JPH06191238A - 乗用車用ラジアルタイヤ - Google Patents
乗用車用ラジアルタイヤInfo
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- JPH06191238A JPH06191238A JP4357822A JP35782292A JPH06191238A JP H06191238 A JPH06191238 A JP H06191238A JP 4357822 A JP4357822 A JP 4357822A JP 35782292 A JP35782292 A JP 35782292A JP H06191238 A JPH06191238 A JP H06191238A
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- JP
- Japan
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- tire
- bead core
- bead
- carcass
- radial direction
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C15/00—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
- B60C15/0009—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap features of the carcass terminal portion
- B60C15/0081—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap features of the carcass terminal portion the carcass plies folded around or between more than one bead core
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C15/00—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
- B60C15/0009—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap features of the carcass terminal portion
- B60C15/0027—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap features of the carcass terminal portion with low ply turn-up, i.e. folded around the bead core and terminating at the bead core
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C15/00—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
- B60C15/0009—Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap features of the carcass terminal portion
- B60C2015/009—Height of the carcass terminal portion defined in terms of a numerical value or ratio in proportion to section height
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 タイヤ内圧が低い状態で走行する際に、ビー
ド部が破壊されることを防止し、耐久性を向上させた乗
用車用ラジアルタイヤを提供する。 【構成】 サイドウォール１のタイヤ半径方向内端のビ
ード部２の内部に環状のビードコア３が埋設されてお
り、ビードコアは、複数の鋼線が重ね合わされて形成さ
れ、全体として略矩形断面に形成されており、タイヤ幅
方向に内層ビードコア３Ａと、外層ビードコア３Ｂとに
分割されている。カーカス４は、内層ビードコアのタイ
ヤ内側面から内層ビードコアと外層ビードコアとの間に
挟み込まれてタイヤ半径方向外方に巻き上げられ、巻き
上げ端41は、ビードコアタイヤ半径方向外方に突出して
おり、その長さを７mm未満とする。
ド部が破壊されることを防止し、耐久性を向上させた乗
