JPH057967A - ねじ転造装置 - Google Patents

ねじ転造装置

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JPH057967A
JPH057967A JP4022952A JP2295292A JPH057967A JP H057967 A JPH057967 A JP H057967A JP 4022952 A JP4022952 A JP 4022952A JP 2295292 A JP2295292 A JP 2295292A JP H057967 A JPH057967 A JP H057967A
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JP
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die
slide
rolling device
thread rolling
cam
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Application number
JP4022952A
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English (en)
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Gregory A Smith
エイ スミス グレゴリー
Dale E Foltz
イー フオルツ ダール
Robert E Wisebaker
イー ワイズバーカー ロバート
Robert E Loy
イー ロイ ロバート
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National Machinery Co
Original Assignee
National Machinery Co
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21HMAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
    • B21H3/00Making helical bodies or bodies having parts of helical shape
    • B21H3/02Making helical bodies or bodies having parts of helical shape external screw-threads ; Making dies for thread rolling
    • B21H3/06Making by means of profiled members other than rolls, e.g. reciprocating flat dies or jaws, moved longitudinally or curvilinearly with respect to each other
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21HMAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
    • B21H9/00Feeding arrangements for rolling machines or apparatus manufacturing articles dealt with in this subclass
    • B21H9/02Feeding arrangements for rolling machines or apparatus manufacturing articles dealt with in this subclass for screw-rolling machines
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49716Converting

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】特性の良好なねじを確実に形成できるねじ転造
装置を提供する。 【構成】ひらダイスねじ転造装置は、カム駆動リンク機
構とカムとを備えて、往復ダイス73が設けられたスラ
イド18を往復動させるように作動する動力駆動手段を
備えている。動力駆動手段はダイス73,78が互いに
静止しているときに加工物をダイス73,78に挿入で
きるように、作業ストロークの開始前に往復ダイス73
を静止状態に一時保持する。また、動力駆動手段は、転
造操作の当初において往復ダイス73の加速を緩慢にし
て加工物がスリップするのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ねじ転造装置、特に、
ダイスの調整を容易に行うことができ、かつ、高品質の
ねじを常に製造することができるように高い精度で操作
することができる新規かつ改良されたひらダイスねじ転
造装置(flat die thread roller)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ひらダイスねじ転造装置は、固定ダイス
を取着したダイスポケットと、往復ダイスを固定ダイス
に対して前後に動かす往復動スライドとを備えている。
プッシャまたはインジェクタが、素材または加工物をダ
イス間に押し込むように往復動ダイスの往復動に対して
調時された関係で作動する。往復ダイスのその後のスト
ロークにより、加工物はダイス面に沿って転造され、加
工物の材料が除去されて所要のねじが形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】形成されるねじの精度
は、ダイス自身の精度以外の数多くのファクタの影響を
受ける。往復ダイスの支持ベアリングが、ベアリング領
域に入り込む異物により摩耗すると、スライドの動きを
正確に制御することができず、ねじの特性(quality) が
低下する。また、ダイスが互いに対して正確に位置決め
することができないときも、ねじの特性が低下する。例
えば、ダイスの傾斜(tilt)(ダイスの頂部と底部との間
の相対的間隔)と、平行度(parallelism) (ダイスの長
手方向に沿ったダイス間の間隔)と、ピッチ間隔(ダイ
ス間の距離)とを調整することが通常必要である。これ
までは、一般に、厚みを変えるシム又は比較的粗い調整
手段を使用して、ダイスの相対的位置を調整することが
行われてきた。
【0004】更に、一方のダイスにより加工物に形成さ
れる(rolled)溝が他方のダイスのねじ山と正確に整合す
るように、ダイスの整合(match) を調整することが必要
である。適正な整合を維持するためには、プッシャが、
装置のサイクルのちょうど右側の位置において素材をダ
イス間に挿入することが必要である。従来の装置のスラ
イドは一般にクランク機構により駆動されるので、往復
ダイスの最大加速は、ストロークの最後に生ずる。従っ
て、転造が始まるときに加工物がスリップを起し易くな
る。このようなスリップが生ずると、整合が損われ、常
に良好な特性のねじを形成することが困難になり易い。
更に、有意の摩耗を起さない比較的新しい装置の場合に
も、ダイスを取付けるのにかなりの時間と技術が必要で
ある。更にまた、復帰ストロークの終りにくるとスライ
ドは直ちに向きを変えるので、プッシャのタイミングが
重要となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の一の観点によれ
ば、ひらダイスねじ転造装置が提供されている。この装
置は、フレームと、該フレームに取付けられた固定ダイ
スと、前記フレームに設けられたスライドと、該スライ
ドに設けられた可動ダイスとを備え、前記スライドは素
材にねじを形成する作業ストロークと次の素材にねじを
形成するために前記ダイスを再度位置決めする復帰スト
ロークにおいて前記固定ダイスに対して前記可動ダイス
を動かすように往復自在となっており、更に前記作業ス
トロークにおいてねじを形成するように素材を前記ダイ
スに位置決めするプッシャと、前記作業および復帰スト
ロークの繰り返しサイクルにおいて前記スライドに動力
を供給しかつ前記スライドの動きに時間を合わせた関係
で繰り返しサイクルにおいて前記プッシャを作動させる
ように接続された動力駆動手段とを備え、該動力駆動手
段は前記サイクルの作業ストロークの開始前に前記ダイ
スを互いに実質上静止した状態に保持するように前記サ
イクルのある部分において作動するとともに、前記サイ
クルの前記部分において前記ダイスに加工物を配置して
作業ストロークの開始前に前記ダイス間に素材を適正に
位置決めするように作動することを特徴とする構成を備
えている。
【0006】本発明の別の観点によれば、往復ダイス手
段と転造を行なうために素材を前記ダイス手段に位置決
めするフィーダとを有するねじ転造装置の動力駆動構造
が提供されている。この構造は、回転カムと、作業スト
ロークおよび復帰ストロークを有する繰り返しサイクル
において前記ダイス手段を動かすフォロアリンク機構と
を備え、前記カムは前記フィーダが素材を前記ダイス手
段に位置決めする際に各サイクルのある部分において前
記ダイスを静止状態に保持するように前記リンク機構を
作動させることを特徴とする構成に係る。
【0007】本発明の別の観点によれば、ひらダイスね
じ転造装置の往復スライドに動力を供給する方法が提供
されている。この方法は、各往復サイクルにおいて一回
転することができる連続回転カムを配設し、該カムとス
ライドを各サイクルにおいて作業ストロークと復帰スト
ロークを生ずるように作動するフォロアリンク機構に接
続し、各サイクルにおいて前記スライドが (a)素材受け位置において静止し、かつ、(b)実質
上零の加速で前記作業ストロークを開始するとともに、
前記加速は前記サイクルの第1の部分における正の最大
加速まで徐々に増加するように前記カムとフォロアリン
ク機構を形成することを特徴とする構成に係る。
【0008】本発明によればまた、フレームと、該フレ
ームに取付けられた可動ダイスキャリヤと、該可動ダイ
スキャリヤに設けられ前記可動ダイスキャリヤとともに
動くように可動ダイスを支持する可動ダイスポケット
と、前記フレームに設けられ固定ダイスを支持する固定
ダイスポケットを備えた固定ダイス支持体と、ダイスの
傾斜、平行度およびピッチを調整するように前記可動ダ
イスポケットに対する前記固定ダイスポケットの位置を
調整する調整手段とを備え、該調整手段は傾斜および平
行度の調整に影響を及ぼすことなくピッチを調整するこ
とができることを特徴とする構成のねじ転造装置が提供
されている。
