JPH0576371B2 - - Google Patents

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JPH0576371B2
JPH0576371B2 JP62153975A JP15397587A JPH0576371B2 JP H0576371 B2 JPH0576371 B2 JP H0576371B2 JP 62153975 A JP62153975 A JP 62153975A JP 15397587 A JP15397587 A JP 15397587A JP H0576371 B2 JPH0576371 B2 JP H0576371B2
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JP
Japan
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guide
chock
roll
mill
rolling
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Hiroatsu Asari
Masatoshi Fukuda
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0576371B2 publication Critical patent/JPH0576371B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B39/00Arrangements for moving, supporting, or positioning work, or controlling its movement, combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
    • B21B39/14Guiding, positioning or aligning work
    • B21B39/16Guiding, positioning or aligning work immediately before entering or after leaving the pass

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は圧延機ガイド装置に関し、詳しくは、
H型鋼などの型鋼をミルスタンドで成形する際、
圧延材を水平姿勢で圧延ロールへ誘導することが
できる圧延機ガイド装置に関するものである。
〔従来技術〕
圧延工場では種々な形状の型鋼例えばH型鋼
は、圧延ラインに設置されたユニバーサルミルス
タンドなどで成形される。その際、圧延材のウエ
ブ部分は上下一対の水平ロールで、フランジ部分
は左右一対の垂直ロールで圧延されるが、圧延材
のロールスタンドへの送り込みは、そのウエブ部
分がウエブガイド装置により誘導されるようにな
つている。フランジ部分を成形する垂直ロールの
位置は常に一定であるので、パスラインを一定に
保持するためには水平ロールの上下位置を変え
て、圧延材のウエブ部分の中心をパスラインと一
致させておく必要がある。このような誘導ができ
なければ、フランジ部分のウエブ部分からの高さ
が異なつた製品となり、下級品や不合格品の発生
が増加することになる。
従来から、圧延材を正しい姿勢でパスラインへ
誘導するためのウエブガイド装置が提案されてい
る。その一例として、特開昭47−38762号公報に
記載されたユニバーサル圧延機のウエブガイド装
置がある。その装置では、ウエブガイドの一端が
レストバーにより支持され、他端が水平ロールに
接触しており、そのレストバーが水平ロールと連
動して昇降するように連繋され、ガイド面が水平
に保持されるようになつている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述のウエブガイド装置では、対向するガイド
面の水平部分が長く、各ウエブガイドは、ロール
スタンドから水平ロール間へ突入されており、ウ
エブガイドの先端が水平ロール面に接触してい
る。したがつて、圧延スケジユールによつてロー
ルをチヨツクと共に交換するには、重いウエブガ
イドを分解もしくは水平ロールのチヨツクより退
避させなければならず、その作業には手間や時間
を要する問題がある。一方、ロールをドレスアツ
プする必要のある場合には、ロール研削などによ
