JPH0596905A - ラジアルタイヤ - Google Patents

ラジアルタイヤ

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Publication number
JPH0596905A
JPH0596905A JP3259093A JP25909391A JPH0596905A JP H0596905 A JPH0596905 A JP H0596905A JP 3259093 A JP3259093 A JP 3259093A JP 25909391 A JP25909391 A JP 25909391A JP H0596905 A JPH0596905 A JP H0596905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
bead core
carcass ply
bead
apex
Prior art date
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Pending
Application number
JP3259093A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuto Miura
克仁 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP3259093A priority Critical patent/JPH0596905A/ja
Publication of JPH0596905A publication Critical patent/JPH0596905A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイヤの耐久性を向上させ、かつタイヤの軽
量化を図る。 【構成】 カーカスプライ10の両側部16をビードコ
ア18を支点にタイヤの内側から外側に巻上げるラジア
ルタイヤにおいて、上記カーカスプライ10の巻上げ端
を上記ビードコア18とビードエーペックス20との間
に挾みつける。あるいは、ビードコアをタイヤ断面高さ
方向に第1のビードコア18aと第2のビードコア18
bとに分割し、両者の間に上記カーカスプライ10の巻
上げ端を挾み付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビードコアを支点にカ
ーカスプライの端部が巻き上げられるラジアルタイヤに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に、従来のラジアルタイヤの構造の
一例を示す。図において10は多数本のコ―ドで構成さ
れたタイヤファブリックよりなるカーカスプライであ
り、その外側にトレッド12やサイドウォール14が貼
付けられ、トレッド12内にベルト15が配設されてお
り、カーカスプライ10の両側部16はビードエーペッ
クス20を備えたビード部のビードコア18を支点に巻
上げられている。図例では上記両側部16がタイヤの内
側(図の左側)から外側(図の右側)に向けて巻上げら
れており、その巻上げ端はリム24よりも低い位置であ
ってビードエーペックス20外表面上の適当な位置に固
定されている。また、この巻上げが行われた後に両側部
16の外側から補強層22が貼付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、上記カーカス
プライ両側部16の巻上げ高さ(すなわちベースライン
BLからカーカスプライ両巻上げ端までの距離)PHに
は、生産過程においてバラツキが生じるが、このような
巻上げ高さPHが適正な値からずれると巻上げ端の部分
で剥離が発生し易く、タイヤの耐久性が著しく低下する
不都合がある。また、カーカスプライ両巻上げ端を確実
に固定するためには、その巻上げ高さPHをある程度大
きめに設定しなければならないが、このように巻上げ高
さPHを増やす分だけタイヤの重量が増大し、タイヤ軽
量化の大きな妨げとなる。
【0004】本発明は、このような事情に鑑み、カーカ
スプライの巻き上げ端の損傷が発生しにくく、かつタイ
ヤ全体の軽量化を図ることができるラジアルタイヤを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、タイヤファブ
リックで構成されたカーカスプライを備え、このカーカ
スプライの両側部が、ビードエーペックスを有するビー
ド部のビードコアを支点にタイヤの内側から外側に巻上
げられたラジアルタイヤにおいて、上記カーカスプライ
の巻上げ端を上記ビードコアとビードエーペックスとで
挾み付けたものである(請求項1)。
【0006】また本発明は、上記ビードコアをタイヤ断
面高さ方向に第1のビードコアと第2のビードコアとに
分割し、第1のビードコアを第2のビードコアよりもタ
イヤ断面高さ方向内側に配するとともに、上記第1のビ
ードコアを支点に上記カーカスプライの両側部を巻上
げ、この巻上げ端を上記第1のビードコアと第2のビー
ドコアとの間に挾み付けるようにしたものである(請求
項2)。
【0007】
【作用】まず、請求項1記載のラジアルタイヤによれ
ば、カーカスプライの両側端(巻上げ端)をビードコア
とビードエーペックスとの間に位置させることにより、
このカーカスプライの両側端に大きな歪が発生しにくく
なり、このためカーカスプライ損傷の起点を消滅させる
ことができる。また、このカーカスプライの巻上げ高さ
は、上記巻上げ端をビードコアとビードエーペックスと
の間に位置させるに十分な量だけ確保すればよいので、
従来のように巻上げ高さを大きめに確保する必要がな
く、このためカーカスプライの幅寸法が削減され、その
分タイヤ重量が低減する。
【0008】また、請求項2記載のラジアルタイヤによ
れば、上記カーカスプライの両巻上げ端を、2つに分割
された第1のビードコアと第2のビードコアとの間に位
置させることにより、請求項1記載のタイヤと同様に、
カーカスプライの巻上げ端に余分な歪が発生しにくくな
り、カーカスプライ損傷の起点を消滅させることができ
るとともに、カーカスプライの幅寸法を削減することが
できる。しかも、ビードエーペックスは一般にゴム等の
比較的柔軟な材料で形成されるのに対し、ビードコアは
一般にスチールワイヤ等のような剛性の高い材料で形成
されるので、上記第1のビードコア及び第2のビードコ
アでカーカスプライの巻上げ端を挾むことにより、ビー
ドコアとビードエーペックスとで挾む場合よりも固定強
度がさらに高まることとなる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例におけるラジア
ルタイヤのビード部を示したものである。なお、他の部
分の構造は図3と全く同等であり、ここではその説明を
省略する。
【0010】図において、10は多数本のコ―ドで構成
されたタイヤファブリックよりなるカーカスプライであ
