JPH0585921A - 毛髪処理剤 - Google Patents

毛髪処理剤

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JPH0585921A
JPH0585921A JP27041191A JP27041191A JPH0585921A JP H0585921 A JPH0585921 A JP H0585921A JP 27041191 A JP27041191 A JP 27041191A JP 27041191 A JP27041191 A JP 27041191A JP H0585921 A JPH0585921 A JP H0585921A
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silicone
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Masato Yoshioka
正人 吉岡
Takashi Adachi
敬 安達
Naoko Urayama
直子 浦山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 毛髪を保護し、毛髪の潤いと艶を長時間保た
せる毛髪処理剤を提供する。 【構成】 動物性タンパク誘導ペプチドの第4級アンモ
ニウム誘導体と、カチオン性界面活性剤と、シリコーン
とを含有させて毛髪処理剤を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘアーリンス、ヘアー
コンディショナー、ヘアートリートメントなどの毛髪処
理剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ヘアーリンス、ヘアーコンディシ
ョナー、ヘアートリートメントなどの毛髪処理剤は、カ
チオン性界面活性剤とシリコーンとを併用してカチオン
性界面活性剤で毛髪を柔軟にし、毛髪のくし通り性を改
善し、帯電を防止し、シリコーンで毛髪の表面を滑らか
にし、毛髪に艶を付与し、くし通しによる枝毛の発生を
防止するようにしていた(たとえば、特開昭63−22
2109号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような工夫だけでは、毛髪の表面物性が改質されるだけ
あって、洗髪により毛髪のタンパク成分が溶出して毛髪
の損傷が生じ、また、それに伴って毛髪の保湿性が低下
したり、毛髪がパサツクようになったときに、それらを
解消することができない。
【0004】したがって、本発明は、洗髪による毛髪の
損傷や保湿性の低下、パサツキの発生をも解消すること
ができる毛髪処理剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、動物性タンパ
ク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体と、カチオ
ン性界面活性剤と、シリコーンとを毛髪処理剤に含有さ
せることによって、上記目的を達成したものである。
【0006】すなわち、動物性タンパク誘導ペプチドの
第4級アンモニウム誘導体が毛髪を保護し、毛髪内部に
浸透して毛髪の保湿性を高め、毛髪の潤いと艶を長時間
保たせると共に、毛髪へのカチオン性界面活性剤の過剰
吸着を防ぐので、カチオン性界面活性剤の過剰吸着によ
る毛髪の損傷を防止する。
【0007】そして、毛髪中に浸透して、保湿性を保っ
ている動物性タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニウ
ム誘導体をシリコーンやカチオン性界面活性剤の被膜に
よって覆い、その流出を防止するので、動物性タンパク
誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体が洗髪などに
よって失われることなく、長期間毛髪を保護し、かつ毛
髪の保湿性が長期間保たれる。
【0008】カチオン性界面活性剤は、上記作用以外
に、その本来の作用をし、毛髪に吸着して毛髪を柔軟に
し、毛髪のくし通り性を改善し、かつ毛髪の帯電を防止
する。また、シリコーンは、毛髪の表面を滑らかにし、
毛髪に艶、光沢を与え、毛髪のくり通り性を改善すると
ともに、くし通しによる枝毛の発生を防止する。
【0009】本発明においては、上記のように動物性タ
ンパク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体、カチ
オン性界面活性剤およびシリコーンを必須成分として毛
髪処理剤に含有させるが、これらについて詳しく述べる
と、以下の通りである。
【0010】まず、動物性タンパク誘導ペプチドの第4
級アンモニウム誘導体としては、次の一般式(I)で表
されるものが挙げられる。 一般式(I):
【0011】
【化2】
【0012】〔式中、R1 、R2 、R3 は、R1 〜R3
のうち1個もしくは2個が炭素数8〜20のアルキル基
または炭素数8〜20のアルケニル基で、残りは炭素数
1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキ
ル基またはベンジル基である。Aは炭素数2〜3のアル
キレンまたは炭素数2〜3のヒドロキシアルキレンで、
4 はペプチドを構成するアミノ酸の側鎖であり、nは
