JPH061008B2 - タイルブロツク壁体およびその構築方法 - Google Patents

タイルブロツク壁体およびその構築方法

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JPH061008B2
JPH061008B2 JP17496387A JP17496387A JPH061008B2 JP H061008 B2 JPH061008 B2 JP H061008B2 JP 17496387 A JP17496387 A JP 17496387A JP 17496387 A JP17496387 A JP 17496387A JP H061008 B2 JPH061008 B2 JP H061008B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建築物の内、外装壁、天井壁などに用いるタ
イルブロック壁体及びその構築方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、例えば特開昭61-282546号公報に示されているよ
うに、裏面に全長にわたって蟻溝を形成したタイルブロ
ックを用いた外装壁があった。この外装壁として用いる
タイルブロック壁体は、建築物の躯体に金属板の曲げ加
工品からなる取付板を固定し、この取付板に互いに平行
に形成した複数の係合凸条にタイルブロックの蟻溝を嵌
挿係着させ、前記係合凸条と蟻溝の側壁の間にキーを介
挿させて、係合凸条の長手方向に沿い多数のタイルブロ
ックを保持させたものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上のように構成された従来のタイルブロック壁体は、
大きな面積の金属板を曲げ加工した取付板を用いている
ので、取付板の加工コストが高く、又キーを用いてタイ
ルブロックを係合凸条の長手方向に固定しているので、
上記壁体の構築時の作業性が悪い上に、タイルブロック
を係合凸条長手方向に位置決めにしにくく、目地間隔を
一定に仕上げることがむずかしく、更に上下方向に係合
凸条を沿わせて配設したり、曲面にタイルブロックを保
持させたりすることが困難であるという問題点があっ
た。
本発明は、前述した問題点を解決して、加工コストが安
い取付部材に対し裏面に蟻溝を有するタイルブロックを
前記取付部材の長手方向に確実に位置決めできるように
して、目地間隔を一定化でき、更にタイルブロックを左
右方向、上下方向に取付部材に沿わせて保持させたり、
曲面にタイルブロックを取付部材を介して沿わせたりし
て保持させることができるタイルブロック壁体を提供
し、又、このタイルブロック壁体を容易に作業性よく構
築できる構築方法を提供することを目的としている。
〔課題解決の手段〕
第1発明のタイルブロック壁体は、建築物の躯体側に固
定し、この固定面と離れたフランジを長手方向に沿い両
側に形成した長尺の取付部材と、裏面に全長にわたって
形成した蟻溝を前記フランジの長手方向に沿って係合支
持させると共に、前記取付部材のフランジに設けた切起
し爪によって両端面を支持したタイルブロックとを備
え、複数のタイルブロックを取付部材の長手方向に沿っ
て保持させたものである。
第2発明のタイルブロック壁体は、建築物の躯体側に固
定し、この固定面と離れたフランジを長手方向に沿い両
側に形成した長尺の取付部材と、裏面に全長にわたって
形成した蟻溝を前記フランジの長手方向に沿って係合支
持させると共に、前記取付部材のフランジに設けた切起
し爪によって両端面を支持したタイルブロックとを備
え、複数のタイルブロックを取付部材の長手方向に沿っ
て保持させるタイルブロック壁体であって、 前記切起し爪は、前記フランジの少くとも一方に所定間
隔で形成された切込みを、タイルブロック取付時に工事
等で屈曲形成してなり、 前記一側のフランジの端部に所定幅の切欠きを形成する
と共に、この切欠きを設けたフランジの端部に位置する
タイルブロックを、接着剤により前記取付部材と支持部
材の少なくとも一方に固着したものである。
更に、第3発明のタイルブロック壁体の構築方法は、建
築物の躯体側に、長手方向両側にフランジが形成され、
