JPH08288059A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

Info

Publication number
JPH08288059A
JPH08288059A JP8224195A JP8224195A JPH08288059A JP H08288059 A JPH08288059 A JP H08288059A JP 8224195 A JP8224195 A JP 8224195A JP 8224195 A JP8224195 A JP 8224195A JP H08288059 A JPH08288059 A JP H08288059A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operating frequency
input current
load
switching element
heating coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8224195A
Other languages
English (en)
Inventor
Taishiyou Ogata
大象 緒方
Kiyoshi Izaki
潔 井崎
Hideki Omori
英樹 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8224195A priority Critical patent/JPH08288059A/ja
Publication of JPH08288059A publication Critical patent/JPH08288059A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力電流検知部と動作周波数検知部からの入
力により、判定部で負荷を判定し、負荷に応じて入力電
力を変化させることにより、負荷に応じたパワーを供給
することができる誘導加熱調理器を提供することを目的
とする。 【構成】 入力電流検知部19と動作周波数検知部17
bからの入力により判定部17cであらかじめ入力され
た値と比較して負荷を判定し、負荷に応じた入力電流の
制限値によって入力電力を制限し、この制限値は誘導加
熱調理器の冷却できる限界となる入力電力より低い値に
設定し、判定部17cによって判定された負荷に応じた
制限値に入力電力を制限する誘導加熱調理器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバーターの制御手
段に特徴を有する誘導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の入力電流検知部からの入力により
入力電流を制御する制御手段を用いた誘導加熱調理器の
インバーター回路の一例を図7、図8を用いて説明す
る。
【0003】図7は従来の誘導加熱調理器の回路の一例
である。51は直流電源、52は加熱コイルで、図には
特に記載していないがこの上に被加熱物(鍋等)が置か
れる。53は共振コンデンサで、加熱コイル52と共振
コンデンサ53で負荷回路54が構成されている。55
はスイッチング素子で、本例では大電流(60A)、高
耐圧(900V)のIGBTを用いている。56は逆導
通ダイオードである。57はスイッチング素子55を制
御する信号を出す制御回路で、図には特に記載していな
いが、スイッチング素子55の両端にかかる電圧Vce
を検知しており、スイッチング素子55を駆動するドラ
イブ回路57aを内蔵している。
【0004】図8は定常動作時におけるインバーター各
部の動作波形である。図8(ア)は制御回路57から出
力されるドライブ信号で、この出力がHighの時にス
イッチング素子55がオンになる。図8(イ)は、スイ
ッチング素子55と逆導通ダイオード56に流れる電流
Icで、図8(ウ)はスイッチング素子55の両端にか
かる電圧Vceである。
【0005】以下、図7及び図8をもとに、この回路の
動作の説明を行う。制御回路57はスイッチング素子5
5を所定時間オンさせた後、ターンオフし加熱コイル5
2と共振コンデンサ53からなる負荷回路54を共振さ
せる。さらに制御回路57はVceを検知しており、V
ceの立ち下がりが所定値よりも低くなると再び、スイ
ッチング素子55をオンさせる。以上の動作を繰り返す
ため図7の制御回路57における図8(ア)のドライブ
信号に対して、Icは図8(イ)の様に、Vceは図8
(ウ)の様になり、加熱コイル52上に置かれた鍋にパ
ワーが供給される。この鍋に供給されるパワーはスイッ
チング素子55のオン時間を制御し、インバーター回路
58の入力電流を変化させることにより自在に変えるこ
とができる。よって、入力電力をPin、直流電源51
の出力電圧をVdc、入力電流(実効値)をIinとし
た場合、Pin=Vdc×Iinが成立する。この式
は、入力電流Iinを制限値に制御することにより、P
inが一定値に保たれる事を表す。また、入力電流検知
回路からの信号により、鍋に供給されるパワーを検知す
ることができる。