【0009】更に、本発明によれば、フレームと、作業
ストロークと復帰ストロークとを有する繰り返しサイク
ルにおいて往復動自在に前記フレームに配設されたスラ
イドと、前記スライドに設けられた可動ダイスポケット
と、前記フレームに設けられた固定ダイスポケットと、
前記フレームに回動自在に取付けられた回動レバーを有
するとともに前記スライドを往復動させるように連結さ
れた動力駆動手段とを備え、前記レバーはダイスの整合
を調整するように作動する偏心取着集成体により回動自
在に取着されており、更にねじ転造装置が運転を行なっ
ているときに前記偏心取着集成体を調整するように作動
する偏心制御手段を備えることを特徴とする構成のねじ
転造装置が提供されている。
【0010】本発明によれば更に、フレームと、可動ね
じ転造ダイスを支持する可動ダイスポケットを有する可
動ダイスキャリヤと、前記フレームに設けられ、固定ね
じ転造ダイスを支持する固定ダイスポケットを有する固
定ダイスブロックと、前記ダイスポケットの中のダイス
の傾斜および平行度を別個に調整するように前記固定ダ
イスポケットの位置を調整自在に位置決めする第1の調
整手段と、該第1の調整手段に影響を及ぼすことなくピ
ッチを調整する第2の調整手段とを備えることを特徴と
する構成のねじ転造装置が提供されている。
【0011】本発明によればまた、ひらダイスねじ転造
装置が提供されている。この装置は、フレームと、該フ
レームに取付けられたスライドベアリングと、作業スト
ロークと復帰ストロークを有する繰り返しサイクルにお
いて作動する往復動自在のスライドとを備え、前記スラ
イドベアリングとスライドは前記スライドの往復動の際
に前記スライドを案内するベアリング面を有し、該ベア
リング面は前記ダイスからの異物が実質上ない場所にお
いて前記スライドを垂直に支持する前記スライドの上部
と略隣接する上部ベアリング面を有することを特徴とす
る構成を備えている。
【0012】本発明の更に別の観点によれば、金属成形
装置が提供されている。この装置は、フレームと、該フ
レームに移動自在に取付けられたダイスキャリヤとを備
え、前記フレームとダイスキャリヤはそれぞれ素材の金
属の流れを起こすように作動する一組のダイスのそれぞ
れのダイスポケットを有し、更にこの装置は可変容積液
圧ポンプと、前記ダイスキャリヤを駆動するように連結
された可変速液圧モータと、前記ポンプおよびモータの
作動を制御する制御回路とを備え、該制御回路は前記ポ
ンプを最大容積出力で作動させる運転モードで作動する
とともに前記モータの速度を規制することにより前記ダ
イスキャリヤの速度を制御し、前記制御回路は前記ポン
プを制御された低容積出力で作動するように制御すると
ともに前記モータを最大トルクを生ずるように制御する
ジョグモードで作動し、これによりジョグ操作において
低速度で前記ダイスキャリヤを動かすように全トルクを
利用することができることを特徴とする構成に係る。
【0013】更に、本発明によれば、フレームと、作業
ストロークおよび復帰ストロークを介して往復動するよ
うに前記フレームに取付けられたスライドと、一方が前
記フレームに取着されかつ他方が前記スライドに取付け
られた一対のねじ転造ダイスと、前記作業ストロークの
開始時に素材を前記ダイスに挿入するように前記フレー
ムに設けられたプッシャと、前記スライドを往復動させ
かつ前記プッシャを調時して作動させるとともに回動す
るように前記フレームに取着され、しかも前記スライド
を往復させるようにピボットを介して連結されたレバー
を有する動力駆動手段と、前記レバーの前記ピボットの
位置を調整してダイスの整合を調整するとともにねじ転
造装置の運転中に作動して該装置を止めることなくダイ
スの整合を調整することができる調整手段とを備えるこ
とを特徴とする構成のねじ転造装置が提供されている。
【0014】更にまた、本発明によれば、ねじ転造装置
が提供されている。この装置はフレームと、作業ストロ
ークと復帰ストロークをそれぞれ有する繰り返しサイク
ルにおいて往復動自在であるように前記フレームに儲け
られたスライドと、前記スライドに設けられた固定ねじ
転造ダイスと、加工物を前記ダイスへ案内する加工物ガ
イド集成体と、各作業ストロークの開始時に加工物を前
記ダイスに挿入するプッシャと、前記ガイド集成体の加
工物を1つづつ分離するとともに1つの加工物を前記プ
ッシャに位置決めするセパレータと、前記スライド、プ
ッシャおよびセパレータを調時して作動させる動力駆動
手段とを備え、ガイド集成体は工具を迅速に交換するよ
うに予め調整されたユニットとして取り外し自在でかつ
装着自在であることを特徴とする構成に係る。
【0015】本発明の更に別の観点によれば、複数のサ
イズの異なるダイスとともに使用するねじ転造装置の製
造方法が提供されている。この方法は、前記所定のダイ
スサイズの全てに対する1つのフレーム構造を形成し、
前記フレームに往復スライドを配設し、前記フレームに
固定ダイスのダイスポケットを設けるとともに前記スラ
イドに往復ダイスのダイスポケットを設け、カムの回転
に応答して前記スライドを往復動させるように連結され
た前記カムを有するスライド駆動体とカム駆動のリンク
機構とを形成し、前記所定のダイスサイズのうちの他の
サイズのストロークとは異なるダイスサイズのストロー
クにおいて前記スライドを往復動させるように前記各所
定のダイスサイズに対して異なるサイズのカムを設け、
前記各所定のダイスサイズに対して前記関連刷るカムに
より得られるストロークに対応するサイズのダイスを適
正に支持するように前記各所定のダイスサイズに対して
ダイスポケットを設けることを特徴とする構成を備えて
いる。
【0016】
【作用】上記構成の本発明によれば、良好な特性のねじ
を一貫して形成することができる。本発明のねじ転造装
置には、準備時間を実質上なくしかつ準備を行なうのに
必要な技術を著しく少なくすることができるように、ダ
イスを調整する手段が設けられている。更に、本発明に
おいては、例えば装置を暖めるときに必要とされる調整
を装置の運転中に行なうことにより良好な特性のねじを
連続して形成することができるように、装置の運転中に
多くの調整を行なうことができる。
【0017】本発明の装置は、摩耗により生ずる異物が
スライドベアリングに溜まらないように構成されてい
る。従って、多くの従来の装置においては一度使用した
潤滑流体を繰り返し使用することが要望されているが、
本発明ではスライド潤滑流体を繰り返し循環して使用す
ることができる。
【0018】更に、本発明によれば、サイズの異なるダ
イスに対して数多くの同じ構成素子を使用することがで
きるので、対応する構成部品の点数を大幅に少なくする
ことができ、かくして、製造コストを著しく低減させる
ことができる。
【0019】本発明の装置においては、カム駆動体はス
ライドを往復動させる作用を行う。カムは、フレームの
下部にピボット連結された駆動レバーを介して作動され
る。このレバーは、偏心して取付けられたピボットを中
心に回動される。このレバー駆動体は、従来のクランク
駆動体と比較して、スライドに加わる垂直方向の負荷を
低減させる。また、偏心して取付けられたピボットを調
整することにより、ダイスの整合を調整することができ
る。液圧シリンダを偏心ピボットに連結して、整合の調
整を装置の運転中に行なうように構成することができ
る。
【0020】更に、カムは、往復ダイスが静止している
ときに加工物ダイス間の所定の位置に挿入することがで
きるように、一時休止(dwell) を提供するように構成さ
れている。カム駆動体はまた、転造が開始するときに低
加速を生ずるように構成されている。カム駆動体をこの
ように構成することにより、プッシャは、加工物をダイ
スに常に正確に挿入することができ、加工物がスリップ
する傾向を実質上なくすことができる。これにより、良
好な特性のねじを形成することができる。ダイスの整合
は容易に行なうことができかつ保持されるので、良好な
特性のねじを形成することができる。
【0021】本発明はまた、スライドのベアリング構造
に関する。従来の装置の多くは、スライドがダブテイル
(dovetail)に取着されているので、摩耗により生じた異
物が溜まりやすい。本発明の装置においては、スライド
は、スライドをダイスの上方から吊下するベアリングに
より支持されている。ベアリング面は保護されており、
異物はベアリングの作動面には入り込まない。これによ
り、摩耗を極力少なくすることによりベアリングの寿命
を長くすることができる。このように構成することによ
り、潤滑剤を再循環して使用することができるので、潤
滑剤のコストを大幅に抑えることができる。更に、廃棄
しなければならない潤滑剤の量は著しく少なくなるの
で、コストの節約を更に効果的に実現することができ
る。
【0022】本発明はまた、スライドベアリングを装置
のフレームに対して位置決めしかつ取着する態様に関す
る。取付けには、ベアリングブロック内の丸い凹部の中
へ延びるテーパのついた端部を有する一対のピンが使用
される。ベアリングブロックを所定の位置にロックする
前にこれらのピンを調整することにより、スライドダイ
スポケットを固定ダイスポケットに対して正確に調整す
ることができる。この調整により、製造における過剰に
精密な許容差を必要とすることなくダイスポケットを正
確に配置することができるとともに、この調整を装置の
形成の際にのみ行うことができる。
【0023】本発明においては更に、固定ダイスを調整
自在に取着することができる。かかる取着により、シム
を使用することなく傾斜、平行度およびピッチを調整す
ることができる。更に、ピッチは、傾斜または平行度の
調整に影響を及ぼすことなく容易に調整することができ
る。また、ピッチの調整を、装置の運転を継続した状態
で行うことができる。
【0024】液圧ロック構造が固定ダイスに対して設け
られている。これにより、ダイスの切り換えを迅速に行
うことができる。また、プッシャとセパレータを、加工
物をダイスに挿入するガイドトラックの関連する部分と
ともに容易に交換することができる。本発明の装置によ
り行われる迅速な切り換えまたは交換により、休止時間
を少なくすることができるので、作業効率を高めること
ができる。
【0025】本発明は更に、サイズの異なるダイス用の
装置の製造に関する。多くの場合、各ダイスサイズごと
に異なるサイズの装置がつくられる。これまでは、例え
ば、5つの異なるサイズのダイスに対する装置が必要と
される場合には、5つのサイズの装置が製造されてき
た。あるサイズのダイス用の装置をより小さいサイズの
ダイスを用いて運転することができる場合があるが、効
率を高めることはできない。
【0026】本発明によれば、幾つかの異なるサイズの
ダイスに使用することができる装置を、同じフレームと
異なる構成部品とを利用して製造することができる。か
かる範囲のダイスサイズにおいては、装置間の主な違い