該フランジの少なくとも一方に所定間隔で切込みが形成
してあり、更に、一側のフランジの端部に所定幅の切欠
きが形成してある長尺の取付部材を固定し、裏面に全長
にわたって蟻溝が形成してあるタイルブロックを、前記
取付部材のフランジに前記切欠きのある端部から蟻溝を
係合支持させて取付部材の長手方向に移動させた後、前
記切込みからフランジの一部を屈曲させて切起し爪を形
成し、切起し爪によってタイルブロックの端面を支持
し、複数のタイルブロックを取付部材の長手方向に沿っ
て保持させ、前記切欠きのある端部に位置するタイルブ
ロックを接着剤によって取付部材と支持部材の少なくと
も一方に固着するものである。
〔作用〕 第1発明によるタイルブロック壁体は、前述したように
構成されているので、長手方向に沿い両側にフランジを
形成した長尺の断面ハット形又は断面I形の幅の狭いも
のでよく、しかも、フランジに切起し爪を形成する切込
みを設ける程度の加工でよいため、加工コストが安くて
済む。
又、フランジにタイルブロックの蟻溝を係合支持させた
ことで、タイルブロックのフランジの長手方向と直交す
る方向の位置決めができると共に、フランジに設けた切
起し爪によって上下に隣接するタイルブロックの上下両
端面又は下端面を支持させることができて、タイルブロ
ックの取付部材長手方向の位置決めが確実にできるの
で、タイルブロックの目地間隔、特に取付部材長手方向
の目地間隔を一定化できる。
更に、個々のタイルブロックの荷重を個々の切起し爪に
よって受けることができるので、応力集中を分散させる
ことが出来る。
更に、取付部材の幅が狭く、これらを建築物の躯体に対
し、上下方向、左右方向に所定間隔で互いに平行に取付
けることで、取付部材にタイルブロックを上下方向、左
右方向に沿わせて保持させることができ、躯体が曲面で
あっても、取付部材を曲面の軸方向と平行に取付けて、
タイルブロックを保持させることができる。
第2発明によるタイルブロック壁体は、前記第1発明の
作用に加え、フランジの端部に所定幅の切欠きを形成す
ると共に、この切欠きを設けたフランジの端部に位置す
るタイルブロックを、接着剤により前記取付部材と支持
部材の少なくとも一方に固着したので、軒天側等の狭い
場所にあっても、タイルブロックを余白部分なしに的確
に作業性よく取付けることが出来るので、無駄のない美
しい仕上りが期待できる。
第3発明によるタイルブロック壁体の構築方法は、取付
部材のフランジに所定間隔で予め切込みを設けておき、
フランジに蟻溝を係合支持させたタイルブロックの端面
を、切込みからフランジの一部を屈曲させた切起し爪に
よって支持することで、容易に作業性よく取付部材の長
手方向に対してタイルブロックを位置決めできる。又、
一定の目地間隔も容易に得られる。
更に一側のフランジの端部に予め切欠きを設けておき、
切欠きを設けた端部からフランジに蟻溝を嵌めてタイル
ブロックを切起し爪に端面が当るまで移動させること
で、タイルブロックの取付面の縁辺から突出する部分が
ある躯体であっても、タイルブロックを取付部材に容易
に保持させることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例につき図面を参照して説明す
る。
第1図、第2図において、(1)はビルディングのような
建築物のコンクリート製の躯体、(2)に躯体(1)に適宜の
手段で固定された厚さ1mm以上の亜鉛メッキ鋼板からな
る支持部材であり、この支持部材(2)に上下方向に沿っ
て複数の取付部材(3)を所定間隔で互いに平行に固定
し、これらの上端を軒天(7)の下面に当接させる。
前記取付部材(3)は、第4図に示すように、底板(3a)の
両側に側板(3b)を直角に突出させ、側板(3b)の両側にフ
ランジ(3c)を直角に突出した断面ハット形の鋼板などの
金属板からなり、一側のフランジ(3c)には長手方向の所
定間隔に切込み(3d)が形成してある。(3f)は、後述する
ように、タイルブロック(5)係着時において、この切込
み(3d)をフランジ表面側に適宜の工具で屈曲させて形成
する切起し爪である。又、他側のフランジ(3c)の端部に
はフランジ(3c)の上端から所定長さで所定幅の切欠き(3
