JPH0598178A - ジオキサジン化合物を基礎とする新規の顔料調製物 - Google Patents

ジオキサジン化合物を基礎とする新規の顔料調製物

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JPH0598178A
JPH0598178A JP4063948A JP6394892A JPH0598178A JP H0598178 A JPH0598178 A JP H0598178A JP 4063948 A JP4063948 A JP 4063948A JP 6394892 A JP6394892 A JP 6394892A JP H0598178 A JPH0598178 A JP H0598178A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 式(I)のジオキサジン化合物を基礎とする
新規の顔料調製物。基本顔料の表面をスルホ基含有ジオ
キサジン誘導体で被覆することによって変性する。これ
は多くの場合、相応する金属塩、それの特殊の塩様誘導
体または環状アンモニア化合物に添加される。基本顔料
のこの変性は、顔料の合成の段階で、粗大結晶質粗顔料
を粉砕する工程の間に特殊の分散剤の添加によって、後
続の溶剤仕上げ処理の過程で既に微細粉砕された粗顔料
に添加することによってまたは顔料と分散剤との二成分
を機械的に混合することによって行う。 【効果】 この新規の顔料調製物は特にアクリル系塗料
において、流動性、色彩性、光沢およびジオキサジン顔
料の凝集安定性が改善されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、改善された色彩性およ
び流動性を持つ新規の顔料調製物、その製造方法および
それを高分子量物質の顔料化に使用することに関する。
【0002】
【従来の技術】合成または仕上げ処理後に得られる有機
顔料は、多くの場合、高分子物質を顔料化するのに直接
的に使用するのに適していない。これはしばしば、例え
ば不完全な分散および凝集の如き困難をもたらし、最適
な色濃度および必要な分散度が達成されないという結果
をもたらす。不十分に分散した顔料は更に処理する間に
問題があり得る。即ち、顔料が不十分に分散していると
いう事実は、低い粘性の系において沈降の問題を容易に
もたらし得る。更に分散、貯蔵または別の処理の間に凝
集するのを排除できず、系の流動性を不所望に変更さ
せ、表面欠陥をもたらしおよび塗布した塗膜の色濃度お
よび光沢を無くさせる。
【0003】それ故に個々の用途で顔料の性質を改善す
る為に、合成粗生成物また予備仕上げ処理した生成物に
顔料分散剤を添加することによって顔料調製物を製造す
るのが有利である。この顔料調製物は、相応する基本顔
料と品質的に比較して顕著な改善を示す。この点で、顔
料の流動性に影響を及ぼす為の沢山の提案がされている
が、それらは未だ所望の結果をもたらしていない。
【0004】例えば米国特許第4,310,359号明
細書には、優れた色彩性を持つ顔料調製物が、顔料を類
似の構造の顔料誘導体と混合しそして相応する分子中に
スルホンアミド残基を導入することによって置換して得
られることが開示されている。しかしながらC.I.ピ
グメント・バイオレット23を基礎とするそこに記載さ
れた顔料調製物は、塗料、特にアクリル/メラミン系塗
料に混入した時に著しい色彩欠陥を示す。
【0005】更に米国特許第4,317,682号明細
書には、ある顔料と同じでない構造のスルホンアミド基
含有の無色の芳香族化合物とより成る顔料調製物が開示
されている。しかしこの種の顔料調製物は、流動性およ
び色彩性に関する要求を満足していない。
【0006】最後に、ヨーロッパ特許出願公開第0,1
63,113号明細書には、色紙の為に使用できる、ジ
オキサジン化合物および第二アミン類を基礎とするアニ
オン系染料の着色塩が開示されている。この種の着色塩
は従来には、顔料調製物のために使用されていなかっ
た。
【0007】
【発明が解決するための課題】従来技術の上述の経験か
ら、下記の本発明の課題は、従って意図する利用分野の
為に変性したジオキサジン−タイプの顔料調製物を更に
改善することであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を達成した時
に、本発明者は、出発顔料をジオキサジン化合物の塩様
スルホン酸誘導体を基礎とする生成物特有の顔料分散剤
で処理することによって、従来技術を超える用途特性を
もたらし得ることを見出した。この方法で製造された顔
料調製物は、アクリル系塗料に混入した時に、易分散
性、高い凝集安定性および優れた流動−および色彩性を
示す。
【0009】従って本発明は、 a)基本顔料としての式I
【0010】
【化2】 で表されるジオキサジン化合物および顔料分散剤として
の b)式 II Q−〔−SO3 - + n (II) 〔式中、Qは式Iの基本構造のn価の残基;X+ は水素
イオンH+ またはm価の金属カチオン、例えばLi1+
Na1+、K1+、Mg2+、Ca2+、Sr2+、Ba2+、Mn
2+、Cu2+、Ni2+、Cd2+、Co2+、Zn2+、F
2+、Al3+、Cr3+またはFe3+の1当量Mm+/m
(但し、この場合、mは1、2または3の数の一つと同
一である)であるかまたは構造式N+ 1 2 3 4
で表されるアンモニウム−イオンであり、但し第四窒素
原子の上の置換基R1 、R2 、R3 およびR4 は互い無
関係にそれぞれ水素原子または、水酸基、ジ−(C1
4 −アルキル)アミノ、カルボキシルまたはカルボキ