2〜30である〕で表される動物性タンパク誘導の第4
級アンモニウム誘導体。
【0013】上記一般式(I)で表される動物性タンパ
ク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体におけるペ
プチドとしては、天然産の動物性タンパク、たとえばコ
ラーゲンまたはその変性物であるゼラチン、ケラチン、
絹(シルク)、カゼイン、卵黄、卵白などから得られる
タンパクなどを、たとえば酸、アルカリ、酵素などで加
水分解することによって得られる。
【0014】また、上記一般式(I)において、その側
鎖がR4 で示されるアミノ酸としては、アラニン、グリ
シン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、フ
ェニルアラニン、チロシン、セリン、トレオニン、メチ
オニン、アルギニン、ヒスチジン、リシン、アスパラギ
ン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、シス
チン、トリプトファン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキ
シリシン、O−ホスホセリンなどが挙げられる。
【0015】代表的なペプチドについて、そのアミノ酸
の組成比の分析例を示すと表1〜表3の通りである。た
だし、通常、タンパク質のアミノ酸分析にあたっては、
アミノ酸分析を行う前に試料の完全加水分解を6N塩酸
を用いて行うので、その完全加水分解によってアスパラ
ギンとグルタミンのアミド結合は加水分解されてそれぞ
れアスパラギン酸とグルタミン酸になり、またO−ホス
ホセリンはセリンになる。
【0016】そのため、表1〜表3では、アスパラギ
ン、グルタミン、O−ホスホセリンなどはそれぞれアス
パラギン酸、グルタミン酸、セリンに加算されて表示さ
れており、また、トリプトファンは加水分解によって分
解し消失するため、定量することができず、したがって
表1〜表3には表示されていない。また、シスチンはハ
ーフシスチンの量として表示する。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】上記のように、一般式(I)で表される動
物性タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体
のペプチドは、天然産の動物性タンパク、たとえばコラ
ーゲンまたはその変性物のゼラチン、ケラチン、絹、カ
ゼイン、卵黄、卵白から得られるタンパクなどを酸、ア
ルカリ、酵素などで加水分解することによって得られる
が、その加水分解に際して、添加する酸、アルカリ、酵
素の量、反応温度、反応時間などを適宜選択することに
よって、得られる動物性タンパク誘導ペプチドのnの値
を2〜30、すなわち分子量で約200〜約4500の
好ましいものにすることができる(nの値が小さいとき
は、たまたま分子量の小さいアミノ酸がならんでいて、
n=2の時に分子量が約200になることがあるが、n
の値が大きいときは、分子量の小さいアミノ酸ばかりが
ならんでいることは考えられず、分子量の大きいアミノ
酸も入ってくるので、n=30のときに分子量が約45
00になることがある)。
【0021】動物性タンパクの酸加水分解に際しては、
たとえば塩酸、硫酸、リン酸、硝酸、臭化水素酸などの
無機酸、酢酸、ギ(蟻)酸などの有機酸が用いられる。
【0022】アルカリ加水分解に際しては、たとえば水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水
酸化バリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リ
チウムなどの無機アルカリが用いられる。
【0023】また、酵素による加水分解に際しては、た
とえばペプシン、プロクターゼA、プロクターゼBなど
の酸性タンパク分解酵素、パパイン、ブロメライン、サ
ーモライシン、トリプシン、プロナーゼ、キモトリプシ
ンなどの中性ないしアルカリ性タンパク分解酵素が使用
される。また、スブチリシン、スタフィロコッカスプロ
テアーゼなどの菌産性の中性ないしアルカリ性タンパク
分解酵素も使用できる。
【0024】前記の一般式(I)で表される動物性タン
パク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体は、上記
のような加水分解によって得られた動物性タンパク誘導
ペプチドの末端のアミノ基を4級化したものであって、
その第4級化により、毛髪に吸着する性質がより高めら
れていて、動物性タンパク誘導ペプチドの作用をより一
層顕著に発揮する。
【0025】このような一般式(I)で表される動物性
タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体の具
体例としては、たとえば、動物性タンパク誘導ペプチド
のカプリリールジメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプ
ロピル誘導体、カプリルジメチルアンモニオ−2−ヒド
ロキシプロピル誘導体、ラウリルジメチルアンモニオ−
2−ヒドロキシプロピル誘導体、ミリスチルジメチルア
ンモニオ−2−ヒドロキシプロピル誘導体、ヤシ油アル
キルジメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピル誘導
体、パルミチルジメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプ
ロピル誘導体、ステアリルジメチルアンモニオ−2−ヒ
ドロキシプロピル誘導体、オレイルジメチルアンモニオ
−2−ヒドキシプロピル誘導体、ベンジルジメチルアン
モニオ−2−ヒドロキシプロピル誘導体などが挙げられ
る。
【0026】そして、この動物性タンパク誘導ペプチド
の第4級アンモニウム誘導体は、毛髪を保護し、毛髪の
保湿性を高めるとともに、毛髪へのカチオン性界面活性
剤の過剰吸着を防止するものであるが、この動物性タン
パク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体の毛髪処
理剤中での含有量としては、0.5〜5重量%、特に
0.5〜2重量%の範囲にするのが好ましい。
【0027】つまり、動物性タンパク誘導ペプチドの第
4級アンモニウム誘導体の毛髪処理剤中での含有量が上
記範囲より少ない場合は、毛髪を保護したり、毛髪の保
湿性を高めたり、カチオン性界面活性剤の過剰吸着を防
止する効果を充分に発揮することができず、また動物性
タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体の毛
髪処理剤中での含有量が上記範囲より多くなっても効果
の増加が見られず、毛髪上に残存して毛髪がベトツクお
それがある。
【0028】カチオン性界面活性剤は、毛髪に吸着して
毛髪を柔軟にし、毛髪のくし通り性を改善し、毛髪の帯
電を防止すると共に、毛髪上に被膜を形成して、毛髪中
に浸透した動物性タンパク誘導ペプチドの第4級アンモ
ニウム誘導体などによって失われるのを防止して、動物
性タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体の
有する保湿性を長期間保たせ、毛髪の潤いが長期間保た
れるようにする。
【0029】このようなカチオン性界面活性剤の具体例
としては、たとえば塩化ステアリルトリメチルアンモニ
ウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化セトス
テアリルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルビス
(ジエチレングリコール)ヒドロキシエチルアンモニウ
ム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、臭化ジステ
アリルジメチルアンモニウム、塩化トリ〔ポリオキシエ
チレン(5EO)〕ステアリルアンモニウム(なお、E
Oはエチレンオキサイドで、EOの前の数値はエチレン
オキサイドの付加モル数を示す)、塩化ステアリルジメ
チルベンジルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルア
ンモニウム、ヨウ化セチルトリメチルアンモニウム、塩
化レイルベンジルジメチルアンモニウム、塩化オレイル
ビス〔ポリオキシエチレン(15EO)〕メチルアンモ
ニウム、アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキ
ルジメチルアンモニウム塩、塩化ポリオキシプロピレン
メチルジエチルアンモニウム、塩化ミンク油脂肪酸アミ
ドプロピルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム、塩
化γ−グルコンアミドプロピルジメチルヒドロキシアン
モニウム、アルキルピリジニウム塩などが挙げられる。
【0030】これらのカチオン性界面活性剤は、それぞ
れ単独で用いることができるし、また2種以上混合して
用いることができる。
【0031】そして、これらのカチオン性界面活性剤の
毛髪処理剤中の含有量としては、0.2〜5重量%、特
に0.5〜2重量%の範囲が好ましい。つまり、カチオ
ン性界面活性剤の毛髪処理剤中での含有量が上記範囲よ
り少ない場合は、それらの効果を充分に発揮することが
できず、また、カチオン性界面活性剤の毛髪処理剤中で
の含有量が上記範囲より多くなると、毛髪に吸着する量
が多くなりすぎ、毛髪を極端に柔軟にするなど、感触上
不都合が生じる上に、毛髪タンパク成分の溶出や毛髪の
保湿性の低下、毛髪のパサツキなどが生じるおそれがあ
る。
【0032】シリコーンは、毛髪の表面をなめらかに
し、毛髪に艶、光沢を与え、毛髪のくし通り性を改善
し、くし通しによる枝毛の発生を防止すると共に、カチ
オン性界面活性剤同様に毛髪上に被膜を形成して、毛髪
中に浸透した動物性タンパク誘導ペプチドの第4級アン
モニウム誘導体が洗髪などによって失われるものを防止
して、動物性タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニウ
ム誘導体の有する保湿性を長期間保たせ、毛髪の潤いが
長期間保たれるようにする。
【0033】このようなシリコーンとしては、たとえば
鎖状ジメチルポリシロキサン、鎖状メチルフェニルポリ
シロキサン、環状シリコーン、シリコーン樹脂、ポリエ
ーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、第4級
アンモニウム変性シリコーンなどが挙げられる。
