JPH0583739B2 - - Google Patents
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- JPH0583739B2 JPH0583739B2 JP2181486A JP2181486A JPH0583739B2 JP H0583739 B2 JPH0583739 B2 JP H0583739B2 JP 2181486 A JP2181486 A JP 2181486A JP 2181486 A JP2181486 A JP 2181486A JP H0583739 B2 JPH0583739 B2 JP H0583739B2
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- gas
- coal
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- coal gasification
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Landscapes
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
- Industrial Gases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は石炭ガス化複合発電システムの起動時
系外に排出されていた粗成燃焼ガスを回収するシ
ステムに関するものである。
系外に排出されていた粗成燃焼ガスを回収するシ
ステムに関するものである。
従来の技術
石炭ガス化複合発電システムは第３図に示すご
とく、石炭を石炭ガス化炉１で高温高圧下におい
て酸素または空気と反応させ、一酸化炭素、水素
を主成分とする燃料ガスに変換し、ガスクーラ２
を経て脱じん装置３、脱硫装置４でガス中のばい
じん、硫黄化合物を除去する。このクリーンガス
をガスタービン５で燃焼し、発電機９を駆動し、
さらに高温のガスタービン排気ガスで排熱回収装
置１０において蒸気発生を行ない、ガスクーラ２
で発生した蒸気と合わせて蒸気タービン発電機１
１を駆動する複合システムで、石炭を燃料としな
がらクリーンガスに変換して使用しているため環
境適合性に優れ、なおかつ複合発電システムを用
いるため高高率な発電が可能なシステムである。
とく、石炭を石炭ガス化炉１で高温高圧下におい
て酸素または空気と反応させ、一酸化炭素、水素
を主成分とする燃料ガスに変換し、ガスクーラ２
を経て脱じん装置３、脱硫装置４でガス中のばい
じん、硫黄化合物を除去する。このクリーンガス
をガスタービン５で燃焼し、発電機９を駆動し、
さらに高温のガスタービン排気ガスで排熱回収装
置１０において蒸気発生を行ない、ガスクーラ２
で発生した蒸気と合わせて蒸気タービン発電機１
１を駆動する複合システムで、石炭を燃料としな
がらクリーンガスに変換して使用しているため環
境適合性に優れ、なおかつ複合発電システムを用
いるため高高率な発電が可能なシステムである。
発明が解決しようとする問題点
ところが従来の石炭ガス化複合発電システムに
おいては、起動時、ガス組成および圧力が安定
し、ガスタービンで燃焼できる条件になるまでフ
レアースタツク６で排ガスを焼却しながらガス化
炉、ガス精製装置のウオーミングをはかつてき
た。
おいては、起動時、ガス組成および圧力が安定
し、ガスタービンで燃焼できる条件になるまでフ
レアースタツク６で排ガスを焼却しながらガス化
炉、ガス精製装置のウオーミングをはかつてき
た。
この際、通常数時間を必要とし、その間ガス精
製装置が充分機能しないためフレアースタツクか
らは未処理のガスが放出されることになり、環境
規制が厳しい立地点ではフレアースタツク用の排
煙処理装置が必要となる。
製装置が充分機能しないためフレアースタツクか
らは未処理のガスが放出されることになり、環境
規制が厳しい立地点ではフレアースタツク用の排
煙処理装置が必要となる。
またこの間に損失するエネルギーロスも起動回
数の増加に伴ない相当規模になる。
数の増加に伴ない相当規模になる。
問題点を解決するための手段
本発明は上記のような問題点に鑑み、起動時、
フレアースタツクを通じて系外に放出されていた
粗成燃料ガスを新たに設けたガスホルダータンク
に貯え、これをガス化炉、ガスクーラーのチユー
ブに付着した灰落し（スートブロワー）用として
ガス化炉内にリサイクルして使うことを特徴とす
る。
フレアースタツクを通じて系外に放出されていた
粗成燃料ガスを新たに設けたガスホルダータンク
に貯え、これをガス化炉、ガスクーラーのチユー
ブに付着した灰落し（スートブロワー）用として