つて小径化された水平ロールが組み込まれること
になる。その際、ウエブガイドの先端をロール面
に接触させてガイド面を水平となるように、ウエ
ブガイドを上下および圧延材搬送方向に移動させ
る調整が必要であるが、そのような調整装置が設
けられていない場合には、ウエブガイドが傾斜し
た状態で放置されるか、あるいは、ウエブガイド
の水平出し調整に多大の手間を要する問題があ
る。したがつて、ウエブガイドが傾斜している場
合には圧延材が円滑に誘導されない事態が生じた
り、また、環境の悪い圧延ラインでのロール交換
やウエブガイド装置の組立作業による圧延ライン
の休止時間が長くなるなど、圧延ラインの稼働率
が低下する問題がある。なお、上述の公報にはウ
エブガイドがチヨツクの内外で分離するようにし
た分割型の装置も紹介されている。そのような装
置では、ロール交換のためにチヨツクをロールス
タンドより着脱する際の手間が少なくなる利点が
あるが、ミル部ガイドのガイド面がチヨツク部ガ
イドの昇降により傾斜するので、圧延材が正しく
圧延ロールへ誘導され難くなり好ましくない。
本発明は上述の問題を解決するためになされた
もので、その目的は、ウエブガイド装置の分解お
よび組立てが簡便に行なわれてロール交換を容易
にし、かつ、それぞれのガイド面で形成されるギ
ヤツプを平行に維持してその中心をパスラインに
一致させることができる圧延機ガイド装置を提供
することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の圧延機のガイド装置の特徴とするとこ
ろは、第1図に示すように、上下一対の水平ロー
ル3A,3Bの各チヨツク4A,4Bに、上下方
向へ位置調整可能なチヨツク部ガイド5A,5B
が、圧延材搬送方向2mにおいて各チヨツク4
A,4Bから突出することなく設けられ、各水平
ロール3A,3Bのほぼ対向位置におけるロール
周面3a,3bに接触するチヨツクガイド本体8
A,8Bは、ロールギヤツプhより大きいガイド
ギヤツプh+Δhを有して平行を維持し、チヨツ
ク4A,4Bを組み込むロールスタンド1R,1
L〔第2図参照〕には、パスライン1mに接離調
整自在な上下一対のミル部ガイド12A,12B
が、圧延材搬送方向2mへリトラクト可能に設け
られ、そのミル部ガイド12A,12Bに設けた
ミルガイド本体15A,15Bの先端がチヨツク
ガイド本体8A,8Bの後端に接離自在とされ、
その対向するガイド面8a,8bが平行を維持す
るように取り付けられていることである。
第2の発明の特徴とするところは、上述したチ
ヨツク部ガイド5A,5Bに加えて、チヨツク4
A,4Bを組み込むロールスタンド1R,1Lに
は、昇降シリンダ17A,17Bで上下動してパ
スライン1mに接離する一対の昇降フレーム13
A,13Bと、圧延材搬送方向2mへリトラクト
可能に昇降フレーム13A,13Bに装着された
レストバー14A,14Bと、そのレストバー1
4A,14Bに着脱自在なミルガイド本体15
A,15Bとを有するミル部ガイド12A,12
Bが設けられ、そのミルガイド本体15A,15
Bの先端がチヨツクガイド本体8A,8Bの後端
に接離自在とされ、その対向するガイド面15
a,15bが平行を維持するように取り付けら
れ、レストバー14A,14Bを上下一対の昇降
シリンダ17A,17Bで昇降させる際、水平ロ
ール3A,3Bの圧下圧上手段によるロール変位
量に基づいて昇降シリンダ17A,17Bが作動
され、その昇降シリンダ17A,17Bに取り付
けられた位置検出センサ36A,36B〔第4図
参照〕からの変位信号で、その昇降シリンダ17
A,17Bの伸縮量がフイードバツク制御される
ようになつていることである。
〔作用〕
チヨツク4A,4Bに設けられた上下一対のチ
ヨツク部ガイド5A,5Bの先端は、水平ロール
3A,3Bのロール周面3a,3bに接触して支
持される一方、その後端は上下方向に位置調整可
能に支持されている。したがつて、チヨツク部ガ
イド5A,5Bをチヨツク4A,4Bに取り付け
る際、対向するガイド面8a,8bを容易に平行
となるように調整することができる。また、チヨ
ツク部ガイド5A,5Bが、圧延材搬送方向2m
において各チヨツク4A,4Bから突出すること
なく設けられており、また、ロールスタンド1
R,1Lにあつては、ミル部ガイド12A,12
Bが、上下方向に位置調整可能でかつ圧延材搬送
方向2mにリトラクト可能な上下一対のレストバ
ー14A,14Bに装着されているので、ミルガ
イド本体15A,15Bの先端は、チヨツクガイ