は、駆動カムとダイスポケット構造にある。本発明によ
れば、例えば、5つの異なるサイズのダイスに対して必
要な基本的な装置は2つで全てである。適宜のカムと少
数の異なる構成部品を装着することにより、所定のサイ
ズのダイスに対して有効に作動する装置が得られる。同
様な構成部品を別の装置に使用することができるので、
構成部品の製造と必要な部品の在庫削減の双方において
節約を行うことができる。
【0027】本発明はまた、装置の液圧動力駆動手段に
関する。動力駆動手段は、可変容積ポンプと可変容積モ
ータを備えている。通常の操作条件においては、ポンプ
は最大容量で作動される。装置の速度は、モータの排出
量(displacement)を調整することにより調整される。ジ
ョグ操作(jogging operation) に対して簡単で効率的な
液圧回路(hydraulic circuit) が提供されている。ジョ
グが必要とされるときに、ポンプの制御回路に対して簡
単なオリフィスが設けられている。オリフィスにおいて
生ずる圧力降下を利用して、ジョグ操作の際のポンプの
容積出力を制御する。更に、モータはジョグ操作の際に
は最大排出量で作動される。このような組み合わせとす
ることにより、ジョグ操作の際に比較的低速度で高いト
ルク容量を得ることができる。ジョグ操作の速度はポン
プの容積出力により制御され、モータが生ずるトルクに
より最大トルクを利用することができる。しかしなが
ら、通常の運転操作においては、簡単なバルブ系がオリ
フィスのバイパスをなし、ポンプを最大出力で運転させ
る。
【0028】
【実施例】以下、本発明を添付図面に関して説明する。
【0029】図1は、本発明に係るねじ転造装置10の
代表的な配設態様を示す。図示の例においては、第1の
送りシュート12を介してポインタ13へ素材即ち加工
物を配向しかつ供給するように作動する振動供給ホッパ
11が設けられている。その後ねじが切られる素材の端
部をポインタがトリムすると、素材は第2の送りシュー
ト14に沿って転造装置10へ送られ、ここで、往復動
を行うフラットな転造ダイスにより素材に対してねじ転
造が行われる。素材に尖端を形成する必要がない場合に
は、ポインタ13を利用する必要はなく、素材は送りシ
ュート11からねじ転造装置10へ直接供給される。
【0030】ねじ転造装置は、装置のフレーム17に取
付けられたダイスの支持と素材の供給を行なう固定した
アッセンブリ16と、同じくフレーム17に取付けられ
た往復スライド18とを備えている。往復スライド18
に担持されている可動ダイスが、作業ストロークと復帰
ストロークとをそれぞれ有する繰返しサイクルにおいて
フレームの固定ダイスに対して前後に移動するようにな
っている。アッセンブリ16は、セパレータとプッシャ
即ちインジェクタとを備え、かつ、ダイスの往復動と調
時して作動することにより素材をダイスの中へ押し込ん
でねじを形成する供給系を提供している。
【0031】ねじ転造装置の動力は、電動モータ19に
より駆動されるポンプと、ねじ転造装置の種々の構成素
子を駆動するように接続された液圧モータ21とを備え
る液圧系により提供される。図示のように、ねじ転造装
置自体は、ポンプと液圧系の溜めとを内蔵するベース2
2に傾斜して装着されている。ベースには、フレームと
ねじ転造装置の種々の構成素子を矩形に製造して傾斜状
態で取着することができるように、傾斜した取着部23
を備えるのが好ましい。
【0032】次に、スライドの駆動系を示す図2乃至図
5に関して説明する。液圧モータ21は、軸線28を中
心に回転するようにフレーム17に軸受けされたカムシ
ャフト27に減速ギヤ26を介して連結されている。カ
ムシャフト27には4つのカム31,32,33,34
が取着されている。第1の対をなすカム31と32は、
フォロアリンク機構を介して作動して往復スライド18
を往復動させるスライド駆動カムである。カム33は、
素材をダイスに押し込んでねじを形成するようにプッシ
ャ即ちインジェクタを作動させる作用を行なう。カム3
4はセパレータを作動し、セパレータは1つの素材を素
材供給源から分離し、この素材をプッシャと整合して位
置決めするように作用する。フレーム17は、中央のベ
アリング37がスライド駆動カム31および32に実質
上隣接して取着されている中央璧36を有するのが好ま
しい。このベアリング37は、駆動カム31と32が大
きな負荷を受けるので、これらのカムに隣接してカムシ
ャフト27の近接支持を提供するように、反駆動側ベア
リング38と協働する。
【0033】図3は、2つのカム31と32の回転に応
答して往復するようにスライドを連結するカムフォロア
リンク機構を略示している。このリンク機構は、図3に
略示するように、スライド18を両方向に確実に駆動す
る。このリンク機構は、ピボット軸42によりフレーム
17に軸受けされた複式(compound)フォロアアーム41
を備えている。複式フォロアアーム41は、駆動カム3
1と係合するカムフォロアローラ44を支持する第1の
アーム43を備えている。複式フォロアアーム41はま
た、カム32と係合するように第2のフォロアローラ4
7が取着されている第2のアーム46を備えている。2
つのカム31と32は、各カム31および32とこれに
連係するローラ44および47とが常時完全な接触を維
持するように形成されている。従って、確実な駆動を常
時行なうことができる。2つのカム31と32が回転す
ると、複式フォロアアーム41は実線で示す位置から点
線で示す位置へピボット軸42を中心に前後に回動す
る。
【0034】駆動レバー48が、偏心して取付けられた
ピボット軸49に軸受けされている。複式フォロアアー
ム41によりレバー48がピボット軸49を中心に回動
することができるように、下部リンク51がフォロアア
ーム46とレバー48との間に回動自在に連結されてい
る。レバー48とスライド18とを駆動連結してスライ
ド18をレバー48の回動に応答して往復動させるよう
に、上部リンク52がレバー48の上端とスライド18
との間に回動自在に連結されている。このように駆動リ
ンク機構を構成することにより、上部リンク52により
スライドに加えられる側方の負荷が最小になるととも
に、先行技術における代表的なクランクおよびピットマ
ン駆動体によりスライド18に加えられる側方の負荷よ
りも著しく小さくなる。
【0035】点線で示す弧54は、レバー48の往復回
動の際のピボット53の軸線の動きの軌跡を示す。アー
ム46の回動は、レバー48が上部リンク52の動作の
ラインと直交する中間位置を中心に対称であるので、ピ
ボット53の上下方向の変位は小さくなる。更に、スラ
イド18を上部リンク52に連結するピボット56aの
矢印56により示されている動作のラインがピボット5
3の最大上方位置と最大下方位置との間の中央の線に沿
って延びるように構成するのが好ましい。このように構
成することにより、スライド18の往復動の際に生ずる
スライド18に対する側方の負荷を最小にすることがで
きる。従って、スライド18のガイドベアリングに加え
られる側方の負荷は最小になるとともに、ベアリングの
摩耗が最小になる。
【0036】ダイスの整合は、図4に示すように、ピボ
ット軸49の偏心した取着により調整される。ピボット
支持体57が、軸線58を中心に回動するように装置の
フレーム17に支持されている。ピボット軸49は、支
持体57に偏心して取着されている。ピボット軸49の
軸線は、整合を調整したときにレバー48が上下に有意
に動くことがないように、偏心系が調整範囲の中間位置
にあるときにピボット軸線58の直上にあるのが好まし
い。偏心支持体57には、ピストン・シリンダアクチュ
エータ61に連結されたアーム59が設けられている。
スライド18の位置を図3および図4に示すように右側
へ調整することが必要な場合には、偏心支持体57を時
計廻り方向へ回転してピボット軸49をこれらの図に示
すように右へ動かすようにアクチュエータ61を作動す
る。ダイスを整合させるのに、スライド18の位置を図
3および図4に示すように左へ調整する必要がある場合
には、偏心支持体57を反時計廻り方向へ回転してピボ
ット軸49をこれらの図に示すように左へ動かすように
アクチュエータ61を作動する。
【0037】このように構成することにより、ダイス整
合の調整は、適宜の流体制御手段を用いてアクチュエー
タ61を操作し、ピボット軸49の位置を調整し、次い
でスライド18の位置を調整するだけで容易に行うこと
ができる。ダイス整合の調整は、装置を運転しながら行
うことができる。
【0038】米国特許第3,139,776号および同
第3,496,581号には、レバーを利用してスライ
ドにかかる側方の負荷を減らすクランク・ピットマンス
ライド駆動体が記載されている。これらの特許は、本発
明の譲り受け人に譲渡されている。これらの特許の後者
に記載されているタイプの装置は、レバーの下端部に偏
心ピボットを備え、ダイスの整合を調整するようにして
いる。しかしながら、ダイスの整合は、ねじ転造装置が
作動しているときには行うことができない。
【0039】図6は、作業および復帰ストロークの際に
スライド18を支持しかつ前後に案内するベアリング構
造を示す。装置のフレーム17に取り付けられているの
は、ベアリングライナ67、68および69を取着しか
つスライド18のベアリング面を提供するように長手方
向へ延びるベアリングブロック66である。スライド1
8の往復動の際にスライド18を案内するように合わせ
面(mating surface)がスライド18に設けられている。
ジブ(gib) 71がスライド18に取着されており、ジブ
71は、スライド18がベアリングライナ67,68,
69にとどまるようにスイライド18を保持する。しか
しながら、ジブ71とライナ68および69の隣接する
部分との間にランニングクリアランスが設けられてい
る。同様に、ランニングクリアランスが、ライナ69と
スライド18の隣接部との間に設けられている。
【0040】スライド18は傾斜して取着されているの
で、ライナ67および68の面とスライド18の合わせ
ベアリング面は、重力により接触状態に保持される。こ
のように構成することにより、スライド18の位置が、
ライナ67および68とスライド18の合わせベアリン
グ面との係合により定められる。実際には、スライド1
8は、スライド18の下端に隣接するベアリング系から
支持されるのではなく、スライド18の頂部から適正位
置において吊下される。
【0041】スライド18が上方から有効に配置するこ
とができるこのような構成によれば、冷却液から堆積す
るスラッジなどが、スライド18の走行位置を定めるベ
アリング系の領域には集まらないので、ベアリングの運
転寿命を実質上長くすることができる。実際に、このよ
うに構成することにより、ダイス冷却液のスラッジはス
ライドベアリングの位置決め部に入り込まないので、再
