JPH0592581U - ブローバイガス還元バルブ - Google Patents

ブローバイガス還元バルブ

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JPH0592581U
JPH0592581U JP3903092U JP3903092U JPH0592581U JP H0592581 U JPH0592581 U JP H0592581U JP 3903092 U JP3903092 U JP 3903092U JP 3903092 U JP3903092 U JP 3903092U JP H0592581 U JPH0592581 U JP H0592581U
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JP
Japan
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rod
blow
gas
umbrella portion
seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP3903092U
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English (en)
Inventor
一雄 堀川
茂行 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mikuni Corp
Original Assignee
Mikuni Corp
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Filing date
Publication date
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  • Safety Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロッドのフルストローク位置におけるブロー
バイガスの十分な流路面積を確保しつつ、ロッドと受座
との接触面積も十分に確保する。 【構成】 ロッド29の基端部(図中右端部)には、ロ
ッド29の長手方向と鉛直な方向に突出するように傘部
30が形成される。傘部30には、複数の突出部材32
が、ロッド29の周方向に所定の隙間をあけて設けられ
る。突出部材32は、流路23、24に沿ってロッド2
9の先端側(図中左側)に突出する。突出部材32は、
ロッド29がマニホールド負圧の作用によってスプリン
グ31を圧縮しながら図中左方に移動した際、所定の位
置で受座28に当接し、ロッド29をフルストローク位
置に位置決めする。各突出部材32の隙間は、ロッド2
9のフルストローク位置におけるブローバイガスの流路
となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エンジンのインテークマニホールドに吸入されるブローバイガスの 量を制御するブローバイガス還元バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にブローバイガス還元バルブにおいて、バルブボディのブローバイガス流 路内に、ブローバイガスの量を制御するためにロッドが移動可能に設けられる。 ロッドの基端部にはロッドの長手方向と鉛直な方向に突出するように傘部が形成 されており、この傘部とバルブボディとの間には、スプリングが設けられる。ロ ッドは、エンジンのインテークマニホールドに生ずる負圧(以下、マニホールド 負圧という)が大きくなるにつれて、このマニホールド負圧の作用を受けてスプ リングを圧縮しながら移動し、またマニホールド負圧が小さくなると、スプリン グのバネ力によって元の位置まで戻される。これによりロッドは、流路の内壁と の間で形成されるブローバイガスの流路の面積を変化させ、インテークマニホー ルドに吸入されるブローバイガスの量を制御する。このようなバルブでは、ロッ ドがマニホールド負圧の作用によって移動した際、スプリングが座屈寸前まで圧 縮されるため、そのような過度の圧縮を繰り返すうちにスプリングの劣化が早ま り、ガスの流量精度が経時的に低下してしまうという問題があった。