【0006】従来のインバーターの制御手段は、入力電
流が設定値を越えないように制限する制御回路が一般的
であった。しかしながら、誘導加熱調理器においては、
一定の入力電流に制御した場合でも、被加熱物の特性に
より、スイッチング素子55の電流電圧特性や、動作周
波数等が異なるため、被加熱物に供給されるパワーは一
定となるが、スイッチング素子の損失に差が生じてい
た。
【0007】図9に負荷a、負荷b、負荷cの入力電力
と動作周波数の特性を示す。ここで、負荷aは非磁性
鍋、負荷bホーロー鍋など、負荷cは磁性鍋に代表され
る。また、各負荷を加熱する場合において、スイッチン
グ素子の損失が誘導加熱調理器の冷却できる限界となる
入力電力を点で示している。各負荷とも、点より入力電
力が大きくなると、スイッチング素子の損失が誘導加熱
調理器の冷却できる限界より大きくなり、破壊に至るお
それがあるので、通常は点より入力電力が低い値に制限
値を設定する。そのため、従来の制御方法では、同じパ
ワーを供給した場合にスイッチング素子の損失が最大と
なる負荷の特性によって、入力電流の制限値を決定して
いた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインバーターの制御手段では、同じパワーを供給し
た場合にスイッチング素子の損失が最大となる負荷以外
については、更にパワーを供給できる余裕があるにもか
かわらず、設定値以上はパワーを供給することはできな
い。つまり、実際に家庭で使用する場合、普段使用する
鍋等の被加熱物が、スイッチング素子の損失が高くなる
特性の負荷に合わせたパワーしか供給されないと言う課
題を有していた。
【0009】本発明は、前記課題を解決するためのもの
で、動作周波数と入力電流の特性をから負荷を判定し、
負荷に応じて供給するパワーを制限し、供給する誘導加
熱調理器を提供することを第1の目的とするものであ
る。
【0010】また、入力電流に応じて動作周波数の範囲
をあらかじめ設定し、設定された範囲内の動作周波数に
ついては、つまり、スイッチング素子の損失が誘導加熱
調理器の冷却できる限界より大きくなる被加熱物を加熱
する動作周波数の範囲である場合のみ、被加熱物に供給
するパワーを制限するる誘導加熱調理器を提供すること
を第2の目的とするものである。
【0011】また、入力電流に応じて動作周波数をあら
かじめ設定し、設定値より動作周波数が大きい場合に
は、つまり、スイッチング素子の損失が誘導加熱調理器
の冷却できる限界より大きくなる被加熱物を加熱する動
作周波数以上については、被加熱物に供給するパワーを
制限する誘導加熱調理器を提供することを第3の目的と
するものである。
【0012】また、あらかじめ設定した所定の入力電流
時に、動作周波数の範囲をあらかじめ設定し、設定した
範囲内の動作周波数の場合は、つまり、スイッチング素
子の損失が誘導加熱調理器の冷却できる限界より大きく
なる被加熱物を加熱する動作周波数の場合のみ、被加熱
物に供給するパワーを制限する誘導加熱調理器を提供す
ることを第4の目的とするものである。
【0013】また、あらかじめ設定した所定の入力電流
時に、動作周波数をあらかじめ設定し、設定値より動作
周波数が大きい場合には、つまり、スイッチング素子の
損失が誘導加熱調理器の冷却できる限界より大きくなる
被加熱物を加熱する動作周波数以上については、被加熱
物に供給するパワーを制限する誘導加熱調理器を提供す
ることを第5の目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明の第1の手段は、加熱コイルとそれに直
列接続したスイッチング素子と前記加熱コイルに並列接
続した共振コンデンサと前記スイッチング素子に並列に
接続した逆導通ダイオードとからなるインバーター回路
と、前記インバーター回路の入力電流検知部と、動作周
波数検知部と、これら両検知部からの入力により負荷を
判定する判定部と、負荷に応じて入力電流を制御する手
段を有する制御回路を設けたことを特徴とする誘導加熱
調理器とする。
【0015】第2の目的を達成するために本発明の第2
の手段は、加熱コイルとそれに直列接続したスイッチン
グ素子と前記加熱コイルに並列接続した共振コンデンサ
と前記スイッチング素子に並列に接続した逆導通ダイオ
ードとからなるインバーター回路と、前記インバーター
回路の入力電流検知部と、動作周波数検知部とを備え、
入力電流値に応じた動作周波数の範囲をあらかじめ設定
し、設定された範囲内の動作周波数では入力電流を制限
する制御手段を有する制御回路を設けたことを特徴とす
る誘導加熱調理器とする。
【0016】第3の目的を達成するために本発明の第3
の手段は、加熱コイルとそれに直列接続したスイッチン
グ素子と前記加熱コイルに並列接続した共振コンデンサ
と前記スイッチング素子に並列に接続した逆導通ダイオ
ードとからなるインバーター回路と、前記インバーター
回路の入力電流検知部と、動作周波数検知部とを備え、
入力電流値に応じた動作周波数をあらかじめ設定し、設
定した値より動作周波数が大きければ入力電流を制限す
る制御手段を有する制御回路を設けたことを特徴とする
誘導加熱調理器とする。
