JPH05989U - 真空ポンプ - Google Patents

真空ポンプ

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JPH05989U
JPH05989U JP4763691U JP4763691U JPH05989U JP H05989 U JPH05989 U JP H05989U JP 4763691 U JP4763691 U JP 4763691U JP 4763691 U JP4763691 U JP 4763691U JP H05989 U JPH05989 U JP H05989U
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rotor
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JP4763691U
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智秋 浦野
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セイコー精機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、真空ポンプが取付けられる装置の
小型化に寄与できるような真空ポンプを提供することを
目的とする。 【構成】 ガスを排出するための排出口22,23,2
4を複数設け、通電により作動する部品と外部電源を接
続するコネクタ27との位置関係において所望の位置の
1つの排出口を排出ポート3に用い、残りの排出口は蓋
部材25により閉止して用いないようにして真空ポンプ
を使用する。 【効果】 コネクタとの位置関係において所望の位置の
1つの排出口を排出ポートに用いることにより、コネク
タと排出ポートとのレイアウト上の自由度を向上させる
ことができ、建設費用の高いクリーンルーム等に設置さ
れる装置に真空ポンプを取付ける際にムダな隙間が生じ
るのを防止することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、計測器、加速器、半導体製造装置等の真空チャンバに用いられ、回 転翼と固定翼の相対回転により真空チャンバの真空度を高める真空ポンプに関す る。
【0002】
【従来の技術】
このような真空ポンプとしては従来、例えば図7に示すようなターボ分子ポン プがある。同図において、ケーシング101の図中下側にはベース110が連結 されており、ケーシング101の図中上側には吸入口部102が形成され、ベー ス110の側部には排出ポート103が設けられている。またケーシング101 内には、ロータ104が収装されている。ロータ104にはケーシング101の 内周壁面に向かって伸びるロータ翼105が形成され、このロータ翼105に対 向して互いに重なるように伸びるステータ翼106が、ケーシング101の内周 壁面にスペーサ107を介して取り付けられている。
【0003】 ロータ104はケーシング101内に収装されたモータ108によって回転駆 動され、ロータ翼105がステータ翼106に対して相対的に高速回転する。ま た、吸入口部102は真空チャンバの開口部(図示せず)と接続している。ベー ス110の側部にはコネクタ111が設けられており、このコネクタ111を介 してモータ108その他の通電により作動する部品を外部電源と気密に接続して いる。
【0004】 このようなターボ分子ポンプは、ロータ104をモータ108によって回転駆 動させると、ロータ翼105がステータ翼106に対して相対的に高速回転し、 このロータ翼105とステータ翼106との協働によって真空チャンバ内のガス や水分等の気体分子を吸入口部102から吸込んで、排出ポート103から排出 するようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
