JPH0577309U - 仮設支柱用傾斜受台 - Google Patents

仮設支柱用傾斜受台

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JPH0577309U
JPH0577309U JP1784092U JP1784092U JPH0577309U JP H0577309 U JPH0577309 U JP H0577309U JP 1784092 U JP1784092 U JP 1784092U JP 1784092 U JP1784092 U JP 1784092U JP H0577309 U JPH0577309 U JP H0577309U
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temporary
spherical
spherical portion
girder
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Application number
JP1784092U
Other languages
English (en)
Inventor
修治 廣瀬
Original Assignee
ヒロセ技研株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 型枠下部に配置される支持桁と仮設支柱の上
端部との間に介装される仮設支柱用傾斜受台において、
支持桁がいずれの方向に傾斜していても仮設支柱に荷重
を円滑に伝達することができ、かつ重量及び高さ寸法が
小さくて作業性が良く、大きな強度を得る。 【構成】 取付下板17と、支持桁の傾斜に沿うように
任意の方向に傾斜可能な支承上板18とを備え、取付下
板17と支承上板18のいずれか一方から他方に向けて
球状部19を突出させるとともに他方にはこの球状部1
9が嵌合する球状凹面20を形成した支承部21を設
け、かつ支承部21に球状部19の離脱を防止する係止
リング22又は係止爪を一体的に設けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高架道路の床版などを形成するための型枠を支持する仮設支柱にお いて、型枠下部に配置される支持桁が傾斜していても荷重が円滑に伝達されるよ うに支持桁と仮設支柱の上端部との間に介装される仮設支柱用傾斜受台に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば高架道路の床版をコンクリート打設する際には、図5に示す ようにパイプ柱材2aを接続して構成したパイプ主柱2を4つの角部に配置する とともに横継材3とブレース4にて連結して組み立てた四角柱状の仮設支柱1を 、橋脚(図示せず)間に適当間隔置きに配置し、図6に示すように床版5の型枠 6を支持している。なお、通常は床版5の幅が広いので、図6に示すように複数 の仮設支柱1、1を床版5の幅方向に適当間隔で配置して横継材3とブレース4 にて互いに連結している。
【0003】 型枠6の支持部の構造としては、図5に詳細に示すように、各パイプ主柱2の 上端部に操作ハンドル8にて出退操作可能なヘッドスピンドル7を配設し、その 上部に受台9を介して解体用ジャッキ10を配置し、さらにその上に傾斜受台1 1を配置している。そして、この傾斜受台11上に床版5の幅方向に延びる枕桁 12を配置するとともに枕桁12上に床版5の長手方向に延びる主桁13を配置 し、この主桁13にて型枠6を支持している。尚、ヘッドスピンドル7の上端部 は、型枠6を支持すべく突出量を調整された後スピンドルスチフナ14にて相互 にかつパイプ主柱2と連結されて支持されている。
【0004】 上記傾斜受台11は、枕桁12が傾斜していても仮設支柱1側に荷重が円滑に 伝達されるように配設されており、通常は床版5の幅方向の傾斜に対処できるよ うに、取付下板と支承上板を床版5の長手方向に沿う軸芯のヒンジピンを介して 床版5の幅方向に傾斜可能に結合して構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、枕桁12から仮設支柱1への荷重の円滑な伝達にとって床版5の長 手方向の傾斜も無視できないような場合があり、その場合は上記のようなヒンジ ピンを備えた傾斜受台11をヒンジピンの軸芯が直交するように上下2段に配置 するか、それと同等の構成の傾斜受台を配置する必要があり、傾斜受台の重量が 大きくなるとともに高さも高くなるため作業性が著しく悪くなり、また強度的に も弱くなるという問題があった。
【0006】 本考案は、上記従来の問題点に鑑み、型枠下部に配置される支持桁がいずれの 方向に傾斜していても仮設支柱に荷重を円滑に伝達することができ、かつ重量及 び高さ寸法が小さくて作業性が良く、大きな強度が得られる仮設支柱用傾斜受台 を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、型枠下部に配置される支持桁と仮設支柱の上端部との間に介装され る仮設支柱用傾斜受台において、取付下板と、支持桁の傾斜に沿うように任意の 方向に傾斜可能な支承上板とを備え、取付下板と支承上板のいずれか一方から他 方に向けて球状部を突出させるとともに他方にはこの球状部が嵌合する球状凹面 を形成した支承部を設け、かつ支承部に球状部の離脱を防止する係止部材を一体 的に設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案の傾斜受台の構成によると、取付下板と支承上板とが球状部と支承部の 球状凹面との嵌合により連結されているので、支承上板が任意の方向に傾斜可能 であるとともに構成が簡単でヒンジピンを2段に配置するのに比して重量及び高 さ寸法が小さく、また係止部材にて球状部の離脱を防止しているため、取扱いが 容易で作業性が良く、また嵌合部の接触面積を大きく取れるので強度的にも優れ ている。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図3を参照しながら説明する。なお、本実施 例における型枠6の支持構造の全体構成は、図5、図6に基づいて従来例で説明 したものと同一の構成であるため、共通する構成要素については同一の参照符号 を付してその説明を援用し、ここでは要部についてのみ説明する。
