JPH0595153U - 回転機 - Google Patents

回転機

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Publication number
JPH0595153U
JPH0595153U JP4185592U JP4185592U JPH0595153U JP H0595153 U JPH0595153 U JP H0595153U JP 4185592 U JP4185592 U JP 4185592U JP 4185592 U JP4185592 U JP 4185592U JP H0595153 U JPH0595153 U JP H0595153U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
case
rotating machine
view
fitted
Prior art date
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Pending
Application number
JP4185592U
Other languages
English (en)
Inventor
好雄 浜田
祐一 伊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Okuma Corp filed Critical Okuma Corp
Priority to JP4185592U priority Critical patent/JPH0595153U/ja
Publication of JPH0595153U publication Critical patent/JPH0595153U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定子と固定子の外周に嵌合するケースとを
有する回転機において、固定子とケースとの回転ずれを
リベットなしで防止でき、さらに固定子とケースとの嵌
合ミスを防止できるようにする。 【構成】 固定子20の外周に形成された1個又は複数
個の凹部13aと、ケース51の内周に形成された凸部
14aとを嵌合する。なお、固定子20の溝13aaが
ケース51の凸部14aにガイドされ、固定子20とケ
ース51との回転方向の相対角度位置が決まる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、積層磁性板から成る固定子とこの固定子の外周に嵌合するケースと を有する回転機に関し、特に、固定子とケースとの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来の回転機の構造の一例を示す断面平面図であり、図8は図7のA− A′線矢印方向断面図である。複数の磁性板2aを積層して成る固定子2には複 数のスロット3があり、スロット3には巻線4が巻回されている。なお、磁性板 2aには溶接溝21があり、各々の磁性板2aは溶接接合されている。固定子2 はケース5に圧入又は焼ばめ等され、ケース5に固着されている。ケース5の両 端にはブラケット6,7がボルト等で固着され、ブラケット6,7に設けられた 軸受8,9を介して、かご型誘導子又は永久磁石から成る回転子10を有する軸 11が回転自在に支持されている。
【0003】 ここで、巻線4に所定の電源を供給すると、固定子2と回転子10との間に電 磁力による回転力が発生し、軸11が回転する。軸11の加減速時等、高回転力 を発生させる必要がある場合、この高回転力により固定子2とケース5との間に 滑りが生じ、固定子2とケース5との回転方向の相対位置が変化するおそれがあ る。この滑りによる相対位置の変化を回避するため、従来、固定子2とケース5 との接合部に穴をあけ、リベット12を打ち込んでいた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した回転機の固定子とケースとの回転防止構造を実現するには、ケースを 貫通し固定子の適当な位置で止まる穴をあける必要があり、また、この穴に打ち 込むリベットが必要であり、この作業および必要とするリベットのコストにより 、回転機の原価が上がるという欠点があった。また、ケースの内周が円形のため 、固定子とケースとの回転方向の相対角度位置を間違えても嵌合してしまうおそ れがあった。間違えて嵌合した場合、回転子に永久磁石を有する回転機において は、永久磁石の各極と固定子巻線の各相との相対位置関係が正規の状態と異なっ てしまうため、回転機の制御において異常をきたすことがあった。 本考案は上述のような事情から成されたものであり、本考案の目的は、固定子 とケースとの回転方向の相対角度位置を間違いなく嵌合でき、また、穴あけ及び リベット打ち込み等の作業を必要としない回転機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、積層磁性板から成る固定子と固定子の外周に嵌合するケースとを有 する回転機に関するものであり、本考案の上記目的は、上記固定子の外周及び上 記ケースの内周のいずれか一方に1個又は複数個の凹部を設け他方に上記凹部に 嵌合する1個又は複数個の凸部を設けることにより達成される。あるいは上記固 定子の外周に1個又は複数個の平坦部と上記ケースの内周に上記平坦部に接触す る1個又は複数個の平坦部とを設けることにより達成される。
【0006】
【作用】
本考案の回転機にあっては、固定子外周の凹部、凸部又は平坦部と、ケース内 周の凸部、凹部又は平坦部とが嵌合するため、固定子とケースとの回転方向の相 対角度位置が一定に決まり、また、固定子とケースとの回転ずれも防止できるの で、回転防止のリベット等が不要となる。
【0007】
【実施例】
図1は本考案の回転機の第1の例を図7に対応させて示す断面平面図、図2は 図1のA−A′線矢印方向の断面を図8に対応させて示す断面図であり、同一構 成箇所は同符号を付して説明を省略する。磁性板2a1の外周には凹部13aが あり、ケース51の内周には凹部13aに嵌合する凸部14aがある。磁性板2 a1を積層して成る固定子20には凹部13aにより溝13aaが形成され、溝 13aaはケース51の凸部14aにガイドされ、固定子20とケース51との 回転方向の相対角度位置が決まる。また、回転機100が高回転力を発生しても 固定子20とケース51との回転方向の相対角度変化を防止することができる。 なお、磁性板2a1の凹部13a、及び凹部13aに嵌合するケース51の凸部 14aの数を複数にすると、更に回転方向の強度が増す。
