JPH05811A - 活性炭素材料およびその製造法ならびに用途 - Google Patents

活性炭素材料およびその製造法ならびに用途

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JPH05811A
JPH05811A JP3301060A JP30106091A JPH05811A JP H05811 A JPH05811 A JP H05811A JP 3301060 A JP3301060 A JP 3301060A JP 30106091 A JP30106091 A JP 30106091A JP H05811 A JPH05811 A JP H05811A
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activated carbon
carbon material
protein
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sludge
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JP3301060A
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Inventor
Hisaoki Abe
久起 阿部
Toshio Kondo
俊夫 近藤
Hideki Fukuda
秀樹 福田
Mayumi Takahashi
真由美 高橋
Tetsuo Aoyama
哲男 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、過酸化水素分解用触媒あるいはヒ
ドラジン分解用触媒として有用である高活性な活性炭素
材料およびその製造方法に関する。 【構成】 蛋白質または蛋白質含有汚泥もしくは廃棄物
質を、炭化、賦活処理してなる活性炭素材料であって、
窒素含有量1〜5重量%、酸素含有量3〜30重量%、
炭素含有量40〜90重量%であり、かつ平均細孔半径
が15〜30Åで、有孔メソポアが全容積当たり少なく
とも50容積%を占めるものからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学プラントから発生
する廃液や半導体処理の際に発生する排水廃液、金属表
面処理の際に生ずる廃液等に含有する種々の化合物の分
解処理に有効な活性炭素材料に係り、例えば排水、廃液
中に含有する過酸化水素あるいはヒドラジン用の分解触
媒として有用なものである。
【0002】
【従来の技術】過酸化水素はは、現在、工業的に大量に
生産されており、その用途も広範囲に亘り、紙パルプ、
繊維の漂白剤、酸化剤;医薬品としての殺菌剤、酸化
剤;食品の漂白剤、殺菌剤;金属の表面処理剤;半導体
の洗浄剤等として広く利用されている。しかしながら、
過酸化水素を含む廃液をそのまま排出した場合、COD
源となるばかりでなく、廃水処理時、たとえば生物活性
汚泥処理装置に混入した場合、過酸化水素の分解に伴っ
て発生する酸素ガスが沈澱槽で懸濁物を浮上させ、処理
水の水質の悪化の原因となるなど種々のトラブルの原因
となる。このため通常、廃水中の過酸化水素は予め分解
処理して排出される。
【0003】従来行われている過酸化水素の分解方法と
しては、(1) 重亜硫酸ソーダ等の薬品を使用した分解方
法、(2) 二酸化マンガンを触媒とする分解方法、(3) 活
性炭を使用する分解方法、(4) カタラーゼ等の酵素を使
用した分解方法等がある。しかしながら、上記の(1) の
方法は、分解時に亜硫酸ガスを発生し、周囲の環境悪化
を招き、また過酸化水素の当量倍以上の使用量が必要で
あり大量の薬品の使用が必要となりコストに影響を与
え、その上過剰な重亜硫酸ソーダはCOD源として二次
公害を招く等の問題がある。(2) の方法は分解時にマン
ガンの溶出があり、特に酸性下ではマンガンの溶出が激
しくマンガンによる汚染発生の欠点がある。(3) の方法
は一般に分解能力が小さく、加えて寿命が短い等の欠点
がある。さらに(4) の方法はカタラーゼが酵素であるこ
