JPH05750U - 内周面焼入装置 - Google Patents

内周面焼入装置

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JPH05750U
JPH05750U JP053749U JP5374991U JPH05750U JP H05750 U JPH05750 U JP H05750U JP 053749 U JP053749 U JP 053749U JP 5374991 U JP5374991 U JP 5374991U JP H05750 U JPH05750 U JP H05750U
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日吉 渡邊
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富士電子工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環状のワークの内周面を冷却液中に浸漬し冷
却液中に設けたジャケットから冷却液を噴射して焼入す
る内周面焼入装置において、ジャケットとワーク昇降装
置とが冷却液内に共存して取り付けられておらず、従っ
て、構造の簡単な内周面焼入装置を提供することを目的
としている。 【構成】 内周面焼入装置は、ワーク50の内周面51に対
向するように配設される環状の加熱コイル10と、加熱コ
イルを昇降させる加熱コイル昇降装置と、ワーク50の周
辺を支持するワーク支持部材20と、ワーク50が降下され
て浸漬される冷却液L を収容した冷却液タンク40と、ワ
ーク昇降装置と、加熱中および冷却中のワークを回転さ
せるためにワーク支持部材を回転させるワーク回転装置
と、冷却液L 内に浸漬されたワーク50の内面51に冷却液
L を噴射する環状のジャケット30と、ジャケット30を冷
却液L 内へ降下させ、また退避位置へ上昇させるジャケ
ット昇降装置とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内周面を加熱した環状のワークを冷却液に浸漬した状態で冷却液を 内周面に噴射して焼入する内周面焼入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、断面が長方形の環状のワークの内周面を焼入する従来の内周面焼入装 置においては、このワークの内周面に対向するように配設された環状の高周波加 熱コイル(以下加熱コイルと記した場合は高周波加熱コイルを示す) と、加熱コ イルを退避位置へ上昇させ、また加熱位置へ降下する加熱コイル昇降装置と、ワ ークの周辺を支持するワーク支持部材と、ワークが浸漬される冷却液を収容し且 つ加熱コイルの下方に設置された冷却液タンクと、ワーク支持部材を降下させて ワークを冷却液内に浸漬したり、焼入後のワークを冷却液面上に上昇させたりす るワーク昇降装置と、加熱中および冷却中のワークを回転させるためにワーク支 持部材を回転させるワーク回転装置と、冷却液内に浸漬されたワークの内面に冷 却液を噴射する環状のジャケットとを備えている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の内周面焼入装置には以下に述べる問題がある 。即ち、ジャケットは、冷却液タンクの底部から支持されてワークの直下の冷却 液中に配設されて冷却液タンクの底部から支持されており、また、ワーク昇降装 置も、通常、冷却液タンクの底部に取り付けられている。従って、冷却液タンク 内においてはジャケットとワーク昇降装置とが併存しているので、内周面焼入装 置としては極めて複雑な構造となっていた。
【0004】 本発明は上記事情に鑑みて創案されたものであって、ジャケットとワーク昇降 装置とが冷却液タンク内に共存して取り付けられておらず、従って、構造の簡単 な内周面焼入装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、請求項1記載の内周面焼入装置は、環状のワーク の内周面を焼入する内周面焼入装置において、前記内周面に対向するように配設 される環状の高周波加熱コイルと、この高周波加熱コイルを加熱位置と退避位置 との間で昇降させる加熱コイル昇降装置と、ワークの周辺を支持するワーク支持 部材と、ワークが降下されて浸漬される冷却液を収容した冷却液タンクと、ワー ク支持部材を降下させてワークを冷却液内に浸漬したり、ワークを冷却液面上に 上昇させたりするワーク昇降装置と、加熱中および冷却中のワークを回転させる ためにワーク支持部材を回転させるワーク回転装置と、冷却液内に浸漬されたワ ークの内面に冷却液を噴射する環状のジャケットと、このジャケットを冷却液内 へ降下させ、また退避位置へ上昇させるジャケット昇降装置とを備えている。
【0006】 また、請求項2記載の内周面焼入装置では、ジャケットは、環状の側面を有し この側面に冷却液を噴射する噴射孔を設けた冷却液噴射部と、冷却液噴射部が着 脱可能に接続される垂直な筒状のジャケット支持杆とを備えている。
【0007】
【実施例】
以下、図1を参照して本発明の一実施例を説明する。図1は本実施例の説明図 であって、同図において、50は、断面が長方形で内周面51と外周面52とを有する 環状のワークであり、本実施例の内周面焼入装置によって内周面51を焼入しよう とするものである。