る。このカーカスプライ10の両側部16は、断面略3
角形状のビードエーペックス20を備えたビード部のビ
ードコア18を支点に巻上げられており、より詳しく
は、タイヤの内側(図の左側)から外側(図の右側)に
向けて巻上げられている。そして、このタイヤの特徴と
して、上記両側部16の巻上げ端が、上記ビードコア1
8とビードエーペックス20との間に挾み付けられた状
態で固定されている。
【0011】このラジアルタイヤの製造方法としては、
従来のようにビードコア18とビードエーペックス20
とを同時にカーカスプライ10上にセットするのではな
く、まずカーカスプライ10上にビードコア18のみを
セットし、このビードコア18を支点に上記カーカスプ
ライ10の両側部16を巻上げた後に、この両側部16
の巻上げ端を挾むようにしてビードエーペックス20の
セットを行うようにすればよい。
【0012】このような構造によれば、カーカスプライ
10の両側部16の巻上げ端をビードコア18とビード
エーペックス20との間に位置させるようにしているの
で、従来のようにビードエーペックス20の外側に両巻
上げ端を位置させる場合に比べ、この両巻上げ端に余分
な歪が発生しにくくなり、これによってカーカスプライ
損傷の起点を消滅させることができる。また、このカー
カスプライ10の巻上げ高さは、上記巻上げ端をビード
コア18とビードエーペックス20との間に位置させる
に十分なだけ確保すればよいので、これによりカーカス
プライ10の幅寸法を削減することができ、その分タイ
ヤ全体の軽量化を図ることができる。
【0013】次に、第2実施例を図2に基づいて説明す
る。ここでは、上記実施例におけるビードコア18が第
1のビードコア18aと第2のビードコア18bとに分
割され、これらがタイヤ断面高さ方向(図では上下方
向)に並べられており、第1のビードコア18aが第2
のビードコア18bよりもタイヤ断面高さ方向内側(図
では下側)に配されている。そして、上記第1のビード
コア18aを支点にしてカーカスプライ10の両側部1
6が内側から外側に巻上げられるとともに、この両側部
16の巻上げ端が両ビードコア18a,18bの間に挾
みつけられている。
【0014】このタイヤの製造方法としては、まずカー
カスプライ10上に第1のビードコア18aのみをセッ
トし、この第1のビードコア18aを支点に上記カーカ
スプライ10の両側部16を巻上げた後に、この両側部
16の巻上げ端を挾むようにしてビードエーペックス2
0の付いた第2のビードコア18bのセットを行うよう
にすればよい。
【0015】このような構造においても、上記第1実施
例と同様に、カーカス巻上げ高さを削減しながら、その
両側部16の損傷を防ぎ、これによりタイヤの耐久性向
上及び軽量化を図ることができる。しかも、上記第1実
施例に示す構造ではゴム等の比較的やわらかい材料で形
成されるビードエーペックス20でカーカスプライ10
の両側部16を挾んでいるのに対し、第2実施例ではス
チールワイヤ等の比較的剛性の高い2本のビードコア1
8a,18bでカーカスプライ10の両側部16の巻上
げ端を挾み付けているので、その固定強度をさらに高め
ることができる。
【0016】なお、本発明ではカーカスプライ10の枚
数を問わず、タイヤの用途等に応じて適宜設定すればよ
い。また、上記各実施例に示したタイヤに図3に示すよ
うな補強層22を付設するようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、カーカスプライ
の両側部をビードコアを支点にタイヤの内側から外側に
巻上げるラジアルタイヤにおいて、上記カーカスプライ
の巻上げ端を上記ビードコアとビードエーペックスとの
間、あるいはタイヤ断面高さ方向に分割された第1のビ
ードコアと第2のビードコアとの間に挾み付けたもので
あるので、上記カーカスプライの巻上げ端に大きな歪が
発生して剥離等が生じるのを防ぎ、これによりタイヤの
耐久性を向上させることができるとともに、カーカスプ
ライの巻上げ高さを削減する、すなわちカーカスプライ
の幅寸法を削減することにより、タイヤの軽量化を図る
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるラジアルタイヤの
断面図である。
【図2】本発明の第2実施例におけるラジアルタイヤの
断面図である。
【図3】従来のラジアルタイヤの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 カーカスプライ 16 カーカスプライの両側部 18 ビードコア 18a 第1のビードコア 18b 第2のビードコア 20 ビードエーペックス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤファブリックで構成されたカーカ
    スプライを備え、このカーカスプライの両側部が、ビー
    ドエーペックスを有するビード部のビードコアを支点に
    タイヤの内側から外側に巻上げられたラジアルタイヤに
    おいて、上記カーカスプライの巻上げ端を上記ビードコ
    アとビードエーペックスとで挾み付けたことを特徴とす
    るラジアルタイヤ。
  2. 【請求項2】 タイヤファブリックで構成されたカーカ
    スプライを備え、このカーカスプライの両側部が、ビー
    ド部のビードコアを支点にタイヤの内側から外側に巻上
    げられたラジアルタイヤにおいて、上記ビードコアをタ
    イヤ断面高さ方向に第1のビードコアと第2のビードコ
    アとに分割し、第1のビードコアを第2のビードコアよ
    りもタイヤ断面高さ方向内側に配するとともに、上記第
    1のビードコアを支点に上記カーカスプライの両側部を
    巻上げ、この巻上げ端を上記第1のビードコアと第2の
    ビードコアとの間に挾み付けたことを特徴とするラジア
    ルタイヤ。
JP3259093A 1991-10-07 1991-10-07 ラジアルタイヤ Pending JPH0596905A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999048708A1 (en) * 1998-03-26 1999-09-30 The Goodyear Tire & Rubber Company Locked bead construction
JP2006036161A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Sumitomo Rubber Ind Ltd 空気入りタイヤ
US7152645B2 (en) * 1999-01-28 2006-12-26 Bridgestone Corporation Pneumatic tires

Cited By (4)

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