JPH058290A - 自動車用ドアトリム - Google Patents

自動車用ドアトリム

Info

Publication number
JPH058290A
JPH058290A JP16301091A JP16301091A JPH058290A JP H058290 A JPH058290 A JP H058290A JP 16301091 A JP16301091 A JP 16301091A JP 16301091 A JP16301091 A JP 16301091A JP H058290 A JPH058290 A JP H058290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armrest
door trim
resin core
pad
core material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16301091A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2525970B2 (ja
Inventor
Ichiji Yasue
一司 安江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP16301091A priority Critical patent/JP2525970B2/ja
Publication of JPH058290A publication Critical patent/JPH058290A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2525970B2 publication Critical patent/JP2525970B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】同一成形型を使用して、アームレスト一体型ド
アトリム、別物アームレスト設置型ドアトリムなど仕様
の異なるドアトリムの製作を可能にして、成形型の共有
化を図るとともに、造形自由度を向上させ、しかも別物
アームレスト取付周縁部の見栄えを向上させることを目
的とする。 【構成】パッド付き表皮材22を真空成形するマッチド
ダイ式上型51と、樹脂芯材21をセットするマッチド
ダイ式下型50との間にアームレストパッドを選択的に
装着できる空洞部54を設置することにより、成形型の
共有化を図るとともに、この空洞部54の存在により、
アームレスト30設置箇所におけるパッド付き表皮材2
2のクッション性を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アームレストを設置
した自動車用ドアトリムに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ドアパネルに内装される自動車用
ドアトリムのほぼ中央部には、乗員が肘を掛けて休める
ように、アームレストが設置されている。
【0003】図7に示すものはアームレストを一体化し
た自動車用ドアトリムの外観図であり、このドアトリム
の構成は、図8に示すように、所要形状に成形された樹
脂芯材1のアームレスト設置箇所にポリウレタンフォー
ム等のアームレストパッド2を接着固定しておき、樹脂
芯材1およびアームレストパッド2の表面側に図示しな
いマッチドダイ式プレス型によりクッション層を裏打ち
した表皮材3を一体化し、さらにこの従来例では、ロア
部分の表面側にクロス4を貼着して、アッパー部分とロ
ア部分との間で外観を相違させ、商品価値を高めた構成
になっている。
【0004】なお、クロス4の端末部分4aは、樹脂芯
材1に設けられた溝部5内に挿入され、アッパー部分,
およびロア部分との間の境界部の見栄えを向上するよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、アームレ
ストパッド2を一体化した従来のドアトリムにおいて
は、例えば、アームレストパッド2の厚みを増厚する場
合には、ドアトリムの成形型を変更しなければならず、
同一成形型を使用した場合、仕様差が出せず、造形自由
度に大きな制約を受けるという問題点が指摘されてい
る。
【0006】さらに、クロス4の代替として、本皮等を
使用した場合、本皮が収縮するため、木目込み用溝部5
から本皮の端末が抜け落ちる不具合があるため、アーム
レスト設置箇所の表皮としては、クロス等に限定され、
材料の選定自由度においても大きな制約を受けるという
問題点があった。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、本発明の目的とするところは、アームレスト
を設置した自動車用ドアトリムにおいて、アームレスト
の造形自由度を向上させ、同一の成形金型を使用しても
製品の造形形状を任意に変更でき、しかも、アームレス
ト設置部分の体裁を良いものにした自動車用ドアトリム
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、所要形状に成形された樹脂芯材と、マッ
チドダイ式上下型により、上記樹脂芯材に一体化される
パッド付き表皮材とから構成されるドアトリム本体にア
ームレストを付設してなる自動車用ドアトリムにおい
て、前記パッド付き表皮材を真空成形するマッチドダイ
式上型と、樹脂芯材をセットするマッチドダイ式下型と
の間に、アームレストパッドを選択的に装着できる空洞
部が設定されていることにより、前記アームレスト設定
箇所におけるパッド付き表皮材は、樹脂芯材に対して非
圧着構造であることを特徴とする。
【0009】
【作用】以上の構成から明らかなように、樹脂芯材とパ
ッド付き表皮材とを一体化するマッチドダイ式上下型間
にはアームレストパッドを選択的に装着できる空洞部が
設定されているため、例えば、アームレスト一体型ドア
トリムにおいては、この空洞部にアームレストパッドを
設置して、また、別物アームレスト取付タイプにおいて
は空洞部のまま処理して、樹脂芯材とパッド付き表皮材
とを一体化した後、別物アームレストを取付けることが
可能であり、このように、アームレスト一体型ドアトリ
ム、別物アームレスト取付型ドアトリム双方において同
一のマッチドダイ式上下型を共用できる。
【0010】さらに、別物のアームレストを設置する場
合、この空洞部によりパッド付き表皮材は樹脂芯材に対
して非圧着構造であり、パッド付き表皮材の厚み、クッ
ション性が確保できるため、別物アームレストを取付け
