JPH0587673A - 光フアイバコネクタの軸ずれ測定方法 - Google Patents
光フアイバコネクタの軸ずれ測定方法Info
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- JPH0587673A JPH0587673A JP3247993A JP24799391A JPH0587673A JP H0587673 A JPH0587673 A JP H0587673A JP 3247993 A JP3247993 A JP 3247993A JP 24799391 A JP24799391 A JP 24799391A JP H0587673 A JPH0587673 A JP H0587673A
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- Japan
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- optical fiber
- ferrule
- core
- fiber
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- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピン孔に挿着する単心フェルールの偏心を考
慮した高精度な光ファイバコネクタの軸ずれ測定方法を
提供する。 【構成】 光ファイバ３の一端に取付けられるフェルー
ル２と、該フェルール２の光ファイバ３の両側に形成さ
れるピン孔２ｂ，２ｃとを備えた光ファイバコネクタ１
の軸ずれ測定方法。各ピン孔２ｂ，２ｃに、少なくとも
0.１μｍ以上の偏心のある、偏心量及び偏心方向が既知
で、光ファイバ４ａが取付けられた単心フェルール４を
夫々挿着し、光ファイバコネクタ１の光ファイバ中心の
位置と、各単心フェルール４の光ファイバ中心の位置を
夫々測定し、その測定値に単心フェルール４の光ファイ
バ４ａの偏心を考慮した補正を施すことで、光ファイバ
コネクタにおけるピン孔中心を基準とした光ファイバの
軸ずれ量を求める。
慮した高精度な光ファイバコネクタの軸ずれ測定方法を
提供する。 【構成】 光ファイバ３の一端に取付けられるフェルー
ル２と、該フェルール２の光ファイバ３の両側に形成さ
れるピン孔２ｂ，２ｃとを備えた光ファイバコネクタ１
の軸ずれ測定方法。各ピン孔２ｂ，２ｃに、少なくとも
0.１μｍ以上の偏心のある、偏心量及び偏心方向が既知
で、光ファイバ４ａが取付けられた単心フェルール４を
夫々挿着し、光ファイバコネクタ１の光ファイバ中心の
位置と、各単心フェルール４の光ファイバ中心の位置を
夫々測定し、その測定値に単心フェルール４の光ファイ
バ４ａの偏心を考慮した補正を施すことで、光ファイバ
コネクタにおけるピン孔中心を基準とした光ファイバの
軸ずれ量を求める。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバコネクタの
軸ずれ測定方法に関する。
軸ずれ測定方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】光ファイバコネクタは、ピン孔に相手方
のコネクタのガイドピンを嵌合して互いに突合せ接続す
るときに使用するもので、例えば、プラスチック製のフ
ェルールに形成したファイバ挿入孔に、光ファイバを挿
入して接着固定したもので、単心あるいは多心の光ファ
イバが用いられる。
のコネクタのガイドピンを嵌合して互いに突合せ接続す
るときに使用するもので、例えば、プラスチック製のフ
ェルールに形成したファイバ挿入孔に、光ファイバを挿
入して接着固定したもので、単心あるいは多心の光ファ
イバが用いられる。
【０００３】かかる光ファイバコネクタ、例えば、多心
コネクタにおいては、他のコネクタとの突合せ接続に伴
