の使用を防ぐ。 【構成】 炊飯器2、コーヒーメーカー3、炊飯器4か
ら、その運転内容を主制御装置37に入力する。主制御
装置37は、各加熱機器の運転内容から電源回路7に流
れる電流を予測し、その予測電流が電源回路7の最大許
容電流を越えるときには、コーヒーメーカー3、電子レ
ンジ2への供給電力を低減させ、電源回路7の電流がそ
の最大許容電流を越えることのないようにする。この場
合、供給電力の制御は、インバータ回路15〜17のI
GBT19,28,29のオンデューティを制御するこ
とにより行っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の加熱機器を備え
た集合形加熱装置に係わり、特に運転される加熱機器の
合計電流が電源回路の最大許容電流を越えることのない
ようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、一つのキャビネットに、電子レン
ジ、コーヒーメーカー、炊飯器などの複数の加熱機器を
設けた集合形加熱装置が考えられている。このもので
は、キャビネットから導出された電源コードのプラグを
商用電源のコンセントに差し込むことにより、装置が有
する電源回路を介して各加熱機器に電力を供給するよう
に構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記集合形加熱装置で
は、複数個の加熱機器をすべて同時に使用すると、通
常、住宅に備え付けられている電源コンセントの定格電
流(最大許容電流)を越えてしまう。このため、集合形
加熱装置を設置する場合には、住宅にそれ専用の電源設
備が必要となり、既存の住宅の場合には、専用の電源設
備を設けるための工事が必要となり、煩わしいものであ
った。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、住宅に設けられる通常の電源コンセン
トの定格電流を越えるような加熱機器の運転を防止でき
る集合形加熱装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、複数の加熱機器を備え、電源回路から各加
熱機器への電力供給を制御手段により制御する集合形加
熱装置において、前記各加熱機器において設定された運
転内容を検知する手段と、前記加熱機器を設定された運
転内容で運転したとき前記電源回路に流れる総電流を予
測する手段とを具備し、前記制御手段は、前記予測され
た総電流が前記電源回路の最大許容電流よりも大きいと
き、加熱機器に供給する実際の電力を、電源回路に流れ
る実際の総電流がその最大許容電流以下となるように制
御することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】或る加熱機器を運転すべく、運転内容を設定操
作する。すると、新たに運転する加熱機器の運転内容
と、運転中にある他の加熱機器の運転内容とから、電源
回路に流れる総電流を予測する。そして、この予測電流
が電源回路の最大許容電流よりも大きい場合には、加熱
機器に供給する実際の電力を、電源回路に流れる実際の
電流がその最大許容電流以下となるように制御する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。この実施例の集合形加熱装置は、図3に示すよ
うに、キャビネット1内に、加熱機器として、電子レン
ジ2、コーヒーメーカー3および炊飯器4が配設されて
いる。なお、コーヒーメーカー3と炊飯器4は引出し1
a,1bに設けられている。
【0008】上記キャビネット1の後側からは、住宅の
電源コンセントに接続されるプラグ5を備えた電源コー
ド6が導出されており、この電源コード6は、図1に示
すように、集合形加熱装置における電源回路7の一対の
端子8,9に接続されている。電源回路7の一方の端子
8は、ヒューズ10および主スイッチ11を介して電源
線7aに接続されていると共に、他方の端子9は電源線
7bに直接接続されている。そして、一方の電源線7a
は、ダイオードブリッジ回路からなる整流器12の一方
の入力側に接続され、他方の電源線7bは、整流器12
の他方の入力側に接続されている。
【0009】なお、ヒューズ10は、住宅に設備される
通常の電源コンセントの定格電流、例えば15Aを越え
る電流が流れると溶断するような電流値のものが使用さ
れ、そのヒューズ10の溶断電流が電源回路7の最大許
容電流となっている。
【0010】上記整流器12の出力側には、チョークコ
