JPH057662U - 包装容器 - Google Patents

包装容器

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JPH057662U
JPH057662U JP5293991U JP5293991U JPH057662U JP H057662 U JPH057662 U JP H057662U JP 5293991 U JP5293991 U JP 5293991U JP 5293991 U JP5293991 U JP 5293991U JP H057662 U JPH057662 U JP H057662U
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JP
Japan
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packaging container
flange
skirt
storage
container
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Pending
Application number
JP5293991U
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English (en)
Inventor
稔 山田
繁 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Kasei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】上下両部体よりなる包装容器として、容器外方
への部分的な突出部分をなくして、落下時や他物との接
触時の局部的な衝撃を防ぐとともに、その衝撃を効果的
に吸収、緩和でき、包装物品の保護を良好になすものを
得る。 【構成】合成樹脂シートから上下両部体1a,1bを成
形し、それぞれ相対向するように凹設された収納部2
a,2bの開口端より互いに突合せ接合されるフランジ
縁3a,3bを延設する。このフランジ縁3a,3bの
外周端より収納部2a,2bの周囲に間隔を存して該収
納部2a,2bを囲むようにスカート状の外側板4a,
4bを折曲延成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ビデオやカメラ等の精密機器その他の各種物品の包装に好適に使用 できる合成樹脂シート製の包装容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ビデオやカメラ等の精密機器その他の製品の包装容器、特に段ボール製箱等の 外装体と組合せ使用される包装容器として、ポリスチレン発泡シート等の合成樹 脂発泡シートその他の適度に腰のある合成樹脂シートから成形された容体と蓋と の上下両部体を、包装物品を収納した状態で閉合し、包装状態に保持するように したものがある。
【0003】 前記の包装容器において、上下両部体(51)(61)同士を閉合する手段と しては、図5に示すように、収納部(52)(62)の開口端に設けた補強を兼 ねるフランジ縁(53)(63)同士を突合せて接着や融着手段により接合する か、あるいは図6に例示するように、下部体(61)のフランジ縁(63)の外 側に、上部体(51)の断面略鉤形状のフランジ縁(53)を嵌合するものがほ とんどである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図5および図6のいずれの場合にも、前記フランジ縁(53) (63)の部分が容器外方へ突出した形態をなしているため、容器が傾いて落下 した時、あるいは他物との接触時には、前記フランジ縁(53)(63)の部分 が床面や他物と当り易く、しかもこの部分が床面等に衝突すると、その衝撃力が 直に収納部主体の開口端に伝わることになって、内部の包装物品に局部的な外圧 力が作用し、包装物品を損傷するおそれがあった。
【0005】 特に、落下試験の結果、前記フランジ縁(53)(63)の部分が床面に衝突 する場合のみでなく、上下両部体(51)(61)の収納部(52)(62)の 角部が床面等に衝突する場合も、その衝撃が局部的になり、内部の包装物品を損 傷するおそれがあった。
【0006】 また、前記のようにフランジ縁による突出部分を有していると、この容器を段 ボール箱等の外装体に収納し包装する場合の安定性が悪く、また筒状ケースに挿 入する簡易包装にも適さない。
【0007】 本考案は、上記に鑑みてなしたもので、単なるフランジ状の部分的な突出部分 をなくし、落下時あるいは他物との接触時における局部的な衝撃を防いで、かつ その衝撃を効果的に吸収、緩和でき、包装物品の保護を良好になし得る包装容器 を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する本考案の包装容器は、合成樹脂シートから成形され、そ れぞれ相対向するように凹設された収納部の開口端より互いに突合せ接合される フランジ縁が延設された上下両部体よりなり、上下両部体の前記フランジ縁の外 周端よりそれぞれ収納部の周囲に間隔を存して該収納部を囲むようにスカート状 の外側板が折曲延成されてなることを特徴とする。