シアミドで置換されていてもよい炭素原子数1〜30の
アルキル、炭素原子数2〜30のアルケニルまたは炭素
原子数5〜30のシクロアルキル、または更にはフェニ
ル、炭素原子数1〜18のアルキルで置換されたフェニ
ルまたは(ポリ)アルキレンオキシ基の−(CHR5
CH2 −O−)k −H (式中、R5 は水素原子または
炭素原子数1〜4のアルキル基でありそしてkは1〜3
0の数である)であるか;または置換基R1 およびR2
は隣接窒素原子と一緒に成って、場合によっては環に属
する更に別のヘテロ原子、例えば酸素原子、硫黄原子お
よび/または窒素原子を含有していてもよい脂肪族の五
〜七員ヘテロ環系を形成してもよく;または置換基R1
およびR2 は隣接窒素原子と一緒に成って、場合によっ
ては環に属する別のヘテロ原子、例えば酸素原子、硫黄
原子および/または窒素原子を含有していてもよくそし
て場合によっては追加的なベンゾ環が融合している芳香
族の五〜七員ヘテロ環系を形成してもよく、一方、上記
の二つの形の環状アンモニウム−イオンに無関係のRの
それぞれは水素原子であり;nは1〜4の数値であ
る。〕で表されるジオキサジン化合物および/または c)式 III Q−〔−SO3 - r+pY- n (III) 〔式中、Qは式Iの基本構造のn価の残基;Zr+はr価
の金属カチオン、例えばMg2+、Ca2+、Sr2+、Ba
2+、Mn2+、Cu2+、Ni2+、Cd2+、Co2+、Z
2+、Fe2+、Al3+、Cr3+またはFe3+の1当量M
r+/r(但し、この場合、rは2または3の数と同一で
ある)であり;Y- はアニオン残基R6 −SO3 - また
はR7 −COO- の一つであり、但し置換基R6 および
7 は互い無関係にそれぞれ炭素原子数1〜30のアル
キル基または炭素原子数2〜30のアルケニル基の一つ
であり、これらの基は直鎖状でも枝分かれしていてもよ
くそして−O−、−NH−、−NR8 −、−S−、置換
されたまたは非置換のフェニレン(特に1,4−フェニ
レン)、−CO−、SO2 −、−CHR9 −または−C
9 10−より成る群の内の一つのブリッジ形成基によ
ってまたは異なる種類のかゝるブリッジ形成基の、場合
によっては繰り返されている組合せによって鎖が中断さ
れていてもよく、但しR8 、R9 およびR10は互いに同
じか異なり、炭素原子数1〜4のアルキル基、または更
にフェニル基、炭素原子数1〜30のアルキル−および
/または、C1 〜C4 アルコキシ置換されたフェニル基
または(ポリ)アルキレンオキシ基の−(CHR11−C
2 −O−)k −H (式中、R11は水素原子または炭
素原子数1〜4のアルキル基でありそしてkは1〜30
の数である)であり;nは1〜4の数値でありそしてp
は(r−1)の差から算出できる数値である。〕で表さ
れるジオキサジン化合物より成る顔料調製物に関し、但
し成分X、YおよびZが式IIおよび/またはIIIの化合
物中に一度より多く存在している場合(n>1)には、
これらの記号の意味は同じであるべきでない。しかしな
がら沢山の塩残基が存在する場合には、これは構造的原
理に関して互いに相応していることが有利である。
【0011】この関係において、本発明に従って指摘さ
れるべき特に有利な顔料調製物は、基本顔料a)を別と
して、顔料分散剤b)としてQが上述の通りであり、X
+ はH+ またはCa2+/2のカチオンまたは構造式N+
3 4 で表されるアンモニウム−イオンであり、但し
4 は炭素原子数12〜18のアルキル、例えばラウリ
ル、パルミチルまたはステアリル基、または炭素原子数
16〜18のアルケニル、例えばオレイル基、特に主と
してアビエチルアミンより成る天然樹脂を基礎とする炭
素原子数20のシクロアルキルであり;そしてnは2〜
3の数値である冒頭に記載の式IIのジオキジン化合物が
存在している場合である。
【0012】本発明に従う顔料分散剤b)として特に興
味の持たれるものは、上記の式II中Qが上述の意味を有
し、X+ は構造式N+ 1 2 3 4 で表されるアン
モニウム−イオンであり、但しR1 およびR2は隣接す
る窒素原子と一緒になって、環に属する1〜3個の同じ
または異なるヘテロ原子(主として窒素原子)を持つ脂
肪族の五−または六員ヘテロ環系、例えばピロリドン、
イミダゾーリジン、ヘキサメチレンイミン、ピペリジ
ン、ピペラジンまたはモルホリンを形成するか、または
1 、R2およびR3 は隣接する窒素原子と一緒になっ
て、環に属する1〜3個の同じまたは異なるヘテロ原子
(主として窒素原子)を持つ芳香族の五−または六員ヘ
テロ環系を形成しそしてかゝる芳香族ヘテロ環が所望の
場合には追加的にベンゼノイド環、例えばピロール−、
イミダゾール−、ピリジン−、ピコリン−、ピラジン
−、キノリンまたはイソキノリン系を融合含有していて
もよく、そしてこれに無関係の窒素原子上Rはそれぞれ
水素原子であり;そしてnは2〜3の数値である。〕で
表されるジオキサジン化合物である。
【0013】最後に、Qが上述の特徴を有し、Zr+がC
2+カチオンであり、それ故にrは2であり;Y- はR
6 が炭素原子数8〜16のアルキルフェニル、例えばド
デシルフェニル基である残基R6 −SO3 - または、R
7 が−CO−および/または−NR8 −(式中、R8
水素原子または炭素原子数1〜4のアルキル基である)
で中断されていてもよい炭素原子数11〜19のアルケ
ニル残基であるR7 −COO- 、例えば天然のオレイン
酸を基礎とするオレイルサルコシナート基であり、そし
てnは2〜3の数値でありそしてpは算出された数値1
である。〕上記式III のジオキサジン化合物は本発明に
従って特に価値ある顔料分散剤c)と考えられる。