とから使用される液のpH領域が中性または常温と限定
される等の欠点がある。このように従来の方法にはそれ
ぞれ多くの問題点を抱えており、根本的な改善が所望さ
れている。
【0004】また、ヒドラジンあるいはその塩類、ヒド
ラジン誘導体(以下これらをヒドラジン類という)は現
在、清缶剤、還元剤、農薬、重合触媒、発泡剤、半導体
処理剤、水処理剤等々として広く使用されており、ヒド
ラジン類を含有する廃液、排水の処理に際しては予め含
有するヒドラジンの分解処理が行われている。従来この
ヒドラジン類の分解処理は、一般にはヒドラジンを含有
する廃液、排水に次亜塩素酸ソーダを添加しヒドラジン
を酸化分解する方法が採られている。この次亜塩素酸ソ
ーダによるヒドラジンの酸化分解は次式による。 N2 H4 + 4NaOCl → 4NaCl + 2H2O2 + N2+O2 この反応の場合は大量の次亜塩素酸ソーダを使用するた
め、その処理に要する費用も膨大になり高価なものとな
る。また分解後に廃液中に若干の塩素が残存することが
あるなどの問題もある。一方、特開昭53−91093
号公報、特開昭53−91095号公報に、重金属を触
媒とし空気によりヒドラジンを分解する方法が開示され
ている。この空気によるヒドラジンの分解は次式によ
る。 N2 H4 + O2 → N2 +2H2O しかしながら、この方法は分解速度が遅く、ヒドラジン
の分解が不充分である等の欠点があり、さらに重金属に
よる二次汚染の危険性もあり、充分な方法とはいえな
い。
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来方法
における過酸化水素またはヒドラジンの分解方法にはそ
れぞれ種々の問題点がある。本発明は、上記の種々の問
題点を解決し、広範囲な液性(pH領域)で使用可能で
あり、かつ高活性な過酸化水素分解能またはヒドラジン
分解能を有し、その上二次公害の発生を伴うことなく、
分解処理できる活性炭素材料からなる過酸化水素および
ヒドラジン分解用触媒を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、蛋白質、
または蛋白質を含有する汚泥もしくは廃棄物質を炭化処
理、賦活処理して得られる活性炭素材料が、過酸化水素
またはヒドラジンの分解触媒として高活性で、かつ二次
汚染の発生を伴わず安全であり、極めて有効であること
を見い出した。さらに検討を加え、上記の炭化、賦活処
理を行った後、酸処理、加熱処理して得られる活性炭素
材料およびポリアクリロニトリル系活性炭素繊維を加熱
処理して得られる活性炭素材料も高活性を示し過酸化水
素またはヒドラジンの分解触媒として極めて有効である
ことを見い出した。すなわち、本発明は窒素1〜5重量
%、酸素3〜30重量%、炭素40〜90重量%をそれ
ぞれ含有し、かつ平均細孔半径が15〜30Åであり、
有孔メソポアが全容積当たり少なくとも50容積%を占
めることを特徴とする活性炭素材料およびその製造法な
らびに過酸化水素またはヒドラジン分解用触媒に関す
る。
【0006】本発明における活性炭素材料は、蛋白質ま
たは蛋白質を含有する汚泥もしくは廃棄物質を炭化、賦
活処理を行って得られるが、過酸化水素およびヒドラジ
ンの分解に有効な高活性を示すには、窒素の含有量が1
〜5重量%であることが重要であり、窒素の含有量が上
記範囲外である場合、特に1重量%よりも少ない場合
は、過酸化水素またはヒドラジンの分解活性が著しく低
下し不都合である。また、酸素含有量、炭素含有量も上
記の範囲内にあることが望ましく、上記の範囲外では過
酸化水素またはヒドラジンの分解活性の低下が認めら
れ、本発明の所期の目的を十分に発揮することができず
好ましくない。本発明に係る活性炭素材料は上記の炭
化、賦活処理を行った段階では酸素含有量および炭素含
有量はそれぞれ5〜30重量%、40〜90重量%であ
る。この状態の活性炭素材料でも過酸化水素またはヒド
ラジンの分解触媒として十分に高活性であるが、上記の
賦活処理を行った後、次いで酸処理を行い加熱処理する
ことにより、酸素含有量および炭素含有量をそれぞれ3
〜10重量%、70〜95重量%とすることができ、さ
らに高活性化され、例えば強酸性の過酸化水素を含有す