【0034】鎖状ジメチルポリシロキサンの具体例とし
ては、たとえばヘキサメチルジシロキサン、オクタメチ
ルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ヘキ
サデカメチルヘプタシロキサン、ジメチルポリシロキサ
ンなどが挙げられる。
【0035】環状シリコーンの具体例としては、たとえ
ばオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシ
クロペンタシロキサン、テトラデカメチルシクロヘプタ
シロキサンなどが挙げられる。
【0036】シリコーン樹脂の具体例としては、たとえ
ば高分子量のジメチルポリシロキサン、高分子量のメチ
ルフェニルポリシロキサン、トーレシリコーン社製SH
5500、東芝シリコーン社製TSA750などが挙げ
られる。
【0037】また、ポリエーテル変性シリコーンの具体
例としては、たとえばジメチルシロキサン・メチル(ポ
リオキシエチレン)シロキサン共重合体(トーレシリコ
ーン社製SH3771C、SH3772C、SH377
3C、SH3775C、SH3746、東芝シリコーン
社製TSF4440、TSF4445、TSF444
6)、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレ
ン)シロキサン・メチル(ポリオキシプロピレン)シロ
キサン共重合体(トーレシリコーン社製SH3748、
SH3749、東芝シリコーン社製TSF4452、信
越シリコーン社製KF351A、KF352A、KF3
53A、KF610A)、ジメチルシロキサン・メチル
(ポリオキシプロピレン)シロキサン共重合体(東芝シ
リコーン社製TSF4460)などが挙げられる。
【0038】アミノ変性シリコーンの具体例としては、
たとえばトーレシリコーン社製SM8702C、信越シ
リコーン社製KF393、KF857〜865、KF8
67などの商品名で市販されているアミノ変性シリコー
ンが挙げられる。
【0039】さらに、第4級アンモニウム変性シリコー
ンの具体例としては、たとえばゴールドシュミット社製
ABIL9905、ユニオンカーバイト社製UCAR
SILICONE ALE56などの商品名で市販され
ている第4級アンモニウム変性シリコーンなどが挙げら
れる。
【0040】これらのシリコーンはそれぞれ単独で用い
ることができるし、また2種以上混合して用いることが
できる。
【0041】そして、このシリコーンの毛髪処理剤での
含有量としては、0.2〜5重量%、特に0.5〜2重
量%の範囲が好ましい。つまり、シリコーンの毛髪処理
剤中での含有量が上記範囲より少ない場合は、シリコー
ンの効果が充分に発揮されず、またシリコーンの毛髪処
理剤中での含有量が上記範囲より多くなっても、効果の
増加がみられず、動物性タンパク誘導ペプチドの第4級
アンモニウム誘導体の効果を損なうことになるからであ
る。
【0042】本発明の毛髪処理剤は、上記動物性タンパ
ク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体、カチオン
性界面活性剤およびシリコーンを必須成分とし、これら
を水または水に適宜溶剤などを加えた液に含有させるこ
とによって調製されるが、これらの必須成分以外にも本
発明の効果を損なわない範囲で油分、活性剤など他の成
分を添加することができる。
【0043】そのような成分としては、たとえばラウリ
ル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸エタノールアミン、
ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノール
アミンなどのアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレン (2
EO) ラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポ
リオキシエチレン (3EO) アルキル (炭素数11〜1
5のいずれかまたは2種以上の混合物) エーテル硫酸ナ
トリウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸塩、ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム
【0044】、ラウリルベンゼンスルホン酸トリエタノ
ールアミンなどのアルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリ
オキシエチレン (3EO) トリデシルエーテル酢酸ナト
リウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸
塩、ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム、ラウロイルサ
ルコシントリエタノールアミン、ラウロイルメチル−β
−アラニンナトリウム、ラウロイル−L−グルタミン酸
ナトリウム、ラウロイル−L−グルタミン酸トリエタノ
ールアミン、ヤシ油脂肪酸−L−グルタミン酸ナ
【0045】トリウム、ヤシ油脂肪酸−L−グルタミン
酸トリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸メチルタウリン
ナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウムなど
のN−アシルアミノ酸塩、エーテル硫酸アルカンスルホ
ン酸ナトリウム、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナト
リウム、ウンデシレノイルアミドエチルスルホコハク酸
二ナトリウム、オクチルフェノキシジエトキシエチルス
ルホン酸ナトリウム、オレイン酸アミドスルホコハク酸
二ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリ
【0046】ウム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウ
ム、ポリオキシエチレンアルキル(炭素数12〜15)
エーテルリン酸(8〜10EO)ポリオキシエチレンオ
レイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレン
セチルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレン
スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ポリオキシエチ
レンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ラウリルスル
ホ酢酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリウ
ム、ウンデシノイル加水分解コラーゲンナトリウム
【0047】加水分解コラーゲンのナトリウム、カリウ
ム、トリエタノールアミンなどの塩類などのアニオン性
界面活性剤、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N
−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ウンデ
シルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタインナトリウ
ム、ウンデシル−N−ヒドロキシエチル−N−カルボキ
シメチルイミダゾリニウムベタイン、ステアリルジヒド
ロキシエチルベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸
ベタイン、ヤシ油アルキルベタイン、ヤシ油脂肪
【0048】酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油アルキ
ル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミ
ダゾリニウムベタインナトリウム、ヤシ油アルキル−N
−カルボキシエトキシエチル−N−カルボキシエチルイ
ミダゾリニウムジナトリウムヒドロキシド、ヤシ油アル
キル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシ
メチルイミダゾリニウムジナトリウムラウリル硫酸、N
−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル・DL−
ピロリドンカルボン酸塩などの両性界面活性剤、
【0049】ポリオキシエチレンアルキル(炭素数12
〜14)エーテル (7EO) 、ポリオキエチレンオクチ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエー
テル、ポリオキシエチレンオレイン酸グリセリル、ポリ
オキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレ
ンセチルエーテル、ポリオキシエチレンセチルステアリ
ルジエーテル、ポリオキシエチレンソルビトール・ラノ
リン (40EO) 、ポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
【0050】レンセチルエーテル、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル、ポ
リオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリ
ンアルコール、ポリオキシプロピレンステアリルエーテ
ルなどのノニオン性界面活性剤、カチオン化セルロー
ス、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース、ポリ (塩
化ジアリルジメチルアンモニウム) 、ポリビニルピロリ
ドン、ポリエチレンイミンなどのカチオン性ポリマー、
両性ポリマー、アニオン性ポリマーなどの合成ポリ
【0051】マー、イソステアリン酸ジエタノールアミ
ド、ウンデシレン酸モノエタノールアミド、オレイン酸
ジエタノールアミド、牛脂肪酸モノエタノールアミド、
硬化牛脂肪酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエタ
ノールアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミ
ド、ステアリン酸モノエタノールアミド、ミリスチン酸
ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸エタノールアミド、
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸イソプロ
パノールアミド、ラウリン酸エタノールアミド、
【0052】ラウリン酸ジエタノールアミド、ラノリン
脂肪酸ジエタノールアミドなどの増粘剤、ワックス、パ
ラフィン、脂肪酸エステル、グリセライド、動植物油な
どの油脂類、動植物抽出物、コラーゲン、ケラチン、シ
ルク、カゼイン、大豆、小麦などの動植物由来のタンパ
ク質の加水分解ペプチド類やそのペプチドエステル誘導
体類、動植物由来のタンパク質加水分解ペプチドのN−
第4級アンモニウム誘導体類でトリメチルアンモニオ−
2−ヒドロキシプロピル誘導体、トリエチルアン
【0053】モニオ−2−ヒドロキシプロピル誘導体、
ジエチルメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピル誘
導体などアルキル鎖が1〜7の第4級アンモニウム誘導
体、ポリサッカライドまたはその誘導体、プロピレング
リコール、1,3−ブチレングリコール、エチレングリ
コール、グリセリン、ポリエチレングリコールなどの湿
潤剤、エタノール、メタノール、プロピルアルコール、
イソプロピルアルコールなどの低級アルコール類、セチ
ルアルコール、ステアリルアルコール、オレイル
【0054】アルコール、ベヘニルアルコールなどの高
級アルコール類、L−アスパラギン酸、L−アスパラギ
ン酸ナトリウム、DL−アラニン、L−アルギニン、グ
リシン、L−グルタミン酸、L−システイン、L−スレ
オニンなどのアミノ酸などを挙げることができる。
【0055】
【発明の効果】本発明の毛髪処理剤は、毛髪を保護し、
毛髪の潤いと艶を長期間保たせる。特に動物性タンパク
誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体が、損傷や保
湿性の低下などが生じやすい状況下にある毛髪に対して
も、毛髪を保護し、毛髪の潤いと艶を長期間保たせると
いう顕著な効果を発揮する。また、含有するカチオン性
界面活性剤やシリコーンが毛髪を柔軟にし、毛髪の表面
をなめらかにし、毛髪のくし通り性を改善し、毛髪に
艶、光沢を付与し、くし通しによる枝毛の発生を防止
し、毛髪の帯電を防止する。
【0056】上記からも明らかなように、本発明の毛髪
処理剤は、毛髪を保護し、毛髪の状態を改善し、かつ毛
髪の良好な状態を長期間維持させるものであり、本発明
の毛髪処理剤には、そのような目的で使用されるヘアー
リンス、ヘアークリーム、ヘアーコンディショナー、ヘ
アートリートメント、ヘアートリートメントムース剤、
ヘアーコンディショナームース剤などが含まれる。
【0057】
【実施例】つぎに実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明する。
【0058】実施例1および比較例1〜3 表4〜表5に示す組成の4種類の毛髪処理剤(ヘアーリ
ンス)を調製し、それぞれの毛髪処理剤をシャンプーで
洗浄した毛髪に使用して、毛髪のまとまりやすさ、潤
い、艶、くし通り性を調べた。表4には実施例1および
比較例1の毛髪処理剤の組成を示し、表5には比較例2
〜3の毛髪処理剤の組成を示す。
【0059】実施例1においては、動物性タンパク誘導
ペプチドの第4級アンモニウム誘導体としてN−(3−
ヤシ油アルキルジメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプ
ロピル)コラーゲン誘導ペプチド(n=5)が用いられ
ており、カチオン性界面活性剤としては塩化ステアリル
ジメチルベンジルアンモニウムおよび塩化γ−グルコン
アミドプロピルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム
が用いられ、シリコーンとしてはメチルフェニルポリシ
ロキサン(トーレシリコーン社製SH556)が用いら
れている。
【0060】なお、動物性タンパク誘導ペプチドの第4
級アンモニウム誘導体の後に括弧書きで示すnは、動物
性タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体を
表す一般式(I)中においてアミノ酸の数を表すnのこ
とである。また、表4〜表5の各成分の配合量は重量基
準によるものであり、配合量が固形分量でないものにつ
いては各成分名の後に括弧書きで固形分濃度を示してい
る。そして、これらは以下の実施例および比較例におい
ても同様である。
【0061】表4に示す配合成分と表5に示す配合成分
は同じものであり、それ故、配合成分に関する説明は表
5に示す。
【0062】
【表4】
【0063】
【表5】 (注)※1:トーレシリコーン社製SH556 ※2:成和化成社製のシルク−1000で、濃度5% ※3:ヘキスト社製のオクトピロックスの商品名 ※4:成和化成社製のパラオキシ安息香酸エステル・フ
ェノキシエタノール混合物からなる防腐剤の商品名
【0064】つぎに、長さ15cmで重さ1gの毛束を
市販シャンプーで洗浄した後、この毛束に対して、上記
4種類の毛髪処理剤をそれぞれ2gずつ用いて処理し
た。この洗浄と毛髪処理剤による処理を5回繰り返した
後、毛髪のまとまりやすさ、潤い、艶、くし通り性を1
0人の女性パネラーにより評価させた。
【0065】評価基準は4種類の毛髪処理剤中の最も良
