JPH0586039U - 軸継手 - Google Patents
軸継手Info
- Publication number
- JPH0586039U JPH0586039U JP3391892U JP3391892U JPH0586039U JP H0586039 U JPH0586039 U JP H0586039U JP 3391892 U JP3391892 U JP 3391892U JP 3391892 U JP3391892 U JP 3391892U JP H0586039 U JPH0586039 U JP H0586039U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- shaft coupling
- flanges
- plastic
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸線方向及びねじり方向共に剛性大で、ダン
ピング効果も期待できる軸継手を提供する。 【構成】 軸継手の両側の金属製フランジ1bと2bの
中間に、強度が十分で、ダンピング効果も大きいプラス
チック材料製の緩衝リング17を介在させた状態で、同
じくプラスチック材料製のボルト3aを使用して両フラ
ンジを締結し、金属製フランジ同士が直接接触すること
なくトルクを伝達する構成である。
ピング効果も期待できる軸継手を提供する。 【構成】 軸継手の両側の金属製フランジ1bと2bの
中間に、強度が十分で、ダンピング効果も大きいプラス
チック材料製の緩衝リング17を介在させた状態で、同
じくプラスチック材料製のボルト3aを使用して両フラ
ンジを締結し、金属製フランジ同士が直接接触すること
なくトルクを伝達する構成である。
Description
【0001】
この考案は一般に軸継手に関し、特にプラスチック製のボルトと緩衝中間リン グを使用する改良された軸継手に関する。
【0002】
従来、一軸から他軸へトルクを伝達する軸継手は、次の三方式、即ち(イ)直 接ボルト(金属製)締結方式、(ロ)金属製ユニバーサルジョイント(コイルば ね状)方式、(ハ)ゴムカップリング方式、に大別される。 上記の三方式中の(イ)は、図2に示すように、フランジ1とフランジ2とを 対向させて円周方向に配置された複数個の金属製ボルト3及びナット4(又はフ ランジ2に雌ねじを設ける)により締結し、それぞれのフランジに設けたキー溝 5,6にキー(図示せず)を挿入して止めボルト7と8とで固定して、それぞれ の軸(図示せず)と一体に回転するように結合されている。 (ロ)の方式は図3に示すように、スリーブ9,10のそれぞれの一端部に、 密着コイルばね11がねじ込まれる螺旋溝12と13とが設けられ、圧縮コイル ばね11がねじ込まれた後、溶接などで固着され、一方スリーブ9,10の他端 部にキー溝5a,6bが設けられて軸(図示せず)と結合される点は(イ)と同 様である。 (ハ)は、図4に示すように、フランジ1aと2aとを結合するに当り、複数 個の金属製ピン14をフランジ2bの管状ゴム15を備えた穴16に押込むこと により結合するのであるが、キー溝5b,6bにより軸と係合する点は、前記の (イ)とが同様である。
【0003】
上記の継手には、それぞれ、下記のような特徴及び欠点を有する。 (イ)は、最も基本的な軸継手で剛性的結合が可能であり剛性は大きいが、ダ ンピング効果は少ない。 (ロ)は、軸芯のズレが吸収できるフレキシブルな継手であるが、剛性特に軸 線方向の剛性が小さい。 (ハ)は、軸芯のズレが吸収でき、且つダンピング効果が大きい継手であるが 剛性が小さい。
【0004】
本考案では、プラスチック製のボルト及びリングを介してトルクを伝達する継 手構造とすることにより軸線方向及びねじり方向共に剛性が大で、且つダンピン グ効果が期待できる軸継手を提供することを目的とする。
【0005】
本考案による軸継手の両フランジ間のはめあい部は、すきまばめであり芯出し が容易で、両フランジの間には緩衝部材としてプラスチック製のリングが挟み込 まれ、両フランジをプラスチック製のボルトで締結しているので、金属−金属間 の力の伝達はなく、ボルト及びリングは強度が大で、しかもダンピング効果が大 きいプラスチック材料で作られているので、剛性が十分でねじり振動も少く、し かも緩衝効果が得られる。
【0006】
図1は、本考案による軸継手の一実施例を示すもので、図中の(A)は軸継手 の半体切断側面図を示すもので、フランジ1bと2bのはめあい部Aは、すきま ばめで、両フランジ1b,2bの間には、図中の(B)に示す環状のプラスチッ ク製のリング17が挟み込まれて、両フランジ1b,2bは複数個の(この例で は6個)のプラスチック製ボルト3aで締結されている。 キー溝5c,6cを使用して、図示しない軸と結合する点は、前述の図2と同 様である。尚、図1(B)に示した環状のリング17の代りに、図1(C)に示 したように、各ボルト3aごとに小さいリング17aを使用することもできる。
【0007】
【考案の効果】 金属製フランジが、金属−金属の直接接触することがなく、剛性が十分に大で 且つダンピング効果の大きいプラスチック材料を介してトルク伝達が行われるた め、振動成分は吸収され、滑らかなトルク伝達が得られる。 尚、プラスチックのヤング率は通常、金属に比較して小さいが、リングの板厚 が小さいために、系全体としての剛性は左程低下しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1つの実施例としての軸継手を示すも
ので、(A)は半体切断側面図で、(B)は(A)に使
用されるリングの平面図で、(C)は本考案の別の実施
例として各ボルトごとに使用されるリングの平面図であ
る。
ので、(A)は半体切断側面図で、(B)は(A)に使
用されるリングの平面図で、(C)は本考案の別の実施
例として各ボルトごとに使用されるリングの平面図であ