ド本体8A,8Bの後端から離反でき、水平ロー
ル3A,3Bを簡単にチヨツク4A,4Bごとロ
ールスタンド1R,1Lから引き出すことができ
る。一方、レストバー14A,14Bが進出する
と、ミルガイド本体15A,15Bの先端は、チ
ヨツクガイド本体8A,8Bの後端を押圧して一
体化されるので、その対向するガイド面15a,
15bは平行を維持して、ロールスタンド1R,
1Lから水平ロール3A,3Bの下まで一体化さ
れたガイドを形成する。
第2の発明にあつては、水平ロール3A,3B
が、圧下圧上手段によつて圧下や圧上げされて生
じるロール変位量に応じて、上下一対の昇降シリ
ンダ17A,17Bが伸縮し、レストバー14
A,14Bが昇降して位置調整されるとき、位置
検出センサ36A,36Bからの変位信号で、昇
降シリンダ17A,17Bがフイードバツク制御
され、ミルガイド本体15A,15Bは常に最適
のガイドギヤツプとされる。
〔発明の効果〕
本発明の圧延機ガイド装置には、上下一対の水
平ロールの各チヨツクに、上下方向へ位置調整可
能なチヨツク部ガイドが、圧延材搬送方向におい
て各チヨツクから突出することなく設けられ、各
水平ロールのほぼ対向位置におけるロール周面に
接触するチヨツクガイド本体は、ロールギヤツプ
より大きいガイドギヤツプを有して平行を維持し
ている。加えて、チヨツクを組み込むロールスタ
ンドには、上下一対のミル部ガイドが、圧延材搬
送方向にリトラクト可能で、そのミルガイド本体
の先端がチヨツクガイド本体の後端に接離自在と
され、その対向するガイド面が平行を維持するよ
うに取り付けられているので、圧延スケジユール
によつてロール交換するとき、ミル部ガイドは簡
単にリトラクトされたり、さらには簡便に分解取
換えが行なわれる一方、チヨツク部ガイドはチヨ
ツクと一体で水平ロールと共に取り出すことがで
きる。その結果、取り出された水平ロールの研削
などの加工およびチヨツク部ガイドの取付調整
は、別設の専用ロールシヨツプで能率よく行なう
ことができる。また、研削によつてロール径が小
さくされたロールを取り付けるときには、ロール
の周面に、チヨツクガイド本体の先端を接触支持
させて所望のガイドギヤツプを確保して平行なガ
イド面とすることができる。水平部分が長く形成
されたガイドによつて、圧延材のウエブ部分の中
心線とパスラインとが一致した都合のよい姿勢で
誘導されるので、圧延ラインで正確な寸法形状を
有するH型鋼を能率よく製造することができる。
上記のロール交換作業は環境の悪い圧延ラインで
迅速かつ手間が省かれ、圧延ラインの休止時間を
短くすることができる。
第2の発明にあつては、ロールスタンドには昇
降シリンダで上下動する一対の昇降フレームと、
圧延材搬送方向へリトラクト可能に昇降フレーム
に装着されたレストバーと、そのレストバーに着
脱自在なミルガイド本体とを有するミル部ガイド
が設けられ、レストバーを上下一対の昇降シリン
ダで昇降させる際、水平ロールの圧下圧上手段に
よるロール変位量に基づいて昇降シリンダが作動
され、その昇降シリンダに取り付けられた位置検
出センサからの変位信号で、その昇降シリンダの
伸縮量がフイードバツク制御されるので、上述の
第1の発明の効果に加えて、ミルガイド本体のギ
ヤツプ調整は水平ロールの変位量に対し、迅速か
つ正確に位置制御される。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら、本発明をその実施
例に基づき詳細に説明する。
第2図は本発明の圧延機ガイド装置を含む圧延
機1の要部図で、ロールスタンド1R,1L内
に、圧延材2のウエブ部分2aを圧延する上下一
対の水平ロール3A,3Bが、第1図に示すよう
に組み込まれている。その水平ロール3A,3B
は上下一対のチヨツク4A,4Bに回転自在に軸
承され、水平ロール3A,3Bにおけるロールギ
ヤツプhは、ロールスタンド1R,1Lの頂部に
取り付けられた図示しない圧下圧上手段で、チヨ
ツク4A,4Bを介して設定される。すなわち、
水平ロール3A,3Bはパスライン1mに対称的
な上下位置に配置される。
水平ロール3A,3Bの各チヨツク4A,4B
には、上下方向へ位置調整可能なチヨツク部ガイ
ド5A,5Bが、圧延材搬送方向2mにおいて各
チヨツク4A,4Bから突出することなく設けら
れている。すなわち、上方のチヨツク4Aの内部
の4個所〔左右の2個所は図示せず〕には、チヨ
ツク部ガイド5Aの固定部6Aが上下方向に調整
可能に挿入される取付部材7Aが設けられる。そ
