JPH0594548U - エアサスペンション用圧力容器 - Google Patents

エアサスペンション用圧力容器

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JPH0594548U JP4060492U JP4060492U JPH0594548U JP H0594548 U JPH0594548 U JP H0594548U JP 4060492 U JP4060492 U JP 4060492U JP 4060492 U JP4060492 U JP 4060492U JP H0594548 U JPH0594548 U JP H0594548U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂製の外筒部と、その内部を軸心方向中間
部において分割する樹脂製の隔壁部と、その外筒部内に
設けられた内筒部およびその内筒部と外筒部の一端側と
の間に設けられた底壁部を有する金属製部材とを備え、
その外筒部の他端側の内径が外筒部の他の部分よりも小
径とされた形式のエアサスペンション用圧力容器を、樹
脂成形品の品質および設計上の自由度を確保しつつ低コ
ストで提供する。 【構成】 隔壁部を構成する樹脂製隔壁部材18を外筒
部を構成する樹脂製外筒部材12の段付面26と内筒部
20に固着されたリング状部材28との間で挟圧するこ
とにより隔壁部材18の外筒部材に対する相対位置を固
定し、隔壁部材18と外筒部材12との間をOリング3
2により気密に封止する。小径部60があっても分割コ
アや縮径可能なコアを用いる必要がない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、樹脂製の外筒部と、その内部を軸心方向中間部において分割する樹 脂製の隔壁部と、その外筒部内に設けられた内筒部およびその内筒部と外筒部の 一端側との間に設けられた底壁部を有する金属製部材とを備え、その外筒部の他 端側の内径が外筒部の他の部分よりも小径とされた形式のエアサスペンション用 圧力容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
樹脂製の外筒部と、その軸心方向中間部においてその外筒部内を分割する樹脂 製の隔壁部と、その外筒部の内側に設けられてその隔壁部に一端側において気密 に接触させられる内筒部、および、環状かつ板状を成し、内周縁部においてその 内筒部の他端側に一体的に設けられ且つ外周縁部において前記外筒部の一端側に 気密にかしめ付けられる底壁部を有する金属製部材とを備えた形式のエアサスペ ンション用圧力容器が知られている。たとえば、本出願人が先に出願して公開さ れた特開昭63−187745号公報に記載されたものなどがそれであり、この エアサスペンション用圧力容器においては、上記樹脂製の外筒部および隔壁部は 一体成形されているとともに、上記外筒部の一端側外周面には、弾性材料製のダ イヤフラムの外周側端部がリング状部材により締め付けられた状態で固定される ようになっている。そして、かかるエアサスペンション用圧力容器の一種に、た とえば、車両への組付時における上記外筒部の一端側の設置スペースが制約され ている条件下でその外筒部内の容積を出来るだけ大きく確保するためにその外筒 部の一端側が内周側へすぼめられること等により、外筒部の一端側の内径がその 外筒部の他の部分よりも小径とされたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように一端側の内径が他の部分よりも小径とされた外筒 部および隔壁部を一体成形する場合には、その外筒部の一端側の内部にアンダカ ットが存在するため、金型のコアを周方向において複数に分割する必要があった 。このため、量産時において、金型へコアを組み立てた状態で装填する作業およ び成形品内からそのコアを分解して取り出す作業をロボットを用いて行う場合に は、コアの組立装填・分解取出作業に時間を要して成形サイクルが長くなるとと もに成形装置が複雑となって高価となり、これにより、エアサスペンション用圧 力容器のコストが高くなるという問題があった。また、コアが複数に分割されて いるため、繰り返し成形するうちに分割コアに磨耗や変形等を生じ、これにより 、成形品にバリ等を生じてその品質が損なわれるおそれがあった。