用車用ラジアルタイヤを提供する。 【構成】 サイドウォール１のタイヤ半径方向内端のビ
ード部２の内部に環状のビードコア３が埋設されてお
り、ビードコアは、複数の鋼線が重ね合わされて形成さ
れ、全体として略矩形断面に形成されており、タイヤ幅
方向に内層ビードコア３Ａと、外層ビードコア３Ｂとに
分割されている。カーカス４は、内層ビードコアのタイ
ヤ内側面から内層ビードコアと外層ビードコアとの間に
挟み込まれてタイヤ半径方向外方に巻き上げられ、巻き
上げ端41は、ビードコアタイヤ半径方向外方に突出して
おり、その長さを７mm未満とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カーカスプライがトレ
ッド及びトレッド両側から延びる一対のサイドウォール
を貫通して配設され、カーカスプライの両端がサイドウ
ォールの半径方向内端に設けられたビード部内において
ビードコア周りに巻き上げられて成る乗用車用ラジアル
タイヤに関する。
ッド及びトレッド両側から延びる一対のサイドウォール
を貫通して配設され、カーカスプライの両端がサイドウ
ォールの半径方向内端に設けられたビード部内において
ビードコア周りに巻き上げられて成る乗用車用ラジアル
タイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、乗用車用ラジアルタイヤにおいて
は、図４に示すように、トレッドからサイドウォールａ
を貫通し、サイドウォールａのタイヤ半径方向内端に形
成されたビード部ｂに達したカーカスプライｃは、ビー
ド部ｂ内に埋設された環状のビードコアｄの周りにタイ
ヤ内側から外側に巻き上げられており、カーカスプライ
ｃの巻き上げ端ｃ1 はビードコアｄの上端から高さｈ
（通常は、加硫中に生じるカーカスプライコードの滑り
を考慮して、ｈ＝10mm〜75mm）に位置している。
は、図４に示すように、トレッドからサイドウォールａ
を貫通し、サイドウォールａのタイヤ半径方向内端に形
成されたビード部ｂに達したカーカスプライｃは、ビー
ド部ｂ内に埋設された環状のビードコアｄの周りにタイ
ヤ内側から外側に巻き上げられており、カーカスプライ
ｃの巻き上げ端ｃ1 はビードコアｄの上端から高さｈ
（通常は、加硫中に生じるカーカスプライコードの滑り
を考慮して、ｈ＝10mm〜75mm）に位置している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の乗用車用ラジアルタイヤにおいては、正規のタイヤ
内圧での走行中するとたの原因が無い限り破壊されるこ
とはないが、タイヤ内圧が低い状態で走行すると、ビー
ド部ｂに大きな歪みがかかり、カーカスプライｃの巻き
上げ端ｃ1 近傍の変形量が大きいために亀裂を生じ、そ
の亀裂が次第に大きくなって、遂にはビード部ｂを破壊
する恐れがあるという問題があった。
来の乗用車用ラジアルタイヤにおいては、正規のタイヤ
内圧での走行中するとたの原因が無い限り破壊されるこ
とはないが、タイヤ内圧が低い状態で走行すると、ビー
ド部ｂに大きな歪みがかかり、カーカスプライｃの巻き
上げ端ｃ1 近傍の変形量が大きいために亀裂を生じ、そ
の亀裂が次第に大きくなって、遂にはビード部ｂを破壊
する恐れがあるという問題があった。
【０００４】本発明の目的は、タイヤ内圧が低い状態で
走行する際に、ビード部が破壊されることを防止し、耐
久性を向上させた乗用車用ラジアルタイヤを提供するこ
とである。
走行する際に、ビード部が破壊されることを防止し、耐
久性を向上させた乗用車用ラジアルタイヤを提供するこ
とである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の乗用車用ラジアルタイヤは、サイドウォール
のタイヤ半径方向内端に形成されたビード部において、
タイヤ幅方向内側に位置する内層ビードコアと、外側に
位置する外層ビードコアとに分割された環状のビードコ
アをを備え、トレッド及びサイドウォールを貫通して半
径方向に配設されたカーカスの端部を内層ビードコアの
周りにタイヤ内側から内層ビードコア内端側を通って外
側に巻回し、該カーカスの巻き上げ部を内層ビードコア
と外層ビードコアとの間に挟み込み、ビードコアのタイ
ヤ半径方向外端からカーカスの巻き上げ端までの高さｈ
C を零より大きく、７mm未満（０＜ｈC ＜７mm）として
いる。
に本発明の乗用車用ラジアルタイヤは、サイドウォール
のタイヤ半径方向内端に形成されたビード部において、
タイヤ幅方向内側に位置する内層ビードコアと、外側に
位置する外層ビードコアとに分割された環状のビードコ
アをを備え、トレッド及びサイドウォールを貫通して半
径方向に配設されたカーカスの端部を内層ビードコアの