のチヨツク部ガイド5Aは、固定部6Aと、平坦
なガイド面8aを有するチヨツクガイド本体8A
と、それとピン軸6aを介して一体のブラケツト
9Aと、チヨツクガイド本体8Aと固定部材6A
とを繋ぐスプリング10とからなる。そして、固
定部6Aが挿入固定される取付部材7Aの上部に
は、チヨツクガイド本体8Aを上下方向に位置調
整するための複数のシム11Aが介装されるよう
になつている。なお、上記のスプリング10は、
その弾発力でチヨツクガイド本体8Aの先端を水
平ロール3Aのロール周面3aに接触させ、ガイ
ド面8aの水平が確保される。
一方、下方のチヨツク4Bの内部の前後4個所
にも、チヨツク部ガイド5Bの固定部6Bが上下
方向に調整可能に挿入される取付部材7Bが設け
られる。そのチヨツク部ガイド5Bは、固定部6
B、ガイド面8bを有するチヨツクガイド本体8
B、ピン軸6bを介して取り付けられたブラケツ
ト9Bとよりなる。取付部材7Bには固定部6B
の下面に、チヨツクガイド本体8Bを上下方向に
位置調整するためのシム11Bが介装される。シ
ム11Bにより位置調整されたチヨツクガイド本
体8Bの先端は水平ロール3Bのロール周面3b
に接触して、ガイド面8bの水平が確保される。
そして、上記の2つのガイド面8a,8bで形成
されるガイドギヤツプは、前述したロールギヤツ
プhより大きいガイドギヤツプh+Δhを有して
平行を維持している。
なお、上下に対向するチヨツクガイド本体8
A,8Bは、後述するミルガイド本体15A,1
5Bとで、圧延材2を誘導するガイドを形成する
が、そのために設けられた上記のチヨツク部ガイ
ド5A,5Bは、いずれもチヨツク4A,4Bを
ロールスタンド1R,1Lより引き出すとき干渉
することのない位置とされているので、後述する
ミル部ガイド12A,12Bを後退させれば、直
ちに水平ロール3A,3Bは、チヨツク部ガイド
5A,5Bを伴つた状態でチヨツク4A,4Bと
一体で交換することができる。ちなみに、本例に
あつては、リバース圧延を可能としているので、
チヨツク部ガイド5A,5Bは上で触れたように
前後位置に設けられている。
左右一対のロールスタンド1R,1Lの上流側
および下流側には、圧延材搬送方向2mにリトラ
クト可能な上下一対のミル部ガイド12A,12
Bが設けられる。それには、昇降自在な昇降フレ
ーム13A,13Bと、昇降フレーム13A,1
3Bに取り付けられる圧延材搬送方向2mにリト
ラクト可能なレストバー14A,14Bと、それ
に着脱自在に装着されるミルガイド本体15A,
15Bと、昇降フレーム13A,13Bの昇降を
ガイドするガイドロツド16R,16L〔第2図
参照〕と、昇降シリンダ17A,17Bと、リト
ラクトシリンダ18A,18Bとにより構成され
る。
第2図に示すように、左右一対のガイドロツド
16R,16Lは、ロールスタンド1R,1Lの
前面にボルトなどで固定された各3個の保持部材
19R,19Lに保持され、ロールスタンド1
R,1Lと一体とされている。そのガイドロツド
16R,16Lに、昇降フレーム13A,13B
の左右上下4個所の端部に形成されたガイド孔1
3aが摺動自在に嵌入され、昇降フレーム13
A,13Bの昇降はガイドロツド16R,16L
で案内されるようになつている。また、昇降フレ
ーム13Aの上面中央部および昇降フレーム13
Bの下面中央部には、昇降シリンダ17A,17
Bのピストンロツドの先端が接続される。一方、
昇降シリンダ17Bの基部は、左右のロールスタ
ンド1R,1Lを接続する梁部材20〔第1図参
照〕に、ピン軸20aを介して揺動自在に取り付
けられている。また、昇降シリンダ17Aの基部
〔図示せず〕も同様に揺動自在に取り付けられる。
したがつて、昇降フレーム13A,13Bは、昇
降シリンダ17A,17Bの伸縮によつて、パス
ライン1mを境にして、昇降フレーム13Aと1
3Bは逆方向に作動する。
第3図に示すように、昇降フレーム13Aの前
面13bには2個の案内部材13cが突出して設
けられ、さらに、その案内部材13cの対向する
それぞれの内面には、上下一対よりなるガイドレ
ール21が取り付けられている。そして、このガ
イドレール21には、レストバー14Aの両端部
に鍔付の摺動体22〔第2図参照〕が嵌め込ま
れ、リトラクトシリンダ18Aの伸縮によつて、
レストバー14Aが圧延材搬送方向2mに後退あ
るいは進出するとき、その移動を案内するように
なつている。なお、第2図に示すように、昇降フ
レーム13Bにも2個の案内部材13cが設けら
