JPH0599211A - 軸固定機構 - Google Patents

軸固定機構

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JPH0599211A
JPH0599211A JP3283790A JP28379091A JPH0599211A JP H0599211 A JPH0599211 A JP H0599211A JP 3283790 A JP3283790 A JP 3283790A JP 28379091 A JP28379091 A JP 28379091A JP H0599211 A JPH0599211 A JP H0599211A
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JP
Japan
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shaft
tapered surface
fixing
hole
bolt
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Pending
Application number
JP3283790A
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English (en)
Inventor
Setsuo Yoshida
節男 吉田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸の位置を任意に調整できる軸固定機構を製
作する。 【構成】 基台12の孔14にテーパ面を設け、固定部
材13の突起部16にもテーパ面を設けて基台12のテ
ーパ面に嵌合させ、固定部材13の少なくとも3個所を
ボルト17を用いて基台12に締め付け、各ボルト17
の締め付け程度を調整して軸11の位置を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばテレビカメラ等
の撮影用レンズ装置に内蔵される直進ガイド機構の軸固
定機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、直進ガイド機構のガイド軸を固定
する場合には、図10に示すように基台1にガイド軸2
との嵌合孔やボルト3を通す孔を設け、ガイド軸2を基
台1に嵌合した後に、ガイド軸2の反対側からボルト3
を通して締め付け固定している。また、ボルト3をガイ
ド軸2の円周方向から螺合する場合もある。
【0003】更に、図11に示すように基台1の一部に
切欠溝4やボルト3の通し孔を設け、ガイド軸2を基台
1に嵌合した後に切欠溝4を横切ってボルト3を通して
締め付け、切欠溝4の幅を狭くすることによって固定す
る場合もある。
【0004】また、図12に示すようにガイド軸2の端
部に軸線に平行な切欠面5、5’を切欠し切欠面5、
5’に対し垂直方向にボルト3の通し孔を設け、基台1
に設けた平坦部にこの切欠面5、5’を接合し、ボルト
3を通して締め付け固定する場合もある。
【0005】図13は上述した固定機構を利用した直進
ガイド機構の斜視図である。ガイド軸として2本の軸部
材6が平行に配置され、この軸部材6はリニアベアリン
グ等のガイド機構部材7を介して移動体8を直進移動さ
せるように保持している。また、移動体8は動力源であ
るモータ9によって回動されるボールねじ等の直進駆動
ねじ部材10に連結されて直進駆動力を得ている。
【0006】このように、軸部材6と直進駆動ねじ部材
10、2本の軸部材6を用いる場合には、軸部材6相互
間と直進駆動ねじ部材10の間の平行度が精度良く決め
られていないと、移動体8が移動する際に各部材に応力
が発生してしまい、直進駆動ねじ部材10を回動させる
トルクが増大したり、トルクの変動が大きくなったりす
る。従って、モータ9の消費電力が増大したり、移動体
8の位置を制御することが困難になってしまうため、上
述した平行度を精度良く決定することが重要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来例で
は、軸部材6の位置は嵌合孔や取付面の加工精度によっ
て決められるため、位置精度を良くするには部材の加工
精度を上げなければならない。実際に加工精度を向上さ
せるには限界があるため、充分な位置精度が実現できな
かったり、加工精度を高くするためのコストも増大した
りするという問題が生じてくる。本発明の目的は、上述
の問題点を解消し、軸を固定する位置を容易に精度良く
決めることができる軸固定機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの第1発明に係る軸固定機構は、軸部材と、該軸部材