【0008】 ワーク50は、その周辺が水平に配設された環状のワーク支持部材20によって支 持されており、ワーク50の内周面51に対向するように環状の加熱コイル10が配設 されている。そして、ワーク支持部材20を水平に保ったまま、ワーク50の軸53を 中心として回転させる図示しないワーク回転装置と、ワーク支持部材20を昇降し てワーク50を加熱位置と冷却液L 内との間で昇降させる図示しないワーク昇降装 置が設けられている。なお、場合により、前記ワーク回転装置とワーク昇降装置 とは一体となってワーク昇降回転装置となっていることもある。また、加熱コイ ルを加熱位置とその上方の退避位置との間で昇降できる図示しない加熱コイル昇 降装置が設けられている。
【0009】 冷却液タンク40内には、冷却液L が収容されている。30は冷却液L 内で冷却液 L をワーク50の内周面51に噴射するジャケットである。ジャケット30は、冷却液 噴射部31と、冷却液噴射部31の中央上面のフランジ32に、図示しないボルトを用 いて着脱可能に接続された筒状のジャケット支持杆33とを備えており、冷却液噴 射部31の環状の側面31a には冷却液L を噴射する図示しない複数の噴射孔が開設 されている。そして、ジャケット支持杆33は加熱コイル10を貫通するように配設 されている。
【0010】 上記のように、ジャケット30の冷却液噴射部31はジャケット支持杆33に着脱可 能に取り付けられるから、ワークの内周面51の径や巾が変わった場合、そのよう な径や巾に見合って予め製作したジャケットに容易に交換することができる。な お、ジャケット30を冷却液L 内に降下させたり、冷却液L の液面上の退避位置経 上昇させる図示しないジャケット昇降装置がジャケット支持杆33の上方に設けら れている。なお、ジャケット30は、ジャケット支持杆33内に冷却液L を供給する ことによって、冷却液噴射部31から冷却液L が噴射されるような構造となってい る。
【0011】 次に、本実施例の動作を説明する。まず、加熱コイル昇降装置によって加熱コ イル10をその退避位置まで上昇させると共に、ジャケット昇降装置によってジャ ケット30もその退避位置まで上昇させておく。ワーク50をワーク支持部材20上に 載置する。次いで、ジャケット昇降装置によってジャケット30を降下させて冷却 液L 中に配設してから、加熱コイル昇降装置によって加熱コイル10を降下させワ ーク50の内周面51に対向させる。そして、ワーク回転装置によってワーク50の回 転を開始すると共に、加熱コイル10に高周波電流を所定時間通電してワーク50を 加熱する。
【0012】 ワーク50の加熱が終了すると、加熱コイル昇降装置によって加熱コイル10を上 昇させて退避位置に移動させると共に、ワーク昇降装置によってワーク50を冷却 液L 中に降下して内周面51をジャケット30の冷却液噴射部31の側面31a に対向す るように配設する。この後、ジャケット30から冷却液L を内周面51に噴射して内 周面51の焼入を終える。次いで、ジャケット30を上昇させて退避位置に移動させ てから、ワーク50を冷却液L の液面上に上昇させて後、ワーク支持部材20から取 り外す。
【0013】 次に、2番目のワークをワーク支持部材20に載置する。なお、2番目のワーク の内径寸法或いは内径巾が1番目のワーク50と異なっているときには、ジャケッ ト30を、予め2番目のワークの内径寸法或いは内径巾に見合って製作しておいた ジャケットに交換してから、1番目のワーク50と同様な要領で内周面51を焼入す る。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1記載の内周面焼入装置は、環状のワークの内周 面を焼入する内周面焼入装置において、前記内周面に対向するように配設される 環状の高周波加熱コイルと、この高周波加熱コイルを加熱位置と退避位置との間 で昇降させる加熱コイル昇降装置と、ワークの周辺を支持するワーク支持部材と 、ワークが降下されて浸漬される冷却液を収容した冷却液タンクと、ワーク支持 部材を降下させてワークを冷却液内に浸漬したり、ワークを冷却液面上に上昇さ せたりするワーク昇降装置と、加熱中および冷却中のワークを回転させるために ワーク支持部材を回転させるワーク回転装置と、冷却液内に浸漬されたワークの 内面に冷却液を噴射する環状のジャケットと、このジャケットを冷却液内へ降下 させ、また退避位置へ上昇させるジャケット昇降装置とを備えている。
【0015】 即ち、この内周面焼入装置においては、ジャケットは、使用時に降下され、不 使用時には退避位置に上昇させておくので、ジャケットとワーク昇降装置とが冷 却液タンク内に共存して取り付けられておらず、従って、本考案の内周面焼入装 置は構造が簡単である利点を有する。
【0016】 また、請求項2記載の内周面焼入装置のジャケットは、環状の側面を有しこの 側面に冷却液を噴射する噴射孔を設けた冷却液噴射部と、冷却液噴射部が着脱自 在に接続される垂直な筒状のジャケット支持杆とを備えている。
【0017】 即ち、この内周面焼入装置では、ジャケットを、予めワークの内径や巾の寸法 に見合って製作しておいたものに容易に交換することができる。従って、請求項 2記載の内周面焼入装置は、請求項1記載の内周面焼入装置の利点に加えて、ワ ークの内径や巾が変わったときに、冷却液タンクから冷却液を抜き出して後、タ ンク底部に固定支持されたジャケットを交換するという従来の煩わしい交換作業 を無くすることができる利点も備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の内周面焼入装置の一実施例の説明図で
ある。
【符号の説明】
10 加熱コイル 20 ワーク支持部材 30 ジャケット 31 冷却液噴射部 33 ジャケット支持杆 40 冷却液タンク 50 ワーク 51 内周面 L 冷却液