c)が形成してある。そして、取付部材(3)は第3図Aに
示すように、底板(3a)をビス(4)によって支持部材(2)に
固定し、この固定面とフランジ(3c)を離してある。
(5)はタイルブロックであり、タイルブロック(5)は第3
図Bにも示すように、裏面に開口し開口の幅が奥よりも
狭い断面台形の蟻溝(5a)が全長にわたって形成されたも
のである。
そして、取付部材(3)のフランジ(3c)の長手方向に所定
間隔を置いて形成した各切込み(3d)の間隔は、後述する
目地材相当分の寸法を含め、タイルブロック(5)の全長
より若干長い寸法の所定間隔位置にあるように形成し、
又、第3図Aに示すフランジ(3c)の上端からの切欠き(3
e)の長さは、第2図に示すように長さが短い上端のタイ
ルブロック(5′)の全長とほぼ同じ長さ寸法にしてあ
る。
更に、第3図Aに示すように、この切欠き(3e)を設けた
残りの左右両側フランジ(3c),(3c)の外側縁間の幅は、
タイルブロック(5),(5′)の蟻溝(5a)の開口部幅とほぼ
同じ寸法にしてある。即ち、この切欠き(3e)は、上端の
タイルブロック(5′)の全長とほぼ同じ長さにする必要
があるので、施工の途中で特定された軒天(7)側の寸法
に合わせてカットするものである。尚、軒天(7)側のタ
イル寸法を予め決め得る時は、予め切欠き(3e)を形成し
ておくようにしてもよい。
次に、前記構成の取付部材(3)に、タイルブロック(5)を
取付けるには、第1図、第2図に示すように、まず、支
持部材(2)に固定された取付部材(3)のフランジ(3c)に、
切欠き(3e)を形成した上端部から最初のタイルブロック
(5)を斜めにして、このタイルブロック(5)の蟻溝(5a)を
両側のフランジ(3c)に係合支持させると共に、このタイ
ルブロック(5)を垂直にして取付部材(3)を覆い、かつ、
タイルブロック(5)を取付部材(3)の長手方向に沿って下
方に移動させ、タイルブロック(5)の下端面を取付部材
(3)の下端板などに支持させる。
その後、第5図に示すように切込み(3d)からフランジ(3
c)の一部を適宜の工具でフランジ(3c)表面側に屈曲させ
て切起し爪(3f)を形成し、この切起し爪(3f)によって最
下位置のタイルブロック(5)の上端面を支持してこのタ
イルブロック(5)を上下方向に位置決めする。
同様に次のタイルブロック(5)の蟻溝(5a)を両側のフラ
ンジ(3c)に係合支持させて、タイルブロック(5)を下方
に移動させ、このタイルブロック(5)の下端面を前記切
起し爪(3f)に当接させ、この切起し爪(3f)によってタイ
ルブロック(5)の下端面を支持させる。尚、前記におい
て、タイルブロック(5)は、切起し爪(3f)の切起し角度
に応じて、タイルブロック(5)の下端面のみを支持させ
ることもできる。
以下、前述した操作を繰返して多数のタイルブロック
(5)を取付部材(3)の長手方向に保持させる。そして取付
部材(3)の切欠き(3e)を設けた上端部に位置し、かつ、
他のタイルブロック(5)より長さが短いタイルブロック
(5′)は、接着剤によって取付部材(3)と支持部材(2)の
両方又は一方に固着する。
前述した操作を複数の互いに平行な取付部材(3)に対し
て行うことで、建築物の内、外装壁などとして用いるブ
ロック壁体を構成するものである。
更に、タイルブロック(5)の端面間及びタイルブロック
(5)の列の側面間の各目地間隔(8)及び(9)に、第2図に
示すように目地材(6)を充填するものである。
第6図は本発明を天井壁に適用した他の実施例を示す。
第6図中の第1図ないし第4図と同符号は対応する部分
を示し、第6図に示す実施例のタイルブロック壁体の構
成は、第1図ないし第4図に示すものとほぼ同様であ
る。
尚、前述した実施例では、取付部材(3)の片側のフラン
ジ(3c)のみに切込み(3d)を設けて切起し爪(3f)を形成す
るようにしたが、本発明は、両側のフランジに切込みを
設けて切起し爪を両側のフランジに形成してもよい。
又、前述した本発明の一実施例では、円弧状の柱状部に
水平断面円弧状に形成した金属板からなる支持部材(2)
を介して取付部材(3)を柱状部の軸方向を長手方向とし