いものを〔3点〕にし、2番目に良いものを〔2点〕、
3番目に良いものを〔1点〕、最も悪いものを〔0点〕
にし、表6にはその結果を10人の平均値で示してい
る。
【0066】
【表6】
【0067】表6に示すように、実施例1の毛髪処理剤
は、毛髪のまとまりやすさ、潤い、艶、くし通り性のい
ずれも評価値が高く、この表6に示す結果から明らかな
ように、実施例1の毛髪処理剤は、毛髪をまとまりやす
くし、毛髪のコンディショニングを容易にし、毛髪に潤
い、艶を付与し、毛髪のくし通り性を改善する作用が優
れていた。
【0068】実施例2および比較例4〜5 表7に示す組成の3種類の毛髪処理剤(ヘアークリー
ム)を調製し、それぞれの毛髪処理剤を用いた場合の毛
髪のまとまりやすさ、潤い、艶、くし通り性を調べた。
【0069】この実施例2では、動物性タンパク誘導ペ
プチドの第4級アンモニウム誘導体としてN−(3−ス
テアリルジメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピ
ル)ケラチン誘導ペプチド(n=10)を用い、カチオ
ン性界面活性剤としては塩化セチルトリメチルアンモニ
ウムを用い、シリコーンとしてジメチルポリシロキサン
(信越シリコーン社製KF96−350)とアミノ変性
シリコーン(トーレシリコーン社製SM8702C)を
用いている。
【0070】比較例4では、ケラチン誘導ペプチドの第
4級アンモニウム誘導体を用いずに、コラーゲン誘導ペ
プチド(n=10)を用い、また、比較例5では、ケラ
チン誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体を用いず
に、ケラチン誘導ペプチド(n=10)を用いている。
【0071】
【表7】
【0072】(注)※5:信越シリコーン社製KF96
−350 ※6:トーレシリコーン社製SM8702C ※7:グッドリッチ社製カーボホール940 ※8:クエン酸はpH6.0になるように加える。
【0073】つぎに、長さ15センチで重さ1gの毛束
を市販のシャンプーで洗浄した後、この毛束を上記の3
種類の毛髪処理剤で処理した。ただし、毛髪処理剤の使
用量は毛束1束あたりそれぞれ0.1gずつであり、処
理は洗浄後の濡れた毛束によくのばして塗り付けること
によって行われた。
【0074】上記洗浄と毛髪処理剤による処理とを5回
繰り返したあと、毛髪のまとまりやすさ、潤い、艶、く
し通り性を10人の女性パネラーにより評価させた。評
価基準は、最も良いものを〔2点〕にし、次に良いもの
を〔1点〕にし、最も悪いものを〔0点〕にし、表8に
はその結果を10人の平均値で示している。
【0075】
【表8】
【0076】表8に示すように、実施例2の毛髪処理剤
は、毛髪のまとまりやすさ、潤い、艶、くし通り性のい
ずれも評価値が高く、この表8に示す結果から明らかな
ように、実施例2の毛髪処理剤は、毛髪をまとまりやす
くし、毛髪のコンディショニングを容易にし、毛髪に潤
い、艶を付与し、毛髪のくし通り性を改善する作用が優
れていた。
【0077】実施例3〜5および比較例6 表9〜表10に示す組成の4種類の毛髪処理剤(ヘアー
トリートメント)を調製した。表9には実施例3と実施
例4の組成を示し、表10には実施例5と比較例6の組
成を示す。
【0078】動物性タンパク誘導ペプチドの第4級アン
モニウム誘導体に関しては、実施例3ではN−(3−ス
テアリルジメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピ
ル)コラーゲン誘導ペプチド(n=10)を用い、実施
例4ではN−(3−ラウリルジメチルアンモニオ−2−
ヒドロキシプロピル)カゼイン誘導ペプチド(n=8)
を用い、実施例5ではN−(3−ステアリルジメチルア
ンモニオ−2−ヒドロキシプロピル)シルク誘導ペプチ
ド(n=10)を用いている。なお、比較例6では、動
物性タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体
を用いずに、コラーゲン誘導ペプチド(n=10)を用
いている。
【0079】カチオン性界面活性剤に関しては、実施例
3〜5のいずれも塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム
を用い、シリコーンに関しては、実施例3〜5のいずれ
もメチルポリシロキサン(信越シリコーン社製KF96
L−5CS)を用いている。
【0080】
【表9】
【0080】
【表10】
【0081】つぎに、長さ15cmで重さ1gの毛束を
市販のシャンプーで洗浄した後、この毛束を上記の毛髪
処理剤2gを用いて処理した。この洗浄と毛髪処理剤に
よる処理を5回繰り返した後、毛髪のまとまりやすさ、
潤い、艶、くし通りを5人の女性パネラーにより下記の
評価基準で5段階評価させた。その結果を表11に5人
の平均値で示す。
【0082】評価基準 5: 非常に良い 4: 良い 3: 普通 2: 悪い 1: 非常に悪い
【0083】
【表11】
【0084】表11に示すように、実施例3〜5のヘア
ートリートメントを使用した場合は比較例6のヘアート
リートメントを使用した場合に比べて、毛髪のまとまり
やすさ、潤い、艶、くし通り性のいずれの項目について
も評価値が高かった。