【0004】 これに対し、縮径可能に構成されたコアを金型に組み付けて成形品の取出しを 金型の開閉動作を利用して自動的に行うようにすれば、外筒部内にアンダカット を有していてもコアの分割ひいてはロボットによるコアの組立装填・分解取出作 業が不要となって外筒部および隔壁部を容易かつ迅速に一体成形し得るため、エ アサスペンション用圧力容器のコストを好適に低減し得ると考えられる。しかし 、この場合においても、上記アンダカットが比較的大きい場合には以下の問題を 有している。すなわち、上記のような縮径可能なコアを用いると金型の厚みが大 幅に増大し且つ型構造が複雑化して型費が大幅に増大することが避け難いため、 エアサスペンション用圧力容器のコストを好適に低減し得るとは必ずしも言い難 いのである。また、縮径可能に構成されたコアは構造的に充分な強度を得難いた め、そのコアの強度不足に起因して樹脂成形品の品質が充分に得られない場合が あるとともに、コアの縮径寸法を大きく確保することは比較的困難であるため、 樹脂成形品の設計上の自由度が充分に得られないという欠点があるのである。
【0005】 本考案は以上の事情を背景として為されたものであって、その目的とするとこ ろは、樹脂製の外筒部と、その内部を軸心方向中間部において分割する樹脂製の 隔壁部と、その外筒部内に設けられた内筒部およびその内筒部と外筒部の一端側 との間に設けられた底壁部を有する金属製部材とを備え、その外筒部の他端側の 内径が外筒部の他の部分よりも小径とされた形式のエアサスペンション用圧力容 器を、樹脂成形品の品質および設計上の自由度を確保しつつ低コストで提供する ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の要旨とするところは、樹脂製の外筒部と、 その軸心方向中間部においてその外筒部内を分割する樹脂製の隔壁部と、その外 筒部の内側に設けられてその隔壁部に一端側において気密に接触させられる内筒 部、および、環状かつ板状を成し、内周縁部においてその内筒部の他端側に一体 的に設けられ且つ外周縁部において前記外筒部の一端側に気密にかしめ付けられ る底壁部を有する金属製部材とを備え、前記隔壁部の前記底壁部側と反対側に気 密なメインチャンバが形成され且つその隔壁部のその底壁部側に環状を成す気密 なサブチャンバが形成される一方、前記外筒部の他端側の内径がその外筒部の他 の部分よりも小径とされた形式のエアサスペンション用圧力容器であって、(a) 前記隔壁部を構成する樹脂製隔壁部材と、(b) その樹脂製隔壁部材を受ける段付 面を内周面に有し、前記外筒部を構成する樹脂製外筒部材と、(c) 前記金属製部 材の内筒部に設けられ、前記段付面において前記樹脂製隔壁部材を受ける前記樹 脂製外筒部材の一端側にその金属製部材の底壁部の外周縁部をかしめ付ける際に その樹脂製隔壁部材をその段付面との間で挟圧する押圧部と、(d) 前記樹脂製隔 壁部材および前記樹脂製外筒部材の間を気密に封止するシール部材とを含むこと にある。
【0007】
【作用】
このようにすれば、樹脂製外筒部材内の段付面に樹脂製隔壁部材を受けた状態 でその樹脂製外筒部材の一端側に金属製部材の底壁部の外周縁部を気密にかしめ 付ける際に、その金属製部材の内筒部の一端側が樹脂製隔壁部材に気密に接触さ せられるとともに、その樹脂製隔壁部材がその内筒部に設けられた押圧部と上記 段付面との間で挟圧されることにより樹脂製隔壁部材の軸心方向および軸心周り の位置が固定される。この場合において、上記樹脂製隔壁部材および樹脂製外筒 部材の間はシール部材にて気密に封止されるようになっている。これにより、樹 脂製外筒部材内に気密なメインチャンバおよびサブチャンバが形成されることと なる。
【0008】
【考案の効果】
したがって、本考案のエアサスペンション用圧力容器によれば、外筒部の他端 側の内径がその外筒部の他の部分より小径とされていてもその外筒部を構成する 樹脂製外筒部材を成形する際にはその樹脂製外筒部材の内部にはアンダカットが 存在しないことから、金型のコアを分割したり或いは縮径可能なコアを用いたり することなく樹脂製外筒部材を成形することができる。これにより、ロボットに よるコアの組立装填・分解取出作業を要する従来の場合に比べて樹脂製外筒部材 の成形サイクルを短くし得かつ成形装置を安価に構成し得るとともに、樹脂製外 筒部材および樹脂製隔壁部材を成形するための金型を別々に要するものの縮径可 能なコアを用いる場合の金型に比べれば型費を好適に低減し得る。この場合にお いて、さらに、樹脂製隔壁部材の成形は迅速に為し得るとともに、金属製部材を 樹脂製外筒部材にかしめ付ける際にその金属製部材の押圧部と樹脂製外筒部材の 段付面との間で樹脂製隔壁部材を挟圧するだけで固着工程を別個に要することな くその樹脂製隔壁部材の樹脂製外筒部材に対する相対位置が固定される。この結 果、樹脂製の外筒部および隔壁部を一体成形する場合に比べてエアサスペンショ ン用圧力容器のコストを好適に低減し得る。
