JPH0590039A - インダクタンス素子およびインダクタンス素子用の磁心 - Google Patents

インダクタンス素子およびインダクタンス素子用の磁心

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JPH0590039A
JPH0590039A JP3280432A JP28043291A JPH0590039A JP H0590039 A JPH0590039 A JP H0590039A JP 3280432 A JP3280432 A JP 3280432A JP 28043291 A JP28043291 A JP 28043291A JP H0590039 A JPH0590039 A JP H0590039A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高周波域においても磁性材料の特性が低下しに
くいインダクタンス素子およびコアを提供する。 【構成】厚さが5μm以下の多数の磁性薄膜または磁性
薄帯21の間に非磁性体を介挿した状態で積み重ねて、
両端が開放したコア2を形成する。または、厚さが5μ
m以下の1枚の磁性薄膜または磁性薄帯でコアを形成す
る。このコア2をケース3およびカバー4からなるボビ
ン5内に収納し、このボビン5の外周にコイルを巻き付
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主としてスイッチン
グ電源装置用のトランスやチョークとして用いられるイ
ンダクタンス素子およびその磁心に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スイッチング電源装置は、各種の電気機
器の電力供給装置として広く使用されている。一般に、
スイッチング電源装置のトランスやチョークには、フェ
ライトなどからなるバルク状の磁心や、数百μmの板状
の磁性材料が用いられる。しかし、このような磁心は両
端開放の場合に、反磁界係数が大きく材料自身の持つ透
磁率よりもはるかに小さな実効透磁率しか示さない。ま
た、高い周波数では、渦電流損が増大し、トランスやイ
ンダクタンスの特性を著しく低下させることとなり、M
Hz帯の領域では使用できないものであった。
【0003】そこで、従来より、磁性箔帯を積層してな
る磁心にコイルを巻回したインダクタンス素子が知られ
ている(たとえば、特公平3−55963号公報参
照)。この磁心の構造の一例を図10に示す。
【0004】図10において、磁心50は、多数の磁性
箔帯51を互いに絶縁した状態で接着して積層したもの
である。磁性箔帯51は、導電性材料からなる板状の芯
材52の全面に、磁性材料からなる磁性膜53を被着し
た後に、さらに、絶縁膜54をコーティングしたもので
ある。この先行技術の磁心50は、磁性材料からなる磁
性膜53で形成されている。このため、高周波域におい
ても、良好なインダクタンス特性を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記先行技術
では、磁性箔帯51が比較的厚い(20μm程度)導電
性材料からなる芯材52を有しているので、磁性材料か
らなる磁性膜53の厚みが薄く(3μm程度)ても、ス
キンデプスが20μm以下の周波数帯域においては、芯
材52中に渦電流が発生する。したがって、磁性材料と
しての特性が著しく低下する。この発明は上記従来の問
題に鑑みてなされたもので、高周波域においても磁性材
料の特性が低下しにくいインダクタンス素子およびイン
ダクタンス素子用の磁心を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のインダクタンス用の磁心は、厚さが5μ
m以下の複数の磁性薄膜または磁性薄帯を、その間に非
磁性体を介挿した状態で積み重ねて、両端を開放して構
成されている。磁心は、厚さが5μm以下の1枚の磁性
薄膜または磁性薄帯からなり、両端が開放されたもので
あってもよい。なお、磁性薄膜とは、1.0 μm以下の磁
性膜をいい、磁性薄帯とは、1.0 μm〜数百μmの帯状
の磁性材料をいう。
【0007】この発明のインダクタンス素子は、上記磁
心をボビンに収納して保護し、このボビンの外周にコイ
ルが巻回されてなる。上記ボビンは、磁心を収納する凹
所が形成された箱状のケースと、上記凹所の開口端面に
当接するとともに、上記凹所をおおうカバーとで形成す
るのが好ましい。
【0008】請求項5のインダクタンス素子は、上記磁
心を非磁性体の補強板に積み重ねた状態で、一次コイル
に近接して二次コイルを巻回してなる。
【0009】
【作用】この発明によれば、インダクタンス用の磁心
は、磁性薄膜または磁性薄帯の間に非磁性体を介挿し、