【0085】実施例6 動物性タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導
体としてN−(3−ラウリルジメチルアンモニオ−2−
ヒドロキシプロピル)ケラチン誘導ペプチド(n=1
0)を用い、カチオン性界面活性剤として塩化ジステア
リルジメチルアンモニウムを用い、シリコーンとして環
状シリコーン(デカメチルシクロペンタシロキサン、ト
ーレシリコーン社製SH245)を用いて、下記組成の
毛髪処理剤(ヘアートリートメントでクリーム状のも
の)を調製した。
【0086】 N−(3−ラウリルジメチルアンモニオ−2−ヒドロキシ 4.8 プロピル)ケラチン誘導ペプチド(n=10)(25%) 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.6 環状シリコーン 1.0 ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド 3.0 エチレングリコールジステアレート 4.0 ジグリセリンモノイソステアレート 1.5 ポリオキシエチレン(120EO)メチルグルコース 1.5 ジオレート(アマコール社製DOE−120メチルグ ルコースジオレート) セチルアルコール 7.0 1,3−ブチレングリコール 3.0 カチオン化ヒドロキシエチルセルロース 0.2 (ライオン社製レオガードMLP) クエン酸 pH5.0にする 香料 適 量 滅菌イオン交換水 計100とする
【0087】上記実施例6の毛髪処理剤を、シャンプー
で洗浄後の毛髪に使用したところ、毛髪がまとまりやす
く、毛髪が潤い、艶を有しており、毛髪のくし通り性が
良好であった。また、シャンプーによる洗浄と毛髪処理
剤による処理を6回繰り返したあとも、実施例6の毛髪
処理剤は同様の特性を有していた。
【0088】実施例7 動物性タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導
体としてN−(3−ヤシ油アルキルジメチルアンモニオ
−2−ヒドロキシプロピル)シルク誘導ペプチド(n=
10)を用い、カチオン性界面活性剤として塩化ステア
リルビス(ジエチレングルコール)ヒドロキシエチルア
ンモニウム(アメリカンヘキスト社製ゲナミンKS5)
と塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムを用い、シリコ
ーンとしてポリエーテル変性シリコーン(トーレシリコ
ーン社製SH3749)を用い、下記組成の毛髪処理剤
(ヘアートリートメントで乳液状のもの)を調製した。
【0089】 N−(3−ヤシ油アルキルジメチルアンモニオ−2−ヒドロ 4.0 キシプロピル)シルク誘導ペプチド(n=10)(20%) 塩化ステアリルビス(ジエチレングリコール)ヒドロキ 0.8 シエチルアンモニウム(アメリカンヘキスト社製ゲナミンKS5) 塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 0.5 ポリエーテル変性シリコーン(トーレシリコーン社製S 1.0 H3749) ポリオキシエチレン(7EO)セチルエーテル 1.2 ベヘニルアルコール 0.8 セチルアルコール 2.5 オリーブ油 3.0 エチレングリコールジステアレート 1.0 ジグリセリンモノイソステアレート 3.0 フィブロインタンパクポリペプチド(成和化成製シルク 2.0 −1000、5%) プロピレングリコール 3.0 パラオキシ安息香酸エステル・フェノキシエタノール混合物 0.3 香料 適 量 滅菌イオン交換水 計100とする
【0090】上記実施例7の毛髪処理剤をシャンプーで
洗浄後の毛髪に使用したところ、毛髪がまとまりやす
く、毛髪が潤い、艶を有しており、毛髪のくし通り性が
良好であった。また、シャンプーによる洗浄と毛髪処理
剤による処理を4回繰り返した後も実施例7の毛髪処理
剤は同様の特性を有していた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動物性タンパク誘導ペプチドの第4級ア
    ンモニウム誘導体と、カチオン性界面活性剤と、シリコ
    ーンとを含有することを特徴とする毛髪処理剤。
  2. 【請求項2】 動物性タンパク誘導ペプチドの第4級ア
    ンモニウム誘導体が、下記の一般式(I) 【化1】 〔式中、R1 、R2 、R3 は、R1 〜R3 のうち1個も
    しくは2個が炭素数8〜20のアルキル基または炭素数
    8〜20のアルケニル基で、残りは炭素数1〜3のアル
    キル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基またはベ
    ンジル基である。Aは炭素数2〜3のアルキレンまたは
    炭素数2〜3のヒドロキシアルキレンで、R4 はペプチ
    ドを構成するアミノ酸の側鎖であり、nは2〜30であ
    る〕で表される動物性タンパク誘導ペプチドの第4級ア
    ンモニウム誘導体である請求項1記載の毛髪処理剤。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015155395A (ja) * 2014-02-21 2015-08-27 セーレン株式会社 頭皮頭髪化粧料

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