る廃液や高濃度の過酸化水素またはヒドラジンを含有す
る廃液等に適用し過酸化水素またはヒドラジンを速やか
に分解除去するのにより好適である。したがって、対象
とする被処理液の種類により本発明の活性炭素材料から
なる触媒を適宜選択することにより効果的な分解除去を
行うことができる。
【0007】また本発明の活性炭素材料は上記の通り平
均細孔半径が15〜30Åを有するものであるが、この
平均細孔半径が15Åよりも小さい場合、および30Å
よりも大きい場合は過酸化水素またはヒドラジンの分解
能が低く望ましくなく上記した範囲内にあることが好ま
しい。さらに本発明に係る活性炭素材料は有孔メソポア
が全容積当たり少なくとも50容積%を占める。そして
このメソポアは、上記の賦活処理を行った後、次いで酸
処理を行い加熱処理することによりさらに高めることが
でき、全容積当たり少なくとも60容積%を占めるもの
となる。本発明の過酸化水素またはヒドラジンの分解触
媒として有用な活性炭素材料において、その比表面積は
格別限定されないが、好ましくは300〜1500平方
メートル/gの範囲であることが本発明の目的を達成す
る上で好適である。なお、本発明において活性炭素材料
の平均細孔半径および比表面積ならびに有孔メソポア
は、オートソーブ測定器(湯浅アイオニクス社製)を使
用して窒素ガスの吸着法により求めた。
【0008】本発明の活性炭素材料は、蛋白質または蛋
白質含有汚泥もしくは廃棄物質を炭化、賦活処理して得
られる。本発明の活性炭素材料の製造に用いられる蛋白
質または蛋白質含有汚泥もしくは廃棄物質としては、パ
ン酵母、クロレラなどの酵母類;細菌、藻類、ビール酵
母醗酵廃菌体、医薬品醗酵酵母廃菌体、アミノ酸醗酵粕
等の微生物蛋白質;工場廃液処理、糞尿処理、家庭排水
処理などの生物活性汚泥の余剰汚泥等があげられる。そ
の他に、魚類、獣肉、獣血などの動物性蛋白質;大豆、
脂肪大豆などの豆類、小麦胚芽、米胚芽などの植物性蛋
白質等も使用できる。これらのうち、酵母類、細菌、藻
類、醗酵廃菌体などの微生物蛋白質あるいは生物活性汚
泥の余剰汚泥などが取扱、入手性の点から望ましいもの
である。本発明に係る活性炭素材料からなる触媒は、上
記のような蛋白質または蛋白質含有汚泥もしくは廃棄物
質を原料とするものであるから安価に製造することがで
きる。
【0009】本発明の活性炭素材料を触媒として使用す
る場合、粉末、または成形品いずれでも使用することが
でき、それぞれの用途、使用箇所、使用状況等により適
宜選択される。本発明の活性炭素材料からなる触媒を成
形品とするには、原料の蛋白質または蛋白質含有汚泥も
しくは廃棄物質を成形した後、炭化処理し、次いで賦活
処理後、酸洗、加熱処理すればよい。成形する際には必
要に応じて粘結剤を使用することができる。この粘結剤
としては、たとえば、タールピッチ、リグニン、糖蜜、
アルギン酸ソーダ、カルボキシメチルセルロース(CM
C)、合成樹脂、ポリビニルアルコール、デンプン等の
有機質系粘結剤、スメクタイト、水ガラス等の無機質系
粘結剤などが例示される。これら粘結剤は、成形できる
程度に使用すればよく、原料に対して通常0.05〜2
重量%程度が使用される。
【0010】本発明の活性炭素材料を製造する際の炭化
処理は、主として原料の蛋白質または蛋白質含有汚泥も
しくは廃棄物質中に含有する非炭素成分を除去し、もし
くは減少させ、次いで行われる賦活処理に適した材料と
する工程である。この炭化処理は、通常150〜600
℃で、好ましくは200〜500℃の温度で、空気、窒
素、炭酸ガスあるいはこれらの混合ガスを導入しなが
ら、数分から数時間行なわれる。 この炭化処理の際に
原料の蛋白質または蛋白質含有汚泥もしくは廃棄物質の
粉末、あるいは成形物が融着あるいは溶着すると所望す
る微細な細孔を形成することが困難となり、次いで実施
される賦活処理にも悪影響を与え、良好な特性を持つ活
性炭素材料を得ることができず好ましくない。この融着
あるいは溶着を防止するために、原料に少量の鉄化合物
を添加することが好ましい。この鉄化合物は、融着ある
いは溶着を防止する以外に炭化処理時の操作性を良好に
