JPH0579482A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

密閉型圧縮機

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Publication number
JPH0579482A
JPH0579482A JP26687691A JP26687691A JPH0579482A JP H0579482 A JPH0579482 A JP H0579482A JP 26687691 A JP26687691 A JP 26687691A JP 26687691 A JP26687691 A JP 26687691A JP H0579482 A JPH0579482 A JP H0579482A
Authority
JP
Japan
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roller
cylinder
annular groove
view
discharge port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26687691A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Takahashi
正憲 高橋
Eiko Obokata
栄子 小保方
Masachika Oyama
雅愛 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP26687691A priority Critical patent/JPH0579482A/ja
Publication of JPH0579482A publication Critical patent/JPH0579482A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 密閉型圧縮機において、騒音低減対策とし
て、消音器を吐出弁の出口に配設したり吐出管に付設し
たりする必要をなくし、又、シリンダの端面又は軸受端
板の当接面のいずれか一方又は両方にある程度の小容積
空間を設ける必要をなくすため。 【構成】 シリンダ内を回転するローラにはシリンダ内
に連通する吐出ポート側の端面に環状溝を設け、前記環
状溝は圧縮工程の終了時にのみ前記吐出ポートに連通す
るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は密閉型圧縮機、詳しくは
冷凍空調機器全般に搭載される密閉型回転式圧縮機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転式圧縮機の騒音低減方法とし
て消音器で吐出弁の出口を覆っているもの、或は消音器
を吐出管に付設したもの等があり、これらは吐出された
冷媒ガスの噴流音を減衰させ騒音の低減を図ることで知
られている。又、シリンダ内で発生する圧力脈動成分の
中で圧縮工程から吐出工程に至る領域でのシリンダ内に
おける1000〜2000Hzの高い周波数成分の圧力
脈動による騒音低減対策として、吐出直前に共鳴型マフ
ラを設けることによって高周波成分を持った圧力波を減
衰させ騒音低減を図っているものがある(特公昭62−
11200号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に消音器を吐出弁の出口に配設したり吐出管に付設した
りするものは消音器を別に必要とするものであり、又、
特公昭62−11200号公報に記載のものは、圧力脈
動を減衰させるためにシリンダの端面又は軸受端板の当
接面のいずれか一方又は両方にある程度の小容積空間を
必要とし、この小容積空間内のガスは圧縮後残存ガスと
なって低圧室側へ再膨張し冷凍能力が悪化するという問
題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では上述のように
シリンダ内で圧縮時に発生する高周波成分の圧力脈動を
減衰させ騒音低減を図り、且つ性能を損なわないように
するために、密閉容器と前記密閉容器内に収容された電
動要素及び圧縮要素とを備え、前記圧縮要素はシリンダ
と、回転軸の偏心部によって前記シリンダ内を回転する
ローラと、前記シリンダの開口を封じる軸受とで構成さ
れ、前記軸受にはシリンダ内に連通する吐出ポートが設
けられている密閉型圧縮機において、前記ローラには前
記吐出ポート側の端面に環状溝が設けられ、前記環状溝
は圧縮工程の終了時にのみ前記吐出ポートに連通するよ
うにされている密閉型圧縮機を提供しようとするもので
ある。
【0005】
【作用】上述の手段は、シリンダ内の圧縮工程から吐出
工程に至る領域で発生する高周波成分を持った冷媒の圧
力脈動を圧縮終了時に吐出ポートからローラの環状溝へ
導くことによって圧力波を共鳴型消音器で減衰させ騒音
低減を図るものである。又、ローラの環状溝と吐出ポー
トとが連通している時間は圧縮工程終了時の僅かな時間
だけであり、吸入工程では閉じているため、ローラの環
状溝内の残存ガスが吸込室へ逆流し再膨張ロスを起こす
こともなく冷凍能力を向上させることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明による密閉型圧縮機の実施例に
ついて図1乃至図6を参照して説明する。図1はローラ
の第1実施例を組み込んだ密閉型圧縮機の縦断正面図、
図2は図1のローラの部分を示す横断平面図、図3はメ
インフレーム吐出バルブ型のローラの第1実施例を示
し、(A)は縦断正面図、(B)は(A)の平面図、
(C)は(A)のローラを圧縮要素に組み込んだローラ
の部分を示す縦断正面図である。図1及び図2には密閉
型圧縮機の全体構成が示されており、1は密閉容器であ
り、密閉容器1内には電動要素2及び圧縮要素3が収容
されている。そして、圧縮要素3は、シリンダ4と、回
転軸5の偏心部15によってシリンダ4内を偏心回転す
るローラ6と、シリンダ4の開口を封じる上軸受8及び
下軸受9とで構成されている。ローラ6は偏心部15の
外周面に緩く嵌め合わされており 、シリンダ4の内周
面に沿って偏心回転するようになっている。又、上軸受
8にはシリンダ4内に連通する吐出ポート11が設けら
れている。
【0007】次に、密閉型圧縮機の作動について説明す
る。電動要素2の回転軸5の偏心部15によってローラ
6がシリンダ4内を偏心回転し、一方、シリンダ4の内
周面とローラの6外周面との間に形成される空間は、ロ
ーラ6に追従して摺動するベーン16によって吸込室
(低圧)17と圧縮室(高圧)18とに仕切られてお
り、吸込管10から吸い込まれたガスはローラ6の偏心
回転によって圧縮されるのである。圧縮されたガスは、
吐出ポート11、吐出弁12、吐出マフラー13を経て
吐出口14から吐出される。19は給油孔である。
【0008】本発明においては前記ローラが改良された
ものであり、以下そのローラについて詳述する。図3に
