JPH0597541A - 無機質シート製ストリツプによる織成焼成体およびその製造方法 - Google Patents

無機質シート製ストリツプによる織成焼成体およびその製造方法

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JPH0597541A
JPH0597541A JP3282311A JP28231191A JPH0597541A JP H0597541 A JPH0597541 A JP H0597541A JP 3282311 A JP3282311 A JP 3282311A JP 28231191 A JP28231191 A JP 28231191A JP H0597541 A JPH0597541 A JP H0597541A
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JP
Japan
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inorganic
woven
sheet
strip
substance
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JP3282311A
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Inventor
Hisanori Kotani
小谷寿教
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】この発明は、木材繊維物質、金属物質、プラス
チック物質あるいはガラス物質の少なくとも一つと無機
質材粉体物質とを混合し、抄き上げ処理してなる無機質
シート材1を用いてなる焼成体の提供。 【構成】無機質シート材1を適宜幅寸法に裁断処理した
無機質ストリップ体2と、別に準備される不燃性糸状体
3とにより織成シート体4を織成組織し、これを平面的
ないしは立体的な適宜造形状態において焼成処理して、
紙様であり、織物様でもある陶磁器化した造形織成焼成
物5とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、木材繊維物質、金属
物質、プラスチック物質あるいはガラス物質の少なくと
も一つと無機質材粉体物質とを混合し、抄き上げ処理し
てなる無機質シート材を用いてなるものであり、特に、
該無機質シート材を適宜幅寸法に裁断した無機質ストリ
ップ体により織成シート体を形成し、これを焼成処理し
てなる無機質シート製ストリップによる織成焼成体並び
にその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、木材繊維物質と無機質材
粉体物質とを混合し、これを抄き上げ処理してなる無機
質シート材は、陶紙(焼成すると陶磁器になる紙、「陶
紙」は登録商標)と称して、開発され提供されてきてい
る。この無機質シート材は、素材そのものは紙のような
性質を有するものであって、たとえば、裁断加工処理、
貼り合わせ加工処理、折り曲げ折り畳み加工処理、印刷
加工処理が可能であり、焼成処理により陶磁器としての
性質を有するものであり、紙様の造形体を定形的な焼物
構造物として供するものである。現在、この無機質シー
ト材は、当該無機質シート材を紙様に取り扱って、所望
の装飾造形体とし、該装飾造形体を焼成処理して紙様の
焼物構造物を得るための素材として利用されているにす
ぎず、紙様の焼物構造物としての興趣性並びに装飾変化
性に乏しいものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
上記する無機質シート材の特性を十分に生かし、当該無
機質シート材を細幅ストリップ状に裁断加工処理し、該
無機質ストリップ体により織成シート体を織成組織し
て、これを適宜な造形状態において焼成処理し、紙様で
あり、織物様である極めて新規な織成焼成体並びにその
製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記する目
的を達成するにあたって、具体的には、木材繊維物質、
金属物質、プラスチック物質あるいはガラス物質の少な
くとも一つと無機質材粉体物質とを混ぜ合わせて、これ
を抄き上げ処理してなる無機質シートによって構成され
るものであり、前記無機質シートを細幅ストリップ状に
裁断処理してなる適宜厚さ寸法並びに適宜幅寸法の無機
質ストリップ体群と、前記無機質ストリップ体群と協同
して織成シート体を織成組織する不燃性糸状体とからな
り、前記織成シート体を平面的ないしは立体的造形状態
において焼成処理してなる無機質シート製ストリップに
よる織成焼成体を構成するものであり、さらには、木材
繊維物質、金属物質、プラスチック物質あるいはガラス
物質の少なくとも一つと無機質材粉体物質とを混ぜ合わ
せて、これを抄き上げ処理してなる無機質シートを用い
るものであり、前記無機質シートを細幅ストリップ状に
裁断処理して適宜厚さ寸法並びに適宜幅寸法の無機質ス
トリップ体群を形成する工程と、前記無機質ストリップ
体群と協同して織成シート体を織成組織する不燃性糸状
体を準備する工程と、前記無機質ストリップ体群と不燃
性糸状体とにより織成シート体を織成処理する工程と、
前記織成シート体を平面的ないしは立体的造形状態にお
いて焼成処理する工程とからなる無機質シート製ストリ
ップによる織成焼成体の製造方法を構成するものであ
る。
【0005】
【実施例の説明】以下、この発明になる無機質シート製
ストリップによる織成焼成体ならびにその製造方法につ
いて、図面に示す具体的な実施例に基づいて詳細に説明
する。図1A〜Eは、この発明になる無機質シート製ス
トリップによる織成焼成体の製造過程に関連して、当該
織成焼成体が出来上がるまでの態様を概略的に示す工程
説明図である。まず、この発明に適用される無機質シー
ト1について説明する。この発明に適用される無機質シ
ート1は、その好ましい一実施例において、紙の原料で
ある木材繊維物質と、陶磁器の原料である無機質材粉体
物質とを、たとえば、木材繊維物質約15重量%、無機
質材粉体物質約85重量%を混ぜ合わせ、周知の抄紙法
によって抄き上げ処理してなる。この無機質シート1
は、常態においては、紙のような性質を有するものであ
って、たとえば、切り取ったり、貼り合わせたり、折り
曲げたり、折り畳んだり、印刷したりすることができ、