循環潤滑剤を利用するのが実用的である。
【0042】図7に略示するように、カバー72が、ス
ライド自体と協働してベアリング面を冷却液および/ま
たはダイスが生ずるスラッジから保護するようにスライ
ド18に取着されている。このようなカバー72は、ね
じ転造装置に従来から使用されているので、本明細書で
は、これ以上の説明は省略する。
【0043】更に、図7に示すように、往復ダイス73
が、クランプされた素子75,76,77によりスライ
ド18のダイスポケット74に取付けられている。本発
明の装置には種々の調整手段が設けられているので、ダ
イスポケット74内のダイス73の位置を調整するのに
シムなどを利用する必要がなくなる。しかしながら、ダ
イス73の面がスライド18の面に対して適正に配置さ
れるように、所定のサイズのダイスに対してスペーサ7
6aを設けるのが一般的である。
【0044】図7および図8は、スライド18のダイス
ポケット74の垂直位置が固定ダイスのダイスポケット
の垂直位置と正しく合うように装置の製造の際に行なわ
れる調整を示す。この調整は、著しく精密な許容差で製
造する必要性をなくすために行なわれ、通常は現場調整
ではない。
【0045】ベアリングブロック66は、複数のボルト
106によりフレーム17にクランプされる。かかるボ
ルト106を締め付けてベアリングブロック66を所定
の位置に固定する前に、ベアリングブロック66の端部
に実質上隣接した調整ねじ107を調整し、ベアリング
ブロックの関連する端部を下げることにより、スライド
のダイスポケット74を固定ダイスのダイスポケットに
対して正確に位置決めすることができる。
【0046】各ねじ107は、図8に明瞭に示すよう
に、ベアリングブロック66の後面に形成された円錐状
凹部109の中に突出する円錐状端部108を備えてい
る。円錐状凹部109は、ねじ107の円錐状端部より
も大きく形成されている。従って、隣接端部を持ち上げ
なければならないときには、ねじをねじ込み、ベアリン
グブロックの隣接端部を上方へカム運動させる。これに
対して、隣接端部を下げる場合には、ねじ107をねじ
戻し、ベアリングブロックの隣接端部を降ろす。この調
整が行なわれている際には、ロックボルト106はかか
る動きが行なわれるように十分に緩められているが、ベ
アリングブロック66の後面とフレーム17との接触を
保持するように十分に締められている。位置決めが完了
すると、ボルト106は、ベアリングブロック66を調
整された位置に永続的に固定するように、完全に締めら
れる。かかる構成は、主として装置の製造の際に利用さ
れ、通常は現場での調整には使用されない。しかしなが
ら、ベアリングライナを何らかの理由により交換しなけ
ればならない場合には、この調整を行なってベアリング
とスライド18とを正確に位置決めする。
【0047】次に、図6および図9乃至第11図につい
て説明すると、これらの図には、固定ダイス78の取着
および調整構造が示されている。固定ダイス78は、ダ
イスクランプ82および83により、ダイスブロック8
1に形成されている固定ダイスポケット79内に固着さ
れている。ダイスブロック81は、ダイス78を傾斜さ
せ、平行にしかつ離隔させるためにダイスブロック81
の位置を調整することができるように、装置のフレーム
内に支持される。更に、調整構造は、傾斜および平行度
の調整を変更することなくピッチ間隔を調整することが
できるように構成されている。
【0048】図6、図10および図11について説明す
ると、ダイスブロック81は、3つの調整ねじ86、8
7および88と、固定ピン89とによりくさび形支持プ
レート84に対して調整自在に位置決めされる。3つの
ねじ86、87および88は、支持板84の中へねじ込
まれ、内端部がダイスブロック81の後面に取付けられ
たスペーサプレート91を押圧する。固定ピン89(図
10)は、支持板84に永続的に取着されるとともに、
スペーサ91の後面と係合する。
【0049】ダイスブロック81の傾斜を調整し、次い
で可動ダイス73に対する固定ダイス78の傾斜位置を
調整することが所望される場合には、下方にある2つの
ねじ87と88をねじ込みあるいはねじ戻すことにより
かかる調整を行なう。ダイス78の下縁を可動ダイス7
3に一層接近して動かそうとする場合には、これら2つ
のねじ87および88を内方へねじ入れる。反対に、ダ
イスを逆方向へ傾斜させて2つのダイスの下縁間の間隔
を拡げるための調整は、2つのねじ87および88を支
持板に対してねじ戻すことにより行なうことができる。
【0050】2つのダイス73,78の平行度は、2つ
のねじ86と87をねじ込みまたはねじ戻すことにより
調整することができる。3つのねじ86乃至88と固定
ピン89とを備えるこのような簡単な構成とすることに
より、シムなどを使用することを必要とせずにダイスの
傾斜度および平行度の双方を調整することができる。傾
斜度および平行度の調整が完了すると、ダイスブロック
81は、チューブナット93にねじ込まれたロックボル
ト92をそれぞれ備える2つのクランプ構造(図11)
により調整ねじ86乃至88の端部およびピン89対し
てしっかりとクランプされかつ所定位置に固定される。
ロックボルト92の内端には、支持板84に対するダイ
スブロック81の傾斜および平行状態の変化に適応する
ようにダイスブロック81内の凹状シートに嵌合する球
状ヘッドが形成されている。各チューブナット93は、
支持板84の肩部を付勢するとともに、延長部94が設
けられている。延長部94は、チューブナット93をい
ずれかの方向へ回転して関連するロックボルト92によ
り提供されるクランプ力の保持または解除を行なうこと
ができるように、アクセス可能な六角ヘッドを有してい
る。ロックボルト92は、所定量の動きに対応すること
ができるように、ダイスブロック81と支持板84のク
リアランス開口を介して延びている。
【0051】ロックボルト92を締め付けてダイスブロ
ック81を調整ねじ86乃至88およびピン89に対し
てしっかりとクランプしたときにダイスブロック81に
曲げ荷重がかからないように、ロックボルト92、チュ
ーブナット93および延長部94をそれぞれ有する2つ
のクランプアッセンブリが、ダイスブロック81の両側
に隣接して配置されている。
【0052】ダイス73,78のピッチ調整は、支持板
84と装置のフレームとの間に配置されているくさび9
6により行なわれる。くさび96は、支持板84の上端
に取付けられたプレート97aを介して延びるボルト9
7により上下方向へ調整自在となっている。2つのダイ
ス73と78との間隔を小さくする必要がある場合に
は、くさび96を上方へ調整し、支持板84を図6およ
び図11に示すように左へ動かす。これにより、ねじ転
造に供されている加工物のピッチ径を小さくすることが
できる。反対に、間隔を大きくする必要がある場合に
は、くさび96を下方へ調整し、2つのダイス73,7
8間の間隔を大きくする。
【0053】くさび96は調整が行なわれると、クラン
プボルト99のヘッドにあるピストンアサセンブリ98
により液圧を利用して所定位置に固定される。クランプ
ボルト99は、支持板84にねじ込まれ、液圧がポート
101を介してピストン84に加えられると、クランプ
ボルト99は支持板84を調整された位置にあるくさび
96に対してしっかりとクランプする。ダイスブロック
81の傾斜および平行位置が支持板84に対してのみ決
定されているので、くさび96によるダイス73,78
のピッチ間隔の調整は傾斜および平行度の調整に全く影
響を及ぼさない。
【0054】くさび96の調整の際にも支持板84をく
さび96に対して保持することができるように、一連の
ベレビル(Belleville)タイプのディスクばね102がピ
ストン98の周囲に配置され、液圧がピストン98に加
えられていない場合にもクランプボルト99に最小の引
張り力を維持するようにしている。このように構成する
ことにより、ピストン98の液圧を解除してくさび96
を上下方向に調整することができるレベルまでクランプ
力を下げるだけで、装置の運転中においてもピッチを調
整することができる。ディスクばね102により得られ
る最小の力は、くさび96の面に沿って接触を維持する
のに十分である。しかしながら、くさび96を調整して
ダイス間のピッチ間隔を適正に調整した後は、液圧を再
び加えて支持板をくさび96に対して再度クランプし、
次いでくさび96を装置のフレームに対してクランプす
る。
【0055】ダイスブロック81を、図11に明瞭に示
すように、フレームの支持面に対して垂直状態にクラン
プするために、第2の液圧ピストン103が設けられて
いる。このピストン103はクランプボルト104を介
してダイスブロック81に連結されている。クランプボ
ルト104には、ダイスブロック81の傾斜を制限を受
けることなく調整することができるように、ダイスブロ
ック81の丸い凹部に嵌合する球状の内端を有してい
る。この場合にもベレビルタイプのディスクばね105
が設けられていて、調整の際に、最小の力でダイスブロ
ック81を支持面に対して保持することができるように
しているが、クランプ力は装置の通常の操作の際にピス
トン103に加えられる液圧とともに増加する。従っ
て、ダイスのピッチの調整は、調整の際に2つのピスト
ン103と98の液圧を解除し、次いで通常の操作を行
なうために2つのピストンに液圧を供給して完全なクラ
ンプを再度開始することにより、装置の運転中に行なう
ことができる。
【0056】図12および図13には、プッシャとセパ
レータの構造および駆動態様が詳細に示されている。プ
シャ111は、ピボット112によりレバー113の一
端に取着されている。このレバー113は、他端がピボ
ット114により装置のフレーム17に取着されてい
る。セパレータ116は、ピボット117によりレバー
118に連結されている。レバー118もまた、ピボッ
ト119により装置のフレーム17に連結されている。
操作にあたっては、素材は送りシュートアッセンブリ1
21に沿って装置に導入される。セパレータ116は送
りシュートをブロックする位置まで移動自在となってお
り、図示の位置から前方へ移動したときに1つの素材を
プッシャ111の前方の位置までカム移動させるように
作用する傾斜端面を有している。セパレータ116がこ
のような動きを行なう際には、プッシャ111は、セパ
レータ116の傾斜端部によりカム送りされた1つの素
材がプッシャ111と整合する位置まで移動することが
できるように引込み位置にある。プッシャ111は次ぎ
に伸長して、素材をダイス73,78の中へ動かすとと
もに、作業ストロークが開始されるときに素材を所定位
置に保持する。プッシャ111が素材をダイス73,7
8の中へ押し込んでいるときには、プッシャ111は送
りシュート121の端部と交差して延びる。プッシャ1