ガス化炉内にリサイクルして使うことを特徴とす
る。
実施例
以下第１図に示す本発明の石炭ガス化複合発電
システムの構成を従来構成（第２図）と対比しつ
つ具体的に説明する。
システムの構成を従来構成（第２図）と対比しつ
つ具体的に説明する。
従来の対照例説明
第２図は第３図の従来の石炭ガス化複合発電シ
ステムのガス系路システムを示す。
ステムのガス系路システムを示す。
起動はあらかじめ予熱されていた石炭ガス化炉
１に石炭１２および酸化剤である空気（または酸
素）１３を投入し、石炭のガス化をスタートす
る。
１に石炭１２および酸化剤である空気（または酸
素）１３を投入し、石炭のガス化をスタートす
る。
石炭１２をガス化炉１に投入した直後は脱じん
装置３出口のバルブｂを閉の状態にし、バルブａ
を調整して石炭ガス化炉１、ガスクーラ（ボイ
ラ）２および脱じん装置３のウオーミングアツプ
を行なう。この間バルブａを通じてガスはフレア
ースタツク６で燃焼し系外に排出される。
装置３出口のバルブｂを閉の状態にし、バルブａ
を調整して石炭ガス化炉１、ガスクーラ（ボイ
ラ）２および脱じん装置３のウオーミングアツプ
を行なう。この間バルブａを通じてガスはフレア
ースタツク６で燃焼し系外に排出される。
石炭ガス化炉１、ガスクーラ２および脱じん装
置３のウオーミングアツプが完了したらバルブａ
を絞りながらバルブｂを開けていき、脱硫装置４
のウオーミングアツプを開始する。系内の圧力調
整はバルブｂを閉にし、バルブｃを通じて行ない
ウオーミングアツプが終了し、ガス組成、圧力が
安定したことを確認後バルブｃ，ｄを調整し、
徐々に燃料ガスをガスタービン５に導入する。ウ
オーミングアツプの手順は変更することも可能で
ある。
置３のウオーミングアツプが完了したらバルブａ
を絞りながらバルブｂを開けていき、脱硫装置４
のウオーミングアツプを開始する。系内の圧力調
整はバルブｂを閉にし、バルブｃを通じて行ない
ウオーミングアツプが終了し、ガス組成、圧力が
安定したことを確認後バルブｃ，ｄを調整し、
徐々に燃料ガスをガスタービン５に導入する。ウ
オーミングアツプの手順は変更することも可能で
ある。
また脱硫装置４のウオーミングアツプ終了に合
わせてスートブロワーコンプレツサー７を起動
し、燃料ガスの一部をリサイクルして石炭ガス化
炉１、ガスクーラ２内の水壁チユーブに付着した
灰落し用として吹きつけ循環させている。
わせてスートブロワーコンプレツサー７を起動
し、燃料ガスの一部をリサイクルして石炭ガス化
炉１、ガスクーラ２内の水壁チユーブに付着した
灰落し用として吹きつけ循環させている。
本発明実施例
第１図は本発明の石炭ガス化複合発電システム
のガス系路システムの構成を示す。
のガス系路システムの構成を示す。
ガス化部本体のウオーミングアツプの方法は従
来と変わりないが、本発明では新たにバルブａ，
ｃとフレアースタツク６との間にガスホルダータ
ンク８を設置し、起動時ウオーミングアツプ用と
して排出されるガスをこのガスホルダータンク８
に貯える。
来と変わりないが、本発明では新たにバルブａ，
ｃとフレアースタツク６との間にガスホルダータ
ンク８を設置し、起動時ウオーミングアツプ用と
して排出されるガスをこのガスホルダータンク８
に貯える。
また脱硫装置４出口から取りだしていたスート
ブロワー用配管をガスホルダータンク８から新た
に取り出すように設計し、ガスホルダータンク８
に貯蔵されたガスを適時コンプレツサー７を起動
しスートブロワー用として用いる。
ブロワー用配管をガスホルダータンク８から新た
に取り出すように設計し、ガスホルダータンク８
に貯蔵されたガスを適時コンプレツサー７を起動
しスートブロワー用として用いる。
さらにフレアースタツク６はガスホルダータン
ク８に接続しておき、系内のガス圧力が異常に上
昇した非常時にフレアースタツク６でガスを燃焼
できるような設備とする。
ク８に接続しておき、系内のガス圧力が異常に上
昇した非常時にフレアースタツク６でガスを燃焼
できるような設備とする。
発明の効果
このような石炭ガス化複合発電システムにガス
ホルダータンク８を設けた設備とするように設計
し、起動時系外に排出されていたガスをスートブ
ロワー用として再使用することにより、従来起動
時排出されていたばいじん、硫黄酸化物、窒素酸
化物などの環境汚染排出物の防止、起動時のエネ
ルギー損失の低減が可能となり、優れた効果を奏
する。
ホルダータンク８を設けた設備とするように設計
し、起動時系外に排出されていたガスをスートブ
ロワー用として再使用することにより、従来起動
時排出されていたばいじん、硫黄酸化物、窒素酸
化物などの環境汚染排出物の防止、起動時のエネ
ルギー損失の低減が可能となり、優れた効果を奏
する。
第１図は本発明による石炭ガス化複合発電シス