し、均一な炭化処理を行うことができる。このような目
的に使用される鉄化合物としては、たとえば硫酸第一
鉄、硫酸第二鉄、硫酸第一鉄アンモニウム、硫酸第二鉄
アンモニウム、硝酸第二鉄、塩化第一鉄、塩化第二鉄、
りん酸第一鉄、りん酸第二鉄、炭酸第一鉄、水酸化第一
鉄、水酸化第二鉄、けい酸第一鉄、硫化第一鉄、硫化第
二鉄等の無機系の鉄化合物あるいはその塩;クエン酸第
二鉄、クエン酸第二鉄アンモニウム、シュウ酸第一鉄、
シュウ酸第二鉄アンモニウム等の有機酸の鉄化合物ある
いはその塩等を挙げることができる。これらの鉄化合物
は、原料に対して1〜20重量%程度添加される。
【0011】上記の炭化処理に次いで実施される賦活処
理は、炭化処理で生成した細孔構造をより微細構造に成
長ないし発達、あるいは熟成させる工程であり、水蒸
気、炭酸ガス、酸素を主体とするガス雰囲気中で、一般
には700〜1100℃、好ましくは800〜1000
℃で数分ないし数時間実施される。本発明の活性炭素材
料を製造するに当たって、炭化処理、賦活処理は内熱式
または外熱式のロータリーキルンまたは管状炉、連続式
多段炉等を用いて実施される。
【0012】蛋白質または蛋白質を含有する汚泥もしく
は廃棄物質を原料とする本発明の活性炭素材料は、炭
化、賦活後次いでさらに酸処理した後、加熱処理するこ
とにより活性をより向上させることができる。この酸処
理に使用される酸は、通常、硫酸、塩酸、硝酸、フッ酸
等の無機酸であり、これらは5〜50重量%程度の水溶
液で使用される。酸処理は常温〜100℃で数分から数
時間実施される。酸処理を行った後、水洗を行い次いで
加熱処理を行う。この加熱処理は窒素、ヘリウム、アル
ゴン、二酸化炭素等の不活性ガスや水素、アンモニア、
一酸化炭素等の還元性ガスの雰囲気下で400〜110
0℃、好ましくは500〜1000℃で数分から数時間
実施される。本発明において上記の酸処理は、活性炭素
材料中の不純物成分を除去し、加熱処理することにより
不純物成分が除去された部分の微細構造がさらに成長あ
るいは発達、熟成される。この酸処理後次いで加熱処理
することにより酸処理前と比較し、分解活性がより向上
される。
【0013】本発明の活性炭素材料は、上記した蛋白質
または蛋白質を含有する汚泥もしくは廃棄物質を原料と
する他に、ポリアクリロニトリル系炭素繊維を原料とし
て得ることもできる。この場合ポリアクリロニトリル系
炭素繊維は、繊維状、フェルト状、マット状、織物状等
いずれの形態でも使用でき、それぞれの用途、使用箇
所、使用状態等により適宜選択される。このポリアクリ
ロニトリル系炭素繊維を原料とした本発明の活性炭素材
料は、上記した適宜の形状のポリアクリロニトリル系炭
素繊維を窒素、ヘリウム、アルゴン、二酸化炭素等の不
活性ガスあるいは水素、アンモニア、一酸化炭素等の還
元性ガスの雰囲気下で400〜1100℃、好ましくは
500〜1000℃で数分から数時間加熱処理すること
により得られる。本発明に用いられるポリアクリロニト
リル系活性炭素繊維はアクリロニトリルを主成分とし、
これに共重合成分として、たとえば塩化ビニル、塩化ビ
ニリデン、アクリル酸、アクリル酸誘導体、メタクリル
酸、メタクリル酸誘導体、アクリルアミド、N−メチロ
ールアクリルアミド、アリルスルホン酸およびメタアリ
ルスルホン酸等の共重合モノマーの一種または二種以上
と共重合して得られる重合体を紡糸し、不融化、賦活を
行った活性炭素繊維である。
【0014】本発明の活性炭素材料を触媒として使用す
る過酸化水素の分解は、一般には過酸化水素を含有する
水溶液、過酸化水素を含有する有機溶剤あるいは過酸化
水素含有廃液等を、本発明の触媒と接触させることによ
り実施されるが、このような方法に限定されるものでな
く、過酸化水素のミストあるいは蒸気の状態で本発明の
触媒と接触させることにより分解することもできる。ま
た、本発明の活性炭素材料からなる触媒を用いて被処理
液中の過酸化水素を分解する場合、被処理液のpHおよ
び被処理液中の過酸化水素の濃度等は格別限定されず、
広範囲の液性で使用することができる。本発明の触媒を
使用した過酸化水素の分解は回分式、連続式いずれの方
法でも実施でき、処理時の温度、処理時間等は被処理液