う接続ロスを極力低減する必要がある。このため、ファ
イバ挿入孔や光ファイバは、軸ずれがないようにピン孔
を基準としてサブミクロンオーダーで精密に形成加工し
なければならない。
コネクタにおいては、他のコネクタとの突合せ接続に伴
う接続ロスを極力低減する必要がある。このため、ファ
イバ挿入孔や光ファイバは、軸ずれがないようにピン孔
を基準としてサブミクロンオーダーで精密に形成加工し
なければならない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、製造
した光ファイバコネクタ用のフェルールにおいては、そ
のままの状態あるいは光ファイバを取付けた状態におい
て、品質管理の目的から、各ファイバ挿入孔や光ファイ
バの軸ずれを測定している。かかるフェルールにおける
軸ずれの測定に際しては、ピン孔を基準として各ファイ
バ挿入孔や光ファイバの位置を精密に測定する必要があ
る。
した光ファイバコネクタ用のフェルールにおいては、そ
のままの状態あるいは光ファイバを取付けた状態におい
て、品質管理の目的から、各ファイバ挿入孔や光ファイ
バの軸ずれを測定している。かかるフェルールにおける
軸ずれの測定に際しては、ピン孔を基準として各ファイ
バ挿入孔や光ファイバの位置を精密に測定する必要があ
る。
【０００５】かかる測定において、光ファイバを取付け
た単心フェルールをピン孔に挿着し、単心フェルールの
光ファイバと光ファイバコネクタに取付けた光ファイバ
の中心を夫々測定することにより、ピン孔を基準とした
光ファイバの軸ずれを測定することができる。しかしな
がら、前記単心フェルールは、外径に対して光ファイバ
が偏心している場合がある。従って、ピン孔に挿着した
単心フェルールの光ファイバ中心を基準として、光ファ
イバコネクタにおける光ファイバの軸ずれを測定して
も、単心フェルールにおける光ファイバの偏心を補正し
ないと、光ファイバコネクタにおける光ファイバの正規
の軸ずれ量を求めることができない。
た単心フェルールをピン孔に挿着し、単心フェルールの
光ファイバと光ファイバコネクタに取付けた光ファイバ
の中心を夫々測定することにより、ピン孔を基準とした
光ファイバの軸ずれを測定することができる。しかしな
がら、前記単心フェルールは、外径に対して光ファイバ
が偏心している場合がある。従って、ピン孔に挿着した
単心フェルールの光ファイバ中心を基準として、光ファ
イバコネクタにおける光ファイバの軸ずれを測定して
も、単心フェルールにおける光ファイバの偏心を補正し
ないと、光ファイバコネクタにおける光ファイバの正規
の軸ずれ量を求めることができない。
【０００６】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、単心フェルールにおける光ファイバの偏心を考慮し
た高精度な光ファイバコネクタの軸ずれ測定方法を提供
することを目的とする。
で、単心フェルールにおける光ファイバの偏心を考慮し
た高精度な光ファイバコネクタの軸ずれ測定方法を提供
することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の光ファイバコネクタの軸ずれ測定方法によれ
ば、光ファイバの一端に取付けられるフェルールと、該
フェルールの前記光ファイバの両側に形成されるピン孔
とを備えた光ファイバコネクタの、前記各ピン孔に、少
なくとも0.１μｍ以上の偏心のある、偏心量及び偏心方
向が既知で、光ファイバが取付けられた単心フェルール
を夫々挿着し、前記光ファイバコネクタの光ファイバ中
心の位置と、前記各単心フェルールの光ファイバ中心の
位置を夫々測定し、その測定値に前記単心フェルールの
光ファイバの偏心を考慮した補正を施すことで、前記光
ファイバコネクタにおける前記ピン孔中心を基準とした
光ファイバの軸ずれ量を求める構成としたものである。