11がこのような状態にあるときには、セパレータ11
6は引込められ、次の素材1つがプッシャ111の側部
に抗して下方へ移動し、インジェクタの端部の傾斜カム
面と整合される。
【0057】プッシャ111およびインジェクタのかか
る操作は、図2に示すカム33および34によるスライ
ド18の往復動と調時して行われる。これらのカム3
3,34は、関連するレバー113および118に別個
に連結され、プッシャ111とセパレータ116に調時
された操作を行なわせるようになっている。
【0058】図13は、カムフォロア駆動体の一方を示
す。しかしながら、同様の駆動系が各レバーに設けられ
ている。各駆動体は、ピボット125に取付けられたフ
ォロアアーム123の端部に軸受けされたカムフォロア
ローラ122を備えている。このローラ122は、連係
するカム33または34の周辺部と係合し、かつ、カム
33または34がカムシャフト27とともに回転すると
きに回動しながら動く。フォロアアーム123の動き
は、プッシュロッド124と整合して略水平方向に延び
る第1のアームを有するロッカーアーム126にプッシ
ュロッド124により伝達される。ロッカーアーム12
6はまた、略垂直方向へ延びる第2のアーム127を有
している。アーム127の上端は、リンク128により
連係するレバー113または118に連結されている。
これらのリンク128の端部には、互いに直交する面内
を延びる弧に沿って動くので、スイベルベアリングが設
けられている。
【0059】図12に示すように、レバー113を左へ
弾性付勢するように圧縮ばね系131が設けられてお
り、プッシャ111を操作位置へ向けて付勢する弾性力
を提供する。
【0060】同様のばね系132が、レバー118を作
動位置へ向けて付勢する弾性力を提供するように配設さ
れている。これらのばね系131および132には、装
置の通常の操作の際にレバー133により予め荷重がか
けられている。
【0061】装置の操作の際にレバー133を図示の作
動位置に保持するように作用する液圧アクチュエータ1
34が配設されている。しかしながら、工具による装置
の手入れが必要な場合には、アクチュエータ134にか
かる液圧を解除してアクチュエータ134を延ばした状
態にする。これにより、レバー133は時計廻り方向へ
動き、2つのばね系131と132の予荷重を小さくす
ることにより工具による装置の整備の際の危険な状態を
取り除くことができるようにしている。
【0062】動作にあたっては、カム33と34は、連
係するプッシャ111とセパレータ116を引込めるよ
うに作用し、ばね系131と132は伸長力を提供す
る。従って、ジャム(jam) によりプッシャおよび/また
はセパレータ116の伸長が妨げられた場合に、装置に
対する損傷は通常生じない。
【0063】プッシャ111とセパレータ116は、送
りシュートアッセンブリ121とともに、取り外しおよ
び交換が容易になるように装置内に取付けられている。
従って、異なるサイズの素材を処理するために装置を切
換えようとする場合には、この切換えは、これらの素子
を取り外し、転造しようとする新しいサイズの素材に合
うように別のジグにおいて適宜のサイズに形成されかつ
調整された素子と交換することにより迅速かつ容易に行
なうことができる。更に、ダイス73と78はそれぞ
れ、適宜のスペーサを用いて装置内に配置されているの
で、完全な切換えを迅速かつ容易に行なうことができ
る。
【0064】ダイス73,78を大まかに位置決めする
のにスペーサを利用し、次いで種々の調整手段を使用し
てダイス73,78の相対的な位置を微調整することに
より、調整手段に大きな調整範囲を与える必要性をなく
すことができる。更に、ピッチ、傾斜および平行度を調
整するのにシムを必要としないので、最適の組み立てを
行うのに必要な時間及び手間を実質上少なくすることが
できる。更にまた、ダイスの整合は、容易に行なうこと
ができる。従って、本発明に係る装置は、良好な特性の
ねじを高い信頼度をもって形成することができるととも
に、調整または切換えによる休止時間を著しく短くする
ことができるので、装置の作動効率を高めることができ
る。
【0065】図14、図15および図16は、本発明に
係るねじ転造装置に好ましく配設されるスライド18の
加速、速度および変位をそれぞれ示す。これらの図は、
カムシャフト27の各回転時に操作の繰返しサイクルを
通じてスライド18を駆動する連結フォロアリンク機構
と組み合わせたカム31と32の構成から得られたもの
である。各サイクルにおいては、スライド18は先づ、
加工物即ち素材を2つのダイス73,78間で転造して
ねじを形成する作業ストロークにおいて駆動される。作
業ストロークが終わると、スライド18は復帰ストロー
クにより当初の位置へ戻される。
【0066】図14では、カムおよびフォロアリンク機
構駆動体により得られる加速曲線は実線で示され、点線
は代表的な先行技術のクランクおよびピットマンタイプ
のねじ転造装置において得られる加速曲線を表わす。ポ
イント141におけるサイクルの開始時の加速は零であ
る。ポイント141でのサイクルの開始から、クランク
シャフト27が約25度回転すると、加速は略一定の割
合でポイント142まで上昇する。ポイント142から
ポイント143までクランクシャフト27が約100度
回転すると、加速は一定の割合を保持する。その後、加
速の正の割合がポイント144まで略一定の比率で減少
し、ポイント144において正の加速は零に戻る。これ
は、クランクシャフト27が約125度回転したときに
生ずる。その後負の加速即ち減速が、クランクシャフト
の約130度の位置であるポイント146まで略一定の
割合で上昇する。ポイント146からクランクシャフト
の約175度の回転位置であるポイント147までは、
負の加速即ち減速は一定となる。次に、減速の割合は、
約195度のクランクシャフト27の回転位置であるポ
イント148まで減少する。
【0067】サイクルのこのポイントにおいて、スライ
ド18は作業ストロークの終点に達し、完全に伸ばされ
た状態で瞬間的に静止する。更に、スライド18が作業
ストロークの終点に達すると、減速の割合は零まで減少
する。ポイント148からクランクシャフト27の約2
10度の回転位置であるポイント149までは、負の加
速の割合は略均一な態様で増加する。その後、負の加速
は、クランクシャフト27の約265度の回転位置であ
るポイント151まで一定に保持される。
【0068】次に、負の減速の割合は、ポイント151
からクランクシャフト27の約285度の回転位置であ
るポイント152まで略均一の態様で減少する。その
後、正の加速は、クランクシャフト27の約295度の
回転位置であるポイント153まで略一定の増加割合で
スライド18を減速し続ける。これにより、復帰ストロ
ークにおいてはスライド18の減速が継続する。
【0069】ポイント153からポイント154まで
は、正の加速は一定に割合となり、続いて、正の加速の
割合はクランクシャフト27の約350度の回転位置で
あるポイント156まで減少する。サイクルのこの時点
において、スライド18は復帰ストロークを完了し、次
の素材を受ける位置に保持され、クランクシャフト27
は残りの10度の回転を行なう。
【0070】従って、スライド18は、素材が転造位置
へ動かされる位置に一時休止(dwell) する。しかしなが
ら、スライド18はサイクルのこの10度の角度は静止
状態に保持されるので、素材をダイス73,78に挿入
する際のプッシャ111の正確な調時は臨界的ではな
い。このような一時休止があると、スライド18とスラ
イド18に担持されている可動ダイス73が静止してい
る状態で素材を転造のために確実に位置決めすることが
可能となる。
【0071】クランクおよびピットマン駆動体に関して
通常存在する点線の加速度曲線について説明すると、ス
ライド18の復帰ストロークの終点における加速度は大
きな値を有し、スライド18は復帰ストロークの終点に
おいて作業ストロークを直ちに開始する。従って、素材
をその後の作業ストロークにおいて転造のために適正に
位置決めすることは著しく困難となる。更にまた、加速
度は作業ストロークの開始時に大きくなるので、素材の
最初の把持が行われるときにねじ転造操作におけるこの
臨界点で加工物とダイスとの間でスリップを生ずる傾向
がある。
【0072】更に、クランクおよびピットマン駆動体の
場合には、作業ストロークはクランクシャフトの180
度の回転の際に継続するに過ぎず、クランクシャフト2
7の残りの180度の回転においては復帰ストロークが
続く。これは、図15および図16に明瞭に示されてお
り、これらの図において点線はスライドの速度とスライ
ドの変位を示す。
【0073】これに対して、本発明においては、作業ス
トロークは、ポイント141aからクランクシャフトの
約190度の回転位置であるポイント148aまでサイ
クルの半分よりも大きい範囲に亘って継続する。一方、
作業が行われず、従って、支持負荷が低い復帰ストロー
クは、クランクシャフト27の約190度の回転位置で
あるポイント148aから約350度の回転位置である
ポイント156aまで亘るだけであって短くなる。従っ
て、復帰ストロークは、クランクシャフト27の約16
0度の回転において行われる。これにより、一時停止
は、ねじ転造操作に関係するサイクル期間に影響を及ぼ
すことのない素材の挿入時に行われる。
【0074】この駆動系においては、素材にねじを形成
するために素材を確実に位置決めすることができるよう
に一時休止が行なわれ、作業ストロークの開始時に素材
とダイスとの間でスリップが生ずる可能性を除去するこ
とができる。スリップは通常はダイスが素材を把持し始
める作業ストロークの開始時にだけ生ずるので、整合を
確実に行なうことができるとともに、良好な特性のねじ
を確実に形成することができる。
【0075】図面に示す加速度図の形状は、本発明の好
ましい実施例を示すが、作業ストロークに先だって一時
休止を行なうことが重要であるとともに、作業ストロー
クの開始時の加速の割合はダイスが素材を把持し始めか
つねじ転造操作を開始するときに素材とダイスとの間で
スリップが生じないように比較的低くすべきである。図
17は、2方向のジョグ操作の際のねじ転造操作を制御
するとともに、通常の運転作業の際のねじ転造装置の速
度を制御する好ましい液圧制御回路を概略的に示す。液
圧ポンプ151がモータ19により駆動され、作動流体
を溜め152から圧送する。ポンプ151は、流体を加
圧下で流体供給圧力ライン153へ給送する。ポンプ1
51は、圧力ライン153の圧力と制御ライン156の
圧力との差圧に基づきポンプ151の容積出力を変える
ように作用する圧力応答制御体154を有する可変容積
ポンプである。以下、かかる制御体の作動の態様につい
て詳細に説明する。
【0076】圧力ライン153は2つに分枝しており、