【0017】第4の目的を達成するために本発明の第4
の手段は、加熱コイルとそれに直列接続したスイッチン
グ素子と前記加熱コイルに並列接続した共振コンデンサ
と前記スイッチング素子に並列に接続した逆導通ダイオ
ードとからなるインバーター回路と、前記インバーター
回路の入力電流検知部と、動作周波数検知部とを備え、
所定の入力電流時での動作周波数の範囲をあらかじめ設
定し、設定された範囲内の動作周波数では入力電流を制
限する制御手段を有する制御回路を設けたことを特徴と
する誘導加熱調理器とする。
【0018】第5の目的を達成するために本発明の第5
の手段は、加熱コイルとそれに直列接続したスイッチン
グ素子と前記加熱コイルに並列接続した共振コンデンサ
と前記スイッチング素子に並列に接続した逆導通ダイオ
ードとからなるインバーター回路と、前記インバーター
回路の入力電流検知部と、動作周波数検知部とを備え、
所定の入力電流時での動作周波数をあらかじめ設定し、
設定した値より動作周波数が大きければ入力電流を制限
する制御手段を有する制御回路を設けたことを特徴とす
る誘導加熱調理器とする。
【0019】
【作用】上記構成により、負荷を判断し、負荷に応じた
入力電力を設定し、スイッチング素子の損失が誘導加熱
調理器の冷却できる限界まで、鍋にパワーを供給できる
誘導加熱調理器を提供することができる。
【0020】また、入力電流に応じて、動作周波数の範
囲をあらかじめ設定し、設定範囲内に動作周波数が入っ
ている場合には、負荷に応じた入力電力に設定し、スイ
ッチング素子の損失が誘導加熱調理器の冷却できる限界
まで、鍋にパワーを供給できる。
【0021】また、入力電流に応じて、動作周波数をあ
らかじめ設定し、動作周波数が設定値以上の場合には、
負荷に応じた入力電力に設定し、スイッチング素子の損
失が誘導加熱調理器の冷却できる限界まで、鍋にパワー
を供給できる。
【0022】また、あらかじめ設定した所定の入力電流
時に、動作周波数の範囲をあらかじめ設定し、設定範囲
内に動作周波数が入っている場合には、負荷に応じた入
力電力に設定し、スイッチング素子の損失が誘導加熱調
理器の冷却できる限界まで、鍋にパワーを供給できる。
【0023】また、あらかじめ設定した所定の入力電流
時に、動作周波数をあらかじめ設定し、動作周波数が設
定値以上の場合には、負荷に応じた入力電力に設定し、
スイッチング素子の損失が誘導加熱調理器の冷却できる
限界まで、鍋にパワーを供給できる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図1及
び図2を用いて説明する。図1は本発明の誘導加熱調理
器の回路の一例である。11は直流電源、12は加熱コ
イルで、図には特に記載していないがこの上に被加熱物
(鍋等)が置かれる。13は共振コンデンサで、加熱コ
イル12と共振コンデンサ13で負荷回路14が構成さ
れている。15はスイッチング素子で、本例では大電流
(60A)、高耐圧(900V)のIGBTを用いてい
る。16は逆導通ダイオードである。17はスイッチン
グ素子15を制御する信号を出す制御回路で、図には特
に記載していないが、スイッチング素子15の両端にか
かる電圧Vceを検知しており、スイッチング素子15
を駆動するドライブ回路17aを内蔵している。また、
入力電流検知部19、及び動作周波数検知部17bから
の入力により判定部17cであらかじめ入力された値と
比較して負荷を判定し、負荷に応じた入力電流の制限値
によって、入力電力を制限する。
【0025】その制限値を図2に示す。図2に負荷a、
負荷b、負荷cの入力電力と動作周波数の特性を示す。
負荷aは非磁性鍋、負荷bホーロー鍋など、負荷cは磁
性鍋に代表される。また、各負荷を加熱する場合におい
て、スイッチング素子の損失が誘導加熱調理器の冷却で
きる限界となる入力電力を点で示している。各負荷と
も、点より入力電力が大きくなると、スイッチング素子
の損失が誘導加熱調理器の冷却できる限界より大きくな
り、破壊に至るおそれがある。よって、それぞれの負荷
について、点より入力電力が低い値に制限値を設定し、
判定部17cによって判定された負荷に応じた制限値で
入力電力を制限する。そのため、従来の制御方法では、
負荷に関らず一定のパワーしか供給できなかったが、負
荷に応じたパワーを供給することができる。
【0026】次に本発明の第2の実施例について図3を
用いて説明する。図1の入力電流検知部19、及び動作
周波数検知部17bの両検知部からの入力により、判定
部17cにおいて、入力電流値に応じて、あらかじめ設
定された動作周波数の範囲内であるか否か判定する。こ
こでは、図3に示すような負荷の動作周波数の範囲に設
定する。
【0027】図3に負荷a、負荷b、負荷cの入力電力
と動作周波数の特性を示す。負荷aは非磁性鍋、負荷b
ホーロー鍋など、負荷cは磁性鍋に代表される。また、
各負荷を加熱する場合において、スイッチング素子の損
失が誘導加熱調理器の冷却できる限界となる入力電力を
点で示している。各負荷とも、点より入力電力が大きく
なると、スイッチング素子の損失が誘導加熱調理器の冷
却できる限界より大きくなり、破壊に至るおそれがあ