に本発明の光ファイバコネクタの軸ずれ測定方法によれ
ば、光ファイバの一端に取付けられるフェルールと、該
フェルールの前記光ファイバの両側に形成されるピン孔
とを備えた光ファイバコネクタの、前記各ピン孔に、少
なくとも0.１μｍ以上の偏心のある、偏心量及び偏心方
向が既知で、光ファイバが取付けられた単心フェルール
を夫々挿着し、前記光ファイバコネクタの光ファイバ中
心の位置と、前記各単心フェルールの光ファイバ中心の
位置を夫々測定し、その測定値に前記単心フェルールの
光ファイバの偏心を考慮した補正を施すことで、前記光
ファイバコネクタにおける前記ピン孔中心を基準とした
光ファイバの軸ずれ量を求める構成としたものである。
【０００８】ここで、光ファイバコネクタは、単心ある
いは多心の光ファイバ用の何れであってもよく、また、
フェルールは、ファイバ挿入孔に光ファイバが接着固定
されていても、あるいは仮付け状態のものでも良い。
いは多心の光ファイバ用の何れであってもよく、また、
フェルールは、ファイバ挿入孔に光ファイバが接着固定
されていても、あるいは仮付け状態のものでも良い。
【０００９】
【作用】光ファイバファイバコネクタのピン孔に挿着す
る単心フェルールにおいて、光ファイバが偏心していて
も、その偏心量及び偏心方向が既知であると、単心フェ
ルールの光ファイバの偏心を考慮した補正を施すこと
で、光ファイバファイバコネクタにおける光ファイバの
軸ずれ量をピン孔の中心を基準に高精度に求めることが
できる。
る単心フェルールにおいて、光ファイバが偏心していて
も、その偏心量及び偏心方向が既知であると、単心フェ
ルールの光ファイバの偏心を考慮した補正を施すこと
で、光ファイバファイバコネクタにおける光ファイバの
軸ずれ量をピン孔の中心を基準に高精度に求めることが
できる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１乃至図３に基
づいて詳細に説明する。図１は、本発明方法によって光
ファイバの軸ずれを測定する際の配置図で、光ファイバ
コネクタ１の上方に撮像カメラ５が配置されている。光
ファイバコネクタ１は、プラスチック製のフェルール２
に光ファイバ３の先端を取付けたもので、光ファイバ３
は他端が光源に接続されている。
づいて詳細に説明する。図１は、本発明方法によって光
ファイバの軸ずれを測定する際の配置図で、光ファイバ
コネクタ１の上方に撮像カメラ５が配置されている。光
ファイバコネクタ１は、プラスチック製のフェルール２
に光ファイバ３の先端を取付けたもので、光ファイバ３
は他端が光源に接続されている。
【００１１】フェルール２は、突合わせ端面２ａに光フ
ァイバ３の端面が露出しており、光ファイバ３を挟む両
側にピン孔２ｂ，２ｃが穿設されている。両ピン孔２
ｂ，２ｃには、図示のように、夫々単心フェルール４が
回転自在に挿着されている。そして、光ファイバコネク
タ１は、軸ずれの測定に際しては、Ｘ−Ｙステージ等の
光学ステージに載置してＸ−Ｙ２軸方向に微動され、こ
の微動に伴う２軸方向の座標位置が測定される。
ァイバ３の端面が露出しており、光ファイバ３を挟む両
側にピン孔２ｂ，２ｃが穿設されている。両ピン孔２
ｂ，２ｃには、図示のように、夫々単心フェルール４が
回転自在に挿着されている。そして、光ファイバコネク
タ１は、軸ずれの測定に際しては、Ｘ−Ｙステージ等の
光学ステージに載置してＸ−Ｙ２軸方向に微動され、こ
の微動に伴う２軸方向の座標位置が測定される。
【００１２】単心フェルール４は、各ピン孔２ｂ，２ｃ
に抜き差し自在で、一端が光源に接続された単心ファイ
バ４ａの他端に取付けられている。そして、各単心フェ
ルール４は、先端をフェルール２の突合わせ端面２ａと
略面一となるようにピン孔２ｂ，２ｃに挿着される。こ
こで、単心フェルール４は、単心ファイバ４ａが単心フ
ェルール４の軸心に対して少なくとも０.1μｍ以上偏心
