JPH057641U - 輸液バツグ - Google Patents

輸液バツグ

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JPH057641U
JPH057641U JP5431591U JP5431591U JPH057641U JP H057641 U JPH057641 U JP H057641U JP 5431591 U JP5431591 U JP 5431591U JP 5431591 U JP5431591 U JP 5431591U JP H057641 U JPH057641 U JP H057641U
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JP
Japan
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infusion
bag
infusion solution
infusion bag
bottom portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP5431591U
Other languages
English (en)
Inventor
俊和 八木
勇 立石
有 赤松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH057641U publication Critical patent/JPH057641U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自立性に富み、輸液の混注操作や、針刺し操
作を容易に行うことができると共に、上記各操作や廃棄
のために必要な空間が小さくて済む輸液バッグを提供す
ること。 【構成】 側縁部13がヒートシールされており、輸液
収納部1の底部12は、その前後に、輸液口21側と反
対方向に伸びたスカート部31,32を有し、輸液収納
部1内に輸液Bを収納した場合に前後に拡開する。ま
た、上記底部21とスカート部31,32とは、シート
またはフィルムをW字型に折り重ねた部分で形成されて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、輸液バッグに関し、より詳しくは病院等において点滴を行う際に 用いられる輸液バッグに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、病院等において、ブドウ糖液、アミノ酸液、リンゲル液等の輸液を 生体内に投与する場合には、その輸液を収納する容器としては、バイアル瓶やボ トルが用いられていたが、近年では空気針を必要としないこと、輸液の混合操作 を無菌的に行えること、空容器を廃棄する空間が小さくて済むこと等の利点を有 する可撓性のプラスチックからなる輸液バッグが広く用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記輸液バッグは、可撓性のプラスチックからなるものであり、自立 性に乏しいため、輸液の混注や、使用する際の針刺し操作が困難であり、また保 管や使用前の準備に場所を取るという問題があった。 この問題を解決するために、輸液バッグを起立した状態で保持するスタンド (特公平2−36462号公報参照)、吊具兼用の底板を備えた輸液バッグ( 実開昭57−21344号公報参照)、パウチ型の輸液バッグ(実開平2−9 811号公報、特開昭60−116356号公報、同60−153865号公報 、同60−225559号公報等参照)、底部を凹入内広にした輸液バッグ( 実開平1−140954号公報参照)等が提案されている。
【0004】 しかし、上記のスタンドを使用する場合は、針刺し等の操作を行う前にいち いち輸液バッグを当該スタンドに装着し、操作終了後に外す必要があり、手間が かかる。の輸液バッグでは、輸液バッグ本体が自立性に乏しいため、前述の問 題は何ら解決されない。の輸液バッグでは、輸液投与終了時にバッグ内に輸液 が残り易いため、ビタミン等の微量薬物を投与する際には使用できない。さらに 、特開昭60−116356号公報および同60−153865号公報には、輸 液用スタンディングパウチが開示されているが、これは、机上等に自立させた状 態で混注、針刺し等の作業を行うことはできないものである。のものは、自立 性が充分ではなく、起立状態では不安定である。また、成形が困難であると共に 、底部の強度が十分でないという欠点もある。このように、上記いずれの輸液バ ッグも、前述の問題を解決するには至っていない。
【0005】 本考案は、上記問題を解決するためになされたものであって、自立性に富み、 輸液の混注操作や、針刺し操作を容易に行うことができると共に、上記各操作に 必要な空間や廃棄空間が小さい輸液バッグを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するための本考案にかかる輸液バッグは、合成樹脂シートまた はフィルムからなり、輸液を収納するための輸液収納部を有する輸液バッグであ って、ヒートシールされた側縁部、輸液を収納した状態では前後方向に拡開する 輸液収納部の底部および該底部の前後縁部から輸液口側と反対方向に伸びたスカ ート部を有し、上記底部およびスカート部がシートまたはフィルムをW字型に折 り重ねた部分で形成されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
上記構成の輸液バッグによれば、スカート部が机等の載置場所に当接した状態 で、自立させることができる。また、ヒートシールされた側縁部により輸液バッ グの自立性が高められていると共に、輸液を輸液収納部に収納した状態では、輸 液収納部の底部が前後方向に拡開して、この底部の前後に形成されたスカート部 間の間隔が大きくなるので、この輸液バッグは、安定状態で、机等の上に載置す ることができる。
【0008】 また、この輸液バッグは、輸液収納部が合成樹脂シートまたはフィルムからな るものであるので、輸液投与が終了し、輸液収納部内の輸液がなくなると輸液収 納部が萎み偏平になる。
【0009】
【実施例】