る。図3においては、負荷aの特性のみが、最大入力電
力値でのスイッチング素子の損失が、誘導加熱調理器の
冷却できる限界より大きくなる被加熱物を加熱する動作
周波数の範囲であるため、この場合のみ、負荷aの制限
値で制御し、スイッチング素子を保護する。
【0028】次に本発明の第3の実施例について図4を
用いて説明する。図1の入力電流検知部19、及び動作
周波数検知部17bの両検知部からの入力により、判定
部17cにおいて、入力電流値に応じて、あらかじめ設
定された動作周波数以上であるか否か判定する。ここで
は、図4に示す様な、負荷の動作周波数に設定する。
【0029】図4に負荷a、負荷b、負荷cの入力電力
と動作周波数の特性を示す。負荷aは非磁性鍋、負荷b
ホーロー鍋など、負荷cは磁性鍋に代表される。また、
各負荷を加熱する場合において、スイッチング素子の損
失が誘導加熱調理器の冷却できる限界となる入力電力を
点で示している。各負荷とも、点より入力電力が大きく
なると、スイッチング素子の損失が誘導加熱調理器の冷
却できる限界より大きくなり、破壊に至るおそれがあ
る。図4においては、負荷aの特性のみが、最大入力電
力値でのスイッチング素子の損失が、誘導加熱調理器の
冷却できる限界より大きくなる被加熱物を加熱する動作
周波数以上であるため、この場合のみ、負荷aの制限値
で制御し、スイッチング素子を保護する。
【0030】次に本発明の第4の実施例について図5を
用いて説明する。図1の入力電流検知部19、及び動作
周波数検知部17bの両検知部からの入力により、判定
部17cにおいて、あらかじめ設定した所定の入力電流
時に、あらかじめ設定された動作周波数の範囲内である
か否か判定する。ここでは、図5に示す様な、負荷の動
作周波数の範囲に設定する。図5に負荷a、負荷b、負
荷cの入力電力と動作周波数の特性を示す。負荷aは非
磁性鍋、負荷bホーロー鍋など、負荷cは磁性鍋に代表
される。また、各負荷を加熱する場合において、スイッ
チング素子の損失が誘導加熱調理器の冷却できる限界と
なる入力電力を点で示している。各負荷とも、点より入
力電力が大きくなると、スイッチング素子の損失が誘導
加熱調理器の冷却できる限界より大きくなり、破壊に至
るおそれがある。図5においては、負荷aの特性のみ
が、最大入力電力値でのスイッチング素子の損失が、誘
導加熱調理器の冷却できる限界より大きくなる被加熱物
を加熱する動作周波数の範囲であるため、この場合の
み、負荷aの制限値で制御し、スイッチング素子を保護
する。
【0031】次に本発明の第5の実施例について図6を
用いて説明する。図1の入力電流検知部19、及び動作
周波数検知部17bの両検知部からの入力により、判定
部17cにおいて、あらかじめ設定した所定の入力電流
時に、あらかじめ設定された動作周波数以上であるか否
か判定する。ここでは、図6に示す様な、負荷の動作周
波数に設定する。図6に負荷a、負荷b、負荷cの入力
電力と動作周波数の特性を示す。負荷aは非磁性鍋、負
荷bホーロー鍋など、負荷cは磁性鍋に代表される。ま
た、各負荷を加熱する場合において、スイッチング素子
の損失が誘導加熱調理器の冷却できる限界となる入力電
力を点で示している。各負荷とも、点より入力電力が大
きくなると、スイッチング素子の損失が誘導加熱調理器
の冷却できる限界より大きくなり、破壊に至るおそれが
ある。図6においては、負荷aの特性のみが、最大入力
電力値でのスイッチング素子の損失が、誘導加熱調理器
の冷却できる限界より大きくなる被加熱物を加熱する動
作周波数以上であるため、この場合のみ、負荷aの制限
値で制御し、スイッチング素子を保護する。
【0032】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明の第1の手段によって、負荷を判断し、負荷に応じた
入力電力を設定し、スイッチング素子の損失が誘導加熱
調理器の冷却できる限界まで、鍋にパワーを供給できる
誘導加熱調理器を提供するものである。
【0033】また、本発明の第2の手段によって、入力
電流に応じて、動作周波数の範囲をあらかじめ設定し、
設定範囲内に動作周波数が入っている場合には、負荷に
応じた入力電力に設定し、スイッチング素子の損失が誘
導加熱調理器の冷却できる限界まで、鍋にパワーを供給
できる誘導加熱調理器を提供するものである。
【0034】また、本発明の第3の手段によって、入力
電流に応じて、動作周波数をあらかじめ設定し、動作周
波数が設定値以上の場合には、負荷に応じた入力電力に
設定し、スイッチング素子の損失が誘導加熱調理器の冷
却できる限界まで、鍋にパワーを供給できる誘導加熱調
理器を提供するものである。
【0035】また、本発明の第4の手段によって、あら
かじめ設定した所定の入力電流時に、動作周波数の範囲
をあらかじめ設定し、設定範囲内に動作周波数が入って
いる場合には、負荷に応じた入力電力に設定し、スイッ
チング素子の損失が誘導加熱調理器の冷却できる限界ま
で、鍋にパワーを供給できる誘導加熱調理器を提供する
ものである。
【0036】また、本発明の第5の手段によって、あら
かじめ設定した所定の入力電流時に、動作周波数をあら
かじめ設定し、動作周波数が設定値以上の場合には、負