【0009】 また、バリを生じ易い分割コアや強度および縮径寸法を充分に確保し難い縮径 可能なコアを用いる必要がないので、樹脂成形品の品質や設計上の自由度を低下 させることなく上記効果が得られる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】 図1において、エアサスペンション用圧力容器(以下、圧力容器と略す)10 は、全体として円筒状を成し、樹脂製の外筒部を構成する樹脂製外筒部材(以下 、外筒部材と略す)12と、環状の円板部13の内周側に高さが比較的高い第1 円筒状突出部14を有するとともにその円板部13の外周側に第1円筒状突出部 14と反対側へ突き出す高さが比較的低い第2円筒状突出部16を有して外筒部 材12の軸心方向中間部において外筒部材12内を分割し、樹脂製の隔壁部を構 成する樹脂製隔壁部材(以下、隔壁部材と略す)18と、有底円筒状を成し、底 部側において隔壁部材18の第1円筒状突出部14の内周面に嵌合された金属製 の内筒部20、および、環状かつ板状を成し、内周縁部が内筒部20の開口側外 周面に溶接にて気密に固着されるとともに外周縁部が外筒部材12の一端部にか しめ付けられた金属製の底壁部22から成る金属製部材24とを備えて構成され ている。
【0012】 上記外筒部材12の内周面には、その外筒部材12の軸心と直角を成す環状の 段付面26が設けられているとともに、上記金属製部材24の内筒部20の外周 面には板状を成すリング状部材28が溶接にて固着されている。上記隔壁部材1 8は、その第2円筒状突出部16が外筒部材12の内周面に嵌合された状態で円 板部13の外周縁部が当接する上記段付面26と第1円筒状突出部14の先端面 が当接するリング状部材28との間で軸心と平行な方向において挟圧されること により、外筒部材12に対する軸心方向および軸心周りの相対位置が固定されて いる。本実施例においては、上記リング状部材28が押圧部を構成する。
【0013】 上記隔壁部材18と外筒部材12との間は、その隔壁部材18の第2円筒状突 出部16と外筒部材12の内周面に設けられた環状凹所30との間に介挿された Oリング32により気密に封止されており、上記隔壁部材18と金属製部材24 の内筒部20との間は、その隔壁部材18の第1円筒状突出部14の内周面に設 けられた環状凹所34と内筒部20との間に設けられたOリング36により気密 に封止されている。また、上記外筒部材12と金属製部材24の底壁部22との 間は、Oリング38により気密に封止されている。これにより、外筒部材12内 の隔壁部材18を間にして底壁部22側と反対側(図1において下側)に気密な メインチャンバ40が形成されるようになっているとともに、外筒部材12内の 隔壁部材18を間にして底壁部22側に環状を成す気密なサブチャンバ42が形 成されるようになっている。本実施例においては、上記Oリング32がシール部 材を構成する。
【0014】 上記外筒部材12のメインチャンバ40側に位置する部分に厚み方向において 貫通するように設けられた段付穴44内には、連通穴46を有する接続金具48 がたとえば超音波インサートにて埋設されており、その連通穴46を閉塞するよ うに接続金具48に固定されたゴム部材50(ハッチングは省略)の図示しない 切込みを通してメインチャンバ40内にエアが供給されるようになっている。一 方、上記内筒部20の底部には、比較的大径の貫通穴52が設けられているとと もに、内筒部20の周壁には、相対向する位置において比較的小径の一対の貫通 穴54が設けられている。これにより、貫通穴52,54を介して両チャンバ4 0,42の連通が許容されるようになっている。
【0015】 以上のように構成された圧力容器10は、たとえば、底壁部22に突設された 複数のボルト56(図1においては2個のみ図示)により車両のばね上部材に固 定されるとともに、車両のばね下部材に取り付けられた図示しないショックアブ ソーバのピストンロッドがメインチャンバ40側から貫通穴52を通して内筒部 20内へ挿入されるようになっている。
