JPH0590535A - 半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置の製造方法

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JPH0590535A
JPH0590535A JP3247818A JP24781891A JPH0590535A JP H0590535 A JPH0590535 A JP H0590535A JP 3247818 A JP3247818 A JP 3247818A JP 24781891 A JP24781891 A JP 24781891A JP H0590535 A JPH0590535 A JP H0590535A
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insulating film
forming
semiconductor substrate
semiconductor
trench
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JP3247818A
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Junichi Matsuda
順一 松田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 微細化に適したトレンチキャパシタと短チャ
ンネル効果の少ない転送用MOSトランジスタとを備え
た半導体記憶装置の製造方法を提供する。 【構成】 第1の半導体基板(1)表面に厚さの異なる
絶縁膜(4)(5)を形成する工程と、絶縁膜(4)
(5)上に第2の半導体基板(34)を形成する工程
と、第1の半導体基板(1)を削り半導体領域(8)を
形成する工程と、半導体領域(8)にメモリセルの転送
用MOSトランジスタを形成する工程と、半導体領域
(8)の周辺部にトレンチ(25)を形成する工程と、
トレンチ(25)にメモリセルの容量を形成する工程と
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置の製造方
法、特にSOI(Silicon On Insula
tor)構造を有するDRAMの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1トランジスタ1キャパシタのメモリセ
ルで形成されるDRAMは、メモリ容量の増加とともに
微細化が進められている。この微細化の構造としては、
トレンチキャパシタとスタックトキャパシタとがある。
図15はトレンチキャパシタのメモリセル構造の断面図
である。このメモリセルは、P型の半導体基板(61)
と、基板(61)表面から形成されたトレンチ(62)
と、トレンチ(62)表面に形成された容量酸化膜(6
3)と、トレンチ(62)に埋め込まれたN+型ポリシ
リコンより成る容量電極(64)と、トレンチ(62)
に隣接して形成された転送用MOSトランジスタのN+
型ソ−ス領域(65)およびドレイン領域(66)と、
ゲ−ト酸化膜(67)上に設けたN+型ポリシリコンよ
りなるゲ−ト電極(68)と、層間絶縁膜(69)上に
延在されるビット線(70)と、容量電極(64)上の
酸化膜上を延在されるワ−ド線(71)とで構成されて
いる。従って、メモリセルの容量は、転送用MOSトラ
ンジスタのソ−ス領域(65)と直接コンタクトした容
量電極(64)と基板(61)間で形成され、容量酸化
膜(63)が誘電体となる。
【0003】図16はスタックトキャパシタのメモリセ
ル構造の断面図である。このメモリセルは、P型の半導
体基板(81)と、選択酸化により形成されたLOCO
S酸化膜(82)と、基板(81)の表面に形成された
転送用MOSトランジスタのN+型のソ−ス領域(8
3)およびドレイン領域(84)と、ゲ−ト酸化膜(8
5)上に設けたN+型ポリシリコンより成るゲ−ト電極
(86)と、ソ−ス領域(83)にコンタクトしLOC
OS酸化膜(82)およびゲ−ト電極(86)上に重畳
して広がるN+型ポリシリコンよりなる容量電極(8
7)と、容量電極(87 )の表面に熱酸化で形成した
容量酸化膜(88)と、容量酸化膜(88)上に設けら