の種類等により適宜選択し得る。
【0015】また、本発明の活性炭素材料を触媒として
使用しヒドラジンを分解する場合は酸素発生剤の共存下
で処理することにより特に効果的にヒドラジンを分解処
理することができる。上記の酸素発生剤は、一般に過酸
素化合物が使用され、この過酸素化合物としては、過酸
化水素、過炭酸ソーダ、過ほう酸ソーダなどが例示され
る。過酸化水素の共存下でのヒドラジンの分解は次式に
より行われる。 N2 H4 + 2H2 O2 → N2 + 4H2O この分解反応は従来の次亜塩素酸ソーダを使用する方法
に比べ、理論上はヒドラジン1当量に対して過酸化水素
2当量を使用すればよいが通常はやや過剰量の過酸化水
素が使用される。しかしながら、次亜塩素酸ソーダを使
用する方法に比べ過酸化水素の使用量は遙に少なく経費
が節減でき、その上本発明に係る活性炭素材料からなる
触媒を使用し、過酸素化合物の存在下にヒドラジンを分
解する場合は二次汚染の発生の原因となるような物質の
発生がなく安全である。ヒドラジンを含有する被処理液
中のヒドラジンを分解する場合、一般に、被処理液の液
性(液のpH)が分解速度等に影響を与える。後述する
ように従来の水処理に使用される活性炭の場合液性がア
ルカリである場合には殆んど活性を示さないが、本発明
に係る活性炭素材料からなる触媒は被処理液の液性に余
り影響されず広い範囲のpH域で充分に活性である。ま
た、本発明に係る活性炭素材料を触媒としてヒドラジン
を分解するに際しては、回分式、連続式いずれの方法で
も実施でき、処理時の温度、時間等は被処理液の種類等
により適宜選択される。
【0016】次に実施例により本発明を具体適に説明す
る。 (本発明活性炭素材料の製造)
【実施例1】微生物廃菌体(メタノール資化性廃菌体)
1000部(重量部 以下同じ)、硝酸第二鉄200
部、ポリビニルアルコール20部および水1000部を
ニーダーで十分混練し、造粒して成形体とした。この成
形体を250〜500℃で3時間、空気を導入しながら
炭化処理を行い、次いで水蒸気の存在下に1000℃で
2時間賦活処理を行って256部の活性炭素材料を得
た。これは窒素含有量2.3重量%、酸素含有量22.
8重量%、炭素含有量48.2重量%で平均細孔半径は
21Åであり、全容積当たりメソポアは約55%を占め
た。
【0017】
【実施例2】化学工場の生物活性汚泥処理装置で発生す
る余剰汚泥の乾燥物1000部に水600部を加え、ニ
ーダーで十分に混練し、造粒して成形体とした。この成
形体を200〜500℃で、窒素ガス雰囲気下に2時間
炭化処理を行い、次いで水蒸気/炭酸ガス=1(容積
比)の混合ガス中、800℃で1時間賦活処理を行って
221部の活性炭素材料を得た。これは窒素含有量2.
7重量%、酸素含有量8.8重量%、炭素含有量77.
9重量%で平均細孔半径は26Åであり、全容積当たり
メソポアは約68%を占めた。
【0018】
【実施例3】実施例1と同様の原料(微生物廃菌体)を
実施例1と同様の条件で炭化、賦活処理した後、次いで
30重量%塩酸水溶液を使用し、90℃で2時間加熱し
た。その後水洗を行いさらに800℃で1時間、炭酸ガ
ス雰囲気下で加熱を行い202部の活性炭素材料を得
た。これは窒素含有量が3.2重量%、酸素含有量が
8.2重量%、炭素含有量が81.6重量%で平均細孔
半径が19Åで、全容積当たりメソポアは約61%を占
めた。
【0019】
【実施例4】実施例2と同様の原料(生物活性汚泥処理
装置で発生する余剰汚泥)を実施例2と同様の条件で炭
化、賦活処理した後、50重量%硫酸水溶液で60℃、
5時間加熱を行った。次いで水洗を行いさらに900℃
で1時間水素ガス雰囲気下で加熱処理し、189部の活
性炭素材料を得た。得られた活性炭素材料は窒素含有量
が4.1重量%、酸素含有量が7.6重量%、炭素含有
量が83.2重量%で平均細孔半径が26Åで全容積当
たりメソポアは約73%を占めた。
【0020】
【実施例5】市販のポリアクリロニトリル系活性炭素繊
維FE−400(東邦レーヨン株式会社製)100gを
管状加熱炉で窒素ガス雰囲気下、950℃、1時間加熱
処理を行って89gの活性炭素材料を得た。これは窒素