一方は調整自在のオリフィス157の上流側に接続さ
れ、他方はラン(run) バルブ158に接続されている。
調整自在のオリフィス157の下流側は、圧力ライン1
60によってジョグバルブ159の入力ポートに接続さ
れている。
【0077】ジョグバルブ159の出力ポートは圧力ラ
イン161と接続し、他方の出力ポートは圧力ライン1
62に接続されている。ジョグ制御バルブ159の第4
のポート即ち溜め戻りポートは溜め戻りライン163に
接続されている。溜め戻りライン163はランバルブ1
58にも接続されている。圧力ライン161は、シャト
ルバルブ165の一方の側と、パイロットアシストを有
する第1のカウンタバランスバルブ164とに接続され
ている。第1のカウンタバランスバルブ164の他方の
側は、圧力ライン166を介してモータ21の一方の側
とランバルブ158の一方の出力ポートとに接続されて
いる。
【0078】他方の圧力ライン162は、パイロットア
シストを有する第2のカウンタバランスバルブ167に
接続されている。カウンタバランスバルブ167の他方
の側は、圧力ライン168を介してモータの他方の側と
ランバルブ158とに接続されている。
【0079】液圧モータ21は電気作動の速度制御体1
69を有する可変速モータであり、一回転を行なうのに
必要な流体の容積を調整することにより、通常の運転操
作の際のモータの排出量従って速度を制御するように作
用する。
【0080】カウンタバランスバルブ164および16
7はそれぞれ、自由な前方流を生ずるチェックバルブ1
71および171aと、戻り流の圧力を変調させるパイ
ロット作動式リリーフバルブ部172および172aと
を有している。例えば、カウンタバランスバルブ164
は、圧力ライン162に接続された第1のパイロット1
73と圧力ライン166に接続された第2のパイロット
174とを備えている。バルブ164の第3のパイロッ
ト176は、圧力ライン166に接続されている。
【0081】カウンタバランスバルブ167の第1のパ
イロット173aは圧力ライン161に接続され、第2
のパイロット174aは圧力ライン168に接続されて
いる。第3のパイロット176aは圧力ライン162に
接続されている。
【0082】シャトルバルブ165は、圧力ライン16
2の圧力が圧力ライン161の圧力を越えると、圧力ラ
イン162を制御ライン162に接続する。逆に、圧力
ライン161の圧力が圧力ライン162の圧力を越える
と、シャトルバルブは制御ライン156を圧力ライン1
61に接続する。
【0083】双方のカウンタバランスバルブ164と1
67は、モータの負荷がオーバーランする(ポンプから
の流体供給よりも速く作動する)傾向がある場合に、キ
ャビテーションを防止する作用をなす。これらのバルブ
はまた、方向制御弁が調整されるときに液圧負荷を保持
してモータをロックする作用も行なう。
【0084】ジョグバルブ159はスプリングセンタ式
の電気作動バルブであり、電気ソレノイド177および
178により中心位置から両方向へ作動するようになっ
ている。中心即ち中立位置においては、ジョグバルブは
圧力ライン161と162を溜め戻りライン163に接
続する。
【0085】ソレノイド177が作動してバルブを右へ
変位させると、圧力ライン160と162は相互に接続
され、かつ、圧力ライン163と161は互いに接続さ
れる。逆に、ソレノイド178が作動されると、バルブ
は左へ変位して、圧力ライン160と161とを接続さ
せるとともに、圧力ライン162と163を相互に接続
させる。ジョグバルブ159は4方向バルブであるの
で、装置の準備(set-up)の際にジョグ操作を両方向に行
うことができる。
【0086】しかしながら、ランバルブ158は、通常
の状態において連係する圧力ラインの全てを分離する単
動バルブである。これは、励起されたときに圧力ライン
153と168を接続するとともに、圧力ライン163
と166を接続するように作用する1つのソレノイド1
79を備えている。
【0087】通常の運転操作においては、2つのソレノ
イド177と179が励起される。かかる状態では、ポ
ンプの出力圧はランバルブ158により直接圧力ライン
168に供給され、モータには全ポンプ圧と出力容積が
供給される。かかる状態においては、モータ21からの
排出は、圧力ライン166およびランバルブ158を介
して溜め戻りライン163へ直接供給される。このよう
な運転操作においては、ポンプの出力圧はまた、圧力ラ
イン153および調整自在のオリフィス157に供給さ
れるとともに、ジョグバルブ159を介して圧力ライン
162に供給される。しかしながら、このような状態に
おいては、カウンタバランスバルブ167のチェックバ
ルブ171aから下流の圧力ライン168はランバルブ
により行われる接続により既にポンプの出力圧にあるの
で、回路のこの部分を通る流れは実質上存在しない。従
って、制御ライン圧156は、ポンプの出力圧に等しい
か、実質上等しくなる。このような場合には、ポンプの
圧力応答制御体によりポンプは全容積出力で作動し、オ
リフィス157は実際にはバイパスされる。ねじ転造装
置の速度は、モータ21の電気制御体169により制御
される。かかる電気制御により、オペレータは操作速度
の範囲内における所望の速度でねじ転造装置を制御する
ことができる。
【0088】ジョグ操作が必要な場合には、電気制御体
169は電気制御回路により操作され、モータを調整範
囲内における最低の速度で作動させる。前方へのジョグ
を行う場合には、ソレノイド177が作動され、ジョグ
バルブ159を図17に示すように右へ変位させる。こ
のような状態では、ポンプの出力は調整自在のオリフィ
ス157を介して圧力ライン162へ供給されるととも
に、カウンタバランスバルブ167のチェックバルブ1
71aを介して圧力ライン168へ供給され、ここから
モータへ流れる。モータ21からの排出流は次に、圧力
ライン166を介してカウンタバランスバルブ164へ
導かれる。かくして、パイロット173により、バイパ
スバルブ部分が変位し、圧力ライン166と161を接
続させる。排出流体は次に、変位したジョグバルブ15
9を介して溜め戻りライン163へ達する。
【0089】圧力ライン162の圧力は圧力ライン16
1の圧力よりも高いので、シャトルバルブは左へ変位
し、制御ライン156を圧力ライン162に接続する。
この場合には、流体は全てオリフィスを通過し、流れの
関数である圧力降下を生ずる。従って、制御ライン15
6は、調整自在のオリフィス157における圧力降下と
等しい量だけポンプの出力圧よりも低い圧力にある。
【0090】ジョグの速度が所望の速度よりも大きい場
合には、制御ライン156に与えられる調整自在のオリ
フィスが生ずる圧力降下が異常に大きくなる。これによ
り、圧力応答制御体は、ポンプの出力を小さくする。こ
れに対して、ポンプの出力が所望値よりも低い場合に
は、オリフィスで生ずる圧力降下は小さくなるととも
に、この圧力降下により圧力応答制御体154はポンプ
の容積出力を増大させる。従って、オリフィス157を
調整することにより、ジョグ操作の速度を制御すること
ができる。
【0091】通常は、ジョグ操作は低速で行われるの
で、オリフィスは低ポンプ出力位置へ調整される。しか
しながら、得られるポンプの出力圧はポンプの最大圧で
あるので、装置をジョグ操作速度で操作するのに全ての
圧力を利用することができる。更に、モータは所定容量
の作動流体に対して最低の操作速度にあるので、大きい
トルクを利用することができる。実際には、十分なトル
クを利用して、所定の負荷状態の下でジョグ操作が行わ
れる。
【0092】逆のジョグ操作を行う場合には、ジョグバ
ルブ159を左へ変位させるようにソレノイド178を
操作する。これにより、ポンプからの出力流は再び調整
自在のオリフィス157を通るように方向付けられる。
しかしながら、逆方向のジョグ操作の場合には、ソレノ
イド178はジョグバルブ159を左へ変位させるよう
に作動される。これにより、ポンプからの出力流は再度
調整自在のオリフィス157を通るようになる。しかし
ながら、逆方向のジョグ操作の場合には、オリフィスの
下流側は、ジョグバルブ159を介して圧力ライン16
1に接続されるとともに、カウンタバランスバルブ16
4のチェックバルブ171を介して圧力ライン166に
接続される。従って、供給圧はモータ21の反対側のポ
ートに接続され、逆回転が行われる。これにより、液圧
モータ21からの排出流はライン168とカウンタバラ
ンスバルブ167の変位したリリーフバルブ部172a
とを介して圧力ライン162へ供給される。圧力ライン
162は溜め戻りライン163に接続される。
【0093】逆方向のジョグ操作の際には、シャトルバ
ルブは左に変位し、制御ライン156を圧力ライン16
1に接続する。この場合にも、ポンプの出力がジョグ操
作には大き過ぎるときには、オリフィスで生ずる圧力降
下が増大し、圧力応答制御体154がポンプの容積出力
を低下させる。逆に、流量が小さ過ぎて所望のジョグ速
度よりも緩慢である場合には、オリフィスでの圧力降下
は減少し、ポンプの出力が増加する。逆方向のジョグ操
作において、最大トルクを再び利用することができる。
【0094】このような簡単な制御回路により、ジョグ
操作の速度は調整自在のオリフィスにより制御され、最
大トルクがジョグ操作に利用される。しかしながら、通
常の運転操作の場合には、ポンプは自動的に最大出力へ
移り、ねじ転造装置の速度はモータ21を調整すること
により制御される。
【0095】オーバーランする装置の負荷が、ジョグ制
御回路により得られる流量が許容するよりも大きい速度
でモータ21を駆動する傾向にある場合には、パイロッ
トライン173または173aの圧力が減少する。これ
により、排出回路にあるカウンタバランスバルブのリリ
ーフバルブ部が閉じ始め、ライン166または168の
圧力を高めることにより、ジョグモードでのかかるオー
バーラン操作を防止する。
【0096】同一のフレームと同一のその他の構成部材
を備える種々のダイスサイズに対する装置を得ることは
本発明の範囲に含まれる。スライドのストロークの変更
は、適宜のカムを単に交換することにより行うことがで
き、適宜のサイズのダイスポケットが得られる。従っ
て、装置の多数の構成部品を在庫用に製造することがで
き、かつ、種々のサイズのダイスに対して構成される装
置に選択的に装着することができる。上記したように、
3つの異なるダイスサイズに対して操作を行うように構
成された装置は重要な構成部品のほとんどが実質上同一
であり、2つの基本的な装置のサイズにより全部で5つ
の異なるダイスサイズを取り扱うことができる。
【0097】本発明の好ましい実施例を説明したが、明
細書に開示されかつ特許請求の範囲に記載されている本
発明の範囲から逸脱することなく種々の修正と変更を行