イル13および平滑コンデンサ14が接続されており、
この平滑コンデンサ14の両端子間には、電子レンジ
2、コーヒーメーカー3および炊飯器4のインバータ回
路15ないし17が接続されている。
【0011】すなわち、電子レンジ2において、そのイ
ンバータ回路15は、平滑コンデンサ14の両端子間
に、昇圧トランス18の一次コイル18aおよびスイッ
チング素子たるIGBT19を直列に接続し、一次コイ
ル18aと並列に共振コンデンサ20を接続すると共
に、IGBT19と並列にフライホイールダイオード2
1を接続して構成されている。上記昇圧トランス18の
両二次コイル18b,18cのうち、一方の二次コイル
18bには、マグネトロン22を駆動するために、整流
ダイオード23および倍電圧コンデンサ24を備えてな
る倍電圧整流回路25が接続されている。なお、昇圧ト
ランス18の他方の二次コイル18cは、マグネトロン
22のヒータに接続されている。
【0012】そして、IGBT19がオンオフされる
と、一次コイル18aと共振コンデンサ20からなる振
動回路に振動電流が流れ、これによって一次コイル18
aに高周波電圧および高周波電流が誘起される。一次コ
イル18aに誘起された高周波電圧が昇圧トランス18
により昇圧されて倍電圧整流回路25に与えられること
により、高圧直流電圧がマグネトロン22に出力され、
それに応じてマグネトロン22が駆動される。
【0013】ここで、IGBT19のオンデューティを
変化させると、一次コイル18aに誘起される高周波電
流の大きさが変化するので、加熱源であるマグネトロン
22への供給電力が変化し、該マグネトロン22の出力
が変わるものである。
【0014】また、コーヒーメーカー3および炊飯器4
において、そのインバータ回路16,17は、前記平滑
コンデンサ14の両端子間に、加熱コイル26,27お
よびスイッチング素子たるIGBT28,29を直列に
接続し、加熱コイル26,27と並列に共振コンデンサ
30,31を接続すると共に、IGBT28,29と並
列にフライホイールダイオード32,33を接続して構
成されている。
【0015】上記加熱コイル26,27は、コーヒーメ
ーカー3にあっては磁性材製の湯沸しポット34、炊飯
器4にあっては磁性材製の鍋35が載置される載置部
(図示せず)の裏側に配設されている。そして、IGB
T28,29がオンオフされると、加熱コイル26,2
7と共振コンデンサ30,31からなる振動回路に振動
電流が流れ、これにより湯沸しポット34,鍋35が誘
導加熱される。
【0016】ここで、上述の電子レンジ2の場合と同様
に、IGBT28,29のオンデューティを変化させる
と、加熱コイル26,27に誘起される高周波電流の大
きさが変化するので、加熱源である加熱コイル26,2
7への供給電力が変化するものである。
【0017】一方、前記電源回路7の両電源線7a,7
b間には、降圧トランス36の一次コイル36aが接続
されており、この降圧トランス36の二次コイル36b
は、制御手段としての主制御装置37に接続されてい
る。この主制御装置37は、マイクロコンピュータを含
んで構成されており、後述のようにしてインバータ回路
15ないし17のIGBT19,28および29をオン
オフ制御する。
【0018】上記主制御装置37に対し、電子レンジ
2、コーヒーメーカー3および炊飯器4には、図2に示
すように、それぞれマイクロコンピュータを含んで構成
された端末の制御装置38ないし40が設けられてい
る。同図に示すように、電子レンジ2には、調理内容、
加熱の強弱、或いは調理時間などを設定するための各種
のキースイッチ41が設けられていると共に、温度や調
理時に発生する蒸気やアルコールを検出するための各種
のセンサ42が設けられている。そして、キースイッチ
41、センサ42の信号は、制御装置38に入力され、
制御装置38は、その入力信号に応じた運転内容、例え
ば加熱の強弱や加熱調理時間などの情報を主制御装置3
7に出力すると共に、その運転内容を表示器43に表示
させる。
【0019】また、コーヒーメーカー3には、コーヒー
抽出運転と保温運転との切り替えなどを行うためのキー
スイッチ44、湯沸しポット34内の水温を検出するた
めのセンサ45が設けられており、それらキースイッチ
44、センサ45の信号は、制御装置39に入力され
る。そして、制御装置39は、それらの入力信号に応じ
た運転内容、例えばコーヒー抽出、保温の別などの運転
内容情報を主制御装置37に出力すると共に、その運転
内容およびセンサ45により検出された温度を表示器4