た際、両者間にすきが発生することがない。
【0011】
【実施例】以下、本発明による自動車用ドアトリムの実
施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0012】図1は本発明による自動車用ドアトリムの
一実施例を示す斜視図、図2は同自動車用ドアトリムの
構成を示す要部断面図、図3ないし図6は同自動車用ド
アトリムの製造工程を示す各断面図である。
【0013】図1,図2において、本発明による自動車
用ドアトリム10は、図示しないドアインナーパネルに
内装されるドアトリム本体20と、このドアトリム本体
20のほぼ中央部に取付けられるアームレスト30とか
ら大略構成されている。
【0014】さらに詳しくは、上記ドアトリム本体20
は、所要形状にプレス成形された樹脂芯材21と、この
樹脂芯材21の表面側に後述するマッチドダイ式プレス
型により一体化されるパッド付き表皮材22とからな
り、パッド付き表皮材22は、ポリエチレンフォーム等
の発泡層23を裏打ちしたPVCシート等の合成樹脂シ
ート24とからなり、さらにドアトリム本体20のロア
部分の表面側にはクロス25がその表面側に貼着されて
いる。
【0015】一方、アームレスト30は製品外観にバリ
エーションを付与するため、パッド付き表皮材22やク
ロス25と相違する感触、外観を備えており、本実施例
では、鉄板等のアームレスト芯材31と、モールドウレ
タンフォーム等のアームレストパッド32、そして、外
表面を被覆する本皮等のアームレスト表皮33とから構
成されている。
【0016】そして、芯材31に溶接固定されているボ
ルト40をドアトリム本体20に開設されている取付孔
26を通じてボルト締め固定することにより取付けられ
ている。
【0017】次いで、この自動車用ドアトリム10の製
造工程について、図3ないし図6に基づいて説明する
と、まず、図3に示すように、マッチドダイ式下型50
の型面に所要形状にプレス成形されている樹脂芯材21
をセットする。
【0018】そして、このマッチドダイ式下型50の上
方に位置するマッチドダイ式上型51には真空吸引孔5
2が開設されており、プレヒートされたパッド付き表皮
材22をこのマッチドダイ式上型51により真空成形す
るとともに、上型51に保持する。
【0019】なお、樹脂芯材21の表面側には予め接着
剤53がコーティングされている。
【0020】その後、図4に示すように、マッチドダイ
式上下型50,51を係合圧締めすることにより、樹脂
芯材21とパッド付き表皮材22とを接着剤53を介し
て一体化する。
【0021】このとき、マッチドダイ式上下型50,5
1間には空洞部54が設定されている。この空洞部54
は、アームレスト一体型のドアトリムを製作する場合に
は内部にインサートされるアームレストパッドと同一形
状をしており、そのため、本実施例のように別物のアー
ムレスト30をドアトリム本体20に取付ける仕様のド
アトリム10を製作する場合、および、アームレスト一
体型のドアトリム(図7,図8に示す構成のもの)を製
作する場合に、同一のマッチドダイ式上下型50,51
が使用でき、ドアトリム成形型の共用化による大幅なコ
ストダウンが招来できる。
【0022】次いで、図5に示すように、圧着用下型6
0の型面にクロス25をセットするとともに、圧着用上
型61の型面に樹脂芯材21とパッド付き表皮材22と
を一体化した半製品をセットし、圧着用上下型60,6
1によりドアトリム本体20の製作を完了する。
【0023】そして、最後に図6に示すように、ドアト
リム本体20に対して別物のアームレスト30をボルト
40,ナット41により締め付け固定することにより、
ドアトリム本体20に別物のアームレスト30を確実に
固定できる。
【0024】このとき、ドアトリム本体20のパッド付
き表皮材22は、マッチドダイ式上下型50,51間に
形成される空洞部54の存在により樹脂芯材21に圧着
されておらず、引き伸ばされていないため、良好なクッ
ション性が確保されているため、図2に示すように、ア
ームレスト30周縁部にすきが生じることがなく、見栄
え上も好ましいものとなる。
【0025】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、以
下に記載する格別の作用効果を有する。
【0026】(1)本発明によれば、樹脂芯材とパッド
付き表皮材とを一体化するマッチドダイ式上下型間に、
アームレストパッドを選択的に装着できる空洞部を設置
することにより、このマッチドダイ式上下型を、アーム
レスト一体型ドアトリム、別物アームレスト取付式ドア
トリム双方に共用化できるため、仕様の異なるドアトリ
ムを同一成形型で製作可能とし、造形自由度を飛躍的に
向上させるとともに、型共有による大幅なコストダウン
を招来するという効果を有する。
【0027】(2)本発明によれば、アームレスト設置
箇所のパッド付き表皮材は樹脂芯材に対して圧着されて
いないため、充分な厚み、良好なクッション性が確保さ
れており、別物のアームレストをドアトリムに取付けた
際、両者間にすきが発生することがなく、アームレスト
周縁部分における見栄えが著しく向上し、美観を向上さ
せるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す自動車用ドアトリムの
斜視図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】図1に示す自動車用ドアトリムの製造工程中、
素材のセット工程を示す断面図。
【図4】図1に示す自動車用ドアトリムの製造工程中、
プレス工程を示す断面図。
【図5】図1に示す自動車用ドアトリムの製造工程中、
クロスの圧着工程を示す断面図。
【図6】図1に示す自動車用ドアトリムの製造工程中、
アームレストの取付工程を示す断面図。
【図7】従来のアームレスト一体型ドアトリムを示す斜
視図。
【図8】図7中VIII−VIII線断面図。
【符号の説明】 10 自動車用ドアトリム 20 ドアトリム本体 30 アームレスト 21 樹脂芯材 22 パッド付き表皮材 25 クロス 31 アームレスト芯材 32 アームレストパッド 33 アームレスト表皮 40 ボルト 41 ナット 50 マッチドダイ式下型 51 マッチドダイ式上型 52 真空吸引孔 54 空洞部 60 圧着用下型 61 圧着用上型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60R 13/02 B 7912−3D // B29L 9:00 4F 31:58 4F