【0014】顔料分散剤b)および/またはc)として
本発明に従って使用される式IIおよびIII の若干のスル
ホ基含有ジオキサジン化合物は専門書に開示されてい
る。これらは、式Iの基本顔料を濃硫酸または発煙硫酸
にてスルホン化することによってまたは上記出発物質を
クロロスルホン酸でスルホクロロ化し、次いで水で加水
分解することによって公知の方法で製造できる。更に特
有の塩、それから誘導される塩様誘導体またはアンモニ
ウム化合物への転化は、あらかじめに得られたスルホン
酸またはそれのアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属
塩を水性または水性有機性の均一なまたは不均一な相に
おいて3〜9の範囲内のpH値および0℃〜100℃の
温度にて式IIの所望の最終生成物を形成せしめる金属塩
またはアミンと反応させるようにして実施する。塩の形
成は、スルホ基を持たない式Iのジオキサジン顔料の存
在下に、即ち、所望の場合には基本顔料を製造する間に
行うこともできる。
【0015】本発明に従って達成できる分散剤効果は、
基本顔料の表面構造を式IIおよび/またはIII のスルホ
基含有ジオキサジン化合物にて均一に被覆することによ
って変性させることを基本としている。顔料分散剤の有
効性およびこれにて製造される顔料調製物の品質は、原
則として、分散剤が粗顔料に添加される時および個々の
製造方法のどの段階でこの混入が行われるかに依存して
いる。顔料への顔料分散剤の適用の仕方はこの関係で大
きな影響がある。
【0016】個々の場合に必要とされる分散剤の量は、
一方においては、基本顔料の粒度、粒子形態および表面
条件に依存しておりそして、もう一方では、顔料分散剤
の場所的要求および容易に得られる顔料表面積の程度に
依存している。それぞれの場合における顔料分散剤の最
適な濃度は、顔料の性質の改善が顔料分散剤の量と必ず
しも直線的関係を示さないので、予備試験によって決め
なければならない。顔料分散剤が顔料表面に膜状に付着
している場合に、最大の効果が達成される。本発明の顔
料調製物は、色々な方法で製造できる。例えば分散剤は
本発明に従って、調製物の製造方法の過程で基本顔料
に、水に湿った圧縮ケーキ状物として乾燥する前にまた
は既に乾燥した粉末として添加することができる。即
ち、分散剤は、 a)既に顔料合成の段階で、例えば反応媒体にまたは基
本顔料の湿った圧縮ケーキ状物に添加してもよく、 b)粗大結晶粗顔料の破砕工程の間に例えば b1)塩の存在下にまたは不存在下に乾式粉砕する間
に、 b2)溶剤の存在下にまたは不存在下に湿式粉砕する間
に、 b3)ポリ燐酸で再沈澱処理する間に、 b4)粗顔料を硫酸にて塩の状態に転化する間に、但し
硫酸濃度はスルホン化が生じないように選択する b5)粗顔料を塩化水素とアルコールとの混合物で塩の
状態に転化する間に、 b6)芳香族スルホン酸で再沈澱処理する間に、 b7)ハロ−カルボン酸で再沈澱処理する間に添加して
もよく、 c)既に微細化した粗顔料を次いで溶剤仕上げ処理する
前、間または後に添加してもよい、 d)乾燥状態で、例えば粉砕した分散剤を顔料粉末と機
械的に混合する間に添加してもよいしおよび更に e)顔料が意図する適用媒体中に混入されるまで添加し
なくともよい。
【0017】本発明に従って乾式および湿式粉砕するの
が顔料調製物を製造するための適する有利な技術であ
る。顔料分散剤の添加は、例えば粗顔料をローラーでま
たは振動ミル中で補助的粉砕助剤の存在下にまたは不存
在下に乾式粉砕する間にまたは粗顔料を例えばビーズ・
ミル中で水性−、水性有機性−または有機性粉砕媒体中
で湿式粉砕する間に行うことができる。ビーズミル中で
の水性粉砕が特に有利であることが実証されている。水
性−、水性酸性−または水性有機性媒体中で相応する顔
料をプリント仕上げの前または間に分散剤を使用するこ
とも同様に有利であることが判っている。
【0018】顔料調製物を本発明に従って製造する間に
基本顔料a)に添加すべき顔料分散剤b)および/また
はc)の量には──所望の顔料品質がそれによってマイ
ナスの影響を受けない限り──制限がないが、いずれの
場合にも顔料の重量を基準として、一般に0.1〜30
重量% 、特に5〜15重量% が可能である。
【0019】顔料a)および顔料分散剤b)および/ま
たはc)に加えて、本発明の顔料調製物は別の成分、例
えば界面活性剤、樹脂または防塵剤を含有していてもよ
い。従って、本発明の関係での顔料調製物は、実質的に a)99.5〜70重量% の式Iの基本顔料、 b)およびc)0.5〜30重量% の式IIおよび/また
はIIIの少なくとも一つの分散剤、 d)0〜5重量% の非イオン系界面活性剤および e)0〜5重量% の通例に用いられる添加物 より成り、その際個々の成分の百分率が調製物全重量
(100% )を基準としている。
【0020】本発明の顔料調製物は、天然−または合成
源の高分子量有機物質の顔料化(着色)に特に有利に使
用できる:本発明の顔料調製物を用いて着色することの
できる高分子量有機物質の例には、セルロースエーテル
および−エステル、例えばエチルセルロース、ニトロセ
ルロース、セルロースアセテートおよびセルロースブチ
ラート、天然樹脂または合成樹脂、例えば重合樹脂また
は縮合樹脂、例えばアミノ樹脂、特に尿素−およびメラ
ミン−ホルムアルデヒド樹脂、アルキッド樹脂、アクリ
ル樹脂、フェノール樹脂、ポリカルボナート、ポリオレ
フィン、例えばポリスチレン、ポリビニルクロライド、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアクリルニトリ
ル、ポリアクリル酸エステル、ポリアミド、ポリウレタ
ンまたはポリエステル、ゴム、カゼイン、シリコーンお
よび珪素樹脂のそれぞれ単独または相互の混合物があ
る。ここでは、上記高分子有機化合物が可塑性組成物、
溶融物または紡糸溶液、工業用−または建築用塗料また
は印刷インキの状態で存在するかどうかは重要ではな
い。個々の用途次第で、顔料または顔料調製物をトナー
としてまたは配合物または分散物の状態で使用するのが
有利であることが判っている。顔料化すべき高分子有機
物質を基準として1〜10重量%の量で本発明の顔料調
製物を使用するのが好ましい。
【0021】特に有利な塗料系は、ここではアクリル樹
脂タイプの焼付塗料である。更に適する塗料は、アルキ
ッド−/メラミン樹脂塗料の種類の焼付塗料並びにポリ
イソシアネートにて架橋し得るアクリル樹脂を基礎とす
る二成分系塗料である。顔料化できる沢山の印刷インキ
の内、ニトロセルロースを基礎とする印刷インキを特に
挙げることができる。
【0022】本発明の多くの適用媒体中に容易に分散す
ることができそして高度の分散度を示す。この種の分散
物は高い凝集安定性を有しそして顔料高含有量であって
も優れた流動性を示す。このものは優れた堅牢性を持っ
た塗膜を得るのに使用できる。
【0023】本発明の顔料調製物を塗料分野で試験する
為に、沢山の公知の系の内、合成脂肪酸と無水フタル酸
との中油の非乾性アキッド樹脂およびブタノールでエー
テル化したメラミン樹脂を基礎としそしてリシン酸を基
礎とする非乾性アルキッド樹脂(短油)を含有するアル
キッド-/メラミン樹脂塗料(AM6)並びに非水性分散
物を基礎とするアクリル系焼付塗料(TSA)を選択し
た。以下の実施例においては、これらをAM6およびT
SAという記号で示す。
【0024】分散処理後の粉砕品の流動性(millb
ase rheo1lgy)は以下の五つの尺度によっ
て評価する: 5 希溶液状 2 僅かにゲル化し
ている 4 液状 1 ゲル化している 3 粘性の液状 粉砕品を最終的な顔料濃厚液に希釈した後に、粘度をE
richsen社のロスマン(Rossmann)式粘
度用スパチュラ301タイプで評価した。光沢測定はD
IN67530(ASTMD523)に従って10°の
角度でByk−Mallinckrodt社の“マルチ
光沢”の光沢測定装置にてカスチング成形フィルムにつ
いて行った。塗料の伝導率はランズブルグ(Rands
burg)セルを用いて測定した。
【0025】後記の実施例において、記載した物質の部
はそれぞれ重量部である。着色剤として本発明に従って
使用したジオキサジン化合物を同定する為に使用した種
類名のC.I.ピグメント・バイオレット23並びに相
応するC.I.ナンバー51319はカラーインデック
ス、第3版、1971年出版、第4巻にある。
【0026】
【実施例】実施例1 BIOS Final Report 960、第75
頁に従って塩不含の状態で製造された30g の粗大結晶
質粗顔料(ピグメント・バイオレット23)を、粉砕媒
介物としての1400g のCylpebs(HofのG
ross GmbH社によって製造された直径12mm
のコランダムで造られている)で満たされた1リットル
の円筒状プラスチック製容器に入れる。X+ がH+ イオ
ンでそしてnが数字の3である式IIの3gの顔料分散剤
および3g のステアリルアミンをこの混合物に添加す
る。次いでVibratom(登録商標)タイプの振動
ミル(製造元:Siebtechnik Muehlh
eim)中で4時間振盪して細かく粉砕する。次いでこ
の粉砕品を粉砕媒介物から分級によって除き、29gの
粉砕品を得る。29g のこの粉砕品を87.5g の85
% 濃度イソブタノール中に導入し、そしてこの混合物を
最初に25℃で24時間攪拌する。150mlの水を添
加した後に、この混合物を沸騰させそしてこの温度で更
に5時間放置し、その後にイソブタノールを100℃ま
で加熱することによって蒸留ヘッドから共沸留去する。
次いで顔料調製物を吸引濾過し、水で洗浄しそして80
℃で乾燥させる。顔料分散剤として使用するジオキサジ
ン化合物が、仕上げ処理した後に、X+ が基N+
3 〔CH2 −(CH2 16−CH3 〕でありそしてnが
数字の3である式IIのステアリル−アンモニウム塩とし
て存在する顔料調製物27.9g が得られる。
【0027】顔料調製物をAM6塗料で試験した際に、
透明で濃い色濃度の塗膜が得られる。この組成物の流動
性は評価5である。光沢測定では80の値が得られそし
て粘度は3.3”である。
【0028】しかしながら実施例1を顔料分散剤を添加
せずに繰り返すと、生成物は以下の結果を示す; 流動
性:評価1〜2、光沢値:23そして粘度:7.1”。実施例2 125g の85% 濃度イソブタノールを攪拌式容器に最
初に導入し、そしてX + が主としてアビエチルアミンよ
り成る天然樹脂を基礎とする脂環式的に置換されたアン
モニウム基でありそしてnが数字の2である式IIの7.
5g の顔料分散剤および、米国特許第4,253,83
9号明細書の実施例1に従って製造された50g の細か
く粉砕された粉砕品(ピグメント・バイオレット23)
を添加し、この混合物を最初に25℃で24時間攪拌す
る。次いで300mlの水を添加し、この混合物を沸騰
させそしてこの温度を更に5時間維持する。次いでイソ
ブタノールを、100℃まで加熱することによって蒸留
ヘッドから共沸留去し、次いで顔料調製物を吸引濾過
し、水で洗浄しそして80℃で乾燥させる。TSA塗料
に混入した際に高度に透明で濃い色濃度の塗膜を生じる
顔料調製物56.9gが得られる。この組成物の流動性
は評価5である。光沢値は82でありそして粘度は3.