おいて、6はローラの第1実施例であり、ローラ6の吐
出ポート11側の端面に全周に亙って一定の幅及び深さ
を持った環状溝7が設けられ、環状溝7は圧縮機の圧縮
工程の終了時にのみ吐出ポート11の内側に掛けて連通
し、吐出ガスの一部をローラ5の環状溝7に導こうとす
るものである。
【0009】図4は圧力調整孔付メインフレーム吐出バ
ルブ型のローラの第2実施例を示し、(A)は縦断正面
図、(B)は(A)の平面図である。図4において、2
6はローラの第2実施例であり、ローラ26の環状溝2
7の下にローラ26の下側へ貫通する複数個の圧力調整
孔28が設けられ、ローラの環状溝へ入ったガスがロー
ラ26を下方へ押し付ける力を逃がすようになってい
る。
【0010】図5はローラの環状溝の一部を閉じた型式
のローラの第3実施例を示し、(A)は縦断正面図、
(B)は(A)の平面図である。図5において、36は
ローラの第3実施例であり、ローラ36の円周上の溝3
7に仕切り38が設けられ、浸入してきた冷媒の圧力脈
動の円周方向成分を仕切り38に衝突させてエネルギを
吸収し早く減衰させるようになっている。
【0011】図6は圧力調整孔付ベアリングプレート吐
出バルブ型ローラの第4実施例を示し、(A)は縦断正
面図、(B)は(A)のローラを圧縮要素に組み込んだ
ローラの部分を示す縦断正面図である。図6において、
46はローラの第4実施例であり、47は環状溝、48
はローラ46の上側へ連通する複数個の圧力調整孔であ
る。図6はベアリングプレート吐出バルブの場合である
が、基本的にメインフレーム吐出バルブのの場合と同じ
で、ローラ46の環状溝47に働くローラ46をメイン
フレーム49へ押し付けようとするガス圧力を圧力調整
孔48によって逃がすようになっている。又、逃がす力
の割合をローラの自重と同程度にすることによってロー
ラの端面と上下軸受との摺動摩擦抵抗も低減可能とな
り、信頼性向上及び性能向上も期待できる。 図において、W:ローラ46の自重 P:環状溝47の内壁へ掛かる圧力 A1:環状溝47の断面積 A2:圧力調整孔48の断面積 の場合、 W≒PA1−PnA2 (nは圧力調整孔の数) となるように各値を設定する。
【0012】
【発明の効果】本発明による密閉型圧縮機は、ローラに
溝が設けられているので、消音器を吐出弁の出口に配設
したり吐出管に付設したりする必要がなくなり、又、シ
リンダの端面又は軸受端板の当接面のいずれか一方又は
両方にある程度の小容積空間を設ける必要がなくなり、
更に、ローラの重量の低減が可能となり、圧縮機運転時
の偏心荷重の低減となるとともに入力低減につながると
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ローラの第1実施例を組み込んだ本発明による
密閉型圧縮機の縦断正面図である。
【図2】図1のローラの部分を示す横断平面図である。
【図3】ローラの第1実施例を示し、(A)は縦断正面
図、(B)は(A)の平面図、(C)は(A)のローラ
を圧縮要素に組み込んだローラの部分を示す縦断正面図
である。
【図4】ローラの第2実施例を示し、(A)は縦断正面
図、(B)は(A)の平面図である。
【図5】ローラの第3実施例を示し、(A)は縦断正面
図、(B)は(A)の平面図である。
【図6】ローラの第4実施例を示し、(A)は縦断正面
図、(B)は(A)のローラを圧縮要素に組み込んだロ
ーラの部分を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 密閉容器 2 電動要素 3 圧縮要素 4 シリンダ 5 回転軸 6 ローラ 7 環状溝 10 吸込管 11 吐出ポート 16 ベーン 17 吸込室(低圧) 18 圧縮室(高圧)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器と前記密閉容器内に収容された
    電動要素及び圧縮要素とを備え、前記圧縮要素はシリン
    ダと、回転軸の偏心部によって前記シリンダ内を回転す
    るローラと、前記シリンダの開口を封じる軸受とで構成
    され、前記軸受にはシリンダ内に連通する吐出ポートが
    設けられている密閉型圧縮機において、前記ローラには
    前記吐出ポート側の端面に環状溝が設けられ、前記環状
    溝は圧縮工程の終了時にのみ前記吐出ポートに連通する
    ようにされていることを特徴とする密閉型圧縮機。
JP26687691A 1991-09-19 1991-09-19 密閉型圧縮機 Pending JPH0579482A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26687691A JPH0579482A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 密閉型圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

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JP26687691A JPH0579482A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 密閉型圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0579482A true JPH0579482A (ja) 1993-03-30

Family

ID=17436883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26687691A Pending JPH0579482A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 密閉型圧縮機

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09198752A (ja) * 1996-01-23 1997-07-31 Fuji Parts:Kk 磁気テープ用ガイドローラ
US6336800B1 (en) * 1999-07-28 2002-01-08 Lg Electronics Inc. Rotary compressor
CN105201828A (zh) * 2015-10-14 2015-12-30 珠海凌达压缩机有限公司 滚子及具有其的旋转式压缩机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09198752A (ja) * 1996-01-23 1997-07-31 Fuji Parts:Kk 磁気テープ用ガイドローラ
US6336800B1 (en) * 1999-07-28 2002-01-08 Lg Electronics Inc. Rotary compressor
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