周りにタイヤ内側から内層ビードコア内端側を通って外
側に巻回し、該カーカスの巻き上げ部を内層ビードコア
と外層ビードコアとの間に挟み込み、ビードコアのタイ
ヤ半径方向外端からカーカスの巻き上げ端までの高さｈ
C を零より大きく、７mm未満（０＜ｈC ＜７mm）として
いる。
【０００６】
【作用】上記構成により、カーカスが内層ビードコアと
外層ビードコアとの間に挟み込まれてタイヤ半径方向外
方に巻き上げられているから、タイヤ製造時の加硫工程
においてカーカスプライコードの滑りの発生を防止す
る。また、カーカス巻き上げ端のビードコアのタイヤ半
径方向外端からの高さを零より大きく７mm未満としたこ
とにより、タイヤ内圧が低圧状態で走行する時に、巻き
上げ端位置における歪みの変形量を小さくし、亀裂の発
生を防止することができ、タイヤの耐久性を向上させ
る。
外層ビードコアとの間に挟み込まれてタイヤ半径方向外
方に巻き上げられているから、タイヤ製造時の加硫工程
においてカーカスプライコードの滑りの発生を防止す
る。また、カーカス巻き上げ端のビードコアのタイヤ半
径方向外端からの高さを零より大きく７mm未満としたこ
とにより、タイヤ内圧が低圧状態で走行する時に、巻き
上げ端位置における歪みの変形量を小さくし、亀裂の発
生を防止することができ、タイヤの耐久性を向上させ
る。
【０００７】
【実施例】実施例を図に基づいて説明する。図１及び図
２において、トレッドの端部からタイヤ半径方向に延び
るサイドウォール１のタイヤ半径方向内端にビード部２
が形成され、ビード部２の内部に環状のビードコア３が
埋設されている。ビードコア３は、複数の鋼線が重ね合
わされて形成され、タイヤ半径方向にＭ列（本実施例で
は４列）、タイヤ幅方向にＮ列（本実施例では５列）だ
け重ね合わされて、全体として略矩形断面に形成されて
おり、タイヤ幅方向にタイヤ内側から外側へｍ列（本実
施例では２列）の内層ビードコア３Ａと、タイヤ外側か
ら内側へｎ列（本実施例では３列）の外層ビードコア３
Ｂとに分割されている（ｍ＋ｎ＝Ｎ，ｍ＞０，ｎ＞
０）。
２において、トレッドの端部からタイヤ半径方向に延び
るサイドウォール１のタイヤ半径方向内端にビード部２
が形成され、ビード部２の内部に環状のビードコア３が
埋設されている。ビードコア３は、複数の鋼線が重ね合
わされて形成され、タイヤ半径方向にＭ列（本実施例で
は４列）、タイヤ幅方向にＮ列（本実施例では５列）だ
け重ね合わされて、全体として略矩形断面に形成されて
おり、タイヤ幅方向にタイヤ内側から外側へｍ列（本実
施例では２列）の内層ビードコア３Ａと、タイヤ外側か
ら内側へｎ列（本実施例では３列）の外層ビードコア３
Ｂとに分割されている（ｍ＋ｎ＝Ｎ，ｍ＞０，ｎ＞
０）。
【０００８】トレッド及びサイドウォール１を貫通する
カーカス４は、内層ビードコア３Ａのタイヤ内側面から
タイヤ半径方向内端面に沿って延び、内層ビードコア３
Ａと外層ビードコア３Ｂとの間に挟み込まれてタイヤ半
径方向外方に巻き上げられ、その巻き上げ端41は、ビー
ドコア３のタイヤ半径方向外端からタイヤ半径方向外方
に高さｈC だけ突出しており、高さｈC を零より大きく
７mm未満（０＜ｈC ＜７mm）とする。
カーカス４は、内層ビードコア３Ａのタイヤ内側面から
タイヤ半径方向内端面に沿って延び、内層ビードコア３
Ａと外層ビードコア３Ｂとの間に挟み込まれてタイヤ半
径方向外方に巻き上げられ、その巻き上げ端41は、ビー
ドコア３のタイヤ半径方向外端からタイヤ半径方向外方
に高さｈC だけ突出しており、高さｈC を零より大きく
７mm未満（０＜ｈC ＜７mm）とする。
【０００９】内層ビードコア３Ａのタイヤ半径方向外端
からタイヤ半径方向外方にカーカス４のタイヤ幅方向外
側面に沿って延び、下部においてカーカス４の巻き上げ
部分のタイヤ幅方向内側面に接し、先端がカーカス４の
巻き上げ端41よりタイヤ半径方向外方に位置する略三角
形断面の内層ビードエイペックス５が配設される。ま
た、外層ビードコア３Ｂのタイヤ半径方向外端からタイ
ヤ半径方向外方に内層ビードエイペックス５及びカーカ
ス４のタイヤ幅方向外側面に沿って延び、先端が内層ビ
ードエイペックス５よりもタイヤ半径方向外方に位置す
る略三角形断面の外層ビードエイペックス６が配設さ
れ、外層ビードエイペックス６のタイヤ半径方向内端の
幅方向長さは外層ビードコア３Ｂのタイヤ半径方向外端
の幅方向長さに略等しく形成されている。
からタイヤ半径方向外方にカーカス４のタイヤ幅方向外
側面に沿って延び、下部においてカーカス４の巻き上げ
部分のタイヤ幅方向内側面に接し、先端がカーカス４の
巻き上げ端41よりタイヤ半径方向外方に位置する略三角
形断面の内層ビードエイペックス５が配設される。ま
た、外層ビードコア３Ｂのタイヤ半径方向外端からタイ
