JPH0582515U - インモールドコート装置 - Google Patents

インモールドコート装置

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JPH0582515U
JPH0582515U JP2334092U JP2334092U JPH0582515U JP H0582515 U JPH0582515 U JP H0582515U JP 2334092 U JP2334092 U JP 2334092U JP 2334092 U JP2334092 U JP 2334092U JP H0582515 U JPH0582515 U JP H0582515U
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JP
Japan
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mold
paint
cavity surface
molded product
cavity
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Withdrawn
Application number
JP2334092U
Other languages
English (en)
Inventor
孝治 甲田
Original Assignee
西川化成株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 凸状のキャビティ面10aを有する下型10
と凸状のキャビティ面10aと対応する凹状のキャビテ
ィ面12aを有する上型12とによって形成されるキャ
ビティ内にセットされた樹脂製成形品Cの表面にインモ
ールドコート層を形成する装置を対象とし、樹脂製成形
品Cの表面にいわゆるショートコートやエアカミが発生
しないようにすることを目的とする。 【構成】 下型10と上型12とにより形成されるキャ
ビティ内には塗料圧入装置16から塗料供給路18を通
じて塗料が圧入される。上型12におけるキャビティ面
12aよりも外側の縁部12bにはヒーター20が設け
られており、該ヒーター20は、塗料を圧入する際に上
型12の縁部12bを加熱して膨張せしめることによ
り、樹脂製成形品Cの縁部の表面と上型12のキャビテ
ィ面12aの縁部との間に塗料流入用隙間26を形成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はインモールドコート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のインモールドコート装置としては、特開平3−164218号公報に示 されるように、成形型のキャビティ内に塗料を圧入し、該キャビティ内にセット された樹脂製成形品の表面に沿って塗料を圧送することにより、該樹脂製成形品 の表面にコーティング層を形成する装置が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、樹脂製成形品がフラットな形状であり、成形型を構成する上型及び 下型の成形面が特開平3−164218号公報に示されるようにフラットな場合 には特に問題はないが、樹脂製成形品が縁部を有しており、該樹脂製成形品を成 形する成形型が、凸状のキャビティ面を有する下型と上記凸状のキャビティ面と 対応する凹状のキャビティ面を有する上型とからなる場合には、樹脂製成形品の 表面にいわゆるショートコート(塗料が表面に充分に回らない状態)やエアカミ (キャビティ内のエアが抜けずに残って樹脂製成形品の表面に気泡ができる状態 )が発生することがある。すなわち、インモールドコート装置においては、キャ ビティ内にセットされた樹脂製成形品の表面と該表面と対向するキャビティ面と の間には小さい隙間(コーティング層の厚さに相当する)しか形成されないのが 通常である。このため、キャビティ内の樹脂製成形品の表面に沿って塗料を圧入 した場合、塗料が樹脂製成形品の表面の全面に亘って回らない場合があると共に 、キャビティ内のエアが抜けずに樹脂製成形品の表面に残ってしまう場合がある ためである。
【0004】 上記に鑑みて、本考案は、凸状のキャビティ面を有する凸状型と上記凸状のキ ャビティ面と対応する凹状のキャビティ面を有する凹状型とによって形成される キャビティ内にセットされた樹脂製成形品の表面にインモールドコート層を形成 する装置を対象とし、樹脂製成形品の表面にいわゆるショートコートやエアカミ が発生しないようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案は、塗料を圧入する際に、凹状型の縁部を 膨張させることにより、樹脂製成形品の縁部の表面と凹状型のキャビティ面の縁 部との間の隙間を大きくするものである。
【0006】 具体的に本考案が講じた解決手段は、凸状のキャビティ面を有する凸状型と上 記凸状のキャビティ面と対応する凹状のキャビティ面を有する凹状型とによって 形成されるキャビティ内にセットされた樹脂製成形品の表面に沿って塗料を圧入 することにより、上記樹脂製成形品の表面にコート層を形成するためのインモー ルドコート装置を対象とし、上記凹状型における上記凹状のキャビティ面よりも 外側の縁部に、塗料を圧入する際に該凹状型の縁部を加熱して膨張せしめる加熱 手段が設けられている構成とするものである。
【0007】
【作用】
上記の構成により、凹状型におけるキャビティ面よりも外側の縁部に、塗料を 圧入する際に該凹状型の縁部を加熱して膨張せしめる加熱手段が設けられている ため、塗料を圧入する際には、凹状型の縁部は膨張するので、キャビティ内の樹 脂製成形品の縁部の表面と凹状型の縁部のキャビティ面との間の隙間は大きくな る。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】 図1は本考案の一実施例に係るインモールドコート装置Aの断面構造を示して おり、同図において、10は凸状のキャビティ面10aを有する凸状型としての 下型であり、12は下型10のキャビティ面10aの形状と対応する凹状のキャ ビティ面12aを有する凹状型としての上型である。14は上型12を下型10 に対して昇降せしめる昇降用シリンダー、16は塗料圧入装置であって、該塗料 圧入装置16は下型10のキャビティ面10aと上型12のキャビティ面12a とにより形成されるキャビティ内に上型12内に形成された塗料供給路18を通 じて塗料を圧入する。
【0010】 また、同図において、20は上型12におけるキャビティ面12aよりも外側 の縁部12bに環状に設けられた加熱手段としてのヒーターであって、該ヒータ ー20は図示しない制御手段により、塗料圧入装置16から上記キャビティ内に 塗料を圧入する前に通電され、塗料の圧入が完了した後に通電が停止される。
【0011】 以下、図1〜図5に基づき上記インモールドコート装置Aを用いて樹脂製成形 品の成形工程及びインモールドコート工程を説明する。