【0016】 上記外筒部材12のメインチャンバ40側の端部には、先端に内向フランジ5 8を有して外筒部材12の他の部分よりも小径とされた小径部60が形成されて いる。この小径部60の外周面には、環状を成す弾性材料製のダイヤフラム62 の外周側端部がリング状部材64により締め付けられた状態で固定されるように なっており、そのダイヤフラム62の内周側端部は上記ショックアブソーバのシ リンダに直接あるいは間接的に固定されるようになっている。なお、図1におい て、66はバックアップリングであり、たとえば圧入により小径部60の内周面 に一体的に設けられている。
【0017】 ここで、上記圧力容器10はたとえば以下のようにして製造されたものである 。すなわち、まず、外筒部材12および隔壁部材18をたとえばナイロン等の樹 脂材料でそれぞれ成形し、外筒部材12の段付穴44内へ接続金具48を超音波 インサートするとともに外筒部材12の内周面の所定位置にバックアップリング 66を圧入する。上記成形時において、外筒部材12の内部にはアンダカットが 存在しないため、それを成形するための金型のコアは周方向において分割されて いない単一のコアでよい。次に、隔壁部材18の第2円筒状突出部16を外筒部 材12の内周面にOリング32を介して嵌合した後、金属製部材24の内筒部2 0を隔壁部材18の第1円筒状突出部14の内周面にOリング36を介して嵌合 しつつ金属製部材24の底壁部22を外筒部材12の一端面にOリング38を介 して所定の押圧力で押し付けてリング状部材28と段付面26との間で隔壁部材 18を挟圧した状態で、その底壁部22の外周縁部を外筒部材12の一端側にか しめ付けることにより、図1の圧力容器10が得られる。なお、底壁部22を外 筒部材12の一端面に押し付けたときにリング状部材28と段付面26との間で 隔壁部材18を好適に挟圧し得るように、内筒部20に対するリング状部材28 の固定位置等が予め決定されている。
【0018】 このように本実施例によれば、圧力容器10の樹脂製の外筒部および隔壁部が 外筒部材12および隔壁部材18にて互いに別体で成形されるので、外筒部材1 2の一端側に小径部60が形成されていてその小径部60の内径が外筒部材12 の他の部分より小径とされていてもその外筒部材12を成形する際には外筒部材 12の内部にはアンダカットが存在しないことから、金型のコアを分割したり或 いは縮径可能なコアを用いたりすることなく外筒部材12を成形することができ る。これにより、ロボットによるコアの組立装填・分解取出作業を要する従来の 場合に比べて外筒部材12の成形サイクルを短くすることができ且つ成形装置を 安価に構成することができるとともに、外筒部材12および隔壁部材18を成形 するための金型を別々に要するものの縮径可能なコアを用いる場合の金型に比べ れば型費を好適に低減できる。この場合において、さらに、隔壁部材18の成形 は迅速に為し得るとともに、金属製部材24を外筒部材12にかしめ付ける際に その金属製部材24のリング状部材28と外筒部材12の段付面26との間で隔 壁部材18を挟圧するだけで固着工程を別個に要することなく隔壁部材18の外 筒部材12に対する相対位置が固定される。したがって、樹脂製の外筒部および 隔壁部を一体成形する場合に比べて圧力容器10のコストを好適に低減すること ができる。
【0019】 また、本実施例によれば、樹脂製の外筒部および隔壁部を一体成形する場合の ようにバリを生じ易い分割コアや強度および縮径寸法を充分に得難い縮径可能な コアを用いる必要がないので、樹脂製の外筒部および隔壁部を一体成形する場合 に比べて樹脂成形品の品質や設計上の自由度を低下させることなく上記効果が得 られる。
【0020】 以上、本考案の一実施例を図面に基づいて説明したが、本考案はその他の態様 においても適用される。
【0021】 たとえば、前記実施例では、段付面26は外筒部材12の軸心と直角に設けら れているが、必ずしもその必要はなく、たとえばテーパ状に設けられていてもよ い。この場合には、好適には、そのテーパ状の段付面とテーパ嵌合し得るテーパ 部が隔壁部材18に設けられる。
【0022】 また、前記実施例では、段付面26は環状に設けられているが、外筒部材12 の周方向の所定間隔毎に複数設けられていてもよい。
【0023】 また、前記実施例では、押圧部は内筒部20の外周面に溶接にて固着されたリ ング状部材28にて構成されているが、必ずしもその必要はなく、たとえば、内 筒部20の外周面に周方向の所定間隔毎に設けた複数の突起にて構成することも できるし、あるいは図2に示すように、内筒部68の内周面の先端側に設けられ た環状の段付面70にて構成することもでき、さらには、内筒部20の底部にて 構成することもできる。