【0008】 図3は本考案の回転機の第2の例を図2に対応させて示す断面図であり、同一 構成箇所は同符号を付して説明を省略する。磁性板2a2の外周には凸部13b があり、ケース52の内周には凸部13bに嵌合する凹部14bがあり、これら を嵌合することにより、ケース52と磁性板2a2を積層して成る図示していな い固定子との回転方向の相対角度位置が決まり、相対角度変化を防止することが できる。なお、磁性板2a2の凸部13b、及び凸部13bに嵌合するケース5 2の凹部14bの数を複数にすると、更に回転方向の強度が増す。
【0009】 図4は本考案の回転機の第3の例を図2に対応させて示す断面図であり、同一 構成箇所は同符号を付して説明を省略する。磁性板2a3の外周には平坦部13 cがあり、ケース53の内周には平坦部13cに接触する平坦部14cがあり、 ケース53と磁性板2a3を積層して成る図示していない固定子との回転方向の 相対角度位置が決まり、相対角度変化を防止することができる。なお、磁性板2 a3の平坦部13c、及び平坦部13cに接触するケース53の平坦部14cの 数を複数にしても良い。
【0010】 ところで、回転機の回転力のむらを軽減する目的で、固定子のスロットあるい は回転子のスロットのどちらか一方を斜めスロットにすることは一般に良く知ら れている技術であるが、本考案の回転機の固定子にも適用できる。図5はその一 例を図2に対応させて示す断面図であり、同一構成箇所は同符号を付して説明を 省略する。ケース51の内周には凸部14aがあり、磁性板2a4の外周には凸 部14aよりも円周方向に幅の広い凹部13dがある。例えば、凹部13dの幅 を凸部14aの幅よりもスロット3と隣のスロット31との間隔分広くした磁性 板2a4を、固定子の全長間において回転方向に等角度でずらして積層すると、 1スロット間隙の斜めスロットとすることができる。
【0011】 図6は図5のB−B′線矢印方向の断面を示す断面図であり、この場合、固定 子両端の磁性板2a4の凹部13dの一部(同図a,b部)がケースの凸部14 aと当たることになるが、より強度を増すためには凹部13dと凸部14aとの 隙間に図示していない楔状の部材を嵌めれば良い。上述した例は本考案の第1の 例の固定子を斜めスロットとしたものであるが、第2の例と第3の例も斜めスロ ットにすることができることは明らかである。
【0012】
【考案の効果】
以上のように本考案の回転機によれば、固定子とケースとの回転方向の相対角 度位置が一定に決まり、固定子とケースとの組立てミスを防止することができる 。また、磁性板の成形はプレスによる金型での打ち抜きででき、ケースの成形は アルミ押出し等により精度良くできるため、低原価で固定子とケースとの回転防 止構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の回転機の構造の第1の例を示す断面平
面図である。
【図2】図1の回転機のA−A′線矢印方向断面図であ
る。
【図3】本考案の回転機の構造の第2の例を示す断面図
である。
【図4】本考案の回転機の構造の第3の例を示す断面図
である。
【図5】本考案の回転機の構造の第4の例を示す断面図
である。
【図6】図5の回転機のB−B′線矢印方向断面図であ
る。
【図7】従来の回転機の構造の第1の例を示す断面平面
図である。
【図8】図7の回転機のA−A′線矢印方向断面図であ
る。
【符号の説明】
13a,13d 固定子の凹部 13aa 固定子の溝 13b 固定子の凸部 13c 固定子の平坦部 14a ケースの凸部 14b ケースの凹部 14c ケースの平坦部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層磁性板から成る固定子と前記固定子
    の外周に嵌合するケースとを有する回転機において、前
    記固定子の外周及び前記ケースの内周のいずれか一方に
    1個又は複数個の凹部を設け、他方に前記凹部に嵌合す
    る1個又は複数個の凸部を設けるようにしたことを特徴
    とする回転機。
  2. 【請求項2】 積層磁性板から成る固定子と前記固定子
    の外周に嵌合するケースとを有する回転機において、前
    記固定子の外周に1個又は複数個の平坦部と、前記ケー
    スの内周に前記平坦部に接触する1個又は複数個の平坦
    部とを設けるようにしたことを特徴とする回転機。
JP4185592U 1992-05-26 1992-05-26 回転機 Pending JPH0595153U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4185592U JPH0595153U (ja) 1992-05-26 1992-05-26 回転機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4185592U JPH0595153U (ja) 1992-05-26 1992-05-26 回転機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0595153U true JPH0595153U (ja) 1993-12-24

Family

ID=12619869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4185592U Pending JPH0595153U (ja) 1992-05-26 1992-05-26 回転機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0595153U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017112671A (ja) * 2015-12-15 2017-06-22 Ntn株式会社 電動モータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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