れ、それにガイドレール21が取り付けられてい
る。そして、レストバー14Bも上述のレストバ
ー14Aと同様に、摺動体22を介して前進また
は後退することができるようになつている。
第1図に示すように、昇降フレーム13A,1
3Bの後面13dには、各2個〔第3図参照〕の
リトラクトシリンダ18A,18Bが取り付けら
れ、そのピストンロツドの先端に接続されている
レストバー14A,14Bは、リトラクトシリン
ダ18A,18Bの伸縮によつて、水平方向に移
動することができる。例えば、リトラクトシリン
ダ18A,18Bが縮小すると、ミルガイド本体
15A,15Bはチヨツクガイド本体8A,8B
の後端を押圧する。その押圧によつて、圧延材2
を誘導するガイドの水平部分が長く形成される。
リトラクトシリンダ18A,18Bが伸長する
と、ミルガイド本体15A,15Bはチヨツクガ
イド本体8A,8Bから離反し、かつ完全にロー
ルスタンド1R,1Lの外方にリトラクトする
と、ロール交換における水平ロール3A,3Bの
引出しが可能となる。
第2図に示すように、レストバー14A,14
Bの中央部は段差を有する小径の軸に形成され、
その中央部にはミルガイド本体15Aの上部位置
で、圧延材搬送方向2mに開口する二点鎖線で示
す半円形凹部23A〔第1図参照〕およびミルガ
イド本体15Bの下部位置で、下方に開口する半
円形凹部23Bが嵌め込まれている。したがつ
て、ミルガイド本体15A,15Bは、中央部の
小径軸部に係合され、レストバー14A,14B
の左右方向へ移動することはない。一方、レスト
バー14Aの中央部の両側に形成された大径軸部
には、ミルガイド本体15Aの両側面に当接する
移動阻止リング24が嵌入され、その移動阻止リ
ング24の内面に凹部が形成され、その半円形凹
部23Aにミルガイド本体15Aの凸部が嵌入さ
れ、両者の一体化が図られている。したがつて、
その移動阻止リング24とミルガイド本体15A
とは、上述の凹凸係合で一体化され、リトラクト
シリンダ18Aの伸縮によってレストバー14A
が移動するとき、ミルガイド本体15Aも移動す
ることができる。なお、摺動体22と移動阻止リ
ング24との間に固定部材25が挿入され、移動
阻止リング24の脱落が防止されている。一方、
ミルガイド本体15Bの半円形凹部23Bは、レ
ストバー14Bの中央部に上方から嵌め込まれて
いるので、上述の移動阻止リング24や固定部材
25がなくても、ミルガイド本体15Bはレスト
バー14Bの動きで圧延材搬送方向2mへ移動す
ることができる。
第1図に示すように、ミルガイド本体15Aの
最下部およびミルガイド本体15Bの最上部に
は、それぞれ平坦なガイド面15a,15bが形
成されている。そして、対向するガイド面15
a,15bにより形成されるガイドギヤツプは、
後述するようなフツク28およひ支持台35によ
つて平行とされ、チヨツクガイド本体8A,8B
におけるガイドギヤツプと同様に、h+Δhに設
定される。なお、ミルガイド本体15A,15B
の先端には先細の突起体26A,26Bが形成さ
れていて、チヨツクガイド本体8A,8Bとの離
接に適した形状とされている。
第1図に示すように、昇降フレーム13Aの後
面13dには、ピン軸27aを介して空圧シリン
ダ27が設けられ、そのピストンロツドの先端に
はピン軸などを介して逆L字状のフツク28が取
り付けられている。このフツク28にピン29
a,29bが突設され、そのピン29a,29b
にはリンク30A,30Bが取り付けられてい
る。昇降フレーム13Aの後面13dに固着され
た支持部材31には、ピン32a,32bが突設
され、そのピン32a,32bに上述のリンク3
0A,30Bの他端が取り付けられる。これらに
より平行四辺形リンク機構33が形成され、空圧
シリンダ27の伸縮によつて、フツク28は一定
の姿勢を保持して昇降し、その受面28aは常に
水平となつている。昇降フレーム13Aの側面に
ピン34が突設され、空圧シリンダ27が縮小し
てフツク28が、二点鎖線で示す位置から実線で
示す位置に上昇するとき、ピン34はフツク28
の受面28aで支持される。ピン34がフツク2
8に支持されることにより、ミルガイド本体15
Aはレストバー14Aとフツク28の2点で支持
される。したがつて、レストバー14Aがリトラ
クトしてもミルガイド本体15Aは常に水平姿勢
に保持されるようになつている。なお、フツク2
8が下降される場合は、ミルガイド本体15Aを
交換するなどのときの作業の円滑化を可能にす