【0024】 また、前記実施例では、外筒部材12の内周面に設けられた環状凹所30にO リング32が収容されているが、たとえば図3に示すように、樹脂製隔壁部材7 2の外周面に設けた環状凹所74にOリング32を収容してもよい。
【0025】 また、前記実施例では、隔壁部材18の第1円筒状突出部14の内周面に設け られた環状凹所34にOリング36が収容されているが、たとえば図2に示すよ うに、第1円筒状突出部14を内筒部68の内周面に嵌合するようにしてその第 1円筒状突出部14の外周面に設けた環状凹所76にOリング38を収容するよ うにしてもよいし、あるいは図4に示すように、押圧部として機能する断面L字 状のリング状部材78を内筒部20の外周面に固着し且つそれらリング状部材7 8と内筒部20との間の環状空間内に第1円筒状突出部14を嵌合するようにし てその第1円筒状突出部14の外周面に設けた環状凹所76にOリング38を収 容するようにしてもよい。
【0026】 また、前記実施例では、外筒部材12の一端側には先端に内向フランジ58を 有する小径部60が設けられているが、必ずしもその必要はなく、たとえば、内 向フランジ58は設けられていなくてもよいし、あるいは、外筒部材12の一端 側が上記小径部60のようにすぼめられることなく外筒部材12の一端に内向フ ランジ58が設けられている場合であってもよい。要するに、外筒部の金属製部 材がかしめ付けられる側と反対側の端部の内径がその外筒部の他の部分よりも小 径とされておれば本考案の効果が得られるのである。
【0027】 また、前記実施例では、外筒部材12の小径部60の内周面にバックアップリ ング66が圧入されているが、バックアップリング66は外筒部材12に一体成 形されてもよいし、設けられていなくてもよい。
【0028】 また、前記実施例では、隔壁部材18は第1円筒状突出部14および第2円筒 状突出部16を有しているが、かかる円筒状突出部を有しない板状のものであっ てもよい。
【0029】 その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた態様で 実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のエアサスペンション用圧力容器の一例
を示す断面図である。
【図2】本考案のエアサスペンション用圧力容器の他の
例を示す図であって、図1の要部に対応する図である。
【図3】本考案のエアサスペンション用圧力容器の更に
他の例を示す図であって、図1の要部に対応する図であ
る。
【図4】本考案のエアサスペンション用圧力容器の更に
他の例を示す図であって、図1の要部に対応する図であ
る。
【符号の説明】
10 エアサスペンション用圧力容器 12 樹脂製外筒部材 18,72 樹脂製隔壁部材 20,68 内筒部 22 底壁部 24 金属製部材 26 段付面 28,78 リング状部材(押圧部) 32 Oリング(シール部材) 40 メインチャンバ 42 サブチャンバ 60 小径部 70 段付面(押圧部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製の外筒部と、その軸心方向中間部
    において該外筒部内を分割する樹脂製の隔壁部と、該外
    筒部の内側に設けられて該隔壁部に一端側において気密
    に接触させられる内筒部、および、環状かつ板状を成
    し、内周縁部において該内筒部の他端側に一体的に設け
    られ且つ外周縁部において前記外筒部の一端側に気密に
    かしめ付けられる底壁部を有する金属製部材とを備え、
    前記隔壁部の前記底壁部側と反対側に気密なメインチャ
    ンバが形成され且つ該隔壁部の該底壁部側に環状を成す
    気密なサブチャンバが形成される一方、前記外筒部の他
    端側の内径が該外筒部の他の部分よりも小径とされた形
    式のエアサスペンション用圧力容器であって、 前記隔壁部を構成する樹脂製隔壁部材と、 該樹脂製隔壁部材を受ける段付面を内周面に有し、前記
    外筒部を構成する樹脂製外筒部材と、 前記金属製部材の内筒部に設けられ、前記段付面におい
    て前記樹脂製隔壁部材を受ける前記樹脂製外筒部材の一
    端側に該金属製部材の底壁部の外周縁部をかしめ付ける
    際に該樹脂製隔壁部材を該段付面との間で挟圧する押圧
    部と、 前記樹脂製隔壁部材および前記樹脂製外筒部材の間を気
    密に封止するシール部材とを含むことを特徴とするエア
    サスペンション用圧力容器。
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