て固定したが、本発明は、取付部材を直接又は適宜の支
持部材を介し、建築物の躯体の上下方向、左右方向、斜
め方向を長手方向にして固定してもよく、互いに平行に
配置した取付部材の相互間隔はこれらに保持されたタイ
ルブロック列間に目地間隔が形成されるようにするもの
である。
更に、前述した第1発明の一実施例では、取付部材の一
側のフランジの端部に所定幅の切欠きを形成したので、
天井壁の隅部や軒天がある外装壁など、タイルブロック
の取付面の縁辺からこの取付面より長く突出する部分が
ある壁体でも、タイルブロックを容易、かつ、体裁よく
取付けられるが、タイルブロックの取付面の縁辺から突
出する部分がないものに本発明を適用する場合には切欠
きを設ける必要がない。
そして、前述した第2発明、第3発明の各実施例では、
取付部材のフランジに切欠きがある端部のタイルブロッ
クのみを取付部材と支持部材の少なくとも一方に接着す
るようにしたが、本発明は全部のタイルブロックを取付
部材と支持部材の少なくとも一方に接着しても一部のタ
イルブロックを接着してもよく、更に、フランジの端部
に切欠きがないものでは全部のタイルブロックを接着し
なくてもよいが、タイルブロックの裏面は支持部材又は
建築物の躯体に当接させることが好ましい。そして又、
本発明の取付部材は断面ハット形のものに限られること
なく、断面I形のものでもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、第1発明は前記のような構成であ
るので、取付部材は長手方向に沿い両側にフランジを形
成した長尺の断面ハット形又は断面I形の幅の狭いもの
でよく、しかも、フランジに切起し爪を形成する切込み
を設ける程度の加工でよいため、加工コストが安くて済
む。
又、フランジにタイルブロックの蟻溝を係合支持させた
ことで、タイルブロックのフランジの長手方向と直交す
る方向の位置決めができると共に、フランジに設けた切
起し爪によって上下に隣接するタイルブロックの上下両
端面又は下端面を支持させることができて、タイルブロ
ックの取付部材長手方向の位置決めが確実にできるの
で、タイルブロックの目地間隔、特に取付部材長手方向
の目地間隔を一定化できる。
更に、個々のタイルブロックの荷重を個々の切起し爪に
よって受けることができるので、応力集中を分散させる
ことが出来る。
更に、取付部材の幅が狭く、これらを建築物の躯体に対
し、上下方向,左右方向に所定間隔で互いに平行に取付
けることで、取付部材にタイルブロックを上下方向,左
右方向に沿わせて保持させることができ、躯体が曲面で
あっても、取付部材を曲面の軸方向と平行に取付けて、
タイルブロックを保持させることができる。
第2発明によるタイルブロック壁体は、前記第1発明の
効果に加え、フランジの端部に所定幅の切欠きを形成す
ると共に、この切欠きを設けたフランジの端部に位置す
るタイルブロックを、接着剤により前記取付部材と支持
部材の少なくとも一方に固着したので、軒天側等の狭い
場所にあっても、タイルブロックを余白部分なしに的確
に作業性よく取付けることが出来るので、無駄のない美
しい仕上りが期待できる。
第3発明によるタイルブロック壁体の構築方法は、取付
部材のフランジに所定間隔で予め切込みを設けておき、
フランジに蟻溝を係合支持させたタイルブロックの端面
を、切込みからフランジの一部を屈曲させた切起し爪に
よって支持することで、容易に作業性よく取付部材の長
手方向に対してタイルブロックを位置決めできる。又、
一定の目地間隔も容易に得られる。
更に一側のフランジの端部に予め切欠きを設けておき、
切欠きを設けた端部からフランジに蟻溝を嵌めてタイル
ブロックを切起し爪に端面が当るまで移動させること
で、タイルブロックの取付面の縁辺から突出する部分が
ある躯体であっても、タイルブロックを取付部材に容易
に保持させることができるという多くの優れた特長を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるタイルブロック壁体を
示す要部の斜視図、第2図は同側断面図、第3図Aは同
構築方法説明用斜視図、第3図Bは同上に用いるタイル
ブロックの斜視図、第4図は取付部材の部分斜視図、第