荷に応じた入力電力に設定し、スイッチング素子の損失
が誘導加熱調理器の冷却できる限界まで、鍋にパワーを
供給できる誘導加熱調理器を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誘導加熱調理器のインバーター回路の
ブロック構成図
【図2】本発明の誘導加熱調理器の第1の実施例におけ
る動作周波数と入力電力の関係を示す図
【図3】本発明の誘導加熱調理器の第2の実施例におけ
る動作周波数と入力電力の関係を示す図
【図4】本発明の誘導加熱調理器の第3の実施例におけ
る動作周波数と入力電力の関係を示す図
【図5】本発明の誘導加熱調理器の第4の実施例におけ
る動作周波数と入力電力の関係を示す図
【図6】本発明の誘導加熱調理器の第5の実施例におけ
る動作周波数と入力電力の関係を示す図
【図7】従来の誘導加熱調理器の制御手段を用いたイン
バーター回路の概略構成図
【図8】同インバーター回路の動作波形図
【図9】従来の誘導加熱調理器における動作周波数と入
力電力の関係を示す図
【符号の説明】
11、51 直流電源 12、52 加熱コイル 13、53 共振コンデンサ 14、54 負荷回路 15、55 スイッチング素子 16、56 逆導通ダイオード 17、57 制御回路 17a、57a ドライブ回路 17b 判別部 17c 動作周波数検知部 18、58 インバーター回路 19、59 入力電流検知部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱コイルとそれに直列接続したスイッ
    チング素子と前記加熱コイルに並列接続した共振コンデ
    ンサと前記スイッチング素子に並列に接続した逆導通ダ
    イオードとからなるインバーター回路と、前記インバー
    ター回路の入力電流検知部と、動作周波数検知部と、こ
    れら両検知部からの入力により負荷を判定する判定部
    と、負荷に応じて入力電流を制御する手段を有する制御
    回路を設けたことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 加熱コイルとそれに直列接続したスイッ
    チング素子と前記加熱コイルに並列接続した共振コンデ
    ンサと前記スイッチング素子に並列に接続した逆導通ダ
    イオードとからなるインバーター回路と、前記インバー
    ター回路の入力電流検知部と、動作周波数検知部とを備
    え、入力電流値に応じた動作周波数の範囲をあらかじめ
    設定し、設定された範囲内の動作周波数では入力電流を
    制限する制御手段を有する制御回路を設けたことを特徴
    とする誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 加熱コイルとそれに直列接続したスイッ
    チング素子と前記加熱コイルに並列接続した共振コンデ
    ンサと前記スイッチング素子に並列に接続した逆導通ダ
    イオードとからなるインバーター回路と、前記インバー
    ター回路の入力電流検知部と、動作周波数検知部とを備
    え、入力電流値に応じた動作周波数をあらかじめ設定
    し、設定した値より動作周波数が大きければ入力電流を
    制限する制御手段を有する制御回路を設けたことを特徴
    とする誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 加熱コイルとそれに直列接続したスイッ
    チング素子と前記加熱コイルに並列接続した共振コンデ
    ンサと前記スイッチング素子に並列に接続した逆導通ダ
    イオードとからなるインバーター回路と、前記インバー
    ター回路の入力電流検知部と、動作周波数検知部とを備
    え、所定の入力電流時での動作周波数の範囲をあらかじ
    め設定し、設定された範囲内の動作周波数では入力電流
    を制限する制御手段を有する制御回路を設けたことを特
    徴とする誘導加熱調理器。
  5. 【請求項5】 加熱コイルとそれに直列接続したスイッ
    チング素子と前記加熱コイルに並列接続した共振コンデ
    ンサと前記スイッチング素子に並列に接続した逆導通ダ
    イオードとからなるインバーター回路と、前記インバー
    ター回路の入力電流検知部と、動作周波数検知部とを備
    え、所定の入力電流時での動作周波数をあらかじめ設定
    し、設定した値より動作周波数が大きければ入力電流を
    制限する制御手段を有する制御回路を設けたことを特徴
    とする誘導加熱調理器。
JP8224195A 1995-04-07 1995-04-07 誘導加熱調理器 Pending JPH08288059A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8224195A JPH08288059A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 誘導加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8224195A JPH08288059A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 誘導加熱調理器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08288059A true JPH08288059A (ja) 1996-11-01

