JPH0589933U - 部材の結合構造 - Google Patents

部材の結合構造

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JPH0589933U
JPH0589933U JP3251292U JP3251292U JPH0589933U JP H0589933 U JPH0589933 U JP H0589933U JP 3251292 U JP3251292 U JP 3251292U JP 3251292 U JP3251292 U JP 3251292U JP H0589933 U JPH0589933 U JP H0589933U
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JP
Japan
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JP3251292U
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善範 薬袋
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Nidec Sankyo Corp
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Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接着剤や固定ねじを用いることなく、安定し
た結合強度が得られる部材の結合構造 【構成】 一方の部材2の結合部分に、他方の部材4の
一部を挾持する挾持部21を備えた係合片20を設け、
部材4に挾持部21に挾持される係止部40を設けると
共にこの係止部40と挾持部21とを係合させる方向に
おいて係止部40と間隔を置いて弾性片41を設け、両
部材2,4の結合時に、係合片20で弾性片41を押動
して弾性変形させ、挾持部21が係止部40を挾持した
ところで弾性片41を弾性復帰させて係合片20が係止
部40から抜けるのを阻止することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、二つの部材を互いに結合する部材の結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
二つの部材、例えばドーム状のケース体同士或いはドーム状のケースと板状の 部材を互いに結合する場合、互いの結合部に接着剤を塗布して結合する構造、一 方の部材を貫通させた固定ねじを他方の部材にねじ込んで結合する構造、一方の 部材に爪を設けて他方の部材に嵌合孔を形成し、爪を嵌合孔に嵌合させて結合す る構造が知られている。何れの結合構造においても、二つの部材を結合すること ができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、接着剤を用いる結合構造は、接着剤のむらがあって結合強度が一定し ない、という問題と、接着剤の取り扱いに細心の注意が必要となる、という問題 がある。 固定ねじを用いる結合構造は、結合強度の点では問題がないが、部品(ねじ) が追加になって組立行程が増えると共に、部材にはねじ止めのためのスペースが 必要となる。ねじ止め用のスペースは、例えば玩具等にあっては、可動部の動き に制限を加える。 また、爪方式は、結合する部材の外に部品を必要としない、という特徴を有す るも、爪を撓ませて結合するために部材の変形やずれにより部材同士の相対位置 が安定しない、という現象が発生する。
【0004】 そこで、本考案の目的は、接着剤や固定ねじを用いることなく、安定した結合 強度が得られる部材の結合構造の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案の部材の結合構造は、一方の部材の結合部分に、他方の部材の一部を挾 持する挾持部を備えた係合片を設け、他方の部材に上記挾持部に挾持される係止 部を設けると共にこの係止部と上記挾持部とを係合させる方向において該係止部 と間隔を置いて弾性片を設け、両部材の結合時に、上記係合片で上記弾性片を押 動して弾性変形させ、上記挾持部が上記係止部を挾持したところで上記弾性片を 弾性復帰させて上記係合片が上記係止部から抜けるのを阻止することを特徴とす る。
【0006】
【作用】
部材同士の結合部を合わせ、一方の部材の係合片で他方の部材の弾性片を撓ま せておいて、係合片の挾持部で他方の部材の係止部を挾持させる向きに両部材を 相対的に移動させる。挾持部が係止部を挾持すると、弾性片が弾性復帰して係合 片が係止部から抜けるのを阻止する。
【0007】