を嵌合する孔を有すると共に該孔の外側部分にテーパ面
を有すると共に円周方向の少なくとも3個所にボルト挿
通孔を有する固定部材と、前記軸部材を挿通し前記テー
パ面と直接又は間接的に接するテーパ面を有すると共に
前記ボルト挿通孔と連通するねじ孔を有する基台部材
と、前記固定部材に挿通し前記基台部材のねじ孔に螺合
して軸方向に締め付けるボルトとから成ることを特徴と
するものである。
【0009】上述の目的を達成するための第2発明に係
る軸固定機構は、端部にテーパ面を有する軸部材と、該
テーパ面に接するテーパ面を有すると共に円周方向の少
なくとも3個所にボルト挿通孔を有する固定部材と、前
記軸部材を挿通すると共に前記ボルト挿通孔に連通する
ねじ孔を有する基台部材と、前記固定部材に挿通し前記
基台部材のねじ孔に螺合して軸方向に締め付けるボルト
とから成ることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】上述の構成を有する軸固定機構は、ボルトを締
め付けるとテーパ面を有する固定部材が移動し、基台部
材のテーパ面から反作用を受けて固定部材は軸を締め付
けるように働くため、円周方向のボルトの締付量を各ボ
ルトごとに調整すると、軸の位置を任意の方向に偏心し
て決めることができる。
【0011】
【実施例】本発明を図1〜図9に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図1は第1の実施例の正面図、図2
はそのA−A線に沿った断面図である。軸11を固定す
る基台12には、内側で軸11に遊嵌し外側にテーパ面
を有し、固定部材13が嵌合する孔14が設けられてい
る。また、孔14の周囲には固定部材13を固定するた
めの3個のねじ切りされたボルト孔15が設けられてい
る。一方、固定部材13の中央には軸11に嵌合する孔
が設けられ、外側には孔14のテーパ面に接合するテー
パ面を有する突起部16が設けられている。また、突起
部16の周囲には基台12に固定するためのボルト17
の挿通用のボルト孔18が、或る程度の余裕を持った大
きさの径で設けられている。
【0012】軸11を基台12に固定するためには、基
台12に軸11を挿通して軸11の先端に固定部材13
を嵌合し、基台12のテーパ面と固定部材13のテーパ
面とを嵌合させた後に、ボルト17をボルト孔18、1
5挿し込んで締め付ける。このとき、全てのボルト17
を同程度に締め付けると、固定部材13のテーパ面は基
台12のテーパ面を押圧して、基台12のテーパ面から
反作用を受ける。この反作用は固定部材13の突起部1
6を求心的に移動させるため、突起部16内に嵌合して
いる軸11を締め付けて固定することになる。
【0013】図3は軸11の中心と孔14の中心の間に
偏心量eが存在する状態の変形例の正面図、図4はその
B−B線に沿った断面図である。軸11の中心を孔14
の中心から偏心量eだけ偏心して固定する場合には、固
定部材13の突起部16のテーパ面が基台12の孔14
のテーパ面に入り込む量を円周方向ごとに調整すればよ
い。即ち、各ボルト17の締め付けの程度を加減するこ
とによって、固定部材13が軸11を保持する位置を変
化させて軸11の中心を偏心させる。なお、本実施例で
は固定部材13を基台12に固定するボルト17を3個
所としたが、4個所以上とすればより精度の高い調整が
可能になる。
【0014】図5は第2の実施例の正面図、図6はその
C−C線に沿った断面図である。孔14や固定部材13
の突起部16の外周にはテーパ面を設けずに、軸11の
先端と突起部16の孔にテーパ面が設けられている。軸
11のテーパ面は突起部16内のテーパ面に嵌合するよ
うになっている。そして、本実施例の作用、効果等は第
1の実施例とほぼ同様である。
【0015】図7は第3の実施例の正面図、図8はその
D−D線に沿った断面図である。基台12の孔14の外
側は軸11との間にボール部材19を組込むことができ
るような径とされ、孔14の内側の径とは中間でテーパ
面を有して連なっている。また、固定部材13の突起部
16の先端内側には外側に向けて拡開するテーパ面が設
けられ、突起部16は孔14に嵌合した後にボール部材
19に接するようになっている。また、本実施例の作
用、効果等も第1の実施例と同様である。
【0016】図9は本発明を応用したスチルカメラ、テ
レビカメラ等の撮影用レンズ装置に内蔵されるレンズ移
動機構の斜視図である。筒状部材20の内部にはレンズ
を搭載した移動レンズ群21が置かれ、筒状部材20の
外側に固定されたモータ22によって駆動される直進駆
動機構部材23によって移動されるようになっている。
また、移動レンズ群21の前後にはガイド機構部材24
を介してガイド軸25の一端が移動レンズ群21に固定
され、他端は軸固定機構26によって筒状部材20に固