しており、偏心量及び偏心方向は既知である。
に抜き差し自在で、一端が光源に接続された単心ファイ
バ４ａの他端に取付けられている。そして、各単心フェ
ルール４は、先端をフェルール２の突合わせ端面２ａと
略面一となるようにピン孔２ｂ，２ｃに挿着される。こ
こで、単心フェルール４は、単心ファイバ４ａが単心フ
ェルール４の軸心に対して少なくとも０.1μｍ以上偏心
しており、偏心量及び偏心方向は既知である。
【００１３】撮像カメラ５は、フェルール２の上方に突
合わせ端面２ａと対向配置され、各光ファイバ３，４ａ
からの出射光を撮影する。この画像を処理することによ
って、ピン孔２ｂ，２ｃ及び光ファイバ３の中心位置が
定められる。そして、本発明方法においては、光ファイ
バ３の軸ずれを、以下のようにして測定する。
合わせ端面２ａと対向配置され、各光ファイバ３，４ａ
からの出射光を撮影する。この画像を処理することによ
って、ピン孔２ｂ，２ｃ及び光ファイバ３の中心位置が
定められる。そして、本発明方法においては、光ファイ
バ３の軸ずれを、以下のようにして測定する。
【００１４】先ず、フェルール２のピン孔２ｂ，２ｃに
単心フェルール４を夫々挿着し、光ファイバコネクタ１
をＸ−Ｙステージ（図示せず）に取付けて測定を行う。
この測定は、ピン孔２ｂ，２ｃ及び光ファイバ３の中心
の座標位置を求めるものである。即ち、ピン孔２ｂにお
ける単心ファイバ４ａからの出射光を撮像カメラ５でモ
ニタすると共に、画像処理する。この測定と並行して、
前記Ｘ−Ｙステージを操作し、撮像カメラ５の光軸に単
心ファイバ４ａの中心を位置合わせし、図２に示すピン
孔２ｂにおける単心ファイバ４ａの中心位置Ｐ
L (ＸL ，ＹL ）を測定する。
単心フェルール４を夫々挿着し、光ファイバコネクタ１
をＸ−Ｙステージ（図示せず）に取付けて測定を行う。
この測定は、ピン孔２ｂ，２ｃ及び光ファイバ３の中心
の座標位置を求めるものである。即ち、ピン孔２ｂにお
ける単心ファイバ４ａからの出射光を撮像カメラ５でモ
ニタすると共に、画像処理する。この測定と並行して、
前記Ｘ−Ｙステージを操作し、撮像カメラ５の光軸に単
心ファイバ４ａの中心を位置合わせし、図２に示すピン
孔２ｂにおける単心ファイバ４ａの中心位置Ｐ
L (ＸL ，ＹL ）を測定する。
【００１５】次いで、再度、前記Ｘ−Ｙステージを操作
し、光ファイバコネクタ１を撮像カメラ５に対して微動
させる。これにより、撮像カメラ５の光軸に光ファイバ
３及びピン孔２ｃにおける単心ファイバ４ａの各中心位
置を順次位置合わせし、前記と同様にして、前記Ｘ−Ｙ
テーブルにより光ファイバ３の中心位置及びピン孔２ｃ
における単心ファイバ４ａの中心位置ＰR ( ＸR,
ＹR ）を測定する。
し、光ファイバコネクタ１を撮像カメラ５に対して微動
させる。これにより、撮像カメラ５の光軸に光ファイバ
３及びピン孔２ｃにおける単心ファイバ４ａの各中心位
置を順次位置合わせし、前記と同様にして、前記Ｘ−Ｙ
テーブルにより光ファイバ３の中心位置及びピン孔２ｃ
における単心ファイバ４ａの中心位置ＰR ( ＸR,
ＹR ）を測定する。
【００１６】ここで、単心フェルール４は、例えば、特
開昭６１−２２１６３２「単心光コネクタフェルール偏
心測定方式」に開示した方法によって、単心ファイバ４
ａの偏心を測定できるので、偏心量ｒR ，ｒL 及び偏心
方向θR ，θL は明らかである。従って、上記方法によ
り求めた各ピン孔２ｂ，２ｃにおける単心ファイバ４ａ
の中心位置ＰL ，ＰR に基づき、単心フェルール４にお
ける単心ファイバ４ａの偏心を補正したピン孔２ｂ，２
ｃの中心位置ＣL ( ＸCL,ＹCL) 及びＣR ( ＸCR,
ＹCR）を以下の式により求めることができる。
開昭６１−２２１６３２「単心光コネクタフェルール偏
心測定方式」に開示した方法によって、単心ファイバ４
ａの偏心を測定できるので、偏心量ｒR ，ｒL 及び偏心