6に表示させる。
【0020】同様に、炊飯器4にも、炊飯運転と保温と
の切り替えなどを行うためのキースイッチ47、釜35
の温度を検出するためのセンサ48が設けられており、
それらキースイッチ47、センサ48の信号は、制御装
置40に入力される。そして、制御装置40は、それら
の入力信号に応じた運転内容、例えば炊飯、保温の別な
どの運転内容情報を主制御装置37に出力すると共に、
その運転内容を表示器49に表示させる。
【0021】しかして、前記主制御装置37は、電子レ
ンジ2、コーヒーメーカー3、炊飯器4の制御装置38
ないし40から入力される運転内容情報および制御プロ
グラムに基づいて、各インバータ回路15ないし17の
IGBT19、28および29を制御するようになって
いる。
【0022】この場合、後述の説明から理解されるよう
に、電子レンジ2、コーヒーメーカー3、炊飯器4の運
転を行うに際し、主制御装置37が、電源回路7に流れ
る総電流がその最大許容電流を越えると判断した場合に
は、電子レンジ2およびコーヒーメーカー3のマグネト
ロン22、加熱コイル26への実際の供給電力を、設定
された運転内容での供給電力よりも減少させるようにな
っている。そして、主制御装置37は、特に電子レンジ
2の供給電力を減少させた場合には、その減少情報を電
子レンジ2の制御装置38に出力する。制御装置38
は、主制御装置37から減少情報を受けると、その減少
情報の内容を表示器43に表示させるようになってい
る。
【0023】次に主制御装置37の制御内容を、図4に
示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0024】なお、主制御装置37による電子レンジ2
への供給電力は、例えば生物の解凍加熱を行う必要もあ
るので、0.2KW〜1KWの範囲で設定可能となって
おり、またコーヒーメーカー3への供給電力は抽出運転
では0.6KW、保温運転では0.1KWであり、炊飯
器4への供給電力は炊飯運転では0.6KW、保温運転
では0.1KWであるとする。
【0025】主制御装置37は、ステップS1におい
て、電子レンジ2の制御装置38から運転情報が入力さ
れたか否かを判断する。電子レンジ2のキースイッチ4
1が操作されていなければ、その制御装置38から主制
御装置37への運転情報の入力はないので、ステップS
1では「NO」となり、次のステップS2で電子レンジ
2の出力設定値Ir を「0」と設定する。
【0026】電子レンジ2を運転すべくキースイッチ4
1が操作されていた場合には、その操作により設定され
た運転内容の情報が制御装置38から主制御装置37に
入力される。すると、ステップS1で「YES」とな
り、次のステップS3で電子レンジ2の出力設定値Ir
を運転の強弱に応じて「2〜10」のいずれかに設定す
る。
【0027】電子レンジ2の出力設定値Ir を設定した
後、主制御装置37は、ステップS4に移行し、ここで
炊飯器4の制御装置40から運転情報が入力されたか否
かを判断する。炊飯器4のキースイッチ47が操作され
ていなければ、運転情報の入力はないので、ステップS
4では「NO」となり、次のステップS5で炊飯器4の
出力設定値Is を「0」と設定する。
【0028】また、キースイッチ47が操作されていた
場合には、その操作により設定された運転内容の情報が
制御装置40から主制御装置37に入力されるが、炊飯
運転の場合には、ステップS6に移行して炊飯器4の出
力設定値Is を「8」と設定し、保温運転の場合には、
ステップS7に移行して炊飯器4の出力設定値Is を
「1」と設定する。
【0029】炊飯器4の出力設定値Is を設定した後、
主制御装置37は、ステップS8に移行し、ここでコー
ヒーメーカー3の制御装置39から運転情報が入力され
たか否かを判断する。コーヒーメーカー3のキースイッ
チ44が操作されていなければ、運転情報の入力はない
ので、ステップS8では「NO」となり、次のステップ
S9でコーヒーメーカー3の出力設定値Ip を「0」と
設定する。
【0030】また、キースイッチ44が操作されていた
場合には、その操作により設定された運転内容の情報が
制御装置39から主制御装置37に入力されるが、抽出
運転の場合には、ステップS10に移行してコーヒーメ
ーカー3の出力設定値Ip を「6」と設定し、保温運転
の場合には、ステップS11に移行してコーヒーメーカ
ー3の出力設定値Ip を「1」と設定する。
【0031】その後、主制御装置37は、ステップS1
2に移行し、上述のようにして設定したIr 、Is 、I