含有量2.1重量%、酸素含有量8.5重量%、炭素含
有量86.8重量%であり、平均細孔半径は20Åであ
り全容積当たりメソポアは約56%を占めた。
【0021】(過酸化水素の分解)
【実施例6】上記の実施例1および2で得た活性炭素材
料を触媒として使用し過酸化水素含有水溶液中の過酸化
水素の分解試験を行った。すなわち過酸化水素を413
0ppm含有し、pH6.5の工場排水800gを各々
の容器に採り、実施例1および2で得た活性炭素材料か
らなる触媒0.15gをそれぞれに投入し、25℃で撹
拌した。30分経過後までの排水中の過酸化水素の濃度
を測定した結果、15分経過後そのほぼ93%が分解
し、30分後にはほぼ100%が分解した。また、実施
例3、4および5で得た活性炭素材料を触媒として使用
して過酸化水素の分解試験を上記と同様の工場排水を用
いて行った。すなわち実施例3、4および5で得た活性
炭素材料からなる触媒0.11gをそれぞれに投入し、
25℃で撹拌した。30分経過後までの排水中の過酸化
水素の濃度を測定した結果、いずれの場合も10分経過
後そのほぼ90%が分解し、20分後にはほぼ100%
が分解した。
【0022】
【比較例1】市販の水処理用活性炭ダイヤソーブG(三
菱化成株式会社製)0.15gを使用し、実施例6と同
様の条件で過酸化水素の分解試験を行った。30分後の
分解率は約5%程度に過ぎなかった。なお、使用した活
性炭ダイヤソーブGは窒素含有量が0.5重量%、酸素
含有量が5.6重量%、炭素含有量が90.8重量%で
あり、平均細孔半径は13Åで全容積当たりのメソポア
は約15%を占めるものであった。
【0023】
【実施例7】上記の実施例1、2で得た活性炭素材料を
触媒として使用して金属表面処理廃液中の過酸化水素の
分解試験を行った。すなわち、過酸化水素4500pp
mを含有し、pH2(硫酸酸性)の金属表面処理廃液8
00gを各々の容器に採り、実施例1および2で得た活
性炭素材料からなる触媒0.15gをそれぞれに投入
し、25℃で攪拌した。60分経過後までの廃液中の過
酸化水素の濃度を測定した結果、いずれの触媒の場合も
30分経過後約97%が分解し、45分経過後ほぼ10
0%が分解した。また、実施例3、4および5で得た活
性炭素材料を触媒として使用し、上記と同様の条件で、
上記と同様の水溶液中の過酸化水素の分解試験を行っ
た。その結果、60分経過後までの廃液中の過酸化水素
の濃度を測定した結果、いずれの触媒も、25分経過後
そのほぼ95%が分解し、35分後にはほぼ100%が
分解した。
【0024】
【比較例2】比較例1で使用したと同様な触媒を使用
し、実施例7に用いたと同様な金属表面処理廃液中の過
酸化水素の分解試験を行った。45分経過後の分解率は
約5%で、60分経過後の分解率は10%未満であっ
た。
【0025】(ヒドラジンの分解)
【実施例8】上記の実施例1、2で得た活性炭素材料か
らなる触媒を使用してヒドラジン含有アンモニア水中の
ヒドラジンの分解試験を行った。すなわち、ヒドラジン
700ppm、アンモニア28重量%を含有する化学プ
ラントの排水に、過酸化水素濃度が7000ppmにな
るように過酸化水素を添加した。この排水800gを各
々の陽気に採り、実施例1または2で得た活性炭素材料
からなる触媒0.3gをそれぞれ投入し、25℃で攪拌
した。60分経過後までの排水中のヒドラジンの濃度を
測定した結果、いずれの触媒を使用した場合も30分経
過後約82%が分解し、60分経過後にはほぼ99%が
分解した。
【0026】
【実施例9】上記の実施例8のヒドラジン含有アンモニ
ア水の代わりに、ヒドラジンを含有するボイラー廃液中
のドラジンの分解試験を行った。すなわち、ヒドラジン
700ppmを含有するボイラー廃液に過酸化水素濃度
3000ppmになるように過酸化水素を添加した。こ
の溶液800gを各々の陽気に採り、実施例1または2
で得た活性炭素材料からなる触媒0.1gをそれぞれ投
入し、25℃で攪拌した。60分経過後までの排水中の
ヒドラジンの濃度を測定した結果、いずれの触媒を使用
した場合も30分経過後約88%が分解し、60分経過
後にはほぼ99%が分解した。
【0027】