7”である。
【0029】実施例2を顔料分散剤を添加せずに繰り返
すと、生成物は低い色濃度しか有しておらず且つ甚だし
く凝集する。流動性は評価2であり、光沢は57の値で
そして粘度は4.4”である。
【0030】実施例3 175g の85% 濃度イソブタノールを攪拌式容器に最
初に導入し、そしてX + がH+ イオンでそしてnが数字
の2である式IIの5g の顔料分散剤、2.5gのオレイ
ルアミンおよび50g の細かく粉砕された粉砕品(ピグ
メント・バイオレット23)を実施例2におけるのと同
様の順序で添加し、この混合物を最初に25℃で24時
間攪拌する。300mlの水を添加した後に、この混合
物を沸騰させそしてこの温度を更に5時間維持する。次
いでイソブタノールを、100℃まで加熱することによ
って蒸留ヘッドから共沸留去し、次いで顔料調製物を吸
引濾過し、水で洗浄しそして80℃で乾燥させる。顔料
分散剤として使用するジオキサジン化合物が、仕上げ処
理した後に、X+ が基N+ 3 〔CH2 −(CH2 7
−CH=CH−(CH2 7 −CH3 〕でありそしてn
が数字の2である式IIのオレイル−アンモニウム塩とし
て存在する顔料調製物52.4g が得られる。
【0031】この生成物をニトロセルロース印刷インキ
で用いると、濃い色濃度で高透明度の高光沢印刷が得ら
れる。AM6塗料に混入した際に、透明で濃い色濃度の
塗膜が得られる。この組成物の流動性は評価4〜5であ
る。光沢値は70でそして粘度は3.1”である。
【0032】実施例3を顔料分散剤を添加せずに繰り返
すと、この生成物をAM6塗料に混入した時に以下の結
果が得られる; 流動性:評価1〜2、光沢値:20そ
して粘度:7.0”。ニトロセルロース・グラビアイン
キ印刷物では、印刷に明らかに光沢がない。
【0033】実施例4 75g の85% 濃度イソブタノールを攪拌式容器に最初
に導入し、そして実施例2と同じ50g の細かく粉砕さ
れた粉砕品(ピグメント・バイオレット23)およびX
+ がNa+ イオンでそしてnが数字の2.2である式II
の3.34g の顔料分散剤(87.7% の水分で湿った
圧縮ケーキ状物として)を順に添加し、この混合物を
5.7g の98% 濃度の蟻酸の添加によって3.5のp
Hにする。30分攪拌した後に、主としてアビエチルア
ミンより成る天然樹脂を基礎とする2.25g の脂環式
アミンを50g の85% 濃度イソブタノールに溶解した
溶液を15分間に亘って滴加する。次いでこの混合物を
最初に25℃で24時間攪拌し、この混合物を沸騰させ
そしてこの温度で更に5時間攪拌する。100℃まで加
熱することによってイソブタノールを蒸留ヘッドから共
沸留去した後に、顔料調製物を吸引濾過し、水で中性に
なるまで洗浄しそして80℃で乾燥させる。顔料分散剤
として使用するジオキサジン化合物が、仕上げ処理した
後に、X+ が主としてアビエチンアミンより成る天然樹
脂を基礎とする脂環式置換されたアンモニウム基であり
そしてnが数字の2.2である式IIのアビエチル−アン
モニウム塩として存在する顔料調製物43.2gが得ら
れる。
【0034】TSA塗料に混入した際に、生成物は高透
明度で濃い色濃度の塗膜をもたらす。この組成物の流動
性は評価5である。光沢は86の値でありそして粘度は
1.4”である。
【0035】実施例4を顔料分散剤を添加せずに繰り返
すと、この生成物で得られる塗膜は明らかにより厚く被
覆しており且つ弱い。流動性は評価5である。光沢値は
63でありそして粘度は1.8”である。
【0036】実施例5 150g の水を攪拌式容器に最初に導入し、そして実施
例1におけるのと同じ塩不含状態の粗大結晶質粗顔料
(ピグメント・レッド23)50kgおよびX+ がH+
イオンでそしてnが数字の2.6である式IIの4.26
kg の顔料分散剤(87.3% 濃度の水で湿った圧縮ケ
ーキ状物)を順に導入する。次いで生じた懸濁液を、粉
砕媒介物としての直径0.3〜0.4mmの26.5k
gのジルコニウム混合酸化物パール状物の充填されてい
るDrais(登録商標)DCP−3〔製造元:Dra
iswerke GmbH、マンハイム〕の攪拌式ボー
ルミルに130kg/時の装入量で且つ900回転/分
の回転速度のもとで9時間通す。粉砕の間に粉砕品の懸
濁液の粘度は50リットルの水の回分的添加によって一
定に保つ。粉砕品の生じた懸濁液250g を最初に攪拌
式容器に導入し、150g の100% 濃度イソプロパノ
ールおよび2g の3−ジエチルアミノプロピルアミンを
添加し、そしてこの混合物を蟻酸の添加によって3.5
のpHにする。この混合物を最初に25℃で24時間攪
拌し、次いで沸騰させそしてこの温度で更に5時間攪拌
する。次いで100℃まで加熱することによってイソブ
タノールを蒸留ヘッドから共沸留去し、その後に顔料調
製物を吸引濾過し、水で中性になるまで洗浄しそして8
0℃で乾燥させる。顔料分散剤として使用するジオキサ
ジン化合物が、仕上げ処理した後に、X+ が基N+ 3
−CH2 −CH2 −CH2 −N(C2 5 2 でありそ
してnが数字の2.6である式IIのアンモニウム塩とし
て存在する顔料調製物50.9g が得られる。
【0037】AM6塗料で試験した際に、この生成物は
透明で濃い色濃度の塗膜が得られる。この組成物の流動
性は評価3〜4である。光沢値は73でそして粘度は
4.0”である。
【0038】実施例5を顔料分散剤を添加せずに繰り返
すと、この生成物は以下の結果をもたらす; 流動性:
評価1〜2、光沢値:20そして粘度:7.9”。実施例6 実施例5に従って製造された250g の粉砕品懸濁液を
攪拌式容器に最初に導入し、150g の100% 濃度イ
ソプロパノールおよび3gのジ−2−エチルヘキシルア
ミンを添加しそしてこの混合物を最初に25℃で24時
間攪拌する。この混合物を沸騰させそして攪拌下にこの
温度を更に5時間維持する。次いでイソブタノールを、
100℃まで加熱することによって蒸留ヘッドから共沸
留去し、その後で顔料調製物を吸引濾過し、中性になる
まで水で洗浄しそして80℃で乾燥させる。顔料分散剤
として使用するジオキサジン化合物が、仕上げ処理した
後に、X+ が基N+ 2 =〔CH2 −CH(C2 5
−(CH2 3 −CH3 2 でありそしてnが数字の
2.6である式IIのアンモニウム塩として存在する顔料
調製物52.1g が得られる。
【0039】AM6塗料に混入した際に、この生成物は
透明で濃い色濃度の塗膜をもたらす。この組成物の流動
性は評価5である。光沢値は71でそして粘度は3.