【実施例】
以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。 はじめに、図5において、互いに結合される部材の一例を簡単に説明する。 玩具のケース本体1は、ドーム状の透明な上ケース2と、倒伏ドーム状の不透 明な下ケース3からなっていて、その内部には、玩具本体の駆動部や可動部を支 持する平板状の基板4が配設されている。上ケース2と基板4とは、後述する結 合構造によって互いに結合されている。基板4と下ケース3は、固定ねじ5によ って互いに結合固定されている。下ケース3には、上ケース2の開口部周縁を覆 う周壁3aが形成されている。この周壁3aは、上ケース2と基板4との結合部 分Aを覆い隠す機能と結合時の弾性片(後述する)の逃げを阻止する機能を与え られている。
【0008】 図1及び図2において、一方の部材である上ケース2について説明する。合成 樹脂からなる上ケース2の開口部周縁2aには、4つの係合片20が円周方向に 同一方向を向いて形成されている。係合片20は、周縁2aから経方向に延びた 基部20aから周縁2aに沿って挾持部21を形成しつつ緯方向に延びている。 係合片20の端部には、周縁2aに向けて突出するフック部22が設けられてい る。係合片20は撓むことが可能な形状厚さに形成されている。フック部22に は、斜面部22a,22bが形成されている。
【0009】 図1,図3及び図4において、他方の部材である基板4について説明する。玩 具のアクション機構の可動物の支持板としての基板4の中心部には、可動部を作 動させるためのカム部4aが形成されている。基板4の周縁には、ケース2の開 口縁部が嵌合する段部4bを有する周壁4cが形成されている。周壁4cには、 4つの係止部40と4つの弾性片41が円周方向に交互に形成されている。
【0010】 係止部40は、周壁4cと段部4bの一部を切り欠いたように形成され、挾持 部21に比較的密に挾持される長さと幅をもって形成されている。係止部40の 端部40aには、斜面部40bが形成されている。係止部40には、係合片20 のフック部22が係合する係合部42が形成されている。係合部42の一端には 斜面部42aが形成されている。
【0011】 弾性片41は、図3(a)に符号Lで示す長さにわたって、段部4bを周壁4 cから切り離して形成されている。図4(c)に示すように、弾性片41は、周 壁4cから離間していて弾性変形可能である。弾性片41は、周壁4cに沿って 弾性変形可能な厚さに形成されている。弾性片41の端部41aと係止部40の 端部40aとの間には、係合片20の基部20aががたつきなく嵌合する程度の 間隙43が形成されている。
【0012】 弾性片41が形成されている部分の周壁4caは、図1に示すように、撓まさ れる弾性片41が妄りな方向に変形しないように弾性片の変形領域をカバーする 長さに形成されている。一方、互いに一体化された基板4と下ケース3の周壁4 c,3aは、環状の溝部Bを構成し、この溝部Bの中間の深さの位置に弾性片4 1が位置させられている。この溝部Bは、係合片20を係止部40に係合させる ときの係合案内部を構成している。
【0013】 以上のように構成された二つの部材を結合するときの作用を説明する。部材同 士を結合させる場合、両者を同時に相対する向きに押動且つ回動させれ良いので あるが、説明の都合上、以下の説明においては、基板4(下ケース3)を固定し た状態で上ケース2を押動回転させて結合構造を完成させる例を挙げる。
【0014】 図1において、基板4は下ケース3に固定されているものとする。従って、基 板4と下ケース3の周壁3aとの間には、段部4bを底部とする環状の溝部Bが 構成されていることになる。先ず、図1(a)に矢印aで示すように上ケース2 を移動させて、これの係合片20を溝部Bに嵌合させる。次いで、上ケース2と 下ケース3を互いに押し合うようにして互いに異なる向きにケース同士を回転さ せると、係合片20が弾性片41に対向した位置で弾性片が撓むことにより両者 が深く嵌合する。
【0015】 図1(b)において、開口部周縁2aが基板の段部4bに当接する位置まで上 ケース2と下ケース3を嵌合させると、弾性片41は係合片20に押動されて弾 性変形する。この状態で、矢印bで示す向きに上ケース2を回転させると、係合 片20は、その端部のフック部22が係止部40によって押し広げられることに より弾性変形する。そして、図1(c)に示すように、挾持部21が係止部40 を挾持する位置までケース2が回転すると、係合片20は弾性復帰して係止部を 挾持し且つフック部22が係合部42に係合する。係合片20と係止部40との 対向端部を斜面部22a,40bに形成することにより、係合片は容易に弾性変 形させられる。