5図は切起し爪の斜視図、第6図は天井に適用した本発
明の他の実施例によるタイルブロック壁体の斜視図であ
る。 (1)…躯体、 (2)…支持部材、 (3)…取付部材、 (3a)…底板、 (3b)…側板、 (3c)…フランジ、 (3d)…切込み、 (3e)…切欠き、 (3f)…切起し爪、 (4)…ビス、 (5),(5′)…タイルブロック、 (5a)…蟻溝、 (6)…目地材、 (7)…軒天、 (8),(9)…目地間隔。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物の躯体側に固定し、この固定面と離
    れたフランジを長手方向に沿い両側に形成した長尺の取
    付部材と、裏面に全長にわたって形成した蟻溝を前記フ
    ランジの長手方向に沿って係合支持させると共に、前記
    取付部材のフランジに設けた切起し爪によって両端面を
    支持したタイルブロックとを備え、複数のタイルブロッ
    クを取付部材の長手方向に沿って保持させたことを特徴
    とするタイルブロック壁体。
  2. 【請求項2】取付部材は、複数を互いに平行に配置し支
    持部材を介して建物の躯体に固定してある特許請求の範
    囲第1項記載のタイルブロック壁体。
  3. 【請求項3】取付部材は、支持部材に固定する底板の両
    側に側板を突出させ、側板の両側にフランジを突出させ
    た断面ハット形の金属製のものである特許請求の範囲第
    1項又は第2項記載のタイルブロック壁体。
  4. 【請求項4】建築物の躯体側に固定し、この固定面と離
    れたフランジを長手方向に沿い両側に形成した長尺の取
    付部材と、裏面に全長にわたって形成した蟻溝を前記フ
    ランジの長手方向に沿って係合支持させると共に、前記
    取付部材のフランジに設けた切起し爪によって両端面を
    支持したタイルブロックとを備え、複数のタイルブロッ
    クを取付部材の長手方向に沿って保持させるタイルブロ
    ック壁体であって、 前記切起し爪は、前記フランジの少くとも一方に所定間
    隔で形成された切込みを、タイルブロック取付時に工具
    等で屈曲形成してなり、 前記一側のフランジの端部に所定幅の切欠きを形成する
    と共に、この切欠きを設けたフランジの端部に位置する
    タイルブロックを、接着剤により前記取付部材と支持部
    材の少なくとも一方に固着した ことを特徴とするタイルブロック壁体。
  5. 【請求項5】建築物の躯体側に、長手方向両側にフラン
    ジが形成され、該フランジの少なくとも一方に所定間隔
    で切込みが形成してあり、更に、一側のフランジの端部
    に所定幅の切欠きが形成してある長尺の取付部材を固定
    し、裏面に全長にわたって蟻溝が形成してあるタイルブ
    ロックを、前記取付部材のフランジに前記切欠きのある
    端部から蟻溝を係合支持させて取付部材の長手方向に移
    動させた後、前記切込みからフランジの一部を屈曲させ
    て切起し爪を形成し、切起し爪によってタイルブロック
    の端面を支持し、複数のタイルブロックを取付部材の長
    手方向に沿って保持させ、前記切欠きのある端部に位置
    するタイルブロックを接着剤によって取付部材と支持部
    材の少なくとも一方に固着することを特徴とするタイル
    ブロック壁体の構築方法。
  6. 【請求項6】取付部材のフランジに形成する切込みは、
    タイルブロックの全長より若干長い所定間隔にしてある
    特許請求の範囲第5項記載のタイルブロック壁体の構築
    方法。
  7. 【請求項7】取付部材の一側のフランジの端部に形成す
    る切欠きは、この端部のタイルブロックの全長とほぼ同
    じ長さとし、切欠きを設けた残りの両側フランジ外側縁
    間がタイルブロックの蟻溝の開口部幅とほぼ同じ幅にし
    てある特許請求の範囲第5項又は第6項に記載のタイル
    ブロック壁体の構築方法。
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