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】所要形状に成形された樹脂芯材(21)
    と、マッチドダイ式上下型(50,51)により、上記
    樹脂芯材(21)に一体化されるパッド付き表皮材(2
    2)とから構成されるドアトリム本体(20)にアーム
    レスト(30)を付設してなる自動車用ドアトリムにお
    いて、 前記パッド付き表皮材(22)を真空成形するマッチド
    ダイ式上型(51)と、樹脂芯材(21)をセットする
    マッチドダイ式下型(50)との間に、アームレストパ
    ッドを選択的に装着できる空洞部(54)が設定されて
    いることにより、前記アームレスト(30)設定箇所に
    おけるパッド付き表皮材(22)は、樹脂芯材(21)
    に対して非圧着構造であることを特徴とする自動車用ド
    アトリム。
JP16301091A 1991-07-03 1991-07-03 自動車用ドアトリム Expired - Lifetime JP2525970B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16301091A JP2525970B2 (ja) 1991-07-03 1991-07-03 自動車用ドアトリム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16301091A JP2525970B2 (ja) 1991-07-03 1991-07-03 自動車用ドアトリム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH058290A true JPH058290A (ja) 1993-01-19
JP2525970B2 JP2525970B2 (ja) 1996-08-21

Family

ID=15765481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16301091A Expired - Lifetime JP2525970B2 (ja) 1991-07-03 1991-07-03 自動車用ドアトリム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2525970B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013109797A1 (de) 2012-09-10 2014-03-13 Smc Kabushiki Kaisha Ionisator

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013109797A1 (de) 2012-09-10 2014-03-13 Smc Kabushiki Kaisha Ionisator

Also Published As

Publication number Publication date
JP2525970B2 (ja) 1996-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2901051B2 (ja) 積層成形体の成形方法
US6391232B1 (en) Integrated soft pads for one step molded parts
US5395668A (en) Air bag apparatus
EP0814974A1 (en) Molded plastic panel having integrated soft-touch armrest
US6592173B2 (en) Method of making fused film plastic parts and parts made by such methods
US6032357A (en) Method of fabricating a printed circuit
JPH0788019B2 (ja) 自動車用内装部品の製造方法
JP2525970B2 (ja) 自動車用ドアトリム
JP3181661B2 (ja) インストルメントパネルとその製造方法
JPH07266432A (ja) 自動車用内装部品ならびにその製造方法
JP3039755B2 (ja) 自動車用内装部品の製造方法
JP2803790B2 (ja) 自動車用内装部品の製造方法
JP2969045B2 (ja) 自動車用内装部品およびその製造方法
JPH058301A (ja) 自動車用内装部品の製造方法
JP2564597B2 (ja) 加飾用部品の取付け構造
JP3637615B2 (ja) スピーカグリルを備えた表面材及びその製造装置
JP2870718B2 (ja) 自動車用内装部品の製造方法
JPH06206258A (ja) 圧着装置
WO2002038352A2 (en) Method of integrating grain pattern in fabric
JPH06227305A (ja) 車両用フロアカーペットの製造方法
JP3874910B2 (ja) 車両用内装材
JP2901219B2 (ja) 自動車用内装部品およびその製造方法
JP3058320B2 (ja) 自動車用内装部品及びその製造方法
JPH0751305Y2 (ja) プレス成形用金型装置
JPH0641859Y2 (ja) 自動車用ドアトリム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960425