【0003】 そこで従来、スプリングの過度の圧縮を阻止するため、バルブボディの流路の 内壁に受座を設け、この受座にロッドの傘部を当接させるものが提案されている (実公昭60−36732号公報参照)。すなわち、ロッドがマニホールド負圧 の作用によってスプリングを圧縮しながら移動すると、ロッドの傘部が所定の位 置で受座に当接し、これによりロッドは所定の位置(以下、フルストローク位置 という)に位置決めされる。この際、ブローバイガスの流路は、受座に複数の溝 を設けることによって確保されている。すなわち、フルストローク位置では、ブ ローバイガスはロッドの傘部と流路の内壁との隙間および受座の溝を通ってイン テークマニホールドに吸入される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来のブローバイガス還元バルブでは、ロッドの傘部を受座によって 所定の位置で係止するので、スプリングが過度に圧縮されることはない。しかし 、ロッドのフルストローク位置におけるブローバイガスの流路面積を大きくとる ために、受座の溝およびロッドの傘部と流路の内壁との隙間を広げると、ロッド の傘部とバルブボディの受座との接触面積が小さくなってしまい、これらの部分 の磨耗の進行が早くなって耐久性および信頼性を低下させるという問題がある。 またロッドが軸心周りに回転すると、傘部と受座との接触位置が変わってブロー バイガスの流路面積が変化するため、流量精度の確保が非常に困難であるという 問題がある。 本考案は、ロッドのフルストローク位置におけるブローバイガスの十分な流路 面積を確保しつつ、ロッドと受座との接触面積も十分に確保することができ、し かも高い流量精度、耐久性および信頼性を有するブローバイガス還元バルブを提 供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るブローバイガス還元バルブは、ブローバイガスの流路および流路 内に設けられた受座を有するバルブボディと、マニホールド負圧の作用によって バルブボディの流路内を移動し、流路面積を変化させるロッドと、ロッドの一端 に、ロッドの長手方向と鉛直な方向に突出するように設けられた傘部と、この傘 部に設けられ、流路に沿ってロッドの他端側に突出する突出部材と、傘部とバル ブボディとの間に設けられ、ロッドを流路に沿って傘部側に付勢するスプリング とを備えたことを特徴としている。
【0006】
【実施例】
以下図示実施例により、本考案を説明する。 図1は、本考案の一実施例であるブローバイガス還元バルブ20を適用したブ ローバイガス還元システムを示す図である。この図において、エンジンの燃焼室 10からの漏れ等によりクランクケース11内に生じたガス、すなわちブローバ イガスは、マニホールド負圧の作用によってホース12を介してインテークマニ ホールド13に吸入される。ホース12には、ブローバイガス還元バルブ20が 設けられており、このブローバイガス還元バルブ20によってブローバイガスの インテークマニホールド13への吸入量が制御される。なお図中の矢印は、ブロ ーバイガスの流れを示す。
【0007】 ブローバイガス還元バルブ20においては、図2〜図5に示すように、ロッド 29が、マニホールド負圧の作用によりバルブボディ21、22の流路23、2 4内を移動し、絞り部27との相対位置を変えることによってブローバイガスの 流量を制御する。
【0008】 バルブボディは、左右のボディ21、22を、それぞれの内方に設けられたブ ローバイガスの流路23、24が連通するように組付けて構成される。右ボディ 22の流路24の右端部には、ガス流入口25が設けられており、ガス流入口2 5にはクランクケース11(図1)に連通するホース12(図1)が接続される 。左ボディ21の流路23の左端部には、ガス流出口26が設けられており、ガ ス流出口26にはインテークマニホールド13(図1)に連通するホース12( 図1)が接続される。
【0009】 絞り部27は、左ボディ21の流路23内に設けられる。絞り部27における 右ボディ22側には、受座28が形成される。受座28は、図4および図5に示 すように円形の平面である。受座28には、後述するロッド29の突出部材32 が係合可能であり、この受座28によってロッド29の図2中左方への移動がフ ルストローク位置で規制される。
【0010】 ロッド29の外径は、先端部(図2中左端部)ほど小さく、ロッド29は全体 としてテーパー状に形成される。ロッド29が流路23、24内を移動して絞り 部27との相対位置を変えることにより、絞り部27の流路面積が変化する。
【0011】 ロッド29の基端部(図2中右端部)には、ロッド29の長手方向と鉛直な方 向に突出するように傘部30が形成される。この傘部30は、流路24の内壁に わずかな間隔をあけて内接するようにほぼ三角形状に形成される。傘部30と左 ボディ21の受座28との間には、スプリング31が縮設されており、このスプ リング31によりロッド29は図2中右方に常時付勢される。
【0012】 傘部30には、複数の突出部材32が、ロッド29の周方向に所定の隙間をあ けて設けられる。突出部材32は、流路23、24に沿ってロッド29の先端側 に突出する。突出部材32は、ロッド29がマニホールド負圧の作用によってス プリング31を圧縮しながら変位した際、所定の位置で受座28に当接し、ロッ ド29をフルストローク位置に位置決めしてスプリング31の過度の圧縮を阻止 する。各突出部材32の隙間は、ロッド29のフルストローク位置におけるブロ ーバイガスの流路となる。