れたN+型ポリシリコンよりなる共通電極(89)と、
ドレイン領域(84)とコンタクトし層間絶縁膜(9
0)上を延在させるビット線(91)と、LOCOS酸
化膜(82)上を延在させるワ−ド線(92)とで構成
されている。従って、メモリセルの容量は、容量電極
(87)と共通電極(89)間で形成され、容量酸化膜
(88)が誘電体となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したトレンチキャ
パシタのメモリセルでは、容量電極(64)の電位によ
り容量酸化膜(63)下のトレンチ(62)表面がN型
化して、ドレイン領域(65)からリ−ク電流を発生し
易いので、容量酸化膜(63)を薄く形成できず、容量
値を大きくできない問題点を有していた。
【0005】また、スタックトキャパシタのメモリセル
では、容量電極(87)および共通電極(89)基板
(81)上に積み重ねて形成するので、メモリ周辺回路
との段差が大きくなり、フォトリソ工程でのピント合わ
せが困難になる問題点を有していた。さらに上記した両
メモリセルにおいて、転送用MOSトランジスタを基板
(61)(81)表面に形成しているので、ドレイン電
界が深さ方向にも広がり短チャンネル効果を発生するた
め、ソ−スドレイン間隔を小さくできず、転送用MOS
トランジスタの微細化が困難となる問題点を有してい
た。
【0006】さらにまた、トレンチキャパシタのメモリ
セルを製造する場合、トレンチ(62)と転送用MOS
トランジスタを同一半導体基板(61)に形成するの
で、両者の相互の作用をなくすることができない問題点
もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は斯る諸々の問題
点に鑑みてなされ、第1の半導体基板上に厚さの異なる
部分を有する絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上に
第2の半導体基板を形成する工程と、第1の半導体基板
を削って半導体領域を形成する工程と、前記半導体領域
にメモリセルの転送用MOSトランジスタを形成する工
程と、前記半導体領域の周辺部に前記半導体領域と絶縁
膜とを貫通して前記第2の半導体基板に到達するトレン
チを形成する工程と、前記トレンチ内にメモリセルの容
量を形成する工程とを備え、従来の問題点を大幅に解決
した半導体記憶装置の製造方法を提供するものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、第1の半導体基板上に厚みの
異なる絶縁膜を形成することにより、半導体領域と第2
の半導体基板とを容易に電気的に分離できるので、メモ
リセルの転送用MOSトランジスタとトレンチに形成す
る容量とを相互作用なく製造できる。
【0009】また本発明によれば、第1の半導体基板を
厚い部分の絶縁膜が露出するまで削っているので、非常
に薄い半導体領域を絶縁膜に埋め込むことができる。さ
らに本発明によれば、トレンチ内に第1容量絶縁膜、第
1容量電極、第2容量絶縁膜および第2容量電極を順次
積層することにより、並列接続された第1容量と第2容
量とを容易に形成できる。
【0010】
【実施例】本発明による半導体記憶装置を図1を参照し
て説明する。本装置は、N型の単結晶シリコン板(7)
とN型の多結晶シリコン層(6)とで形成される第2の
半導体基板(34)と、基板(34)の表面を被覆し厚
い部分と薄い部分とを有する酸化シリコンよりなる絶縁
膜(4)(5)と、絶縁膜の薄い部分(5)上に埋め込
まれたP型の単結晶シリコン半導体領域(8)とを有
し、半導体領域(8)には隣接するメモリセルの転送用
MOSトランジスタ(51)(52)を形成し、半導体
領域(8)の両端には薄い絶縁膜(5)を貫通して第2
の半導体基板(34)まで到達するトレンチ(25)
(25)を設け、トレンチ(25)(25)にはそれぞ
れのメモリセルの容量(53)(54)が形成されてい
る。転送用MOSトランジスタ(51)(52)は半導
体領域(8)上のゲ−ト酸化膜(9)を介して設けたポ
リシリコンよりなるゲ−ト電極(12)(12)と、半
導体領域(8)表面にゲ−ト電極(12)(12)にセ
ルフアラインに形成されたN-型のソ−ス領域(14)
(15)およびドレイン領域(16)(17)と、半導