方向θR ，θL は明らかである。従って、上記方法によ
り求めた各ピン孔２ｂ，２ｃにおける単心ファイバ４ａ
の中心位置ＰL ，ＰR に基づき、単心フェルール４にお
ける単心ファイバ４ａの偏心を補正したピン孔２ｂ，２
ｃの中心位置ＣL ( ＸCL,ＹCL) 及びＣR ( ＸCR,
ＹCR）を以下の式により求めることができる。
【００１７】ＸCL＝ＸL −ｒL ×cos θL ＹCL＝ＹL −ｒL ×sin θL ＸCR＝ＸR −ｒR ×cos θR ＹCR＝ＹR −ｒR ×sin θR よって、上記各式から、たとえ単心フェルール４におい
て単心ファイバ４ａの位置が偏心していても、ピン孔２
ｂ，２ｃの中心位置を求めることができる。そして、こ
れらの値から、両ピン孔２ｂ，２ｃの中心ＣL ，ＣR を
通る軸をＸ軸、ピン孔２ｂの中心ＣL （ＸCL, ＹCL）を
通り、Ｘ軸に直交する軸をＹ軸とすれば、光ファイバコ
ネクタ１における光ファイバ３の軸ずれ量Ｘ1 ，Ｙ1 が
求められる。
て単心ファイバ４ａの位置が偏心していても、ピン孔２
ｂ，２ｃの中心位置を求めることができる。そして、こ
れらの値から、両ピン孔２ｂ，２ｃの中心ＣL ，ＣR を
通る軸をＸ軸、ピン孔２ｂの中心ＣL （ＸCL, ＹCL）を
通り、Ｘ軸に直交する軸をＹ軸とすれば、光ファイバコ
ネクタ１における光ファイバ３の軸ずれ量Ｘ1 ，Ｙ1 が
求められる。
【００１８】ここで、光ファイバ３の軸ずれ量Ｘ1 ，Ｙ
1 を高精度に測定するためには、各単心フェルール４に
おける単心ファイバ４ａの偏心方向θR ，θL が０°あ
るいは１８０°、即ち、各ピン孔２ｂ，２ｃに単心フェ
ルール４を挿着したときに、各単心ファイバ４ａが、両
ピン孔２ｂ，２ｃの中心ＣL ，ＣR を通る軸上に位置す
ることが望ましい。これは、単心フェルール４における
単心ファイバ４ａの偏心方向が既知であっても、Ｘ−Ｙ
ステージ上に多心コネクタを固定する場合に、単心ファ
イバ４ａの偏心方向を正しい方向に一致させてセットす
ることが困難であり、多心コネクタをＸ−Ｙステージへ
固定した後、単心ファイバ４ａの偏心方向を調べる必要
があることによる。
1 を高精度に測定するためには、各単心フェルール４に
おける単心ファイバ４ａの偏心方向θR ，θL が０°あ
るいは１８０°、即ち、各ピン孔２ｂ，２ｃに単心フェ
ルール４を挿着したときに、各単心ファイバ４ａが、両
ピン孔２ｂ，２ｃの中心ＣL ，ＣR を通る軸上に位置す
ることが望ましい。これは、単心フェルール４における
単心ファイバ４ａの偏心方向が既知であっても、Ｘ−Ｙ
ステージ上に多心コネクタを固定する場合に、単心ファ
イバ４ａの偏心方向を正しい方向に一致させてセットす
ることが困難であり、多心コネクタをＸ−Ｙステージへ
固定した後、単心ファイバ４ａの偏心方向を調べる必要
があることによる。
【００１９】しかしながら、単心ファイバ４ａの偏心方
向が０°あるいは１８０°になるように単心フェルール
４をＸ−Ｙステージ上に固定することは可能である。こ
のためには、先ず、寸法の既知の多心コネクタを用意す
る。この多心コネクタは、特願平２−３３１０５２「光
ファイバコネクタの軸ずれ測定方法」で提案した方法
で、図３に示すように、予めピン孔２ｂ，２ｃ間の距離
Ｌ0 と光ファイバ３の軸ずれ量Ｘ0 ，Ｙ0 を正確に測定
しておく。
向が０°あるいは１８０°になるように単心フェルール
４をＸ−Ｙステージ上に固定することは可能である。こ
のためには、先ず、寸法の既知の多心コネクタを用意す
る。この多心コネクタは、特願平２−３３１０５２「光
ファイバコネクタの軸ずれ測定方法」で提案した方法
で、図３に示すように、予めピン孔２ｂ，２ｃ間の距離
Ｌ0 と光ファイバ３の軸ずれ量Ｘ0 ，Ｙ0 を正確に測定
しておく。
【００２０】次に、この多心コネクタに関し、各単心フ
ェルール４の任意の偏心方向でピン孔２ｂ，２ｃ間の距