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状のワークの内周面を焼入する内周面
    焼入装置において、前記内周面に対向するように配設さ
    れる環状の高周波加熱コイルと、この高周波加熱コイル
    を加熱位置と退避位置との間で昇降させる加熱コイル昇
    降装置と、ワークの周辺を支持するワーク支持部材と、
    ワークが降下されて浸漬される冷却液を収容した冷却液
    タンクと、ワーク支持部材を降下させてワークを冷却液
    内に浸漬したり、ワークを冷却液面上に上昇させたりす
    るワーク昇降装置と、加熱中および冷却中のワークを回
    転させるためにワーク支持部材を回転させるワーク回転
    装置と、冷却液内に浸漬されたワークの内面に冷却液を
    噴射する環状のジャケットと、このジャケットを冷却液
    内へ降下させ、また退避位置へ上昇させるジャケット昇
    降装置とを備えたことを特徴とする内周面焼入装置。
  2. 【請求項2】 ジャケットは、環状の側面を有しこの側
    面に冷却液を噴射する噴射孔を設けた冷却液噴射部と、
    冷却液噴射部が着脱可能に接続される垂直な筒状のジャ
    ケット支持杆とを備えた請求項1記載の内周面焼入装
    置。
JP1991053749U 1991-06-14 1991-06-14 内周面焼入装置 Expired - Lifetime JPH0748662Y2 (ja)

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JPH05750U true JPH05750U (ja) 1993-01-08
JPH0748662Y2 JPH0748662Y2 (ja) 1995-11-08

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002356712A (ja) * 2001-05-30 2002-12-13 Denki Kogyo Co Ltd 高周波焼入方法及び装置
KR100437232B1 (ko) * 1995-06-19 2004-09-04 마츠다 가부시키가이샤 고주파경화방법및그장치
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CN105369020A (zh) * 2015-11-25 2016-03-02 南通东方科技有限公司 一种后桥传动轴淬火装置

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JPH0748662Y2 (ja) 1995-11-08

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