以下、実施例に基づき、本考案をより詳細に説明する。 図1は、本考案に係る輸液バッグAの一実施例を示す斜視図である。 この輸液バッグAは、可撓性を有する透明な合成樹脂シートにより形成されて おり、輸液Bを収納するための輸液収納部1を有し、側縁部13がヒートシール されている。
【0010】 この輸液収納部1の上端11には、輸液口21を備え、大きさは輸液収納部1 の底部12より小さい輸液口部用舟型芯2がヒートシールにより固定されている 。 また、輸液収納部1の底部12の前後縁部には、輸液口21と反対方向に伸び た前後スカート部31,32が形成されており、この前後スカート部31,32 には輸液バッグAを吊持するための吊り用穴33が設けられている。
【0011】 上記底部12および前後スカート部31,32は、図2(a) ,(b) に示すよう に、合成樹脂シート1aをW字型に折り重ねて、山折りとなった部分に治具Cを 挿入して、底部12となる部分12aの周縁20aおよび前後スカート部31, 32となる部分3aの周縁20bをヒートシールすることにより形成されたもの である。したがって、この輸液収納部1内に輸液Bを充填した場合、底部12は 輸液Bの自重により舟型に拡開し、前後スカート部31,32は、互いに離れる 。
【0012】 この輸液バッグAを机等の上に自立させる場合は、上記スカート部31,32 の下端34が机等の表面に当接する。 輸液バッグAは、ヒートシールされた側縁部13および周縁20bにより高い 自立性が付与されている。また、スカート部3が合成樹脂シートを二重に重ねた 部分で形成されていること、および輸液収納部1内に輸液Bを充填した状態では 、前スカート部31と後スカート部32との間が離れていることから、安定的に 自立することができる。
【0013】 さらに、輸液収納部1の底部12が、輸液収納部1の上端11に配置された輸 液口部用舟型芯2より大きいので、特に安定的に自立させることができ、自立さ せた状態で混注、針刺し等の作業を容易且つ確実に行うことができる。また、自 立状態で保存することにより、保存場所を小さくすることができる 一方、使用後、輸液収納部1内の輸液Bがなくなると、底部12は閉じて、こ の輸液バッグA全体が偏平になり、占有空間は小さくなる。
【0014】 この輸液バッグAを製造する際には、図2(a) ,(b) に示すように、長尺の合 成樹脂シートまたはフィルムの途中をW字型に折り曲げる。そして前述のように 、底部12となる部分12aの周縁20aおよび前後スカート部31,32とな る部分3aの周縁20bをヒートシールして、前後スカート部31,32および 底部12を形成すると共に、側縁部13もヒートシールし、バッグ10を形成す る(図3参照)。
【0015】 次いで、バッグ10の開口部10aに輸液口部用舟型芯2を挿入して、ヒート シールし、輸液収納部1を形成する。また、上記前後スカート部31,32に吊 り用穴33を開ける(図4参照)。 そして、輸液Bを輸液収納部1内に充填して、輸液口21にキャップ22を熱 融着する(図1参照)。
【0016】 この輸液バッグAを製造するのに用いられるシートまたはフィルムとしては、 ポリエチレン、ポリプロピレン等からなる単層または多層のものが挙げられる。 また、上記輸液口部用舟型芯2は、ポリエチレン、ポリプロピレン等からなるも のが挙げられ、上記シートまたはフィルムと同一の素材からなるものが好ましく 用いられる。
【0017】 本考案の輸液バッグは、上記実施例に限定されるものではない。例えば、図5 に示す輸液バッグAのように、スカート部3に吊り用穴33を開けることに代え て、輸液収納部1の底部12に吊り用穴33が形成された小片4を取り付けても よい。 また、図6に示す輸液バッグAのように、輸液収納部1の側縁部13および上 端11の一部に適当な厚みの合成樹脂板5を接着してもよい。この輸液バッグA は、合成樹脂板5により、剛性が特に高められているので、自立させた状態で針 刺し等の操作を行うことができる。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係る輸液バッグは、安定的に自立させることができる ので、混注、針刺し等の作業を容易に行うことができる。また、保管場所や、使 用前の準備を行う場所が小さくて済む。さらに、輸液投与が終了し、輸液収納部 内の輸液がなくなると輸液収納部が萎み偏平になるので、使用後の廃棄空間も小 さくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る輸液バッグの一実施例を示す斜視
図である。
【図2】(a) は本考案に係る輸液バッグの製造工程を示
す斜視図であり、(b) は本考案に係る輸液バッグの製造
工程を示す断面図である。
【図3】本考案に係る輸液バッグの製造工程を示す説明
図である。
【図4】本考案に係る輸液バッグの製造工程を示す説明
図である。
【図5】本考案に係る輸液バッグの別の実施例を示す斜
視図である。
【図6】本考案に係る輸液バッグの別の実施例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 輸液収納部 12 底部 13 側縁部 21 輸液口 31,32 スカート部 A 輸液バッグ B 輸液

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】合成樹脂シートまたはフィルムからなり、
    輸液を収納するための輸液収納部を有する輸液バッグで
    あって、 ヒートシールされた側縁部、輸液を収納した状態で前後
    方向に拡開する輸液収納部の底部および該底部の前後縁
    部から輸液口側と反対方向に伸びたスカート部を有し、
    上記底部およびスカート部が、シートまたはフィルムを
    W字型に折り重ねた部分で形成されていることを特徴と
    する輸液バッグ。
JP5431591U 1991-07-12 1991-07-12 輸液バツグ Pending JPH057641U (ja)

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JP5431591U JPH057641U (ja) 1991-07-12 1991-07-12 輸液バツグ

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