【0012】 まず、図1に示すように、下型10のキャビティ面10aに予め加熱されて軟 化している成形用樹脂材Bを載置する。
【0013】 次に、図2に示すように、昇降用シリンダー14を下降せしめて下型10と上 型12とにより成形用樹脂材Bをプレス加工して樹脂製成形品Cを得る。このプ レス工程においてはヒーター20には通電されておらず、図3の部分拡大図に詳 細を示すように、下型10の縁部10aと上型12の縁部12aとの間には、上 型12の昇降をスムーズにさせるための環状の昇降用隙間22,22が形成され ている。
【0014】 次に、図4に示すように、ヒーター20に通電して上型12の縁部12bを膨 張させると共に、昇降用シリンダー14を作動させて上型12を若干上方へ移動 させる。このようにすると、図5の部分拡大図に詳細を示すように、上下方向で 対向する下型10のキャビティ面10aと上型12のキャビティ面12aとの間 には全面に亘って塗料流通用隙間24が形成されると共に、下型10の縁部10 bと上型12の縁部12bとの間には樹脂製成形品Cの縁部の表面に塗料をスム ーズに流入させるための塗料流入用隙間26,26が形成される。この状態で、 塗料圧入装置16から塗料供給路18を介してキャビティ内に塗料を圧入すると 、塗料は塗料流通用隙間24を通って塗料流入用隙間26にスムーズに流入する 。従って、樹脂製成形品Cの表面に塗料が充分に行きわたるのでショートコート が発生しないと共に、塗料流通用隙間24に存在していたエアは塗料に押圧され て塗料流入用隙間26を通ってキャビティの外部に流出するのでエアカミも発生 しない。
【0015】 尚、上記においては、下型10のキャビティ面10aに成形用樹脂材Bを載置 して下型10と上型12とにより成形用樹脂材Bをプレス成形する場合について 説明したが、本考案に係るインモールドコート装置は、予め他の成形装置例えば インジェクション成形装置によって成形された樹脂製成形品Cを下型10のキャ ビティ面10aにセットして該樹脂製成形品Cの表面にインモールドコート層を 形成する場合にも適用される。
【0016】 尚、本実施例では、昇降用シリンダー14を作動させて上型14を若干上方へ 移動させ、上記塗料流通用隙間24を形成したが、上記昇降用シリンダー14の 型締め圧力に抗する圧力で塗料圧入装置16よりキャビティ内に塗料を圧入する 場合には、上記隙間24を開ける必要はなく、ヒーター20に通電して塗料がス ムーズに流入し難い下型10の縁部10bと下型12の縁部12bとの間に塗料 流入用隙間26.26を形成するだけでよい。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、凹状型におけるキャビティ面よりも外側の縁部に、塗料 を圧入する際に該凹状型の縁部を加熱して膨張せしめる加熱手段を設けたため、 塗料を圧入する際には、凹状型の縁部が膨張し、樹脂製成形品の縁部の表面と凹 状型の縁部のキャビティ面との間の隙間が拡大するので、樹脂製成形品の表面に 沿って圧入される塗料は樹脂製成形品の縁部の表面にスムーズに流入する。
【0018】 このように本考案によると、塗料が樹脂製成形品の縁部の表面にスムーズに流 入するので、樹脂製成形品の表面にいわゆるショートコートやエアカミは発生し ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るインモールドコート装
置を用いて行なう樹脂製成形品の製造方法における成形
用樹脂材のセット工程を示す断面図である。
【図2】上記樹脂製成形品の製造方法におけるプレス成
形工程を示す断面図である。
【図3】図3の部分拡大図である。
【図4】上記樹脂製成形品の製造方法におけるインモー
ルド工程を示す断面図である。
【図5】図4の部分拡大図である。
【符号の説明】
A インモールドコート装置 B 成形用樹脂材 C 樹脂製成形品 10 下型(凸状型) 10a キャビティ面 10b 縁部 12 上型(凹状型) 12a キャビティ面 12b 縁部 16 塗料圧入装置 18 塗料供給路 20 ヒーター(加熱手段) 26 塗料流入用隙間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凸状のキャビティ面を有する凸状型と上
    記凸状のキャビティ面と対応する凹状のキャビティ面を
    有する凹状型とによって形成されるキャビティ内にセッ
    トされた樹脂製成形品の表面に沿って塗料を圧入するこ
    とにより、上記樹脂製成形品の表面にコート層を形成す
    るためのインモールドコート装置であって、上記凹状型
    における上記凹状のキャビティ面よりも外側の縁部に、
    塗料を圧入する際に該凹状型の縁部を加熱して膨張せし
    める加熱手段が設けられていることを特徴とするインモ
    ールドコート装置。
JP2334092U 1992-04-13 1992-04-13 インモールドコート装置 Withdrawn JPH0582515U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2334092U JPH0582515U (ja) 1992-04-13 1992-04-13 インモールドコート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2334092U JPH0582515U (ja) 1992-04-13 1992-04-13 インモールドコート装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0582515U true JPH0582515U (ja) 1993-11-09

Family

ID=12107867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2334092U Withdrawn JPH0582515U (ja) 1992-04-13 1992-04-13 インモールドコート装置

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JP (1) JPH0582515U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7309221B2 (en) * 2001-07-24 2007-12-18 Ube Machinery Corporation, Ltd. Internally coated mold, and internal mold coating forming method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

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Effective date: 19960801