る。
【図2】従来の直接ボルト(金属製)締結方式軸継手の
半体切断側面図である。
半体切断側面図である。
【図3】従来のコイルばね方式ユニバーサルジョイント
軸継手の側断面図である。
軸継手の側断面図である。
【図4】従来のゴムカップリング方式軸継手の半体側断
面図である。
面図である。
1b,2b フランジ 3a ボルト 17,17a リング
Claims (3)
- 【請求項1】 一方の軸から他方の軸へトルクを伝達す
る軸継手において、前記の軸の双方のフランジの間に、
プラスチック製リングが介在され、前記双方のフランジ
が複数個のプラスチック製ボルトにより締結されてトル
クが伝達されるようになっていることを特徴とする軸継
手。 - 【請求項2】 前記プラスチック製リングが、前記双方
のフランジの締結面に接触する1枚の環状リングである
ことを特徴とする請求項1記載の軸継手。 - 【請求項3】 前記プラスチック製リングが、前記複数
個のプラスチック製ボルトの、それぞれの外周を囲んで
円周方向に間隔を保って複数個配置されることを特徴と
する請求項1記載の軸継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3391892U JPH0586039U (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 軸継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3391892U JPH0586039U (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 軸継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0586039U true JPH0586039U (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=12399905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3391892U Pending JPH0586039U (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | 軸継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0586039U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020060308A (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-16 | 株式会社デンソー | 膨張弁 |
-
1992
- 1992-04-24 JP JP3391892U patent/JPH0586039U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020060308A (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-16 | 株式会社デンソー | 膨張弁 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5545090A (en) | Shaft coupling with ring-shaped parallel membranes | |
US4548591A (en) | Double universal joint with an elastically yieldable torque transmitting element | |
JP4143741B2 (ja) | ドライブ・ライン・アセンブリ | |
JP4616474B2 (ja) | 2軸のトルク伝達の連結のためのねじり剛性を有し遊びがない金属製ベローズ型可撓性カップリング | |
JPH0217727B2 (ja) | ||
JPH0554567B2 (ja) | ||
JPS59172627U (ja) | 車両用のトランスミツシヨン装置 | |
JPS62233541A (ja) | クランプ結合構造 | |
US4943261A (en) | Flexible shaft coupling having flexible elements interspersed between alternating attachment wedges | |
JPH0586039U (ja) | 軸継手 | |
US3328058A (en) | Shaft coupling | |
JP2019090441A (ja) | ダイアフラムカップリング | |
JPS6023527Y2 (ja) | クランプ | |
JP2560554Y2 (ja) | プロペラシャフト | |
JPH06221339A (ja) | 回転伝動軸用軸継手 | |
KR102209950B1 (ko) | 협소한 설치공간용 광각 유니버설 조인트 장치 | |
JPH0422111Y2 (ja) | ||
JPH06100233B2 (ja) | たわみ軸継手 | |
JP3883380B2 (ja) | 車両用軸継手 | |
JPH03320A (ja) | たわみ継手 | |
JP2852670B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
US4457736A (en) | Flexible couplings | |
JPH0768980B2 (ja) | 板ばねカップリング | |
JPS5817216A (ja) | 変速機の軸を変速機の継手要素に接続するための弾性的に支持された接続ユニツト | |
JPH0545845Y2 (ja) |