【0013】 本実施例の作用を説明する。 マニホールド負圧の小さいエンジンの高負荷運転時には、マニホールド負圧の 作用によってロッド29に生ずる力が、スプリング31のバネ力より小さくなる 。したがって、図2に示すように、ロッド29はスプリング31のバネ力によっ て右方に移動し、傘部30が右ボディ22の流路24内壁に当接する。これによ り右ボディ22のガス流入口25が閉塞され、ブローバイガスはインテークマニ ホールド13に吸入されない。
【0014】 マニホールド負圧の大きいエンジンの低負荷運転時には、マニホールド負圧の 作用によってロッド29に生ずる力が、スプリング31のバネ力より大きくなる 。したがって、図3に示すように、ロッド29はスプリング31を圧縮して左方 に移動し、突出部材32が受座28に当接する。すなわちロッド29は、スプリ ング31を過度に圧縮しない所定のフルストローク位置に位置決めされる。この 状態では、ガス流入口25から右ボディ22の流路24に流入したブローバイガ スが、ロッド29の傘部30と流路24内壁との隙間から各突出部材32の隙間 および絞り部27を通って左ボディ21の流路23に流れ、ガス流出口26から 流出してインテークマニホールド13に吸入される。
【0015】 以上のように上記実施例によれば、ロッド29のフルストローク位置における ブローバイガスの流路面積を広げる場合、受座28の面積を変える必要はなく、 ロッド29の傘部30と流路24内壁との隙間およびロッド29の各突出部材3 2の隙間を広げるだけで済む。したがって、ロッド29のフルストローク位置に おけるブローバイガスの流路面積を十分に確保した上で、ロッド29の突出部材 32と受座28との接触面積も十分に確保することができる。また、ロッド29 のフルストローク位置におけるブローバイガスの流路面積、すなわちロッド29 の各突出部材32の隙間および絞り部27の面積が、ロッド29の軸心周りの回 転等にかかわらず常に一定であるので、高い流量精度を容易に確保できる。さら に、ロッド29のフルストローク位置における受座28とロッド29との接触面 積が常に一定であるので、磨耗等による経時的な劣化が抑制され、高い信頼性お よび耐久性を確保できる。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、ロッドのフルストローク位置におけるブローバ イガスの十分な流路面積を確保しつつ、ロッドと受座との接触面積も十分に確保 することができ、しかも流量精度、耐久性および信頼性を高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るブローバイガス還元バ
ルブを適用したブローバイガス還元システムを示す図で
ある。
【図2】本考案の一実施例に係るブローバイガス還元バ
ルブのエンジン高負荷運転時の状態を示す断面図であ
る。
【図3】図2のブローバイガス還元バルブのエンジン低
負荷運転時の状態を示す断面図である。
【図4】図3のブローバイガス還元バルブのA−A断面
図である。
【図5】図3のブローバイガス還元バルブのロッドを取
り外した状態を示すA−A断面図である。
【符号の説明】
13 インテークマニホールド 20 ブローバイガス還元バルブ 21、22 バルブボディ 23、24 流路 28 受座 29 ロッド 30 傘部 31 スプリング 32 突出部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブローバイガスの流路および流路内に設
    けられた受座を有するバルブボディと、マニホールド負
    圧の作用によってバルブボディの流路内を移動し、流路
    面積を変化させるロッドと、ロッドの一端に、ロッドの
    長手方向と鉛直な方向に突出するように設けられた傘部
    と、この傘部に設けられ、流路に沿ってロッドの他端側
    に突出する突出部材と、傘部とバルブボディとの間に設
    けられ、ロッドを流路に沿って傘部側に付勢するスプリ
    ングとを備えたことを特徴とするブローバイガス還元バ
    ルブ。
JP3903092U 1992-05-14 1992-05-14 ブローバイガス還元バルブ Pending JPH0592581U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103075229A (zh) * 2011-10-07 2013-05-01 爱三工业株式会社 流量控制阀

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JPS4526254Y1 (ja) * 1966-10-29 1970-10-14

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