あるいは、1枚の磁性薄膜または磁性薄帯で形成されて
おり、導電性の厚い芯材を有していないので、芯材に誘
起する渦電流損が発生しない。したがって、磁性薄膜ま
たは磁性薄帯の厚さ以上のスキンデプスの周波数帯域ま
で、渦電流による損失を低減させることができる。その
結果、高周波まで良好なインダクタンス特性を得ること
ができる。
【0010】また、磁性薄膜または磁性薄帯を積み重ね
てなる磁心をボビン内に収納して保護するから、磁性薄
帯に芯材を設ける必要がないので、磁心の厚みを薄くす
ることができる。
【0011】さらに、ケースの開口端面にカバーを当接
させてボビンを構成した場合は、カバーがケース内に落
ち込まないので、内部の磁性薄帯などを保護し易い。
【0012】また、薄い磁性薄膜または磁性薄帯を長手
方向に長く形成することにより、磁性薄帯などの厚さに
対する長さの比率を大きくすることで、磁心の反磁界係
数を極めて小さくすることができる。そのため、上に巻
かれたコイルのインダクタンスは、どの位置をとってみ
ても、ほぼ均一とみることができる。つまり、両端を開
放した磁心と両端をターミネートした磁心とが、同等の
働をすることとなる。したがって、磁心を閉ループにし
なくても、結合係数を1.0に近づけることができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面にしたがって
説明する。図1ないし図4は、この発明の第1実施例を
示す。図1において、トランスのようなインダクタンス
素子1の磁心2は、両端が開放されており、磁性材料か
らなるアモルファス合金(非晶質合金)で形成された多
数の磁性薄帯21を、その間に非磁性体を介挿した状態
で積み重ねて構成されている。磁心2の構造としては、
図2(a)に示すように、各磁性薄帯21に伸縮性の大
きいゴム状の絶縁物22をコーティングしてもよいし、
あるいは、図2(b)に示すように、磁性薄帯21間
に、接着性を有する非磁性体からなるセパレーションフ
ィルム23を介挿してもよい。
【0014】この実施例では、磁心2は、3μm程度の
磁性薄帯21を20〜数十枚積み重ねて構成されてい
る。しかし、磁心2は、1.0μm以下の磁性薄膜また
は1.0μm〜5.0μmの磁性薄帯21を積み重ねて
構成してもよいし、あるいは、1枚の磁性薄膜または磁
性薄帯21で構成してもよい。ここで、介挿されるセパ
レーションフィルム23は、導電性の材料であってもよ
い。ただし、導電性のセパレーションフィルム23を用
いる場合は、渦電流損を小さくするために、セパレーシ
ョンフィルム23の厚さを、磁性薄帯21の厚さよりも
薄く設定する必要がある。
【0015】図1のボビン5は、下ケース3とカバー4
からなり、積み重ねた磁心2を収納して保護する。下ケ
ース3は、磁心2を収納する凹所30を備えた箱状にな
っており、両端のバルク状の端子部31と、底板32
と、底板32から立ち上がる2枚の側板33とで一体に
成形されている。各端子部31には、巻線絡げ部34お
よび表面実装用端子35を構成するL字状の一対の端子
片36が、インサート成形によって設けられている。下
ケース3の側板33の上端面33aには、つまり、下ケ
ース3における凹所30の開口端面には、カバー4が嵌
合する嵌合用凹部37が形成されている。一方、カバー
4は、嵌合用凸部41を有する帯状の板からなり、図3
に示すように、嵌合用凸部41が上記嵌合用凹部37に
嵌合した状態で下ケース3の側板33の上端部に被せら
れ、上記凹所30をおおっている。
【0016】なお、上記下ケース3およびカバー4は、
熱伝導率が高い、大むね0.1cal/cm・s・°C以
上の熱伝導率を有する非磁性体で構成するのが好まし
い。このような非磁性材料としては、たとえば、ジルコ
ニアやアミルナのようなセラミックスを用いることがで
きる。
【0017】磁心2(図1)を収納したボビン5の外周
には、図4のように、コイル6が巻回されている。ボビ
ン5におけるコイル6が巻回されている部分の厚さT
は、端子部31よりも厚さが薄くなっているとともに、
コイル6を巻回した状態では、端子部31よりも若干厚
くなるように、設定されている。
【0018】つぎに、上記インダクタンス素子1の製造
方法について説明する。まず、基材に磁性材料をメッキ
法、急冷法または蒸着法により被着させた後、基材から
剥がすか、あるいは、基材を溶解除去して、図2(b)
の磁性薄帯21を得る。ついで、アルミナの微粉末また
はナイロンボールのような小径微粒子を、液状接着剤ま
たはシリコンゴムに分散させたものを、磁性薄帯21の
表面に塗布して、各磁性薄帯21を接着する。この接着
後、積層した磁性薄帯21を加圧し、余分なシリコンゴ
ム材を流出させて、図2(b)のように、均一なセパレ
ーションフィルム23を磁性薄帯21間に形成する。こ