【0010】 図3において、仮設支柱1の上端部のヘッドスピンドル7上に配設された受台 9上には、型枠解体時に仮設支柱1に作用している荷重を最初に解放するための 解体用ジャッキ10が配設されている。解体用ジャッキ10上には傾斜受台11 が配設され、その上にチャック15を介して枕桁12が固定され、さらにその上 にチャック15を介して主桁13が固定されている。そして、主桁13の上に縦 横に配置した鋼バタ16aとコンクリートパネル16bから成る型枠6が配置さ れている。
【0011】 傾斜受台11は、図1、図2に示すように、解体用ジャッキ10上に取付ける ための取付下板17と、枕桁12の傾斜に沿うように任意の方向に傾斜可能な支 承上板18とを備えている。支承上板18の下面中央には下方に向けて突出する 球状部19が溶接にて固着され、取付下板17の上面中央にはこの球状部19が 嵌合する球状凹面20を形成した支承部21が溶接にて固着されている。支承部 21の上端には、球状部19が上方に離脱するのを防止するための周方向に2つ 割りの係止リング22が溶接にて一体的に固着されている。また、支承部21と 係止リング22にわたってその外周に周方向に適当間隔置きにリブ23が設けら れ、球状部19の基部にも放射状にリブ24が設けられ、球状部19から支承上 板18全面に荷重を分散させている。
【0012】 以上の構成において、図3、図5及び図6に示すように、仮設支柱1を組立て 、解体用ジャッキ10と傾斜受台11を介して枕桁12及び主桁13を支持し、 その上に型枠6を形成すると、型枠6からの荷重は上記とは逆の順序で仮設支柱 1に伝達されて支持される。その際、形成すべき床版5がその幅方向や長手方向 に傾斜していても、また主桁13や枕桁12等に寸法公差や多少の歪みがあった 場合でも、傾斜受台11においてその支承上板18が球状部19と支承部21の 球状凹面20との嵌合により任意の方向に傾斜できるため、支承上板18は枕桁 12の下面に確実に沿い、荷重伝達が円滑に成されて仮設支柱1に偏荷重が作用 することがなく、安全かつ効率的に支持される。そして、この様に仮設支柱1に て支持された型枠6内にコンクリートが打設されて床版5が形成される。
【0013】 一方、型枠6を解体する時には、解体用ジャッキ10の出退ねじ軸10aを押 し上げ、出退ねじ軸10aとこれに螺合する操作ハンドル10bの間に作用して いる荷重を軽減した状態で操作ハンドル10bを回転して出退ねじ軸10aを例 えば20〜30mm退入可能とし、次に出退ねじ軸10aの押し上げを解除して出 退ねじ軸21を退入させ、解体用ジャッキ10に作用していた荷重を解放する。 かくして、解体用ジャッキ10を介して仮設支柱1の上端のトップスピンドル7 に作用していた荷重が解放され、ヘッドスピンドル7をその操作ハンドル8を操 作して大きく退入させることによって枕桁12及び主桁13を下降させ、主桁1 3と型枠6の間に空間が確保して型枠6を解体する。
【0014】 本実施例の傾斜受台11によると、以上のように取付下板17と支承上板18 とが球状部19と支承部21の球状凹面20との嵌合により連結されているので 、支承上板18が任意の方向に傾斜可能で、荷重伝達が円滑に行われるとともに 、構成が簡単であるためヒンジピンを2段に配置するのに比して重量及び高さ寸 法が小さく、また係止リング22にて球状部19の離脱を防止しているため、取 扱いが容易で作業性が良く、また嵌合部の接触面積も大きく取れるので強度的に も優れている。
【0015】 なお、上記実施例では球状部19を支承上板18の下面に、支承部21を取付 下板17の上面に固着した例を示したが、逆に固着してもよいことはいうまでも ない。
【0016】 また、図4に示すように、球状部19の離脱を防止する手段を、支承部21の 外周に周方向に適当間隔置きに固着した係止爪25にて構成してもよい。
【0017】
【考案の効果】
本考案の仮設支柱用傾斜受台によれば、以上のように取付下板と支承上板を球 状部と支承部の球状凹面との嵌合によって連結したので、支承上板が任意の方向 に傾斜可能であり、支持桁がいずれの方向に傾斜していても仮設支柱に向けて荷 重を円滑に伝達することができ、かつ構成が簡単であるためヒンジピンを2段に 配置した場合に比して重量及び高さ寸法が小さく、また係止部材にて球状部の離 脱を防止しているため、取扱いが容易で作業性が向上し、また嵌合部の接触面積 を大きく取れるので強度的にも優れている等の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における傾斜受台を一部断面
して示した正面図である。
【図2】同傾斜受台の斜視図である。
【図3】同実施例における仮設支柱による型枠支持状態
を示す要部の正面図である。
【図4】本考案の他の実施例における傾斜受台を一部断
面して示した正面図である。
【図5】従来例の架設支柱の斜視図である。
【図6】従来例の架設支柱による型枠の支持状態を示す
正面図である。
【符号の説明】
11 傾斜受台 17 取付下板 18 支承上板 19 球状部 20 球状凹面 21 支承部 22 係止リング 25 係止爪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠下部に配置される支持桁と仮設支柱
    の上端部との間に介装される仮設支柱用傾斜受台におい
    て、取付下板と、支持桁の傾斜に沿うように任意の方向
    に傾斜可能な支承上板とを備え、取付下板と支承上板の
    いずれか一方から他方に向けて球状部を突出させるとと
    もに他方にはこの球状部が嵌合する球状凹面を形成した
    支承部を設け、かつ支承部に球状部の離脱を防止する係
    止部材を一体的に設けたことを特徴とする仮設支柱用傾
    斜受台。
JP1784092U 1992-03-31 1992-03-31 仮設支柱用傾斜受台 Pending JPH0577309U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101489872B1 (ko) * 2014-08-06 2015-02-06 주식회사 세원 각도 조절이 가능한 건축용 지지구
CN114197637A (zh) * 2021-12-15 2022-03-18 中建八局新型建造工程有限公司 用于网壳结构拼装的辅助装置及其施工方法

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