陶芸用窯内において、約1300℃程度で焼成処理する
ことにより陶磁器としての性質を有するものであり、紙
様の造形体を定形的な焼物構造物として供するものであ
る。前記無機質シート1の厚さは、約0.3〜3ミリメ
ートル程度のものとして抄紙処理することができる。こ
の発明では、前記無機質シート1は、前記木材繊維物質
にかえて、粉体状のものとして供される金属物質、プラ
スチック物質あるいはガラス物質を適用することも可能
であり、これらの少なくとも一つと陶磁器の原料である
無機質材粉体物質とを、混合して得られるものであって
もよい。この発明では、前記無機質シート1は、裁断加
工処理により、無機質ストリップ体2として準備され
る。この発明の適用にあたって、前記無機質シート1
は、支障なく約1ミリメートル程度の細幅のものまでに
裁断処理することができ、無機質ストリップ体2として
供することができる。この発明において、前記無機質ス
トリップ体2の幅寸法は、約2〜3ミリメートル程度で
あることが好ましい。この発明では、前記無機質ストリ
ップ体2は、適宜厚さ寸法並びに適宜幅寸法の無機質ス
トリップ体群として準備され、後述する不燃性糸状体3
と協同して織成組織され織成シート体4を構成する。一
方、この発明になる無機質シート製ストリップによる織
成焼成体は、前記無機質ストリップ体2と、不燃性糸状
体3とにより織成組織されるものであり、この発明に適
用される不燃性糸状体3としては、たとえば、高性能炭
素繊維、アルミナ繊維、ステンレス線材などの糸状の不
燃材料が選択的に使用される。前記無機質ストリップ体
2と、不燃性糸状体3とは、互いに協同して織成組織さ
れるものであり、その組織は、可能な範囲において、周
知の織成組織のいずれのものであってもよい。
【0006】この発明では、前記織成シート体4は、た
とえば、陶芸用窯によって焼成処理され織成焼成体5を
供する。前記織成シート体4の焼成処理に際して、前記
織成シート体4は、平面的にあるいは立体的に造形さ
れ、造形状態において焼成処理される。前記織成シート
体4の焼成処理は、素焼き(締焼き)処理、並びに釉焼
き(本焼き)処理によって行われるものである。前記織
成シート体4の焼成処理において、素焼きの焼成処理条
件は、焼成温度が約1250℃〜1300℃であり、焼
成時間が約8時間〜13時間であることが好ましい。さ
らに、釉薬処理後の釉焼きの焼成処理条件は、焼成温度
が約1100℃〜1150℃であり、焼成時間が約5時
間〜6時間であることが好ましい。
【0007】
【発明の効果】以上の構成になるこの発明の無機質シー
ト製ストリップによる織成焼成体は、無機質シートの特
性を利用して、常態時における無機質シートを細幅スト
リップ状に裁断処理し、これを不燃性糸状体とによって
織成シート体に織成処理し、該織成シート体を適宜な造
形状態にして焼成処理するようにしたものであり、紙様
であって、織物様でもある陶磁器化した造形焼成物を供
するものであって、興趣性並びに装飾変化性に優れたも
のであり、その点において極めて実効性の高いものであ
るといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1A〜Eは、この発明になる無機質シート製
ストリップによる織成焼成体の製造過程に関連して、当
該織成焼成体が出来上がるまでの態様を概略的に示す工
程説明図である。
【符号の説明】
1 無機質シート 2 無機質ストリップ体 3 不燃性糸状体 4 織成シート体 5 織成焼成体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D03D 15/02 C 7199−3B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材繊維物質、金属物質、プラスチック
    物質あるいはガラス物質の少なくとも一つと無機質材粉
    体物質とを混ぜ合わせて、これを抄き上げ処理してなる
    無機質シートによって構成されるものであり、 前記無機質シートを細幅ストリップ状に裁断処理してな
    る適宜厚さ寸法並びに適宜幅寸法の無機質ストリップ体
    群と、 前記無機質ストリップ体群と協同して織成シート体を織
    成組織する不燃性糸状体とからなり、 前記織成シート体を平面的ないしは立体的造形状態にお
    いて焼成処理してなることを特徴とする無機質シート製
    ストリップによる織成焼成体。
  2. 【請求項2】 木材繊維物質、金属物質、プラスチック
    物質あるいはガラス物質の少なくとも一つと無機質材粉
    体物質とを混ぜ合わせて、これを抄き上げ処理してなる
    無機質シートを用いるものであり、 前記無機質シートを細幅ストリップ状に裁断処理して適
    宜厚さ寸法並びに適宜幅寸法の無機質ストリップ体群を
    形成する工程と、 前記無機質ストリップ体群と協同して織成シート体を織
    成組織する不燃性糸状体を準備する工程と、 前記無機質ストリップ体群と不燃性糸状体とにより織成
    シート体を織成処理する工程と、 前記織成シート体を平面的ないしは立体的造形状態にお
    いて焼成処理する工程とからなることを特徴とする無機
    質シート製ストリップによる織成焼成体の製造方法。
JP3282311A 1991-10-01 1991-10-01 無機質シート製ストリツプによる織成焼成体およびその製造方法 Pending JPH0597541A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100401749B1 (ko) * 2000-07-19 2003-10-17 학교법인 한양학원 도자기질 종이의 제조방법
CN108057874A (zh) * 2016-10-31 2018-05-22 *** 一种三维网络陶瓷骨架增强体金属基复合耐材料及其制备方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5910654A (ja) * 1982-07-08 1984-01-20 株式会社ライム 化粧パネル材の成形方法
JPH0244270A (ja) * 1988-08-04 1990-02-14 Toshiba Corp 半導体装置の配線電位の測定方法

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