体領域(8)の底面まで達するN+型のソ−ス領域(1
9)(20)および共通ドレイン領域(21)とでLD
D構造のMOSトランジスタを構成している。容量(5
3)(54)はトレンチ(25)(25)内面に設けた
薄いシリコン酸化膜より成る第1容量絶縁膜(26)と
その上にデポジションされたポリシリコンより成る第1
容量電極(27)とで形成される第1容量(28)と、
第1容量電極(27)上にデポジションしたシリコン窒
化膜よりなる第2容量絶縁膜(29)とその上にデポジ
ションしたポリシリコンより成り且つトレンチ(25)
(25)を充填する第2容量電極(30)とで形成され
る第2容量(31)とを並列に接続して形成されてい
る。なお、第1容量電極(27)はN+型のソ−ス領域
(19)(20)と直接コンタクトしている。さらに第
2容量電極(30)およびゲ−ト電極(12)を含む全
面に層間絶縁膜(32)を付着し、その上にN+型の共
通ドレイン領域(21)とコンタクトしたビット線(3
3)を延在させている。なおゲ−ト電極(12)(1
2)も延在されてワ−ド線(13)を構成している。
【0011】本発明による半導体記憶装置によれば、第
1にメモリセルの転送用MOSトランジスタを、絶縁膜
の薄い部分(5)に埋め込まれたP型の単結晶シリコン
半導体領域(8)に形成している点に特徴がある。この
半導体領域(8)は約1000Åと極めて薄く形成され
ているので、N+型の共通ドレイン領域(21)の底面
は絶縁膜(5)と接している。このため半導体領域
(8)の基板不純物濃度を下げても、縦方向電界は絶縁
膜(5)で弱められ、ドレイン電界が2次方向で弱くな
る。この結果、短チャンネル効果が少なくなり、ソース
・ドレイン間隔(チャンネル長)を小さくでき、よりM
OSトランジスタの微細化が実現される。また、半導体
領域(8)の基板不純物濃度を低く設計できるので、キ
ャリアのモビリティも上げられ、MOSトランジスタの
ドライブ能力を向上できる。
【0012】第2に、メモリセルの容量をトレンチ(2
5)に形成する点に特徴がある。第2の半導体基板(3
4)は転送用MOSトランジスタを形成した半導体領域
(8)と電気的に分離されているので、第2の半導体基
板(34)のトレンチ(25)表面がよりN型化され
て、容量のリ−クは発生しない。この結果、トレンチ
(25)表面に形成される第1容量酸化膜(26)を約
100Åと極めて薄く形成でき、容量値を大きくでき
る。
【0013】第3に、メモリセルの容量を第1容量(2
8)と第2容量(31)を並列に接続して形成する点に
ある。すなわち、第2の半導体基板(34)と第2容量
電極(30)とを接続することにより、転送用MOSト
ランジスタのソ−ス領域と共通電極間に第1容量(2
8)と第2容量(31)とが並列に接続される。この結
果、メモリセルの占有面積を増加させることなく容量値
の増大が実現できる。また容量値の増加が不要になれ
ば、容量のサイズを1/2以下に減少できる。
【0014】次に、本発明による半導体記憶装置の製造
方法について図2乃至図14を参照して説明する。図2
において、P型の第1の半導体基板(1)の1主面に熱
酸化により500Åの酸化膜(2)を形成し、その上に
シリコン窒化膜(3)を減圧CVD法により約1500
Åの厚みにデポジションする。その後、薄い部分の絶縁
膜(5)に対応する部分を残してエッチング除去する。
【0015】図3において、シリコン窒化膜(3)をマ
スクにして、周知の選択酸化を行い、約5000Åの厚
い部分の絶縁膜(4)を形成する。その後、シリコン窒
化膜(3)をエッチング除去する。図4において、全面
を熱酸化して前工程でシリコン窒化膜(3)で被覆した
部分に約3000Åの薄い部分の絶縁膜(5)を形成す
る。
【0016】図5において、全面に多結晶シリコン層
(6)を約10000Åの厚みにデポジションした後、
リン(POCl3)を拡散して比抵抗RSが20オ−ムに
ド−プする。さらに多結晶シリコン層(6)の表面を研
摩して、平坦な表面を形成する。図6において、多結晶
シリコン層(6)の表面にN型単結晶シリコン板(7)
を貼り合わせる。
【0017】図7において、第1の半導体基板(1)を
表面から研摩して、厚い部分の絶縁膜(4)が露出する
まで研摩を続ける。この結果、薄い部分の絶縁膜(5)
上にP型の半導体領域(8)が絶縁膜(4)(5)に埋