る。一方、昇降フレーム13Bには支持台35が
取り付けられ、ミルガイド本体15Bの姿勢が常
に水平となるように配慮されている。
第1図に示す昇降フレーム13A,13Bと共
にミルガイド本体15A,15Bを上下方向に位
置調整する昇降シリンダ17A,17Bには、第
4図に示すように、ミルガイド本体15A,15
Bの上下位置を検出する位置検出センサ36A,
36Bが内蔵されている。これは、水平ロール3
A,3Bの圧下圧上手段によるロール変位量に基
づいて昇降シリンダ17A,17Bが作動する
際、その昇降シリンダ17A,17Bに取り付け
られた位置検出センサ36A,36Bからの変位
信号で、その昇降シリンダ17A,17Bの伸縮
量がフイードバツク制御されるようになつてい
る。その位置検出センサ36A,36Bはその変
位信号をコントローラ37に送り、コントローラ
37は、圧延スケジユールによつて、水平ロール
3A,3Bのロールギヤツプの変更データなどの
各種データが記憶されているシーケンサ38と信
号交換するようになつている。例えば、水平ロー
ル3A,3Bが圧下げ圧上げされるとき、その信
号はシーケンサ38およびコントローラ37を介
して、電磁弁39に入力される。電磁弁39の作
動によつて、油圧ポンプ40からの作動油が昇降
シリンダ17A,17Bに導入され、ミルガイド
本体15A,15Bは、昇降シリンダ17A,1
7Bの伸縮によつて位置調整される。
第5図は異なる油圧回路を有する昇降シリンダ
17A,17Bの油圧制御回路である。これは、
第4図に示す上述の油圧制御回路における電磁弁
39に代えて、比例制御電磁弁41が用いられて
いる。さらに、コントローラ37と比例制御電磁
弁41の間に、信号増幅用のアンプ42が介在さ
れ、ミルガイド本体15A,15Bが高い精度で
上下方向に位置調整されるようになつている。
このような構成の圧延機のガイド装置は、次の
ようにして、圧延材2のH形鋼などのウエブ部分
2aをガイドすることができ、かつ、水平ロール
3A,3Bの取り付けや取り外しがチヨツク4
A,4Bごと簡単に行なわれる。
第2図に示す圧延材2はローラテーブル〔図示
せず〕で搬送され、圧延材2のウエブ部分2a
が、フイードバツク制御でガイドギヤツプh+
Δhに調整されたミルガイド本体15A,15B
およびチヨツクガイド本体8A,8Bで誘導さ
れ、ロールギヤツプhに保持された水平ロール3
A,3Bで圧延される。ウエブ部分2aの中心線
はパスライン1mに沿つて圧延材搬送方向2mへ
誘導され、圧延材2は正しい姿勢を維持して圧延
される。
このようにしてビームブランク材からH型鋼が
生産された後、圧延スケジユールによつて、次の
異なる寸法のH型鋼が圧延される。そのとき、水
平ロール3A,3Bは交換され、新しく生産する
H型鋼の寸法が大きく相違する場合にはミルガイ
ド本体15A,15Bも同時に交換される。一
方、H型鋼の寸法差が少ない場合、従前のミルガ
イド本体15A,15Bを使用することになる
が、そのときのロール交換は以下のようにして行
なわれる。まず、ミル部ガイド12A,12Bを
リトラクトさせ、ミルガイド本体15A,15B
とチヨツクガイド本体8A,8Bとを分離し、そ
のチヨツクガイド本体8A,8Bをチヨツク4
A,4Bに残したまま水平ロール3A,3Bをチ
ヨツク4A,4Bごと引き出す。チヨツク部ガイ
ド5A,5Bはスタンドフレーム1R,1Lと干
渉することがなく、その作業は円滑に進められ
る。なお、新規のロールを取り付けるときは、逆
の手順を採ればよい。
ちなみに、水平ロール3A,3Bのいずれかを
ドレスアツプするなどの場合は、第6図において
実線で示す大径の水平ロール3Bが研削され、一
点鎖線で示す小径のものとなる。チヨツク4Bに
取り付けられたロールはパスライン1mに対して
所定のロールギヤツプとなるように圧上げされ
る。それに応じてチヨツク部ガイド5Bの位置を
調整すべく、第1図に示した取付部材7Bと固定
部6Bとの間に所定厚みのシム11Bが介装さ
れ、ガイド面8bが水平とされる。この際、小径
化された水平ロール3Bに対してはチヨツクガイ
ド本体8Bは一点鎖線のように変位することにな
るが、それを実線の位置としておく必要のある場
合には、シム11Bなどの介装量を変更すればよ
い。このような取付調整は作業環境に恵まれた場
所で進められるので、チヨツク部ガイド5Bの調
整作業が円滑かつ正確になされ、一方、そのロー
ル交換も圧延ラインで迅速に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の圧延機のガイド装置を含む圧