れにより、図1のボビン5内に収納する磁心2を得る。
【0019】この後、磁心2を下ケース3の凹所30内
に落とし込んだ後、カバー4を下ケース3に嵌合させ
て、磁心2を図3のボビン5内に収納する。この収納
後、図4のように、ボビン5の外周にコイル6を巻回し
て、インダクタンス素子1を得る。なお、図1の磁心2
における長手方向Lの両端部24のみを下ケース3の内
面に接着してもよい。
【0020】上記構成において、この発明の磁心2は、
図10の従来例と異なり、導電性の厚い芯材52を有し
ていないので、芯材52に誘起する渦電流損が発生しな
い。したがって、磁性薄膜または図1の磁性薄帯21の
厚さ以上のスキンデプスの周波数帯域まで、渦電流によ
る損失を低減させることができる。その結果、高周波ま
で良好なインダクタンス特性を得ることができる。
【0021】ところで、図10の従来例のように、厚い
芯材52に磁性膜53をメッキにより付着させたので
は、芯材52と磁性膜53の熱膨張率を一致させない
と、磁性膜53の内部に熱応力が生じるので、磁性材料
の持つ特性を十分に引き出せない。この発明は、これに
対し、図2に示すように芯材を有しておらず、また、介
挿される非磁性体22はゴム状であることから、磁性薄
帯21に生じる熱応力を極めて小さくすることができ
る。したがって、磁性材料が本来有している特性を充分
引き出すことができる。
【0022】また、磁性薄帯21をアモルファス合金で
構成した場合、図10の従来例のように、絶縁膜54を
コーティングした磁性膜53に、コイルを直接巻き付け
たのでは、コイルの巻付力により、磁性材料に応力が生
じ、前述と同様の問題が生じる。これに対し、この発明
は、図1のボビン5内に磁心2を収納して保護している
から、磁心2を構成する磁性薄帯21に応力が生じない
ので、磁性材料の特性を充分引き出すことができる。
【0023】特に、この実施例では、下ケース3の上端
面33aの凹部37に、カバー4の凸部41が当接する
ので、ボビン5にコイル6を巻回することにより、図3
のカバー4が下ケース3内に落ち込むおそれもない。し
たがって、ボビン5内に収納されている図1の磁性薄帯
21を保護できる。
【0024】ところで、スイッチングの際に、磁心2は
発熱する。ここで、この実施例は、ボビン5を比較的熱
伝導率の高い非磁性体で構成しているので、磁心2の熱
をボビン5およびコイル6(図4)を介して、効率良く
外部に逃がすことができるから、使用電力を大きくする
ことができる。なお、放熱効果を高めるために、カバー
4は、熱伝導率の高い導電性材料であって、スキンデプ
スが生じない薄いものを使用することができる。
【0025】上記実施例では、実装用端子35を幅方向
Wに突出させたが、図5(a)のように、実装用端子3
5を長手方向Lに突出させてもよい。また、端子部31
からL字状の端子片36を突出させるのではなく、図5
(b)のように、厚膜からなる端子片36Aを一体成形
して埋め込んでもよい。さらに、図5(c)のように、
厚膜からなる端子片36Aを長手方向Lの端部に設ける
とともに、端子部31に長手方向Lに、コイル6の端部
を通すトンネル状の溝38を設けてもよい。なお、この
発明はチョークコイルにも適用できることはいうまでも
ない。
【0026】図6および図7は、この発明の第2実施例
を示す。図6において、磁心2は、第1実施例の図2
(a)もしくは(b)の磁心2と同じ構造のものであ
る。図6の磁心2を形成する磁性薄帯21は、その厚さ
に対する長さL1の比率が大きく設定されており、たと
えば、長さL1が21mmで、厚さが3μmである。こ
の磁心2は、プラスチックやセラミックなどからなる非
磁性体の補強板7の上に積み重ねてある。この状態で、
図7のように、一次コイル6Aと二次コイル6Bからな
る巻線束8を2条の螺線にして、磁心2に巻回すること
で、つまり、磁心2にバイファイラ巻きを施すことで、
トランス(インダクタンス素子)1が構成されている。
なお、補強板7の幅W1は、磁性薄帯21の幅W2より
も若干大きく設定されている。
【0027】上記構成において、このトランス1は、磁
性薄帯21の厚さに対する長さL1の比率が大きい(た
とえば7,000倍)ので、磁心2の反磁界係数が小さ
くなるから、磁束が磁心2から漏れることが少ない状態
で磁心2を通過する。したがって、磁心2で閉ループを
形成しなくても、結合係数を1.0に近づけることがで
きる。その結果、トランス1の小型・軽量化を図りう
る。
【0028】なお、上記実施例では、磁心2に巻線束8
をバイファイラ巻きを施したが、必ずしも、これに限定
されるものではない。たとえば、図8のように、一次コ
イル6Aの外周に、二次コイル6Bを巻いてもよいし、
あるいは、図9のように、一次コイル6Aと二次コイル
6Bを交互に巻いて、巻比率も適宣設定すればよい。