ヤ半径方向外方に内層ビードエイペックス５及びカーカ
ス４のタイヤ幅方向外側面に沿って延び、先端が内層ビ
ードエイペックス５よりもタイヤ半径方向外方に位置す
る略三角形断面の外層ビードエイペックス６が配設さ
れ、外層ビードエイペックス６のタイヤ半径方向内端の
幅方向長さは外層ビードコア３Ｂのタイヤ半径方向外端
の幅方向長さに略等しく形成されている。
【００１０】ビード部２の内部に、タイヤ幅方向内側面
に沿ってビードコア３のタイヤ半径方向外端付近から下
方に延び、ビードベースに沿ってタイヤ幅方向外側に延
び、外層ビードコア３Ｂのタイヤ幅方向外側面に沿って
巻き上げられ、その巻き上げ端が内層ビードエイペック
ス５の先端と略等しい高さに位置しているテイロンキャ
ンバス等から成るチェーファー７が配設されており、チ
ェーファー７のタイヤ幅方向外側巻き上げ部の外側面に
沿ってクリンチエイペックス８が配設されている。
に沿ってビードコア３のタイヤ半径方向外端付近から下
方に延び、ビードベースに沿ってタイヤ幅方向外側に延
び、外層ビードコア３Ｂのタイヤ幅方向外側面に沿って
巻き上げられ、その巻き上げ端が内層ビードエイペック
ス５の先端と略等しい高さに位置しているテイロンキャ
ンバス等から成るチェーファー７が配設されており、チ
ェーファー７のタイヤ幅方向外側巻き上げ部の外側面に
沿ってクリンチエイペックス８が配設されている。
【００１１】この構成によると、カーカス４が内層ビー
ドコア３Ａと外層ビードコア３Ｂとの間に挟み込まれて
タイヤ半径方向外方に巻き上げられているから、タイヤ
製造時の加硫工程においてカーカスプライコードの滑り
の発生を防止するとともに、巻き上げ端41のビードコア
３のタイヤ半径方向外端からの高さｈC を零より大きく
７mm未満（０＜ｈC ＜７mm）としたことにより、タイヤ
内圧が低圧状態で走行する時に、巻き上げ端41位置にお
ける歪みの変形量を小さくし、亀裂の発生を防止でき、
タイヤの耐久性を向上させることができる。
ドコア３Ａと外層ビードコア３Ｂとの間に挟み込まれて
タイヤ半径方向外方に巻き上げられているから、タイヤ
製造時の加硫工程においてカーカスプライコードの滑り
の発生を防止するとともに、巻き上げ端41のビードコア
３のタイヤ半径方向外端からの高さｈC を零より大きく
７mm未満（０＜ｈC ＜７mm）としたことにより、タイヤ
内圧が低圧状態で走行する時に、巻き上げ端41位置にお
ける歪みの変形量を小さくし、亀裂の発生を防止でき、
タイヤの耐久性を向上させることができる。
【００１２】次に、本発明の実施例タイヤと、従来構造
のタイヤとを比較した結果を表１及び図３にに示す。試
験方法はドラム耐久試験で、走行条件は低内圧高荷重と
し、タイヤサイズは215/65Ｒ15、荷重はＪＩＳ規格にお
ける最大荷重、タイヤ内圧は0.8 kg/cm2封じ込めとし、
送風有り、速度は60km/hである。 〔表１〕 従来タイヤ 実施例タイヤ １本目 １８ hrs.（PTL からクラック） １０６ hrs.（損傷無） ２本目 ２７ hrs.（PTL からクラック） １２３ hrs.（損傷無） ３本目 ３４ hrs.（PTL からクラック） １０９ hrs.（損傷無） ４本目 ３０ hrs.（PTL からクラック） １１８ hrs.（損傷無） ５本目 ７２ hrs.（PTL からクラック） １０６ hrs.（損傷無） ６本目 ４２ hrs.（PTL からクラック） １２４ hrs.（損傷無） ７本目 ５１ hrs.（PTL からクラック） １１０ hrs.（損傷無） ８本目 ７０ hrs.（PTL からクラック） １３０ hrs.（損傷無） 平 均 ４３．０hrs. １１５．８hrs.
のタイヤとを比較した結果を表１及び図３にに示す。試
験方法はドラム耐久試験で、走行条件は低内圧高荷重と
し、タイヤサイズは215/65Ｒ15、荷重はＪＩＳ規格にお
ける最大荷重、タイヤ内圧は0.8 kg/cm2封じ込めとし、
送風有り、速度は60km/hである。 〔表１〕 従来タイヤ 実施例タイヤ １本目 １８ hrs.（PTL からクラック） １０６ hrs.（損傷無） ２本目 ２７ hrs.（PTL からクラック） １２３ hrs.（損傷無） ３本目 ３４ hrs.（PTL からクラック） １０９ hrs.（損傷無） ４本目 ３０ hrs.（PTL からクラック） １１８ hrs.（損傷無） ５本目 ７２ hrs.（PTL からクラック） １０６ hrs.（損傷無） ６本目 ４２ hrs.（PTL からクラック） １２４ hrs.（損傷無） ７本目 ５１ hrs.（PTL からクラック） １１０ hrs.（損傷無） ８本目 ７０ hrs.（PTL からクラック） １３０ hrs.（損傷無） 平 均 ４３．０hrs. １１５．８hrs.