め込まれる形状に形成される。この半導体領域(8)に
ボロン(11+)をイオン注入して、スレッショルド電
位の調整を行う。
【0018】図8において、半導体領域(8)表面を熱
酸化し酸化膜を形成した後、この酸化膜をエッチング除
去して、約1000Åの厚みに調整する。図9におい
て、半導体領域(8)表面に熱酸化により約150Åの
ゲ−ト酸化膜(9)を形成し、全面にN+型にド−プさ
れた約2000Åの厚みのポリシリコン層(10)およ
びその上に約1000ÅのCVD酸化膜(11)をデポ
ジションし、所定のパタ−ンにCVD酸化膜(11)お
よびポリシリコン層(10)をエッチングして転送用M
OSトランジスタのゲ−ト電極(12)およびワ−ド線
(13)を形成する。
【0019】図10において、半導体領域(8)にLD
D構造の転送用MOSトランジスタのソ−ス・ドレイン
領域を形成する。すなわち、ゲ−ト電極(12)をマス
クとして用いて、半導体領域(8)にN-型のソ−ス領
域(14)(15)およびドレイン領域(16)(1
7)を形成する。このイオン注入は、リン(31+)を
ド−ズ量3×1013cm-2、加速電圧40keVで行う。
つぎにゲ−ト電極(12)の側面にサイドウォ−ルスペ
−サ膜(18)を形成した後、N+型のソ−ス領域(1
9)(20)および共通ドレイン領域(21)をイオン
注入により形成する。このイオン注入は、ヒ素(75As
+)をド−ズ量5×1015cm-2、加速電圧40keVで
行う。
【0020】図11において、メモリセルの容量を形成
する領域の半導体領域(8)表面の酸化膜(9)をエッ
チング除去する。すなわち、容量形成領域を露出して、
レジスト膜(22)で被覆し、選択的に酸化膜(9)の
ドライエッチングをする。図12において、レジスト膜
(22)を除去した後、全面にシリコン窒化膜(23)
を500Åの厚みにデポジションし、トレンチ(25)
を形成する領域上を除いて、新たにレジスト膜(24)
で被覆する。続いてこのレジスト膜(24)をマスクと
してシリコン窒化膜(23)、半導体領域(8)のシリ
コン、薄い部分の絶縁膜(5)のSiO2および半導体
基板(30)のポリシリコンとシリコンを順次異方性エ
ッチングして、トレンチ(25)を形成する。レジスト
膜(24)を除去した後、トレンチ(25)の内表面を
熱酸化して、約100Åの容量酸化膜(26)を半導体
領域(8)および半導体基板(30)側面に形成し、シ
リコン窒化膜(23)を除去する。
【0021】図13において、トレンチ(25)に第1
容量(28)および第2容量(31)を形成する。ま
ず、全面にポリシリコン膜を約1500Åの厚みにデポ
ジションし、トレンチ(25)内にもポリシリコンを付
着した後N+型にドープし、トレンチ(25)および近
傍のゲ−ト電極(12)までのポリシリコンを残し、他
はエッチング除去して第1容量電極(27)を形成す
る。なお、第1容量電極(27)はトレンチ(25)に
隣接したN+型ソース領域(19)と直接コンタクトし
ている。次に、この上にシリコン窒化膜を全面に約12
0Åの厚みにデポジションし、第1容量電極(27)を
被覆するようにエッチングして第2容量絶縁膜(29)
を形成する。第2容量絶縁膜(29)はピンホ−ルを防
止するため、酸化処理をする。さらに、第2容量絶縁膜
(29)上にはポリシリコンを約8000Åの厚みにデ
ポジションしN+型にドープして 、トレンチ(25)を
充填して第2容量絶縁膜(29)を覆うようにエッチン
グで残して第2容量電極(30)を形成する。
【0022】図14において、全面を層間絶縁膜(3
2)で被覆して表面の平坦化を行った後、共通ドレイン
領域(21)にコンタクトしたビット線(33)をアル
ミニウムのスパッタによりその上に形成する。その後、
第2の半導体基板(34)の裏面に裏張り電極をスパッ
タにより形成する。第2の半導体基板(34)は第2容
量電極(30)とともにメモリセルの容量の共通電極と
して利用され、この裏張り電極で取り出される。
【0023】本発明の他の実施例として、図13におい
てトレンチ(25)を第1容量電極(27)のみで充填
し、第1容量(28)のみでメモリセルの容量を構成し
てもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、第1に第1の半導体基