【0009】 前記における上下両部体の収納部の天面および底面に内外一方に膨出する凸部 が設けられるとともに、スカート状の外側板が、前記凸部を含む収納部の高さと 略同じかもしくは僅かに短い長さに形成されているものが、特に好適である。
【0010】
【作用】
上記の構成による本考案によれば、上下両部体のフランジ縁を突合せ接合した 包装状態においては、前記フランジ縁より折曲延成したスカート状の外側板が収 納部を囲むように存在しており、単なる外方へのフランジ状の突出部分を有さな い。そのため、この容器が傾いて落下したり、あるいは他物と接触しても、前記 の外側板の広い面で床面等と当ることになり、突合せ接合されたフランジ縁の部 分や収納部の角部等が局部的に床面等に衝突することがない。
【0011】 殊に、前記の外側板と内方の収納部主体との間に間隔が存するために、前記の ように外側板が衝突しても、その当接による衝撃が収納部に直接伝わらず、しか も外側板自体は前記の間隔範囲内で弾力的に変形でき、これによって前記の衝突 による衝撃を効果的に吸収、緩和できることになる。
【0012】
【実施例】
次に本考案の包装容器(A)の実施例を図1〜図3に基いて説明する。
【0013】 図において、(1a)(1b)は比較的腰のある合成樹脂発泡シートによりプ レス成形、真空成形、圧空成形等の成形手段により所定形状に成形された容体と 蓋とになる上下両部体を示している。この上下両部体(1a)(1b)は、図の ように相対向するように凹設された収納部(2a)(2b)の開口端より外方に 延設されたフランジ縁(3a)(3b)を有しており、包装時にはこのフランジ 縁(3a)(3b)同士が互いに突合せ接合される。
【0014】 そして前記のフランジ縁(3a)(3b)には、その外周端よりそれぞれ収納 部(2a)(2b)の周囲に所要の間隔を存して該収納部(3a)(3b)を囲 むようにスカート状に延びた外側板(4a)(4b)が折曲延成されている。こ の外側板(4a)(4b)は、通常、成形時の型抜き等のために、図のように若 干先端ほど外方へ僅かに拡がったテーパ状に形成される。そのため、上下両部体 (1a)(1b)の接合状態では、フランジ縁(3a)(3b)の部分は外側板 内方に存することになる。
【0015】 前記の外側板(4a)(4b)は、図のように収納部(2a)(2b)の高さ (深さ)と略同じか、もしくは若干短い長さに形成される。段ボール箱等の外装 体に収納した状態において、外側板(4a)(4b)に衝撃吸収のための弾性作 用を行なわせるためには、収納部(2a)(2b)の高さよりごく僅かに短い長 さにしておくのがよい。
【0016】 また上下両部体(1a)(1b)の収納部(2a)(2b)の天面(5a)も しくは底面(5b)は、単なる平坦面でもあってもよいが、図のように内外一方 に膨出するリブ状の凸部(6a)(6b)を設けて、収納される包装物品に対す る衝撃を緩和できるようにしておくのが、実施上特に好ましい。この場合、前記 の外側板(4a)(4b)は前記の凸部(6a)(6b)を含む収納部(2a) (2b)の全高と略同じかもしくはやや短い長さに形成する。
【0017】 上下両部体(1a)(1b)のフランジ縁(3a)(3b)同士の突合せ接合 の手段としては、接着または熱融着等の手段により接合する場合のほか、図3に 示すように、フランジ縁(3a)(3b)の一方に、凹部もしくは切欠による嵌 合孔(7b)を形成するとともに、他方に、前記嵌合孔(7b)に嵌合する凸部 (7a)を形成しておいて、この両者の嵌合により両フランジ縁同士を接合状態 に結合することもできる。この場合の嵌合孔(7b)と凸部(7a)との位置、 数、間隔等は任意に設定できる。またこれを前記の接着や熱融着の手段と併用す ることもできる。
【0018】 上下両部体(1a)(1b)の構成素材である合成樹脂シートとしては、例え ばポリスチレンおよびスチレンを主体とする共重合体等のポリスチレン系樹脂、 ポリエチレンやポリプロピレンおよびオレフィンを主体とする共重合体等のポリ オレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂その他の合成樹脂の発泡シートを例示で きる。軽量な包装物品の場合には、柔軟なポリオレフィン系樹脂発泡シートが好 ましく、またやや重い包装物品の場合には、形状保持の点からやや硬質のポリス チレン系樹脂発泡シートが好ましい。また、内容物の種類やその他の必要に応じ て、前記のやや硬質で腰のあるスチレン系樹脂の発泡シートと、これより柔軟性 のあるオレフィン系樹脂の発泡シートとの複合あるいは積層シートを用いること もできる。この場合、柔軟性のあるポリオレフィン系樹脂発泡シートを容器内側 にして用いるのが包装物品の保護の点から好ましい。さらに場合によっては、や や柔軟性のある非発泡の合成樹脂シートを用いることもできる。