離Ｌn 及び光ファイバ３の軸ずれ量Ｘn ，Ｙn を測定す
る。このとき、多心コネクタに関する正しい寸法値はＬ
0 ，Ｘ0 ，Ｙ0 であるから、光ファイバ３の軸ずれ量Ｙ
n の値に注目すると、単心フェルール４の偏心方向が０
°あるいは１８０°、即ち、各単心ファイバ４ａが両ピ
ン孔中心ＣL ，ＣR を通る軸上に位置していれば、Ｙn
はＹ0 と測定許容誤差の範囲内で一致（Ｙn ＝Ｙ0 ）す
る。
ェルール４の任意の偏心方向でピン孔２ｂ，２ｃ間の距
離Ｌn 及び光ファイバ３の軸ずれ量Ｘn ，Ｙn を測定す
る。このとき、多心コネクタに関する正しい寸法値はＬ
0 ，Ｘ0 ，Ｙ0 であるから、光ファイバ３の軸ずれ量Ｙ
n の値に注目すると、単心フェルール４の偏心方向が０
°あるいは１８０°、即ち、各単心ファイバ４ａが両ピ
ン孔中心ＣL ，ＣR を通る軸上に位置していれば、Ｙn
はＹ0 と測定許容誤差の範囲内で一致（Ｙn ＝Ｙ0 ）す
る。
【００２１】従って、Ｙ軸方向の軸ずれ量Ｙn とＹ0 と
が一致するように各単心フェルール４をピン孔２ｂ，２
ｃに挿着した状態で回転すれば、単心ファイバ４ａの偏
心方向が０°あるいは１８０°になるように、多心コネ
クタをＸ−Ｙステージ上に固定することができ、単心フ
ェルール４の単心ファイバ４ａに関する正しい偏心方向
を決めることができる。
が一致するように各単心フェルール４をピン孔２ｂ，２
ｃに挿着した状態で回転すれば、単心ファイバ４ａの偏
心方向が０°あるいは１８０°になるように、多心コネ
クタをＸ−Ｙステージ上に固定することができ、単心フ
ェルール４の単心ファイバ４ａに関する正しい偏心方向
を決めることができる。
【００２２】このようにして一度偏心方向を決めた単心
フェルール４は動かさず、続けて寸法を知りたいコネク
タを測定すると、単心ファイバ４ａの偏心量及び偏心方
向が正確にわかっているので、光ファイバ３の軸ずれ量
Ｘ，Ｙを高精度に測定することができる。尚、上記実施
例においては、光ファイバ３が単心ファイバの場合につ
いて説明したが、多心ファイバの場合であっても適用で
きる。かかる場合には、上記実施例と同様に一方のピン
孔の偏心中心を基準とし、順次、各光ファイバに関して
位置測定を行えばよい。
フェルール４は動かさず、続けて寸法を知りたいコネク
タを測定すると、単心ファイバ４ａの偏心量及び偏心方
向が正確にわかっているので、光ファイバ３の軸ずれ量
Ｘ，Ｙを高精度に測定することができる。尚、上記実施
例においては、光ファイバ３が単心ファイバの場合につ
いて説明したが、多心ファイバの場合であっても適用で
きる。かかる場合には、上記実施例と同様に一方のピン
孔の偏心中心を基準とし、順次、各光ファイバに関して
位置測定を行えばよい。
【００２３】また、光ファイバ３は、フェルール２に固
定した場合について説明したが、フェルール２のファイ
バ孔に仮付けした状態であってもよいことは言うまでも
ない。
定した場合について説明したが、フェルール２のファイ
バ孔に仮付けした状態であってもよいことは言うまでも
ない。
【００２４】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
光ファイバコネクタの軸ずれ測定方向によれば、光ファ
イバコネクタにおけるピン孔の中心を基準とし、ピン孔
に挿着した単心フェルールにおける単心ファイバの偏心
量を補正して測定することができるので、光ファイバコ
ネクタにおける光ファイバの軸ずれ量を高精度に測定す
ることができる。
光ファイバコネクタの軸ずれ測定方向によれば、光ファ
イバコネクタにおけるピン孔の中心を基準とし、ピン孔
に挿着した単心フェルールにおける単心ファイバの偏心
量を補正して測定することができるので、光ファイバコ
ネクタにおける光ファイバの軸ずれ量を高精度に測定す
ることができる。
【図１】本発明方法を実施する際の光ファイバコネクタ
と撮像カメラの配置を示す配置図である。