延機の要部図、第2図は第1図の−線矢視
図、第3図は第2図の−線矢視断面図、第4
図および第5図は油圧回路の一例、第6図はチヨ
ツクガイド本体の先端と水平ロールのロール周面
との関係図である。 1m……パスライン、1R,1L……ロールス
タンド、2m……圧延材搬送方向、3A,3B…
…水平ロール、3a,3b……ロール周面、4
A,4B……チヨツク、5A,5B……チヨツク
部ガイド、8A,8B……チヨツクガイド本体、
8a,8b……ガイド面、12A,12B……ミ
ル部ガイド、13A,13B……昇降フレーム、
14A,14B……レストバー、15A,15B
……ミルガイド本体、15a,15b……ガイド
面、17A,17B……昇降シリンダ、36A,
36B……位置検出センサ、h……ロールギヤツ
プ、h+Δh……ガイドギヤツプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上下一対の水平ロールの各チヨツクに、上下
    方向へ位置調整可能なチヨツク部ガイドが、圧延
    材搬送方向において各チヨツクから突出すること
    なく設けられ、各水平ロールのほぼ対向位置にお
    けるロール周面に接触するチヨツクガイド本体
    は、ロールギヤツプより大きいガイドギヤツプを
    有して平行を維持し、 上記チヨツクを組み込むロールスタンドには、
    パスラインに接離調整自在な上下一対のミル部ガ
    イドが、圧延材搬送方向へリトラクト可能に設け
    られ、そのミル部ガイドに設けたミルガイド本体
    の先端が上記チヨツクガイド本体の後端に接離自
    在とされ、その対向するガイド面が平行を維持す
    るように取り付けられていることを特徴とする圧
    延機ガイド装置。 2 上下一対の水平ロールの各チヨツクに、上下
    方向へ位置調整可能なチヨツク部ガイドが、圧延
    材搬送方向において各チヨツクから突出すること
    なく設けられ、各水平ロールのほぼ対向位置にお
    けるロール周面に接触するチヨツクガイド本体
    は、ロールギヤツプより大きいガイドギヤツプを
    有して平行を維持し、 上記チヨツクを組み込むロールスタンドには、
    昇降シリンダで上下動してパスラインに接離する
    一対の昇降フレームと、圧延材搬送方向へリトラ
    クト可能に上記昇降フレームに装着されたレスト
    バーと、そのレストバーに着脱自在なミルガイド
    本体とを有するミル部ガイドが設けられ、 そのミルガイド本体の先端が上記チヨツクガイ
    ド本体の後端に接離自在とされ、その対向するガ
    イド面が平行を維持するように取り付けられ、 上記レストバーを上下一対の昇降シリンダで昇
    降させる際、水平ロールの圧下圧上手段によるロ
    ール変位量に基づいて昇降シリンダが作動され、
    その昇降シリンダに取り付けられた位置検出セン
    サからの変位信号で、その昇降シリンダの伸縮量
    がフイードバツク制御されるようになつているこ
    とを特徴とする圧延機ガイド装置。
JP15397587A 1987-06-19 1987-06-19 圧延機ガイド装置 Granted JPS63317209A (ja)

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JPS63317209A JPS63317209A (ja) 1988-12-26
JPH0576371B2 true JPH0576371B2 (ja) 1993-10-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3838764A1 (de) * 1988-11-16 1990-05-17 Schloemann Siemag Ag Vorrichtung zur ein- bzw. ausfuehrung von walzgut, insbesondere formstahl zwischen die walzen von walzgeruesten

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5347478U (ja) * 1977-09-16 1978-04-21

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