p の合計値が「15」未満であるか否かを判断する。
今、例えば各出力設定値がIr =10、Is =1、Ip
=1で、Ir 、Is 、Ip の合計値が「15」未満であ
ったとする。すると、ステップS12で「YES」とな
り、次のステップS13で上述の各出力設定値となるよ
うに電子レンジ2、炊飯器4、コーヒーメーカー3の各
インバータ回路15ないし17のIGBT19、28、
29をオンオフ制御する。
【0032】この結果、電子レンジ2のマグネトロン2
2への供給電力は1KW、炊飯器4の加熱コイル27へ
の供給電力は0.1KW、コーヒーメーカー3の加熱コ
イル26への供給電力は0.1KWとなる。このため、
電源回路7に流れる電流は12Aとなり、該電源回路7
の最大許容電流15Aよりも低くなる。
【0033】一方、各出力設定値Ir 、Is 、Ip の合
計値が「15」以上であったとする。すると、ステップ
S12で「NO」となり、次のステップS14でIp を
「Ip =15−Ir −Is 」の演算式により求めた値に
変更する。そして、次のステップS15で変更後のIp
が「1」を越えているか否かを判断する。
【0034】ここで、例えば各出力設定値がIr =7、
Is =8、Ip =6であったとすると、ステップS14
によりIp が「0」に変更され、次のステップS15で
「NO」となる。ステップS15で「NO」となると、
ステップS16に移行し、ここで、更にIp が「1」に
変更されると共に、Ir が「Ir =15−Is −Ip
(1)」の演算により求めた値(ここでは「6」)に変
更される。
【0035】その後、ステップS13に移行し、炊飯器
4の出力設定値Is は当初の設定値「8」のまま、電子
レンジ2およびコーヒーメーカー3の出力設定値Ir お
よびIp はステップS16で変更された設定値である
「6」および「1」となるように電子レンジ2、炊飯器
4、コーヒーメーカー3の各インバータ回路15ないし
17のIGBT19、28、29をオンオフ制御する。
【0036】この結果、電子レンジ2のマグネトロン2
2への供給電力は0.6KW、炊飯器4の加熱コイル2
7への供給電力は0.8KW、コーヒーメーカー3の加
熱コイル26への供給電力は0.1KWとなる。このた
め、電源回路7に流れる電流は15Aとなり、該電源回
路7の最大許容電流15Aを越えることはない。
【0037】また、各出力設定値Ir 、Is 、Ip の合
計値が「15」以上であった場合において、例えば各出
力設定値がIr =2、Is =8、Ip =6であったとす
ると、ステップS14によりIp が「5」に変更され
る。すると、次のステップS14では「YES」となっ
て、ステップS13に移行する。
【0038】そして、ステップS13で、電子レンジ2
および炊飯器4の出力設定値Ir およびIs は当初の設
定値「2」および「8」のまま、コーヒーメーカー3の
出力設定値Ip はステップS14で変更された設定値で
ある「5」となるように電子レンジ2、炊飯器4、コー
ヒーメーカー3の各インバータ回路15ないし17のI
GBT19、28、29のデューティを制御する。
【0039】この結果、電子レンジ2のマグネトロン2
2への供給電力は0.2KW、炊飯器4の加熱コイル2
7への供給電力は0.8KW、コーヒーメーカー3の加
熱コイル26への供給電力は0.5KWとなる。このた
め、電源回路7に流れる電流は15Aとなり、該電源回
路7の最大許容電流15Aを越えることはない。
【0040】このように本実施例によれば、電子レンジ
2、コーヒーメーカー3、炊飯器4を運転する場合、電
源回路7に流れる電流が該電源回路7の最大許容電流を
越えないように、電子レンジ2およびコーヒーメーカー
3への供給電力を制限するようにしたので、電源コード
6のプラグ5を住宅の通常の電源コンセントに差し込ん
で使用しても支障なくなる。
【0041】また、本実施例では、炊飯器4を供給電力
の制限対象機器から除外したので、特に炊飯時において
電力制限を受けて米が生煮え状態になるといった不具合
を生ずるおそれがなく、常に良好に炊飯できる。
【0042】更に、供給電力の制限する場合、まずコー
ヒーメーカー3の供給電力を制限することによって、電
源回路7に流れる電流がその最大許容電流を越えないよ
うにするので、電子レンジ2の調理進行が遅れることを
極力防止できる。
【0043】そして、コーヒーメーカー3だけの供給電
力制限では、電源回路7の電流がその最大許容電流を越
える場合には、コーヒーメーカー3を保温に最低限必要