3”である。
【0040】実施例6を顔料分散剤を使用せずに繰り返
すと、この生成物は以下の結果をもたらす; 流動性:
評価1〜2、光沢値:23そして粘度:5.8”。実施例7 実施例5に従って製造された250g の粉砕品懸濁液を
攪拌式容器に最初に導入し、150g の100% 濃度イ
ソプロパノールおよび1.3g のトリエチルアミンを添
加し、そしてこの混合物を最初に25℃で24時間攪拌
する。この混合物を沸騰させそして攪拌下にこの温度を
更に5時間維持する。次いでイソブタノールを100℃
まで加熱することによって蒸留ヘッドから共沸留去し、
その後で顔料調製物を吸引濾過し、中性になるまで水で
洗浄しそして80℃で乾燥させる。顔料分散剤として使
用するジオキサジン化合物が、仕上げ処理した後に、X
+ が基N+ H(C2 5 3 でありそしてnが数字の
2.6である式IIのアンモニウム塩として存在する顔料
調製物49.7g が得られる。
【0041】この生成物をTSA塗料に混入した際に、
生成物は透明で濃い色濃度の塗膜をもたらす。この組成
物の流動性は評価5である。光沢値は70でそして粘度
は4.0”である。
【0042】実施例7を顔料分散剤を用いずに繰り返す
と、この生成物は以下の結果をもたらす; 流動性:評
価5、光沢値:41そして粘度:4.0”。実施例8 実施例5に従って製造された500g の粉砕品懸濁液を
攪拌式容器に最初に導入し、300g の100% 濃度イ
ソプロパノールおよび7.1g の、主としてアビエチン
アミンより成る天然樹脂を基礎とする脂環式アミンを添
加する。この混合物を最初に25℃で24時間攪拌し、
沸騰させそしてこの温度で更に5時間攪拌する。次いで
イソブタノールを、100℃まで加熱することによって
蒸留ヘッドから共沸留去し、その後で顔料調製物を吸引
濾過し、水で洗浄しそして80℃で乾燥させる。顔料分
散剤として使用するジオキサジン化合物が、仕上げ処理
した後に、X+ が主としてアビエチンアミンより成る天
然樹脂を基礎とする脂環置換されたアンモニウム基であ
りそしてnが数字の2.6である式II のアンモニウム
塩として存在する顔料調製物106.3g が得られる。
【0043】この生成物をAM6塗料で試験した際に、
透明で濃い色濃度の塗膜が得られる。この組成物の流動
性は評価5であり、光沢値は83であり、粘度は2.
8”でありそして顔料化した塗料の伝導率は0.7マイ
クロジーメンス(μS)である。上塗り堅牢度が優れて
いる。
【0044】実施例8を顔料分散剤を用いずに繰り返す
と、この生成物をAM6塗料に混入した時にこの生成物
の流動性は3の評価を達成し、光沢値は30で、粘度は
5.9”でそして伝導率は0.8μSである。
【0045】TSA塗料に混入した際に、顔料調製物は
透明で濃い色濃度の塗膜をもたらす。この組成物の流動
性は評価4〜5である。光沢値は83で、粘度は10.
7”でそして伝導率は0.45μSである。上塗り堅牢
度が優れている。この顔料調製物は凝集を示さない。反
対に、顔料分散剤が関係しないでTSA塗料で造られた
塗膜は非常に低い色濃度である。この顔料は顕著に凝集
する。流動性は4〜5の評価であり、光沢値は48% で
あり、伝導度は0.5μSでそして粘度は8.8”であ
る。
【0046】実施例9+ がH+ イオンでありそしてnが数字の2である式II
の顔料分散剤7.5gを210mlの水中に導入し、6
0℃に加熱して溶解する。更に、20mlの脱イオン水
に2.2g の塩化カルシウム(無水物)を溶解した溶液
を上記溶液に添加し、次いでこの混合物を更に1時間6
0℃で攪拌する。3.3g のドデシルベンゼン−4−ス
ルホン酸と20mlのエタノールとより成る溶液を次い
で滴加し、その後にこの混合物を再び60℃で1時間攪
拌し、そして生じる生成物を次いで吸引濾過し、塩化物
不含状態まで水で洗浄しそして80℃で乾燥させる。反
応後に、Zr+(r=2の場合)がCa2+カチオンであり
そしてY- がH3 C−(CH2 11−C6 6 −SO3
- であり、pが1の値でそしてnが2の数値である式II
I に従う塩様構造を持つ10.8g の顔料分散剤が得ら
れる。
【0047】2g のこの顔料分散剤を18g の細かい結
晶質のピグメント・バイオレット23と機械的に混合す
る。AM6塗料に混入した際に透明で濃い色濃度の塗膜
が得られる顔料調製物が得られる。
【0048】実施例10 実施例5に従って製造された250g の粉砕品懸濁液を
攪拌式容器に1.3gの塩化カルシウム(無水物)と一
緒に混合しそしてこの混合物を最初に25℃で1時間攪
拌し、その後に、天然のオレイン酸を基礎とする3.9
g のナトリウム−オレイルサルコシナートおよび150
mlの100% 濃度イソブタノールをこの混合物に滴加
する。次いでこの混合物を沸騰させそして沸騰温度を維
持しながら更に5時間攪拌する。イソブタノールを、1
00℃まで加熱することによって蒸留ヘッドから共沸留
去した後に、顔料調製物を吸引濾過し、塩化物不含状態
になるまで水で洗浄しそして80℃で乾燥させる。反応
後に、Zr+(r=2の場合)がCa2+カチオンでありそ
してY- が天然のオレイン酸を基礎とするオレイルサル
コシナート基であり、pが1の値でそしてnが2.6の
数値である式III に従う塩様構造を持つ53.6g の顔
料調製物が得られる。
【0049】この生成物をTSA塗料に混入した際に、
透明で濃い色濃度の塗膜が得られる。この組成物の流動
性は評価5である。光沢値は72でそして粘度は3.