うことができる。
【0098】
【発明の効果】上記構成の本発明によれば、良好な特性
のねじを一貫して形成することができる。本発明のねじ
転造装置には、準備時間を実質上なくしかつ準備を行な
うのに必要な技術を著しく少なくすることができるよう
に、ダイスを調整する手段が設けられている。更に、本
発明においては、例えば装置を暖めるときに必要とされ
る調整を装置の運転中に行なうことにより良好な特性の
ねじを連続して形成することができるように、装置の運
転中に多くの調整を行なうことができる。
【0099】本発明の装置は、摩耗により生ずる異物が
スライドベアリングに溜まらないように構成されてい
る。従って、多くの従来の装置においては一度使用した
潤滑流体を繰り返し使用することが要望されているが、
本発明ではスライド潤滑流体を繰り返し循環して使用す
ることができる。
【0100】更に、本発明によれば、サイズの異なるダ
イスに対して数多くの同じ構成素子を使用することがで
きるので、対応する構成部品の点数を大幅に少なくする
ことができ、かくして、製造コストを著しく低減させる
ことができる。
【0101】本発明の装置においては、カム駆動体はス
ライドを往復動させる作用を行う。カムは、フレームの
下部にピボット連結された駆動レバーを介して作動され
る。このレバーは、偏心して取付けられたピボットを中
心に回動される。このレバー駆動体は、従来のクランク
駆動体と比較して、スライドに加わる垂直方向の負荷を
低減させる。また、偏心して取付けられたピボットを調
整することにより、ダイスの整合を調整することができ
る。液圧シリンダを偏心ピボットに連結して、整合の調
整を装置の運転中に行なうように構成することができ
る。
【0102】更に、カムは、往復ダイスが静止している
ときに加工物ダイス間の所定の位置に挿入することがで
きるように、一時休止(dwell) を提供するように構成さ
れている。カム駆動体はまた、転造が開始するときに低
加速を生ずるように構成されている。カム駆動体をこの
ように構成することにより、プッシャは、加工物をダイ
スに常に正確に挿入することができ、加工物がスリップ
する傾向を実質上なくすことができる。これにより、良
好な特性のねじを形成することができる。ダイスの整合
は容易に行なうことができかつ保持されるので、良好な
特性のねじを形成することができる。
【0103】本発明は、以上のように構成されているの
で、ねじ転造装置の運転中において数多くの調整を有効
に行なうことができ、ねじ転造の効率を有意に高めるこ
とができるとともに、良好な特性のねじを形成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この図は、本発明に係るひらダイスねじ転造装
置の代表的な配設例を示すとともに、素材がホッパから
ポインタへ供給され、次いでねじ転造装置に供給される
態様を示す斜視図である。
【図2】この図は、図1に示す装置の液圧モータおよび
主駆動シャフトを、取付けられた駆動カムとともに示す
部分横断面図である。
【図3】この図は、図1に示す装置の往復スライドを駆
動するのに使用されるカム駆動体とフォロアリンク機構
を示す部分概略図である。
【図4】この図は、ダイスの整合を調整するように作用
する駆動レバーピボットの偏心した取着を示す一部概略
断面図である。
【図5】この図は、ピボットの偏心位置を調整してダイ
スの整合を調整するように接続されたピストンおよびシ
リンダアクチュエータを示す部分断面図である。
【図6】この図は、往復スライドの支持体とダイスの位
置を調整する構造体とを示す一部切断部分側面図であ
る。
【図7】この図は、ダイスブロックの取着態様を示す図
6の7−7線部分断面図である。
【図8】この図は、製造の際に往復スライドベアリング
支持体の位置を調整して固定ダイスポケットに対するス
ライドダイスポケットを正確に位置決めする円錐状ピン
を示す図7の8−8線部分断面図である。
【図9】この図は、固定ダイス調整構造を示す図6の9
−9線に沿ってみた部分平面図である。
【図10】この図は、図9の10−10線に沿ってみた
部分端面図である。
【図11】この図は、ダイスの傾斜と平行度とを調整す
る構造体を示す部分縦断面図である。
【図12】この図は、セパレータおよびインジェクタ即
ちプッシャの駆動体を示す平面図である。
【図13】この図は、セパレータおよびプッシャ即ちイ
ンジェクタを駆動するカムフォロアリンク機構を示す図
12の破断線13−13に沿ってみた部分概略図であ
る。
【図14】この図は、カム駆動により得られる各サイク
ルにおけるスライドの加速および該加速と代表的なクラ
ンク駆動のねじ転造スライドにおいて生ずる加速との比
較を示す線図である。
【図15】この図は、カム駆動体を備えたスライドの速
度曲線と代表的なクランク駆動の往復スライドの速度曲
線とを比較して示す線図である。
【図16】この図は、スライドの変位曲線とクランク駆
動機構を備えた代表的なスライドの変位曲線とを比較し
て示す線図である。
【図17】この図は、装置のジョグおよび運転制御を有
効に行なうことができる液圧制御回路を示す概略線図で
ある。
【符号の説明】
10…ねじ転造装置、17…フレーム、18…スライ
ド、19,21…モータ、23…傾斜取着部、31,3
2,33,34…カム、37,38…ベアリング、48
…レバー、51,52…リンク、53…ピボット、54
…弧、56a…ピボット、61…アクチュエータ、66
…ベアリングブロック、73…往復ダイス、74…ダイ
スポケット、78…固定ダイス、79…固定ダイスポケ
ット、81…ダイスブロック、111…プッシャ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダール イー フオルツ アメリカ合衆国、オハイオ州44883、テイ フイン、イースト ヴアン メーター ド ライヴ973 (72)発明者 ロバート イー ワイズバーカー アメリカ合衆国、オハイオ州44883、テイ フイン、イースト テイーダブリユピー ロード122、2521 (72)発明者 ロバート イー ロイ アメリカ合衆国、オハイオ州44820、ビユ ーサイラス、マウント ジイオン ロード 684

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームと、該フレームに取付けられた固
    定ダイスと、前記フレームに設けられたスライドと、該
    スライドに設けられた可動ダイスとを備え、前記スライ
    ドは素材にねじを形成する作業ストロークと次の素材に
    ねじを形成するために前記ダイスを再度位置決めする復
    帰ストロークとにおいて前記固定ダイスに対して前記可
    動ダイスを動かすように往復自在となっており、更に前
    記作業ストロークにおいてねじを形成するように素材を
    前記ダイスに位置決めするプッシャと、前記作業ストロ
    ークおよび復帰ストロークの繰り返しサイクルにおいて
    前記スライドに動力を供給しかつ前記スライドの動きに
    時間を合わせた関係で繰り返しサイクルにおいて前記プ
    ッシャを作動させるように接続された動力駆動手段とを
    備え、該動力駆動手段は前記サイクルの前記作業ストロ
    ークの開始前に前記ダイスを互いに実質上静止した状態
    に保持するように前記サイクルのある部分において作動
    するとともに、前記サイクルの前記部分において前記ダ
    イスに加工物を配置して前記作業ストロークの開始前に
    前記ダイス間に素材を適正に位置決めするように作動す
    ることを特徴とするひらダイスねじ転造装置。
  2. 【請求項2】前記動力駆動手段は前記作業ストロークが
    開始するときに前記素材とダイスとの間でスリップが生
    ずるのを防止するように低加速で前記作業ストロークを
    開始することを特徴とする請求項1に記載のねじ転造装
    置。
  3. 【請求項3】前記動力駆動手段は各サイクルの半分を越
    える各サイクルの部分において前記作業ストロークを行
    なうことを特徴とする請求項1に記載のねじ転造装置。
  4. 【請求項4】前記動力駆動手段は前記スライドを往復動
    させるように接続された回転カムとカム駆動リンク機構
    とを備えることを特徴とする請求項1に記載のねじ転造
    装置。
  5. 【請求項5】前記動力駆動手段は前記作業ストロークの
    終点において前記スライドの減速を低減させかつ低加速
    で逆方向の復帰ストロークを開始することを特徴とする
    請求項4に記載のねじ転造装置。
  6. 【請求項6】前記カム駆動リンク機構は回動自在に取付
    けられた回動レバーと、該レバーを前記スライドに連結
    する駆動リンクとを備え、前記レバーと駆動リンクとの
    連結体は前記スライドが垂直方向の大きな負荷が加えら
    れることなく駆動されるように前記スライドの往復動の
    方向と略整合する弧に沿って往復動することを特徴とす
    る請求項4に記載のねじ転造装置。
  7. 【請求項7】前記回動レバーは前記スライドの中間位置
    において前記駆動リンクと略直交することを特徴とする
    請求項6に記載のねじ転造装置。
  8. 【請求項8】前記駆動リンクは前記スライドに回動自在
    に連結されかつ前記スライドの移動方向に対して角度を
    形成する作用ラインを有し、一の方向の各作業ストロー
    クと復帰ストロークにおける前記スライドの移動方向に
    対する前記作用ラインの最大角度は反対方向の最大角度
    と略等しいことを特徴とする請求項6に記載のねじ転造
    装置。
  9. 【請求項9】前記回動レバーの回動自在の取着は前記ダ
    イスの整合を調整することができるように調整自在に行
    われることを特徴とする請求項6に記載のねじ転造装
    置。
  10. 【請求項10】前記回動レバーの回動自在の取着は前記
    ダイスの整合を調整することができるように調整自在に
    偏心して行なわれることを特徴とする請求項6に記載の
    ねじ転造装置。
  11. 【請求項11】ねじ転造装置が運転を行なっているとき
    に前記偏心を調整するように動力アクチュエータが連結
    されていることを特徴とする請求項10に記載のねじ転
    造装置。
  12. 【請求項12】前記ダイスの傾斜と平行度を別個に調整
    する調整手段が設けられていることを特徴とする請求項
    9に記載のねじ転造装置。
  13. 【請求項13】前記調整手段は前記ダイスのピッチを調
    整することを特徴とする請求項12に記載のねじ転造装
    置。
  14. 【請求項14】前記調整手段は前記ダイスの傾斜と平行
    度を変えることなく前記ダイスのピッチを調整すること
