JPH0591123U - ケース部材における取付構造 - Google Patents

ケース部材における取付構造

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JPH0591123U
JPH0591123U JP3099192U JP3099192U JPH0591123U JP H0591123 U JPH0591123 U JP H0591123U JP 3099192 U JP3099192 U JP 3099192U JP 3099192 U JP3099192 U JP 3099192U JP H0591123 U JPH0591123 U JP H0591123U
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幸夫 山本
彰芳 佐藤
実 今村
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Nissan Motor Co Ltd
Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、相互に結合される２個のケース部
材において対応位置に設けられる主、副の係止枠を、結
合時において整合させるようにしたものである。 【構成】 相互に結合される２個のケース部材Ａ1 ，Ａ
2 において、１方のケース部材Ａ1 の側壁にブラケッ
ト，コネクタ，リレー等の係合部材に対する主係止枠５
を設けると共に他方のケース部材Ａ2 の側壁に該主係止
枠５に対応して該係合部材に対する副係止枠７を設け、
主係止枠５に他方のケース部材Ａ2 方向に突出する一対
の結合規整突起５ｄ，５ｄを設けると共に該一対の結合
規整突起５ｄ，５ｄ間において基部６ａを該結合規整突
起５ｄ，５ｄに結合して可撓ロックアーム６を設け、副
係止枠Ａ2 に該結合規整突起５ｄ，５ｄが係合する結合
規整凹部７ｃを形成して成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用電気配線に用いられる電気接続箱等の如くに上下部材から 成るケース部材における取付構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図５において（実開平２−１６５８４号）、ａは電気接続箱であり、下カバー ａ1 と上カバーａ2 とより成る。 上カバーａ2 の側壁には、間隔を存して上下方向に延長した外側開放の断面Ｌ 字状係止部材ｂ1 ，ｂ2 からなる主係止枠ｂが設けられ、主係止枠ｂは一対の断 面Ｌ字状係止部材ｂ1 ，ｂ2 間において横方向に向けた係止壁ｂ2 を有している 。下カバーａ1 の側壁には、上記断面Ｌ字状係止部材ｂ1 ，ｂ1 の延長方向にお いて一致した状態の一対の断面Ｌ字状係止部材ｃ1 ，ｃ1 から成る副係止枠ｃが 設けられている。
【０００３】 コネクタｄの側壁には、間隔を存して上下方向に延長する内側開放の断面Ｌ字 状係止部材ｅ1 ，ｅ1 から成る係合枠ｅが設けられ、係合枠ｅは断面Ｌ字状係止 部材ｅ1 ，ｅ1 の上端において係合部ｅ2 を有し、断面Ｌ字状係止部材ｅ1 ，ｅ 1 間においてロック用突起ｅ3 を有している。
【０００４】 上記構造において、コネクタｄは係合枠ｅを上カバーａ2 の主係止枠ｂに係合 させつつ下方へ移動させると共に副係止枠ｃに係合させ、係合部ｅ2 が断面Ｌ字 状係止部材ｂ1 の上端に衝合する状態においてロック用突起ｅ3 が前記係止壁ｂ 2 に係合して取付状態が固定されるものであり（図６）、取付状態において係合 枠ｅは上カバーａ2 の主係止枠ｂと共に下ケースａ1 の副係止枠ｃにも係合して いるので、コネクタｄを取り外すような力Ｐが作用した場合において、主，副の 係止枠ｂ，ｃによる強い保持力をもって対抗し得る。
【０００５】 ところで、この場合に下カバーａ1 に対し上カバーａ2 が正規位置において結 合されていないと、主係止枠ｂと副係止枠ｃの端部が不一致となり、コネクタｄ の取り付け時において係合枠ｅが副係止枠ｃの端部に衝合することとなって、取 り付け作業の円滑性に欠ける欠点がある（図７）。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記した点に着目して為されたものであり、上下のケース部材を結合 した状態において該上下のケース部材の対応位置に設けた係止枠が一致するよう にしたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案においては、相互に結合される２個のケー ス部材において、１方のケース部材の側壁にブラケット，コネクタ，リレー等の 係合部材に対する主係止枠を設けると共に他方のケース部材の側壁に該主係止枠 に対応して該係合部材に対する副係止枠を設け、主係止枠に他方のケース部材方 向に突出する一対の結合規整突起を設けると共に該一対の結合規整突起間におい て基部を該結合規整突起に結合して可撓ロックアームを設け、副係止枠に該結合 規整突起が係合する結合規整凹部を形成して成ることを特徴とする。
【０００８】
【作用】
一対のケース部材の結合時において、主係止枠の結合規整突起が副係止枠の結 合規整凹部に係合して主，副の係止枠の端面が整合する。
【０００９】
【実施例】
図１において、Ａは自動車用ワイヤハーネスに介設される電気接続箱であり、 上部ケース部材としての上カバーＡ1 と下部ケース部材としての下カバーＡ2 と より成り、内部にブスバー回路板等を収容する。上カバーＡ1 にはヒューズボッ クス１及びリレー用コネクタ２が設けられ、下カバーＡ2 にはコネクタ３が設け られている。また、上カバーＡ1 には、締付け用ボルトの装着を容易にするため の、ボルト締付け治具（エアツール）を案内する擂り鉢状ガイド４が形成されて いる。