【比較例3】比較例1で使用したと同様な活性炭を使用
し、実施例9に用いたと同様な廃液中のヒドラジンの分
解試験を実施例9と同様な条件で行った。30分経過後
の分解率は約33%、60分経過後の分解率は48%に
過ぎなかった。
【0028】
【発明の効果】本発明の活性炭素材料は種々の化合物、
例えば過酸化水素、ヒドラジン等の分解触媒として有効
であり、化学プラントから発生する廃液や半導体処理の
際に発生する排水廃液等の処理に有効である。本発明に
係る活性炭素材料用からなる触媒を使用して過酸化水素
またはヒドラジンを分解する際は、広範囲な液性(pH
領域)で使用可能で、かつ長期間にわたって高活性であ
り、その上二次公害の発生を伴うことなく分解処理でき
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 11/00 N 7824−4D (72)発明者 高橋 真由美 新潟県新潟市太夫浜字新割182番地 三菱 瓦斯化学株式会社新潟研究所内 (72)発明者 青山 哲男 新潟県新潟市太夫浜字新割182番地 三菱 瓦斯化学株式会社新潟研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒素1〜5重量%、酸素3〜30重量
    %、炭素40〜95重量%を含有し、かつ平均細孔半径
    が15〜30Åであり、有孔メソポアが全容積当たり少
    なくとも50容積%を占めることを特徴とする活性炭素
    材料。
  2. 【請求項2】 窒素1〜5重量%、酸素3〜10重量%
    および炭素70〜95重量%である請求項第1項記載の
    活性炭素材料。
  3. 【請求項3】 蛋白質または蛋白質含有汚泥もしくは廃
    棄物質を炭化、賦活処理して得られた請求項第1項また
    は第2項記載の活性炭素材料。
  4. 【請求項4】 蛋白質または蛋白質含有汚泥もしくは廃
    棄物質を炭化、賦活処理した後、酸処理し加熱して得ら
    れた請求項第2項記載の活性炭素材料。
  5. 【請求項5】 蛋白質または蛋白質含有汚泥もしくは廃
    棄物質が微生物蛋白質または生物活性汚泥である請求項
    第3項または第4項記載の活性炭素材料。
  6. 【請求項6】 微生物蛋白質が酵母、細菌、藻類から選
    ばれた一種であり、蛋白質含有汚泥もしくは廃棄物質
    が、工場廃液処理、糞尿処理、家庭排水処理に使用され
    る生物活性汚泥から選ばれた一種、または廃菌体、アミ
    ノ酸醗酵粕から選ばれた一種である請求項第4項および
    第5項記載の活性炭素材料。
  7. 【請求項7】 蛋白質、または蛋白質含有汚泥もしくは
    廃棄物質を、成形しまたは成形することなく150〜6
    00℃で炭化処理し、次いで700〜1100℃で水蒸
    気、炭酸ガス、酸素を主体とするガス雰囲気下で賦活処
    理を行うことを特徴とする請求項第1項記載の活性炭素
    材料の製造方法。
  8. 【請求項8】 蛋白質または蛋白質含有汚泥もしくは廃
    棄物質を、成形しまたは成形することなく150〜60
    0℃で炭化処理し、次いで700〜1100℃で水蒸
    気、炭酸ガス、酸素を主体とするガス雰囲気下で賦活処
    理を行った後、次いで酸処理し、不活性ガスまたは還元
    性ガスの雰囲気下で400〜1100℃で加熱を行うこ
    とを特徴とする請求項第2項記載の活性炭素材料の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 ポリアクリロニトリル繊維状活性炭素材
    を還元性ガスの雰囲気下で400〜1100℃で加熱を
    行うことを特徴とする請求項第1項または第2項記載の
    活性炭素材料。
  10. 【請求項10】 請求項第1項、第2項または第9項記
    載の活性炭素材料からなる過酸化水素分解用触媒。
  11. 【請求項11】 請求項第1項、第2項または第9項記
    載の活性炭素材料からなるヒドラジン分解用触媒。
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