【0029】ところで、図7の磁性薄帯21の厚さに対
する長さL1の比率は、1,000倍以上に設定するの
が好ましいが、できるだけ大きく設定する方が良い。
【0030】また、この実施例のように、補強板7を1
枚とした場合は、補強板7の幅W1を磁心2の幅W2よ
りも若干大きく設定することで、コイル6A,6Bの締
め付け力によって磁心2に生じる応力を比較的小さくす
ることができる。
【0031】なお、この実施例では、補強板7を磁心2
の下面に1枚設けたが、この発明は、補強板7を磁心2
の上下に積み重ねてもよい。補強板7を磁心2の上下に
積み重ねた場合は、前述の第1実施例と同様、補強板7
で磁心2を保護できるので、磁心2に局所的な応力が生
じない。この場合、補強板7の幅W1を磁心2の幅W2
にほぼ等しく設定してもよい。
【0032】また、上記実施例では、磁心2を補強板7
の上に積み重ねただけで、磁心2と補強板7とを接着し
ていなかったが、組立を容易にするために、磁心2の表
面と補強板7とは互いに接着してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、インダクタンス用の磁心は、磁性薄膜または磁性薄
帯の間に非磁性体を介挿した状態で積み重ねて、あるい
は、1枚の磁性薄膜または磁性薄帯で形成されており、
導電性の厚い芯材を有していないので、芯材に誘起する
渦電流損が発生しないから、磁性薄膜または磁性薄帯の
厚さ以上のスキンデプスの周波数帯域まで、良好なイン
ダクタンス特性を得ることができる。
【0034】また、芯材を有していないことから、磁性
薄膜または磁性薄帯を柔軟性を有する接着剤を介挿して
積層すれば、接着剤と磁性材料との膨張係数が多少異な
っていても、接着剤が柔軟性を持つので、磁性材料に生
じる応力を最小限にすることができ、したがって、温度
変化に対しても、安定した特性が得られる。
【0035】さらに、ボビンのケースの開口端面にカバ
ーを当接させた場合は、カバーがケース内に落ち込まな
いので、内部の磁性薄帯などを保護し易い。
【0036】また、薄くかつ長い磁性薄帯などからなる
上記磁心に非磁性体の補強板を積み重ねた状態で一次コ
イルと二次コイルを近接して巻回することにより、磁心
を閉ループに形成しなくても、充分な結合係数を持つト
ランスを得ることができるから、トランスの小型・軽量
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例にかかるボビンおよび磁
心を示す分解斜視図である。
【図2】磁性薄帯を示す拡大断面図である。
【図3】ボビンを示す斜視図である。
【図4】インダクタンス素子を示す斜視図である。
【図5】端子部の変形例を示す斜視図である。
【図6】この発明の第2実施例を示す磁心の斜視図であ
る。
【図7】同トランスの斜視図である。
【図8】トランスの変形例を示す平面図である。
【図9】トランスの他の変形例を示す平面図である。
【図10】従来の磁心を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1…インダクタンス素子、2…磁心、3…ケース、4…
カバー、5…ボビン、6…コイル、6A…一次コイル、
6B…二次コイル、7…補強板、21…磁性薄帯、2
2,23…非磁性体、30…凹所、33a…開口端面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 17/04 F 7129−5E

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さが5μm以下の複数の磁性薄膜また
    は磁性薄帯の間に非磁性体を介挿した状態で積み重ね
    て、両端を開放してなるインダクタンス素子用の磁心。
  2. 【請求項2】 厚さが5μm以下の1枚の磁性薄膜また
    は磁性薄帯からなり、両端が開放されたインダクタンス
    素子用の磁心。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2の上記磁心を保護用
    のボビン内に収納し、このボビンの外周にコイルを巻回
    してなるインダクタンス素子。
  4. 【請求項4】 請求項3において、上記ボビンは、磁心
    を収納する凹所が形成された箱状のケースと、上記凹所
    の開口端面に当接して上記凹所をおおうカバーとで形成
    されているインダクタンス素子。
  5. 【請求項5】 請求項1もしくは2の上記磁心を非磁性
    体の補強板に積み重ねた状態で、一次コイルに近接して
    二次コイルを巻回したインダクタンス素子。
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