【0019】 上記の構成よりなる包装容器(A)は、包装対象の物品を収納した状態で、上 下両部体(1a)(1b)のフランジ縁(3a)(3b)同士を突合せ接合して 閉合状態に保持し、これを、例えば図4に示すように段ボールや厚紙その他より なる筒状ケース(10)に挿入する。あるいはフラップの付いた通常の段ボール 箱(図示せず)等の外装体に収納して包装する。また、包装容器(A)の全体を シュリンクフィルムやラップフィルムにより包装することも可能である。
【0020】 しかして、包装容器(A)の側部周囲には、上下両部体(1a)(1b)の開 口端のフランジ縁(3a)(3b)より延成されたスカート状の外側板(4a) (4b)を有し、単なるフランジ状の突出部分を有さないために、図4のように 筒状ケースに挿入したり箱内に収納し易く、かつ安定性よく包装できる。また筒 状ケースに挿入した包装状態の外観的体裁も良好になる。
【0021】 また前記の包装状態において、容器が落下したり、他物と接触する場合には、 前記の外側板(4a)(4b)の部分で床面や他物と当ることになるため、その 衝撃を外側板(4a)(4b)による広い面で受けることができる。すなわちフ ランジ縁(3a)(3b)の部分や収納部(2a)(2b)の角部等が床面や他 物と衝突するのを、前記の外側板(4a)(4b)で防止できる。
【0022】 しかも前記の外側板(4a)(4b)と内方の収納部(2a)(2b)との間 に間隔(S)を保有しているために、外側板(4a)(4b)が床面や他物と衝 突しても、その衝撃が収納部(2a)(2b)には直接伝わらず、かつまた外側 板(4a)(4b)自体が前記の間隔(s)の範囲内で弾力的に変形でき、これ によって前記の衝突による衝撃を効果的に吸収、緩和できることになり、落下試 験にも充分に耐え、内部の包装物品を良好に保護できる。
【0023】 特に収納部(2a)(2b)の天面(5a)および底面(5b)にリブ状の凸 部(6a)(6b)を設けて、内部の包装物品と外装体との間に間隙を存するよ うにした場合、内部の包装物品に対する衝撃緩和効果にさらに優れる。
【0024】
【考案の効果】
上記したように本考案の包装容器にあっては、単なるフランジ状の部分的な突 出部分を有さないため、段ボー箱等の外装体により容易に包装でき、包装状態で の安定性および体裁が良好となる上、特に容器の側部周囲に間隔を存して外側板 を設けたことにより、落下時あるいは他物との接触による外圧や衝撃を前記外側 板で受けることができるとともに、その衝撃を効果的に吸収、緩和でき、局部的 な衝撃が内部の包装物品に作用することがなく、収納された包装物品の保護を良 好になし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】上下両部体を分離した一部欠截斜視図である。
【図2】上下両部体の接合状態の断面図である。
【図3】他の実施例を示す部分拡大断面図である。
【図4】包装容器の外装体に対する挿入状態を示す斜視
図である。
【図5】従来の容器構造の1例を示す略示断面図であ
る。
【図6】従来の容器構造の他の例を示す略示断面図であ
る。
【符号の説明】
(1a)(1b) 上下両部体 (2a)(2b) 収納部 (3a)(3b) フランジ縁 (4a)(4b) 外側板 (6a)(6b) 凸部 (7a) 凸部 (7b) 嵌合孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂シートから成形され、それぞれ
    相対向するように凹設された収納部の開口端より互いに
    突合せ接合されるフランジ縁が延設された上下両部体よ
    りなり、上下両部体のフランジ縁の外周端より収納部の
    周囲に間隔を存して該収納部を囲むようにスカート状の
    外側板が折曲延成されてなることを特徴とする包装容
    器。
  2. 【請求項2】 上下両部体の収納部の天面および底面に
    内外一方に膨出する凸部が設けられるとともに、スカー
    ト状の外側板が、前記凸部を含む収納部主体の高さと略
    同じかもしくは僅かに短い長さに形成されている請求項
    1に記載の包装容器。
JP5293991U 1991-07-09 1991-07-09 包装容器 Pending JPH057662U (ja)

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JP5293991U JPH057662U (ja) 1991-07-09 1991-07-09 包装容器

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