定されて、移動レンズ群21が直進移動できるように保
持されている。
【0017】このように、撮影用レンズ装置では小型軽
量、省電力等が強く要求されるため、前述したような直
進駆動機構部材23を回動させるトルクやトルクの変動
を減少させることが重要であるため、その効果は特に大
きなものとなってくる。また、撮影用レンズ装置の移動
レンズ群21は筒状部材20の中に配置され、レンズ移
動機構も筒状部材20の中に構成されることが多いた
め、本発明による軸固定機構を用いると、軸の調整固定
が筒状部材20の外部から行えるので組み立てが容易に
なる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る軸固定
機構は、基台、固定部材、軸等にテーパ面を設け、固定
部材を介して少なくとも3方向から軸を基台に固定する
ため、ボルトを締めて固定部材を軸方向に移動させる
と、テーパ面からの反作用で固定部材には軸を締め付け
る力が発生する。このとき、各ボルトの締め付け程度を
調節して固定部材の各円周方向の移動量を変えると、テ
ーパ面の接触位置が変って軸の位置も変ることになり、
軸の位置を任意に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の正面図である。
【図2】断面図である。
【図3】変形例の正面図である。
【図4】断面図である。
【図5】第2の実施例の正面図である。
【図6】断面図である。
【図7】第3の実施例の正面図である。
【図8】断面図である。
【図9】応用例の斜視図である。
【図10】従来例の断面図である。
【図11】従来例の斜視図である。
【図12】従来例の断面図である。
【図13】従来例を応用した斜視図である。
【符号の説明】
11 軸 12 基台 13 固定部材 14 孔 15、18 ボルト孔 16 突起部 17 ボルト 19 ボール部材 20 筒状部材 26 軸固定機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 7/04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部材と、該軸部材を嵌合する孔を有す
    ると共に該孔の外側部分にテーパ面を有すると共に円周
    方向の少なくとも3個所にボルト挿通孔を有する固定部
    材と、前記軸部材を挿通し前記テーパ面と直接又は間接
    的に接するテーパ面を有すると共に前記ボルト挿通孔と
    連通するねじ孔を有する基台部材と、前記固定部材に挿
    通し前記基台部材のねじ孔に螺合して軸方向に締め付け
    るボルトとから成ることを特徴とする軸固定機構。
  2. 【請求項2】 前記固定部材と前記基台部材のテーパ面
    間にボール部材を介在させた請求項1に記載の軸固定機
    構。
  3. 【請求項3】 端部にテーパ面を有する軸部材と、該テ
    ーパ面に接するテーパ面を有すると共に円周方向の少な
    くとも3個所にボルト挿通孔を有する固定部材と、前記
    軸部材を挿通すると共に前記ボルト挿通孔に連通するね
    じ孔を有する基台部材と、前記固定部材に挿通し前記基
    台部材のねじ孔に螺合して軸方向に締め付けるボルトと
    から成ることを特徴とする軸固定機構。
JP3283790A 1991-10-04 1991-10-04 軸固定機構 Pending JPH0599211A (ja)

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JP3283790A JPH0599211A (ja) 1991-10-04 1991-10-04 軸固定機構

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030080669A (ko) * 2002-04-10 2003-10-17 현대중공업 주식회사 전단키 기능을 겸비한 테이퍼 볼트 체결장치
JP2010039405A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Nikon Corp レンズ鏡筒および撮像装置
JP2010044217A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Nikon Corp レンズ鏡筒、撮像装置および製造方法
US7874242B2 (en) 2007-03-28 2011-01-25 Smc Corporation Piston assembly in fluid pressure cylinder

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