板(1)表面に薄い部分と厚い部分とを有する絶縁膜
(4)(5)を形成し、その上に第2の半導体基板(3
4)を形成しているので、半導体領域(8)と第2の半
導体基板(34)とを容易に電気的に分離できる製造方
法を提供できる。従って、メモリセルの容量をトレンチ
(25)に形成し、トレンチ(25)を形成した第2の
半導体基板(34)と転送用MOSトランジスタを形成
した半導体領域(8)とを電気的に分離しているので、
第1容量電極(27)により第1容量酸化膜(26)下
のトレンチ(25)表面が第1容量の電界でよりN型化
しても、容量のリ−クは全く発生しない。この結果、ト
レンチ(25)表面に形成される第1容量酸化膜(2
6)を約100Åと極めて薄く形成でき、単位面積当り
の容量値を従来のものより1.5〜2倍と大きくでき、
容量の微細化に寄与できる。
【0025】第2に、第1の半導体基板(1)を厚い部
分の絶縁膜が露出するまで削るので、約1000Åと極
めて薄い半導体領域(8)を絶縁膜(4)(5)に埋め
込んで形成できる。この半導体領域(8)にメモリセル
を形成する転送用MOSトランジスタを形成しているの
で、ドレイン電界が絶縁膜(5)により縦方向で弱めら
れ、短チャンネル効果を抑制してさらに短チャンネルに
設計でき、転送用MOSトランジスタの微細化が実現さ
れ、半導体記憶装置の高密度化に寄与できる利点を有す
る。また、半導体領域(8)の基板不純物濃度を低く設
計できるので、キャリアのモビリティも上げられ、MO
Sトランジスタのドライブ能力を向上できるので、さら
に転送用MOSトランジスタの微細化に寄与できる。
【0026】第3に、トレンチ(25)内に第1容量絶
縁膜(26)、第1容量電極(27)、第2容量絶縁膜
(29)および第2容量電極(30)を順次積層して容
量を形成しているので、メモリセルの容量をトレンチ
(25)内に形成した第1容量(28)および第2容量
(31)を並列接続して形成でき、容量値を容量のサイ
ズを増加させることなく大きくできる。このため所定の
容量値を得るには、従来より小さいサイズで可能とな
り、容量の微細化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に依る半導体記憶装置を説明する断面図
である。
【図2】本発明に依る半導体記憶装置の製造方法を説明
する断面図である。
【図3】本発明に依る半導体記憶装置の製造方法を説明
する断面図である。
【図4】本発明に依る半導体記憶装置の製造方法を説明
する断面図である。
【図5】本発明に依る半導体記憶装置の製造方法を説明
する断面図である。
【図6】本発明に依る半導体記憶装置の製造方法を説明
する断面図である。
【図7】本発明に依る半導体記憶装置の製造方法を説明
する断面図である。
【図8】本発明に依る半導体記憶装置の製造方法を説明
する断面図である。
【図9】本発明に依る半導体記憶装置の製造方法を説明
する断面図である。
【図10】本発明に依る半導体記憶装置の製造方法を説
明する断面図である。
【図11】本発明に依る半導体記憶装置の製造方法を説
明する断面図である。
【図12】本発明に依る半導体記憶装置の製造方法を説
明する断面図である。
【図13】本発明に依る半導体記憶装置の製造方法を説
明する断面図である。
【図14】本発明に依る半導体記憶装置の製造方法を説
明する断面図である。
【図15】従来のトレンチキャパシタ型半導体記憶装置
を説明する断面図である。
【図16】従来のスタックトキャパシタ型半導体記憶装
置を説明する断面図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の半導体基板の一主面に厚い部分と
    薄い部分を有する絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜上に半導体材料を付着して、平坦な平面を有
    する第2の半導体基板を形成する工程と、 前記第1の半導体基板を前記厚い部分の絶縁膜が露出す
    るまで削り、前記薄い部分の絶縁膜上に半導体領域を形
    成する工程と、 前記半導体領域にメモリセルの転送用MOSトランジス
    タを形成する工程と、 前記半導体領域の周辺部に前記半導体領域と絶縁膜とを
    貫通して前記第2の半導体基板に到達するトレンチを形