    ができることを特徴とする請求項13に記載のねじ転造
    装置。
  15. 【請求項15】前記調整手段は前記ねじ転造装置が作動
    しているときにピッチの調整を行なうことを特徴とする
    請求項14に記載のねじ転造装置。
  16. 【請求項16】往復ダイス手段と転造を行なうために素
    材を前記ダイス手段に位置決めするフィーダとを有する
    ねじ転造装置の動力駆動構造において、回転カムと、作
    業ストロークおよび復帰ストロークを有する繰り返しサ
    イクルにおいて前記ダイス手段を動かすフォロアリンク
    機構とを備え、前記カムは前記フィーダが素材を前記ダ
    イス手段に位置決めする際に各サイクルのある部分にお
    いて前記ダイスを静止状態に保持するように前記リンク
    機構を作動させることを特徴とする動力駆動構造。
  17. 【請求項17】前記カムは前記ダイス手段の各作業スト
    ロークを低加速で開始し、加速は前記作業ストロークの
    第1の部分で増加することを特徴とする請求項16に記
    載の動力駆動構造。
  18. 【請求項18】前記カムとフォロアリンク機構は各サイ
    クルの時間の半分よりも長い時間継続する作業ストロー
    クを行なうことを特徴とする請求項17に記載の動力駆
    動構造。
  19. 【請求項19】前記カムとフォロアリンク機構は各サイ
    クルの時間の半分よりも短い時間継続する復帰ストロー
    クを行なうことを特徴とする請求項17に記載の動力駆
    動構造。
  20. 【請求項20】前記カムとフォロアリンク機構は前記作
    業ストロークが開始するときの実質上零の加速から正の
    最大加速まで徐々に増加する加速を生ずるように作動す
    ることを特徴とする請求項17に記載の動力駆動構造。
  21. 【請求項21】前記カムとフォロアリンク機構は前記作
    業ストロークにおいて第1の所定の最大加速を生じかつ
    前記復帰ストロークにおいて第2のより大きい最大加速
    を生ずるように作動することを特徴とする請求項17に
    記載の動力駆動構造。
  22. 【請求項22】ひらダイスねじ転造装置の往復スライド
    に動力を供給する方法において、各往復サイクルにおい
    て一回転することができる連続回転カムを配設し、該カ
    ムとスライドを各サイクルにおいて作業ストロークと復
    帰ストロークを生ずるように作動するフォロアリンク機
    構に接続し、各サイクルにおいて前記スライドが (a)素材受け位置において静止し、かつ、 (b)実質上零の加速で前記作業ストロークを開始する
    とともに、前記加速は前記サイクルの第1の部分におけ
    る正の最大加速まで徐々に増加するように前記カムとフ
    ォロアリンク機構を構成することを特徴とする動力供給
    方法。
  23. 【請求項23】前記作業ストロークの最後の部分におい
    て前記スライドが前記正の最大加速よりも高い割合で減
    速されるように前記カムとフォロアリンク機構を構成す
    ることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】前記カムとフォロアリンク機構は、前記
    復帰ストロークの第1の部分において前記スライドが前
    記作業ストロークにおける前記正の所定の割合の加速よ
    りも大きい値を有する負の最大加速まで負に加速される
    ように構成されていることを特徴とする請求項22に記
    載の方法。
  25. 【請求項25】前記カムとフォロアリンク機構は、前記
    スライドが各サイクルの半分よりも長い時間前記作業ス
    トロークにおいて動かされかつ各サイクルの半分よりも
    短い時間前記復帰ストロークにおいて動かされることを
    特徴とする請求項22に記載の方法。
  26. 【請求項26】フレームと、該フレームに取付けられた
    可動ダイスキャリヤと、該可動ダイスキャリヤに設けら
    れ前記可動ダイスキャリヤとともに動くように可動ダイ
    スを支持する可動ダイスポケットと、前記フレームに設
    けられ固定ダイスを支持する固定ダイスポケットを備え
    た固定ダイス支持体と、ダイスの傾斜、平行度およびピ
    ッチを調整するように前記可動ダイスポケットに対する
    前記固定ダイスポケットの位置を調整する調整手段とを
    備え、該調整手段は傾斜および平行度の調整に影響を及
    ぼすことなくピッチを調整することができることを特徴
    とするねじ転造装置。
  27. 【請求項27】前記ダイスポケット内のダイス間に素材
    を位置決めするプッシャと、前記ダイスキャリヤおよび
    プッシャを調時して作動させる動力駆動手段とを備え、
    該動力駆動手段はダイスの整合を調整するように調整自
    在となっていることを特徴とする請求項26に記載のね
    じ転造装置。
  28. 【請求項28】前記動力駆動手段は前記プッシャが前記
    ダイス間に素材を位置決めするように作動する所定の時
    間前記ダイスキャリヤを実質上静止状態に保持すること
    を特徴とする請求項27に記載のねじ転造装置。
  29. 【請求項29】前記可動ダイスキャリヤは作業ストロー
    クと復帰ストロークを有する繰り返しサイクルにおいて
    作動する往復スライドであり、前記動力駆動手段は装置
    が運転しているときに前記固定ダイスポケットに対する
    前記ストロークの位置を調整してダイスの整合を調整す
    るように作動することを特徴とする請求項28に記載の
    ねじ転造装置。
  30. 【請求項30】フレームと、作業ストロークと復帰スト
    ロークとを有する繰り返しサイクルにおいて往復動自在
    に前記フレームに配設されたスライドと、前記スライド
    に設けられた可動ダイスポケットと、前記フレームに設
    けられた固定ダイスポケットと、前記フレームに回動自
    在に取付けられた回動レバーを有するとともに前記スラ
    イドを往復動させるように連結された動力駆動手段とを
    備え、前記レバーはダイスの整合を調整するように作動
    する偏心取着集成体により回動自在に取着されており、
    更にねじ転造装置が運転を行なっているときに前記偏心
    取着集成体を調整するように作動する偏心制御手段を備
    えることを特徴とするねじ転造装置。
  31. 【請求項31】前記偏心制御手段は動力アクチュエータ
    を備えることを特徴とする請求項30に記載のねじ転造
    装置。
  32. 【請求項32】フレームと、可動ねじ転造ダイスを支持
    する可動ダイスポケットを有する可動ダイスキャリヤ
    と、前記フレームに設けられ、固定ねじ転造ダイスを支
    持する固定ダイスポケットを有する固定ダイスブロック
    と、前記ダイスポケットの中のダイスの傾斜および平行
    度を別個に調整するように前記固定ダイスポケットの位
    置を調整自在に位置決めする第1の調整手段と、該第1
    の調整手段に影響を及ぼすことなくピッチを調整する第
    2の調整手段とを備えることを特徴とするねじ転造装
    置。
  33. 【請求項33】前記第1の調整手段は支持板と、該支持
    板に対する前記ダイスブロックの位置を調整するように
    前記ダイスブロックと前記支持板との間で作動する少な
    くとも3つの調整素子とを備えることを特徴とする請求
    項32に記載のねじ転造装置。
  34. 【請求項34】前記第1の調整手段は固定ピンと、傾斜
    を調整するように作動する前記3つの調整素子のうちの
    一対と、平行度を調整するように作動する前記3つの調
    整素子のうちの別の一対とを備えることを特徴とする請
    求項33に記載のねじ転造装置。
  35. 【請求項35】前記第2の調整手段は傾斜および平行度
    の調整を変えることなくピッチを調整するように前記支
    持板とフレームとの間に配設されたくさびを備えること
    を特徴とする請求項32に記載のねじ転造装置。
  36. 【請求項36】通常の操作においては第1の所定の力で
    かつ前記くさびが調整されているときにはより小さい第
    2の所定の力で前記支持板を前記くさびに対してクラン
    プするクランプ手段を備えることを特徴とする請求項3
    5に記載のねじ転造装置。
  37. 【請求項37】前記第2の所定の力は機械的ばねにより
    得られ、前記第1の所定の力は前記機械的ばねと液圧と
    により得られることを特徴とする請求項36に記載のね
    じ転造装置。
  38. 【請求項38】前記第2の力は装置が運転を行っている
    ときに前記支持板を前記くさびに対してクランプするこ
    とができるとともにピッチの調整を行うことができるよ
    うに十分な大きさであることを特徴とする請求項36に
    記載のねじ転造装置。
  39. 【請求項39】フレームと、作業ストロークおよび復帰
    ストロークを介して往復動するように前記フレームに取
    付けられたスライドと、一方が前記フレームに取着され
    かつ他方が前記スライドに取付けられた一対のねじ転造
    ダイスと、前記作業ストロークの開始時に素材を前記ダ
    イスに挿入するように前記フレームに設けられたプッシ
    ャと、前記スライドを往復動させかつ前記プッシャを調
    時して作動させるとともに回動するように前記フレーム
    に取着され、しかも前記スライドを往復させるようにピ
    ボットを介して連結されたレバーを有する動力駆動手段
    と、前記レバーの前記ピボットの位置を調整してダイス
    の整合を調整するとともにねじ転造装置の運転中に作動
    して該装置を止めることなくダイスの整合を調整するこ
    とができる調整手段とを備えることを特徴とするねじ転
    造装置。
  40. 【請求項40】前記調整手段は前記レバーの前記ピボッ
    トを支持する偏心手段とダイスの整合の調整に動力を付
    与するように前記偏心手段に連結されたアクチュエータ
    とを備えることを特徴とする請求項39に記載のねじ転
    造装置。
  41. 【請求項41】前記レバーを回動させるように連結され
    た回転カムを備え、該カムは前記スライドを作業ストロ
    ークの開始前は略固定位置に停止させるように構成さ
    れ、前記プッシャは前記停止の際に素材を前記ダイスに
    挿入するように作動することを特徴とする請求項39に
    記載のねじ転造装置。
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