テムの実施例のガス系路のシステム図、第２図は
対照とする従来のガス系路のシステム図、第３図
は従来の石炭ガス化複合発電システムの一般概念
図である。 １……石炭ガス化炉、２……ガスクーラ、３…
…脱じん装置、４……脱硫装置、５……ガスター
ビン、６……フレアースタツク、７……コンプレ
ツサー、８……ガスホルダータンク、９……発電
機、１０……排熱回収装置、１１……蒸気タービ
ン発電機、１２……石炭、１３……空気または酸
素。
テムの実施例のガス系路のシステム図、第２図は
対照とする従来のガス系路のシステム図、第３図
は従来の石炭ガス化複合発電システムの一般概念
図である。 １……石炭ガス化炉、２……ガスクーラ、３…
…脱じん装置、４……脱硫装置、５……ガスター
ビン、６……フレアースタツク、７……コンプレ
ツサー、８……ガスホルダータンク、９……発電
機、１０……排熱回収装置、１１……蒸気タービ
ン発電機、１２……石炭、１３……空気または酸
素。
Claims (1)
- １ 石炭ガス化炉、ガス精製装置（脱じん装置、
脱硫装置）およびコンバインド発電装置（ガスタ
ービン、排熱回収ボイラ、蒸気タービン）からな
る石炭ガス化複合発電システムにおいて、石炭ガ
ス化炉とガスタービンの間にガスホルダータンク
を設け、起動時系外に排出されていたウオーミン
グアツプ用の粗成燃焼ガスをたくわえ、このガス
を石炭ガス化炉にスートブロワー用としてリサイ
クルすることを特徴とする石炭ガス化複合発電シ
ステムにおける起動時ウオーミングアツプガス排
出防止システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2181486A JPS62182443A (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | 石炭ガス化複合発電システムにおける起動時ウオ−ミングアツプガス排出防止システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2181486A JPS62182443A (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | 石炭ガス化複合発電システムにおける起動時ウオ−ミングアツプガス排出防止システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62182443A JPS62182443A (ja) | 1987-08-10 |
| JPH0583739B2 true JPH0583739B2 (ja) | 1993-11-29 |
Family
ID=12065526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2181486A Granted JPS62182443A (ja) | 1986-02-03 | 1986-02-03 | 石炭ガス化複合発電システムにおける起動時ウオ−ミングアツプガス排出防止システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62182443A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4494946B2 (ja) * | 2004-11-26 | 2010-06-30 | 株式会社 クリーンコールパワー研究所 | 石炭ガス化プラントおよびその運転方法 |
| JP5603126B2 (ja) * | 2010-04-16 | 2014-10-08 | ヤンマー株式会社 | ガス化発電システム |
| JP5627724B2 (ja) | 2013-02-13 | 2014-11-19 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | ガス化炉の起動方法、ガス化炉及びガス化複合発電設備 |
| JP6422689B2 (ja) | 2014-07-09 | 2018-11-14 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | ガス化炉設備、ガス化複合発電設備、およびガス化炉設備の起動方法 |
-
1986
- 1986-02-03 JP JP2181486A patent/JPS62182443A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62182443A (ja) | 1987-08-10 |
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