    成する工程と、 前記トレンチ内にメモリセルの容量を形成する工程とを
    具備することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 第1のP型半導体基板の一主面を選択的
    にシリコン窒化膜で被覆して選択酸化により厚い部分の
    絶縁膜を形成する工程と、 前記シリコン窒化膜を除去して前記第1の半導体基板表
    面を酸化して薄い部分の絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜上にN型のポリシリコン層を付着した後、前
    記ポりシリコン層表面を平坦化してN型のシリコン基板
    を貼り付け、前記ポリシリコン層とシリコン基板とで第
    2の半導体基板を形成する工程と、 前記第1の半導体基板を前記厚い部分の絶縁膜が露出す
    るまで削り、前記薄い部分の絶縁膜上に半導体領域を形
    成する工程と、 前記半導体領域にメモリセルの転送用MOSトランジス
    タを形成する工程と、 前記半導体領域の周辺部に前記半導体領域と絶縁膜とを
    貫通して前記第2の半導体基板に到達するトレンチを形
    成する工程と、 前記トレンチ内にメモリセルの容量を形成する工程とを
    具備することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 第1のP型半導体基板の一主面を選択的
    にシリコン窒化膜で被覆して選択酸化により厚い部分の
    絶縁膜を形成する工程と、 前記シリコン窒化膜を除去して前記第1の半導体基板表
    面を酸化して薄い部分の絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜上にN型のポリシリコン層を付着した後、前
    記ポりシリコン層表面を平坦化してN型のシリコン基板
    を貼り付け、前記ポリシリコン層とシリコン基板とで第
    2の半導体基板を形成する工程と、 前記第1の半導体基板を前記厚い部分の絶縁膜が露出す
    るまで削り、前記薄い部分の絶縁膜上に半導体領域を形
    成する工程と、 前記半導体領域にメモリセルの転送用MOSトランジス
    タを形成する工程と、 前記半導体領域の周辺部に前記半導体領域と絶縁膜とを
    貫通して前記第2の半導体基板に到達するトレンチを形
    成する工程と、 前記トレンチ内面を熱酸化して薄い容量酸化膜を形成
    し、前記トレンチ内にポリシリコンよりなる容量電極を
    形成することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 第1のP型半導体基板の一主面を選択的
    にシリコン窒化膜で被覆して選択酸化により厚い部分の
    絶縁膜を形成する工程と、 前記シリコン窒化膜を除去して前記第1の半導体基板表
    面を酸化して薄い部分の絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜上にN型のポリシリコン層を付着した後、前
    記ポりシリコン層表面を平坦化してN型のシリコン基板
    を貼り付け、前記ポリシリコン層とシリコン基板とで第
    2の半導体基板を形成する工程と、 前記第1の半導体基板を前記厚い部分の絶縁膜が露出す
    るまで削り、前記薄い部分の絶縁膜上に半導体領域を形
    成する工程と、 前記半導体領域にメモリセルの転送用MOSトランジス
    タを形成する工程と、 前記半導体領域の周辺部に前記半導体領域と絶縁膜とを
    貫通して前記第2の半導体基板に到達するトレンチを形
    成する工程と、 前記トレンチ内面を熱酸化して薄い容量酸化膜を形成
    し、前記トレンチ内にポリシリコンよりなる第1容量電
    極を形成する工程と、 前記第1容量電極を被覆するように第2容量絶縁膜を付
    着し、前記第2容量絶縁膜上にポリシリコンよりなる第
    2容量電極を形成する工程とを具備することを特徴とす
    る半導体記憶装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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