な0.1KWに制限した上で、電子レンジ2への供給電
力を制限するので、コーヒー抽出用の湯或いは保温中に
あるコーヒー液が冷えたりするおそれがない。
【0044】なお、加熱源としては電気ヒータであって
も良く、加熱機器への供給電力を制御する手段として
は、上記実施例で示したインバータ回路によるものに限
られず、サイクル制御、位相制御など、他に種々考えら
れる。
【0045】また、加熱機器としては、上記実施例に示
した機器に限られるものではないことはもちろんで、こ
の場合において、炊飯器などの電力制限すると機能上の
問題を生ずる機器がなければ、全ての加熱機器を電力制
限対象器機としても良い。
【0046】更に、加熱機器としては調理機器に限ら
ず、それ以外の例えば食器乾燥器等であっても良い。そ
の他、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更
して実施できるものである。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の集合形加熱
装置によれば、次のような効果を得ることができる。
【0048】請求項1記載の集合形加熱装置では、加熱
機器に供給する実際の電力を、電源回路に流れる実際の
総電流がその最大許容電流以下となるように低減させる
構成としたことにより、電源回路に流れる電流がその最
大許容電流を越えるような加熱機器の運転を回避するこ
とができ、その結果、住宅に設備される通常の電源コン
セントをそのまま使用できる。
【0049】請求項2記載の集合形加熱装置では、加熱
機器の加熱源を、高周波電力が供給されることにより被
加熱物を誘導加熱する加熱コイルとしたことにより、電
気ヒータの熱を熱伝導により被加熱物に伝えて加熱する
場合に比べて、被加熱物を効率良く加熱することができ
る。
【0050】請求項3記載の集合形加熱装置では、複数
の加熱機器への供給電力の制御を、インバータ回路によ
り行う構成としたことより、加熱機器への供給電力の制
御が行い易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体の電気回路構成図
【図2】電力制御部分の電気的構成を示すブロック図
【図3】集合形加熱装置の斜視図
【図4】制御内容を示すフローチャート
【符号の説明】
1はキャビネット、2は電子レンジ、3はコーヒーメー
カー、4は炊飯器、7は電源回路、12は整流器、15
ないし17はインバータ回路、22はマグネトロン、2
6,27は加熱コイル、37は制御装置(制御手段)、
38ないし40は制御装置である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の加熱機器を備え、電源回路から各
    加熱機器への電力供給を制御手段により制御するものに
    おいて、前記各加熱機器において設定された運転内容を
    検知する手段と、前記加熱機器を設定された運転内容で
    運転したとき前記電源回路に流れる総電流を予測する手
    段とを具備し、前記制御手段は、前記予測された総電流
    が前記電源回路の最大許容電流よりも大きいとき、加熱
    機器に供給する実際の電力を、電源回路に流れる実際の
    総電流がその最大許容電流以下となるように制御するこ
    とを特徴とする集合形加熱装置。
  2. 【請求項2】 複数の加熱機器には、加熱源を、高周波
    電力が供給されることにより被加熱物を誘導加熱する加
    熱コイルとした加熱機器が含まれていることを特徴とす
    る請求項1記載の集合形加熱装置。
  3. 【請求項3】 複数の加熱機器への供給電力の制御は、
    インバータ回路により行うことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の集合形加熱装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008061730A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 家庭電気製品収納庫

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008061730A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 家庭電気製品収納庫

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