9”である。
【0050】実施例10を顔料分散剤を添加せずに繰り
返すと、この生成物では著しく凝集する低い色濃度しか
有していない塗膜が得られる。実施例11+ がH+ イオンでありそしてnが数字の2である式II
の顔料分散剤1g を19g の微細な結晶質のピグメント
・バイオレット23と機械的に混合する。
【0051】TSA塗料に混入した際に、透明で濃い色
濃度の塗膜がこの顔料調製物を用いて得られる。実施例12 実施例1における如き塩不含状態の30g の粗大結晶質
粗顔料(ピグメント・バイオレット23)を、粉砕媒介
物としての1400g のCylpebs(実施例1と同
じ構造)で満たされた1リットルの円筒状プラスチック
製容器に入れる。X+ がH+ イオンでそしてnが数字の
3である式IIの3g の顔料分散剤および3g の塩化カル
シウム(無水物)をこの混合物に添加し、次いで振動ミ
ル(実施例1と同じ種類のもの)中で4時間振盪して細
かく粉砕する。次いで粉砕品から粉砕媒介物を分級によ
って除き、32g の粉砕品を得る。32g のこの粉砕品
を87.5g の85% 濃度イソブタノール中に導入し、
そしてこの混合物を最初に25℃で24時間攪拌する。
150mlの水を添加した後に、この混合物を沸騰させ
そしてこの温度で更に5時間放置し、その後にイソブタ
ノールを、100℃まで加熱することによって蒸留ヘッ
ドから共沸留去する。次いで顔料調製物を吸引濾過し、
水で洗浄しそして80℃で乾燥させる。顔料分散剤とし
て使用するジオキサジン化合物が、仕上げ処理した後
に、X+ が金属カチオンのCa2+/2でありそしてnが
数字の3である式IIのステリルアンモニウム塩として存
在する顔料調製物28.5g が得られる。顔料調製物を
AM6塗料で試験した際に、透明で濃い色濃度の塗膜が
得られる。この組成物の流動性は評価5である。光沢値
は60でありそして粘度は2.6”である。
【0052】実施例13 実施例1におけるのと同様であるが合成段階から塩を2
6.6% 含有する30g の粗大結晶質粗顔料(ピグメン
ト・バイオレット23)を、粉砕媒介物としての140
0g のCylpebs(実施例1と同じ構造)で満たさ
れた1リットルの円筒状プラスチック製容器に入れる。
+ がH+ イオンでそしてnが数字の2である式IIの
1.1gの顔料分散剤および0.8g のステアリルアミ
ンをこの混合物に添加し、次いで振動ミル(実施例1と
同じ種類のもの)の作用下に4時間細かく粉砕する。次
いで粉砕品から粉砕媒介物を分級によって除き、27.
3gの粉砕品を得る。27.3g のこの粉砕品を87.
5g の85% 濃度イソブタノール中に導入し、そしてこ
の混合物を最初に25℃で24時間攪拌する。150m
lの水を添加した後に、この混合物を沸騰させそしてこ
の温度を更に5時間維持する。次いでイソブタノール
を、100℃まで加熱することによって蒸留ヘッドから
共沸留去し、次いで顔料調製物を吸引濾過し、水で洗浄
しそして80℃で乾燥させる。顔料分散剤として使用す
るジオキサジン化合物が、仕上げ処理した後に、X+
+ 3 〔CH2 −(CH2 16−CH3 〕でありそし
てnが数字の2である式IIのステリルアンモニウム塩と
して存在する顔料調製物18.8gが得られる。
【0053】この顔料調製物をPVCを用いて試験した
際に、透明で濃い色濃度の塗膜が得られる。耐ブリージ
ング性が優れている。実施例14 400g のポリ燐酸(P2 5 含有量84% )を最初に
攪拌式容器に導入し、60℃に加熱しそして、実施例1
におけるのと同様の塩不含状態で製造された33.5g
の粗大結晶質粗顔料(ピグメント・バイオレット23)
を、この混合物中に1時間の間に導入する。次にこの混
合物を80℃に加熱しそしてこの温度で更に4時間攪拌
する。得られる溶液を次いで、1000mlの水と17
50g の氷との混合物中に注ぎ込み、そしてこの混合物
を更に2時間攪拌し、その後に沈澱生成物を吸引濾過し
そして中性になるまで水で洗浄する。生じる湿った圧縮
ケーキ状物に200mlの水および、100mlの水
と、X+ がNa+ イオンでありそしてnが数字の2.2
である式IIの顔料分散物2.8g とより成る溶液と最初
に混合しそしてこの混合物を25℃で1時間攪拌する。
240g の85% 濃度イソブタノールおよび主としてア
ビエチルアミンより成る天然樹脂を基礎とする2.1g
の脂環式アミンを添加しそしてこの混合物を、攪拌を続
けながら5時間に亘って沸騰させる。次いでイソブタノ
ールを、100℃まで加熱することによって蒸留ヘッド
から共沸留去し、その後に顔料調製物を吸引濾過し、中
性になるまで水で洗浄しそして80℃で乾燥させる。顔
料分散剤として使用するジオキサジン化合物が、反応後
に、X+ が主としてアビエチルアミンより成る天然樹脂
を基礎とする脂環置換されたアンモニウム基でありそし
てnが数字の2.2である式IIのアンモニア塩として存
在する顔料調製物36.7g が得られる。
【0054】この顔料調製物をAM6塗料を用いて試験
した所、透明で濃い色濃度の塗膜が得られる。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項 1】 a)基本顔料としての式I 【化1】 で表されるジオキサジン化合物および顔料分散剤として
    の b)式 II Q−〔−SO3 - + n (II) 〔式中、Qは式Iの基本構造のn価の残基;X+ は水素
    イオンH+ またはm価の金属カチオンの1当量Mm+/m
    (但し、この場合、mは1、2または3の数の一つと同
    一である)であるかまたは構造式N+ 1 2 3 4
    で表されるアンモニウム−イオンであり、但し第四窒素
    原子の上の置換基R1 、R2 、R3 およびR4 は互い無
    関係にそれぞれ水素原子または、水酸基、ジ−(C1
    4 −アルキル)アミノ、カルボキシルまたはカルボキ
    シアミドで置換されていてもよい炭素原子数1〜30の
    アルキル、炭素原子数2〜30のアルケニルまたは炭素
    原子数5〜30のシクロアルキル、または更にはフェニ
    ル、炭素原子数1〜18のアルキルで置換されたフェニ
    ルまたは(ポリ)アルキレンオキシ基の−(CHR5
    CH2 −O−)k −H (式中、R5 は水素原子または
    炭素原子数1〜4のアルキル基でありそしてkは1〜3
    0の数である)であるか;または置換基R1 およびR2
    は隣接窒素原子と一緒に成って、場合によっては更に別
    のヘテロ原子を含有していてもよい脂肪族の五〜七員ヘ
    テロ環系を形成してもよく;または置換基R1 およびR
    2 は隣接窒素原子と一緒に成って、場合によっては別の
    ヘテロ原子を含有していてもよくそして場合によっては