Family

ID=13768927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8224195A Pending JPH08288059A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 誘導加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08288059A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004171879A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Mitsubishi Electric Corp 電磁調理器
JP2007080840A (ja) * 2006-11-27 2007-03-29 Mitsubishi Electric Corp 電磁調理器
JP2007080841A (ja) * 2006-11-27 2007-03-29 Mitsubishi Electric Corp 電磁調理器
JP2007087962A (ja) * 2006-11-27 2007-04-05 Mitsubishi Electric Corp 電磁調理器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004171879A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Mitsubishi Electric Corp 電磁調理器
JP2007080840A (ja) * 2006-11-27 2007-03-29 Mitsubishi Electric Corp 電磁調理器
JP2007080841A (ja) * 2006-11-27 2007-03-29 Mitsubishi Electric Corp 電磁調理器
JP2007087962A (ja) * 2006-11-27 2007-04-05 Mitsubishi Electric Corp 電磁調理器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950000121B1 (ko) 전자조리기
CN100525551C (zh) 逆变器电路和感应加热式烹调装置及它们的操作方法
JPH05251172A (ja) 電磁誘導加熱調理器
JPH08288059A (ja) 誘導加熱調理器
JPH11121159A (ja) 電磁調理器
JPH09223577A (ja) 誘導加熱調理器
JP3175576B2 (ja) 誘導加熱調理器
KR0141797B1 (ko) 복합조리기의 스위칭소자 보호장치
KR0151289B1 (ko) 유도가열 조리기의 제어 방법
EP3836753B1 (en) Method and system to control a qr-inverter in a induction cooking appliance
JP2003070641A (ja) 電磁誘導加熱式炊飯器
JPH08148266A (ja) 電磁調理器
JP3201150B2 (ja) ジャー炊飯器
KR20210113838A (ko) 유도가열방식을 이용한 용기 가열 방법
KR100186481B1 (ko) 유도 가열 조리기의 출력 제어장치
JP2001023770A (ja) 加熱調理器
JP2003045637A (ja) 誘導加熱調理器
JPH04277488A (ja) 誘導加熱調理器
JP2642823B2 (ja) 電磁調理器
JPH07211446A (ja) 電磁誘導加熱調理器
JP2959159B2 (ja) 誘導加熱調理器
KR20200009755A (ko) 인덕션 레인지용 스위치소자 보호 방법
JP2865669B2 (ja) 電磁調理器
JP3019440B2 (ja) 誘導加熱調理器
KR100324529B1 (ko) 입력전압감지회로

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050622

A977 Report on retrieval

Effective date: 20050912

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050920

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051111

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060131