【００１３】表１及び図３に示す試験結果から明らかな
ように、実施例タイヤは、従来タイヤに比較して、クラ
ック（亀裂）を生じることなく、著しく耐久性が向上し
ている。なお表１において、「PTL 」とはカーカス巻き
上げ端の接着破壊を意味する。「PTL からクラック」と
は、カーカス巻き上げ端の接着破壊を起因とし、ゴム中
に亀裂を生じたことをいう。
ように、実施例タイヤは、従来タイヤに比較して、クラ
ック（亀裂）を生じることなく、著しく耐久性が向上し
ている。なお表１において、「PTL 」とはカーカス巻き
上げ端の接着破壊を意味する。「PTL からクラック」と
は、カーカス巻き上げ端の接着破壊を起因とし、ゴム中
に亀裂を生じたことをいう。
【００１４】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているか
ら以下に述べる効果を奏する。カーカスが内層ビードコ
アと外層ビードコアとの間に挟み込まれてタイヤ半径方
向外方に巻き上げられているから、タイヤ製造時の加硫
工程においてカーカスプライコードの滑りの発生を防止
するとともに、カーカス巻き上げ端のビードコアのタイ
ヤ半径方向外端からの高さを零より大きく７mm未満とし
たことにより、タイヤ内圧が低圧状態で走行する時に、
巻き上げ端位置における歪みの変形量を小さくし、亀裂
の発生を防止することができ、タイヤの耐久性を向上さ
せる。
ら以下に述べる効果を奏する。カーカスが内層ビードコ
アと外層ビードコアとの間に挟み込まれてタイヤ半径方
向外方に巻き上げられているから、タイヤ製造時の加硫
工程においてカーカスプライコードの滑りの発生を防止
するとともに、カーカス巻き上げ端のビードコアのタイ
ヤ半径方向外端からの高さを零より大きく７mm未満とし
たことにより、タイヤ内圧が低圧状態で走行する時に、
巻き上げ端位置における歪みの変形量を小さくし、亀裂
の発生を防止することができ、タイヤの耐久性を向上さ
せる。
【図１】 本発明の実施例を示すビード部の断面図であ
る。
る。
【図２】 本発明の実施例の要部拡大説明図である。
【図３】 本発明の実施例と比較例との試験結果を示す
グラフである。
グラフである。
【図４】 従来のタイヤのビード部の断面図である。
１ サイドウォール、２ ビード部、３ ビードコア、
３Ａ 内層ビードコア ３Ｂ 外層ビードコア、４ カーカス、５ 内層ビード
エイペックス ６ 外層ビードエイペックス、７ チェーファ、８ ク
リンチエイペックス
３Ａ 内層ビードコア ３Ｂ 外層ビードコア、４ カーカス、５ 内層ビード
エイペックス ６ 外層ビードエイペックス、７ チェーファ、８ ク
リンチエイペックス
Claims (1)
- 【請求項１】 サイドウォールのタイヤ半径方向内端に
形成されたビード部において、タイヤ幅方向内側に位置
する内層ビードコアと、外側に位置する外層ビードコア
とに分割された環状のビードコアをを備え、トレッド及
びサイドウォールを貫通して半径方向に配設されたカー
カスの端部を内層ビードコアの周りにタイヤ内側から内
層ビードコア内端側を通って外側に巻回し、該カーカス
の巻き上げ部を内層ビードコアと外層ビードコアとの間
に挟み込み、ビードコアのタイヤ半径方向外端からカー
カスの巻き上げ端までの高さｈC を零より大きく、７mm
未満（０＜ｈC ＜７mm）としたことを特徴とする乗用車
用ラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4357822A JPH06191238A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 乗用車用ラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4357822A JPH06191238A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 乗用車用ラジアルタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06191238A true JPH06191238A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=18456104
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4357822A Pending JPH06191238A (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 乗用車用ラジアルタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06191238A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| WO2005065971A1 (ja) * | 2004-01-06 | 2005-07-21 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | 空気入りタイヤ |
| US6929045B1 (en) * | 1998-09-01 | 2005-08-16 | Bridgestone Corporation | Pneumatic radial tires |
| WO2009089952A1 (de) * | 2008-01-17 | 2009-07-23 | Continental Aktiengesellschaft | Fahrzeugluftreifen |
| CN105437875A (zh) * | 2014-09-23 | 2016-03-30 | 韩国轮胎株式会社 | 充气轮胎 |
| CN109927490A (zh) * | 2017-12-05 | 2019-06-25 | 东洋橡胶工业株式会社 | 生胎及充气轮胎的制造方法 |
Citations (2)
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| JPH04250029A (ja) * | 1990-07-19 | 1992-09-04 | Bridgestone Corp | 空気入りラジアルタイヤのビード構造 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP4357822A patent/JPH06191238A/ja active Pending
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