【0016】 一方、係合片20が係止片40を挾持するとき、弾性片41が弾性復帰して、 その先端部41aが係合片の端部20bに対向する。図1(c)に示すように、 係合片20の挾持部21が係止部40を挾持し、弾性片41が係合片すなわち上 ケース2の回転を阻止すると、最早上ケース2を基板すなわち下ケース3から外 すことはできない。
【0017】 上ケース2を基板4に結合させるとき、環状の溝部Bは、部材同士の嵌合を容 易にすると共に、係合片20で弾性変形させられるときの弾性片41が逃げるの を防止する。
【0018】 図1(c)に示すように、フック部22と係合部42の係合部分を斜面部22 b,42aで係合させると、基板4(下ケース3)と上ケース2との回転方向( 矢印c)と嵌合方向(矢印a)のがたつきを抑止でき、部材同士の結合位置が安 定する。このことは、ケース本体1(図5参照)内に配設される部品の取付け精 度を上げることができる。
【0019】 図示の実施例は、ドーム状の部材と平板とを結合する例を挙げたが、本考案は 平板同士を結合する場合にも適用できること勿論である。 また、図示の実施例においては、下ケース3に固定された基板4と上ケース2 とを結合する例を挙げたが、下ケース3の周壁3aの内周面に係止部40と弾性 片41を設けると、上ケース2と下ケース3を直接結合させることができる。
【0020】
【考案の効果】
本考案によれば、接着剤やねじを用いることなく、結合される部材だけで結合 できるので、コストが安く且つ組立も簡単である。また、単なる爪と孔の結合と 異なり、結合強度が安定する。係合片にフック部を設けることにより、がたつき のない結合が実現できて部材同士の振動が抑止できると共に部材同士の位置決め が確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は結合直前の二部材を示す本考案の結合
構造の要部拡大斜視図、(b)は弾性片を撓ませた状態
を示す拡大斜視図、(c)は結合完了後の状態を示す拡
大斜視図である。
【図2】一方の部材としてのドーム状の上ケースを示す
部分断面正面図である。
【図3】(a)は他方の部材としての基板を示す平面
図、(b)は(a)中のX−X線断面図、(c)は図4
(a)中のY−Y線断面図である。
【図4】(a)は基板の底面図、(b)は(a)中のZ
−Z線断面図、(c)は(a)中のD部の拡大図であ
る。
【図5】二部材で構成されたケース本体の一例を示す部
分断面正面図である。
【符号の説明】
1・・・ケース本体 2・・・一方の部材としての上ケース 4・・・他方の部材としての基板 20・・・係合片 21・・・挾持部 22・・・フック部 40・・・係止部 41・・・弾性片 42・・・係合部 43・・・間隙 4c,3a・・・係合案内部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の部材の結合部分に、他方の部材の一
    部を挾持する挾持部を備えた係合片を設け、 他方の部材に上記挾持部に挾持される係止部を設けると
    共にこの係止部と上記挾持部とを係合させる方向におい
    て該係止部と間隔を置いて弾性片を設け、 両部材の結合時に、上記係合片で上記弾性片を押動して
    弾性変形させ、上記挾持部が上記係止部を挾持したとこ
    ろで上記弾性片を弾性復帰させて上記係合片が上記係止
    部から抜けるのを阻止することを特徴とする部材の結合
    構造。
  2. 【請求項2】上記係合片の端部にフック部を設け、他方
    の部材に上記フック部に係合する係合部を設けたことを
    特徴とする請求項1記載部材の結合構造。
  3. 【請求項3】上記他方の部材に上記係合片の係合案内部
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の部材の結合構
    造。
JP3251292U 1992-05-18 1992-05-18 部材の結合構造 Pending JPH0589933U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003056975A (ja) * 2001-08-21 2003-02-26 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷蔵庫等の排水口構造
JP2016525004A (ja) * 2013-07-24 2016-08-22 メディック アクティフ フェアトリープス ゲーエムベーハー 食材細断装置

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