    追加的なベンゾ環が融合している芳香族の五〜七員ヘテ
    ロ環系を形成してもよく、一方、上記の二つの形の環状
    アンモニウム−イオンに無関係のRのそれぞれは水素原
    子であり;nは1〜4の数値である。〕で表されるジオ
    キサジン化合物および/または c)式 III Q−〔−SO3 - r+pY- n (III) 〔式中、Qは式Iの基本構造のn価の残基;Zr+はr価
    の金属カチオンの1当量Mr+/r(但し、この場合、r
    は2または3の数と同一である)であり;Y- はアニオ
    ン残基R6 −SO3 - またはR7 −COO- の一つであ
    り、但し置換基R6 およびR7 は互い無関係にそれぞれ
    炭素原子数1〜30のアルキル基または炭素原子数2〜
    30のアルケニル基の一つであり、これらの基は−O
    −、−NH−、−NR8 −、−S−、フェニレン、−C
    O−、SO2 −、−CHR9 −または−CR9 10−よ
    り成る群の内の一つのブリッジ形成基によってまたは異
    なる種類のかゝるブリッジ形成基の、場合によっては繰
    り返されている組合せによって中断されていてもよく、
    但しR8 、R9 およびR10は互いに同じか異なり、炭素
    原子数1〜4のアルキル基、または更にフェニル基、炭
    素原子数1〜30のアルキル−および/またはC1 〜C
    4 アルコキシ置換されたフェニル基または(ポリ)アル
    キレンオキシ基−(CHR11−CH2 −O−)k −H
    (式中、R11は水素原子または炭素原子数1〜4のアル
    キル基でありそしてkは1〜30の数である)であり;
    nは1〜4の数値でありそしてpは(r−1)の差から
    算出できる数値である。〕で表されるジオキサジン化合
    物より成る顔料調製物、但し成分X、YおよびZが式II
    および/またはIII の化合物中に一度より多く存在して
    いる場合(n>1)には、これらの記号の意味は同じで
    あるべきでない。
  2. 【請求項2】 存在する顔料分散剤b)が、Qが請求項
    1に記載の意味を有し、X+ がH+ またはCa2+/2の
    カチオンまたは構造式N+ 3 4 で表されるアンモニ
    ウム−イオンであり、但しR4 は炭素原子数12〜18
    のアルキル、炭素原子数16〜18のアルケニルまた
    は、天然樹脂を基礎とする炭素原子数20のシクロアル
    キルであり;そしてnは2〜3の数値である式IIのジオ
    キサジン化合物である、請求項1に記載の顔料調製物。
  3. 【請求項3】 存在する顔料分散剤b)が、Qが請求項
    1に記載の意味を有し、X+ が構造式N+ 1 2 3
    4 で表されるアンモニウム−イオンであり、但しR1
    およびR2 は隣接する窒素原子と一緒になって、環に属
    する1〜3個の同じまたは異なるヘテロ原子を持つ脂肪
    族の五−または六員ヘテロ環系を形成するか、またはR
    1 、R2 およびR3 は隣接する窒素原子と一緒になっ
    て、環に属する1〜3個の同じまたは異なるヘテロ原子
    を持つ芳香族の五−または六員ヘテロ環系を形成しそし
    てかゝる芳香族ヘテロ環が所望の場合には追加的にベン
    ゼノイド環を融合含有していてもよく、そしてこれに無
    関係の窒素原子上Rはそれぞれ水素原子であり;そして
    nは2〜3の数値である。〕式IIのジオキサジン化合物
    である、請求項1に記載の顔料調製物。
  4. 【請求項4】 存在する顔料分散剤c)が、Qが請求項
    1に記載の意味を有し、Zr+がCa2+カチオンであり、
    それ故にrは2であり;Y- がR6 が炭素原子数8〜1
    6のアルキルフェニルである残基R6 −SO3 - また
    は、R7 が炭素原子数11〜19のアルケニルであるR
    7 −COO- であり、そしてnは2〜3の数値でありそ
    してpは算出された数値1である。〕式III のジオキサ
    ジン化合物である、請求項1に記載の顔料調製物。
  5. 【請求項5】 実質的に a)99.5〜70重量% の式Iの基本顔料、 b)およびc)0.5〜30重量% の式IIおよび/また
    はIIIの少なくとも一つの分散剤、 d)0〜5重量% の非イオン系界面活性剤および e)0〜5重量% の通例に用いられる添加物 より成り、その際個々の成分の百分率が調製物全重量
    (100% )を基準とする、請求項1〜4のいずれか一
    つに記載の顔料調製物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一つに規定され
    た顔料調製物を製造する方法において、基本顔料a)の
    表面構造をb)および/またはc)の一種類以上の顔料
    分散剤で均一に被覆することを特徴とする、上記方法。
  7. 【請求項7】 顔料分散剤b)および/またはc)を乾
    式粉砕または湿式粉砕の過程で、粗大な結晶質粗顔料
    a)に、該粗顔料の微粉砕の間に添加する請求項6に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 顔料分散剤b)および/またはc)を水
    に湿った基本顔料a)の圧縮ケーキ状物に加える請求項
    6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 顔料分散剤b)および/またはc)を溶
    剤仕上げ処理の過程で微細な基本顔料a)に添加する請
    求項6に記載の方法。
  10. 【請求項10】 顔料分散剤b)および/またはc)を
    微細な基本顔料a)と乾燥状態で機械的に混合する請求
    項6に記載の方法。
  11. 【請求項11】 可塑性組成物、溶融物、紡糸溶液、工
    業用被覆剤、建築用被覆剤または印刷インキの状態の天
    然−または合成源の高分子有機物質を顔料化する為の、
    請求項1〜5のいずれか一つに従う顔料調製物より成る
    着色剤。
  12. 【請求項12】 アルキッド/メラミン系−またはアク
    リル/メラミン系焼付塗料または、ポリイソシアネート
    で架橋し得るアクリル樹脂を基礎とする二成分系塗料よ
    り成る群の被覆剤系を顔料化(着色)する為の請求項1
    1の着色剤。
  13. 【請求項13】 ニトロセルロースを基礎とする印刷イ
    ンキを顔料化(着色)する為の請求項11の着色剤。
  14. 【請求項14】 成形性合成樹脂を顔料化(着色)する
    為の請求項11の着色剤。
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