と撮像カメラの配置を示す配置図である。
【図２】本発明方法に基づく軸ずれ量の求め方を示す説
明図である。
明図である。
【図３】単心フェルールにおける光ファイバの偏心が０
°あるいは１８０°の場合の軸ずれ量の求め方を示す説
明図である。
°あるいは１８０°の場合の軸ずれ量の求め方を示す説
明図である。
１ 光ファイバコネクタ ２ フェルール ３ 光ファイバ ４ 単心フェルール ４ａ 単心ファイバ
Claims (1)
- 【請求項１】 光ファイバの一端に取付けられるフェル
ールと、該フェルールの前記光ファイバの両側に形成さ
れるピン孔とを備えた光ファイバコネクタの、前記各ピ
ン孔に、少なくとも0.１μｍ以上の偏心のある、偏心量
及び偏心方向が既知で、光ファイバが取付けられた単心
フェルールを夫々挿着し、 前記光ファイバコネクタの光ファイバ中心の位置と、前
記各単心フェルールの光ファイバ中心の位置を夫々測定
し、その測定値に前記単心フェルールの光ファイバの偏
心を考慮した補正を施すことで、前記光ファイバコネク
タにおける前記ピン孔中心を基準とした光ファイバの軸
ずれ量を求めることを特徴とする光ファイバコネクタの
軸ずれ測定方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3247993A JPH0587673A (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 光フアイバコネクタの軸ずれ測定方法 |
| KR1019910021290A KR960001997B1 (ko) | 1990-11-26 | 1991-11-26 | 광커넥터의 치수측정방법 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3247993A JPH0587673A (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 光フアイバコネクタの軸ずれ測定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0587673A true JPH0587673A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17171600
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3247993A Pending JPH0587673A (ja) | 1990-11-26 | 1991-09-26 | 光フアイバコネクタの軸ずれ測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0587673A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014009956A (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-20 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ファイバ測定方法 |
-
1991
- 1991-09-26 JP JP3247993A patent/JPH0587673A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014009956A (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-20 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ファイバ測定方法 |
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