例えば、真空ポンプが半導体製造装置の排気系に用いられる場合、コスト削減 の為にその装置がクリーンルーム内で占める体積を小さくする小型化が図られ、 装置全体としては非常に複雑で小さな空間に種々の部品(真空ポンプも含む)が 高密度で組付けられた状態となっており、空間的な余裕はほとんどない状態にあ る。このため、真空ポンプの周囲にも余分な空間ができないように組付けられる ことが要請されている。たとえば図8に示すように、排出ポート103の位置が 図示の位置に拘束されていて、コネクタ111が図示のように図中下側に位置し ている場合は、周辺部材115との間にあまり隙間ができないよう真空ポンプを 装置中に組付けることができるが、図9に示すようにコネクタ111が排出ポー ト103に対して図中上側にあると、そのコネクタ111に設けるハーネス11 6のためにスペースが必要となり、このため真空ポンプと周辺部材115の図中 上辺との隙間が大きく開いてしまい、クリーンルーム装置の大型化を招く結果と なってしまう。図8に示すタイプの真空ポンプも周辺部材115の向きや排出ポ ート103の位置が変われば図9と同様の問題を生ずることになる。また図9に 示すような問題を解決するには、コネクタ111が図中下側にあるようなものに 真空ポンプを一々改造しなければならず、それだけコストが高くなってしまう。 そこで本考案は、上記問題点を解決することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、次のような構成としたものである。 (1) 通電により作動する部品と外部電源を接続するコネクタと、ガス通路と 連通しガスを排出するための排出口を備えた真空ポンプにおいて、前記排出口を 複数設け、前記コネクタとの位置関係において所望の位置の1つの排出口を排出 ポートに用い、残りの排出口は閉止して用いないようにして使用するようにした 真空ポンプ。 (2) 通電により作動する部品と外部電源を接続するコネクタと、ガス通路と 連通しガスを排出するための排出口を備えた真空ポンプにおいて、前記コネクタ と前記排出口を各々別部材に設け、前記コネクタを設けた部材と前記排出口を設 けた部材とが互いに相対運動可能であるようにした真空ポンプ。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面に基づいて説明する。図1および図2は、 本考案による真空ポンプの第1実施例を示す図である。 図1に示すターボ分子ポンプにおいて、ケーシング1は全体が略円筒状となっ ており、このケーシング1にはその図中下側にベース10が設けられている。ケ ーシング1には図中上方の真空チャンバの開口部(図示せず)と接続する吸入口 部2が形成され、ベース10には真空チャンバ内から吸引した気体分子を大気側 に吐出する排出ポート3が設けられている。ケーシング1内にはロータ4が収装 されており、このロータ4にはケーシング1の内壁面に向かって放射外方に延設 される複数のロータ翼5が形成されており、このロータ翼5はロータ4の軸線方 向に多段に配置されている。またケーシング1の内周側にはロータ4に向かって 放射内方に延設される複数のステータ翼6が設けられており、このステータ翼6 はスペーサ7を介してそれぞれロータ翼5と交互に軸線方向に多段に配置されて いる。
【0008】 一方、ロータ4の軸線部にはロータ4と一体的に回転するように連結されたロ ータ軸8が配設されている。ロータ軸8はその周囲に設けられたモータ9により 回転を駆動されるようになっている。 また、図2に示すようにベース10にはその円周方向に沿って弧状に延びる第 1通路21(ガス通路)が形成されており、この第1通路21は図1に示すよう に翼5,6があるポンプ室と常に連通している。また図2に示すように、第1通 路21には3つの第2通路22ないし24(排出口)が互いに略90°の角度を 隔てて連通している。そしてこの実施例においては、第2通路22に排出ポート 3が設けられ、他の第2通路23,24は蓋部材25により閉止されている。ベ ース10の円周方向において第2通路22ないし24が無い位置にはハーネス2 6が連結されたコネクタ27が設けられている。
【0009】 このような真空ポンプにおいては、モータ9を起動させてロータ4を回転駆動 させ、静止しているステータ翼6に対してロータ翼5を相対的に高速回転させる 。このようにロータ翼5がステータ翼6に対して相対回転することにより、真空 チャンバ内の気体分子を強制的に吸入口2から吸引して排出ポート3から排除し 、真空チャンバ内の真空度を向上させることができる。また、排出ポート3およ びコネクタ27が前述のような位置関係にあるため、真空ポンプは図2に示すよ うな周辺部材35に対してムダな隙間なく取付けることができ、クリーンルーム 内に設置される装置の小型化を寄与することができる。
【0010】 図3は本考案による真空ポンプの第2実施例を示す図である。前記第1実施例 においては排出ポート3が第2通路22に設けられていたのに対し、この第2実 施例においては排出ポート3を第2通路24に設け、真空ポンプを前記第1実施 例に対して180°回転させて配置したものである。すなわち、排出ポート3を 前記第1実施例と同じ位置にすると、コネクタ27は前記第1実施例と反対側の 図中上側に来る。排出ポート3およびコネクタ27の位置関係をこのように変え ることにより、真空ポンプは図3に示すような周辺部材36に対してムダな隙間 を生じることなく取付けることができる。