【００１０】 上カバーＡ1 の側壁には、基台部５ａ上において、上下方向に延び、内側開放 の断面Ｌ字状係止部材５ｂ，５ｂの一対が間隔を存しつつ相対向した状態に形成 されている主係止枠５が設けられている。主係止枠５において、基台部５ａの中 間に切欠空間部５ｃが形成されると共に該切欠空間部５ｃの両側縁部に下方の相 手方下カバーＡ2 側へ延長した一対の結合規整突起部５ｄ，５ｄが設けられ、結 合規整突起５ｄ，５ｄに基部６ａを結合して片持ち支持された可撓ロックアーム ６が切欠空間部５ｃ内に位置している。
【００１１】 結合規整突起５ｄ，５ｄの表面にはテーパー状案内面５ｅ，５ｅが形成されて いる。 下カバーＡ2 の側壁において、上カバーＡ1 の主係止枠５に対応して副係止枠 ７が設けられている。副係止枠７には、基台部７ａ上において、上下方向に延び 、内側開放の断面Ｌ字状係止部材７ｂ，７ｂの一対が間隔を存しつつ相対向して 形成されている。基台部７ａの中間には、上記主係止枠５の結合規整突起５ｄ， ５ｄが進入して係合する結合規整凹部７ｃが形成されている。
【００１２】 上記構成において、上カバーＡ1 と下カバーＡ2 を結合すると、結合規整突起 ５ｄが結合規整凹部７ｃに係合し、上下の主，副係止枠５，７、即ち断面Ｌ字状 係止部材５ｂ，７ｂの端面が正確に一致する。 Ｂは鉄板製のブラケットであり、係合板部８にロック孔８ａが形成され、係合 板部８の基部には下カバーＡ2 の副係止枠７に当接する係合段部９が形成されて いる。
【００１３】 上記構成において、ブラケットＢを電気接続箱Ａの主，副係止枠５，７に結合 する際に、係合板部８はテーパー状案内面５ｅにより断面Ｌ字状係止部材７ｂ内 へ円滑に案内されると共に引き続いて断面Ｌ字状係止部材５ｂ内に進入し、可撓 ロックアーム６のロック用突起６ｂがロック孔８ａ内に係入して結合をロックす るもので、この際にブラケットＢの係合段部９が副係止枠７に衝合して、上下カ バーＡ1 ，Ａ2 の結合をロックする（図３）。
【００１４】 上記においては、主，副係止枠５，７に対する係合部材として平板状のブラケ ットを例示したが、本考案はこれに限るものではなく、断面Ｌ字状係止部材５， ７と係合する外側開放の断面Ｌ字状係止部材を設けたコネクタやリレー等の係合 部材を取り付けることも可能である。
【００１５】 なお、図４の如くに、上下のカバーＡ1 ，Ａ2 の結合が一方の浮き上がりによ りずれている場合には、上カバーＡ1 の結合規整突起５ｄと下カバーＡ2 の断面 Ｌ字状係止部材７ｂ間にブラケットＢの係合板部８が進入することにより、正規 状態に自動的に矯正される。
【００１６】
【考案の効果】
本考案は上記した如くに、相互に結合される２個のケース部材において、１方 のケース部材の側壁にブラケット，コネクタ，リレー等の係合部材に対する主係 止枠を設けると共に他方のケース部材の側壁に該主係止枠に対応して該係合部材 に対する副係止枠を設け、主係止枠に他方のケース部材方向に突出する一対の結 合規整突起を設けると共に該一対の結合規整突起間において基部を該結合規整突 起に結合して可撓ロックアームを設け、副係止枠に該結合規整突起が係合する結 合規整凹部を形成して成るものであるから、２個のケース部材の結合時において 結合規整突起と結合規整凹部の係合により主，副の係止枠の端面が整合し、ブラ ケットやコネクタ等の取付部材の係合が容易となる。
【００１７】 また、ケース部材より突出している結合規整突起を支持基部として利用するこ とにより、比較的に長い範囲にわたる可撓ロックアームの設置が可能となり、取 付部材との着脱作業が円滑化される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案にかかる２個のケース部材を分離した状
態の斜視図である。
【図２】図１の２個のケース部材を結合した状態の要部
の斜視図である。
【図３】図２の状態における要部の断面図である。
【図４】２個のケース部材が不完全結合した状態の図３
に対応した断面図である。
【図５】従来例の分離状態における斜視図である。
【図６】従来例の結合状態における図５のＸ−Ｘ線断面
図である。
【図７】従来例の不完全結合状態の作動を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
Ａ1 ，Ａ2 ２個のケース部材 ５ 主係止枠 ５ｄ 結合規整突起 ６ 可撓ロックアーム ７ 副係止枠 ７ｃ 結合規整凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 今村 実 静岡県御殿場市川島田252 矢崎部品株式 会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 相互に結合される２個のケース部材にお
    いて、１方のケース部材の側壁にブラケット，コネク
    タ，リレー等の係合部材に対する主係止枠を設けると共
    に他方のケース部材の側壁に該主係止枠に対応して該係
    合部材に対する副係止枠を設け、主係止枠に他方のケー
    ス部材方向に突出する一対の結合規整突起を設けると共
    に該一対の結合規整突起間において基部を該結合規整突
    起に結合して可撓ロックアームを設け、副係止枠に該結
    合規整突起が係合する結合規整凹部を形成して成ること
    を特徴とするケース部材における取付構造。
JP1992030991U 1992-05-12 1992-05-12 ケース部材における取付構造 Expired - Lifetime JP2598413Y2 (ja)

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