【0011】 図4は本考案による真空ポンプの第3実施例を示す図である。前記第1,第2 実施例においては排出ポート3が第2通路22または24に設けられていたのに 対し、この第3実施例においては排出ポート3を第2通路23に設け、真空ポン プを前記第1,第2実施例に対して90°回転させて配置したものである。すな わち排出ポート3を前記第1,第2実施例と同じ位置にすると、コネクタ27は 今度は図中右側に来る。排出ポート3およびコネクタ27の位置関係をこのよう に変えることにより、真空ポンプは図4に示すような互に平行な一対の周辺部材 37,38に対してムダな隙間を生じることなく取付けることができる。
【0012】 図5および図6は本考案の第4実施例を示す図である。前記実施例においては 排出ポート3がベース10の側部に設けられていたのに対し、この実施例はベー ス10には排出ポートが設けられず、ガスが流れる通路41がベース10の底面 に開口するよう形成されている。そして、ベース10の底面には排出ポート33 を有する吐出口アダプタ20が設けられている。排出ポート33を有する吐出口 アダプタ20は、図6に示すようにその肉部内に環状の通路51が形成され、こ の通路51は図5に示すように排出ポート33およびベース10の通路41に連 通するようになっている。また、吐出口アダプタ20は取付ネジを外してベース 10に対して円周方向に回転させて再びベース10にネジで取付けることにより 、コネクタ27に対してどのような相対位置をもとることが可能となっている。 排出ポート33およびコネクタ27が図6に示すような位置関係になっていると きは、真空ポンプは同図に示すような周辺部材35に対してムダな隙間を生じる ことなく取付けることができる。また、吐出口アグプタ20を回転させてコネク タ27との相対位置を変化させることにより、図3,図4に示すような周辺部材 36,37,38に対してもムダな隙間を生じることなく真空ポンプを装置に取 付けることができる。このため、この実施例によっても装置の小型化に寄与する ことができる。
【0013】 なお、上記実施例においてはガスの吸引手段がロータ翼等の翼部材のみからな る真空ポンプについて説明したが、翼とネジ溝部からなる複合式の真空ポンプ、 あるいはネジ溝部のみからなる真空ポンプに本考案を適用してもよい。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、クリーンルーム等の建設コストの高い場 所に設置される装置のどのようなレイアウトの周辺部材に対しても真空ポンプを ムダな隙間が生じることなく取付けることができるため、装置の小型化に寄与す ることができ、総合的なコスト削減につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による真空ポンプの第1実施例を示す断
面図である。
【図2】図1の真空ポンプのB−B矢視断面図である。
【図3】本考案による真空ポンプの第2実施例を示す断
面図である。
【図4】本考案による真空ポンプの第3実施例を示す断
面図である。
【図5】本考案による真空ポンプの第4実施例を示す断
面図である。
【図6】図5の真空ポンプのC−C矢視断面図である。
【図7】従来の真空ポンプを示す展開断面図である。
【図8】図7の真空ポンプの底面図である。
【図9】他の従来の真空ポンプの底面図である。
【符号の説明】
3,33 排出ポート 9 モータ 21 第1通路 22 第2通路 25 蓋部材 27 コネクタ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電により作動する部品と外部電源を接
    続するコネクタと、ガス通路と連通しガスを排出するた
    めの排出口を備えた真空ポンプにおいて、前記排出口を
    複数設け、前記コネクタとの位置関係において所望の位
    置の1つの排出口を排出ポートに用い、残りの排出口は
    閉止して用いないようにして使用することを特徴とする
    真空ポンプ。
  2. 【請求項2】 通電により作動する部品と外部電源を接
    続するコネクタと、ガス通路と連通しガスを排出するた
    めの排出口を備えた真空ポンプにおいて、前記コネクタ
    と前記排出口を各々別部材に設け、前記コネクタを設け
    た部材と前記排出口を設けた部材とが互いに相対運動可
    能であることを特徴とする真空ポンプ。
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